5スレ>>189


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「ねーねー、ばれんたいんってなーにー?」

私がお使いを頼んでいたぴかちゅうが帰ってくるなりそんな事を言った。

「バレンタインって言うのは女の子が好きな人にチョコレートを渡す日なんですよ。」

するとなにやら部屋にいたほぼ全員が各自の財布を確認しだした。

「うぅ~、もう今月のお小遣いないですぅ~。」

幼い萌えモンたちをはじめ、皆口々にお金がないという。

私はふと考えた。
このまま、ほっておけばバレンタインにご主人様にチョコレートを渡すことができるのは私だけとなる。
だけどそれじゃこの娘達があまりにも可哀そうなので…。

「それじゃあ、皆で作りますか?」

私がそう言った途端、彼女たちの表情がいいの?って言う風になった。

「別に構いませんよ。
 ご主人様にあげたいのは皆同じですから。」

そう微笑むと

「流石は師匠。ここでダメと言ったら騒動が起こる。
 それを見越してとは流石としか言いようがありません。
 調停萌えモンとして我々も見習わなくては…。」

一緒に冷蔵庫に食材を詰め込んでいるレジアイスがそう言い、残りの二人も

「「流石はお師匠。」」

などと言っている。
恥ずかしいからそういう風に呼ばないでいただきたいんですけどね…。

「んー、でも皆でチョコレートを作ってご主人様にあげるのはちょっと問題ですねぇ…。」

考えてもみる。
ご主人様が捕まえた萌えモンはすでにかなりの数がいる。
この萌えモンたち全員がチョコレートを渡した場合。
ご主人様はかなりの高確率で鼻血を噴出す量を食べなくてはならないのではないか…。

最近、ご主人様の健康にも気遣っている私としては、そうなってしまうのはあまりよくない。

そんな時ふと、私の中に名案がひらめいた。

「じゃあ、皆でご主人様のためにチョコレートケーキを作りましょうか?」

私はそう皆に言った。

「「「どーしてケーキ?」」」

皆を代表して『ぴかちゅう』・『ろこん』・『みにりゅう』が質問する。

「皆さん一人一人がチョコレートを渡してもご主人様が全部食べるのは大変でしょう?
 チョコレートケーキならば皆で作れますし、それに皆さんも食べれますよ。」

自分も食べれると聞いた瞬間

「よっし、俺も手伝うぜ。
 なんか出来る事ないか?」

「私も手伝うわ。
 グラードンじゃ何しでかすかわからないもの。」

率先してケーキ大好きな二人が手伝うと言い出した。

それにつられるかのように皆口々に手伝うと言い出す。

こうしてバレンタインは皆でチョコレートケーキを作ることとなったのだった。






「考えたわねラッキー。
 チョコレートを渡す場合、皆にお金を渡すか、調理の面倒を見なくてはならない。
 それよりもケーキを何個か作ったほうがはるかに経済的にも身体的にも楽だって。」

「いえいえ、そんなことよりもフリーザーさんこそ話の途中でいきなりいなくなって何を買ってきたんですか?
 一人だけ抜け駆けなんていうのはなしですよ?」

「「うふふふふふふ」」

こんなちょい黒い会話がされていたらしいが誰も知らず…。









「「「出来たー!!!」」」

『ぴかちゅう』・『ろこん』・『みにりゅう』の声が歓声が上がると他からも

「こっちも出来たぜ。」
「出来ましたわ。」
「完成ね。」
「完成でござる。」

などと次々に声が上がる。

するとタイミングよく

「ただいまー。ぁー今日も勝てなかったなぁ…。」
「ダカライッタロ、アノダイハヨクナイッテ。」

ご主人様と一緒に付合ってあげていた『ポリゴン2』ちゃんが帰ってきました。

「ん、なんか甘くていい匂いがするな。」

って言いました。
これは間違いなく今日が何の日かわかってませんね。

「今日はバレンタインですから。
 皆でチョコレートケーキを作ったんですよ。」

そして私はご主人様にチョコレートではなくケーキを作ったことを話します。

「さて、じゃあご主人様も帰ってきたことですし、皆で食べましょうか。」

私がそういうと皆が率先してお皿やらフォークやらを取りに行ってくれます。
いつもご飯のときにこうやって手伝ってくれると楽なんですけどねぇ…。





皆がテーブルに着いたところでいただきますをして皆で食べ始めた。
テーブルに入りきらない萌えモン達はコタツで食べている。

「もぐもぐ、ん、このチョコレートケーキはフルーツが入っているのか。
 酸味がチョコレートの甘さといい感じにマッチしててうまいな。」

ご主人様が1つ目のケーキを食べる。
コメントをもらったグループは

「やったぁ!」「やったね!」「よかったー。」

と喜んでいた。

続いて二個目のケーキ。

「ん、こっちはロールケーキか。
 むぐむぐ、ん、見た目が結構甘い感じがしたけど中はそうでもないな。
 と言うかふつーにうまい。」

さてこっちのコメントをもらった娘達は

「だろー?
 ふつーのケーキもうまいけどさー
 たまには俺だってこーゆーのが食べたいって言うかさー…」

「食べながら話すのは行儀が悪いわよ。
 食べるか話すかのどっちかにしなさい。」

「別にいーじゃねーかよー。」

喜ぶより喧嘩が始まりそうですね。
こんなところで喧嘩されても大変ですので

「あんまり騒ぐとケーキ取り上げますよ?」

にっこり微笑んで言うと

「わ、わかったよ。」
「わ、わかりましたわ。」

と二人揃って怯えるような表情をしておとなしくなりました。

その後も格グループのケーキはご主人様含め、皆の胃袋の中に納まりました。












「いやー結構食ったなぁ…。
 ケーキとはいえあなどれないもんだ。」

「マッタクダナ、ウマイカライッパイダベチマッタ。」

食事の後、まったりとベランダでポリゴン2と一緒に外の空気を吸っていた。

するとなにやらポリゴン2はモジモジしながら

「ア、アノヨ…。
 キョウハ、マスタートイッショニデカケテタカラ、ケーキツクレナカッタダロ?」

確かにポリゴン2は俺と一緒にスロットに行っていたので作っていない。
そんなこと気にしなくていいぞと言おうとしたときだった…。

「ダ、ダカラ、チョコヲヤルヨ。」

そう言うと彼女はどこからともなく取り出した小さなチョコレートを口に入れると

「んーーーーー!!!?」

俺にキスしてきた。口内に広がる上品な甘み。
く、口移しってやつか!?

「何やってるんですかーーーー!!!!!!」
「あんた、ダーリンになにしてんのよーーーー!!!!!!」

突如乱入してくるラッキーとフリーザー。
さては二人とも見てたな…。

「ベ、ベツニナニシヨウトカッテダロ?」

ポリゴン2はそう言うなりそそくさと部屋の中に逃げていってしまう。

「ご主人様。」
「ダーリン。」

「「どういうことか説明して
  くださいね。」
  頂戴。」

と言われ二人に拉致られた。

そのあと何があったかなんて語りたくもないよ。
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
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