華秋 太白

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***聞けええぇい!!一天四海に跳梁跋扈する外法畜生の輩共!!! ***貧者も富者も愚者も賢者も外道も聖者も!!戦場に於いては只一つに“価値”の全てが収束する!!! ***力とは刀に通ずる、無為の太平に有りては飾りも同様!!ならば貴様等は飾りか!?飾りである事を望むか!? ***貴様等は他者を殺し得る者か!?貴様等は《斬れる刀》か!? **答えろ!!!貴様等は〝何だ〟!? *我等〝影〟なり我等〝闇〟なり我等〝病〟なり我等〝夜〟なり、我等は妖[[≪櫻が夜行≫>「櫻が夜行」]]なり!!! |>|簡略紹介| |名前|華秋 太白(かしゅう たいはく)| |種族|妖| |所属|櫻が夜行| |身長|188cm| |体重|76kg| |誕生日|おそらく三百と数十年前| |好き、嫌いな食べ物|そもそも食事を取らない| |料理の腕前|生前から料理は不得手| |地味な特技|素潜り| |趣味|無し| |職歴|生前は鍛冶師| |~|死後は無職の妖| |収入源|不要| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#B2C8FF):ステータス(MIN0~(力~魔防MAX30、HPMAX60、LVMAX20、体格MAX20)、武器レベルE~S)| |LV|HP|力|魔力|技|速さ|幸運|守備|魔防|体格|武器LV| |17|60|18|19|27|5|10|27|23|12|剣D、投擲C| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#B2C8FF):装備| |>|>|名称|威力|命中|必殺|射程|重さ|特攻|弾数|特性| |>|>|妖刀|7|80%|10%|1~2|5|-|-|斬撃、同時複数展開可| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#B2C8FF):特殊技能| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|飛行C(中空を飛行可能)、転移(任意で部下の元に出現可能)| ---- -人物   灰青色の直垂、白髪混じりざんばら髪の刀匠。   動く事を嫌っているのかと思わせるほど、姿勢を変えようとしない。   長身では有るが痩躯、青白い顔色の不健康な容貌。   一本の刀と大量の和紙、それを先触れに、何処からともなく現れる。   刀の本質は「斬る」事で有ると考えており、それを理解する剣士を求めて彷徨う。   その本質を求める余り、「殺す」「護る」などの目的を不純物と断ずる。   また、刀を振るう者が、刀の力を己の力と錯覚する事を酷く嫌っている。   その体には体温が無く、血も流れていない。呼吸すら、会話をするため以外には必要無いようだ。   殺すとの言葉を投げかけられた時に「もう死んでいる」との答えを返しており、妖刀『死別』を「最期の一振り」と呼んだ。   ≪ネル・ナハト≫の終焉を感じ取り、己の手勢[[「櫻が夜行」]]を引き連れ、世界を歩く。   各国を襲撃、求めたものは――― ---- -能力、戦闘方法   己の叩き上げた刀を呼び寄せ、それを自在に操る。   自分から動きまわろうとはせず、相手の行動に対して手を打つ、所謂後手を取る事が多い。   また、関節や負傷個所を徹底的に狙うなど、非情な攻撃を容赦なく行う。   これまでに見せた刀は以下の通り ・悲秋  皐月に渡る ・哀韻  二尺四寸の刀、[[フェン・バルケナード]]の手に渡り、[[銀子]]と合成される。 ・呪禁  [[スペクタクラー・ミズガネ・比叡山延暦寺・シズク]]の手に渡り、名前を変える事になる。 ・怨嗟 ・悪逆 ・寒苦 ・汚毒 ・濁浪   華秋に戦闘で勝ちたいのなら、対生物特化の攻撃は効果が薄い。   呼吸もしておらず血も流れておらず、内臓なども存在していないからだ。   有効な攻撃手段は、広範囲を削り取るような攻撃。または、貫通性の高い攻撃。   体の中心部を攻撃すると、特にダメージが良く通る。   但し、頭を吹き飛ばしても平然としている為、頭部は弱点では無いらしい。   自在に飛びまわる刀を同時に複数扱える為、物理的な攻撃力は非常に高い。   正面から飛来した刀を回避してそのままにしておけば、後方からその刀が襲ってきたりも。   刀と華秋に挟まれないよう、早々に華秋の両腕を使用不能に追い込む事が肝心だ。   なお、華秋に最も有効且つ手軽な武器は、ショットガンではないかと、中身は考えている。 ---- -妖刀 『死別』   抜き続ける限り、所有者の精神力と魔力を喰らい続ける刀。その紫の刀身は、あらゆる物体、魔力を斬り裂く。   刀匠華秋太白「最期」の一振り。[[キルベルク・シルバーソード]]の手に有ったが、彼の死後、手元に引き戻した。 『邂逅』   非常に切れ味の鋭い、名刀と呼ぶにふさわしい刀。しかし、妖刀と呼ぶが近い。   刀への認識が最も自分と判断した識槻 朔夜に、華秋が直接渡した。 ---- -「櫻花七刀」   現に戻る、との言葉の後に呼び出した刀。召喚の際、青白い顔に血の気が戻った。   また、血が流れていない筈の彼の体から、確かに出血が見られた。 ・紅九重:斬撃の数を倍にする ・八重霞:切りつけた相手の視力を一時的に弱める ・雨情枝垂:刀身から水を流し続ける ・衣通姫:物体が〝硬ければ硬い程〟容易く貫通する刀 ・薄墨:触れた物の『色』を〝奪い〟切れ味を増す ・千里香:嗅覚から干渉し、神経の伝達速度を鈍らせる 「七刀」の名を冠しながら、確認されたのは六振りの刀のみ。 ---- [[前のページ>柳 西鳳]] #center(){[[一覧に戻る>ハブ酒(中身)の情報]]}#right(){[[次のページ>冬凪 白雪]]} ---- -動乱 ≪ネル・ナハト≫崩壊後、本格的に動き出す。 各地に散る己の部下を招集、小規模なテロを行いながら世界を渡り歩く。 その過程で少しずつ宣伝を行い、名を一部に広げる。 そして、大々的な宣戦布告。 水の国の襲撃と、『客船「白拍子」襲撃事件』を引き起こす。 水の国市街地には然程の被害を与えなかったが、「白拍子」の内部はまさに惨状。 だが、この戦闘で、華秋自身も重傷を負う。 「白拍子」の魔力炉奪取を目的としたが失敗。海底の純粋アクアニウムを少量持ち帰る。 人間への認識が甘かったと判断しつつ撤退。部下の口より、次は砂の国を標的にすることを明らかにする。 砂の国の「サフラン」を襲撃した際は、戦闘の開始と同時に演説まがいの叫びをあげる。 しかし、その叫びすら本心からは少々離れており、飽く迄戦を煽る物。 己との戦いになれたシズクに対して二人をぶつけ、織守に対しては綾菊の姿に化けた雲外鏡を当てるなど、卑劣な策を取る。 更には、敵勢の分散から広場への誘導を用いる事で、己の傷を最小限に、目的を達成する。 すなわち、戦乱そのものと、人間の間に戦争の火種を撒く事である。 がしゃどくろを呼びさまし、地中に眠っていた巨大な刀を回収しようとするが、これは能力者たちに阻まれる。 撤退前、最終目的地が櫻の国である事を宣言。改めて、宣戦布告をする。 事前に予告していた地の国の襲撃では、なぜか廃坑の〝カシャーサ第一鉱山跡地〟へと襲来。 鉱山の内部の地面に酒を撒きながら、奥へ奥へと進む。 途中に出現した妖『土蜘蛛』と交戦、能力者達が現れると、機を見て更に奥へ。 眠っていた幻舞を起こし、自らも一戦交える。 撤退後に能力者達がそこを調べると、地中より一つの棺桶が見つかった。 棺桶の中には、首の無い人間の白骨死体。それと、一つの壺。 封が内側から破られた壺の中には、ありとあらゆる虫や小動物の死体が、一種一匹詰まっていた。 金の国の襲撃に置いては、最初に姿を見せたばかりで、直ぐに何処かへ消えた。 宝玉の力を使用し疲労した、と言うのが妖の口から語られた事だが、事実かどうかは分からない。 兎も角も、人的物的被害共に非常に少ない戦闘だった。 櫻が夜行への利益は、何が有ったのか。 以降、夜行の活動は、暫し影を顰める事となる。 氷の国への襲撃の際、用いた兵数は極めて少なかった。 周囲の鉱山資源を得るのが目的だったのは確かだが、然し失ったものも大きい。 幹部格一人を失い、一人は脱退し。夜行全体として見て、この地を攻めての利益は? 然し、華秋は多くを語りはせず、消える。 そして辿り着いた、櫻の国東部。 原住の妖に己の手勢を合わせ、総兵力千五百にまで膨れ上がった櫻が夜行。 然し華秋はそれに頼る事なく、単騎にて櫻の本城を襲撃。≪櫻の宝玉≫を奪い取った。 本城には、己の最も信頼する[[天狐の池雲]]を置き、能力者達への足止めに。 千五百の軍勢は、城下街の西に広がる『神代ヶ原』から進ませた。 櫻の国東部本城守備隊は、千二百の軍勢に能力者を合わせて対抗。 此処に、両軍合わせて死者は千を超える、〝神代ヶ原の戦い〟が幕を開けた。 その次の夜、上弦の月より一日遅れて。 桜の大樹の下に舞う女が、開戦を告げた。 夜行最期の大宴は――― &sizex(7){        乾杯} ----
***聞けええぇい!!一天四海に跳梁跋扈する外法畜生の輩共!!! ***貧者も富者も愚者も賢者も外道も聖者も!!戦場に於いては只一つに“価値”の全てが収束する!!! ***力とは刀に通ずる、無為の太平に有りては飾りも同様!!ならば貴様等は飾りか!?飾りである事を望むか!? ***貴様等は他者を殺し得る者か!?貴様等は《斬れる刀》か!? **答えろ!!!貴様等は〝何だ〟!? *我等〝影〟なり我等〝闇〟なり我等〝病〟なり我等〝夜〟なり、我等は妖[[≪櫻が夜行≫>「櫻が夜行」]]なり!!! |>|簡略紹介| |名前|華秋 太白(かしゅう たいはく)| |種族|妖| |所属|櫻が夜行| |身長|188cm| |体重|76kg| |誕生日|おそらく三百と数十年前| |好き、嫌いな食べ物|そもそも食事を取らない| |料理の腕前|生前から料理は不得手| |地味な特技|素潜り| |趣味|無し| |職歴|生前は鍛冶師| |~|死後は無職の妖| |収入源|不要| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#B2C8FF):ステータス(MIN0~(力~魔防MAX30、HPMAX60、LVMAX20、体格MAX20)、武器レベルE~S)| |LV|HP|力|魔力|技|速さ|幸運|守備|魔防|体格|武器LV| |17|60|18|19|27|5|10|27|23|12|剣D、投擲C| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#B2C8FF):装備| |>|>|名称|威力|命中|必殺|射程|重さ|特攻|弾数|特性| |>|>|妖刀|7|80%|10%|1~2|5|-|-|斬撃、同時複数展開可| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#B2C8FF):特殊技能| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|飛行C(中空を飛行可能)、転移(任意で部下の元に出現可能)| ---- -人物   灰青色の直垂、白髪混じりざんばら髪の刀匠。   動く事を嫌っているのかと思わせるほど、姿勢を変えようとしない。   長身では有るが痩躯、青白い顔色の不健康な容貌。   一本の刀と大量の和紙、それを先触れに、何処からともなく現れる。   刀の本質は「斬る」事で有ると考えており、それを理解する剣士を求めて彷徨う。   その本質を求める余り、「殺す」「護る」などの目的を不純物と断ずる。   また、刀を振るう者が、刀の力を己の力と錯覚する事を酷く嫌っている。   その体には体温が無く、血も流れていない。呼吸すら、会話をするため以外には必要無いようだ。   殺すとの言葉を投げかけられた時に「もう死んでいる」との答えを返しており、妖刀『死別』を「最期の一振り」と呼んだ。   ≪ネル・ナハト≫の終焉を感じ取り、己の手勢[[「櫻が夜行」]]を引き連れ、世界を歩く。   各国を襲撃、求めたものは――― ---- -能力、戦闘方法   己の叩き上げた刀を呼び寄せ、それを自在に操る。   自分から動きまわろうとはせず、相手の行動に対して手を打つ、所謂後手を取る事が多い。   また、関節や負傷個所を徹底的に狙うなど、非情な攻撃を容赦なく行う。   これまでに見せた刀は以下の通り ・悲秋  皐月に渡る ・哀韻  二尺四寸の刀、[[フェン・バルケナード]]の手に渡り、[[銀子]]と合成される。 ・呪禁  [[スペクタクラー・ミズガネ・比叡山延暦寺・シズク]]の手に渡り、名前を変える事になる。 ・怨嗟 ・悪逆 ・寒苦 ・汚毒 ・濁浪   華秋に戦闘で勝ちたいのなら、対生物特化の攻撃は効果が薄い。   呼吸もしておらず血も流れておらず、内臓なども存在していないからだ。   有効な攻撃手段は、広範囲を削り取るような攻撃。または、貫通性の高い攻撃。   体の中心部を攻撃すると、特にダメージが良く通る。   但し、頭を吹き飛ばしても平然としている為、頭部は弱点では無いらしい。   自在に飛びまわる刀を同時に複数扱える為、物理的な攻撃力は非常に高い。   正面から飛来した刀を回避してそのままにしておけば、後方からその刀が襲ってきたりも。   刀と華秋に挟まれないよう、早々に華秋の両腕を使用不能に追い込む事が肝心だ。   なお、華秋に最も有効且つ手軽な武器は、ショットガンではないかと、中身は考えている。 ---- -妖刀 『死別』   抜き続ける限り、所有者の精神力と魔力を喰らい続ける刀。その紫の刀身は、あらゆる物体、魔力を斬り裂く。   刀匠華秋太白「最期」の一振り。[[キルベルク・シルバーソード]]の手に有ったが、彼の死後、手元に引き戻した。 『邂逅』   非常に切れ味の鋭い、名刀と呼ぶにふさわしい刀。しかし、妖刀と呼ぶが近い。   刀への認識が最も自分と判断した識槻 朔夜に、華秋が直接渡した。 ---- -「櫻花七刀」   現に戻る、との言葉の後に呼び出した刀。召喚の際、青白い顔に血の気が戻った。   また、血が流れていない筈の彼の体から、確かに出血が見られた。 ・紅九重:斬撃の数を倍にする ・八重霞:切りつけた相手の視力を一時的に弱める ・雨情枝垂:刀身から水を流し続ける ・衣通姫:物体が〝硬ければ硬い程〟容易く貫通する刀 ・薄墨:触れた物の『色』を〝奪い〟切れ味を増す ・千里香:嗅覚から干渉し、神経の伝達速度を鈍らせる 「七刀」の名を冠しながら、確認されたのは六振りの刀のみ。 ---- [[前のページ>柳 西鳳]] #center(){[[一覧に戻る>ハブ酒(中身)の情報]]}#right(){[[次のページ>冬凪 白雪]]} ---- -動乱 ≪ネル・ナハト≫崩壊後、本格的に動き出す。 各地に散る己の部下を招集、小規模なテロを行いながら世界を渡り歩く。 その過程で少しずつ宣伝を行い、名を一部に広げる。 そして、大々的な宣戦布告。 水の国の襲撃と、『客船「白拍子」襲撃事件』を引き起こす。 水の国市街地には然程の被害を与えなかったが、「白拍子」の内部はまさに惨状。 だが、この戦闘で、華秋自身も重傷を負う。 「白拍子」の魔力炉奪取を目的としたが失敗。海底の純粋アクアニウムを少量持ち帰る。 人間への認識が甘かったと判断しつつ撤退。部下の口より、次は砂の国を標的にすることを明らかにする。 砂の国の「サフラン」を襲撃した際は、戦闘の開始と同時に演説まがいの叫びをあげる。 しかし、その叫びすら本心からは少々離れており、飽く迄戦を煽る物。 己との戦いになれたシズクに対して二人をぶつけ、織守に対しては綾菊の姿に化けた雲外鏡を当てるなど、卑劣な策を取る。 更には、敵勢の分散から広場への誘導を用いる事で、己の傷を最小限に、目的を達成する。 すなわち、戦乱そのものと、人間の間に戦争の火種を撒く事である。 がしゃどくろを呼びさまし、地中に眠っていた巨大な刀を回収しようとするが、これは能力者たちに阻まれる。 撤退前、最終目的地が櫻の国である事を宣言。改めて、宣戦布告をする。 事前に予告していた地の国の襲撃では、なぜか廃坑の〝カシャーサ第一鉱山跡地〟へと襲来。 鉱山の内部の地面に酒を撒きながら、奥へ奥へと進む。 途中に出現した妖『土蜘蛛』と交戦、能力者達が現れると、機を見て更に奥へ。 眠っていた幻舞を起こし、自らも一戦交える。 撤退後に能力者達がそこを調べると、地中より一つの棺桶が見つかった。 棺桶の中には、首の無い人間の白骨死体。それと、一つの壺。 封が内側から破られた壺の中には、ありとあらゆる虫や小動物の死体が、一種一匹詰まっていた。 金の国の襲撃に置いては、最初に姿を見せたばかりで、直ぐに何処かへ消えた。 宝玉の力を使用し疲労した、と言うのが妖の口から語られた事だが、事実かどうかは分からない。 兎も角も、人的物的被害共に非常に少ない戦闘だった。 櫻が夜行への利益は、何が有ったのか。 以降、夜行の活動は、暫し影を顰める事となる。 氷の国への襲撃の際、用いた兵数は極めて少なかった。 周囲の鉱山資源を得るのが目的だったのは確かだが、然し失ったものも大きい。 幹部格一人を失い、一人は脱退し。夜行全体として見て、この地を攻めての利益は? 然し、華秋は多くを語りはせず、消える。 そして辿り着いた、櫻の国東部。 原住の妖に己の手勢を合わせ、総兵力千五百にまで膨れ上がった櫻が夜行。 然し華秋はそれに頼る事なく、単騎にて櫻の本城を襲撃。≪櫻の宝玉≫を奪い取った。 本城には、己の最も信頼する[[天狐の池雲]]を置き、能力者達への足止めに。 千五百の軍勢は、城下街の西に広がる『神代ヶ原』から進ませた。 櫻の国東部本城守備隊は、千二百の軍勢に能力者を合わせて対抗。 此処に、両軍合わせて死者は千を超える、〝神代ヶ原の戦い〟が幕を開けた。 その次の夜、上弦の月より一日遅れて。 桜の大樹の下に舞う女が、開戦を告げた。 夜行最期の大宴は――― &sizex(7){        乾杯} 【四月十一日、市街地への突発テロに始まる、「櫻が夜行の変」】 【それは、半年の、永く短い騒乱を経て】 【十月十七日。〝桜山〟にて終焉を迎える】 【『牛鬼』雑賀 歓酔――――――――――水の国襲撃に於いて、死亡】 【『雪女』千歳――――――――――――櫻の国〝神代ヶ原の戦い〟に於いて、氷解】 【『鎌鼬』戸隠 夢二――――――――――氷の国襲撃に於いて敗戦、「夜行」を脱退する】 【『雷獣』奥琵琶―――――――――――氷の国襲撃に於いて、消滅】 【『女郎蜘蛛』或いは『蠱』浦霞――――風の国単身襲撃に於いて、消滅】 【『夜道怪』武甲 正宗―――――――――砂の国襲撃に於いて、消滅】 【『がしゃどくろ』不動――――――――櫻の国東部襲撃に於いて、粉砕】 【『火車』巌 関斬―――――――――――金の国襲撃に於いて、焼滅】 【『雲外鏡』―――――――――――――櫻の国東部襲撃に於いて、消滅】 【『鬼』伯陽長 幻舞―――――――――櫻の国〝神代ヶ原の戦い〟に於いて、捕縛】 【『天狐』池雲―――――――――――櫻の国東部襲撃に於いて、捕縛】 【後日、地下牢の鉄格子を捻じ曲げ、屋根を貫いて。両者とも、何処かへ姿を消していた】 【大陸にて、その姿を見た者が、居たとか居ないとか】 【『龍人』或いは『憑代』島津 綾菊―――〝霊綾館〟にて隠居を決意】 【これより先は 先は、己の双眸にて

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