1スレ>>411


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「これ、私のものだもんっ!!」
「ちが~う!!これはアタシのものなんだからねっ!!」

やれやれ、またまた2匹のいい争いが始まったよ…で、今回は何で揉めてるんだ…?

「これは半分、私が見つけたようなもの!だから、私が使うの!!」
「何言ってるの、プリンのものはアタシのもの、アタシのものはアタシのものなんだから!」
「え~、何それ~!」

…どうやら2匹は『月の石』のことで揉めてるようだ。
プリンが行こうと言った砂浜で偶然発見したものだ。今はこうして俺がバッグに大切に……ってあれ?

「うふふ、石ならさっき、こっそりとピッピが持っていったわよ?♪」
「な、なんだってー!?」

横にいたスピアーが笑みを浮かべて2匹の方を指した。その先には2匹が『月の石』を取り合っている。
…俺が釣りをしてる隙によくも…ってかスピアー、知ってるのなら未然に防いでくれ!!
今一個しかないんだから、もし手が滑ってってことになると…!!
しかし俺は釣竿を離せない身だし……
スピアーに任せると下手したら犯されかねない。いや、毒的な意味で。
ガーディは俺の隣で釣りに興味津々のように尻尾を振りながら浮きを見てるし…
サンドパンは近くに軽く穴を掘って丸まって日光浴して眠ってるし…
この間捕まえたピンクの子、ヤドンは……俺と同じように尻尾で釣りしてるし…

「あぁもう、仕方ない…!」

ここは俺が行くしかないな…

「ガーディ、釣竿の見張り頼んでもいいかい?」
「あ、うん。わかったよマスター。」

釣竿はガーディに任せた。後は石を取り上げるだけだ…

「も~っ!返してよねっ!!」
「あっ!返しなさいよ~!!」

2匹とも石を取り合って俺が近づいてるのに全然気付いてない…
俺のこと大好きだと言ってくれるのに、言い争ってるとどうして俺のことなんザアウトof眼中になるんだろうな…?

「この前の歌の対決、私が勝ったんだからこれが景品なの!」
「歌は負けたけど、技の多さならアタシの圧勝なんだから!プリンなんてアタシのゆびでひとひねりなんだからねっ!!」
「あ~っ!それずるい~!!」
「…こら、2人とも、いい加減にしなさい!」

石をさっと取り上げる。

『あーっ!!!』

必死に取り戻そうとする2匹。しかし、身長差の上に高く掲げられてしまっている手に届くはずもない。

「これは今はとても大事なものなんだ、2人が使いたいのはわかるけど、それはもっと後になってからにしような。」
「後って何時なの?」
「…そうだな、これがもう一個、てに入った時かな?」
『ホント?』
「…あぁ、それに…」

石をバッグにしまい、しゃがみ込む。そして、2人の頭をポンポンと叩いてやる。

「今のままでも、俺は大好きだぜ?」

この言葉に2人の顔が晴れ上がる。

「それまで我慢な。わかった?」
「うん!」
「わかったっ!!」

そしていつもの様に、2匹は言う。

「御主人様、大好き!!」
「マスター、大好き!!」

俺が立つと同時にピョンと飛んで抱きつく2匹。…腰辺りに抱きつかれると困るんだが……

「この光景ってアレよねぇ~、主人が雨傘持って独楽に乗って飛んで吼えたら……♪」

この光景を後ろから見ていたスピアーが笑みを浮かべながら言う。
…なぁスピアー、何でお前そんなこと知ってるんだ…? 長いこと一緒にいるが、お前の実年齢が知りたいよ……




「あっ!!釣れたっ!!!」

ガーディの大きな声に一斉に振り向く一同。
釣れた…?いや、ガーディに竿を引くこと出来たか…?

よく見るとヤドンが得意げな顔をしていた。
そして近くには貝…いや、シェルダーがコロンと転がっていた。

…なるほど、ヤドンが一本釣りしたのか… って、尻尾でよく釣れたな…! エサをつけてるのに全然釣れない俺って…

釣れたシェルダーの周りに集まる一同。サンドパンもガーディの声を聞いて起きたらしい。
皆して殻を閉じた…というより丸まって顔をうずめたシェルダーを覗き込んだ。

シェルダーはぴょこっと顔を上げると周りを見渡し、ヤドンを見つめた。そして……







「あなたと合体したい…にょ♪」



その言葉にヤドンを除く全員が凍りついた。ヤドンはというと、嬉しそうに顔を縦に振っている。

…これってアレですか…?








ヤドンがヤドランに進化した。

そして当然の如く、プリンピッピの2匹から今すぐ進化したいとねだられた。

はぁ…頭が痛いぜ…


「続く…にょ♪」
「殻のお前が喋るな!!!!」
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