ここは小型の電子機器、通称ガジェットを自作する上で必要となる技術や知識のメモです。また、ガジェットをプロダクトデザインとして制作する上でのノウハウにも少し触れます。
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はじめに
- メディアアート、メディアデザインにおけるガジェット制作は主に3種類に分類できる
- インスタレーション・パフォーマンスなどのアート作品においてデバイスとして使用
- 電子玩具の制作
- 実用的なデバイスの制作
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よく出てくる用語解説
- フィジカルコンビューティング
- 既存のPCのウインドウやマウス、アイコンを超えて,私たちの生活環境や身体に寄り添ったコンピュータのあり方を模索する研究の動向のこと
- 例:加速度センサによってゲームのコントロールを可能にしている、ゲーム機「Wii」のコントローラ
- ラピッドプロトタイピング
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製品開発でよく用いられる試作手法のことで、紙や発泡スチロールなど手に入りやすい素材により高速で試作品を作成する。短い時間でアイデアを具現化できるため、早い段階から完成形をイメージしやすくなるメリットがある。
- ハードウェアスケッチ
- ハードウェアを用いた試作品制作をスケッチのように簡単にできるようにする
- パーソナル・ファブリケーション
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オープンソース(ソフトウェアの著作者の権利を守りながらソースコードを公開することを可能にすること)化によって、個人が欲しいものを自分で作り出せるようにしようという流れ
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作り方の流れ
- メディアアートやメディアデザインのプロトタイピング(試作品制作)の場合は、以下の素材やソフトウェア、ハードウェアを用いることがある。
- 段ボール、発泡ウレタン
- センサによって映像や音をコントロールするために必要な、PCとセンサを繋ぐためのモジュール
- 回路を組むブレッドボード
- センサによって得られた情報で映像や音をコントロールするための下ごしらえ(プログラミング)
- 例:Max/MSP、Processing、Flash
最終更新:2008年07月03日 14:14