南雲利織

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**同意が得られて超利織ちゃん嬉しいです **──────&font(#3300ff){K}agari &font(red){N}agumo &color(#ff6666){   【 第三世界西暦2011年6月3日 / 聖都・路地裏 】} &color(#ff6666){からん、とゴミ箱裏に転がっていた空き缶が転がり、乾いた音を立て、其れは壁にぶつかり動きを止める。} &color(#ff6666){空き缶が元々存在していたゴミ箱裏──其処へふと視線をやれば、不気味に蠢く人形の姿があった。} &color(#ff6666){大きさは手に握れるほどの、少女のままごと遊びに適した程度のもの。} &color(#ff6666){人形というよりは、布切れで出来てそうな質感から或いはぬいぐるみの表記の方が正しいかも知れなかった。} &color(#ff6666){其の人形達を見るとすれば、どれもこれも異質な気配を放っている事に気付けるだろう。} &color(#ff6666){10の人形達はそれぞれ歪な姿かたちを有していたがそれ以上に彼らは、呪術的な気配を保有していて──。} &color(#ff6666){ふわ、と。人形の一体が宙に浮遊する。其れに倣うように、他の人形達も次々と空中へ踊りだし、そして} &color(#ff6666){     ばしゅッ──! } &color(#ff6666){全ての人形が宙に浮いた刹那。彼らは微かな黄金色の輝きを放ち、様々な方向へ四散する。} &color(#ff6666){聖都/魔術協会へ向かう光が数体。路地裏へ向かう光も数体。何処とも分からぬ方向へ向かう人形も、何体かあった。} &color(#ff6666){この日を境に、魔術協会から、聖都から、南雲利織という名の少女は姿を消す。} &color(#ff6666){携帯電話で連絡を取ろうしても、其の音声は彼女が「圏外」にいることを示すのみ。} &color(#ff6666){街を探せば或いは、刃物で貫かれたと思える破損した掃除機と懐中電灯の魔導具を発見できるかもしれないが、逆に言えばそれくらいしか、彼女の痕跡は残っていなかった。} &color(#ff6666){まるで誰かに連れ去られてしまったかのように──協会や寮の部屋から、すっぽりと彼女の姿は消えてしまった。} &color(#ff6666){しかし、何人かの人間は数日後。彼女の所在の手がかりを知る事になるだろう。} &color(#ff6666){其の手がかりとは、彼女の製作した魔導人形≪インディアンズ≫──歪な容姿と術式を内包した10の人形が、10の人間の元へと降り立ったのだ。} &color(#00008b){  ≪薄壁の首絞め人形≫『つー』──[[黒野ダンドク>黒野 ダンドク ]]} &color(#00008b){  ≪熱病の幻影人形≫『しぃ』───[[カレル=レナント]]} &color(#00008b){  ≪汚泥の旅人人形≫『デヴァン』─[[緋天颯護>緋天 颯護]]} &color(#00008b){  ≪旋風の薪割人形≫『マキ』───[[イマミレイ=シーク]]} &color(#00008b){  ≪土蜂の悪戯人形≫『ハチ』───[[紅閻寺リン>紅閻寺 リン]]} &color(#00008b){  ≪水刑の裁定人形≫『ガリ』───[[セシリア・ランツ]]} &color(#00008b){  ≪乱流の嘘吐き人形≫『ニシン』─[[華蔵院フィスカ>華蔵院 フィスカ ]]} &color(#00008b){  ≪緊縛の抱擁人形≫『大熊』───[[ジンジャー・ユースロット]]} &color(#00008b){  ≪紅蓮の嘲笑人形≫『ひな』───[[赤木怜司]]} &color(#00008b){  ≪斬裂の首吊り人形≫『ククリ』──[[梧堂渉>梧堂 渉]]} &color(#ff6666){それらの人形は共通して、主たる南雲利織の危機を彼らへと訴えかける。} &color(#ff6666){文字で。新聞の中に書かれた単語で。或いはパソコンで。人形達は一貫して、とある文字を指し示す。} &color(#ff6666){示された文字列は──「Canossa」} &color(#ff6666){南雲利織がカノッサ機関に囚われたことを、声無き声で人形達は主張し続ける。} &color(#ff6666){もし彼らが人形に利織の居場所を聞いたのであれば──人形達は氷の国にある機関支部の方向を、迷うことなく指し示すはずだ。} &color(#ff6666){また、人形が選んだ人間達である彼らは一時的にではあるが人形の操作が可能となる。} &color(#ff6666){微々たる力ではあるかもしれないが──きっと、人形の異能は彼らの役に立つはずだ。} &color(#ff6666){閉ざされた国へ幽閉された魔術師・南雲利織。} &color(#ff6666){彼女の命運は或いは、彼らが握っているといっても過言ではないかも、しれなかった。} ---- &big(){&font(#ff0099){Loo}&font(#000000){[[K>http://nrs.s356.xrea.com/src/se0029.jpg]]}&font(#ff0099){s}________} 身長149.9cm 胸の大きさはCとDの中間 &bold(){ぴょろんと外はねした黒髪}を持つ、&bold(){14~5歳ほどの少女}。本人曰く20歳。到底事実には聞こえないし、本当だとしても童顔にもほどがある。 [[他の>ルカス・トゥアティ]][[自>イサカ・ブランカフォルト]][[キ>エルネスティーネ]][[ャ>キル]][[ラ>ディートヘルム・リンクス]]と比べると珍しく固定の服飾アイテムを持っていないのが特徴。 だがほぼ100%の確立で&bold(){掃除機に乗って移動}しているため、掃除機に乗っている少女がいたら彼女だと思ってもいいだろう。 ≪夏服≫ ふわふわの白い、長袖のシフォンチュニックの下に淡い桃色のシャツを重ねて着用。 やや色の落ちたジーンズはロールアップさせ、靴はちょっぴり底の厚い白いサンダル 被っているピンク色のキャスケット帽にはお飾りのエンブレムがついている。 ≪秋服≫ シックなバッジが数個ついた赤いニット帽を被っている。 胸元に赤と青でKNと刺繍のされている、少しぶかぶかな紺色のプルオーバーパーカーを着用。 プリーツ付きのミニスカートは落ち着いたベージュ色だ。 ニット帽と同じ赤色のハイソックスの上から、茶色のおしゃれなワークブーツをはいている。 ≪冬服≫ 被っている帽子は青く縁取りのされている星が描かれている、灰色のポンポンつきニット帽。 デフォルメされた猫のTシャツを着用し、アウターとしてフード付のミリタリージャケットを身に付けている。 タータンチェックのショートパンツに黒いタイツを着用し、茶色のハイカットスニーカーをはいている。 ≪現在≫←今ここ [[イマミレイ>イマミレイ=シーク]]からインスピレーション()を受け、大幅なイメージチェンジを実行。 イメチェン後の彼女は黒いとんがり帽子に黒いローブという典型的な魔女ファッションに。 しかしローブの下にジーパンと長袖のTシャツを着ている辺り彼女らしいといえば彼女らしいか。 目指しているものは「超天才魔術師的な見た目」らしい。だったら掃除機どうにかしろ。 &big(){________&font(#ffa500){Charac}&font(#00cc66){T}&font(#ffa500){er}} 生年月日は2月2日、星座占いでは「奇人変人」の結果が出る水瓶座。 言葉の前にやたら「&bold(){超}」をつける癖がある。つける「超」の回数は奇数回がいいらしいが、理由は「なんとなく」だとか。 &bold(){[[魔術協会]]の魔導具開発班}に所属し、&bold(){家電製品を用いた魔導具}製作に力を入れている。 魔術協会に所属している理由は、「家出して、この国に来て、協会に流れ着いた。ただそれだけのお話です」らとのこと。 小さい頃から物を作るのが好きであり、魔導具開発に絶大な自信を持つ彼女にとって、今の職場はまさに天職といえよう。 「この国に来て」という発言から、彼女の出身が[[聖都>聖都スラウロット]]以外だということが伺える。名前からして[[櫻の国]]出身だろうか? 悪魔にのっとられた[[友人>赤木怜司]]との戦闘の際、剣術ないしは剣道の心得がある仕草を見せていた。 それにしては普段その片鱗が欠片も見えないが、どういうことだろうか。 [[出会って2回しかたっていない人物>赤木怜司]]と仲直りしようとしたり、[[それほどチャラくはない男>梧堂 渉]]をチャラい認定するなど、矢張り占いどおり&bold(){変人}なのかもしれない。 また[[赤木>赤木怜司]]の持つ“喋る刀”に異常な興味を示したり、[[ラミーデュ>ラミーデュ・ヴィニット]]と公園で熱いマジックアイテムトークを繰り広げるなど、かなり&bold(){オタクっぽい性格}でもあるようだ。 ラミーデュとの話を聞く限りでは、彼女は自律型の機械人形よりも、制御する余地のある手動型の機械人形を好むといったアナログなものを好む傾向にあるらしい。 更に、[[ゾンビ>黛 結城]]を見て「グロカワ系」と言ったかと思えば、魔術協会内部に居た触手系少女に対して「超キモい」と言ったりと、&bold(){価値観がちょっぴりよく分からない子}であったりもする。最も触手系少女の場合はうっかり捕食されそうになったため「超キモい」という評価を下すのも無理はないのかもしれないのだが。 そんな彼女ではあるが、基本的に人を「苗字+さん (or くん) 付け」で呼んだりするなどある意味&bold(){礼儀正しい一面}も見せている。 加えてかなりのお人よしで、基本的には&bold(){人の頼みを断れない性質}を持っている。その人の良さ加減は[[黒野>黒野 ダンドク]]の「魔導具を数千人分作って欲しい」という依頼を承諾してしまうほどだ。 しかし、「&bold(){創れると思ったものは創る}」といった強い信念(本人曰く&bold(){「物作りに関わる者が誰しも持ちうる第四の本能」})を持っていたり、或いは&bold(){「隠し事や教えたくないことまで全部教えなければ『お友達』じゃないっていうなら、私は『お友達』なんていらない」}という思考や&bold(){「魔力を持たない一般人でも扱える魔導具を作る」}という目標を持っていたりと、普段はおちゃらけたアホっぽい彼女ではあるが、自分なりの行動理念や思想はしっかりと持っているようだ。 「ほかの誰ともプールや海には行かない」などという発言をしたり、「(掃除機に乗りすぎて)歩かないと足腰が弱るぞ」という指摘に対しては「ほんとは超逆なんですけどね」という発言をしていた。 前者に関しては、[[天辰桜]]による「皮膚炎を患っている」という目撃証言が、後者の発言に関しては、一度全力疾走をした際その後しばらく歩けなくなる様子が確認されていた。 どうやら以前「ちょっと無茶」をしすぎてからというもの、歩きすぎると膝に激痛が走るようになったらしい。掃除機に乗っているのはその激痛をあらかじめ予防するためらしいが、なんか普段のおちゃらけた行動を見る限りすっごいうそ臭い。 住んでいるところは、魔術協会の社宅の5階にあるとある部屋。この社宅では学生よりは研究部門の人間の割合の方が多いらしい。因みに門限は無い。 部屋の中は研究者らしくごちゃごちゃとしており、壁に術式のメモがそこらじゅうに貼り付けられていたり床に魔導具が転がっていたり本棚から本が溢れかえっていたりともう酷いもの。 リビングとキッチン、寝室があることから1人暮らしの部屋にしては中々に広いが、室内が散らかっているせいで「広い」とはお世辞にも感じられない。 リビングには2人用のソファが置かれており、その前にはテーブルがある。テーブルの上には錠剤や塗り薬らしい容器が転がっていたが、[[客人>赤木怜司]]に見られると慌てて隠していた。 因みに魔導具研究班研究室内にある利織のデスクの周囲には、洗濯機をはじめとして小型扇風機、電気スタンド、家庭用プリンターなどといった様々な家電製品がある。 普段から家電製品の魔導具を作っている事から考えて家電製品オタクなのかと思えば、意外にも「&bold(){家電製品}を使う&bold(){理由}」というものもあるらしく、利織曰く── 「&bold(){量産された家電}だと、&bold(){実験とかも超しやすい}ですし、パーツが壊れても規格が同じであれば&bold(){修理もしやすい}んです  確かに、希少価値のある石とか、高価な宝石は魔力を込めやすい利点がありますが──  その価値のせいで、道具を使うのに必要不可欠となる「動作実験」をしにくくしてしまっているんです  &bold(){時代と共に道具や方法も変わる}。一見変な目で見られる私の魔導具だって、実際は超考えてるんですよぅ?」 「んふー、ようはモノの見方ってやつですよ。  コインだって、真正面から見たらまん丸でも横から見たら長方形なんです。  私から言わせてもらえば、&bold(){宝石も電球も超似たようなモノ}ですよ  前者の方が確かに魔力をなじませやすいかもしれませんが……それは単なる過程です。  魔力がなじんでしまえば、宝石も電球も発動する効果はおんなじだとすれば&bold(){コストのかからないほうがお得}です」 ──ということらしい。 この奇抜な考え方のせいで、古い考えを持つ上層部に彼女の魔導具の一般製品化を却下され続けたり、後々魔導具を数千人分作るという一大プロジェクト(?)に巻き込まれたりと中々大変なようではある。 現在はカノッサ機関氷の国支部の一室に軟禁状態となっている。 元友人である[[セシリア・ランツ]]にぼっこぼこにされたり[[監視役の機関員>天辰桜]]がいたりといろいろ大変なようだ。 &big(){&font(#9932cc){J}&font(#000000){o}&font(#9932cc){B}________} [[魔術協会]]研究部門魔導具開発班所属 でもこっそりと教育部門の授業に潜り込んだりもしているらしい。本人曰く「&bold(){超必要悪}です」 &big(){________&font(#3300ff){Abi}&font(red){L}&font(#3300ff){ity}} ≪クリック・クラック≫ 分解と再構築を司る能力。 詳細は未だ不明。 能力と関係あるかどうかは不明だが、以前魔力を僅かに抜き取られた際、彼女の身体から黄金色の魔力が膨大にあふれ出るという現象が確認された。 その際は彼女自身が苦悶の表情を浮かべていた事から、魔力の大量流失は彼女の意図せぬところで発生した所謂暴走なのだろう。 魔力の流失は、血が自然に止まるかのごとく緩やかに収まっていったが──「魔術師」である彼女が何故、このようなことを引き起こしてしまったのだろうか。 &big(){&font(#0066ff){I}&font(#00ff00){T}&font(#0066cc){em}________} &font(u,i){    ≪Normal Item≫} ─[[梧堂さん>梧堂 渉]]の連絡先が書かれた紙 ─[[ノビタさん>ノビタ(野比 信太)]]の名刺 ─[[黒野くん>黒野 ダンドク]]の連絡先と術式の書かれたメモ ─[[無道さん>無道 武美]]の連絡先が書かれたメモ ─[[森島くん>森島 京]]から入手した、水の国広域魔術に関する資料 ─[[紅閻寺さん>紅閻寺 リン]]の連絡先が書かれたメモ ─[[猫目くん>猫目リド]]の連絡先が書かれたメモ ─[[宮下さん>宮下 正次]]の連絡先が書かれたメモ ─[[レナントさん>カレル=レナント]]の連絡先が書かれたメモ &font(u,i){    ≪Magic Item≫} ─掃除機 1機3万円。 「浮遊」「制御」の術式が内部にびっしりと書き込まれている掃除機。利織の主な移動手段でもある。 本来の掃除機の機能でもある「吸い込み」も強化されており、魔方陣を吸い込んだり魔力で出来た矢を吸引する様子が確認されている。本人曰く、「軽度の攻撃魔術程度ならば吸い込める。」 携帯電話のように充電式で、約3時間の充電で1日飛べるとのこと。充電が切れたら当然の如く乙るらしい。 一度ビーム砲を撃てるような術式を組み込んだが、テスト飛行時に見事墜落した。 次に登場したときには普通に飛んでいたことから、きっとビーム砲は外したのだろう。 ─リモコン 詳細不明。外見は普通の、どこにでもありそうなエアコンのリモコンだ。 スイッチを押すと先端から水鉄砲のごとく水が噴出される様子が確認されている。 ─携帯電話 ボタンを操作すると利織の足元に魔方陣が現れ、その場から消える様子が確認されている。恐らくは転移術式を携帯内部に仕込んでいるのであろう。利織自身はこの携帯電話のことを「全国どこでも安全安心なテレポート・セルフォン」と呼んでいた。長ぇよ。 因みに電池切れになると当然の如く使用不可になる。 ─ドライヤー [[アルベルト・J・ジークリン]]の依頼により製作したもの。 「熱」に関係する術式が仕組まれていそうだが、詳細は不明である。 一度戦闘でこっそり使用した時は、「熱線」と「冷たい氷を思わせるようなビーム」が発射されていた。 ─懐中電灯 普通の懐中電灯として使用できる反面、ボタン操作で「光の刃」を生成できることが確認されている。 イメージ的にはビームサーベルのようなものだと思ってくれて構わないだろう。 どのような術式が込められているのかは、まだ詳細不明である。 ─[[お人形10体>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]] 詳しくはリンク先のページにて解説。 目だけが大きかったり、片腕だけ長かったりとどれもが歪な形をした人形。通称≪インディアンズ≫ 10体1セットで、1セット5万円2セット買うとお得な8万円で販売中。 炎・水・風・土・無の5属性が、人形1体につき1属性ずつ込められている。 「髪の長いお人形」からは妙な気配を感じ、他にも2体の人形から同じ気配を感じることができる。 この人形たちも利織の作り出した魔導具だが、媒体が媒体なだけに彼女の魔導具の中では異彩を放っている。 購入者は[[黒野>黒野 ダンドク]]・[[梧堂>梧堂 渉]]・[[宮本>宮本 重太郎]]・[[カレル>カレル=レナント]]の4名。 ―「ペン」 魔道具のための魔道具。 ボールペンのような形状で、インク代わりに魔力を使用し。魔力の無い一般人でも魔道具製作を可能にする……ものになる予定。 魔術協会234研究室内で研究が進められているも、未だ構想段階で試作機すら出来ていない状態である。 研究に携わる人間は利織と[[怜司>赤木怜司]]の2名のみ。 両者はこの研究を可能な限り表へ出さないよう、細心の注意を払って日々研究を続けている。 ―白衣 [[赤木怜司]]の依頼により作成中。 この白衣一枚で、夏でも冬でも快適に過ごせるようにというのが依頼内容だ。 「ペン」の開発と平行して、こちらも同時進行中。 ─エッグロイド『リョクオオカミ』 [[ジンジャー・ユースロット]]からプレゼントされた、『哲学者の卵』から孵化した生命体。鉄粉を主食とする。 大きさは手のひらサイズであり、表面はのっぺりしているものの四足に尻尾、三角耳という犬のシルエットを持つ。 身体の各部位の渕を銀色で縁取りされているが、後はほとんど緑色をしている。 イヌ科特有の鋭い嗅覚で敵を感知したり、小さいながらも噛み付いたり体当たりをしてくる。 ─エッグロイド『ベニハヤブサ』 [[ジンジャー・ユースロット]]からプレゼントされた、『哲学者の卵』から孵化した生命体。鉄粉を主食とする。 大きさは手のひらサイズであり、銀の縁取りを施した紅色の鳥のようなロボットである。 飛行性能を有しているため、空からの偵察に適している。 また戦闘時には両翼のカッターでけん制攻撃、マッチの火種程度の火を投げるとそれを食べ、火を纏っての体当たりなどが可能。 ─『哲学者の卵』 『卵』のオリジナル1個及び、『無力化した哲学者の卵』2個を所有。いずれも[[ジンジャー・ユースロット]]から入手したもの。 自分自身で『卵』の研究をするつもりで譲り受けたもの。 &big(){&font(#FF0033){Re}&font(#660099){C}&font(#FF0033){ent}________} &bold(){2010/10/17} ────「&bold(){異変は超秋刀魚と共に!黒野と利織のボーイミーツガール!}」 魔術協会内で妙な魔物に襲われたり、教員の不審死のニュースを聞きつけた利織は何やらきな臭いことが起きている事を薄々感じ始める。 そのために情報収集やらをしようと頑張るも、その人脈の薄さや情報戦に関してはド素人なことが影響して調査は思うように進まない。 そんな中。彼女は街中で協会所属の青年[[黒野 ダンドク]]との出会いを果たす。 そして会話を進めるうちに、黒野の様子が真面目なものへと変わっていき────初対面であるのにも関わらず、「魔導具数千人分を作って欲しい」という無理難題を頼まれてしまう。 基本的にお人よしである彼女は、土下座までして頼み込む彼を見てこの依頼に「No」と告げる事は出来ず────首を縦に振った。 画して、魔術協会研究棟第504研究室を中心とした、大量の魔導具生産が始まる! 果たして利織は魔導具を作りきれるのか?黒野の思惑とは一体──? &bold(){2010/11/10} ────「&bold(){ほらぁ!やっぱり路地裏は超ホラー!もやしの危機は私が救う!}」 黒野から依頼を受けた魔導具の大量生産を日々続ける利織。 時折魔術協会内をふらついては、通行人と他愛のない話をしたり、魔導具である人形を売りつけたりしていた。 だがある日、彼女の持つ人形の一体「ひなちゃん」が路地裏に迷い込んでしまう。 「ひなちゃん」を探すために、普段はあまり行かない路地裏へと潜入する利織──。 そこで出会ったのは以前喧嘩をしてそれきりとなっていた友人・[[赤木怜司]]であった。 彼の様子がおかしい事に疑問と不安を抱いた彼女は彼に言葉をかけるも時既に遅く、怜司は妖刀に取り憑く悪魔にその身体を奪われてしまった! 怜司の身体を取り戻し、悪魔を倒そうと10体の魔導具人形≪インディアンズ≫を駆使して戦う利織。 彼が一瞬だけ身体の支配権を取り戻したこともあってか、彼女は無事に怜司を元に戻すことができた。 その後彼から事情説明を受け、怜司と更に交友関係を深める彼女。 しかしその反面、悪戯をする回数が増えたりと困った点もでてきたようだ。 更に彼から直々の注文で、彼専用の杖と眼鏡を魔導具として製作し。加えて生活力が落ちているであろう彼に対しては朝と夜に弁当を届ける始末。 黒野から頼まれた魔導具製作は果たして大丈夫なのか。 怜司との人間関係は今後どうなっていくのか。 不穏な動きを見せるブレイザーシティの事件に巻き込まれているとは知らぬまま、彼女は今日もマイペースで魔導具を作る! &bold(){2011/01/16} ────「&bold(){それは世界を変える物? 全ては234の響きから!}」 それは雪の降る日のことだった。 ひょんなことから、利織と怜司は「魔導具のための魔導具」の発想を得る。 便宜上「ペン」と名付けられたその魔導具は、魔力を持たない一般人でも魔導具を開発することを可能にする画期的な発明品のアイディアだった。 もしそれが世界中に広まれば、魔術への門戸は今以上に大きく開かれ。上手くいけば世界のあらゆる分野に浸透しうるもの。 「ペン」の発想を得たはいいものの、即座にその危険性を利織に示唆し始める怜司。 このとき怜司は、利織にブレイザーシティの顛末を簡単に話し。彼女の作る魔導具が「兵器」となってしまったことを語る。 そう、彼らが発案した「ペン」──それはその利便性故に、兵器転用される可能性は十分にあり。それが机上の空論でないことは利織の「家電製品型魔導具」がブレイザーシティ解放戦線に利用されたことが証明していたのだ。 この事実を──自分達の発明品が世界を変え、争いに利用される可能性があると知っても。 彼女は。彼女達は「ペン」を開発することを決定する。 「作れると思うから、作る」 それは、科学者として。物造りに関わる人間としては抗い難い欲求。 利織もまた、いわば第4の本能ともいえるその欲求に逆らうことは出来なかった。 これから先。どんな困難が2人を待っているのかは分からない。 だが、それはきっと2人にとっては意味のある壁なのだろう。 魔術協会234研究室。ここから、彼らの研究は始まった。 &bold(){2011/02/25} ────「&bold(){あなたってトランプ超武器にして超戦いそうですよね(笑)}」 ブレイザーシティの一件以来、魔導具製作依頼件数が増えてきた利織。 先日も[[とある少女>セシリア・ランツ]]から義足の注文を受け、ご機嫌な様子で抹茶ラテのことを考えながらその日も街を歩いていた。 そんな、彼女にとっては普通の日常生活の中の一時はとある青年によって一変する。 彼の名前は[[森島 京]]。対機関連合所属だと名乗る彼は、利織に「手伝って欲しい事がある」と告げる。 その内容は、「水の国に作用するろくでもない“広域魔術”の対抗魔術を組みあげる」ことを目的とした[[華蔵院 フィスカ]]という魔術師の手伝いであった。 黒野青年の依頼は、一都市に関わるもの。しかし森島青年の依頼は一国家に関わるものであった。 下手を打てば、一国が潰される可能性のあるもの。そんな案件に自分が関わっていい物なのだろうか。 すぐには返事をしきれない彼女。しかしそれと同時に、ふと彼女は考えてしまったのだ。 できるかもしれないと。対抗術式を創れるかもしれないと。 黒野青年が編み出したような、複数の魔導具を用いて発動する魔術を使えば、或いは、と。 彼女は魔術師であり、製作者。創れるかもしれないという理由だけで、何かを作る。 『ペン』の開発を決めたあの雪の日にも感じた欲求が、彼女の心を揺らし────抹茶ラテの差し入れを条件に、彼女は森島の依頼を受けた。 ある日突然姿をくらませた黒野青年は何処に。 『ペン』を含めた魔導具の開発は一体。 利織は水の国を救うことはできるのか────!? &bold(){2011/06/03} ────「&bold(){利織に迫る機関の魔手! 走れ、インディアンズ!}」 水の国の都市ルビーシャ及び水の国全体にかけられた広域魔術を[[フィスカ>華蔵院 フィスカ]]達との協力で解除した利織。 思いもよらず機関との戦いに裏方として二度も参加し、機関にはもう関わりあいたくないと思って平穏な日常を送っていた彼女の元に、再び転機が現れた。 それは科学者・[[ジンジャー・ユースロット]]との出会い。彼との出会いは彼女を、『哲学者の卵』の研究へと推し進める事となった。 だがそれが仇となったか、或いは彼女の不運のせいか。 その数日後、利織はカノッサ機関[[氷の国支部支部長代理・宮下>宮下 正次≪No.112≫]]の手によって、機関氷の国支部へと連れ去られてしまう。 氷の国支部のとある一室に彼女は幽閉され、機関のために魔導具/人殺しの道具の製作を強要されることとなる。 しかし拉致される直前。彼女は己の創った[[魔導人形≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織 ]]を放ち親しい人間へ助けを求めていた! 支部脱出の機会を窺う利織 10の人間の元へ降り立ったインディアンズ 果たして彼女の命運や、如何に────!? 次回 「 さよなら 」 お楽しみに! &big(){________&font(#990000){No}&font(#ff6633){T}&font(#990000){e}} 利織の魔導具等の購入依頼・改造依頼記録 最初の方はところどころ空白が見られるのは、過去の出来事を思い出しつつ記録しているからである。 不備も多く見られるだろうが、多少は目を瞑ってくれるとありがたい。 |名前|項目|単価|数量|単位|備考| |[[アルベルト・J・ジークリン]]|ドライヤー型魔導具|?|1|機|製作完了。後は本人に渡すのみ| |~|~|~|~|~|熱ビーム超出る。早く超取りにきて超自信作ですから| |[[黒野 ダンドク]]|[[≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]]|50,000|1|セット|受け渡し完了| |~|家電型魔導具|?|大量|?|受け渡し完了| |[[梧堂 渉>梧堂 渉]]|[[≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]]|50,000|1|セット|受け渡し完了| |[[赤木 怜司>赤木怜司]]|杖型魔導具|?|1|本|もやし受け渡し完了もやし| |~|白衣型魔導具|?|1|着|超贅沢です。もやしのくせに| |~|『ペン』|?|?|?|きょーどーかいはつちゅー| |[[セシリア・ランツ]]|義足|100,000|2|本|風魔術。翼と相合傘。受け渡し完了| |[[森島 京>森島 京]]|対抗述式|抹茶ラテ|?|?|森島くんマジ超抹茶ラテ。依頼完遂| |[[宮本 重太郎]]|掃除機型魔導具|30,000|1|機|3点とも受け渡し完了| |~|[[≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]]|50,000|2|セット|セット価格のため1セットにつき10,000の値引き| |~|魔銃≪口黒≫の補強|?|?|?|使用術式は『吸着』超ゴキちゃんほいほい| |[[紅閻寺 リン]]|義足|10,000|2|本|浮遊能力を超付加| |~|~|~|~|~|跳躍力とキック力に優れ、それに超耐えられるもの| |~|~|~|~|~|受け渡し完了。ロケットキック| |[[猫目 リド>猫目リド]]|収納アイテム|?|1|個|ポーチくらいの大きさの超四次元ポケットライクなもの| |~|刀への術式付与|?|1|本|炎でるやつ| |~|ナイフへの術式付与|?|大量|本|炎でるやつ| |~|拳銃への術式付与|?|1|丁|電撃弾を出せるようにする| |~|~|~|~|~|依頼金は受け取り済み。手が超すげー。| |[[紅閻寺 リン]]|双剣|?|1|組|軽くて丈夫で使いやすい出来にする事| |~|~|~|~|~|超魔法少女。| |[[宮下 正次>宮下 正次≪No.112≫]]|刀への属性付与|5,000|2|本|氷と炎の属性。セールなうなうなう| |~|~|~|~|~|受け渡し完了。マックスコーヒー| |[[カレル=レナント]]|[[≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]]|50,000|1|セット|空気中からではなく術者から魔力を供給する術式へ変更| |~|片手剣の魔術加工|5,000|1|本|同上。可能なら超霊体も斬れるように| |~|~|~|~|~|金盥超ざまぁ| &big(){&font(gray){Pictu}&font(navy){R}&font(gray){e}________} キャラクターなんとか機で作成したもの #ref(利織.png,,title=服がいろいろと違うのは超脳内保管してくださいです!) 一番右端、帽子の少女。実は身長を数センチ帽子でごまかしている。 #ref(http://nrs.s356.xrea.com/src/se0031.jpg) .
**同意が得られて超利織ちゃん嬉しいです **──────&font(#3300ff){K}agari &font(red){N}agumo &color(#ff6666){   【 第三世界西暦2011年6月3日 / 聖都・路地裏 】} &color(#ff6666){からん、とゴミ箱裏に転がっていた空き缶が転がり、乾いた音を立て、其れは壁にぶつかり動きを止める。} &color(#ff6666){空き缶が元々存在していたゴミ箱裏──其処へふと視線をやれば、不気味に蠢く人形の姿があった。} &color(#ff6666){大きさは手に握れるほどの、少女のままごと遊びに適した程度のもの。} &color(#ff6666){人形というよりは、布切れで出来てそうな質感から或いはぬいぐるみの表記の方が正しいかも知れなかった。} &color(#ff6666){其の人形達を見るとすれば、どれもこれも異質な気配を放っている事に気付けるだろう。} &color(#ff6666){10の人形達はそれぞれ歪な姿かたちを有していたがそれ以上に彼らは、呪術的な気配を保有していて──。} &color(#ff6666){ふわ、と。人形の一体が宙に浮遊する。其れに倣うように、他の人形達も次々と空中へ踊りだし、そして} &color(#ff6666){     ばしゅッ──! } &color(#ff6666){全ての人形が宙に浮いた刹那。彼らは微かな黄金色の輝きを放ち、様々な方向へ四散する。} &color(#ff6666){聖都/魔術協会へ向かう光が数体。路地裏へ向かう光も数体。何処とも分からぬ方向へ向かう人形も、何体かあった。} &color(#ff6666){この日を境に、魔術協会から、聖都から、南雲利織という名の少女は姿を消す。} &color(#ff6666){携帯電話で連絡を取ろうしても、其の音声は彼女が「圏外」にいることを示すのみ。} &color(#ff6666){街を探せば或いは、刃物で貫かれたと思える破損した掃除機と懐中電灯の魔導具を発見できるかもしれないが、逆に言えばそれくらいしか、彼女の痕跡は残っていなかった。} &color(#ff6666){まるで誰かに連れ去られてしまったかのように──協会や寮の部屋から、すっぽりと彼女の姿は消えてしまった。} &color(#ff6666){しかし、何人かの人間は数日後。彼女の所在の手がかりを知る事になるだろう。} &color(#ff6666){其の手がかりとは、彼女の製作した魔導人形≪インディアンズ≫──歪な容姿と術式を内包した10の人形が、10の人間の元へと降り立ったのだ。} &color(#00008b){  ≪薄壁の首絞め人形≫『つー』──[[黒野ダンドク>黒野 ダンドク ]]} &color(#00008b){  ≪熱病の幻影人形≫『しぃ』───[[カレル=レナント]]} &color(#00008b){  ≪汚泥の旅人人形≫『デヴァン』─[[緋天颯護>緋天 颯護]]} &color(#00008b){  ≪旋風の薪割人形≫『マキ』───[[イマミレイ=シーク]]} &color(#00008b){  ≪土蜂の悪戯人形≫『ハチ』───[[紅閻寺リン>紅閻寺 リン]]} &color(#00008b){  ≪水刑の裁定人形≫『ガリ』───[[セシリア・ランツ]]} &color(#00008b){  ≪乱流の嘘吐き人形≫『ニシン』─[[華蔵院フィスカ>華蔵院 フィスカ ]]} &color(#00008b){  ≪緊縛の抱擁人形≫『大熊』───[[ジンジャー・ユースロット]]} &color(#00008b){  ≪紅蓮の嘲笑人形≫『ひな』───[[赤木怜司]]} &color(#00008b){  ≪斬裂の首吊り人形≫『ククリ』──[[梧堂渉>梧堂 渉]]} &color(#ff6666){それらの人形は共通して、主たる南雲利織の危機を彼らへと訴えかける。} &color(#ff6666){文字で。新聞の中に書かれた単語で。或いはパソコンで。人形達は一貫して、とある文字を指し示す。} &color(#ff6666){示された文字列は──「Canossa」} &color(#ff6666){南雲利織がカノッサ機関に囚われたことを、声無き声で人形達は主張し続ける。} &color(#ff6666){もし彼らが人形に利織の居場所を聞いたのであれば──人形達は氷の国にある機関支部の方向を、迷うことなく指し示すはずだ。} &color(#ff6666){また、人形が選んだ人間達である彼らは一時的にではあるが人形の操作が可能となる。} &color(#ff6666){微々たる力ではあるかもしれないが──きっと、人形の異能は彼らの役に立つはずだ。} &color(#ff6666){閉ざされた国へ幽閉された魔術師・南雲利織。} &color(#ff6666){彼女の命運は或いは、彼らが握っているといっても過言ではないかも、しれなかった。} ---- &big(){&font(#ff0099){Loo}&font(#000000){[[K>http://nrs.s356.xrea.com/src/se0029.jpg]]}&font(#ff0099){s}________} 身長149.9cm 胸の大きさはCとDの中間 &bold(){ぴょろんと外はねした黒髪}を持つ、&bold(){14~5歳ほどの少女}。本人曰く20歳。到底事実には聞こえないし、本当だとしても童顔にもほどがある。 [[他の>ルカス・トゥアティ]][[自>イサカ・ブランカフォルト]][[キ>エルネスティーネ]][[ャ>キル]][[ラ>ディートヘルム・リンクス]]と比べると珍しく固定の服飾アイテムを持っていないのが特徴。 だがほぼ100%の確立で&bold(){掃除機に乗って移動}しているため、掃除機に乗っている少女がいたら彼女だと思ってもいいだろう。 ≪夏服≫ ふわふわの白い、長袖のシフォンチュニックの下に淡い桃色のシャツを重ねて着用。 やや色の落ちたジーンズはロールアップさせ、靴はちょっぴり底の厚い白いサンダル 被っているピンク色のキャスケット帽にはお飾りのエンブレムがついている。 ≪秋服≫ シックなバッジが数個ついた赤いニット帽を被っている。 胸元に赤と青でKNと刺繍のされている、少しぶかぶかな紺色のプルオーバーパーカーを着用。 プリーツ付きのミニスカートは落ち着いたベージュ色だ。 ニット帽と同じ赤色のハイソックスの上から、茶色のおしゃれなワークブーツをはいている。 ≪冬服≫ 被っている帽子は青く縁取りのされている星が描かれている、灰色のポンポンつきニット帽。 デフォルメされた猫のTシャツを着用し、アウターとしてフード付のミリタリージャケットを身に付けている。 タータンチェックのショートパンツに黒いタイツを着用し、茶色のハイカットスニーカーをはいている。 ≪現在≫←今ここ カノッサ機関氷の国支部に居るときは、質素な長袖のTシャツにジーパン。 街中にいる時は、顔の半分ほどまでをフードで覆うローブを身に纏っている。 &big(){________&font(#ffa500){Charac}&font(#00cc66){T}&font(#ffa500){er}} 生年月日は2月2日、星座占いでは「奇人変人」の結果が出る水瓶座。 言葉の前にやたら「&bold(){超}」をつける癖がある。つける「超」の回数は奇数回がいいらしいが、理由は「なんとなく」だとか。 &bold(){[[魔術協会]]の魔導具開発班}に所属し、&bold(){家電製品を用いた魔導具}製作に力を入れている。 魔術協会に所属している理由は、「家出して、この国に来て、協会に流れ着いた。ただそれだけのお話です」らとのこと。 小さい頃から物を作るのが好きであり、魔導具開発に絶大な自信を持つ彼女にとって、今の職場はまさに天職といえよう。 「この国に来て」という発言から、彼女の出身が[[聖都>聖都スラウロット]]以外だということが伺える。名前からして[[櫻の国]]出身だろうか? 悪魔にのっとられた[[友人>赤木怜司]]との戦闘の際、剣術ないしは剣道の心得がある仕草を見せていた。 それにしては普段その片鱗が欠片も見えないが、どういうことだろうか。 [[出会って2回しかたっていない人物>赤木怜司]]と仲直りしようとしたり、[[それほどチャラくはない男>梧堂 渉]]をチャラい認定するなど、矢張り占いどおり&bold(){変人}なのかもしれない。 また[[赤木>赤木怜司]]の持つ“喋る刀”に異常な興味を示したり、[[ラミーデュ>ラミーデュ・ヴィニット]]と公園で熱いマジックアイテムトークを繰り広げるなど、かなり&bold(){オタクっぽい性格}でもあるようだ。 ラミーデュとの話を聞く限りでは、彼女は自律型の機械人形よりも、制御する余地のある手動型の機械人形を好むといったアナログなものを好む傾向にあるらしい。 更に、[[ゾンビ>黛 結城]]を見て「グロカワ系」と言ったかと思えば、魔術協会内部に居た触手系少女に対して「超キモい」と言ったりと、&bold(){価値観がちょっぴりよく分からない子}であったりもする。最も触手系少女の場合はうっかり捕食されそうになったため「超キモい」という評価を下すのも無理はないのかもしれないのだが。 そんな彼女ではあるが、基本的に人を「苗字+さん (or くん) 付け」で呼んだりするなどある意味&bold(){礼儀正しい一面}も見せている。 加えてかなりのお人よしで、基本的には&bold(){人の頼みを断れない性質}を持っている。その人の良さ加減は[[黒野>黒野 ダンドク]]の「魔導具を数千人分作って欲しい」という依頼を承諾してしまうほどだ。 しかし、「&bold(){創れると思ったものは創る}」といった強い信念(本人曰く&bold(){「物作りに関わる者が誰しも持ちうる第四の本能」})を持っていたり、或いは&bold(){「隠し事や教えたくないことまで全部教えなければ『お友達』じゃないっていうなら、私は『お友達』なんていらない」}という思考や&bold(){「魔力を持たない一般人でも扱える魔導具を作る」}という目標を持っていたりと、普段はおちゃらけたアホっぽい彼女ではあるが、自分なりの行動理念や思想はしっかりと持っているようだ。 「ほかの誰ともプールや海には行かない」などという発言をしたり、「(掃除機に乗りすぎて)歩かないと足腰が弱るぞ」という指摘に対しては「ほんとは超逆なんですけどね」という発言をしていた。 前者に関しては、[[天辰桜]]による「皮膚炎を患っている」という目撃証言が、後者の発言に関しては、一度全力疾走をした際その後しばらく歩けなくなる様子が確認されていた。 どうやら以前「ちょっと無茶」をしすぎてからというもの、歩きすぎると膝に激痛が走るようになったらしい。掃除機に乗っているのはその激痛をあらかじめ予防するためらしいが、なんか普段のおちゃらけた行動を見る限りすっごいうそ臭い。 住んでいるところは、魔術協会の社宅の5階にあるとある部屋。この社宅では学生よりは研究部門の人間の割合の方が多いらしい。因みに門限は無い。 部屋の中は研究者らしくごちゃごちゃとしており、壁に術式のメモがそこらじゅうに貼り付けられていたり床に魔導具が転がっていたり本棚から本が溢れかえっていたりともう酷いもの。 リビングとキッチン、寝室があることから1人暮らしの部屋にしては中々に広いが、室内が散らかっているせいで「広い」とはお世辞にも感じられない。 リビングには2人用のソファが置かれており、その前にはテーブルがある。テーブルの上には錠剤や塗り薬らしい容器が転がっていたが、[[客人>赤木怜司]]に見られると慌てて隠していた。 因みに魔導具研究班研究室内にある利織のデスクの周囲には、洗濯機をはじめとして小型扇風機、電気スタンド、家庭用プリンターなどといった様々な家電製品がある。 普段から家電製品の魔導具を作っている事から考えて家電製品オタクなのかと思えば、意外にも「&bold(){家電製品}を使う&bold(){理由}」というものもあるらしく、利織曰く── 「&bold(){量産された家電}だと、&bold(){実験とかも超しやすい}ですし、パーツが壊れても規格が同じであれば&bold(){修理もしやすい}んです  確かに、希少価値のある石とか、高価な宝石は魔力を込めやすい利点がありますが──  その価値のせいで、道具を使うのに必要不可欠となる「動作実験」をしにくくしてしまっているんです  &bold(){時代と共に道具や方法も変わる}。一見変な目で見られる私の魔導具だって、実際は超考えてるんですよぅ?」 「んふー、ようはモノの見方ってやつですよ。  コインだって、真正面から見たらまん丸でも横から見たら長方形なんです。  私から言わせてもらえば、&bold(){宝石も電球も超似たようなモノ}ですよ  前者の方が確かに魔力をなじませやすいかもしれませんが……それは単なる過程です。  魔力がなじんでしまえば、宝石も電球も発動する効果はおんなじだとすれば&bold(){コストのかからないほうがお得}です」 ──ということらしい。 この奇抜な考え方のせいで、古い考えを持つ上層部に彼女の魔導具の一般製品化を却下され続けたり、後々魔導具を数千人分作るという一大プロジェクト(?)に巻き込まれたりと中々大変なようではある。 現在はカノッサ機関氷の国支部の一室に軟禁状態となっている。 元友人である[[セシリア・ランツ]]にぼっこぼこにされたり[[監視役の機関員>天辰桜]]がいたりといろいろ大変なようだ。 氷の国支部では魔導具の開発をさせられたり、『哲学者の卵』の安定性を引き上げるために改造する研究をしている。 改造した『哲学者の卵』(以下「改造卵」)の研究に関しては、ラットを用いた動物実験をしたり自分なりの理論を組み立てたりと、割と色々しているようだ。 &big(){&font(#9932cc){J}&font(#000000){o}&font(#9932cc){B}________} [[魔術協会]]研究部門魔導具開発班所属 でもこっそりと教育部門の授業に潜り込んだりもしているらしい。本人曰く「&bold(){超必要悪}です」 &big(){________&font(#3300ff){Abi}&font(red){L}&font(#3300ff){ity}} ≪クリック・クラック≫ 分解と再構築を司る能力。 詳細は未だ不明。 能力と関係あるかどうかは不明だが、以前魔力を僅かに抜き取られた際、彼女の身体から黄金色の魔力が膨大にあふれ出るという現象が確認された。 その際は彼女自身が苦悶の表情を浮かべていた事から、魔力の大量流失は彼女の意図せぬところで発生した所謂暴走なのだろう。 魔力の流失は、血が自然に止まるかのごとく緩やかに収まっていったが──「魔術師」である彼女が何故、このようなことを引き起こしてしまったのだろうか。 &big(){&font(#0066ff){I}&font(#00ff00){T}&font(#0066cc){em}________} &font(u,i){    ≪Normal Item≫} ─[[梧堂さん>梧堂 渉]]の連絡先が書かれた紙 ─[[ノビタさん>ノビタ(野比 信太)]]の名刺 ─[[黒野くん>黒野 ダンドク]]の連絡先と術式の書かれたメモ ─[[無道さん>無道 武美]]の連絡先が書かれたメモ ─[[森島くん>森島 京]]から入手した、水の国広域魔術に関する資料 ─[[紅閻寺さん>紅閻寺 リン]]の連絡先が書かれたメモ ─[[猫目くん>猫目リド]]の連絡先が書かれたメモ ─[[宮下さん>宮下 正次]]の連絡先が書かれたメモ ─[[レナントさん>カレル=レナント]]の連絡先が書かれたメモ &font(u,i){    ≪Magic Item≫} ─掃除機 1機3万円。 「浮遊」「制御」の術式が内部にびっしりと書き込まれている掃除機。利織の主な移動手段でもある。 本来の掃除機の機能でもある「吸い込み」も強化されており、魔方陣を吸い込んだり魔力で出来た矢を吸引する様子が確認されている。本人曰く、「軽度の攻撃魔術程度ならば吸い込める。」 携帯電話のように充電式で、約3時間の充電で1日飛べるとのこと。充電が切れたら当然の如く乙るらしい。 一度ビーム砲を撃てるような術式を組み込んだが、テスト飛行時に見事墜落した。 次に登場したときには普通に飛んでいたことから、きっとビーム砲は外したのだろう。 ─リモコン 詳細不明。外見は普通の、どこにでもありそうなエアコンのリモコンだ。 スイッチを押すと先端から水鉄砲のごとく水が噴出される様子が確認されている。 ─携帯電話 ボタンを操作すると利織の足元に魔方陣が現れ、その場から消える様子が確認されている。恐らくは転移術式を携帯内部に仕込んでいるのであろう。利織自身はこの携帯電話のことを「全国どこでも安全安心なテレポート・セルフォン」と呼んでいた。長ぇよ。 因みに電池切れになると当然の如く使用不可になる。 ─ドライヤー [[アルベルト・J・ジークリン]]の依頼により製作したもの。 「熱」に関係する術式が仕組まれていそうだが、詳細は不明である。 一度戦闘でこっそり使用した時は、「熱線」と「冷たい氷を思わせるようなビーム」が発射されていた。 ─懐中電灯 普通の懐中電灯として使用できる反面、ボタン操作で「光の刃」を生成できることが確認されている。 イメージ的にはビームサーベルのようなものだと思ってくれて構わないだろう。 どのような術式が込められているのかは、まだ詳細不明である。 ─[[お人形10体>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]] 詳しくはリンク先のページにて解説。 目だけが大きかったり、片腕だけ長かったりとどれもが歪な形をした人形。通称≪インディアンズ≫ 10体1セットで、1セット5万円2セット買うとお得な8万円で販売中。 炎・水・風・土・無の5属性が、人形1体につき1属性ずつ込められている。 「髪の長いお人形」からは妙な気配を感じ、他にも2体の人形から同じ気配を感じることができる。 この人形たちも利織の作り出した魔導具だが、媒体が媒体なだけに彼女の魔導具の中では異彩を放っている。 購入者は[[黒野>黒野 ダンドク]]・[[梧堂>梧堂 渉]]・[[宮本>宮本 重太郎]]・[[カレル>カレル=レナント]]の4名。 ―「ペン」 魔道具のための魔道具。 ボールペンのような形状で、インク代わりに魔力を使用し。魔力の無い一般人でも魔道具製作を可能にする……ものになる予定。 魔術協会234研究室内で研究が進められているも、未だ構想段階で試作機すら出来ていない状態である。 研究に携わる人間は利織と[[怜司>赤木怜司]]の2名のみ。 両者はこの研究を可能な限り表へ出さないよう、細心の注意を払って日々研究を続けている。 ―白衣 [[赤木怜司]]の依頼により作成中。 この白衣一枚で、夏でも冬でも快適に過ごせるようにというのが依頼内容だ。 「ペン」の開発と平行して、こちらも同時進行中。 ─エッグロイド『リョクオオカミ』 [[ジンジャー・ユースロット]]からプレゼントされた、『哲学者の卵』から孵化した生命体。鉄粉を主食とする。 大きさは手のひらサイズであり、表面はのっぺりしているものの四足に尻尾、三角耳という犬のシルエットを持つ。 身体の各部位の渕を銀色で縁取りされているが、後はほとんど緑色をしている。 イヌ科特有の鋭い嗅覚で敵を感知したり、小さいながらも噛み付いたり体当たりをしてくる。 ─エッグロイド『ベニハヤブサ』 [[ジンジャー・ユースロット]]からプレゼントされた、『哲学者の卵』から孵化した生命体。鉄粉を主食とする。 大きさは手のひらサイズであり、銀の縁取りを施した紅色の鳥のようなロボットである。 飛行性能を有しているため、空からの偵察に適している。 また戦闘時には両翼のカッターでけん制攻撃、マッチの火種程度の火を投げるとそれを食べ、火を纏っての体当たりなどが可能。 ─『哲学者の卵』 『卵』のオリジナル1個及び、『無力化した哲学者の卵』2個を所有。いずれも[[ジンジャー・ユースロット]]から入手したもの。 自分自身で『卵』の研究をするつもりで譲り受けたもの。 &big(){&font(#FF0033){Re}&font(#660099){C}&font(#FF0033){ent}________} &bold(){2010/10/17} ────「&bold(){異変は超秋刀魚と共に!黒野と利織のボーイミーツガール!}」 魔術協会内で妙な魔物に襲われたり、教員の不審死のニュースを聞きつけた利織は何やらきな臭いことが起きている事を薄々感じ始める。 そのために情報収集やらをしようと頑張るも、その人脈の薄さや情報戦に関してはド素人なことが影響して調査は思うように進まない。 そんな中。彼女は街中で協会所属の青年[[黒野 ダンドク]]との出会いを果たす。 そして会話を進めるうちに、黒野の様子が真面目なものへと変わっていき────初対面であるのにも関わらず、「魔導具数千人分を作って欲しい」という無理難題を頼まれてしまう。 基本的にお人よしである彼女は、土下座までして頼み込む彼を見てこの依頼に「No」と告げる事は出来ず────首を縦に振った。 画して、魔術協会研究棟第504研究室を中心とした、大量の魔導具生産が始まる! 果たして利織は魔導具を作りきれるのか?黒野の思惑とは一体──? &bold(){2010/11/10} ────「&bold(){ほらぁ!やっぱり路地裏は超ホラー!もやしの危機は私が救う!}」 黒野から依頼を受けた魔導具の大量生産を日々続ける利織。 時折魔術協会内をふらついては、通行人と他愛のない話をしたり、魔導具である人形を売りつけたりしていた。 だがある日、彼女の持つ人形の一体「ひなちゃん」が路地裏に迷い込んでしまう。 「ひなちゃん」を探すために、普段はあまり行かない路地裏へと潜入する利織──。 そこで出会ったのは以前喧嘩をしてそれきりとなっていた友人・[[赤木怜司]]であった。 彼の様子がおかしい事に疑問と不安を抱いた彼女は彼に言葉をかけるも時既に遅く、怜司は妖刀に取り憑く悪魔にその身体を奪われてしまった! 怜司の身体を取り戻し、悪魔を倒そうと10体の魔導具人形≪インディアンズ≫を駆使して戦う利織。 彼が一瞬だけ身体の支配権を取り戻したこともあってか、彼女は無事に怜司を元に戻すことができた。 その後彼から事情説明を受け、怜司と更に交友関係を深める彼女。 しかしその反面、悪戯をする回数が増えたりと困った点もでてきたようだ。 更に彼から直々の注文で、彼専用の杖と眼鏡を魔導具として製作し。加えて生活力が落ちているであろう彼に対しては朝と夜に弁当を届ける始末。 黒野から頼まれた魔導具製作は果たして大丈夫なのか。 怜司との人間関係は今後どうなっていくのか。 不穏な動きを見せるブレイザーシティの事件に巻き込まれているとは知らぬまま、彼女は今日もマイペースで魔導具を作る! &bold(){2011/01/16} ────「&bold(){それは世界を変える物? 全ては234の響きから!}」 それは雪の降る日のことだった。 ひょんなことから、利織と怜司は「魔導具のための魔導具」の発想を得る。 便宜上「ペン」と名付けられたその魔導具は、魔力を持たない一般人でも魔導具を開発することを可能にする画期的な発明品のアイディアだった。 もしそれが世界中に広まれば、魔術への門戸は今以上に大きく開かれ。上手くいけば世界のあらゆる分野に浸透しうるもの。 「ペン」の発想を得たはいいものの、即座にその危険性を利織に示唆し始める怜司。 このとき怜司は、利織にブレイザーシティの顛末を簡単に話し。彼女の作る魔導具が「兵器」となってしまったことを語る。 そう、彼らが発案した「ペン」──それはその利便性故に、兵器転用される可能性は十分にあり。それが机上の空論でないことは利織の「家電製品型魔導具」がブレイザーシティ解放戦線に利用されたことが証明していたのだ。 この事実を──自分達の発明品が世界を変え、争いに利用される可能性があると知っても。 彼女は。彼女達は「ペン」を開発することを決定する。 「作れると思うから、作る」 それは、科学者として。物造りに関わる人間としては抗い難い欲求。 利織もまた、いわば第4の本能ともいえるその欲求に逆らうことは出来なかった。 これから先。どんな困難が2人を待っているのかは分からない。 だが、それはきっと2人にとっては意味のある壁なのだろう。 魔術協会234研究室。ここから、彼らの研究は始まった。 &bold(){2011/02/25} ────「&bold(){あなたってトランプ超武器にして超戦いそうですよね(笑)}」 ブレイザーシティの一件以来、魔導具製作依頼件数が増えてきた利織。 先日も[[とある少女>セシリア・ランツ]]から義足の注文を受け、ご機嫌な様子で抹茶ラテのことを考えながらその日も街を歩いていた。 そんな、彼女にとっては普通の日常生活の中の一時はとある青年によって一変する。 彼の名前は[[森島 京]]。対機関連合所属だと名乗る彼は、利織に「手伝って欲しい事がある」と告げる。 その内容は、「水の国に作用するろくでもない“広域魔術”の対抗魔術を組みあげる」ことを目的とした[[華蔵院 フィスカ]]という魔術師の手伝いであった。 黒野青年の依頼は、一都市に関わるもの。しかし森島青年の依頼は一国家に関わるものであった。 下手を打てば、一国が潰される可能性のあるもの。そんな案件に自分が関わっていい物なのだろうか。 すぐには返事をしきれない彼女。しかしそれと同時に、ふと彼女は考えてしまったのだ。 できるかもしれないと。対抗術式を創れるかもしれないと。 黒野青年が編み出したような、複数の魔導具を用いて発動する魔術を使えば、或いは、と。 彼女は魔術師であり、製作者。創れるかもしれないという理由だけで、何かを作る。 『ペン』の開発を決めたあの雪の日にも感じた欲求が、彼女の心を揺らし────抹茶ラテの差し入れを条件に、彼女は森島の依頼を受けた。 ある日突然姿をくらませた黒野青年は何処に。 『ペン』を含めた魔導具の開発は一体。 利織は水の国を救うことはできるのか────!? &bold(){2011/06/03} ────「&bold(){利織に迫る機関の魔手! 走れ、インディアンズ!}」 水の国の都市ルビーシャ及び水の国全体にかけられた広域魔術を[[フィスカ>華蔵院 フィスカ]]達との協力で解除した利織。 思いもよらず機関との戦いに裏方として二度も参加し、機関にはもう関わりあいたくないと思って平穏な日常を送っていた彼女の元に、再び転機が現れた。 それは科学者・[[ジンジャー・ユースロット]]との出会い。彼との出会いは彼女を、『哲学者の卵』の研究へと推し進める事となった。 だがそれが仇となったか、或いは彼女の不運のせいか。 その数日後、利織はカノッサ機関[[氷の国支部支部長代理・宮下>宮下 正次≪No.112≫]]の手によって、機関氷の国支部へと連れ去られてしまう。 氷の国支部のとある一室に彼女は幽閉され、機関のために魔導具/人殺しの道具の製作を強要されることとなる。 しかし拉致される直前。彼女は己の創った[[魔導人形≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織 ]]を放ち親しい人間へ助けを求めていた! 支部脱出の機会を窺う利織 10の人間の元へ降り立ったインディアンズ 果たして彼女の命運や、如何に────!? 次回 「 さよなら 」 お楽しみに! &big(){________&font(#990000){No}&font(#ff6633){T}&font(#990000){e}} 利織の魔導具等の購入依頼・改造依頼記録 最初の方はところどころ空白が見られるのは、過去の出来事を思い出しつつ記録しているからである。 不備も多く見られるだろうが、多少は目を瞑ってくれるとありがたい。 |名前|項目|単価|数量|単位|備考| |[[アルベルト・J・ジークリン]]|ドライヤー型魔導具|?|1|機|製作完了。後は本人に渡すのみ| |~|~|~|~|~|熱ビーム超出る。早く超取りにきて超自信作ですから| |[[黒野 ダンドク]]|[[≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]]|50,000|1|セット|受け渡し完了| |~|家電型魔導具|?|大量|?|受け渡し完了| |[[梧堂 渉>梧堂 渉]]|[[≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]]|50,000|1|セット|受け渡し完了| |[[赤木 怜司>赤木怜司]]|杖型魔導具|?|1|本|もやし受け渡し完了もやし| |~|白衣型魔導具|?|1|着|超贅沢です。もやしのくせに| |~|『ペン』|?|?|?|きょーどーかいはつちゅー| |[[セシリア・ランツ]]|義足|100,000|2|本|風魔術。翼と相合傘。受け渡し完了| |[[森島 京>森島 京]]|対抗述式|抹茶ラテ|?|?|森島くんマジ超抹茶ラテ。依頼完遂| |[[宮本 重太郎]]|掃除機型魔導具|30,000|1|機|3点とも受け渡し完了| |~|[[≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]]|50,000|2|セット|セット価格のため1セットにつき10,000の値引き| |~|魔銃≪口黒≫の補強|?|?|?|使用術式は『吸着』超ゴキちゃんほいほい| |[[紅閻寺 リン]]|義足|10,000|2|本|浮遊能力を超付加| |~|~|~|~|~|跳躍力とキック力に優れ、それに超耐えられるもの| |~|~|~|~|~|受け渡し完了。ロケットキック| |[[猫目 リド>猫目リド]]|収納アイテム|?|1|個|ポーチくらいの大きさの超四次元ポケットライクなもの| |~|刀への術式付与|?|1|本|炎でるやつ| |~|ナイフへの術式付与|?|大量|本|炎でるやつ| |~|拳銃への術式付与|?|1|丁|電撃弾を出せるようにする| |~|~|~|~|~|依頼金は受け取り済み。手が超すげー。| |[[紅閻寺 リン]]|双剣|?|1|組|軽くて丈夫で使いやすい出来にする事| |~|~|~|~|~|超魔法少女。| |[[宮下 正次>宮下 正次≪No.112≫]]|刀への属性付与|5,000|2|本|氷と炎の属性。セールなうなうなう| |~|~|~|~|~|受け渡し完了。マックスコーヒー| |[[カレル=レナント]]|[[≪インディアンズ≫>魔導人形≪インディアンズ≫:南雲利織]]|50,000|1|セット|空気中からではなく術者から魔力を供給する術式へ変更| |~|片手剣の魔術加工|5,000|1|本|同上。可能なら超霊体も斬れるように| |~|~|~|~|~|金盥超ざまぁ| &big(){&font(gray){Pictu}&font(navy){R}&font(gray){e}________} キャラクターなんとか機で作成したもの #ref(利織.png,,title=服がいろいろと違うのは超脳内保管してくださいです!) 一番右端、帽子の少女。実は身長を数センチ帽子でごまかしている。 #ref(http://nrs.s356.xrea.com/src/se0031.jpg) .

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