バロン

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バロン」(2010/12/28 (火) 00:20:12) の最新版変更点

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*“―――――実に後悔の多い人生だったッ!!!!” :人物| 金髪碧眼、腰には派手な装飾のサーベルを差し、頭には王冠 フェイクジュエルのついたベルベッド風赤のケープ、金のトリムのホワイトシャツ、 黒のニッカー、金のベルト――と、王侯貴族のような服装をしている男 基本的にはコンクリートで作られた兵士を引き連れて“行軍”している &br()  驕り切った性格をしており、自らを“皇帝”と自称している   :武器| ・サーベル 派手な装飾の為されたサーベル 名称は不明だが、相当量の魔力を宿している模様 [[イマジン>イマー・ジーン]]との戦闘の際には、衝撃波を飛ばすなどの用途が見られた また、物体に刺す事で魔力の注入が可能である &br() ・機械馬『ブラックサンダー』 バロンのネーミングセンスの無さが如何無く発揮されている機械馬 機械制御のため、相当に正確な攻撃が可能 ある程度は自律起動しているようだ :能力| 無能力者であると考えられる ただ、コンクリ兵は能力を使用して作られていた辺り、謎が残る ---- **“農民”の最期 “何か”を思い出したという言葉と共に、彼が現れたのは墓地 其の視線の先にあったのは、『バロン・カイゼル』という文字が刻みつけられた古い墓石 墓地に現れた[[亡霊>ゴースト]]と[[司祭>スコルツォーネ]] 彼は墓石を切り捨て、宣言する ***「我が名は“皇帝”、バロン・カイゼル」 皇帝と亡霊と司祭、三つ巴の戦いの中で過去を想起する“人斬り” 激闘の末に、彼は過去を越え、全てに気付いた 刹那、彼の首が飛ぶ 腐り始めた彼の体と共に、過去も腐って消え去った ---- **過去、その他 バロンは新世界の生まれでは無い 中世ヨーロッパの片田舎に生まれた、農民であった 多くの小作人の中でも、彼の家は特別貧乏で 来る日も来る日も借金の為に頭を下げ続けの両親を見るのが、彼は嫌いだった バロンは青年になった 彼が幼少期から抱えていたのは、“支配階級”に対する反発 折しも世の中は革命に熱中していて、 彼が農村を出て、革命組織に身を投じるのに時間はかからなかった バロンには、学が無かった そんな彼が革命組織で担えた役割はただ一つ、“人斬り”のみ 幼少期から貴族に対して怨みを持ち、サーベルの訓練をしていた彼にとって、その役割は望むところで 彼は来る日も来る日も両親が頭を下げていた相手を、来る日も来る日も斬り続けた バロンはある日、捕まった 人斬りとしての彼の悪名は、国中に轟き 多額の懸賞金に目が眩んだ仲間は、彼を売り飛ばした しかし、その事に対してバロンは感謝さえしていた 彼ほどの悪人であれば、法廷に於いて出会えるからだ バロンは法廷に引き出された 遥か遠く、其れでもこれまでの何時より近くに、その男は座っていた 人斬りは人生の全てを懸けて男に迫り、躍りかかった 両手を縛られていても、人を殺す手段など幾らでもある――――――例えば歯とか バロンは断頭台から人々を見下ろす 結果として皇帝は死ななかった――――現に憎々しげな眼でバロンを見つめている 自分を売り飛ばした仲間が見える――――流石に心が痛むのか、申し訳無さそうな眼だ 両親が居る――――――悲しげな顔だ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――? 悲しげな顔?ちょっと待て、何故悲しむ必要なんかあるんだ? 何故だ、何故親父とお袋はあんなに悲しそうな顔をしてる? 俺は斬ったんだぞ?あんた達をあれ程悲しませていた奴等を斬りまくったんだぞ!? おい止めろお前ら、俺の両親に石を投げるんじゃねえ、斬るぞ!! おい、申し訳無さそうな顔するぐらいなら助けろよ、親父とお袋を助けろよ、なァ!! 糞っ、俺を離せ、助けるんだよ、大人しく俺の言う事を聞け!! 皇帝の命令?そんなの知るかッ、なら俺が皇帝だ、離せ!! なあ、お願いだよ、離してくれよ、でなけりゃ助けてやってくれよ なァ――――――――――――――――――――? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 最後に、今もこの国に伝わる昔話を一つ 題名はそのまま、『ひときりバロン』 むかしむかし、あるところにこわいひときりがいました なまえはバロン、とてもとてもざんこくなおとこで、いみもなくひとびとをおそっていました あるひ、バロンはあるひとびとのかつやくでつかまりました そう、みんなごぞんじのしょだいだいとうりょうをちゅうしんとした―――――――― (以下数ページに渡って『初代大統領』を称える内容、この頁では無関係の為に中略) わるいわるいバロンは、こうかいしょけいされることになりました バロンのりょうしんもおにのようなひとたちで、ひとびとにいしをなげられてころされました それでもバロンは、りょうしんのことなどきにせずに「しにたくない」とあばれました わるいやつです、たくさんのひとをころしておいて、そんなことをいうのです バロンはなきながらあばれましたが、ギロチンがおとされました ギロチンがふれるしゅんかん、バロンは「おれがこうていだ」とさけびました 「あれ、ちがでないぞ?」 ひとびとはさわぎはじめました それもそのはず、バロンのからだはとつぜんきえてしまったのです 「おかしいなあ」 ひとびとがふしぎにおもったとき、かしこいしょだいだいとうりょうはいいました 「きっとバロンはあくまだったんだ、そうにちがいない」 「なるほど、あなたはあたまがいいなあ」 みんなはしょだいだいとうりょうのいうとおりだとおもいました (以下、終わりまで『初代大統領』の英雄譚と化している為に、この頁では紹介しない) 以上が、八割を中略したが『ひときりバロン』という昔話だ 現在では、夜更かしをする子供によく語られる話だとか
*“─────実に後悔の多い人生だったッ!!!!” ---- **Ⅰ.人物 【金髪碧眼、腰には派手な装飾のサーベルを差し、頭には王冠】 【フェイクジュエルのついたベルベッド風赤のケープ、金のトリムのホワイトシャツに】 【黒のニッカー、金のベル───と、王侯貴族のような服装をしている男】 驕り切った性格をしており、自らを〝皇帝〟と自称している。 魔力を注入する事で形成した『コンクリ兵』で隊列を組み、行軍している事が多い。 また、やたらと〝!〟の使用頻度が高い。 早い話が、とても五月蠅い人。   **Ⅱ.武器 &font(120%,b,u){サーベル} 派手な装飾の為されたサーベル。 名称は不明だが、相当量の魔力を宿している模様。 [[イマジン>イマー・ジーン]]との戦闘の際には、衝撃波を飛ばすなどの用途が見られた。 また、物体に刺す事で魔力の注入が可能である。 &font(120%,b,u){機械馬『ブラックサンダー』} バロンのネーミングセンスの無さが如何無く発揮されている機械馬。 機械制御のため、相当に正確な攻撃が可能。 ある程度は自律起動しているようで、バロンに対する〝忠誠心〟も感じられた。 バロンが最期を迎える前、其の場から走り去っている。 **Ⅲ.能力 無能力者。 戦闘はサーベルの魔力とブラックサンダーの補助で行う。 ---- **“農民”の最期 “何か”を思い出したという言葉と共に、彼が現れたのは墓地 其の視線の先にあったのは、『バロン・カイゼル』という文字が刻みつけられた古い墓石 墓地に現れた[[亡霊>ゴースト]]と[[司祭>スコルツォーネ]] 彼は墓石を切り捨て、宣言する ***「我が名は“皇帝”、バロン・カイゼル」 皇帝と亡霊と司祭、三つ巴の戦いの中で過去を想起する“人斬り” 激闘の末に、彼は過去を越え、全てに気付いた 刹那、彼の首が飛ぶ 腐り始めた彼の体と共に、過去も腐って消え去った ---- **過去、その他 バロンは新世界の生まれでは無い。 異世界の片田舎に生まれた農民であった。 多くの小作人の中でも彼の家は特別貧乏で、彼の両親は何時も頭ばかり下げていた。 ────彼は、其れが堪らなく厭だった。 バロンは青年になった。 彼が幼少期から抱えていたのは、“支配階級”に対する反発。 折しも世の中は革命に熱中していて、彼が農村を出て革命組織に身を投じるのに時間はかからなかった。 バロンには、学が無かった。 そんな彼が革命組織で担えた役割はただ一つ、“人斬り”のみ。 幼少期から貴族に対して怨みを持ち、サーベルの訓練をしていた彼にとって、その役割は望む所であった。 彼は来る日も来る日も両親が頭を下げていた相手を、来る日も来る日も斬り続けた。 バロンはある日、捕まった。 人斬りとしての彼の悪名は国中に轟き、多額の懸賞金に目が眩んだ仲間は彼を売り飛ばした。 しかし、その事に対してバロンは感謝さえしていた。 バロンは法廷に引き出された。 遥か遠く、其れでもこれまでの何時より近くに、その男は座っていた。 人斬りは人生の全てを懸けて男に迫り、躍りかかった。 両手を縛られていても、人を殺す手段など幾らでもある・・・例えば、歯とか。 バロンは断頭台から人々を見下ろす。 結果として皇帝は死ななかった。現に憎々しげな眼でバロンを見つめている。 自分を売り飛ばした仲間が見える。流石に心が痛むのか、申し訳無さそうな眼だ。 両親が居る────悲しげな顔だ。 ───此処で、彼は疑問を感じる。 何故、自らの両親は悲しげな顔をする? 貴族は腐るほどに斬った。 彼等を悲しませる者達の数は少なくなった筈だ。 何故だ、何故だ、何故だ、何故だ。 自分は両親の悲しむ顔が見たくなかっただけなのに。 ──・・・彼は考える。恐らく、『支配階級』に彼等はなりたかったのだと。 ならば、こんな所で死ぬ訳には行かないではないか。 革命を成就させ、次の貴族に・・・否、〝皇帝〟になるのだ。 〝おい、離せ〟──突如として暴れ出すバロンを尻目に、皇帝が手を下げた。 何だ、自分に何が出来る。 思考が混乱する。 時間は残されていない─── **「我が名は“皇帝”、バロン・カイゼル」 咄嗟に出たのは朗々たる叫び───・・・・・・処刑の寸前、彼の体は新世界へ飛ばされた。 **Ⅳ.中身の如何でもいい話。 中身の死亡キャラ第一号が、バロンです。 何時かボスラッシュででも再チャレンジしたいキャラだったり。 二ヶ月も経たないうちに死んだ理由は、『動かしにく』かったから。 此れに尽きます。 普通の会話をしていても高圧的になる+基本的に馬鹿、と云う死の十字砲火。 其れを掻い潜っても戦闘スペックが低いと言う地雷原が待っているぜふっはっはっはー。 ただ、個人的に死に際にはとても恵まれたキャラだと思っています。 改めまして、ゴーストさんの方とスコルツォーネさんの方には感謝です。 後、機械馬に『ブラックサンダー』何て酷いネーミングをしたのは俺では有りません。 某エロゲ師匠です。俺では有りません。俺では、有りません。&bold(){俺では、有りません。} でも、この名前は大好きです。有難う御座いました。 元ネタは、エア・ギアのカエサル皇帝+岡田 以蔵。

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