5スレ>>462


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 それは、あまりにも早すぎた。
高速移動、神速、そんな技は何一つ使っていない。
それでも、ロケット団のアーボックは、そのウィンディを捕らえることができない。
相手の地力を削り取るためのどくどくは掠りもせず、いやな音すらも軽々避けて。
「くっ…アーボック!溶解液!!」
指示に従ってアーボックが吐き出した数十の溶解液の塊、それらは、ウィンディの通った後に、次々と着弾していく。
狙いを会わせるのをあきらめた乱打、ではない、狙った先に着弾する頃には、ウィンディがそこに居ない、それだけの話だ。
だというのに、まるでウィンディが地面を炸裂させながら突っ走っているようにも見える。

 狙いを合わせるのをあきらめたアーボックは、溶解液を吐き出す勢いはそのまま、ウィンディの少し手前を狙うやりかたに切り替えた。
が、それも当たらない、着弾直前、ウィンディが横っ飛びで避けている。
彼我の距離は、10メートル、そしてこれは、既にウィンディの「射程距離」
「ストライク…!」
元々当たらない溶解液の照準精度がさらに落ちていく。
もはや狙いなど付けていられない、散漫な乱打だ。
「ブレイズ…っ!!」
大きく跳躍し、重力による加速を受けながら、右腕を大きく振り上げるウィンディ、その腕は深紅の炎に包まれている。
「クロォォォォォォォォォォォォッ!!」
一撃、ただの一撃でアーボックは吹き飛ばされ、意識を刈り取られる。

それは、ただ一人の萌えもんの物語。
主を持たず、磨き上げた己の肉体と、炎の爪、ブレイズクローのみで闘う…。
「盾」と名付けられたウィンディの物語。
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