リーヴィッヒ・ルジャ

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リーヴィッヒ・ルジャ」(2010/03/14 (日) 04:53:05) の最新版変更点

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***――リーヴィッヒ・ルジャ 紫色の短髪、そして小綺麗な白いコートを着ている青年。 コートの下は身体にぴったりと張り付いた、異質な鎧のようなものを着ている。 後述する『美しさの≪果て≫』を求め、そのために力を欲し、 そして――[[≪ネル・ナハト≫]]の[[パンデルピエール>パンデルピエール【ネル・ナハト】]]と戦闘、勝利。 [[キルベルク・シルバーソード]]に認められ、新たな≪ネル・ナハト≫と成る。 “醜いもの”が大嫌いで、“美しいもの”が何よりも好き。 そして、彼――ルジャにとって、「人の屍体」は“美しい”。 無関係なものを殺戮する殺人鬼ではないが、自らに危害を加えるものは容赦なく殺戮する。 彼にとって自らに危害を加えるものは、この上なく「醜い」ものであり、 殺害し死体へと“生まれ変わらせて”あげることで「美しい」ものに仕立て上げている。 そして彼は、それが相手にとっての『幸福』であると信じている。 或る程度の良識と礼儀を持ち合わせているが、本質は何処までも邪悪な狂気性と残虐性。 如何なる相手にでも敬語で接し、相手が何もしないなら彼もまた何もしない。 また、凄まじく屈折した思考を持っているものの知性は高い。 相手を煽り冷静さを失わせ、後述の能力で奇襲する戦法を多用する。 路地裏で「醜きもの」を「美しきアート」にしていることも多いが、 その凶悪なまでの二面性のため、街中を普通に歩いていることも多々ある。 ***――能力 キリングタイム キリングタイム(暇潰し)という名の能力を持ち、自身の骨を操ることができる。 操れる範囲は骨の硬化、伸縮、ある程度の形状変化、切り離し程度。 自身の身体から骨を突き出すことも可能。この際、自身に痛みは無い。 自身の身体から切り離した骨は、再び自らの骨に接着し戻すことが出来る。 また骨折などで骨がダメージを負っても、治癒を早めるだけで完治は出来ない。 自ら切り離した骨は再接着可能だが、敵や事故によって切断されたものは元に戻らない。 骨はある程度まで自在に伸縮、操作できるものの、伸ばすのには限界がある。 またあくまで骨であるため、間接が無い限りそこまで自由度の高い操作は不可能。 骨の防御力は一般的な鎧程度。剣やナイフ程度なら十分防御できるが、 大剣や斧などの威力ある攻撃では耐え切れずヒビが入る、ないし破壊される。 使い方によっては非常に強い可能性のある能力であるが、その分弱点も多い。 例えば骨にヒビが入ったり破壊されれば激痛を伴う。 また骨を硬化させている影響なのか、通常以上に炎や冷気にも弱く、ボロボロと崩れ落ちてしまう。 無論、その際も耐えがたい激痛が走る。 なお、ルジャの身体を覆っている異質な鎧は、自身の骨を変化させた外殻である。 この骨は硬度に特化しており、攻撃に使う骨の硬度より高い。 ダメージが通らないわけではないが、破壊するのは困難を極めるだろう。 ***――宿敵 かつて、路地裏にて[[藤原宗則]]に自らの殺人を目撃される。 そして激昂した宗則と激闘を演じ、辛うじて勝利を手にする。 その際、彼の中に見た「誇り高く輝ける、美しい志」を「更に美しく破壊」するのを夢見ており、 これまで彼とは2度にわたって凄まじい激戦を繰り広げている。 戦績は一勝一分け……ルジャは『次で全ての決着が着くだろう』と踏んでいる。 そして、それにより『美しさの≪果て≫』に至れるだろうと信じている。 ***――過去 彼がここまで狂い果てたのには理由がある。 彼は幼少期、父親から苛烈な虐待を受けていた。母親はそれを見ぬふりをしていた―― そのために人間の「憎悪」「怒り」「欲望」などを激しく嫌悪し、醜いと感じるようになる。 ある雨の日、彼に対する父親の虐待は何時もにまして凄惨だった。 その時、生命を護るために、彼の本能が彼に能力を目覚めさせた―― 目覚めた骨の能力を使って彼は暴走。父親と母親を惨殺してしまう。 両親の惨殺死体を見た幼い彼の心は、崩れかけていた。 が、彼はその屍体を――――『美しい』と思うことで――――精神の崩落を止めた。 彼が異常なまでに『醜い』のを嫌うのは、何よりも醜かった父を彷彿とさせるから。 『美しさ』を求めるのには、こんな哀しい過去があったのだ――。 ***――≪ネル・ナハト≫ 前述の宗則を倒すため、修練を積み、更なるパワーを手にする。 それだけでは飽き足らず、更なる力を求めシルバーソードに取り入る。 彼が試験として差し向けたパンデルピエールを見事撃破し、新たなるネル・ナハトとなる。 ……だが――実に奇妙なことに、 彼がシルバーソードに認められたのとほぼ同時刻に、宗則はこの世を去っていた。 ***――終焉 ニューエネルギー研究所跡において待ち伏せ、[[レティシア>レティシア・ヴラド・ランサレージュ]]&[[アリー・スフィア]]と交戦する。 凄まじい異常なる美しさへの執念で2人を苦しめるが、2人の策略に嵌りレティシアの『アイアンメイデン・オブ・ブラッド』を直撃。 瀕死の重傷を負うもまだ美しさへの執念を見せ戦闘続行、最期は実に呆気なくレティシアのランスで貫かれ死亡した。 彼がそうまでして、求めていたモノとは――――。 ***――彼の最期の言葉……彼の求めた『美しさ』の本質 「『美しさ』――『美しさ』とは何かァァッ!!? それは『永遠』だ!ヒトは本能的に『永遠』を求める……『永遠』こそ『美しい』ッッ!! 『死』!ヒトは『死』して『永遠』となる!『美しさ』とはそれだ……永遠の姿!! 永久に変わらぬもの……『美しい』……『美しさ』はヒトの心に感動を呼び起こす…… 『感動』は!生きる原動力となり…≪  ≫を生む……『美しさ』の果てにあるのは…≪  ≫……。 そう、ボク、ボクはッ…… キョォオオオオルァアアアアアアッッ!!きひっ、きひひひひひははははははははっっ!!! 嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼至ロウ!!今コソ至ロウ!!美シキ美シキ美シキ死ノ果テへ!! ボクハ永遠トナル!死ハ永遠トナル!永遠ハ美シイ!!ボクハ今美シサヘ至ロウ!! 踊レ廻レ右往左往縦横無尽!奔リ続ケタ末ニ愚行暴行凶行強行! 挙句ノ果テニ暴走迷走転落堕落、嗚呼破滅潰滅即チ自滅自滅自滅ッッ!! ――――キヒヒヒヒヒッッ!痛イ!?痛イヨ父サン?!僕ヲ殴ラナイデ!! 痛イヨ母サン、ナンデナンデナンデ助ケテクレナイノ?痛イヨ怖イヨ暗イヨ寒イヨォォォ!! 助ケテ!?誰カ誰カ誰カ誰カ僕ヲ僕ヲ僕ヲ僕ヲヲヲヲヲヲッッ!!! アあアアああアあッっ!!!?神ヨ神よ神ヨ神ヨ神よ神ヨ神よ神よ神ヨ神よっッ!! 酷ク美しクて!?醜くテ!傲慢デ!尊大で!糞ッ垂レの神ヨッッ!!! 嗚呼僕ニ!!!ぼくニ!!!神ヨッッ!!!キヒ、キひヒひひヒヒヒひヒひヒッッッ!!!!! **……――――≪安息≫を…………ください…………。」
***――リーヴィッヒ・ルジャ 紫色の短髪、そして小綺麗な白いコートを着ている青年。 コートの下は身体にぴったりと張り付いた、異質な鎧のようなものを着ている。 後述する『美しさの≪果て≫』を求め、そのために力を欲し、 そして――[[≪ネル・ナハト≫]]の[[パンデルピエール>パンデルピエール【ネル・ナハト】]]と戦闘、勝利。 [[キルベルク・シルバーソード]]に認められ、新たな≪ネル・ナハト≫と成る。 “醜いもの”が大嫌いで、“美しいもの”が何よりも好き。 そして、彼――ルジャにとって、「人の屍体」は“美しい”。 無関係なものを殺戮する殺人鬼ではないが、自らに危害を加えるものは容赦なく殺戮する。 彼にとって自らに危害を加えるものは、この上なく「醜い」ものであり、 殺害し死体へと“生まれ変わらせて”あげることで「美しい」ものに仕立て上げている。 そして彼は、それが相手にとっての『幸福』であると信じている。 或る程度の良識と礼儀を持ち合わせているが、本質は何処までも邪悪な狂気性と残虐性。 如何なる相手にでも敬語で接し、相手が何もしないなら彼もまた何もしない。 また、凄まじく屈折した思考を持っているものの知性は高い。 相手を煽り冷静さを失わせ、後述の能力で奇襲する戦法を多用する。 路地裏で「醜きもの」を「美しきアート」にしていることも多いが、 その凶悪なまでの二面性のため、街中を普通に歩いていることも多々ある。 ***――能力 キリングタイム キリングタイム(暇潰し)という名の能力を持ち、自身の骨を操ることができる。 操れる範囲は骨の硬化、伸縮、ある程度の形状変化、切り離し程度。 自身の身体から骨を突き出すことも可能。この際、自身に痛みは無い。 自身の身体から切り離した骨は、再び自らの骨に接着し戻すことが出来る。 また骨折などで骨がダメージを負っても、治癒を早めるだけで完治は出来ない。 自ら切り離した骨は再接着可能だが、敵や事故によって切断されたものは元に戻らない。 骨はある程度まで自在に伸縮、操作できるものの、伸ばすのには限界がある。 またあくまで骨であるため、間接が無い限りそこまで自由度の高い操作は不可能。 骨の防御力は一般的な鎧程度。剣やナイフ程度なら十分防御できるが、 大剣や斧などの威力ある攻撃では耐え切れずヒビが入る、ないし破壊される。 使い方によっては非常に強い可能性のある能力であるが、その分弱点も多い。 例えば骨にヒビが入ったり破壊されれば激痛を伴う。 また骨を硬化させている影響なのか、通常以上に炎や冷気にも弱く、ボロボロと崩れ落ちてしまう。 無論、その際も耐えがたい激痛が走る。 なお、ルジャの身体を覆っている異質な鎧は、自身の骨を変化させた外殻である。 この骨は硬度に特化しており、攻撃に使う骨の硬度より高い。 ダメージが通らないわけではないが、破壊するのは困難を極めるだろう。 ***――宿敵 かつて、路地裏にて[[藤原宗則]]に自らの殺人を目撃される。 そして激昂した宗則と激闘を演じ、辛うじて勝利を手にする。 その際、彼の中に見た「誇り高く輝ける、美しい志」を「更に美しく破壊」するのを夢見ており、 これまで彼とは2度にわたって凄まじい激戦を繰り広げている。 戦績は一勝一分け……ルジャは『次で全ての決着が着くだろう』と踏んでいる。 そして、それにより『美しさの≪果て≫』に至れるだろうと信じている。 ***――過去 彼がここまで狂い果てたのには理由がある。 彼は幼少期、父親から苛烈な虐待を受けていた。母親はそれを見ぬふりをしていた―― そのために人間の「憎悪」「怒り」「欲望」などを激しく嫌悪し、醜いと感じるようになる。 ある雨の日、彼に対する父親の虐待は何時もにまして凄惨だった。 その時、生命を護るために、彼の本能が彼に能力を目覚めさせた―― 目覚めた骨の能力を使って彼は暴走。父親と母親を惨殺してしまう。 両親の惨殺死体を見た幼い彼の心は、崩れかけていた。 が、彼はその屍体を――――『美しい』と思うことで――――精神の崩落を止めた。 彼が異常なまでに『醜い』のを嫌うのは、何よりも醜かった父を彷彿とさせるから。 『美しさ』を求めるのには、こんな哀しい過去があったのだ――。 ***――≪ネル・ナハト≫ 前述の宗則を倒すため、修練を積み、更なるパワーを手にする。 それだけでは飽き足らず、更なる力を求めシルバーソードに取り入る。 彼が試験として差し向けたパンデルピエールを見事撃破し、新たなるネル・ナハトとなる。 ……だが――実に奇妙なことに、 彼がシルバーソードに認められたのとほぼ同時刻に、宗則はこの世を去っていた。 ***――終焉 ニューエネルギー研究所跡において待ち伏せ、[[レティシア>レティシア・ヴラド・ランサレージュ]]&[[アリー・スフィア]]と交戦する。 凄まじい異常なる美しさへの執念で2人を苦しめるが、2人の策略に嵌りレティシアの『アイアンメイデン・オブ・ブラッド』を直撃。 瀕死の重傷を負うもまだ美しさへの執念を見せ戦闘続行、最期は実に呆気なくレティシアのランスで貫かれ死亡した。 彼がそうまでして、求めていたモノとは――――。 ***――彼の最期の言葉……彼の求めた『美しさ』の本質 「『美しさ』――『美しさ』とは何かァァッ!!? それは『永遠』だ!ヒトは本能的に『永遠』を求める……『永遠』こそ『美しい』ッッ!! 『死』!ヒトは『死』して『永遠』となる!『美しさ』とはそれだ……永遠の姿!! 永久に変わらぬもの……『美しい』……『美しさ』はヒトの心に感動を呼び起こす…… 『感動』は!生きる原動力となり…≪  ≫を生む……『美しさ』の果てにあるのは…≪  ≫……。 そう、ボク、ボクはッ…… キョォオオオオルァアアアアアアッッ!!きひっ、きひひひひひははははははははっっ!!! 嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼至ロウ!!今コソ至ロウ!!美シキ美シキ美シキ死ノ果テへ!! ボクハ永遠トナル!死ハ永遠トナル!永遠ハ美シイ!!ボクハ今美シサヘ至ロウ!! 踊レ廻レ右往左往縦横無尽!奔リ続ケタ末ニ愚行暴行凶行強行! 挙句ノ果テニ暴走迷走転落堕落、嗚呼破滅潰滅即チ自滅自滅自滅ッッ!! ――――キヒヒヒヒヒッッ!痛イ!?痛イヨ父サン?!僕ヲ殴ラナイデ!! 痛イヨ母サン、ナンデナンデナンデ助ケテクレナイノ?痛イヨ怖イヨ暗イヨ寒イヨォォォ!! 助ケテ!?誰カ誰カ誰カ誰カ僕ヲ僕ヲ僕ヲ僕ヲヲヲヲヲヲッッ!!! アあアアああアあッっ!!!?神ヨ神よ神ヨ神ヨ神よ神ヨ神よ神よ神ヨ神よっッ!! 酷ク美しクて!?醜くテ!傲慢デ!尊大で!糞ッ垂レの神ヨッッ!!! 嗚呼僕ニ!!!ぼくニ!!!神ヨッッ!!!キヒ、キひヒひひヒヒヒひヒひヒッッッ!!!!! **……――――≪安息≫を…………ください…………。」 **――『復活』 [[ヴュルヘイム古代都市]]における決戦時に、 キルベルクの『黎明』、[[シルヴェストル>シルヴェストル・ブノア・リシュタンベルジェル]]の技術、[[フェン>フェン・バルケナード]]の能力によって 身体の入れ物を作られ、そして魂を放り込まれ甦ったうちの一人。 彼らは『感情』を遮断され、人間らしい性格を失った『人形』と化していた。 彼もまた例外ではなく、折角手に入れた「安息」を再び奪われ。 更に≪ダルク≫の装甲を装備させられ戦地に赴く。 空中通路にて[[識槻 朔夜]]と交戦、激戦を繰り広げる。 交戦の最中、朔夜の怯まぬ姿勢に己の宿命のライバル・宗則の姿を重ねる。 それがトリガーとなったのか、僅かに正気を取り戻し。 『安息』を再び求め、朔夜の刃に『救い』を見出しながら、彼女に完全撃破される。 決着後、手向けの桜吹雪が黎明の空に舞った――――。

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