5スレ>>67


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萌えっ娘もんすたぁ

第一話「無題・彼女との出会い」
この世界では、人間とはまた別の生き物が存在する。
人間とは非となる生き物だが、限りなく人間に近い存在。
言葉も話せる。

萌えっ娘もんすたぁ・・・縮めて、萌えもん


【マサラタウン】
カントー地区にある、少し小さめの街マサラタウン。
何か特徴があるかと聞けば、そんなものは存在しない。
シンプルに言うならば真っ白。すべての始まりの街という異名を持つ。

その中に建つ一軒家。
これから始まる主人公の家だ。

とまあ・・・
外目線から書くのは苦手なので、ここからは俺の目線で書こうと思う。
俺の名前はサトシ。
世間では究極のひきこもりと呼ばれている。

実際、外に出る理由がない限りは
ずっと家にひきこもり状態だ。
やる事といえば、ネットサーフィンや動画観賞。
後は趣味であるファミコン等をやっているぐらい。

下に行けばご飯は用意してくれる。
まさに、絶対無敵領域の自分の世界。
おかげで言葉の使い方がイマイチ変な時もある。
よく親に誤字脱字が多いと言われる。
仕方ないだろ?日本語とか難しいんだから

そして今日も耳にヘッドフォンをしながら動画観賞。
見ている動画はただのアニメのOPとかだが
それはそれで飽きない体質でね。
6時間はメドレーでも大丈夫だ。

「サトシー!ちょっと来てー!」

何故かヘッドフォン越しに聞こえる巨大な母の声。
ここで無視をしても構わないが、後先の事を考えると
少々めんどくさいことになる。
大人しく、下に降りることにしよう。

「なに・・・?」
「ちょっと隣のトキワシティまで今晩のおかずを買ってきてほしいの」

ひきこもりの俺としては、めっちゃ断りたい。
だが、そんな事をすると俺の身体がもたないのだ。
俺の母は元格闘家らしく、昔は逆らう者は容赦なく
叩きのめすのが習慣だったらしい。
今ではその力も威力は下がっていると言っているが
それでもリンゴを潰すぐらいの強さを持っている。

「何買うの?」
「んと・・・今晩はカレーだから・・・」

さらさらとメモに必要なモノを書いていく。
ここからトキワまではさほど遠くはない。

「じゃあコレ。おつりはパクらないように」
「・・・・・・・」

どうやら、二、三手先の行動がわかっているらしい。
適当に頷き、俺は家を出る。

街の外に出るのは本当に久しぶりだ。
必要最低限ならマサラタウン内にあるからね。
ただ、こういった食材の材料はコンビニにはない。
なので、隣町のトキワシティまで行かなくてはならんのだ。

「日が暮れる前に帰ればいいかな・・・」
ポツリと一言漏らし、出口に出ようとするが・・・

「おおーい!待てー!待つんじゃあ!!!」
「?」
俺の背後から何か声がする。
振り向くと全力疾走でこちらにやってくる一人の科学者。

「オーキド博士・・・何故ここに?」
「はぁ・・・はぁ・・・危ないとこだった。草むらでは野生の萌えもんが飛び出す」

萌えもん。
この世界にいる人間とは違った生き物。
たまにテレビとかで見るくらいで、実際で見たのはそんなにない。
飛んでいるポッポ辺りを遠くから眺めるくらいだ。

「ところでサトシ。君が外に出るとは珍しいものじゃな。何か用事でもあるのか?」
「母から買い物を頼まれた。だから、隣町のトキワまで行ってきます」
「なるほどな。さっきも言ったが、草むらから野生の萌えもんが飛び出してくることがある。一見かわいいように見えても時には恐ろしい力を出し、人間に怪我をさせることもある」


萌えもんとは全体的に姿が見えてかわいいのだ。
身長とかはよくわからないけど、小さいのもいれば
大きいのもいると聞く。
俺の父が昔、言ってたな・・・

「こちらも萌えもんをもっていれば戦えるのだが・・・」
一応、萌えもんトレーナーとしての免許は持っている。
ただ、一匹も捕まえたことがなく
ずっと放置にしているのが現状だった。

「・・・・そうじゃ!ちょっとわしについてきなさい!」
途端、悩んでいた博士が何かアイディアを閃いた。
俺の腕を掴みどこかへ連れて行かれる。
まあ、何か対策法があるのなら、それを使っていこうと思う。

場所はオーキド博士の研究所。
ここで毎日萌えもんについて日夜研究をしていると言っている。
オーキド博士といえば萌えもん世界では有名人。
誰もがしっているベスト5の第1位に選ばれた凄い人。
それぐらいに偉大な人が俺の幼馴染のおじいさんとの関係。
なので小さい頃からオーキド博士とは交流がある。

「じいさん!まちくたびれたぞー!」
とある部屋に入るとソファーに座っていた俺の幼馴染が叫んでいた。
名前はシゲル。オーキド博士の孫だ。
「ってサトシ!?珍しいな、お前が外に出るとは」
「まあ・・・色々あってな・・・」

こいつの顔を見たのも久々な気がする。
いつもはメール越しで会話をするくらいだったからな。
俺と比べて容姿がよいので、女の子から声をかけられたりするらしい。
また、オーキド博士の孫でもあるので、博士経由で知名度も少々あるとかないとか・・・

「シゲルか・・・?」

何故か疑問文を出す博士。
研究のしすぎで頭が回っていないのだろうか・・・?

「おお、そうか!わしが呼んだのじゃった!ちょっと待っておれ」
言いたい台詞を出して、奥の部屋に入っていく博士。
シゲルも今のボケに関しては何も言えない様子だった。

「サトシ…じいさん大丈夫かな」
「わからない・・・」

あれを素で言ったのか、ギャグで言ったのか…
永遠の謎である。

「待たせたな二人とも。ほらサトシ、突っ立ってないで座りなさい」

勝手に座っていいのかどうかわからなかったからな。
シゲルの隣のソファーにお邪魔することにした。
俺が腰をかけると博士はポケットから3つのボールをテーブルに置いた。

「ほれ、そこに3人萌えもんがいるじゃろう!」

何のことと思ったのだが、おそらくこのボールの事を言っているのだろう。
サイズは握りこぶし分くらいか・・・?

「ほっほ!モンスターボールの中に萌えもんが入れてあるんじゃ!」

この小さいボールの中か?
確か、前受けた試験では萌えもんはボール内に入るという内容だったけど
こういうことなのか?

「昔はわしもバリバリの萌えもんトレーナーとしてならしたもの!老いぼれた今では3人しか残ってらんが、これをサトシとシゲルに各自1人渡そう!さあ選べ!」

いきなりの展開で俺は話の事情が飲み込めない。
それより、俺は母の買い物を・・・
「本当にいいのかじいさん!?」

身を乗り出して、再度問うシゲル。
もちろんじゃと回答する博士。
その言葉に嬉しさを隠さないシゲル。

ダメだ・・・ついていけてないぞ俺・・・

「じゃあとりあえず全部出してみよう!」
シゲルが3つのボールを投げた。
すると各ボールから眩しい光が・・・

「「「はじめましてマスター!!!」」」

三人の綺麗な声が重なって聞こえた。
光が収まると小さい女の子三人が並んでいた。

「うぉぉぉ!!!」
俺の隣のシゲルが物凄い騒いでいる。
おいおい、しっかりしてくれ・・・

「じいさん、全部貰っていいか?」
「ダメじゃ。一人だけじゃ」

あえなく撃沈。
かわいそうに・・・

さて、この娘の中から一人を選ぶとなるのか・・・?

「私はフシギダネ!よろしく!」
元気がありふれている娘といったところか・・・
四つんばいで、ちょっとかわいらしい八重歯。
そして縛りの球根?ヘアースタイルが特徴。

「ヒトカゲだよ!私を連れてって!」
両腕を伸ばし連れてってとお願いポーズ。
しっぽのかわいいほのおがフリフリとしてる。

「あ、あの、ゼニガメです!よろしくお願いします!」
ちょっと控えめだけど、他の二人に負けないくらいのかわいさ。
背中のしょってる甲羅が特徴。
緊張してるのだろうか、パニック状態になってるのが
またかわいいところだ

「この娘達を連れて行けば、隣町に行くまでに襲われたとしてもこの娘が倒してくれる!」
そんなに人間では倒せないぐらい強いのか・・・?
ちょっと信じられないが、それが事実ならばちょっとマズイ・・・
さて、仮に連れて行くとしても誰がいいのだろうか・・・?

どの娘も頼りになりそうかつ、かわいいので
やはり選ぶのは難しい

「私!私!」
「ダメ!私が一緒!」
「あ・・・あの・・・」

3人であーだこーだと討論中。
その姿を見て和んでいる三人の人間。
でも、いつまでもそのようにしてはいられない。

「・・・仕方ない」
「きゃっ・・・!」
後ろからひょいっと持ち上げる。あ、この娘軽い。


「じゃあ俺はこの娘を連れて行くよ」
水色の娘、ゼニガメを手に取る。
持ち上げられたゼニガメは嬉しそうな表情を出す。

「よろしくな、ゼニガメ」
「あ・・・はい!」

こうして、俺とゼニガメは最初の出会いを果たした。
後にシゲルはフシギダネを貰う。
残ったヒトカゲは寂しそうな顔をし
博士に泣きついていた。

試しにもう一人くれと頼んでみるが
どういうわけか、渡してくれない。
困ったもんだ



場所は移って1番道路。
俺の後ろから小走りでゼニガメがくっついてくる。
歩幅がやっぱ差があるよなぁ・・・

「もっとゆっくりのほうがいい?」
「え。あ・・・大丈夫です!」

とは言ってもやはり体格差が出てる以上は
無理があるだろう。
俺はゼニガメの歩幅に合わせて歩く事にした。

「マスターすみません・・・」

いいよ、気にしないでと俺は優しく答える。
それに対し、ゼニガメは嬉しそうな笑顔をくれた。

「うりゃ~!」

効果音で言うなら
【ぽふっ】とした音が俺の足元を直撃した。
足元を見ると野生の萌えもんが俺目掛けて
たいあたり・・・には見えないような
当たり方をしている。ねずみ萌えもんのコラッタだ

「えい!えい!」

結構必死にたいあたりをしているのだが
全く持って無傷。
博士・・・これが危険な萌えもんなのか?

「マスター!下がってください!」

後ろにいたゼニガメが突然そのような事を言う。
とりあえずコラッタから離れる。

「えーい!」

コラッタの効果音と同じような
当たり方でコラッタにぶつかる。
負けずとコラッタもぶつかり合うが

(どう見てもただのじゃれあいだな・・・)

本当は身体と身体のぶつかり合いで
お互いのどちらかがダウンするまで
戦うと思っていたのだが、どうやら表世界は平和らしい。



そして幾度かじゃれあいをしたところで
トキワシティへとたどり着く。
今までじゃれあっていたゼニガメも少しお疲れ気味。

「着いたよ」
「あ・・・はい・・・!」

少し無理をして元気に答えてくれる。
おいおい、なんでこんなにいい子なんだこの娘は。
服もすっかり泥だらけだ。

まずは萌えもんセンターに向かう。
すっかり疲れ果ててるゼニガメを回復させるためだ。

「では、お預かりします」

ジョーイさんにゼニガメを預け
その間に買い物を済ませようと思う。
時間を聞いたら、少し込んでいるので
少々時間が必要と言っていたからだ。



「さて・・・今晩のヤツは・・・」
買い物籠に今晩使うと思う材料をボンボンと入れていく。
渡された財布を見るが
キチンとぴったり揃えてやがる・・・
お釣りをパクる事など、無理な話だ。

ただ、俺の財布には小銭が少々・・・
ゼニガメに何か買ってあげよう。



「マスター!」
センターに入ると預けていたゼニガメが
一目散に俺の元へ駆けつけてきた。

「ごめん、待った?」
「待ちました・・・ちょっと怖かったです」

ゼニガメの話だと、あの後ものの数分で終わったらしく
自分以外の萌えもんはすぐに引き取ってくれたのに
自分だけが置いてきぼりにされたのかと思ったらしい。

「ごめんよゼニガメ・・・」
優しく頭を撫でて慰める。
今度からは、終わるまで待ってあげよう。
少し、勉強になった。

おみやげとして買ってきたおいしい水を
ゼニガメに渡し、俺らはマサラタウンへ帰っていった。
離れないように手を繋ぎながら・・・



「ただいま」
「お・・・お邪魔します」

ゼニガメを連れたまま家に帰る。
いいんだよな…博士?

「あら、おかえりなさ・・・・ってあら?」

案の定、ゼニガメの姿を見て一時停止。
そりゃそうだろうな。

「サトシ、この娘どうしたの?」
「あ~隣のオーキド博士から貰った娘」

言葉だけで聞くと実に犯罪だが
でも間違っていないから、しょうがない。

「ぜ・・・ゼニガメです」
「ゼニガメちゃんね。これからよろしくね」

優しく頭を撫でる母。
俺にもそれぐらいの愛を与えてもらいたいところだ。
いつもくるのが鉄拳制裁の愛のムチと言う拳だもんなぁ・・・

「じゃあ、息子と待っててね」
「はーい」

元気な返事に母も関心の笑みを零す。
本当の娘のように扱ってくれているようだ。

「サトシ」
「ん?」

黒いプレッシャーのようなモノを出しながら
俺の方を見て微笑んでいる・・・
明らかにこれはマズい・・・
逆らったら死ぬ・・・

「ゼニガメちゃんに変なこと教えちゃ駄目よ」
「わ・・・わかってる」

ゼニガメ…お前が一番うらやましいよ…




ニコ厨トレーナーサトシの旅は
まだまだ続く    
第一話「無題・彼女との出会い」
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