フォルス

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フォルス」(2011/04/10 (日) 22:53:24) の最新版変更点

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#exkp(k){{{ |>|>|>|>|>|>|>|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){──────────────────────&font(red){Thanatos}──────────────────────&br()&font(red){&sizex(3){死を望め}}}| |>|>|>|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(5){&space(30)その意味は『裏切り』}|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(5){背&br()中&br()刺&br()す&BR()&font(red){『刃』}}|>|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(7){&font(red){愛情}&font(blue){生}&br()何?&br()&br()&italic(){&sizex(3){What does it mean?}}&br()&br()悪&font(gray){正義}}|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){偽生&br()&br()犠牲}| |BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){F&br()A&br()L&br()S&br()E}|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){&bold(){カノッサ機関&br()&br()諜報員}}|BGCOLOR(black):COLOR(white):積み重なる死体の山と流れ逝く涙の川に埋もれながら手を伸ばし&br()り回り血みどろの手と踏みにじる足と憎しみの眼でひたすらに屍を&br()進む先にあったのは掴み損ねたものではなく背後の死神と嗤う道&br()つの風景。屍の王は独り血を啜り肉を喰らい孤高を謳う。そして、|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(7){塵人&br()&br()の形}|~|~|~|~| |~|>|>|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&italic(){Under number 102}&br()囚人番号102&space(1)それは新たなる地獄の──|~|~|~|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){仮面&br()&br()&font(gray){『仮面』}}| |>|>|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(blue):&sizex(6){『愛してる』}|>|>|>|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(red):&sizex(6){「最高に愉快だ」}|~| |>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(7){裏切憎悪破壊憤怒混沌怨恨愛憎生&font(blue){死}狂気殺戮嫉妬傲&br()&br()審判殺戮飢餓哀愁&font(red){愛}怨恨恐怖塵屑死憎悪裏切涙孤独}|~| }}} ---- ***概要 -&italic(){Who are you?}-  カノッサ機関火の国支部所属の元下っ端。現在はアンダーナンバー102兼諜報員。  やや長く整った黒髪に、悪いとも鋭いとも表現出来る目つきとチンピラのような雰囲気を持つ青年。  寒い時期には、茶色のコート、茶色のブーツ、アクセサリーとしてチェーンをつけた灰色のジーンズ、という格好をしている。  [[水の国支部支部長代理と名乗る男>レギン]]によって、アンダーナンバーに昇格した。  火の国支部での仕事は、「人の情報を集める」ことらしい。  一応火の国支部所属だが所属関係無しに各支部への助勢が命じられている。 ***性格 -&italic(){What do you think?}-  割と気さくな性格をしているが、それは諜報員としての仕事をし易くするための仮面。人に近付くための演技。  ナンパを装い、或いは好奇心旺盛な不良を装い、状況に応じつつも基幹を変えない演技で様々な場所に現れ情報収集を行う。  本性を表現するならば"冷酷"が最も近い。敵であれば女だろうと顔と腹を殴りつけ、心が弱っている人間を見つければすぐに篭絡にかかる。他人の痛みを一切省みない"冷酷"な性格。  機関員相手には下劣な言葉を好んで使ったり皮肉を多用したりと、”機関員らしい”一面を見せた。また敵を相手にしたときには、相手が女だったにも関わらず、何ら躊躇することなく腹と顔面を殴りつけていたあたり、本性は凶暴且つ冷酷。本音が出ているときや本性を出しているときは口調が変わる。  諜報員であるためか、もしくは独自の危機管理能力のせいか、初対面の相手や素性の知れない相手には表に出さないようにしつつ、かなり警戒する。特に自分の正体が機関員以外に知れ渡る可能性を見出すと、誰もが疑わないようなものすら疑い、徹底的に相手の正体を探ろうとする。それだけ彼にとって"正体"というのは重要だ。  "自分が不利なときは楽観的に、有利なときは悲観的に”という基本ロジックを持つ。 ***軌跡 -&italic(){What do you regret?}- #openclose(show=2011/03/30/『Justice』の少年に迫る毒牙){#Center(){ この日は『Justice』所属の少年、[[護]]と再会した。&br()彼から「『愛してる』……か」などというフォルスにとって不吉な単語が聞こえた。&br()案の定、彼には[[シズリ]]が告白していた。&br()当然フォルスはそれに漬け込み、適当に信用を得られそうな言葉をかけ、更にシズリに会うよう勧めた。&br()彼が毒牙にかけられるように、だ。 }} #openclose(show=2011/03/30/What do you need?){#Center(){ ふとした拍子に、何が望みか答えたことがあった。質問は単純で、「お金が無いのに幸福な状況がありうるか」というものだ。 それに彼はこう答えた。&br()&br()&font(blue){「……命が脅かされない環境。それさえ確定していれば、金は要らない」}&br()&br()現実思考だった相手は「命の脅かされない状況など、この世界には存在しない」と言った。&br()彼は短く答えた。&br()&br()&font(blue){「黙っとけよクソアマ。んなこたぁ、てめぇのしゃぶるしか役に立たねぇ口から説明されるまでもねぇんだよ……」&br()&br()ベンチに片腕を乗せながら、星も無い夜空を見上げながら。&br()汚い言葉を平然と使って、物静かに、呟くような返事をした。&br()そう、そんなことは分かっている。この世界に平和などありはしない。&br()『Justice』だの『青義同盟』だの『対機関連合』だの、何が居ても何をしても平穏など訪れはしない。&br()そんなものは幻想、まやかし、夢、陽炎。目に見えても掴めることなど無い。&br()&br()「……分かってんだよ、そんなことは」}&br()&br()彼にとって幸福など、夢の中にもありはしない。 }} #openclose(show=2011/03/31/セシリア・ランツと行く先々に居るシズリ){#Center(){ [[ビッチ>シズリ]]、[[ゾンビ>紅閻寺 リン]]、[[吸血鬼>ミィ=ル・ルージュ]]と順番にあたり、そろそろ普通の女の子と会いたいと思っていたところに[[セシリア・ランツ]]と再会。 やっと普通の女の子と喋れることに、途中途中で涙していた。 のだが……。&br()&br()彼女は妙に上機嫌だったため、フォルスは彼女にその理由を尋ねた。 中々教えてくれないセシリアに「彼氏でも出来たのか?」と聞くと、顔を赤らめたりもじもじしたり、と当たりな様子。 しかしその相手は──シズリだった。&br()&br()&font(blue){しずり、シズリ、Sizuri──はて、聞き覚えがあるようなないような&br()何人かな? 東方かな? 不思議な響きだなぁ。変わった名前だなぁ&br()あはは、俺の知り合いじゃあないよなぁ、そんなビッチの権化みたいな名前を知っているわけないよぉ&br()あれ、何でビッチの権化とか思ったんだ? 知らない人にそんなこと思っちゃいけないよね&br()あはは、あはは、あははのは&br()&br()────────────}&br()&br()&br()&br()&font(red){&space(30)シ&br()&br()&br()&space(70)ズ&br()&br()&br()リ&space(30)}&br()&br()&br()&br()&font(blue){「だとぉ!?」}&br()&br()二度目の先回りに、あまりの驚きに一時現実逃避までした。&br()だがシズリがセシリアに自分のことを紹介していたと知ると、それを"共通のおもちゃで遊ぼう”という意味に捉え、それに便乗した。&br()それと同時に人を篭絡する手際の良さを評価し、彼女を「天才」と評した。&br()そして──&br()&br()&font(blue){「ははは……あっはっはっは!」&br()&br()「シズリのやつやるなぁ! 思った通りだ、お前は天才だよ!」&br()&br()「理屈と理論で固める俺には到底真似出来ない!」&br()&br()路地裏に歓喜の声が響き渡る。&br()それは接触した人物を二人も毒牙にかけていた同僚に対する賛美の言葉だった。&br()彼はゆっくりとじっくりと”しか”出来ない。瞬時に人を堕とすなど到底出来ない。&br()&br()【そうさ、彼女は天才だ。感性で物事を成し遂げるタイプに、理論の俺は絶対に勝てない】&br()【人を堕とすことに関しては絶対的に自分は勝てない。天才に秀才が勝つなどありえない】&br()&br()「だけどよぉ。確かに共通のおもちゃを持つのは楽しいさぁ」&br()&br()「けどそれじゃあ俺の目的は果たせねぇんだよ」&br()&br()「だから──」&br()&br()両腕を広げて天を仰ぐ&br()薄気味悪く下劣な笑みを浮かべて空を見上げる。&br()&br()【そう、勝てはしないのだ】&br()【ならば、こちらの土俵に降りてきてもらおう】&br()&br()「──お前に手駒になってもらおうか。なぁ、天才さんよ」&br()&br()&br()勝てないのは競争。ならば、直接対決はどうかな。} }} #openclose(show=2011/04/04/対機関グループ、不穏な影){#Center(){ 水の国支部の前を歩いていたフォルスは、不審なワゴン車を見つける。&br()それはまるで機関を挑発するかのように、支部の入り口に止められていた。&br()近くでぼそりと呟いただけで、そのワゴン車の周囲に居た人間が近寄ってきて声をかけてきた。&br()彼らはまずフォルスに犯罪者の名前が綴られた手帳を見せ、反応を窺う。もちろん、そこにフォルスという名前は無い。フォルスがとぼけたフリで首を傾げるとすぐに手帳を引っ込め、車に戻ろうとした。&br()情報を何か入手しなくてはならないフォルスは男を呼び止め、好奇心旺盛なフリをして話を聞き始める&br()彼らはS&C社という清掃業者。手帳に書かれていたのは社員の身を守るために社長が覚えろ、といったものらしい。フォルスに声をかけたのは、もし犯罪者ならば危ないから、という理由だ。&br()フォルスはその発言を突いた。&br()&br()&font(blue){「……へぇ?」&br()&br()ふと、笑みの形が変わった。軽いソレから、どこか歪な弧へと。&br()それは感性の鋭いものには違和感を与え、修羅場に慣れている人間ならば少なくとも普通ではないと感づかせるほどのものだ。&br()そんなものを表に出す理由はただ一つ。&br()&br()気配もそうだ。目の前の人間からは明確な”恐怖”が感じ取れない。&br()だがそれより何より、強い違和感が一つあった&br()&br()「あんた、凶悪な犯罪者”かもしれない”相手に、わざわざ近付いて「貴方は犯罪者ですか?」って聞きにきたと?」&br()&br()「……それ、犯罪者に”対応出来る人間”の行動だよなぁ?」&br()&br()彼は車を見て呟いただけだ。にも関わらず、わざわざ危険人物の疑いがある人間に近付き、犯罪者かどうかの確認をしたというのだ。わざわざ。&br()それは少なくとも彼にとって違和感などではなく”綻び”だった。}&br()&br()フォルスの獰猛な笑みから、彼が”悪”に属する人間だと勘付いた相手は即座に銃を取り、一斉射撃。&br()フォルス自身には銃に明確な解答がないため、その場を撤退。データベースに情報を流して終わった。&br()&br()目標に接近し必要な情報を抜き取り、無理な戦闘は行わずに即時撤退。&br()実戦時間は短かったが、彼の役割が最も明確に出た日となった。 }} #openclose(show=2011/04/05/弱ったコウモリ、近付くサギ){#Center(){ そろそろ横のパイプ、つまり機関内の知り合いを増やしたいと考えていたフォルスは路地裏で、異形の左腕を持つ少女を見つけた。&br()彼女は夢幻檸檬。カノッサ機関のNo.90だった。&br()求めていた人物に出会ったフォルスだったが、データベースには似たような人物との交戦記録が載っていることを思い出す。その人物は左腕が無く、両足とも義足で卵を植え付けられていた。檸檬は両足があり、異形の左腕もある。普通ならば全く疑わないが、彼は”卵の孵化で足と腕を手に入れた可能性がある”と考え、目の前の少女が機関内に居るスパイかもしれないと疑い、綿密にその正体を掴もうとした。&br()結果、彼女が”こちら側”なのか”あちら側”なのか判別出来なかったため、一旦友好的な態度を取ることに。&br()友人関係になり、本質を探ろうという考えだった。&br()だがその計画はすぐに終わった。数度の会話で、彼女が極度の甘さを持つ人間だと分かったからだ。&br()すかさず彼は、敵味方関係なく人を好きになってしまうという彼女の状況を比喩し、「卑怯なコウモリ」という童話を聞かせた。&br()その話はこういったものだ。&br()&br()&font(blue){「その昔、鳥の一族と獣の一族が争っていました」&br()&br()「その様子を見た蝙蝠は、鳥の一族が有利になると『私は鳥の仲間です。あなたたちと同じ翼を持っています』と言いました。獣の一族が有利になると『私は獣の仲間です。ネズミのような灰色の毛と牙を持っています』と言いました」&br()&br()「その後、二つの種族間の争いは終わり、獣と鳥は和解しました。けれど何度も寝返りを繰り返した蝙蝠はどちらからも嫌われ、暗い洞窟に住むようになりました」}&br()&br()その話を聞いた彼女は深く心を抉られた様子だったが、それは予定通り。続けて彼はその原典だという「鳥なき里のコウモリ」という童話を聞かせた。&br()そちらは非常に簡単な話。&br()&br()&font(blue){「──この話には原典がある。今のとは違った”本当の蝙蝠”の話が」&br()&br()にこりと、優しげな笑みを浮かべながら、救いを出すように彼は続けた。&br()”本当の”、と強調した上で。&br()&br()「その話の名前は『鳥なき里の蝙蝠』」&br()&br()「話の内容は単純明快で、鳥と獣が争っていたとき、蝙蝠は獣に殺されそうなときには『僕は獣の仲間です』と言い、鳥に殺されそうなときは『僕は鳥の仲間です』と言って命の危機を逃れた」&br()&br()「たったそれだけの話なのさ」&br()&br()そう言い終わると、ぽん、と少女の頭に手を乗せようとする。&br()何もなければそのまま、優しく、包み込むように、撫で始めるだろう。&br()&br()「その意味は、生きるための知恵の高さを表しているんだ」&br()&br()「だから蝙蝠だとしても恥じることはない。蝙蝠は生きたいと願った。お前は好きな人間と分け隔てなく接したいと願った」&br()&br()「願って行動することの、何が悪いんだ?」&br()&br()蝙蝠は決して悪い生き物ではない。それはお前も同じだ、と。&br()別人のような温和な笑みで、慰めるように言った。&br()&br()──えげつのない方法。&br()比喩を出し、共感させておき、評価を下げた直後に上げる。&br()共感が強ければ強いほど、落としてから上げるのに気持ちが引っ張られる。&br()そういう理論から来る話術。}&br()&br()彼女はその話術に嵌ってしまった。&br()飛んで火に入る夏の虫の如く、あっさりとフォルスは手駒を手に入れた。あまりの簡単さに疑いすら残った。&br()彼は知らないが、この時点で既に、彼女はシズリにも出会い、恐怖を植え付けられていた。&br()&br()これから夢幻檸檬はどうなるのだろうか──。 }} ***能力・戦闘 -&italic(){How do you kill yourself?}-  能力は今のところ不明。道路から建物の屋上へ一度の跳躍で飛び移ったことがある。  戦闘時にはボクシングのような構えを使った徒手格闘を行う。  しかし基本的に戦闘は避け、戦うこととなってもやり過ごすことを狙う。 ***交友関係 -&italic(){Target}- |名前|関係性|備考| |[[セシリア・ランツ]]|友人・パスされたおもちゃ|シズリによって篭絡済み。とりあえず乗っかる。| |[[護]]|知人・敵・情報を抜く相手|シズリが接触済み。とりあえずフォロー。Justiceの情報を抜く予定。| |[[シズリ]]|同僚・目下の目標|露出狂。篭絡の天才。直接対決の相手。| |[[夢幻檸檬>夢幻檸檬≪No.90≫]]|同僚・手駒|しばらくはゆっくりと糸を絡めていく予定。|  顔見知りリスト。 -二谷 音々子 -西谷 リナ -[[水の国支部支部長代理>レギン]] -[[カーネル=アドルフ・レルゼクム]] -[[屍>紅閻寺 リン]] -[[吸血鬼の少女>ミィ=ル・ルージュ]] -[[谷山 基樹]] -[[ガートルッド=エリッド]] -[[花城 火憐]] -[[ツァーリ>ツァーリ=F=カーディナル]] -薬香りすく -[[優蛾]] ***受信ボックス -&italic(){World Wide Web}- #openclose(show=・シズリ){ #comment(below,size=20,vsize=8,title_name=件名,title_msg=本文) }
#exkp(k){{{ |>|>|>|>|>|>|>|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){──────────────────────&font(red){Thanatos}──────────────────────&br()&font(red){&sizex(3){死を望め}}}| |>|>|>|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(5){&space(30)その意味は『裏切り』}|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(5){背&br()中&br()刺&br()す&BR()&font(red){『刃』}}|>|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(7){&font(red){愛情}&font(blue){生}&br()何?&br()&br()&italic(){&sizex(3){What does it mean?}}&br()&br()悪&font(gray){正義}}|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){偽生&br()&br()犠牲}| |BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){F&br()A&br()L&br()S&br()E}|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(6){&bold(){カノッサ機関&br()&br()諜報員}}|BGCOLOR(black):COLOR(white):積み重なる死体の山と流れ逝く涙の川に埋もれながら手を伸ばし&br()り回り血みどろの手と踏みにじる足と憎しみの眼でひたすらに屍を&br()進む先にあったのは掴み損ねたものではなく背後の死神と嗤う道&br()つの風景。屍の王は独り血を啜り肉を喰らい孤高を謳う。そして、|BGCOLOR(black):COLOR(white):&sizex(7){塵人&br()&br()の形}|~|~|~|~| |~|>|>|CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(white):&italic(){Under number 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機関員相手には下劣な言葉を好んで使ったり皮肉を多用したりと、”機関員らしい”一面を見せた。また敵を相手にしたときには、相手が女だったにも関わらず、何ら躊躇することなく腹と顔面を殴りつけていたあたり、本性は凶暴且つ冷酷。本音が出ているときや本性を出しているときは口調が変わる。  諜報員であるためか、もしくは独自の危機管理能力のせいか、初対面の相手や素性の知れない相手には表に出さないようにしつつ、かなり警戒する。特に自分の正体が機関員以外に知れ渡る可能性を見出すと、誰もが疑わないようなものすら疑い、徹底的に相手の正体を探ろうとする。それだけ彼にとって"正体"というのは重要だ。  "自分が不利なときは楽観的に、有利なときは悲観的に”という基本ロジックを持つ。 ***軌跡 -&italic(){What do you regret?}- #openclose(show=2011/03/30/『Justice』の少年に迫る毒牙){#Center(){ この日は『Justice』所属の少年、[[護]]と再会した。&br()彼から「『愛してる』……か」などというフォルスにとって不吉な単語が聞こえた。&br()案の定、彼には[[シズリ]]が告白していた。&br()当然フォルスはそれに漬け込み、適当に信用を得られそうな言葉をかけ、更にシズリに会うよう勧めた。&br()彼が毒牙にかけられるように、だ。 }} #openclose(show=2011/03/30/What do you need?){#Center(){ ふとした拍子に、何が望みか答えたことがあった。質問は単純で、「お金が無いのに幸福な状況がありうるか」というものだ。 それに彼はこう答えた。&br()&br()&font(blue){「……命が脅かされない環境。それさえ確定していれば、金は要らない」}&br()&br()現実思考だった相手は「命の脅かされない状況など、この世界には存在しない」と言った。&br()彼は短く答えた。&br()&br()&font(blue){「黙っとけよクソアマ。んなこたぁ、てめぇのしゃぶるしか役に立たねぇ口から説明されるまでもねぇんだよ……」&br()&br()ベンチに片腕を乗せながら、星も無い夜空を見上げながら。&br()汚い言葉を平然と使って、物静かに、呟くような返事をした。&br()そう、そんなことは分かっている。この世界に平和などありはしない。&br()『Justice』だの『青義同盟』だの『対機関連合』だの、何が居ても何をしても平穏など訪れはしない。&br()そんなものは幻想、まやかし、夢、陽炎。目に見えても掴めることなど無い。&br()&br()「……分かってんだよ、そんなことは」}&br()&br()彼にとって幸福など、夢の中にもありはしない。 }} #openclose(show=2011/03/31/セシリア・ランツと行く先々に居るシズリ){#Center(){ [[ビッチ>シズリ]]、[[ゾンビ>紅閻寺 リン]]、[[吸血鬼>ミィ=ル・ルージュ]]と順番にあたり、そろそろ普通の女の子と会いたいと思っていたところに[[セシリア・ランツ]]と再会。 やっと普通の女の子と喋れることに、途中途中で涙していた。 のだが……。&br()&br()彼女は妙に上機嫌だったため、フォルスは彼女にその理由を尋ねた。 中々教えてくれないセシリアに「彼氏でも出来たのか?」と聞くと、顔を赤らめたりもじもじしたり、と当たりな様子。 しかしその相手は──シズリだった。&br()&br()&font(blue){しずり、シズリ、Sizuri──はて、聞き覚えがあるようなないような&br()何人かな? 東方かな? 不思議な響きだなぁ。変わった名前だなぁ&br()あはは、俺の知り合いじゃあないよなぁ、そんなビッチの権化みたいな名前を知っているわけないよぉ&br()あれ、何でビッチの権化とか思ったんだ? 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水の国支部の前を歩いていたフォルスは、不審なワゴン車を見つける。&br()それはまるで機関を挑発するかのように、支部の入り口に止められていた。&br()近くでぼそりと呟いただけで、そのワゴン車の周囲に居た人間が近寄ってきて声をかけてきた。&br()彼らはまずフォルスに犯罪者の名前が綴られた手帳を見せ、反応を窺う。もちろん、そこにフォルスという名前は無い。フォルスがとぼけたフリで首を傾げるとすぐに手帳を引っ込め、車に戻ろうとした。&br()情報を何か入手しなくてはならないフォルスは男を呼び止め、好奇心旺盛なフリをして話を聞き始める&br()彼らはS&C社という清掃業者。手帳に書かれていたのは社員の身を守るために社長が覚えろ、といったものらしい。フォルスに声をかけたのは、もし犯罪者ならば危ないから、という理由だ。&br()フォルスはその発言を突いた。&br()&br()&font(blue){「……へぇ?」&br()&br()ふと、笑みの形が変わった。軽いソレから、どこか歪な弧へと。&br()それは感性の鋭いものには違和感を与え、修羅場に慣れている人間ならば少なくとも普通ではないと感づかせるほどのものだ。&br()そんなものを表に出す理由はただ一つ。&br()&br()気配もそうだ。目の前の人間からは明確な”恐怖”が感じ取れない。&br()だがそれより何より、強い違和感が一つあった&br()&br()「あんた、凶悪な犯罪者”かもしれない”相手に、わざわざ近付いて「貴方は犯罪者ですか?」って聞きにきたと?」&br()&br()「……それ、犯罪者に”対応出来る人間”の行動だよなぁ?」&br()&br()彼は車を見て呟いただけだ。にも関わらず、わざわざ危険人物の疑いがある人間に近付き、犯罪者かどうかの確認をしたというのだ。わざわざ。&br()それは少なくとも彼にとって違和感などではなく”綻び”だった。}&br()&br()フォルスの獰猛な笑みから、彼が”悪”に属する人間だと勘付いた相手は即座に銃を取り、一斉射撃。&br()フォルス自身には銃に明確な解答がないため、その場を撤退。データベースに情報を流して終わった。&br()&br()目標に接近し必要な情報を抜き取り、無理な戦闘は行わずに即時撤退。&br()実戦時間は短かったが、彼の役割が最も明確に出た日となった。 }} #openclose(show=2011/04/05/弱ったコウモリ、近付くサギ){#Center(){ そろそろ横のパイプ、つまり機関内の知り合いを増やしたいと考えていたフォルスは路地裏で、異形の左腕を持つ少女を見つけた。&br()彼女は夢幻檸檬。カノッサ機関のNo.90だった。&br()求めていた人物に出会ったフォルスだったが、データベースには似たような人物との交戦記録が載っていることを思い出す。その人物は左腕が無く、両足とも義足で卵を植え付けられていた。檸檬は両足があり、異形の左腕もある。普通ならば全く疑わないが、彼は”卵の孵化で足と腕を手に入れた可能性がある”と考え、目の前の少女が機関内に居るスパイかもしれないと疑い、綿密にその正体を掴もうとした。&br()結果、彼女が”こちら側”なのか”あちら側”なのか判別出来なかったため、一旦友好的な態度を取ることに。&br()友人関係になり、本質を探ろうという考えだった。&br()だがその計画はすぐに終わった。数度の会話で、彼女が極度の甘さを持つ人間だと分かったからだ。&br()すかさず彼は、敵味方関係なく人を好きになってしまうという彼女の状況を比喩し、「卑怯なコウモリ」という童話を聞かせた。&br()その話はこういったものだ。&br()&br()&font(blue){「その昔、鳥の一族と獣の一族が争っていました」&br()&br()「その様子を見た蝙蝠は、鳥の一族が有利になると『私は鳥の仲間です。あなたたちと同じ翼を持っています』と言いました。獣の一族が有利になると『私は獣の仲間です。ネズミのような灰色の毛と牙を持っています』と言いました」&br()&br()「その後、二つの種族間の争いは終わり、獣と鳥は和解しました。けれど何度も寝返りを繰り返した蝙蝠はどちらからも嫌われ、暗い洞窟に住むようになりました」}&br()&br()その話を聞いた彼女は深く心を抉られた様子だったが、それは予定通り。続けて彼はその原典だという「鳥なき里のコウモリ」という童話を聞かせた。&br()そちらは非常に簡単な話。&br()&br()&font(blue){「──この話には原典がある。今のとは違った”本当の蝙蝠”の話が」&br()&br()にこりと、優しげな笑みを浮かべながら、救いを出すように彼は続けた。&br()”本当の”、と強調した上で。&br()&br()「その話の名前は『鳥なき里の蝙蝠』」&br()&br()「話の内容は単純明快で、鳥と獣が争っていたとき、蝙蝠は獣に殺されそうなときには『僕は獣の仲間です』と言い、鳥に殺されそうなときは『僕は鳥の仲間です』と言って命の危機を逃れた」&br()&br()「たったそれだけの話なのさ」&br()&br()そう言い終わると、ぽん、と少女の頭に手を乗せようとする。&br()何もなければそのまま、優しく、包み込むように、撫で始めるだろう。&br()&br()「その意味は、生きるための知恵の高さを表しているんだ」&br()&br()「だから蝙蝠だとしても恥じることはない。蝙蝠は生きたいと願った。お前は好きな人間と分け隔てなく接したいと願った」&br()&br()「願って行動することの、何が悪いんだ?」&br()&br()蝙蝠は決して悪い生き物ではない。それはお前も同じだ、と。&br()別人のような温和な笑みで、慰めるように言った。&br()&br()──えげつのない方法。&br()比喩を出し、共感させておき、評価を下げた直後に上げる。&br()共感が強ければ強いほど、落としてから上げるのに気持ちが引っ張られる。&br()そういう理論から来る話術。}&br()&br()彼女はその話術に嵌ってしまった。&br()飛んで火に入る夏の虫の如く、あっさりとフォルスは手駒を手に入れた。あまりの簡単さに疑いすら残った。&br()彼は知らないが、この時点で既に、彼女はシズリにも出会い、恐怖を植え付けられていた。&br()&br()これから夢幻檸檬はどうなるのだろうか──。 }} #openclose(show=2011/04/09/『大規模テロ』の裏、ホテルでの密会){#Center(){ 依然として広がらない横のパイプ。それを広げようと機関員或いは普通の女性を探していたところを[[シズリ]]に見つかる。&br()機関員らしい皮肉と嫌味の飛ばしあいを展開した二人だったが、フォルスは唐突に「ホテルか誰にも見つからない二人きりになれる場所に行こう」と言い出した。&br()シズリがホテルがいいと答えたため、二人はホテルへと移動。&br()そこでフォルスはシズリに人物情報の交換を提案した。&br()先に情報を開示したのはフォルス。彼は[[吸血鬼の少女>ミィ=ル・ルージュ]]、[[ガートルッド>ガートルッド=エリッド《№91》]]、[[優蛾]]を紹介。&br()彼女たちの名前、容姿、大体の性格や立場を教えた。&br()その後で追加して[[谷山 基樹]]と[[カーネル>カーネル=アドルフ・レルゼクム]]を紹介したが、前者は怪物化したのを見たのが最後、後者は二人が揃って苦手と評する人物なため、あまり有益な情報とはならなかった。&br()&br()最後にフォルスは[[檸檬>夢幻檸檬≪No.90≫]]とも知り合いだということを教える。それを聞いたシズリは様子がどうだったかを尋ねた。檸檬の様子がちょっとした悩みを持っている程度だと知ると、シズリは珍しく表情を苦々しく歪ませた。&br()そのとき、フォルスは初めてシズリの精神操作から檸檬が脱していたことを知る。&br()しかもその手段は二人にとって恐らくは最悪の形の"他人に流される"というもの。&br()この事実にはフォルスもこう口走った。&br()&br()&font(blue){「なる、ほど、な」&br()「だとすれば聞き捨てならない情報だ。明らかに他人に流され易いであろうというのは分かっていたが、洗脳・篭絡後に他人に流される形で立ち直られてはたまったもんじゃねえ」&br()「どうりで随分と簡単だなと思ったわけだ。まさかそんなカラクリだったとはな」&br()&br()これに関してはフォルスも全くの予想外だったらしく、”それには”驚きと苛立ちの表情に変わった。&br()飛んで火に入る夏の虫の如く、自ら網にかかった蝙蝠だと思いきや、その実するりと物を通り抜ける幽霊。&br()捕らえたと思えば擦り抜けていき、またふらふらと戻ってくる。&br()&br()「当人にその意思は無いんだろうが、中々どうして不愉快じゃねぇか」&br()「もしも万が一にでも俺の前をふらふらするようなら童話のとおりに暗い洞窟にぶち込んで、それこそ二度と”出たくない”と思わせてやる」&br()&br()表情を歪ませはしない。ただ妙に落ち着いた声色で、低い唸るような声で、目の前をうろちょろする蝙蝠への”罰”を口にする。&br()シズリと違い、フォルスは感情を表に出すタイプだ。&br()だからといって、珍しくないからといって、怒りを買ったことを脅威でないと思わせるほど彼は甘くない。&br()これは恫喝でも脅迫でもない。これは確定事項だ。}&br()&br()怒りを口にするフォルスをよそに、シズリは「夢幻檸檬の人間関係が知りたい」と呟いた。&br()これにフォルスは策略の匂いを感じシズリから詳細を聞きだす。&br()それはフォルスが”天才”と評した事実を強化するほどのものだった。&br()&br()彼女はこう答えた。&br()&br()&color(#b22222){「『哲学者の卵』を打ち込む」&br()&br()「ただし────」&br()&br()「”夢幻檸檬”が”私”に」}&br()&br()彼女は『卵』を解除する手段を知っている人間の知人と繋がりがあった。こうすることにより、檸檬を機関に敵対させ、自分が檸檬に『卵』を打ち込まれたと言いふらして機関以外からも敵視されるようにし、更に『卵』を解除出来る人間をあぶりだすという、連鎖爆破のような策略だった。&br()そしてシズリは、その連鎖を増やすために、フォルスに檸檬の人間関係の調査を頼んだのだ。&br()当然のように、フォルスはこの依頼を快諾した。&br()自分にとって最高の状況を作り出す最高の爆弾が渡されたのだから。&br()&br()&font(blue){(中々どうして悪くない)&br()&br()シズリの判断にフォルスは薄く笑ってみせた。&br()悪くない展開と状況だ──そう、自分にとって。&br()&br()今、シズリの計画は自分の手に委ねられているも同然だ。自分が紹介する人脈によってその起爆する方向は自由に調節がつく。&br()これほど便利な爆弾は無い。起爆する方向も、タイミングも、全て自分次第というわけだ。&br()もちろん、不確定要素はいくつもある。シズリが自力でどれだけ檸檬の周辺を探れるか、実際檸檬の周囲にはどれだけ居るか。&br()そして何より、彼女は既に一度『卵』を孵化させていて、その『卵』を何らかの手段で無くしているし、一度機関に敵対したにも関わらず、恐らくは氷の国支部長によって恩赦が与えられている。&br()それらがどう影響してくるか。この場ですぐに演算するには時間と条件が足りない。&br()&br()それでも彼は笑う。&br()&br()(面白くなってきたな)&br()&br()いい話が舞い込んできた、と。&br()&br()全ての謀略は日の当たらない場所から生まれる。&br()ありとあらゆる残虐な事件も、悲痛な別れも、血を血で洗う争いも、全ては誰かの手の上。&br()それはここから生まれ、その一手はここで打たれる。}&br()&br()夢幻檸檬を始点とする”連鎖する爆弾”──その作成のための協定が結ばれた。&br()大規模テロの裏、全ての人々の視線がそちらに向いている間に、誰も目を向けない場所で、誰も気付かない会合が行われ、誰も知らない同盟が完成した。&br()&br()どうなるかは神にも分からない。全ては二人次第。 }} ***能力・戦闘 -&italic(){How do you kill yourself?}-  能力は今のところ不明。道路から建物の屋上へ一度の跳躍で飛び移ったことがある。  戦闘時にはボクシングのような構えを使った徒手格闘を行う。  しかし基本的に戦闘は避け、戦うこととなってもやり過ごすことを狙う。 ***交友関係 -&italic(){Target}- |名前|関係性|備考| |[[セシリア・ランツ]]|友人・パスされたおもちゃ|シズリによって篭絡済み。とりあえず乗っかる。| |[[護]]|知人・敵・情報を抜く相手|シズリが接触済み。とりあえずフォロー。Justiceの情報を抜く予定。| |[[シズリ]]|同僚・目下の目標|露出狂。篭絡の天才。直接対決の相手。| |[[夢幻檸檬>夢幻檸檬≪No.90≫]]|同僚・手駒|シズリと共同で貶める予定。|  顔見知りリスト。 -二谷 音々子 -西谷 リナ -[[水の国支部支部長代理>レギン]] -[[カーネル=アドルフ・レルゼクム]] -[[屍>紅閻寺 リン]] -[[吸血鬼の少女>ミィ=ル・ルージュ]] -[[谷山 基樹]] -[[ガートルッド=エリッド]] -[[花城 火憐]] -[[ツァーリ>ツァーリ=F=カーディナル]] -薬香りすく -[[優蛾]] ***受信ボックス -&italic(){World Wide Web}- #openclose(show=・シズリ){ #comment(below,size=20,vsize=8,title_name=件名,title_msg=本文) }

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