無道 武美

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&italic(){&size(30){&bold(){Takemi Budo}}} &bold(){~明日に響く喇叭の唄~} |>|&bold(){キャラクターファイル}| |名前|無道 武美| |種族|人間| |能力|名前はまだない| |立場|魔術協会研究生・<Justice>構成員| |出身|櫻の国東部| |身長|160cm| |体重|52kg| |年齢|18歳| |誕生日|12月28日| |血液型|AB型のRh+| |特記性癖|同性愛者、暴走体質、高感度| |好きな食べ物|ハンバーグ、激甘コーヒー、チーズケーキ| |特技|楽器演奏、魔道具開発| |結構重要な情報|現在、左腕の肘から先が無い| |割とどうでもいい情報|最近カエルグッズを集め出した| |非常にどうでもいい情報|ロボットアニメが好き| 【容姿】 【墨色の綺麗な髪を臍の裏ほどまで伸ばした、澄んだ丸い漆黒の瞳を持つ、身長160cmほどの大和撫子風の少女】 【黒を基調とした制服ブレザーを身に纏い、その校章部に配された、『魔術協会』の紋章が、彼女の所属を黙示している】 【指先から手首までを紅蓮の手袋型ガントレットで覆い、首元には茶色い偽毛のマフラーを巻いていて】 【背負うのは、1メートルほどの戦鎚を想わせる角製鈍器……に見えるかもしれないが、一応『ブブゼラ』という事に成っているらしい】 【&color(#ff0000){「現在」}、彼女の人物】 「魔術協会」に生徒として、そしてJusticeに戦士として所属している少女。一人称は「あたし」で、体形はスレンダー。何がとは言わないが、Aしかない。17歳。 誰に対しても対等かつ&bold(){男勝りのアネゴ口調}で喋り、初対面の相手には物々しい印象を与える。ともすれば男っぽい。比較的好奇心が強く、研究者肌。 初対面の相手に対しても割と馴れ馴れしいうえに&bold(){明るく強気}で、年功序列と言うモノに興味が無いため、不躾な感じもするが、実際は他人、特に&bold(){友達に対して優しく、なおかつ勇敢}。 そんな部分を[[吟雪]]には、「&bold(){信用さえ得ればとても扱い易い人間}」と評された。ついでに言えば、冷静な時は割と気配りもできるタイプ。ただし譲れないモノは譲らない。 但し、ここまでの部分を逆に総合すれば、冷静さを失い暴走する危険性や、優しさゆえのハーフ・ボイルドさが肝心な場面で顕現する可能性も孕んでいる。 また、“家族”と“友達”が関わると、暴力的な一面や落ち着きのなさが発露しやすい。単純な様に見えるし、自分でもそう想いたいが、実はそれなりに繊細。 最近は「単純馬鹿」を卒業しようと想って努力を始めたとか。勉強はできても、駆け引きはできない女なのだ。 なお、ブブゼラを吹いていると気分が高揚するらしく、本来なら追いつめられるような状況でも比較的平然としている事もある。 自らが所属する“&bold(){魔術協会}”に強い思い入れを抱いており、&bold(){一つの大きな“家族”だと解釈している}。その和を害する存在には、&bold(){ブチ殺すかもしれないレベルで容赦が無い}。 また、&bold(){公共施設の襲撃やテロ、自らの好意を裏切られることに}、普通の人間が感じる以上の、&bold(){異様な憎しみを}抱いていて、そんな場合にも容赦は無い。 &bold(){格好いいモノも可愛いモノ}も大好きで、彼女はそれらを総合して「浪漫」と定義している。ただし、&bold(){その基準は結構ナゾ}。 特に、人間が対象の場合は、&bold(){一目ぼれ癖}として発露することもあるのだが、恋人ふたりを得た今では、そうやって顕在化する事は少なくなった。 ただし、女性と密着した際の強烈な恥ずかしがりようは改善されておらず、異常な発想の飛躍については強化された様にも思える。 現在、魔術協会女子寮五階に存在する自室に、[[シオン]]と[[吟雪]]と共に暮らしており、ラブラブ……かもしれない。 【&color(#ff0000){「過去」}、彼女の歪み】 無道 武美が基本的に他者に明かすことのない事として、3年前に起きた何者かによる病院襲撃事件により、親を殺されたと言う過去が有る。 彼女の一見すると「正義感」に見えるそれは、実際は誰かから家族を奪う存在に対する「八つ当たり」であり、全ては結果論にすぎない。 親を喪った彼女は魔術協会の寮で暮らすようになり、現在の口調に成ったのも、平常時の性格が明るくなったのも、戦闘的に成ったのも、この時期から。 全ては、仇打ちと生活の為に、“強くあるために”……その行動理念は、色々な人物との出会いの中で少しは軟化し、自らの生命への執着心も婚約を境に増してきたが それでも、無茶をしがちな性格が根本から修正されたわけではない。また、強さへの渇望からか、危険なアイテムに手を出す、といった危険性も考えられる。 彼女が何時もは見せない心の闇や弱さも露出しやすい話題であり、織守や後述のリリセールとの絡みでは、凄惨な記憶や自分自身の弱さに思い悩む様子が見られた。 リリセールとの邂逅で、魔術的に揺さぶられ、深層心理が漏れ出た意識のままに過去を否定したりと、内心では「忘れたい」という気持ちすら在るようだが 実際は、その過去が彼女の闘いを根底から支えている―――呪われた過去を、愛する人々の力を借りて乗り越えんと、彼女の闘いは今日も続く。 【能力】 彼女は昔から『魔力の波長を〝見る〟』ことや、『拍手を異常なまでに残響』させる等の怪現象を起こす力を持っていたが 幼少期からの魔術師としての矜持と、余りにも地味過ぎる発現の仕方に依る自信の喪失からか、それらを『特技』と呼んでいた様子。 ところが、精神的・肉体的成長を経て、櫻の国での八岐大蛇討伐クエスト時には、〝アートマン能力〟として能力を発動、強いチカラを発揮していた。 その姿の描写は、以下の通り。 【頭頂高は武美とほとんど同じだが、捻じれた二本の〝角〟が生えた兜に依って高さが僅かに稼がれており、装甲は丸みを帯びた女性的フォルム】 【腰はスカートと鮫の鰭を組み合わせた様な鋭利なプレートで覆われ、脚部ブーツの先端は、魔女の靴の様に尖って、いついかなる時も、天を差す】 【両肩には、『スピーカー』の様な孔が何個か開いた、張り出した可動防盾――バインダ――が配され、何より武美の『好み』の形態をしていて】 【兜の眼部スリットが有るべきところからは、横長の〝双眸〟が競り出し、淡い燐光を放っている】 本来は魔術の発動の為に蓄積されていたエネルギーを吸収し、魔力波を増幅して放ったり、強力な破壊光球を精製するなど 驚異的な戦闘能力で大蛇撃滅に貢献したものの、その戦闘以後は、一度として人型のヴィジョンを形成することはできていない様子。 鑑みるに、完全な発動には何らかの『条件』が必要なようだが……。 #region(【装備と各種持ちモノ】) &bold(){『ケティオコルム』} 常時携帯 海に住まう巨大な一角龍の角を削りだして作った特別製の&bold(){「ブブゼラ」}。約108cm。入手経路は今のところ不明。 通常時は骨っぽい地味な色だが、魔術発動時には、属性に対応した5色の光が表面を流動する。 武美からは「ケティ」あるいは「こいつ」と呼ばれる その内部には、手軽に、あるいは工程に比して強力に魔術を行使するための&bold(){「回路」}が組み込まれている。 「回路」の術式構造はかなり複雑な物も存在するようだが、どうやら&bold(){「音」}を魔力制御に使用しているようだ。 そのため、すでに「回路」に「登録」してある術式なら、一部のハイパワーなものを除き数秒の詠唱で発動可能。 また、海龍の角自体が魔術の触媒として非常に良質なものであるため、より強力に魔術の発動をサポートする。 もしも、『ケティオコルム』の材料が雑多な素材ならば、「回路」の放つ魔力と術式の複雑さに耐えきれず崩壊してしまうだろう。 角の硬度・耐久性ともに異常に高く、&bold(){敵を殴りまくっても壊れないが}、面積の狭さや重さから防御には向かない(不可能ではない) ここまで、散々戦闘での効果について書き連ねてきたが、ちゃんとブブゼラとしても使える。「127デシベルの蠅」を体感してみる? 尚、現在われわれの住む世界で使われているブブゼラはプラスチック製がほとんどだが、その原型となった楽器にはガゼルなどの角が使われていたという。 このアイテムの設定は、それを&bold(){爆裂的}に拡大解釈した結果生まれたもの。 &bold(){『テスタロッサ』} 時折騎乗 高性能で真っ赤なバイク。しかも&bold(){魔術で操縦できるので}武美でも容易に使える。レイント社製で、蒼く強い光を放つヘッドライトの上から角のような装飾が生えている。 普通は学生の手には届かない高級品だが、クエストで手に入れた賞金の大部分を使って購入したらしい。また、誰かは不明だが「先生」の手配もあったようだ。 命名は武美によるもので、イタリア語で「赤い頭」の意味。&bold(){いつの間にか乗っていたが}、シズクとの出会いとエルメアとの遭遇の間の時期に入手したと思われる。 &bold(){『銀の十字架』} 常時携帯 エルメアから貰ったインスタント・マジックアイテム。≪乙女の天気予報≫に連なる疑似天候攻撃の発動後、これに魔力を込めると 一度だけエルメアの天使術&bold(){『レイ・オブ・サンライト』}を発動し、上空より破壊光を発射することができる。残り使用回数1/1 病院襲撃事件で発動しようとしたが気絶、不発に終わっている。次の機会は……? &bold(){『浴衣』} 保管中 ジンジャー・ユースロットの婦人服ショップ「ロマンス」にて購入した、&bold(){青ベースに赤い帯のおしゃれな浴衣}。武美の出身に恥じない程似あうらしい。 夏場のうちは、特にお祭りなどで着用されることだろう。これを着てバイクに乗ったブブゼラ持ちのフルフェイスさん、と言うのは相当&bold(){シュールな光景}だぞ。 &bold(){『ベヘモスの宝玉石』} 保管中 ベヘモス突然変異種の心臓部で発見された拳大程の黒い宝石 内部に高密度の魔力を有し、魔術関係の店に売り払ったならば1500000程での取引が可能であり また、専門の加工屋に頼み上等な魔道具に変化、あるいは魔術の媒体としても優秀。 本来べヘモスは魔力を繰る生物でなく、保有魔力も少ないため 専門家の鑑定では、突然変異の原因ではないかと思われている。――――ギルドでの戦利品説明より引用 突然変異の大型獣の討伐クエストで手に入れたドロップアイテム。だが使い道に困っている。 とはいえ、めったに手に入るモノでも無いため、貧窮しなければ売るつもりは無いらしい。 &bold(){『A.M.≪狐≫』} 大規模作戦時携帯 東雲を倒し、結果としては奪うこととなった&bold(){『動物園』製のマスク型兵器}。ニヤニヤとした笑みを浮かべたデザインを与えられている 身体能力の底上げ、獣化能力の付加、精神的な動物への接近を効能としており、簡単にいえば&bold(){倫理観や理性と引き換えにパワーアップする}。 武美はこれを持ち帰って「研究」する心算の様だが、「学生」らしい好奇心に負けて装着。5本の尻尾と小麦畑の様な金色の毛皮を持つ&bold(){キツネ型の怪人}と成る。 最終的にはノビタの銃撃により変身を強制解除されたが、武美はこの時に&bold(){「使いこなすコツ」}を見つけたらしい? これを装着している時の武美は獣性が増して、欲望的かつ何時もよりキレやすい人格と本来の人格に“分裂”してしまったり、尻尾を切り離して キツネ型の怪物に変えて使役するなど、&bold(){本来A.M.に想定されていない現象}を引き起こすが、それは彼女の魔力と、一度「倒された」という事実が影響しているとか。 &bold(){『議員の端末』} 保管中 満身創痍の[[識槻 朔夜]]を聖都のミュージアムで介抱した際に彼女から渡された、カノッサ機関議員[[シェン・ロンド]]の端末。黒い。 朔夜が奪い取ったもので、解析する事が出来れば&bold(){有用性の高いデータ}を得られる可能性が有るが、議員用だけあって難航している様子。 最も、武美やその身辺の人間は魔技術畑の人間なので、何かの拍子に優秀な&bold(){電子工学系の技術者や、機関員を利用する事が出来れば}……? &bold(){『火炎手甲・ハートブレイカー』} 常時携帯 左右それぞれ逆の方向性の特性を有する一対の手甲。手首程までを覆う、紅い手袋型の装具である。 火鼠の革に大蛇の骨を混ぜてあり、単純な物理耐性もそれなりに高い。 特性は「右手:攻撃手――殴った箇所に、其の打撃力に応じた発火現象を引き起こす」 「左手:防御手――火に対する非常に強い耐性を持ち、火を受ける、薙ぐなどの使用法が出来、また殆ど外熱を通さないため高熱の物質に触れる際に有効」――――ギルドでの戦利品説明より引用 櫻の国に現れた巨大魔龍八岐大蛇討伐作戦達成の報酬として金1200000と同時に入手した、この世に二対と無い逸品。 恋人である吟雪と同じ、怪物の生体素材を利用した焔属性のガントレット。&bold(){武美に足りない防御力と火炎の力}を補強するが、魔術との相性は然程良くは無いので、術式は刻んでいない。 逆にいえば、それ自体がすでに完成されており、&bold(){様々な応用的用途での使用に耐えうる存在}と呼べる、そんな逸品。 #endregion 【戦術】 彼女の使用する魔術は、基本的に魔術協会式のものを踏襲している…はずなのだが、かなり&bold(){独特のアレンジ}を加えられており 普通なら生身の人間に扱いきれるものではないような&bold(){連続詠唱や移動しながらの術式展開}も可能で、その応用範囲も幅広い。 なお、彼女が現時点で通常使用可能な属性は、水・氷・電・草・光の5種類で、光と入れ違いに非陰性の闇の属性を使用する事もある。 その他治癒魔術なども習得しているらしいが、実戦的なモノでは無い。 戦法としては、ブブゼラを吹き鳴らすことで&bold(){魔力を束ねて、それから猛攻に転じると言うモノ}。一度ノらせてしまうと、威力・範囲・速度において優れた攻撃が飛んでくる。 放っておけば放っておくだけ脅威度が大きく増していくため、多方向からの攻撃や複数人での攻撃を行えると力のチャージを容易にカットでき、より有利に戦えるだろう。 ブブゼラを吹いている間も動くことは可能だが、当然ながら何時もより回避は冴えず、喉に刺さる/歯が折れるなどと思ったら自分から吹くのをやめることも。 しなやかな肉体の機動性は高く、ブブゼラでの格闘戦という離れ業もこなすが、全てにおいて“達人”や“怪物”の域では無いため、そのような敵に近距離で押されると案外に脆い。 判りやすく表現すれば、スロースターターの高機動・高火力・低装甲・射撃寄りタイプと言え、付け込む隙は、其れなりにある。 #region(【技】) 彼女の「技」は基本的に事前に「回路」に組み込まれたもので&bold(){「乙女の」}というワードがほぼ必ず投入される短く崩れた詠唱(というよりは技名コール)ののちに放たれる。 事前にその内容をほぼ完全にプログラミングし、魔術の発生座標や出力の幅など、&bold(){付随的事項のみをその場で思念により確定する}方式をとるため、威力の割に素早く発動することが可能。 ただし、その発動に「回路」を組み込まれたマジックアイテム(現時点ではケティオコルムのこと)が必要不可欠な事は言うまでもない。 また、現在ではそれらと別に、晴れて開眼した『能力』を織り混ぜた技も使用するようだが、其方についてはまだデータが少ない。 今のところ明らかになっている事は、〝波動を操る〟と言う性質上、本来属性には無い「衝撃」や「音」を利用したモノが増えている事。 そして、水流や光を使用した技の幅が広がり、攻撃力も底上げされている代わりに、従来の魔術より格段に消耗率が高くなっている事。 :基本技 所謂「通常ショット」に相当する技。彼女が扱う五属性にそれぞれ設定されており、『タメ』で、威力を強化する事も可能。 球体型の電撃弾を一直線に放つ「サンダーショット」に、氷の柱を精製し打撃ダメージを与えたり、足場を生成する「アイシクルピラー」 自分の周辺で『ツタ』を茂らせて操作する「インスタントジャングル」、強い水流をホースの様に射出する「ハイドロバースト」 そして、星型の微弱ホーミング光弾を放つ技である「スターストライク」が存在しており、どれも彼女の大型術式の基本となっている。 総合すると、『一直線に発射』する様なシロモノが多いが、魔法陣をちゃんと作れば、その地点からの発射も可能らしい。 &bold(){:乙女の魔砲 スパークブラスター} 魔力を集中し、強力な電光を真っ向一直線に放つ、武美が最も得意とする技の一つ。 収束させてビーム状に撃ちだす通常版のほか、拡散させて威力を犠牲に攻撃範囲を高める「乙女の横恋慕 スパークブラスター・散(はらら)」や、 魔力をより多く使うことで単純に威力を高める「“恋する”乙女の魔砲 ブブゼラギガスパーク」等の派生技が存在する。 &bold(){:乙女の天気予報シリーズ} 敵の上で水と氷の魔力で形成した「雲」を作り上げ、敵の周囲で、範囲は狭いが殺人的に増幅された「気象の再現」を行う技。 最もよく使われるのは、単純に攻撃力の高い「乙女の天気予報 雹と雷」。氷の刃と、雨と、雷を落とし、広域を攻撃する。 発動までに時間がかかる為、敵の動きを制限する目的で使用したり、何らかの理由で静止した目標への攻撃に使う。また、単純に「上からの攻撃」というのは強い。 #endregion #region(【主だった出来ごと】) 12月10日……金の国王女・ルーミアと舌戦を繰り広げたり(語弊あり)、恋人である[[吟雪]]と、彼女の過去にまつわる精神的なぶつかり合い。       色々と起こって大変な日ではあったが、最終的には雨降って地固まると言った風で、ふたりの絆はさらに深まった。       そして何より、武美の「自分らしく」と言う決意表明が為されたのも、この日。 12月11日……魔術協会への再度襲撃に及んだ敵性組織・アルマゲストの迎撃戦に身を投じる。       吟雪を敵構成員・[[ライブラ・ユースティティア]]に人質とされ、能力を発動するも満足な戦闘が出来なかった。       結果としては、状況を掻き乱すのが好きな[[天狗>霧之藤 雨彦]]と[紅蜥蜴>紅閻寺 レン]]と協力し、撃退にも奪還にも成功はしたのだが。       霧之藤は自分の感情に振り回される結果に終わり、武美は成長と引き換えの新たな弱点を見せると、実情を見れば、然程芳しくは無いのかもしれない。       また、この時に受けた負傷の回復が、急激な魔力および生命力の消費に依り遅れて、翌週のブレイザーシティ解放戦には直接の参加が不能となってしまった。 12月28日……誕生日だが、完全に忘れていた。       恩師である[[断華さん>断華 花那]]もそうだったらしく、砂の国の遺跡が襲撃されたとの報を、与えられたのみ。       協会外の魔術や、『間潟』『イザヴォル』と言ったキーワードについて検索を実行し始めた結果、気付いたのは翌日の晩で…… 12月29日……前述の『誕生日』の流れで、図書館内部にて少しアンニュイ(笑)気分に浸っていた所、[[華蔵院 フィスカ]]とエンカウント。       何やら〝古ぼけた書類〟を所持していた事を気にしつつも、彼女にその旨を伝えると、返るのは日頃抱いていたイメージからは想像も出来なかった、狂喜。       誘われるまま、疑問を抱きながらも彼女の研究室へと向かい、ケーキとコーヒーを愉しむ……筈だったのだが、相手は嘘と隠し事が苦手に過ぎる様で。       フィスカが立ち向かっている、『ピエロ・リュネール』なるカノッサ機関の一部隊の作戦、そして例の『魔法陣』について、奇妙な成り行きで問い質す事となってしまった。       結果としては、お互いがお互いを〝友人〟である事を再認識しつつ、武美は悪の作戦を打ち破るべく、その術式を解析する仕事を請け負う事となる。       そろそろオーバーワークにも成りかねない気もするが、めげる気も辞める気も無いらしい。二人きりの遅過ぎた誕生会、その喜悦に報いるためにも。 2011年2月11日……火の国中心街にて、[[ルーミア・ゴールドウィン]]および其の部下たちとエンゲージ。戦闘行動を開始。       最初こそ有利に戦況を運んでいくものの、次第に物量差と精神へのダメージから、能力が不安定化。       御互いの性質上、永遠に終焉を見る事は無さそうな論戦と、終わりの見えない追撃戦の最中、ルーミアの放った長剣が、武美の左腕を切断。       結果として、町の防衛には成功したものの、恋人・吟雪にも危害を加えた彼女らに対して、決定的な打撃は与えられなかった。       この日以降暫く戦線を離脱し、利き腕では無い右腕と、恩師からほぼタダで購入した義手の扱いの訓練を始める。 #endregion #region(【どうでもいいコト/メタな裏話】) キャラクター造型上のモチーフは無い、と思ってたのに、細かいところで影響を受けてました。 普通の魔法使いとか某野球じゃねぇゲーのサイボーグとか、某けいおん部のベーシストとか振り切る人とか。 でもアートマンのデザインは、キュ○レイとバ○シュとオー○ェがモデルだったりする。永野先生大好き。 好きな食べ物は総て中の人から借用。『ケティオコルム』の見た目は、某狩人ゲーのボー○ホル○をもっと武骨にした感じ。 同化形態は、ぶっちゃけ覇重笛もどきです。然し、イメージとしては「ナ○ルデウ○で笛が作れたら?」と言うところからスタートしてたり。 #seibun(無道 武美) #endregion
&italic(){&size(30){&bold(){Takemi Budo}}} &bold(){~明日に響く喇叭の唄~} |>|&bold(){キャラクターファイル}| |名前|無道 武美| |種族|人間| |能力|名前はまだない| |立場|魔術協会研究生・<Justice>構成員| |出身|櫻の国東部| |身長|160cm| |体重|52kg| |年齢|18歳| |誕生日|12月28日| |血液型|AB型のRh+| |特記性癖|同性愛者、暴走体質、高感度| |好きな食べ物|ハンバーグ、激甘コーヒー、チーズケーキ| |特技|楽器演奏、魔道具開発| |結構重要な情報|現在、左腕の肘から先が無い| |割とどうでもいい情報|最近カエルグッズを集め出した| |非常にどうでもいい情報|ロボットアニメが好き| 【容姿】 【墨色の綺麗な髪を臍の裏ほどまで伸ばした、澄んだ丸い漆黒の瞳を持つ、身長160cmほどの大和撫子風の少女】 【黒を基調とした制服ブレザーを身に纏い、その校章部に配された、『魔術協会』の紋章が、彼女の所属を黙示している】 【指先から手首までを紅蓮の手袋型ガントレットで覆い、首元には茶色い偽毛のマフラーを巻いていて】 【背負うのは、1メートルほどの戦鎚を想わせる角製鈍器……に見えるかもしれないが、一応『ブブゼラ』という事に成っているらしい】 【&color(#ff0000){「現在」}、彼女の人物】 「魔術協会」に生徒として、そしてJusticeに戦士として所属している少女。一人称は「あたし」で、体形はスレンダー。何がとは言わないが、Aしかない。17歳。 誰に対しても対等かつ&bold(){男勝りのアネゴ口調}で喋り、初対面の相手には物々しい印象を与える。ともすれば男っぽい。比較的好奇心が強く、研究者肌。 初対面の相手に対しても割と馴れ馴れしいうえに&bold(){明るく強気}で、年功序列と言うモノに興味が無いため、不躾な感じもするが、実際は他人、特に&bold(){友達に対して優しく、なおかつ勇敢}。 そんな部分を[[吟雪]]には、「&bold(){信用さえ得ればとても扱い易い人間}」と評された。ついでに言えば、冷静な時は割と気配りもできるタイプ。ただし譲れないモノは譲らない。 但し、ここまでの部分を逆に総合すれば、冷静さを失い暴走する危険性や、優しさゆえのハーフ・ボイルドさが肝心な場面で顕現する可能性も孕んでいる。 また、“家族”と“友達”が関わると、暴力的な一面や落ち着きのなさが発露しやすい。単純な様に見えるし、自分でもそう想いたいが、実はそれなりに繊細。 最近は「単純馬鹿」を卒業しようと想って努力を始めたとか。勉強はできても、駆け引きはできない女なのだ。 なお、ブブゼラを吹いていると気分が高揚するらしく、本来なら追いつめられるような状況でも比較的平然としている事もある。 自らが所属する“&bold(){魔術協会}”に強い思い入れを抱いており、&bold(){一つの大きな“家族”だと解釈している}。その和を害する存在には、&bold(){ブチ殺すかもしれないレベルで容赦が無い}。 また、&bold(){公共施設の襲撃やテロ、自らの好意を裏切られることに}、普通の人間が感じる以上の、&bold(){異様な憎しみを}抱いていて、そんな場合にも容赦は無い。 &bold(){格好いいモノも可愛いモノ}も大好きで、彼女はそれらを総合して「浪漫」と定義している。ただし、&bold(){その基準は結構ナゾ}。 特に、人間が対象の場合は、&bold(){一目ぼれ癖}として発露することもあるのだが、恋人ふたりを得た今では、そうやって顕在化する事は少なくなった。 ただし、女性と密着した際の強烈な恥ずかしがりようは改善されておらず、異常な発想の飛躍については強化された様にも思える。 現在、魔術協会女子寮五階に存在する自室に、[[シオン]]と[[吟雪]]と共に暮らしており、ラブラブ……かもしれない。 アルマゲストとの交戦で重傷を負い、更に左腕を喪失。『術式』を刻んだ義手を装備し、現在リハビリ中らしい。 能力や旧来の魔術の使用には少なからぬ支障があるようで、それに伴い深層心理も思わしい状態では無い。 自らへの『信頼』を失う事は、彼女の戦闘力の低下をさらに助長する.....。 【&color(#ff0000){「過去」}、彼女の歪み】 無道 武美が基本的に他者に明かすことのない事として、3年前に起きた何者かによる病院襲撃事件により、親を殺されたと言う過去が有る。 彼女の一見すると「正義感」に見えるそれは、実際は誰かから家族を奪う存在に対する「八つ当たり」であり、全ては結果論にすぎない。 親を喪った彼女は魔術協会の寮で暮らすようになり、現在の口調に成ったのも、平常時の性格が明るくなったのも、戦闘的に成ったのも、この時期から。 全ては、仇打ちと生活の為に、“強くあるために”……その行動理念は、色々な人物との出会いの中で少しは軟化し、自らの生命への執着心も婚約を境に増してきたが それでも、無茶をしがちな性格が根本から修正されたわけではない。また、強さへの渇望からか、危険なアイテムに手を出す、といった危険性も考えられる。 彼女が何時もは見せない心の闇や弱さも露出しやすい話題であり、織守や後述のリリセールとの絡みでは、凄惨な記憶や自分自身の弱さに思い悩む様子が見られた。 リリセールとの邂逅で、魔術的に揺さぶられ、深層心理が漏れ出た意識のままに過去を否定したりと、内心では「忘れたい」という気持ちすら在るようだが 実際は、その過去が彼女の闘いを根底から支えている―――呪われた過去を、愛する人々の力を借りて乗り越えんと、彼女の闘いは今日も続く。 【能力】 彼女は昔から『魔力の波長を〝見る〟』ことや、『拍手を異常なまでに残響』させる等の怪現象を起こす力を持っていたが 幼少期からの魔術師としての矜持と、余りにも地味過ぎる発現の仕方に依る自信の喪失からか、それらを『特技』と呼んでいた様子。 ところが、精神的・肉体的成長を経て、櫻の国での八岐大蛇討伐クエスト時には、〝アートマン能力〟として能力を発動、強いチカラを発揮していた。 その姿の描写は、以下の通り。 【頭頂高は武美とほとんど同じだが、捻じれた二本の〝角〟が生えた兜に依って高さが僅かに稼がれており、装甲は丸みを帯びた女性的フォルム】 【腰はスカートと鮫の鰭を組み合わせた様な鋭利なプレートで覆われ、脚部ブーツの先端は、魔女の靴の様に尖って、いついかなる時も、天を差す】 【両肩には、『スピーカー』の様な孔が何個か開いた、張り出した可動防盾――バインダ――が配され、何より武美の『好み』の形態をしていて】 【兜の眼部スリットが有るべきところからは、横長の〝双眸〟が競り出し、淡い燐光を放っている】 本来は魔術の発動の為に蓄積されていたエネルギーを吸収し、魔力波を増幅して放ったり、強力な破壊光球を精製するなど 驚異的な戦闘能力で大蛇撃滅に貢献したものの、その戦闘以後は、一度として人型のヴィジョンを形成することはできていない様子。 鑑みるに、完全な発動には何らかの『条件』が必要なようだが……。 #region(【装備と各種持ちモノ】) &bold(){『ケティオコルム』} 常時携帯 海に住まう巨大な一角龍の角を削りだして作った特別製の&bold(){「ブブゼラ」}。約108cm。入手経路は今のところ不明。 通常時は骨っぽい地味な色だが、魔術発動時には、属性に対応した5色の光が表面を流動する。 武美からは「ケティ」あるいは「こいつ」と呼ばれる その内部には、手軽に、あるいは工程に比して強力に魔術を行使するための&bold(){「回路」}が組み込まれている。 「回路」の術式構造はかなり複雑な物も存在するようだが、どうやら&bold(){「音」}を魔力制御に使用しているようだ。 そのため、すでに「回路」に「登録」してある術式なら、一部のハイパワーなものを除き数秒の詠唱で発動可能。 また、海龍の角自体が魔術の触媒として非常に良質なものであるため、より強力に魔術の発動をサポートする。 もしも、『ケティオコルム』の材料が雑多な素材ならば、「回路」の放つ魔力と術式の複雑さに耐えきれず崩壊してしまうだろう。 角の硬度・耐久性ともに異常に高く、&bold(){敵を殴りまくっても壊れないが}、面積の狭さや重さから防御には向かない(不可能ではない) ここまで、散々戦闘での効果について書き連ねてきたが、ちゃんとブブゼラとしても使える。「127デシベルの蠅」を体感してみる? 尚、現在われわれの住む世界で使われているブブゼラはプラスチック製がほとんどだが、その原型となった楽器にはガゼルなどの角が使われていたという。 このアイテムの設定は、それを&bold(){爆裂的}に拡大解釈した結果生まれたもの。 &bold(){『テスタロッサ』} 時折騎乗 高性能で真っ赤なバイク。しかも&bold(){魔術で操縦できるので}武美でも容易に使える。レイント社製で、蒼く強い光を放つヘッドライトの上から角のような装飾が生えている。 普通は学生の手には届かない高級品だが、クエストで手に入れた賞金の大部分を使って購入したらしい。また、誰かは不明だが「先生」の手配もあったようだ。 命名は武美によるもので、イタリア語で「赤い頭」の意味。&bold(){いつの間にか乗っていたが}、シズクとの出会いとエルメアとの遭遇の間の時期に入手したと思われる。 &bold(){『銀の十字架』} 常時携帯 エルメアから貰ったインスタント・マジックアイテム。≪乙女の天気予報≫に連なる疑似天候攻撃の発動後、これに魔力を込めると 一度だけエルメアの天使術&bold(){『レイ・オブ・サンライト』}を発動し、上空より破壊光を発射することができる。残り使用回数1/1 病院襲撃事件で発動しようとしたが気絶、不発に終わっている。次の機会は……? &bold(){『浴衣』} 保管中 ジンジャー・ユースロットの婦人服ショップ「ロマンス」にて購入した、&bold(){青ベースに赤い帯のおしゃれな浴衣}。武美の出身に恥じない程似あうらしい。 夏場のうちは、特にお祭りなどで着用されることだろう。これを着てバイクに乗ったブブゼラ持ちのフルフェイスさん、と言うのは相当&bold(){シュールな光景}だぞ。 &bold(){『ベヘモスの宝玉石』} 保管中 ベヘモス突然変異種の心臓部で発見された拳大程の黒い宝石 内部に高密度の魔力を有し、魔術関係の店に売り払ったならば1500000程での取引が可能であり また、専門の加工屋に頼み上等な魔道具に変化、あるいは魔術の媒体としても優秀。 本来べヘモスは魔力を繰る生物でなく、保有魔力も少ないため 専門家の鑑定では、突然変異の原因ではないかと思われている。――――ギルドでの戦利品説明より引用 突然変異の大型獣の討伐クエストで手に入れたドロップアイテム。だが使い道に困っている。 とはいえ、めったに手に入るモノでも無いため、貧窮しなければ売るつもりは無いらしい。 &bold(){『A.M.≪狐≫』} 大規模作戦時携帯 東雲を倒し、結果としては奪うこととなった&bold(){『動物園』製のマスク型兵器}。ニヤニヤとした笑みを浮かべたデザインを与えられている 身体能力の底上げ、獣化能力の付加、精神的な動物への接近を効能としており、簡単にいえば&bold(){倫理観や理性と引き換えにパワーアップする}。 武美はこれを持ち帰って「研究」する心算の様だが、「学生」らしい好奇心に負けて装着。5本の尻尾と小麦畑の様な金色の毛皮を持つ&bold(){キツネ型の怪人}と成る。 最終的にはノビタの銃撃により変身を強制解除されたが、武美はこの時に&bold(){「使いこなすコツ」}を見つけたらしい? これを装着している時の武美は獣性が増して、欲望的かつ何時もよりキレやすい人格と本来の人格に“分裂”してしまったり、尻尾を切り離して キツネ型の怪物に変えて使役するなど、&bold(){本来A.M.に想定されていない現象}を引き起こすが、それは彼女の魔力と、一度「倒された」という事実が影響しているとか。 &bold(){『議員の端末』} 保管中 満身創痍の[[識槻 朔夜]]を聖都のミュージアムで介抱した際に彼女から渡された、カノッサ機関議員[[シェン・ロンド]]の端末。黒い。 朔夜が奪い取ったもので、解析する事が出来れば&bold(){有用性の高いデータ}を得られる可能性が有るが、議員用だけあって難航している様子。 最も、武美やその身辺の人間は魔技術畑の人間なので、何かの拍子に優秀な&bold(){電子工学系の技術者や、機関員を利用する事が出来れば}……? &bold(){『火炎手甲・ハートブレイカー』} 常時携帯 左右それぞれ逆の方向性の特性を有する一対の手甲。手首程までを覆う、紅い手袋型の装具である。 火鼠の革に大蛇の骨を混ぜてあり、単純な物理耐性もそれなりに高い。 特性は「右手:攻撃手――殴った箇所に、其の打撃力に応じた発火現象を引き起こす」 「左手:防御手――火に対する非常に強い耐性を持ち、火を受ける、薙ぐなどの使用法が出来、また殆ど外熱を通さないため高熱の物質に触れる際に有効」――――ギルドでの戦利品説明より引用 櫻の国に現れた巨大魔龍八岐大蛇討伐作戦達成の報酬として金1200000と同時に入手した、この世に二対と無い逸品。 恋人である吟雪と同じ、怪物の生体素材を利用した焔属性のガントレット。&bold(){武美に足りない防御力と火炎の力}を補強するが、魔術との相性は然程良くは無いので、術式は刻んでいない。 逆にいえば、それ自体がすでに完成されており、&bold(){様々な応用的用途での使用に耐えうる存在}と呼べる、そんな逸品。 #endregion 【戦術】 彼女の使用する魔術は、基本的に魔術協会式のものを踏襲している…はずなのだが、かなり&bold(){独特のアレンジ}を加えられており 普通なら生身の人間に扱いきれるものではないような&bold(){連続詠唱や移動しながらの術式展開}も可能で、その応用範囲も幅広い。 なお、彼女が現時点で通常使用可能な属性は、水・氷・電・草・光の5種類で、光と入れ違いに非陰性の闇の属性を使用する事もある。 その他治癒魔術なども習得しているらしいが、実戦的なモノでは無い。 &bold(){―――――筈だった、が……?} #region(【技】) &bold(){新規構成中}―――旧データは、削除されました #endregion #region(【主だった出来ごと】) 12月10日……金の国王女・ルーミアと舌戦を繰り広げたり(語弊あり)、恋人である[[吟雪]]と、彼女の過去にまつわる精神的なぶつかり合い。       色々と起こって大変な日ではあったが、最終的には雨降って地固まると言った風で、ふたりの絆はさらに深まった。       そして何より、武美の「自分らしく」と言う決意表明が為されたのも、この日。 12月11日……魔術協会への再度襲撃に及んだ敵性組織・アルマゲストの迎撃戦に身を投じる。       吟雪を敵構成員・[[ライブラ・ユースティティア]]に人質とされ、能力を発動するも満足な戦闘が出来なかった。       結果としては、状況を掻き乱すのが好きな[[天狗>霧之藤 雨彦]]と[紅蜥蜴>紅閻寺 レン]]と協力し、撃退にも奪還にも成功はしたのだが。       霧之藤は自分の感情に振り回される結果に終わり、武美は成長と引き換えの新たな弱点を見せると、実情を見れば、然程芳しくは無いのかもしれない。       また、この時に受けた負傷の回復が、急激な魔力および生命力の消費に依り遅れて、翌週のブレイザーシティ解放戦には直接の参加が不能となってしまった。 12月28日……誕生日だが、完全に忘れていた。       恩師である[[断華さん>断華 花那]]もそうだったらしく、砂の国の遺跡が襲撃されたとの報を、与えられたのみ。       協会外の魔術や、『間潟』『イザヴォル』と言ったキーワードについて検索を実行し始めた結果、気付いたのは翌日の晩で…… 12月29日……前述の『誕生日』の流れで、図書館内部にて少しアンニュイ(笑)気分に浸っていた所、[[華蔵院 フィスカ]]とエンカウント。       何やら〝古ぼけた書類〟を所持していた事を気にしつつも、彼女にその旨を伝えると、返るのは日頃抱いていたイメージからは想像も出来なかった、狂喜。       誘われるまま、疑問を抱きながらも彼女の研究室へと向かい、ケーキとコーヒーを愉しむ……筈だったのだが、相手は嘘と隠し事が苦手に過ぎる様で。       フィスカが立ち向かっている、『ピエロ・リュネール』なるカノッサ機関の一部隊の作戦、そして例の『魔法陣』について、奇妙な成り行きで問い質す事となってしまった。       結果としては、お互いがお互いを〝友人〟である事を再認識しつつ、武美は悪の作戦を打ち破るべく、その術式を解析する仕事を請け負う事となる。       そろそろオーバーワークにも成りかねない気もするが、めげる気も辞める気も無いらしい。二人きりの遅過ぎた誕生会、その喜悦に報いるためにも。 2011年2月11日……火の国中心街にて、[[ルーミア・ゴールドウィン]]および其の部下たちとエンゲージ。戦闘行動を開始。       最初こそ有利に戦況を運んでいくものの、次第に物量差と精神へのダメージから、能力が不安定化。       御互いの性質上、永遠に終焉を見る事は無さそうな論戦と、終わりの見えない追撃戦の最中、ルーミアの放った長剣が、武美の左腕を切断。       結果として、町の防衛には成功したものの、恋人・吟雪にも危害を加えた彼女らに対して、決定的な打撃は与えられなかった。       この日以降暫く戦線を離脱し、利き腕では無い右腕と、恩師からほぼタダで購入した義手の扱いの訓練を始める。 #endregion #region(【どうでもいいコト/メタな裏話】) キャラクター造型上のモチーフは無い、と思ってたのに、細かいところで影響を受けてました。 普通の魔法使いとか某野球じゃねぇゲーのサイボーグとか、某けいおん部のベーシストとか振り切る人とか。 でもアートマンのデザインは、キュ○レイとバ○シュとオー○ェがモデルだったりする。永野先生大好き。 好きな食べ物は総て中の人から借用。『ケティオコルム』の見た目は、某狩人ゲーのボー○ホル○をもっと武骨にした感じ。 同化形態は、ぶっちゃけ覇重笛もどきです。然し、イメージとしては「ナ○ルデウ○で笛が作れたら?」と言うところからスタートしてたり。 #seibun(無道 武美) #endregion

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