5スレ>>200(2)


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萌えっ娘もんすたぁ

「たまにはこんなバレンタイン」

気がつけば昼頃まで眠っていたらしい。
はて・・今日は・・・

「・・・2月14日か」

本日は2月14日なわけなのだが・・・
恥ずかしい事ながら、俺はチョコが苦手だ
母から嫌がらせで毎年貰っていたが、やはり何度も慣れない味だ。

「俺の味覚変なのかな・・・」

食わず嫌いというのもあるが、実際食べた事があるものには抵抗がある。
何というか・・・あの味は無理だ。
まあ、世の中にはいろんなヤツがいるから
こんなのがいても問題ないだろうな





「ぽっけぽけにしてやんよ~最後までね頑張れたら~♪」
誰かがキッチンで俺の持ち歌を歌っている。
やっぱり、俺の声と比べると綺麗な声だ。

「おはよう、カメックス」
「あ、おはようございます」

俺の最高のパートナー。
萌えもん世界の嫁、カメックスだった。
どうやら、俺の歌は完全に覚えているらしい
今度俺の代わりに全国に聞かせてやりたいものだ。

「マスター、今日は何の日かわかりますか?」
「う~ん・・・動画は昨日うpしたし・・・」
「何言ってるんですか、今日は女の子にとっては大事な日ですよ」
「だろうね。期待してるよ」

俺の萌えもんたちには俺がチョコが苦手なのを隠している。
どうも気恥ずかしくて言うに言えない状態なのだ。
溢れ出すような愛情たっぷりといったようなオーラが見えるよ・・・
おかしいな・・メロメロなんて覚えさせた記憶がないんだが

「ちなみにみんなは?」
「姉さんは多分外で日向ぼっこしてると思いますよ。
ゼニガメちゃんとライチュウちゃんとハブネークさんは
いつもの草むらで遊んでると思います」

現在俺含めて6人でジョウトにある別荘に住んでいる。
空き家だったので、勝手に住み込んでいるだけなのだが
生活用品は揃っているので、何とか過ごしている。
他人の家に住むな?いや、聞こえませんな・・・
ちなみに、知ってる人がいれば説明不要だが
カメックスの言っていた姉さんとは【ベトベトン】の事だ。
俺は姉貴と呼んでいる。
家族メンバーは5人。後一人、誰か加えたいとこだが・・・

「なるほどね」
「OK、ちょっと様子見てくる」

カメックスのが完成するのはまだ時間かかりそうだし
その間、遊び相手になっているかな。
俺は別荘から外に出る。



始まりを告げるワカバタウン。
実家のマサラタウンと同じような空気が俺は好きだ。
さて・・・みんなは・・・

「Zzz・・・」
道のど真ん中で堂々と寝る紫の服の女。
間違いなく、俺の姉のベトベトンだ。

「おい、姉貴。そんなとこで寝てると風邪ひくぞ」
「・・・大丈夫よ。車が来るわけじゃないし」

確かにワカバタウンに車が来るような光景はないが・・・
仮にって事もあるだろ・・・?

「それよりアナタもこっちにきなさい」
「ぐぉぉ!?」

姉貴の腕に俺は引き込まれてしまう。
なんちゅう力だ・・ちゃんと抱きとめてくれなかったら
軽く顔が潰されるところだった・・・

「ふふ~ん♪」
「あ・・・姉貴・・・」

こうやって抱きしめられるとしばらく離してくれない。
別に姉貴が嫌いとか重・・・じゃなくてヘビークラスとは
考えていないのだが
ベトベター時代は姉貴というポジションとは考えていなかったのに
進化してからは、俺の事に気を使ってくれる事から
俺は家族として、姉貴になってくれと頼んだ。
最初は戸惑っていたが、少しずつ慣れていき
今では俺どころか、メンバーの姉として
メインパーティの一人として活躍をしている。
そんな、超高性能姉貴がベトベトンなのだ。

「カメックスからチョコはもらえた?」
「今作ってるとこ」
「そう・・・なら、アタシが一番かしら・・・?」

そう言って構造複雑の姉貴の服から一つの箱を出す。
ホント・・・この服ってどうなっているんだろうか・・・?

「本命と言う名前の義理チョコ」
「どういう意味さそれ?」
「だって、アナタにはカメックスがいるじゃない
もし、カメックスがいなかったらちゃんと本命って言ってるわ」

家族ポジションとして、カメックスは俺の嫁となっている。
姉貴の立場からすれば、少々複雑なところなのだろうか・・・?

「まあ、姉の立場も悪くないけどね。
めんどくさがりやなアタシには丁度いい立場かな」

めんどくさがりやねぇ・・・
俺の代わりに図鑑の不足分を埋めてくれたり、
ショップの事を調べてくれたりしてくれる姉貴がねぇ・・・

「とりあえずココで食べなさい」
「え・・・ココで?」
「ええ」
何という罠。確かに食べる分には問題はないけど・・・
ちょっと気恥ずかしい・・

「あ・・・後で食べるよ」
「ふ~ん・・・」
ギリギリと姉貴の力が強くなってくる・・・
おいおい、何だこのシチュエーションは・・・

「あ・・・姉貴?」
「食べないとここで大爆発するわよ?」
「ちょっとまてぇ!!!!死ぬ!!!普通に死ぬ!!!」
「大丈夫よ。アタシの大爆発で死にはしないわ。瀕死にはなるかもしれないけど」
「やめぇ!フタエノキワミ禁止!!!!!」

まあ・・・ネタがわかるヤツはわかるだろうからこの件は省略。
食べるから腕を離してくれと説得をし開放される。
仕方ない、さっさと食べるとしよう。

箱を開けると小さめのチョコがたくさん丁寧に並んでいた。
形も様々で四角やら星型、ハートの形もあるぞ。
一つつまみ食べてみる。

口内に拡がる甘い味・・・
本来苦手だが、ここは何とかごまかすしかない・・・
その光景を静かに見守る姉貴。
とりあえず、俺の片腕はしっかりと掴まれている・・・
逃げないから離してくれ姉貴・・・

最終的には姉貴のチョコは完食。
思ったより食べきれるものなんだなチョコって

「ありがと姉貴」
そう言って姉貴の頭を撫でる。
いつもの姉貴の力もこの時だけは無力と化す。
いいのよ・・・とちょっとそっぽ向きながら応える姉貴が少しかわいかったりする。

「じゃあ姉貴。あんま外で寝てると風邪ひくからちゃんと戻るんだよ?
「大丈夫よ。お姉ちゃんに任せなさい・・・Zzz・・・」

意気のない返事が返ってくる
まあ・・・姉貴に逆らったら死亡フラグだからな。
ここはそっとしておこう。
さて、ゼニガメ達は・・・



「こらぁ~!」
「わ~逃げろ~!」
「わ~い!」

ワカバタウンの近くの草むらで3人の明るい声が聞こえる。
見た感じハブネークが二人を追いかけているようだが・・・
俺は三人へ近づく

「お~い、楽しそうだな」
「あ、兄さん!」
「お父さん!」
「ご主人様!」

ライチュウ・ゼニガメ・ハブネークの三人が俺の声に動きを止める。
こっちに気がつきこっちに寄ってくる。

「何やってるんだ?」
「水鉄砲合戦」

三人の手には水鉄砲。なるほど、そういう遊びか。
三人の服は少しだが水鉄砲で濡れていた。
多分、ゼニガメとライチュウに集中砲火をされた
ハブネークが反撃に移ってそれに逃げている光景なんだろう。

「でも、風邪ひかないかそれは?」
「大丈夫よ兄さん。萌えもんは人間と違って免疫力があるから」

確かに萌えもんの場合は毒感染してもしばらくは耐えたりする。
人間が喰らうと一瞬で意識が吹き飛ぶくらいだったからな・・
懐かしい思い出だが

「帰ったら真っ直ぐ風呂に行きなさい」
「「「は~い」」」

素直でよろしいということで三人の頭を撫でる。
頭を撫でると、みんなえへ~っと微笑みをこぼす。
ゼニガメはホント・・・カメックスに似てるよな。

「あ、兄さん。ちょっと待ってて」
そう言ってライチュウが荷物置き場に行く。
その中から何かを取り出しこっちに戻ってくる。

「兄さん。これ、私達から」
姉貴のと比べると少し大きめの箱だ。
私達というと、恐らくこの三人分からのモノであろう。

「ありがとう三人とも。嬉しいよ」
「ご主人様のためなら・・・」

うつむきながら赤くなるハブネーク。
おいおいそこまでされるとこっちも恥ずかしいんだけど・・

「お父さん!ここで食べて!」
「え・・・・・・」

何この死亡フラグその2
三人とも食べて欲しいという目線。
これに逆らったら三人の最強技の刑だろうな・・・・

「OK、食べるよ」
覚悟を決めて箱を開ける。
しかし、中にはさらに3つの箱が入っていた。
その箱にご丁寧に三人の名前が書いてあった。
右から順番に食べていくことにしよう。

まずゼニガメのチョコだ。
何か・・・形がぐちゃぐちゃで何と言うか何かのオフジェに近い・・・
きっと味だ。味はうまいんだろう。
一つ食べてみる・・・

























さて、気がついたら3つとも完食していた・・・
味?ああ聞かないでくれ
生きるか死ぬかの瀬戸際だったからな・・・
ゼニガメはともかくとしてライチュウとハブネークまで・・・
カメックスにちゃんと教えてもらった方がいいなこりゃ





「ただいま・・・」
「おかえりなさ・・・ど・・・どうしたんですか?」
「ああ、ほろびのうたを聞いてきた」
「え・・・」

詳しい内容を説明すると苦笑いされた。
今度、時間があった時に三人にちゃんと教えると言ってくれた。
さすがカメックス、家事万能だな。
母から習っていた分もある・・・

「じゃあ、私のバレンタイン後にします・・・?」
「いや、今食べるよ」

お前のが一番に食べたいからと言ったら赤面された。
何とも恥ずかしい台詞をポンポン言えるのだろうか・・・?
キッチンから既に完成済みのチョコ・・・?

「それってチョコ・・・?」
「いえ、クッキーですね」

出てきたのはチョコではなく、クッキーだった。
はて、何でだろうか・・・?

「お母様に聞きました。マスターはチョコ苦手なんですよね?」
「あ・・・まあ・・・・」
「なので、チョコはやめてクッキーにしました
甘くておいしいですよ?」
「母・・GJ」

椅子に座り早速クッキーを食べてみる。
しゃりっとした音が口からし、おいしい味が口内に拡がる。
噛めば噛むほどその甘い味が俺を包んでくれる。
苦が全くないのが嬉しい。
これならばたくさん食べられるのは間違いない。

「おいしい、おかわり」
「ここにある分しかありませんよ♪」
「残念だ」

一つずつ味わいながら食べていく。
これはホント、癖になりそうな味だ。

「ホワイトデー・・・期待してますからね♪」
「ああ、任せておけ」

人生初、2月14日に感謝する一日なのであった。


END











あとがき
全国の萌えもんトレーナーの皆様
どうも、アカギ動画の人です。
バレンタインなので、試しに書いてみましたがいかがだったでしょうか?
まあ・・リアルに自分がチョコ苦手なのを混ぜてみたんですけどね

じゃあ皆様
よい萌えを・・・
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