5スレ>>329


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トキワの森を無事に通過し、萌えもんセンターで宿を取る。

宿の一室にて俺は悩んでいた。

「うーん、岩タイプだとこっちはオムナイトとか水で攻めないとなぁ…。」

明日のジム戦に向けてのメンバー選びである。

公式のルールではジムリーダーは使う萌えもんの数は決まっているがこちらに規定はない。
最大6匹まで使用が可能なのだ。

しかし

「でも、ぴかちゅうやろこんは不利だしなぁ…。」

そう、雷や炎は岩にあまり効果がない。
なによりそんなんで怪我をさせたくないのだ…。

「水タイプの技を覚えているのがオムナイトとみにりゅうか…。
 あとは氷も有利だからグレイシアにも頼んでもらって…。」

そんな時、萌えもんたちの回復が終了するベルが鳴った。

元気になった彼女達は次々とボールから飛び出し、どーするんだと俺に聞いてきた。

今考えている案をそのまま告げるとグレイシアが

「ぁ、あたしパス。
 あなたの指示だと怪我しそうだし。」

そういうなりボールの中にあっさり戻っていってしまうグレイシア。

むぅ、他人の萌えもんはバッチがないと戦闘では言うことを聞いてくれないというがこれほどとは…。

あきらめてほかに頼もうかと思うと思わぬところから声が上がった。

「それで私は頭数に入っているのでしょうか?」

聞いてきたのはスイクンだった。

「ぇ?出るの?」

思わず聞き返してしまった。

「主が存在がばれるとまずいといったのはサンダー、フリーザー、ファイヤーの三鳥だけではありませぬか。
 ならば私や他の方が出ることに問題はないでしょう?」

確かにそう言った。
だけどカントーだからジョウトやホウエンの伝説の萌えもんを知らない人しかいないってわけじゃない。
特にジムリーダーなら、なお更だ。
様々な地方の萌えもんについての知識もあるだろう。

わかってもらおうとそのことを伝えると。

「ふむ、わかりました。
 ならば姿が見られないように戦えばいい訳ですね。」

全然わかっちゃくれなかった。


結局スイクンの案は通ってしまって明日のジム戦に彼女も出場することになった…。

果てしなく不安だ…。









翌朝

「たのもーーー!!!」

扉を開け、大きな声で叫ぶ。

「ほう、挑戦者だな。
 久しぶりだが、このタケシに勝てるかな?」

俺は今、ニビシティのニビジムに挑戦しに来ている。

そんな時

「ちょーっとまったぁぁ!
 いきなりタケシさんに挑戦しようなんて1000光年はや………。
 あーーー!!!!
 お前はあの時のー!」

横から出てきたうるさいガキンチョに目をやる。
なんかどっかで見たような気がするけど…。
どこだったかな?
はっきりと思い出せない。

「忘れたとは言わせないぞ!
 人の狙ってたピカチュウを勝手に横取りしてきやがって!」

ぁー、あんときの虫取り少年のうちの一人か。
いつの間にジムリーダーに弟子入りしたんだか…。

「あの時の恨みはら………。」

なにやら会話途中なのだが彼が腰に手を当てたとたん言葉が止まった。
必死に何かを探すように腰元を探している…。

「もしかして、ボール忘れてきたとか?」

どうやら図星っぽい。
彼は肩をぶるぶる震わせて

「覚えてろー。
 お前なんかタケシさんに負けちまえー!」

見事なまでの捨て台詞をはいて彼はジムから出て行った。

「………。」
「………。」

あたりを沈黙が包み込む。

「そ、そろそろ始めようか挑戦者よ。」

見かねたのかジムリーダータケシがそう声をかけてきた。

「使用萌えもんはこちらが2匹、そっちは6匹までだ。
 それじゃ、いくぞ!」

そう言った瞬間、ジムのコングがなる。

「いけっ、ゴローン!」
「頼んだ、オムナイト!」

ジムリーダーの先手はゴローン。
硬さが売りの岩萌えもんだが

「オムナイト!『ころがる』!」

先手必勝とばかりにオムナイトに指示を出す。

オムナイトもオムナイトで

「わかりました父上!」

なんて言って転がりだすものだから一瞬ほんわかしかけたのは内緒だ。

「ゴローン!『がんせきふうじ』!」

転がって向かってくるオムナイトを狙おうと次々と岩の塊が地面の降ってくる。


「右!左!減速!加速!」

俺が冷静に岩の落下ポイントを見極め指示を出す。

「やるな…。ならば、『かたくなる』!」

すぐさまぶつかるであろうオムナイトを警戒して防御力を上げる。
がそれはこっちの作戦通り。

「今だ、オムナイト!
 回り込んで急停止!」

ゴローンは確かに防御力は非常に高い。
だが反面あまりスピードはない。

素早く後ろに回ったオムナイトに追いつけるわけはない。

「今だ!『みずでっぽう』!」

ゴローンの背中に弱点である水が勢いよく放たれる。
真正面から来ると思っていたゴローンに耐え切れるはずもなく戦闘不能となった。


「なかなかやるな、大抵のトレーナーはゴローンに勝てないんだがな。」

確かにまっすぐ行って勝てるような相手ではないだろう。

「次はこいつだ!」

そう言ってボールを放り投げるタケシ。

岩の隙間に投げられたボールだが…。
中身が出てこない。
影になるほど小さいとか?

そんな馬鹿なことを考えていると突然地面が揺れだした。

「君は、今出した萌えもんはどこにいったんだ?と不思議に思ったな?
 だが、その一瞬の隙はトレーナーバトルでは命取りになるぞ。
 イワーク!」

そういった瞬間。

オムナイトの真下からイワークが飛び出してきた。

「『たたきつける』!」

そのまま地面に叩きつけられたオムナイト、殻が固いせいでどうにか無事なようだが戦えそうにはない。

相手のイワークは地面を掘って移動する。
確かに地中だと姿は見えないし、相手を攻撃するのもほぼ不意打ちになる。

そんな地面を縦横無尽に移動するようなのに対抗できる萌えもんは…。

いないと思ってその考えを改める。
いた、一匹だけ、おそらく相手にもぐる隙すら与えない萌えもん。

「頼むぞ、スイクン。」

俺はタケシに聞こえないように呟くとボールを放り投げる。

ボールから出るとすぐに『白い霧』が部屋全体を覆う。

これで相手はスイクンのことを確認できないはずだ。

そして

「イワーク!『あなをほる』!」

潜ろうとしたイワークの懐に『こうそうくいどう』で潜り込み
『バブルこうせん』を放った。

弱点である水の技を食らい仰向けに倒れるイワーク。

そのことを確認すると霧が晴れないうちにさっさとスイクンは自らボールへ戻っていった。

「な、俺のイワークが…。」

タケシが唖然としていたが、すぐに元に戻って

「俺の負けだ。これは君のものだ。」

そう言って一つのバッチを渡してくれた。

「グレーバッチ、このタケシに勝った証となるバッチだ。
 萌えもんリーグ公認のバッチの一つだ。」

それを受け取ると自分のリュックにつける。
うん、よし。

「それにしても今の萌えもんはなんだったんだ?
 動きが見えなかったぞ?」

タケシがもっともな質問をするが…。

「すいませんが、それは内緒ということで。
 では。」

そういってそそくさとジムの外に飛び出していった。

リュックのバッチに反射する光がとても眩しかった
ツールボックス

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