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「アクセルヘッド」(2010/10/26 (火) 15:41:00) の最新版変更点
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――アクセルヘッド
[[≪R.I.P.≫]]所属、[[カーネル・フェンダンス>カーネル・フェンダンス【≪四刃隊長≫】]]率いる直属部隊『ヘルクロイツ』の一員。
黒い双眼鏡のような装置を両目に装着した、やや若い男。
襟を立て、ボタンを全開にした白衣に身を包み、
その下に覗くのは身体にぴったりと張り付いている不思議なデザインのスーツ。
見ればスーツのいたるところには電子機器らしきものが装備されている。
そして耳にはイヤホン、首にはヘッドホン。長い金髪を有しており、特徴的。
[[オズワルド>キャノンボール・O.Z.]]や[[ドレクスラー>イービルフェイス・D.D.]]たちと同格で、[[ウェンズディ]]よりは地位が下。
例に違わず「アクセルヘッド」とはコードネームで、本名は「エシェルト・クリーベル」。
非常に優れた技術者であり、カーネルの「イルフォーシス」、[[ヴュネルド>ヴュネルド・ダーンヒュライン【≪R.I.P.≫】]]の機械斧「エルザ」を開発した人物。
無論、そこには幾多もの失敗の積み重ねが存在するが、あきらめずに開発を続けるタフさの持ち主でもある。
……のだが、性格に難が有り過ぎる変人。
山奥の研究塔に篭って開発を続けている。ここまでなら許容範囲なのだが――
「開発中」になると、その研究塔には表現することすら不可能なハードロックの爆音に包まれる。
ライヴホールなど目ではなく、あまりの衝撃で暫く耳が聞こえなくなっても可笑しく無いほどだ。
塔には防音の結界が施してあるが、それを突き破って外の地面がかすかに振動しているほど。
その中心部にある、360度スピーカーに囲まれた部屋でよく作業しており、
呆れたことにその状態で更にイヤホンの最大音量で音楽を聴いている。
曰く、「音楽を聴いている」と閃きやすいらしいが、もう滅茶苦茶である。
ちなみに、ロック系の洋楽を好むようだ。
ついでに、愛用の音楽機器は手で振ったらシャッフルできるアレ。
それだけでも十分変人なのだが、喋り方やら何やらもかなり変。
てろんてろんしたような、間の抜けた風に喋るため聞いているだけでも何かウザったい。
しかもイヤホンをつけている時は相手の声が聞こえておらず、よく終わってから「で、会話成立してた?」と聞いてくる。
曰く様々な思考パターンや人物パターンを統計して最も確率の高い話題を適当に喋っているらしい。
それでも割りと会話が成立するから怖い。
ノクトクルセイドの一員である[[シルヘストン]]の修理を承った時は、実際にシルヘストンと対面してから
「『アクセルヘッドさーん!』って挨拶しながら元気よくバンザイしてー」だとか
「『わて、めっちゃ好きやねーん↑』って言いながらウインクしてー」など、意味不明な注文を連発。
これには[[ジギルティンゲン]]を呆れさせた、が――
……実はこの二つの文言には一般的な日本語の発音が全て含まれており、彼はその発声チェックをしていたのだ。
加えてイントネーションの上げ方、感情の込め方などからも思考回路を分析、最適の修理ルートを組み上げた。
更に独自の美学を持っているようで、シルヘストンの修理では敢えて内面の強化は施されていない。
曰く、人間で言うような最新の武器防具を与えるのは良いが、内部から弄るといつか必ずボロが出るから、だという。
だが「感情機能」の面では強化を施したらしく、「以前より笑顔が自然になればいいなー、みたいな?」らしい。
「元の製作者が意図した100%は越えられないしー、そこは断言しとくけどー。
元の製作者が意図した75%まで近づけてー、
そこにボクが意図する100%の修理を施してー、
結果的に175%の完成度になるからいいよねー?
……あ、175R聴こーっと」
というこの台詞が、恐らく最も端的に彼を表しているだろう。
アクセルヘッド自身はシンプルな帯電能力者であるが、
彼自身が戦う時は、彼が作成した機械の椅子に座りながら立ち回る。
この椅子は宙に浮遊しており、様々なウエポンが内臓してある。
また、「変形ロボットって浪漫だよね」とアクセルヘッドが言う通り、
この椅子には人型かつ中型のライド・マシンへの変形機構が搭載されている。
変形後は、椅子をそのままコクピットとして、
左右にそれぞれ雷撃発射機構・火炎放射機構が搭載されたアームが出現。
短い2本の足も伸び、近接格闘から中距離戦闘まで可能な万能マシンとなる。
足の裏にはローラーや別駆動のエンジンも搭載されており、
直線距離における最高速度はその大きさに反してかなり速い。
ちなみに動力はマシンそのものの動力炉と別に、アクセルヘッド自身が能力で生み出した電力を使う。
[[光の国]]発電所の襲撃においては発電所のセキュリティを解除するなど裏方からバックアップ。
そして、[[Justice]]本拠地襲撃戦において上記マシンに搭乗し遂に出撃。
一度は能力者らの連携によって撃破されたかに見えたが、
その後カーネルのピンチに、ボロボロのまま、半ば発狂した様子でリターン。
カーネルが撤退する隙を作ると共に、帯電能力を全開にして能力者たちの前に立ちふさがった。
しかし本当はアクセルヘッドに戦う力は残されておらず、
すべては「相手を煽り、相手に最大クラスの大技を使わせ、
その技の様子を眼の機械で記録する」のが目的だった。
当然このためにアクセルヘッドは死亡することになるが、彼自身はカーネルの役に立てることに満足していた。
人は自らより秀ですぎたものを恐れる。
「天才」と称されたアクセルヘッドは幼少から誰にも理解されず、孤独だった。
自らの耳に入り込んでくる、数々の心無い雑音(ノイズ)。
彼が爆音の世界に逃げ込んだのは、その雑音を遮断するためだった。
「音楽には普遍性がある。芸術は平等だ」とは追い詰められたアクセルの言。
平等に見られず、偏見に苛まれた彼の半生の悩みを象徴する言葉である。
しかし、そうやって「音楽という鎧に守られた逃避」「孤独」のなかにいたアクセルヘッドの、
「奇人という仮面」に隠された本質、その才能を見出したのがカーネルであったという。
――其処は『孤独なる世界』……誰も居ない……認められもしない……
……生きているか……死んでいるかもわからない世界ッ……!
――そんな世界に手を差し伸べてくれたのがカーネル隊長だッ!!
このボクの才能を見出してくれたッ!!生きる意味をくれたッ!!
――はじめてボクに偏見を持たずに!!この『ボクの声を聴いてくれたッッ!!』――
それがアクセルがカーネルに組する理由であり、彼に従う信念であった。
しかしこの言葉に対して、対戦相手の[[エルフェス・ネヴィア]]はこんな言葉を放っている。
『オレはこう思うのさ「お前はただの普通の人間だ」ってな
結局お前は寂しいんだ、そんなお前がお前の言う「凡人」であるオレ達とどう違うってんだ』
この言葉は、アクセルの本質をずばりと言い当てた言葉なのかもしれない。
しかし自らの信念に忠実に、アクセルは自らの命を賭してカーネルを助けた。
そこには偏見や、輪郭が曖昧なものを超越した、「輝ける意思」があったのは、確かだろう。
なお、コードネームの「アクセルヘッド」だが、
どうやらハード・ロック、パンク・ロックやヘヴィ・メタルで、
昂ぶった観客や演者が曲に合わせて激しく頭を振る「ヘッドバンギング」から来ているようだ。
――アクセルヘッド
[[≪R.I.P.≫]]所属、[[カーネル・フェンダンス>カーネル・フェンダンス【≪四刃隊長≫】]]率いる直属部隊『ヘルクロイツ』の一員。
黒い双眼鏡のような装置を両目に装着した、やや若い男。
襟を立て、ボタンを全開にした白衣に身を包み、
その下に覗くのは身体にぴったりと張り付いている不思議なデザインのスーツ。
見ればスーツのいたるところには電子機器らしきものが装備されている。
そして耳にはイヤホン、首にはヘッドホン。長い金髪を有しており、特徴的。
[[オズワルド>キャノンボール・O.Z.]]や[[ドレクスラー>イービルフェイス・D.D.]]たちと同格で、[[ウェンズディ]]よりは地位が下。
例に違わず「アクセルヘッド」とはコードネームで、本名は「エシェルト・クリーベル」。
非常に優れた技術者であり、カーネルの「イルフォーシス」、[[ヴュネルド>ヴュネルド・ダーンヒュライン【≪R.I.P.≫】]]の機械斧「エルザ」を開発した人物。
無論、そこには幾多もの失敗の積み重ねが存在するが、あきらめずに開発を続けるタフさの持ち主でもある。
……のだが、性格に難が有り過ぎる変人。
山奥の研究塔に篭って開発を続けている。ここまでなら許容範囲なのだが――
「開発中」になると、その研究塔には表現することすら不可能なハードロックの爆音に包まれる。
ライヴホールなど目ではなく、あまりの衝撃で暫く耳が聞こえなくなっても可笑しく無いほどだ。
塔には防音の結界が施してあるが、それを突き破って外の地面がかすかに振動しているほど。
その中心部にある、360度スピーカーに囲まれた部屋でよく作業しており、
呆れたことにその状態で更にイヤホンの最大音量で音楽を聴いている。
曰く、「音楽を聴いている」と閃きやすいらしいが、もう滅茶苦茶である。
ちなみに、ロック系の洋楽を好むようだ。
ついでに、愛用の音楽機器は手で振ったらシャッフルできるアレ。
それだけでも十分変人なのだが、喋り方やら何やらもかなり変。
てろんてろんしたような、間の抜けた風に喋るため聞いているだけでも何かウザったい。
しかもイヤホンをつけている時は相手の声が聞こえておらず、よく終わってから「で、会話成立してた?」と聞いてくる。
曰く様々な思考パターンや人物パターンを統計して最も確率の高い話題を適当に喋っているらしい。
それでも割りと会話が成立するから怖い。
ノクトクルセイドの一員である[[シルヘストン]]の修理を承った時は、実際にシルヘストンと対面してから
「『アクセルヘッドさーん!』って挨拶しながら元気よくバンザイしてー」だとか
「『わて、めっちゃ好きやねーん↑』って言いながらウインクしてー」など、意味不明な注文を連発。
これには[[ジギルティンゲン]]を呆れさせた、が――
……実はこの二つの文言には一般的な日本語の発音が全て含まれており、彼はその発声チェックをしていたのだ。
加えてイントネーションの上げ方、感情の込め方などからも思考回路を分析、最適の修理ルートを組み上げた。
更に独自の美学を持っているようで、シルヘストンの修理では敢えて内面の強化は施されていない。
曰く、人間で言うような最新の武器防具を与えるのは良いが、内部から弄るといつか必ずボロが出るから、だという。
だが「感情機能」の面では強化を施したらしく、「以前より笑顔が自然になればいいなー、みたいな?」らしい。
「元の製作者が意図した100%は越えられないしー、そこは断言しとくけどー。
元の製作者が意図した75%まで近づけてー、
そこにボクが意図する100%の修理を施してー、
結果的に175%の完成度になるからいいよねー?
……あ、175R聴こーっと」
というこの台詞が、恐らく最も端的に彼を表しているだろう。
アクセルヘッド自身はシンプルな帯電能力者であるが、
彼自身が戦う時は、彼が作成した機械の椅子に座りながら立ち回る。
この椅子は宙に浮遊しており、様々なウエポンが内臓してある。
また、「変形ロボットって浪漫だよね」とアクセルヘッドが言う通り、
この椅子には人型かつ中型のライド・マシンへの変形機構が搭載されている。
変形後は、椅子をそのままコクピットとして、
左右にそれぞれ雷撃発射機構・火炎放射機構が搭載されたアームが出現。
短い2本の足も伸び、近接格闘から中距離戦闘まで可能な万能マシンとなる。
足の裏にはローラーや別駆動のエンジンも搭載されており、
直線距離における最高速度はその大きさに反してかなり速い。
ちなみに動力はマシンそのものの動力炉と別に、アクセルヘッド自身が能力で生み出した電力を使う。
[[光の国]]発電所の襲撃においては発電所のセキュリティを解除するなど裏方からバックアップ。
そして、[[Justice]]本拠地襲撃戦において上記マシンに搭乗し遂に出撃。
一度は能力者らの連携によって撃破されたかに見えたが、
その後カーネルのピンチに、ボロボロのまま、半ば発狂した様子でリターン。
カーネルが撤退する隙を作ると共に、帯電能力を全開にして能力者たちの前に立ちふさがった。
しかし本当はアクセルヘッドに戦う力は残されておらず、
すべては「相手を煽り、相手に最大クラスの大技を使わせ、
その技の様子を眼の機械で記録する」のが目的だった。
当然このためにアクセルヘッドは死亡することになるが、彼自身はカーネルの役に立てることに満足していた。
人は自らより秀ですぎたものを恐れる。
「天才」と称されたアクセルヘッドは幼少から誰にも理解されず、孤独だった。
自らの耳に入り込んでくる、数々の心無い雑音(ノイズ)。
彼が爆音の世界に逃げ込んだのは、その雑音を遮断するためだった。
「音楽には普遍性がある。芸術は平等だ」とは追い詰められたアクセルの言。
平等に見られず、偏見に苛まれた彼の半生の悩みを象徴する言葉である。
しかし、そうやって「音楽という鎧に守られた逃避」「孤独」のなかにいたアクセルヘッドの、
「奇人という仮面」に隠された本質、その才能を見出したのがカーネルであったという。
――其処は『孤独なる世界』……誰も居ない……認められもしない……
……生きているか……死んでいるかもわからない世界ッ……!
――そんな世界に手を差し伸べてくれたのがカーネル隊長だッ!!
このボクの才能を見出してくれたッ!!生きる意味をくれたッ!!
――はじめてボクに偏見を持たずに!!この『ボクの声を聴いてくれたッッ!!』――
それがアクセルがカーネルに組する理由であり、彼に従う信念であった。
しかしこの言葉に対して、対戦相手の[[エルフェス=ネヴィア]]はこんな言葉を放っている。
『オレはこう思うのさ「お前はただの普通の人間だ」ってな
結局お前は寂しいんだ、そんなお前がお前の言う「凡人」であるオレ達とどう違うってんだ』
この言葉は、アクセルの本質をずばりと言い当てた言葉なのかもしれない。
しかし自らの信念に忠実に、アクセルは自らの命を賭してカーネルを助けた。
そこには偏見や、輪郭が曖昧なものを超越した、「輝ける意思」があったのは、確かだろう。
なお、コードネームの「アクセルヘッド」だが、
どうやらハード・ロック、パンク・ロックやヘヴィ・メタルで、
昂ぶった観客や演者が曲に合わせて激しく頭を振る「ヘッドバンギング」から来ているようだ。