5スレ>>316


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バレンタインのお返しに、皆に花束をプレゼントしようと思っているレッド君。
1本、また1本と手に取り、店員さんに話を聞いては、入念に花を選んでいきます。
温室栽培で、一年中、四季折々の花が咲き誇るこのお店の品揃えに、
レッド君もご満悦な様子。
そんな熱心な彼の一日を、少しだけ覗いてみましょう。


【ホワイトデーに花束を】


あらら、どうやら花は既に選び終わっていたようです。
慣れてないんでしょうね。顔を真っ赤にして、とっても照れくさそうです。
可愛く花を飾り付けてもらって、丁寧にリボンを結んでもらって、
おや、6束も持てるのですか? 落とさないように気をつけてね。
バレンタインにプレゼントを渡していない子がいることは度外視しているようです。
前があまり見えないのでしょうか? フラフラしながら店を後にしました。
それでは先回りして、じっくり様子をうかがいましょう。

ここは萌えもんセンターの備え付けの簡易個室。
どうやら中には誰もいないようです。良かったですね。
皆に一斉にバレちゃったら興ざめするというもの。
やっぱり一人ひとりにちゃんと渡したいものですよね。
ガチャッという音と共に、そのドアが開けられました。
どうやらレッド君が帰ってきた様子。落とさないで持って帰れたようです。
帰るやいなや、すぐさまテーブルに向かい、おもむろに紙を取り出しました。
真剣な表情で、一心不乱に文字を書き連ねていきます。
どうやら皆へのメッセージのようですね。
ホワイトデーを今日の今日まで忘れていたとは思えないマメさです。

お、書き終わったみたいですね。
満足そうな顔しちゃって。渡す時が本番だという事を忘れていなければ良いのですが。
手紙の1枚1枚を花束に忍ばせて…これで準備は完了ですね。
あとは上手い具合に隠して、1人ずつ手渡しすればOKです。
楽しみですね。


《ピカチュウのケース》
最初に帰ってきたのは、元気一杯なピカチュウちゃん。皆の中で一番幼い子です。
どうやら草むらで野生の萌えもん達と遊んできたようです。
部屋にレッド君の姿を確認すると、トテトテと駆け寄っていきます。
レッド君は後ろ手に隠し持っていた花を、ピカチュウちゃんにそっと差し出しました。
最初は何の事だかよく分からなかった様子のピカチュウちゃんですが、
その意味を理解するやいなや、勢いよくレッド君に飛びついてしまいました。
まだまだ子供。でもその小さな体には、確かな想いが宿っているのです。

渡した花:白いフリージア
花言葉:あどけなさ


《サンドパンのケース》
ピカチュウちゃんには、隣の部屋で待っていてもらうことにしたレッド君。
次に帰ってきたのは、パーティの良心サンドパンさん。
幼いピカチュウちゃんの面倒から、皆の間の意見調整に、炊事などの家事までこなす、
優しいお姉さんです。
どうやら夕飯の買い物に行っていたようです。鉢合わせしなくて良かったですね。
レッド君は早速、花束をプレゼントしました。
あらあら、両手で顔を押さえて喜んでいますよ。可愛らしい仕草ですね。
小さくガッツポーズなんてとっちゃって。想いを新たに、そしてより強くしたようです。
この純粋さを、いつまでも忘れずにいてほしいものですね。

渡した花:カラー
花言葉:純潔、乙女のしとやかさ


《キュウコンのケース》
レッド君に促され、サンドパンさんはピカチュウちゃんの待つ部屋に行きました。
ピカチュウちゃんが退屈する前に帰ってきてくれて良かったですね。
さて、お次に帰ってきたのは、古風な話し方が特徴のキュウコンさん。
セクシーな大人の女性で、レッド君もたびたびその色香にアテられているようです。
キュウコンさんも、そんなレッド君の反応が楽しいのか、
ついついイジりたおしたりすることも。もちろん、限度はわきまえていますが。
帰ってくるなり、レッド君に抱きついて頬をスリスリしています。
レッド君、当初の目的を忘れちゃダメですよ。
ようやく離してくれたキュウコンさんに、レッド君は花束を手渡します。
しかし、どうやらホワイトデーを知らなかった様子のキュウコンさん。
思わぬプレゼントに驚いた様ですが……。おっと、お礼の抱擁ですか?
さっきのテンションの高い抱きつきとは違い、レッド君を優しく抱きしめ、
いとおしむ様に頭を撫でています。喜んでもらえた様で何よりですね。
キュウコンだけに球根を渡すなんてギャグも考えたようですが、
実行に移さなくて良かったと心から思っているレッド君でした。

渡した花:木蓮
花言葉:壮麗


《ギャロップのケース》
キュウコンさんがなかなか離してくれなかったようですが、意図を理解し、
ようやく隣の部屋に移ることを了承してくれたようです。
あのまま止めていなかったら、今頃レッド君は何をされていたんでしょうね。
次に帰ってきたのは、何やら不機嫌モード全開な様子のギャロップさん。
顔が真っ赤なところを見ると、どうやら昼間っからお酒を飲んでいたようです。
あらあら、レッド君に突っかかっていますよ。絡み酒は行儀が悪いですね。
しかしこれでも、以前に比べればだいぶ優しくなったというのは、レッド君の談。
何せ以前は嫌悪感丸出しでしたからね。こうやって絡んでくる事自体、2人の距離が
少しずつ縮まっている証拠なのでしょう。
レッド君は恐る恐る、花束を差し出します。バレンタインの時の感謝の言葉を添えて。
すると、ギャロップさんはいきなりボロボロと泣き出してしまいました。
慌ててなだめるレッド君ですが、嬉し泣きだから放っておいてくれと、
そそくさと隣の部屋へ行ってしまったのでした。意外に照れ屋さんですね。

渡した花:ガーベラ
花言葉:崇高美


《フシギバナのケース》
先ほどのギャロップさんの反応が予想外だったのでしょう。レッド君も困惑しています。
ですがご安心を、隣の部屋ではキュウコンさんがギャロップさんを散々イジりたおして
いるに決まってますから。
さて、次に帰ってきたのは、パーティの最古参であるフシギバナさん。
といっても、年齢的にはレッド君より少し下。最年長はキュウコンさんです。
それはとにかく、レッド君とは幼馴染であり、一番長い付き合いです。
お互いのことは何でも分かり合っており、レッド君も相棒と呼んではばかりません。
フシギバナさんは「相棒」という立ち位置に満足していないようですが。
ですが、一番長い付き合いであるが故に、レッド君も渡すのが照れくさいようです。
会話を交えながら、なるべくさりげなさを装って、そっと花束を手渡しました。
フシギバナさんも、なんとなく気恥ずかしくなったのか、うつむいてしまいました。
ですが頭の花はこれでもかとばかりに開き、甘い香りを漂わせています。
それだけを見ても、嬉しくて仕方がないという様子が伝わってきます。
やがて、スッと顔を上げたフシギバナさんは、にっこりと微笑み、
ゆっくりとレッド君の手をとりました。
その表情は、頭の花にも、レッド君のくれた花にも負けないぐらい、
綺麗に咲き誇った満面の笑みでありました。

渡した花:ブルースター
花言葉:信じあう心


《オニドリルのケース》
フシギバナさんに隣の部屋で待っていてくれるよう頼むと、快く了承してくれました。
おやおや、今にスキップしそうな勢いですよ? 転ばないようにね。
最後に帰ってきたのは、パーティ随一の頭脳派であるオニドリルさん。
彼女もレッド君との付き合いは長く、フシギバナさんとも小さい頃から大親友です。
それだけに、レッド君をめぐっては、お互いに思うところがあるようですが…。
寡黙でクールな彼女。果たしてレッド君のプレゼントは喜んでもらえるでしょうか。
パーティの次の行動に関する事務的な話を済ませた後、レッド君は黙って花束を渡しました。
オニドリルさんも、まさか自分にそんなイベントが回ってくるとは思わなかったのでしょう。
その表情も、喜びや驚きというよりは、戸惑いに近いものの様です。
お世辞にも愛想が良いとは言えない、オニドリルさんの普段の言動。
ですが、それが単なる照れ隠しだと知ってるレッド君は、言葉で一気にたたみかけます。
その言葉に感動したのでしょうか。オニドリルさんは花束をギュッと抱え、
その香りをしばし堪能しました。そして一言、感謝の気持ちを伝えると、
今度はレッド君にそっと身を寄せます。少しだけ、甘えん坊さんになったようです。
しばらくそうしていましたが、やがて静かに体を離すと、隣の部屋へ移りました。

渡した花:月見草
花言葉:沈黙の愛



無事、全員に花束を渡す事ができ、レッド君も一安心です。
隣の部屋では、女の子だけで楽しくお話していることでしょう。
何の花を貰ったか、手紙にはどんなことが書かれていたのか。
きっとそんな話で持ちきりのハズです。
さすがにその空間に飛び込む勇気は無いのでしょう。
レッド君はそのままこの部屋に留まっています。
タバコに火をつけ、窓の外をぼうっと眺めながら、考え事でもしているのでしょうか。
何はともあれ、今日のレッド君は頑張りましたね。お疲れ様でした。
あなたの気持ちは、必ず皆にも届いていますよ。




【あとがき】
(´・ω・`)どうも、お久しぶりです。これまでの作品とは作風が全く違いますが、
いかがだったでしょうか? 作者サイドから主人公に語りかける、という形式をとって
みたつもりです。ホワイトデーに合わせて急ごしらえしたので、おかしな点がたくさん
あるとは思いますが、ご了承下さい。3月14日の間にうpできて良かった。



花言葉は調べられても、実際それがどんな花なのかは知らないよ…orz
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