ネル・ナハト戦争

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***【概要】 犯罪組織[[≪ネル・ナハト≫]]、それを率いる[[キルベルク・シルバーソード]]が起こした一連の事件を指す。 シルバーソードの望む“平和の世界”を成就するために、各地で能力者たちと幾度となく激突。 最初は対能力者用の留置所である[[第74留置施設エリア]]を襲撃、犯罪者を解放して 世界を混沌に陥れるなど一介の犯罪組織でしか無かったが、 [[金の国]]郊外、ニューエネルギー研究所跡での一部能力者との戦闘を経てその力を強め、 [[聖都スラウロット]]襲撃テロから世界に対して宣戦布告した。 その後[[クリサンセマム・リチェルカ]]を襲撃して技術力を奪取してから戦いはより熾烈になり、 以後はシルバーソードが最終にして最初の目的地と掲げていた金の国を標的に絞った。 これによりそれ以降、金の国連合軍VS≪ネル・ナハト≫勢との戦闘が中心になる。 金の国とは国境地帯・ビクマール砦、エルポタの森、そして金の国中央部で3度戦闘。 その後金の国が結成した討伐隊が≪ネル・ナハト≫の本拠地[[ヴュルヘイム古代都市]]に進軍。 これを陥落させるが、その二週間後にシルバーソードが最後の反撃として金の国王城に奇襲をかける。 敵味方問わず全員が全力を尽くして戦闘にあたった最後の戦いは、まさに決戦と呼ぶに相応しい。 この激戦により首謀者シルバーソードは死亡、≪ネル・ナハト≫は瓦解した。 一連の戦いで敵味方問わず非常に多くの犠牲を払い、大きな爪痕を残したと言えよう。 ---- ***序曲――オープニング―― 全ての始まりは――突如現れた、『[[キルベルク・スロウエッジ]]』という青年によってもたらされた。 夏の或る日――彼と、ひとりの探偵少年、[[野比 信太(ノビタ)]]』の出会いが、全ての開幕だった。 キルベルクは言う。この街に、犯罪集団≪ネル・ナハト≫のメンバーが潜んでる可能性があると。 ≪ネル・ナハト≫――それは、たった4人組でありながら、自らが関わった犯罪において、その足跡を一切残さない集団。 事件に関して、一切の証拠が出ないことが、≪ネル・ナハト≫が起こした事件であるという証拠になる―― そう言われる、最低最悪の犯罪者集団であった。そして、キルベルクはこのネル・ナハトに両親を殺害されたという。 死亡したと装って其の場を生き延びた彼は、復讐のため、ネル・ナハトを追っているのだという―― 『滅びを謳う老道化』……パンデルピエール。 『狂華の禁忌』……コルネッツォ。 『堕ちた騎士』……フェルナドーレ。 そして彼らのリーダーであり一切の素性が不明な男、『銀色の剣士(シルバー・ソード)』―― しかし、キルベルクが言うのは、この銀色の剣士の『能力』を、この世で唯一知る人物が居るという。 その人物の名は『マック=ザ・スプラッター』。 かつて『人間伐採機』と呼ばれた凶悪な連続殺人犯であり、奇しくもノビタとも戦った経験があった。 マックは、その昔銀色の剣士と戦い、生き延びたのだという。すなわち、銀色の剣士の『能力』を知っているのだ。 キルベルクは、探偵であるというノビタにひとつの依頼をする。 『銀色の剣士を見つけてほしい』――と。 銀色の剣士は、恐らく自身の能力を知るマックを殺害するため、必ず姿を現す。 マックは現在どこかの牢獄に投獄されているのだ――まずはその牢獄を探し出してほしい、と。 ノビタは、この依頼を快諾する。 後に「牢獄探し」を協力することになる[[幾月 真織]]、 更にキルベルクと共にネル・ナハトを追うことになった人形使い[[アリー・スフィア]]と共に、 彼らは『銀色の剣士』を廻る因果の物語に巻き込まれてゆく―― その後に待ち受ける、壮大な『運命』など―― この時はまだ、誰も知ることは無かったのだ――。 ---- ***&color(#999999){――君たちは夢があるか?果たしたい夢は?} ***≪夜明け≫の前奏曲 *&color(red){第74留置施設エリア襲撃事件} ***(第三世界暦2009年8月) ***【ストーリー】 ≪ネル・ナハト≫及び[[≪銀色の剣士≫>銀色の剣士≪シルバー・ソード≫]]の情報を知る唯一の男、『[[マック=ザ・スプラッター]]』。 最悪の殺人鬼でもある彼が、この監獄施設に留置されている。 情報漏洩を恐れた銀色の剣士がマックの居場所を突き止める前に彼と接触し、 ≪ネル・ナハト≫及び≪銀色の剣士≫の情報を入手するのが目的。 場合によっては、襲撃してくるであろう≪ネル・ナハト≫勢との戦闘が有り得る。 ***【フィールド情報】 主に第74留置施設エリアの室内及び中庭。室内は天井有りのフロア張り、中庭は土です。 中庭は塀で囲まれており、天井部は透明の板が張ってあるもののかなり高いです。 中庭には草や樹などがあり、或いは戦闘に応用できるでしょう。 また、“特殊な何か”の影響で、エリア内では能力の使用が封じられます。 それが“能力”であれば使用出来ません。“魔力”及び“魔法”の範疇ならば、これは含みません。 ***【参加者】 ノビタ  アリー・スフィア  幾月 真織 ***【対戦結果】 真織&アリー・スフィアVSパンデルピエール……勝者:真織&アリー マック=ザ・スプラッターVSフェルナドーレ……勝者:マック……―― ***&color(#999999){『――――良くやった。フェルナドーレ』} ***&color(#999999){久し振りだな……『マック……ザ……スプラッター』…… ***&color(#999999){良いか?何人たりても存在してはならないということを……“理解”するんだ……。} ***&color(#999999){このわたしの……永久なる「頂点」の座を根元から揺れ動かすような因子は「排除」せねばならない……。} ***&color(#999999){例えそれが如何にちっぽけで、“常人が足で踏み潰す事に気付かぬ程取るに足らぬ存在”だったとしても!} ***&color(#999999){二度とだ……二度と夜の月に縋ることも朝日に希望を抱くことも許されはしない……} 銀色の剣士VSマック=ザ・スプラッター&ノビタ……勝者:銀色の剣士 【――――第74留置施設エリア――任務――マック=ザ・スプラッターからの情報聴取――――】 【多くの傷と多くの生命という尊い犠牲を払った――ネル・ナハトたちとのファースト・コンタクト】 【凄まじい激戦の末――パンデルピエールを撃破、フェルナドーレを退けるも……】 【―――――――マックの死を以て……  失敗  】 ***&color(#999999){糸に繰られしマリオネットの如き人生を生きる愚か者どもに――わたしは警鐘を鳴らす。} ***&color(#999999){それは≪夜中の鐘≫――何処までも響き渡る――} ---- ***【間奏】 マックの死という衝撃的な幕切れで閉じた、ネル・ナハトとの最初の戦い。 悲観にくれる間もなく、銀色の剣士が牢獄から解放した凶悪犯罪者たちとの戦いが始まる。 『灼熱演出家』[[ツォルン・ピュロマーネ]]。 『黒き知識欲』[[ウー・オルドヌング]]。 『歪なる愛憎の門』[[プフェルトナー]]。 そして、この中では最も凶悪な大量殺人者、『響く殺戮デスメロディ』[[ヴィダーハル]]。 更に、これらを纏め上げる『銀色の剣士の副官』――[[ベリルハーツ・ミャオマオ]]の存在も明らかになる。 脱獄囚たちは本能の赴くままに暴れ周り、ベリルは静かに暗躍し、≪ネル・ナハト≫の因縁を拡大させてゆく―― エリーズVSピュロマーネ……勝者:エリーズ ピュロマーネ死亡 瑠雪 晃VSオルドヌング&プフェルトナー……勝者:晃 プフェルトナー死亡 度重なる脱獄囚たちの失敗に、彼らの司令塔でもあるベリルは焦りを募らせる。 そんな中彼女は、ひとりの少女――[[サバト]]と出会う。 初めは友好的(すぎる勢い)なサバトに戸惑うベリルであったが、やがてはじめての「友達」という感覚に戸惑いを覚え始める。 しかし、運命は静かに流転し――脱獄囚のひとりヴィダーハルが、ベリルの手を離れて暴走。 仲間であるオルドヌングすら惨殺し、ベリルの知らないところで――サバトに、牙を剥こうとしていた。 天魔サバトVSヴィダーハル……勝者:サバト ヴィダーハル死亡 打ち解け始めていたオルドヌングを殺害された怒りで『天魔』を解放させたサバトは、 激戦の末にヴィダーハルを撃破し、殺害する。 これを受けてベリルハーツは、ヴィダーハルを撃破できる能力者は脅威であるとして、捜査を開始。 「犯人はボク自ら手を下す」――ベリルはその決意を胸に夜を歩く。 その犯人が、自らの初めての友人であるということも知らず――運命は、加速していく。 同時に、『金の国』で発生した13年前のクーデターの真相を追っていた騎士団長[[レティシア>レティシア・ヴラド・ランサレージュ]]は、 [[ハンター・ワンダー・ルーカス]]と名乗る奇抜な服装をした人物に出会う。 彼はどうやら、13年前に発生したクーデターの真相を知っているらしかったが、部分的記憶喪失に陥っていた。 その記憶の断片を紐解くと、どうやら現在行方知れずとなっている彼の義弟が事件に関与しているらしい。 義弟の名は『シルバーソード』……―― 『銀色の剣士』と『シルバーソード』……不可解な一致を見出したレティシアは、ネル・ナハトを追うことを決意する。 一方のルーカスも、『銀色の剣士』の存在を知り―― 一方、≪ネル・ナハト≫と無縁のところでは、ひとりの少年が生命の危機を迎えていた。 少年の名は[[イルゾル・ビッグスター]]。[[クリサンセマム・リチェルカ]]という技術組織に所属する身であった。 だが、このクリサンセマム・リチェルカを狙った[[ナーガ>月輪 悠楽]]という男の陰謀により、 イルゾルはプロの暗殺者に狙われ、そのために昏睡状態に陥り、目覚めた時、彼は記憶を失っていた。 失われた記憶と現実の狭間で苦しむイルゾルは、或る日突然仲間たちの前から姿を消す。 不穏な事態に、ちらつく≪ネル・ナハト≫の影―― そんな幾重の物語が重なる中――ネル・ナハトの足取りを完全に失っていたノビタたちの元に吉報が舞い込む。 なんとキルベルクが、『ネル・ナハトの本拠地』を発見したというのだが――――? ---- ***&color(#999999){『さぁ』『「踊れ」』ほんものの≪夜中の鐘≫が「鳴り響く――」} ***ムーンライト・セレナーデ *&color(red){ニューエネルギー研究所跡襲撃事件} ***(第三世界暦2009年10月) ***【ストーリー】 キルベルクの雇った情報屋の犠牲により判明した≪ネル・ナハト≫の拠点に奇襲をかけます。 同行者はキルベルク・スロウエッジ。当面の目標は銀色の剣士及び≪ネル・ナハト≫の打倒です。 打倒できずとも、戦力を削ることができれば成功と判断します。 ***【作戦概要】 夜襲作戦。深夜の闇に乗じて、ネル・ナハトに奇襲をかけます。 幾つかの侵入口を爆破し相手を撹乱・陽動しつつ、二手に分かれて一気に攻め込みます。 ***【参加者】 真織 アリー レティシア ノビタ ***【対戦結果】 アリー&レティシアVSネル・ナハト新幹部:リーヴィッヒ・ルジャ……勝者:アリー&レティシア 幾月 真織&ノビタ&キルベルクVS銀色の剣士……――? ***&color(#999999){――『有難う。“真織君”。“信太君”。} ***&color(#999999){ク……漸く――漸く“解き放たれた”気分ですね……。} ***&color(#999999){『自分を偽って人と関わる』というのは……なかなかどうして息がつまる――} ***&color(#999999){しかし……しかしそれに耐えるに足るほどに――“面白かった”ですよ} ***&color(#999999){君たちが…この私のことを……信じ切っているのは――――!』} ――キルベルク・スロウエッジ……その正体こそ、『銀色の剣士』―― 彼の真の名は『キルベルク・シルバーソード』――すべては利用するために、最初から仕組まれたことだった。 キルベルクは謎に包まれた能力『D・エクソダス』を発動し、その脅威を見せ付ける。 ネル・ナハト幹部コルネッツォもノビタと真織に襲い掛かる。 更にレティシアと相対した幹部フェルナドーレは、なんと死んだはずの金の国前騎士団長、 フェルナドーレ・デュオ・ゼンスパーッツァ・リカステュルだった。 驚愕しつつも、祖国の敵と堕ちたフェルナドーレに、レティシアは敵意の咆哮を見せる。 錯綜する因縁、加速する戦い、絶望へと辿る状況―― だが、其処に「とある人物」が現れ……――? ……この後の展開は、[[名シーン集>名バトル・名シーン集]]にログごと収録されている。 是非、そちらを参照していただきたい。 ***&color(#999999){刻め蝿どもッッ!!!諸君らを導く音の名を!!!打ち鳴らす夜中の鐘を!!!!} ***&color(#999999){その先の夜闇を切り裂く≪銀色の剣≫を!!!} ***&color(#999999){そして願えッッ!!!一心不乱に祈れ!!明日の自由を!!そして平穏をッッ!!!} ***&color(#999999){それが世界を≪幸福≫へと導くからなァァァーーーーッッ!!!!} ---- ***【間奏】 信じていたキルベルクが敵のボスだったという事実に、彼と仲の良かったノビタは大きなダメージを負う。 しかし同時に、必ずやキルベルクを打ち倒すという決意が彼の中に生まれていた。 一方キルベルクは更に勢力を拡大。ナーガという男が率いる『ウロボロス』という組織と同盟関係を結ぶ。 この時シルバーソードは、ナーガより『対能力者用人型決戦兵器2号』という巨大な戦闘兵器を贈られる。 後に『神を模したモノ――レプリエル』と名付けられるこの兵器は、ネル・ナハトに多大な戦闘力を与えた。 そんな中――ひとつの運命が一種の終わりを迎えることになる。 ヴィダーハル殺害の犯人を追っていたベリルハーツは、再び、スデに彼女の親友となっていたサバトと再会。 そこで、あろうことかサバトがヴィダーハル殺害の犯人であることを知ってしまう。 『使命』と『友情』の間でもがき苦しむベリル。 その背を崖下へと押したのは、シルバーソードの『威圧感』だった。 ベリルハーツは、自身の『感情』を喪失させ、自らを殺戮マシーンとする究極秘技―― 『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』を発動させ、かつての親友との決戦に臨む―― ***&color(#999999){ねぇ ルミナ} ***&color(#999999){ボクら なんで、「ともだち」に なっちゃったんだろう?} ***&color(#999999){なんで、『ボクとキミ』だったんだろう?} ***&color(#999999){なんで、『ルミナ』と『ボク』が、出会って、仲良くなっちゃったんだろう?} ***&color(#999999){ねぇ ルミナ} ***&color(#999999){『ボクとキミ』じゃなかったら、よかったのかな?} ***&color(#999999){出会わなければ、こうならなかったのかな?} ***&color(#999999){でも ルミナ} ***&color(#999999){『キミじゃないボク』なんて、考えられない} ***&color(#999999){キミが居たから、ボクは、今、こうして居られる} ***&color(#999999){ルミナが居てくれたから、ボクは、色んな新しいことを知れたんだよ――――} ***&color(#999999){ねぇ} ***&color(#999999){ルミナ} ***&color(#999999){≪民衆を導く女神/自由≫は――どこを、向いているの?} ***&color(#999999){ねぇ} ***&color(#999999){ドミネ クオ ヴァディス} ***&color(#999999){どこ へ いくの?} ***&color(#999999){  ―――― ≪ VIVA LA VIDA ≫ ――――} ***&color(#999999){…… さよなら、ルミナ } ***&color(#999999){『さよなら…なんて言わせない』  『本当のあなたの意思はなんなの!?』} ***&color(#999999){『  ――今の貴女は!!!運命という糸に操られてる操り人形だ!!!――  』} ――烈しい激戦を経て、サバトとベリルの戦いはサバトの勝利に終わる。 そしてサバトは、罪に塗れ、闇の道を歩んできたベリルを受け入れる。 かくしてベリルは≪ネル・ナハト≫を脱退し――ひとつの物語は、終焉をみた。 だが、≪ネル・ナハト≫の因果は、まだ始まったばかりであり―― ――副官を失ったキルベルクは、ある少女と出会う。 後に運命を大きく変える邂逅――少女は、名を[[吟雪]]と言った。 その境遇、現在の立ち位置、様々な条件が重なった状態にあった吟雪は、キルベルクの語る世界に魅入る。 結果、彼女は≪ネル・ナハト≫への加入を志願し、キルベルクはこれを『試験』した。 『試験相手』として登場したのは、≪ネル・ナハト≫の「最後の切り札」とキルベルクが称した人造戦士、『[[ダルク>≪"Dawn Dream-D'ammerung"ダルク≫]]』。 「どこかで見たような戦い方」をするダルクとの戦闘を納め、吟雪はネル・ナハトの『新副官』に就任。 そしてキルベルクは、遂に『世界』を相手に『宣戦布告』に乗り出そうとしていた―― ---- ***&color(#999999){『―― “神”は死んだ―― ほかでもない……われわれが神を殺したのだ……。} ***&color(#999999){そう、それは大地から太陽から切り離すような行為……光は絶え死ぬ……――} ***&color(#999999){われわれは何処へと動いていくのか?道は暗闇に塗りつぶされ、方角という概念は潰える……。} ***&color(#999999){われわれは無限の虚無を彷徨うのか?果ては愚か、始まりすら見えない混沌の世界だ……。} ***&color(#999999){寒さを未だにきみたちは感じないか?絶対零度……すべてが凍りつく……それが『夜』……} ***&color(#999999){絶えず夜が――ますます暗い『夜』がやってくるのではないか?降りる……『夜』が降りてくる――} ***&color(#999999){だが……今この時より『夜』は終わりを告げる……昇る――『夜明け』が昇る……。} **&color(#999999){Son Giunta  Grazie o Dio} ***聖都奇想曲 *&color(red){聖都襲撃事件} ***(第三世界暦2009年11月) ***【概要】 ≪ネル・ナハト≫のボス、キルベルク・シルバーソードによる襲撃イベントです。 聖都に襲撃をかけ、≪ネル・ナハト≫として宣戦布告、表舞台に立つことを宣言することが目的です。 参加者の方には、この襲撃の被害を食い止めるために戦闘をしていただきます。 ***【対戦カード】 ***VSシルバーソード&ダルク 織守 シルヴェストル・ブノア・リシュタンベルジェル 刹那 エルメア ノビタ&ドラ ***VSナーガ&レプリエル 天ヶ谷 双葉 フェン・バルケナード 大宮 志穂 色冥 鮮 ジルバ・ラトウィッジ ジョニー・バイオレット ***VSグラハム&狂信者部隊 岩戸 天一 レイジスト=クロフォード アナザー 猫治郎 アーチャー ***【戦闘結果】 ……『ウロボロス』と協力し、かつてない規模で聖都に対してテロを行った≪ネル・ナハト≫。 『ウロボロス』のナーガ、ナーガの部下であるグラハムと共に能力者たちと凄まじい激戦を繰り広げつつ、 ≪ネル・ナハト≫としての思想を全民衆に知らしめんと、シルバーソードは大演説を行う。 この際の演説は、[[シルバーソードの演説全文]]に収録しているため、余裕があれば見てほしい。 一方の戦いは、シルバーソードと、『最後の切り札』ダルク、 更にナーガの加勢として現れた、新副官吟雪らが脅威の力を見せつけ、凄まじい激戦となる。 しかしそんな中、[[アーチャー]]が大魔導式『白夜の徒士』を発動。 巨大な結界の中にシルバーソードを閉じ込め、更に能力者たちの連携により、遂に彼を追い詰める事に成功。 あと一歩のところで勝利をものに出来る、そう思われていたが―― 『――――ふ ひゃは、ひゃははははははははははははは……。 【キルベルクは――壊れたように笑い出す】 そうか……≪きみの世界≫か……フフッ……いや……実に良い≪試練≫だ…… ああ、これすらもわたしにとっては≪試練≫となりえる……今!“理解”した…… わたしが、わたしだけが信じる『神』がある……これは……『啓示』だ……。 【ゆらり、と】 【明らかに異質な雰囲気を纏っている――】 【そして】 ――≪理解≫したぞッッ!!全て、全て、なにもかも≪認識≫した!! 『神』は!!今こそわたしに“至れ”といっているのだッッ! 絶対的な夜明けの果て――出し惜しみなどする必要はないと!! 今!おまえの全てをここで解き放てと!!そう言っているのだと≪刻み込んだ≫!! 【取り出したのは】 【―――≪デンメルング≫―――≪ 黎明の宝玉 ≫――――!!】 久遠の白夜!!それがきさまの世界ならばッッ!! わたしはわたしで≪無限の黎明≫を打ち出すッッ!!それは絶対不変の≪世界≫ッッ! いいだろう!!導くものとして――今日というこの日を祝してッッ!! 今こそ!今こそ、今こそ今こそ今こそッッッ!! わたしはわたしの持ちえるスベテを!!きさまに敬意を払いッッ!!! 見せ付けてくれる――わたしの持つスベテを!!圧倒的な世界の片鱗を!!! ―― 幸福へと至る道への扉をッッ――!!! わたしは―― キルベルク・シルバァアアーーーーソーーーードッッ!!! いかなる逆境!!いかなる≪運命≫――いかなる≪世界≫をもッッ!!! 斬り裂き払う―― ≪ 銀色の剣 ≫ だァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!』 ――キルベルクは、なんと所持していた宝玉『黎明の宝玉』と『融合』。 更なる脅威的なチカラを手に入れ、この逆境を打ち破る。 アートマン『D・エクソダス』に加え、新たな能力『エヒト・ナハト・ヒュムネ』が覚醒。 ネル・ナハト最大規模の激戦の最後は、キルベルクの進化という劇的な結末を持って終幕した。 加速する絶望、戦い――≪ネル・ナハト≫戦争は、これより更に激化し、歴史と因果を引き連れて嵐とするのである。 『今ッッ!!わたしは再び宣言するッッ――――!! ≪神≫は死んだッッ!!われわれの手によって!!地獄以下の奈落の果てへと消え堕ちたのだッッ!! 夜が訪れるッッ!!絶望の夜が!!絶え間なく続くかのような殺戮の戦争世界が訪れるッッ!!! だがッッ!!! ≪夜明け≫もまた必ず顔を出す――≪黎明≫!!それこそが≪幸福≫!!! 絶望の漆黒の夜を乗り越えた先!!そこに至れるきみたちは≪幸福≫を掴む!! 掴みとるのは誰だ――?生き残るのは誰だッッ――!?無関係では許されない世界が来るぞッッ!! そして―― わたしは≪掴み取る≫ッッ!!わたしは絶対に≪掴み取ってみせる≫!! わたしは……わたしは必ずや――≪幸福≫へと至ってみせるぞ!! きみたちはどうする……?足掻くか?わたしを止めるか?ふは、ひゃははははははははははっっ!? ≪戦奏≫だッッ!!訪れるぞ!!ふは、ふははははははははは!!?さぁ、どう足掻くのだッッ!? ひゃははははははははははははははははは、ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!』 ---- ――あまりに長くなったので『ネル・ナハト戦争 第二部(仮)』へと続く。工事中。待つべし、待つべし。
***【概要】 犯罪組織[[≪ネル・ナハト≫]]、それを率いる[[キルベルク・シルバーソード]]が起こした一連の事件を指す。 シルバーソードの望む“平和の世界”を成就するために、各地で能力者たちと幾度となく激突。 最初は対能力者用の留置所である[[第74留置施設エリア]]を襲撃、犯罪者を解放して 世界を混沌に陥れるなど一介の犯罪組織でしか無かったが、 [[金の国]]郊外、ニューエネルギー研究所跡での一部能力者との戦闘を経てその力を強め、 [[聖都スラウロット]]襲撃テロから世界に対して宣戦布告した。 その後[[クリサンセマム・リチェルカ]]を襲撃して技術力を奪取してから戦いはより熾烈になり、 以後はシルバーソードが最終にして最初の目的地と掲げていた金の国を標的に絞った。 これによりそれ以降、金の国連合軍VS≪ネル・ナハト≫勢との戦闘が中心になる。 金の国とは国境地帯・ビクマール砦、エルポタの森、そして金の国中央部で3度戦闘。 その後金の国が結成した討伐隊が≪ネル・ナハト≫の本拠地[[ヴュルヘイム古代都市]]に進軍。 これを陥落させるが、その二週間後にシルバーソードが最後の反撃として金の国王城に奇襲をかける。 敵味方問わず全員が全力を尽くして戦闘にあたった最後の戦いは、まさに決戦と呼ぶに相応しい。 この激戦により首謀者シルバーソードは死亡、≪ネル・ナハト≫は瓦解した。 一連の戦いで敵味方問わず非常に多くの犠牲を払い、大きな爪痕を残したと言えよう。 (PC閲覧推奨) ---- ***序曲――オープニング―― 全ての始まりは――突如現れた、『[[キルベルク・スロウエッジ]]』という青年によってもたらされた。 夏の或る日――彼と、ひとりの探偵少年、[[野比 信太(ノビタ)]]』の出会いが、全ての開幕だった。 キルベルクは言う。この街に、犯罪集団≪ネル・ナハト≫のメンバーが潜んでる可能性があると。 ≪ネル・ナハト≫――それは、たった4人組でありながら、自らが関わった犯罪において、その足跡を一切残さない集団。 事件に関して、一切の証拠が出ないことが、≪ネル・ナハト≫が起こした事件であるという証拠になる―― そう言われる、最低最悪の犯罪者集団であった。そして、キルベルクはこのネル・ナハトに両親を殺害されたという。 死亡したと装って其の場を生き延びた彼は、復讐のため、ネル・ナハトを追っているのだという―― 『滅びを謳う老道化』……パンデルピエール。 『狂華の禁忌』……コルネッツォ。 『堕ちた騎士』……フェルナドーレ。 そして彼らのリーダーであり一切の素性が不明な男、『銀色の剣士(シルバー・ソード)』―― しかし、キルベルクが言うのは、この銀色の剣士の『能力』を、この世で唯一知る人物が居るという。 その人物の名は『マック=ザ・スプラッター』。 かつて『人間伐採機』と呼ばれた凶悪な連続殺人犯であり、奇しくもノビタとも戦った経験があった。 マックは、その昔銀色の剣士と戦い、生き延びたのだという。すなわち、銀色の剣士の『能力』を知っているのだ。 キルベルクは、探偵であるというノビタにひとつの依頼をする。 『銀色の剣士を見つけてほしい』――と。 銀色の剣士は、恐らく自身の能力を知るマックを殺害するため、必ず姿を現す。 マックは現在どこかの牢獄に投獄されているのだ――まずはその牢獄を探し出してほしい、と。 ノビタは、この依頼を快諾する。 後に「牢獄探し」を協力することになる[[幾月 真織]]、 更にキルベルクと共にネル・ナハトを追うことになった人形使い[[アリー・スフィア]]と共に、 彼らは『銀色の剣士』を廻る因果の物語に巻き込まれてゆく―― その後に待ち受ける、壮大な『運命』など―― この時はまだ、誰も知ることは無かったのだ――。 ---- ***&color(#999999){――君たちは夢があるか?果たしたい夢は?} ***≪夜明け≫の前奏曲 *&color(red){第74留置施設エリア襲撃事件} ***(第三世界暦2009年8月) ***【ストーリー】 ≪ネル・ナハト≫及び[[≪銀色の剣士≫>銀色の剣士≪シルバー・ソード≫]]の情報を知る唯一の男、『[[マック=ザ・スプラッター]]』。 最悪の殺人鬼でもある彼が、この監獄施設に留置されている。 情報漏洩を恐れた銀色の剣士がマックの居場所を突き止める前に彼と接触し、 ≪ネル・ナハト≫及び≪銀色の剣士≫の情報を入手するのが目的。 場合によっては、襲撃してくるであろう≪ネル・ナハト≫勢との戦闘が有り得る。 ***【フィールド情報】 主に第74留置施設エリアの室内及び中庭。室内は天井有りのフロア張り、中庭は土です。 中庭は塀で囲まれており、天井部は透明の板が張ってあるもののかなり高いです。 中庭には草や樹などがあり、或いは戦闘に応用できるでしょう。 また、“特殊な何か”の影響で、エリア内では能力の使用が封じられます。 それが“能力”であれば使用出来ません。“魔力”及び“魔法”の範疇ならば、これは含みません。 ***【参加者】 ノビタ  アリー・スフィア  幾月 真織 ***【対戦結果】 真織&アリー・スフィアVSパンデルピエール……勝者:真織&アリー マック=ザ・スプラッターVSフェルナドーレ……勝者:マック……―― ***&color(#999999){『――――良くやった。フェルナドーレ』} ***&color(#999999){久し振りだな……『マック……ザ……スプラッター』……} ***&color(#999999){良いか?何人たりても存在してはならないということを……“理解”するんだ……。} ***&color(#999999){このわたしの……永久なる「頂点」の座を根元から揺れ動かすような因子は「排除」せねばならない……。} ***&color(#999999){例えそれが如何にちっぽけで、“常人が足で踏み潰す事に気付かぬ程取るに足らぬ存在”だったとしても!} ***&color(#999999){二度とだ……二度と夜の月に縋ることも朝日に希望を抱くことも許されはしない……} 銀色の剣士VSマック=ザ・スプラッター&ノビタ……勝者:銀色の剣士 【――――第74留置施設エリア――任務――マック=ザ・スプラッターからの情報聴取――――】 【多くの傷と多くの生命という尊い犠牲を払った――ネル・ナハトたちとのファースト・コンタクト】 【凄まじい激戦の末――パンデルピエールを撃破、フェルナドーレを退けるも……】 【―――――――マックの死を以て……  失敗  】 ***&color(#999999){糸に繰られしマリオネットの如き人生を生きる愚か者どもに――わたしは警鐘を鳴らす。} ***&color(#999999){それは≪夜中の鐘≫――何処までも響き渡る――} ---- ***【間奏】 マックの死という衝撃的な幕切れで閉じた、ネル・ナハトとの最初の戦い。 悲観にくれる間もなく、銀色の剣士が牢獄から解放した凶悪犯罪者たちとの戦いが始まる。 『灼熱演出家』[[ツォルン・ピュロマーネ]]。 『黒き知識欲』[[ウー・オルドヌング]]。 『歪なる愛憎の門』[[プフェルトナー]]。 そして、この中では最も凶悪な大量殺人者、『響く殺戮デスメロディ』[[ヴィダーハル]]。 更に、これらを纏め上げる『銀色の剣士の副官』――[[ベリルハーツ・ミャオマオ]]の存在も明らかになる。 脱獄囚たちは本能の赴くままに暴れ周り、ベリルは静かに暗躍し、≪ネル・ナハト≫の因縁を拡大させてゆく―― エリーズVSピュロマーネ……勝者:エリーズ ピュロマーネ死亡 瑠雪 晃VSオルドヌング&プフェルトナー……勝者:晃 プフェルトナー死亡 度重なる脱獄囚たちの失敗に、彼らの司令塔でもあるベリルは焦りを募らせる。 そんな中彼女は、ひとりの少女――[[サバト]]と出会う。 初めは友好的(すぎる勢い)なサバトに戸惑うベリルであったが、やがてはじめての「友達」という感覚に戸惑いを覚え始める。 しかし、運命は静かに流転し――脱獄囚のひとりヴィダーハルが、ベリルの手を離れて暴走。 仲間であるオルドヌングすら惨殺し、ベリルの知らないところで――サバトに、牙を剥こうとしていた。 天魔サバトVSヴィダーハル……勝者:サバト ヴィダーハル死亡 打ち解け始めていたオルドヌングを殺害された怒りで『天魔』を解放させたサバトは、 激戦の末にヴィダーハルを撃破し、殺害する。 これを受けてベリルハーツは、ヴィダーハルを撃破できる能力者は脅威であるとして、捜査を開始。 「犯人はボク自ら手を下す」――ベリルはその決意を胸に夜を歩く。 その犯人が、自らの初めての友人であるということも知らず――運命は、加速していく。 同時に、『金の国』で発生した13年前のクーデターの真相を追っていた騎士団長[[レティシア>レティシア・ヴラド・ランサレージュ]]は、 [[ハンター・ワンダー・ルーカス]]と名乗る奇抜な服装をした人物に出会う。 彼はどうやら、13年前に発生したクーデターの真相を知っているらしかったが、部分的記憶喪失に陥っていた。 その記憶の断片を紐解くと、どうやら現在行方知れずとなっている彼の義弟が事件に関与しているらしい。 義弟の名は『シルバーソード』……―― 『銀色の剣士』と『シルバーソード』……不可解な一致を見出したレティシアは、ネル・ナハトを追うことを決意する。 一方のルーカスも、『銀色の剣士』の存在を知り―― 一方、≪ネル・ナハト≫と無縁のところでは、ひとりの少年が生命の危機を迎えていた。 少年の名は[[イルゾル・ビッグスター]]。[[クリサンセマム・リチェルカ]]という技術組織に所属する身であった。 だが、このクリサンセマム・リチェルカを狙った[[ナーガ>月輪 悠楽]]という男の陰謀により、 イルゾルはプロの暗殺者に狙われ、そのために昏睡状態に陥り、目覚めた時、彼は記憶を失っていた。 失われた記憶と現実の狭間で苦しむイルゾルは、或る日突然仲間たちの前から姿を消す。 不穏な事態に、ちらつく≪ネル・ナハト≫の影―― そんな幾重の物語が重なる中――ネル・ナハトの足取りを完全に失っていたノビタたちの元に吉報が舞い込む。 なんとキルベルクが、『ネル・ナハトの本拠地』を発見したというのだが――――? ---- ***&color(#999999){『さぁ』『「踊れ」』ほんものの≪夜中の鐘≫が「鳴り響く――」} ***ムーンライト・セレナーデ *&color(red){ニューエネルギー研究所跡襲撃事件} ***(第三世界暦2009年10月) ***【ストーリー】 キルベルクの雇った情報屋の犠牲により判明した≪ネル・ナハト≫の拠点に奇襲をかけます。 同行者はキルベルク・スロウエッジ。当面の目標は銀色の剣士及び≪ネル・ナハト≫の打倒です。 打倒できずとも、戦力を削ることができれば成功と判断します。 ***【作戦概要】 夜襲作戦。深夜の闇に乗じて、ネル・ナハトに奇襲をかけます。 幾つかの侵入口を爆破し相手を撹乱・陽動しつつ、二手に分かれて一気に攻め込みます。 ***【参加者】 真織 アリー レティシア ノビタ ***【対戦結果】 アリー&レティシアVSネル・ナハト新幹部:リーヴィッヒ・ルジャ……勝者:アリー&レティシア 幾月 真織&ノビタ&キルベルクVS銀色の剣士……――? ***&color(#999999){――『有難う。“真織君”。“信太君”。} ***&color(#999999){ク……漸く――漸く“解き放たれた”気分ですね……。} ***&color(#999999){『自分を偽って人と関わる』というのは……なかなかどうして息がつまる――} ***&color(#999999){しかし……しかしそれに耐えるに足るほどに――“面白かった”ですよ} ***&color(#999999){君たちが…この私のことを……信じ切っているのは――――!』} ――キルベルク・スロウエッジ……その正体こそ、『銀色の剣士』―― 彼の真の名は『キルベルク・シルバーソード』――すべては利用するために、最初から仕組まれたことだった。 キルベルクは謎に包まれた能力『D・エクソダス』を発動し、その脅威を見せ付ける。 ネル・ナハト幹部コルネッツォもノビタと真織に襲い掛かる。 更にレティシアと相対した幹部フェルナドーレは、なんと死んだはずの金の国前騎士団長、 フェルナドーレ・デュオ・ゼンスパーッツァ・リカステュルだった。 驚愕しつつも、祖国の敵と堕ちたフェルナドーレに、レティシアは敵意の咆哮を見せる。 錯綜する因縁、加速する戦い、絶望へと辿る状況―― だが、其処に「とある人物」が現れ……――? ……この後の展開は、[[名シーン集>名バトル・名シーン集]]にログごと収録されている。 是非、そちらを参照していただきたい。 ***&color(#999999){刻め蝿どもッッ!!!諸君らを導く音の名を!!!打ち鳴らす夜中の鐘を!!!!} ***&color(#999999){その先の夜闇を切り裂く≪銀色の剣≫を!!!} ***&color(#999999){そして願えッッ!!!一心不乱に祈れ!!明日の自由を!!そして平穏をッッ!!!} ***&color(#999999){それが世界を≪幸福≫へと導くからなァァァーーーーッッ!!!!} ---- ***【間奏】 信じていたキルベルクが敵のボスだったという事実に、彼と仲の良かったノビタは大きなダメージを負う。 しかし同時に、必ずやキルベルクを打ち倒すという決意が彼の中に生まれていた。 一方キルベルクは更に勢力を拡大。ナーガという男が率いる『ウロボロス』という組織と同盟関係を結ぶ。 この時シルバーソードは、ナーガより『対能力者用人型決戦兵器2号』という巨大な戦闘兵器を贈られる。 後に『神を模したモノ――レプリエル』と名付けられるこの兵器は、ネル・ナハトに多大な戦闘力を与えた。 そんな中――ひとつの運命が一種の終わりを迎えることになる。 ヴィダーハル殺害の犯人を追っていたベリルハーツは、再び、スデに彼女の親友となっていたサバトと再会。 そこで、あろうことかサバトがヴィダーハル殺害の犯人であることを知ってしまう。 『使命』と『友情』の間でもがき苦しむベリル。 その背を崖下へと押したのは、シルバーソードの『威圧感』だった。 ベリルハーツは、自身の『感情』を喪失させ、自らを殺戮マシーンとする究極秘技―― 『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』を発動させ、かつての親友との決戦に臨む―― ***&color(#999999){ねぇ ルミナ} ***&color(#999999){ボクら なんで、「ともだち」に なっちゃったんだろう?} ***&color(#999999){なんで、『ボクとキミ』だったんだろう?} ***&color(#999999){なんで、『ルミナ』と『ボク』が、出会って、仲良くなっちゃったんだろう?} ***&color(#999999){ねぇ ルミナ} ***&color(#999999){『ボクとキミ』じゃなかったら、よかったのかな?} ***&color(#999999){出会わなければ、こうならなかったのかな?} ***&color(#999999){でも ルミナ} ***&color(#999999){『キミじゃないボク』なんて、考えられない} ***&color(#999999){キミが居たから、ボクは、今、こうして居られる} ***&color(#999999){ルミナが居てくれたから、ボクは、色んな新しいことを知れたんだよ――――} ***&color(#999999){ねぇ} ***&color(#999999){ルミナ} ***&color(#999999){≪民衆を導く女神/自由≫は――どこを、向いているの?} ***&color(#999999){ねぇ} ***&color(#999999){ドミネ クオ ヴァディス} ***&color(#999999){どこ へ いくの?} ***&color(#999999){  ―――― ≪ VIVA LA VIDA ≫ ――――} ***&color(#999999){…… さよなら、ルミナ } ***&color(#999999){『さよなら…なんて言わせない』  『本当のあなたの意思はなんなの!?』} ***&color(#999999){『  ――今の貴女は!!!運命という糸に操られてる操り人形だ!!!――  』} ――烈しい激戦を経て、サバトとベリルの戦いはサバトの勝利に終わる。 そしてサバトは、罪に塗れ、闇の道を歩んできたベリルを受け入れる。 かくしてベリルは≪ネル・ナハト≫を脱退し――ひとつの物語は、終焉をみた。 だが、≪ネル・ナハト≫の因果は、まだ始まったばかりであり―― ――副官を失ったキルベルクは、ある少女と出会う。 後に運命を大きく変える邂逅――少女は、名を[[吟雪]]と言った。 その境遇、現在の立ち位置、様々な条件が重なった状態にあった吟雪は、キルベルクの語る世界に魅入る。 結果、彼女は≪ネル・ナハト≫への加入を志願し、キルベルクはこれを『試験』した。 『試験相手』として登場したのは、≪ネル・ナハト≫の「最後の切り札」とキルベルクが称した人造戦士、『[[ダルク>"Dawn Dream-D'ammerung"≪ダルク≫]]』。 「どこかで見たような戦い方」をするダルクとの戦闘を納め、吟雪はネル・ナハトの『新副官』に就任。 そしてキルベルクは、遂に『世界』を相手に『宣戦布告』に乗り出そうとしていた―― ---- ***&color(#999999){『―― “神”は死んだ―― ほかでもない……われわれが神を殺したのだ……。} ***&color(#999999){そう、それは大地から太陽から切り離すような行為……光は絶え死ぬ……――} ***&color(#999999){われわれは何処へと動いていくのか?道は暗闇に塗りつぶされ、方角という概念は潰える……。} ***&color(#999999){われわれは無限の虚無を彷徨うのか?果ては愚か、始まりすら見えない混沌の世界だ……。} ***&color(#999999){寒さを未だにきみたちは感じないか?絶対零度……すべてが凍りつく……それが『夜』……} ***&color(#999999){絶えず夜が――ますます暗い『夜』がやってくるのではないか?降りる……『夜』が降りてくる――} ***&color(#999999){だが……今この時より『夜』は終わりを告げる……昇る――『夜明け』が昇る……。} **&color(#999999){Son Giunta  Grazie o Dio} ***聖都奇想曲 *&color(red){聖都襲撃事件} ***(第三世界暦2009年11月) ***【概要】 ≪ネル・ナハト≫のボス、キルベルク・シルバーソードによる襲撃イベントです。 聖都に襲撃をかけ、≪ネル・ナハト≫として宣戦布告、表舞台に立つことを宣言することが目的です。 参加者の方には、この襲撃の被害を食い止めるために戦闘をしていただきます。 ***【対戦カード】 ***VSシルバーソード&ダルク 織守 シルヴェストル・ブノア・リシュタンベルジェル 刹那 エルメア ノビタ&ドラ ***VSナーガ&レプリエル 天ヶ谷 双葉 フェン・バルケナード 大宮 志穂 色冥 鮮 ジルバ・ラトウィッジ ジョニー・バイオレット ***VSグラハム&狂信者部隊 岩戸 天一 レイジスト=クロフォード アナザー 猫治郎 アーチャー ***【戦闘結果】 ……『ウロボロス』と協力し、かつてない規模で聖都に対してテロを行った≪ネル・ナハト≫。 『ウロボロス』のナーガ、ナーガの部下であるグラハムと共に能力者たちと凄まじい激戦を繰り広げつつ、 ≪ネル・ナハト≫としての思想を全民衆に知らしめんと、シルバーソードは大演説を行う。 この際の演説は、[[シルバーソードの演説全文(完全版)]]に収録しているため、余裕があれば見てほしい。 一方の戦いは、シルバーソードと、『最後の切り札』ダルク、 更にナーガの加勢として現れた、新副官吟雪らが脅威の力を見せつけ、凄まじい激戦となる。 しかしそんな中、[[アーチャー]]が大魔導式『白夜の徒士』を発動。 巨大な結界の中にシルバーソードを閉じ込め、更に能力者たちの連携により、遂に彼を追い詰める事に成功。 あと一歩のところで勝利をものに出来る、そう思われていたが―― ***&color(red){『――――ふ} ***&color(red){ひゃは、ひゃははははははははははははは……。} ***&color(red){そうか……≪きみの世界≫か……フフッ……いや……実に良い≪試練≫だ……} ***&color(red){ああ、これすらもわたしにとっては≪試練≫となりえる……今!“理解”した……} ***&color(red){わたしが、わたしだけが信じる『神』がある……これは……『啓示』だ……。} ***&color(red){――≪理解≫したぞッッ!!全て、全て、なにもかも≪認識≫した!!} ***&color(red){『神』は!!今こそわたしに“至れ”といっているのだッッ!} ***&color(red){絶対的な夜明けの果て――出し惜しみなどする必要はないと!!} ***&color(red){今!おまえの全てをここで解き放てと!!そう言っているのだと≪刻み込んだ≫!!} ***&color(red){久遠の白夜!!それがきさまの世界ならばッッ!!} ***&color(red){わたしはわたしで≪無限の黎明≫を打ち出すッッ!!それは絶対不変の≪世界≫ッッ!} ***&color(red){いいだろう!!導くものとして――今日というこの日を祝してッッ!!} ***&color(red){今こそ!今こそ、今こそ今こそ今こそッッッ!!} ***&color(red){わたしはわたしの持ちえるスベテを!!きさまに敬意を払いッッ!!!} ***&color(red){見せ付けてくれる――わたしの持つスベテを!!圧倒的な世界の片鱗を!!!} ***&color(red){―― 幸福へと至る道への扉をッッ――!!!} ***&color(red){わたしは―― キルベルク・シルバァアアーーーーソーーーードッッ!!!} ***&color(red){いかなる逆境!!いかなる≪運命≫――いかなる≪世界≫をもッッ!!!} ***&color(red){斬り裂き払う―― ≪ 銀色の剣 ≫ だァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!』} ――キルベルクは、なんと所持していた宝玉『黎明の宝玉』と『融合』。 更なる脅威的なチカラを手に入れ、この逆境を打ち破る。 アートマン『D・エクソダス』に加え、新たな能力『エヒト・ナハト・ヒュムネ』が覚醒。 ネル・ナハト最大規模の激戦の最後は、キルベルクの進化という劇的な結末を持って終幕した。 加速する絶望、戦い――≪ネル・ナハト≫戦争は、これより更に激化し、歴史と因果を引き連れて嵐とするのである。 ***&color(#999999){『今ッッ!!わたしは再び宣言するッッ――――!!} ***&color(#999999){≪神≫は死んだッッ!!われわれの手によって!!地獄以下の奈落の果てへと消え堕ちたのだッッ!!} ***&color(#999999){夜が訪れるッッ!!絶望の夜が!!絶え間なく続くかのような殺戮の戦争世界が訪れるッッ!!!} ***&color(#999999){だがッッ!!!} ***&color(#999999){≪夜明け≫もまた必ず顔を出す――≪黎明≫!!それこそが≪幸福≫!!!} ***&color(#999999){絶望の漆黒の夜を乗り越えた先!!そこに至れるきみたちは≪幸福≫を掴む!!} ***&color(#999999){掴みとるのは誰だ――?生き残るのは誰だッッ――!?無関係では許されない世界が来るぞッッ!!} ***&color(#999999){そして――} ***&color(#999999){わたしは≪掴み取る≫ッッ!!わたしは絶対に≪掴み取ってみせる≫!!} ***&color(#999999){わたしは……わたしは必ずや――≪幸福≫へと至ってみせるぞ!!} ***&color(#999999){きみたちはどうする……?足掻くか?わたしを止めるか?ふは、ひゃははははははははははっっ!?} ***&color(#999999){≪戦奏≫だッッ!!訪れるぞ!!ふは、ふははははははははは!!?さぁ、どう足掻くのだッッ!?} ***&color(#999999){ひゃははははははははははははははははは、ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!』} ---- ――あまりに長くなったので『ネル・ナハト戦争 第二部(仮)』へと続く。工事中。待つべし、待つべし。

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