今日は待ちに待ったホワイトデー……。
毎年毎年やられっぱなしの我ではないっ!
今年こそは母君にふくしゅ……じゃない、お返しをしなくては!
……言葉は同じか。
「イーブイよ」
「ん? なにー? あにうえー」
「コレをあげよう」
「わはー! おやつだー」
「うむ。おやつとは若干違うのだがな」
「ちがうの?」
「ホワイトデーのお返しだが、まぁ、おやつと考えてもいいであろう」
「よくわかんない」
「今日のおやつにでもするがよい」
「わかったー」
イーブイと妹君にホワイトデーお返しを……と良く考えてみたら、
イーブイからも妹君からもバレンタインデーのチョコレート貰ってナクネ?
……考えたら負けだと思う。
思考を停止しつつ母君へのふくしゅ…じゃなかったお返し計画を練る。
「ふむ…」
「わう!」
「お、忠犬ガーディ。いい所へ」
「ここに我が母君の苦手なあるモノがある」
「わう?」
「コレを母君の所へと運んで貰えるかい?」
「兄君に1つだけ聞こう」
「アレ? ガーディは話せたっけ? 何時の間に?」
「ガーディを散歩に連れて帰ってきたのだーれだ?」
「………」
ハッと気が付いて顔を上げるとそこには
般若が居た。
うん、死んだ。
-般若とホワイトデー-
最終更新:2008年04月11日 21:23