5スレ>>183


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あの日、あなたが助けてくれたから今のボクがいる・・・


「陽光の舞い降りる瞬間」


イーブイ「ふぅ~」
昨日からため息ばかりついてるけれど自分でも止められない。
ピカチュウ「なーにため息ついてんのっ!」
イーブイ「ひゃう!」
不意を突かれたイーブイは思わず声を上げてしまった。
イーブイ「いきなりはひどいんじゃないかな?」
ピカチュウ「あはは。ごめんねっ!でもため息つくイーブイがあんまりかわいかったから。ね?」
イーブイ「びっくりしたよ・・・」
驚かされたイーブイは頬をふくらませる。
そんなイーブイを見ながら、ピカチュウはふと真剣な顔になって訪ねた。
ピカチュウ「でも、本当にどうしたの?昨日から変だよ?」
イーブイ「・・・・・」
ピカチュウ「言いたくない?」
そういって下からのぞき込んでみる。
イーブイ「そういうわけじゃないんだけれど・・・」
ピカチュウ「そっかぁ」
ぴょこんとイーブイの隣に腰掛ける。
二人はなんともなしに景色を眺め続けた

半時ほど過ぎたろうか
イーブイ「ピカチュウさんはさ・・・」
ピカチュウ「うん?」
イーブイがふと話し出す。
イーブイ「どうやってマスターと旅をすることになったの?」
ピカチュウ「そうだねぇ・・・ボクはさ・・・トキワの森でマスターと会ったんだ」
懐かしそうに語り出す
ピカチュウ「マスターとキュウコン・・あ、そのときまだロコンだったんだけどね。
      二人がスピアー達の子どもに手を出して追っかけられてさ。大変だったんだ。
      で、見るに見かねて助けて・・・それからの腐れ縁かな。」
腐れ縁と言いつつもピカチュウは実に楽しそうに笑っていた。
つられてイーブイも笑う。
ピカチュウ「なんで急に?」
イーブイ「なんとなくかな。ボクのこと思い出してたらさ・・・」
思わず言葉を濁してしまう。
それに伴ってピカチュウもため息をついた・・・
ピカチュウ「そうだったね。ボクもその場にいたのに・・ごめんね。」
イーブイ「気にしないでよ」

イーブイとピカチュウ達との出会い。それはロケット団のアジトでだった。
珍種であるイーブイはロケット団に捉えられ生体実験を繰り返されていたのである。
ピカチュウ達はそんな地獄からイーブイを救い出した。
それ以降パーティーにはイーブイが加わり現在に至る。

ピカチュウ「でも、それがどうかしたの?」
イーブイ「うん・・・・・」
ぽつりぽつりとイーブイは語り出した。
イーブイ「ボクはみんなの役に立ってるのかなって・・・」
ピカチュウ「え・・・」
イーブイ「キュウコン、ピカチュウ、ハッサム、ニューラ、キレイハナ・・・みんな強いのにボクだけ力が無くて・・・」
顔を埋める
イーブイ「マスターの・・・命の恩人の力になれないんだ・・・・」
悲しみに満ちた声で呟いた。
ピカチュウ「あ・・」
その言葉にピカチュウは思い出した。
昨日対戦したトレーナーが言っていた言葉を・・・
『お前、絶対おかしいって。俺ならイーブイ進化させるぜ。なに役立たずのまま育ててんだよ』
ピカチュウ「そ、そんなことないよ!昨日だってあんなに・・・」
イーブイ「でも、ボクがシャワーズになれれば・・・あんなにウィンディにやられずにすんだのに!」
まさにそのとおりであった。
ピカチュウ達のパーティーは水タイプがいない。
ピカチュウは波乗りを覚えてはいるものの本来のタイプではない。
そのためイーブイはパーティー加入直後、シャワーズに進化させてほしいと願い出た。
しかし、
イーブイ「ボクが・・ボクが・・進化できれば・・・」
ピカチュウ「・・・・」
そう。イーブイは進化できなかった。
ロケット団の生体実験の影響で、3つの石のどの力も受けつけなくなっていたのだ。
イーブイ「ボクなんか・・・役たたずなんだ!」
悲痛な声で叫ぶイーブイをピカチュウは思わず抱きしめた。
ピカチュウ「ちがうよ!」
イーブイ「ちがわない!」
ピカチュウ「絶対違う!!!」
イーブイ「!?」
ピカチュウの叫び声に驚いて見る。
ピカチュウ「誰も・・誰もそんなこと思わないよ。」
イーブイ「ピカチュウ・・・」
ピカチュウ「だから、そんなこと言わないでよ・・・」
二人は抱き合ったまま泣き合った。
イーブイ「ピカチュウ・・・ありがとう・・・」
イーブイはぽつりと呟いた。

翌日
イーブイ達の旅は続いていた。
その途中一人のトレーナーが声をかけてきた。
イーブイ達のマスターはそれに応じた。
だが・・・
マスター「はぁはぁはぁ・・・」
ピカチュウ「ぜぇはぁぜぇ・・・」
キレイハナ「うっ!・・・はぁはぁ」
ピカチュウ達は追い詰められていた。
相手の強さは圧倒的だった。
まるで、こちらの繰り出す動き全てが読まれているように・・・
トレーナー「どうしたどうした!もうおわりかぁ!!」
マスター「ま、まだだ!キレイハナ!日本晴れ、光合成!」
キレイハナ「はいっ!」
キレイハナが舞い日差しが増す。
その中で光合成を行いより多くの体力を回復する。
トレーナー「お見通しなんだよぉお!エビワラー炎のパンチ!」
キレイハナ「きゃぁあああああ!?」
マスター「キレイハナ!?」
キレイハナが炎に焼かれる。
その姿にたまらずボールに戻す。
マスター「く、くそ!」
ピカチュウ「おかしいよマスター。まるでボクらのこと知ってるみたいに攻撃してくる」
ピカチュウが言う。
確かにおかしかった。
まるで以前より自分たちを知っているような戦い方だったのだ。
トレーナー「ふふ、当然だ。」
マスター・ピカチュウ「?」
それを聞いたトレーナーが勝ち誇ったかのように呟いた。
トレーナー「俺は、てめえのイーブイを奪い取るために雇われてんだからな!てめぇらのバトルスタイルはお見通しさ」
マスター「なにっ!?」
ピカチュウ「えっ!?」
イーブイ『そんなっ!?』
ただでさえ力不足で胸の痛む光景。
なのに原因は自分だという。
イーブイは罪悪感に駆られた。
トレーナー「せめてもの情けだ。イーブイをよこしな。そうすりゃそこのやつだけは戦闘不能にしないでおいてやるからよ」
ピカチュウを指さす。
マスター「・・・」
イーブイ『マスター!ボクがいく。もうやめて。お願い!』
マスター「大丈夫だイーブイ・・・・まだいける!ピカチュウ!」
イーブイの言葉を遮り、呼びかける。
ピカチュウ「うん!」
マスター「高速移動!そして10万ボルトだ!」
その言葉に応えてピカチュウが走り出す。が
トレーナー「無駄な抵抗だっていってんだろぉが!カイリキー捕まえろ!」
ピカチュウ「う、うわぁあ!?」
動きを読まれカイリキーに捕まってしまう。
マスター・イーブイ「ピカチュウ!」
ピカチュウ「ううっ・・」
苦しそうにピカチュウが呻く。
トレーナー「勝負ありだ。とっととイーブイをよこしな!さもなくば・・・」
ピカチュウ「うわぁああああ!」
ピカチュウを締め付ける力が強まった。
マスター「ピカチュウ!」
トレーナー「こいつが戦闘不能どころか死んじまうぜぇ!」
イーブイ『やめて・・・お願い・・・やめて!』
マスター「くそぉ・・・・」
強く拳を握りしめる。
大切な仲間だ。渡したくもない。
しかし、ピカチュウもまた仲間である。
どうすればいいか分からなくなる
ピカチュウ「ますたぁ・・・ボクのことはいいから・・・うわああ!?」
トレーナー「役立たずは黙ってろ!」
更に締め付けられる。
イーブイ(ちがう・・ピカチュウは役立たずなんかじゃない・・・!)
ピカチュウの一生懸命な姿がよみがえる。
トレーナー「ほら、とっととよこせよ!能なしマスター」
イーブイ(マスターは能なしなんかじゃ・・・ない!)
マスターの笑顔が浮かぶ。
トレーナー「ひゃあはっははははあ!サイコーだぜ!無力なやつを見るのはよぉ!」
イーブイ(マスターは・・・みんなは・・・無力なんかじゃない!無力なのは・・・ボクだ)
自分への怒りで狂いそうになる。

マスター「すまない・・・イーブイ・・・俺は」
ボールを頭上に掲げた。
イーブイを出すためにスイッチを押す。
トレーナー「おらおら、はやくだせよこのゴ・ミ!ひゃああはははっはは!」

カチッ

イーブイの中で何かが切れた

イーブイ(許さない!ボクは許さない!)
誰を?
イーブイ(あのトレーナーを!みんなを・・ピカチュウを傷つけたあのトレーナーを!)
でも役立たずなのは本当じゃないの?
イーブイ(違う!役立たずなんかじゃない!)
できるの?
イーブイ(かもしれない・・・でも、もう逃げたくない・・・弱いボクでいたくない!)
本当に?
イーブイ(やるんだ・・・ボクが・・・うんうん・・違う!・・・ワタシが助けるんだ!)

瞬間

太陽の光が満ちた。
体中に力があふれてくる。
そんな中で小さな声がささやいた

・・・やっとみつけてくれたね♪
・・・本当のワタシ・・・

ピカァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
マスター「イーブイ!?」
トレーナー「な、なんだ!?」
急激な光に思わず二人が目を閉じる。
次の瞬間。
???「返してもらうね。ワタシの大切な仲間」
トレーナー「なっ!?」
マスター「イー・・ブイ?」
そこには神々しい萌えもんが立っていた。
胸にはピカチュウが抱かれている。
???「マスター。ピカチュウを!」
マスター「あ、ああ。」
慌てて受け取る。
マスター「イーブイおまえ。エーフィーに・・・」
エーフィー「・・・」
エーフィーは何も言わずに微笑む。
ピカチュウ「イーブイ・・・頑張れ・・」
頷いて前を向いた。
エーフィー「マスターを・・みんなを・・ピカチュウを傷つけたこと・・絶対に許さないんだから!」
トレーナー「うるせぇ進化しようと・・・」

ドゴォンン!!!

エーフィー「外しちゃった。次はあてるからね♪」
カイリキーを吹き飛ばし、にこりと笑いながら言い放つ。
トレーナー「ま、まて!」
エーフィー「答えはきいてないんだ・・・いくよ!」
飛び上がりトレーナーとエビワラーを見下ろす。
エーフィー「サイコ・・・キネシス!」
トレーナー「ううわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?」
トレーナー達は遙か彼方へ吹き飛んでいった。


エーフィー「マスター!みんなは大丈夫ですか?」
マスター「ぎりぎりね。もうちょっと遅かったら危なかったかも・・・」
駆け込んだ萌えもんセンターのロビーに二人はいた。
エーフィー「すみませんワタシのせいで・・・」
マスター「気にすんな。みんな平気だったんだから・・それよりも」
じっとエーフィーを見つめる
エーフィー「マ、マスター?」
マスター「進化できたんだな?」
エーフィー「はい・・・マスターの・・みんなのことを思ってたら・・・」
思わず涙ぐむ。
その様子を見ながらマスターは頭をなでた。
マスター「よかったな」
エーフィー「!・・・ハイッ!」
キレイハナ「あ、いたいた!」
ハッサム「お~い!」
エーフィー「みんな!」
治療を終えた仲間が戻ってきた。
キュウコン「進化できたのね?おめでとうエーフィー。」
ニューラ「よかったです!」
次々にみんな祝福してくれる。
そして・・・
ピカチュウ「エーフィー!」
エーフィー「ピカチュウ!」
ピカチュウが抱きついてきた。
ピカチュウ「進化できたんだね!?おめでとう!あと本当にありがとう!」
エーフィー「うんうん・・ピカチュウのおかげだよ・・・」
二人で喜びを分かち合う。
マスターや仲間が微笑む。
幸せなひとときだった・・・が

ふにょん

ピカチュウ「ふにょん?」
エーフィー「!?!?!?」
ピカチュウは突然ふれた柔らかい感触にくびをかしげる。
一方エーフィーは女の子特有のものを触られて顔を真っ赤にした。
ピカチュウ「えっ!?これって・・・」
ふにょふにょ
ピカチュウは尚も触り続ける。
エーフィーは固まったままだ。
キュウコン「こらピカチュウ!いくら仲がいいからって女の子の胸を触るんじゃありません!」
見かねたキュウコンが注意する。
ピカチュウ「えっ!?」
ピカチュウが硬直する。
ハッサム「どうしたのピカチュウ?」
ピカチュウ「エーフィーって・・・」
ニューラ「エーフィーって?」
全員が次の言葉に注目した。
ピカチュウ「おんなのこ・・・だったの~!?」
残り全員「はぁああああああ~!?」
発言内容の素っ頓狂さに思わず全員絶句する。
ピカチュウ「だ、だって。ボクって言ってたし。ボクがだきついても何も言ってこなかったし!」
慌てて弁明を始める。
まあ、とほぼ全員が頷いた。
エーフィーも顔を赤らめながらも納得する。
しかし
ピカチュウ「それに前は、こんなにふにょってするくらいおっぱいなかったし!」
その言葉に世界が凍った。
ピカチュウ「あ、あれ?」
きょろきょろと見渡す。
ある者はあきれた表情で
ある者はなにかかわいそうな者を見る目で見つめている。
ピカチュウ「エ、エーフィー?」
おそるおそる前を向く
エーフィー「ピカチュウの・・・・」
真っ赤な顔の額の宝玉に力が集まる。
ピカチュウ「ちょ、ま・・・」
エーフィー「ぶぅわぁああかああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカチュウ「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!??!?!?」



後日、一生懸命に窓を修理するマスターの姿があった。
ツールボックス

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