「二度、退く事は許されない・・・いや、ワタシが許さない
戦場以外は違う。全て退屈な偽物ばかり」
ステータス(MIN0~(力~魔防MAX30、HPMAX60、LVMAX20、体格MAX20)、武器レベルE~S) |
LV |
HP |
力 |
魔力 |
技 |
速さ |
幸運 |
守備 |
魔防 |
体格 |
武器LV |
15 |
44 |
18 |
7 |
22 |
23 |
13 |
15 |
12 |
7 |
長柄B |
装備 |
名称 |
威力 |
命中 |
必殺 |
射程 |
重さ |
特攻 |
弾数 |
特性 |
丈鉄棒 |
7 |
80% |
0% |
1 |
7 |
- |
- |
打撃 |
特殊技能 |
- |
―――<リウ・シーフェン>
両把頭の赤髪緑眼、虎の刺繍のチャイナドレスに身を包んだ女。
異世界から突然この世界に飛ばされ、その数日後に
≪ネル・ナハト≫に加入した。
基本的には誰とでも軽い口調で話すが、普通に話そうと思えば出来るようだ。
戦争によって何かを求めるのではなく、戦争そのものを目的とする戦闘狂。
戦争とは実際の武働きのみに有らずと知っているのか、何かを測るような発言をする事も多い。
誰にもそう呼ばれた事は無いが、己を≪ネル・ナハト≫の急先鋒、そして殿軍と位置付けていた。
撤退の命令にも従わず、己を顧みろとの命令にも従わず、身を削ってでも勝利を奪い取りに向かった。
突き動かす物は誇りか、愉悦か、或いはどちらでも無かったのか。『戦奏樂団』の誰よりも早い戦死だった。
―――能力、ならびに戦闘方法
約八尺の金属の棒「丈鉄棒」と蹴り、そして、アートマン能力≪天星王虎≫で戦う。
自分から仕掛けることも有れば、逃げながら相手を罠にかける事も有り、どの場面でもそれなりには対応する。
数発の打撃を金属棒に固定しての一撃は、通常の打撃とは比にならない威力を誇る。
―――≪天星王虎≫「ティアン・シン・ワン・フー」
右前脚が無い大きな虎の姿をしたアートマン。西鳳を背に乗せ、巨体の生む力と敏捷性で敵を追う。
[パワー]5
[スピード]5
[正確性]2
[リンク]無し
[ダメージ]アートマン=本体
[能力]打撃を空間または物体に固定する。固定した物を移しかえる事も可能
―――≪天星王虎五射十死≫
天星王虎の奥義的な位置づけとなる技。
単純に、武器としている丈鉄棒に、複数発の打撃を固定し叩き込むだけである。
単純であるが故に、物理破壊力は大きい。
単純であるが故に、強い。そういう技だ。
―――戦闘
語るべき戦闘は一つ。貴宝院 織守、識槻 朔夜両名との戦闘。
華秋 太白と組んでの戦闘、体術とアートマン能力を用い、序盤は朔夜相手に有利に戦う。
だが、華秋が撃破されるのとほぼ時を同じくして、織守の術の猛攻の前に、取ることのできる手段を失う。
知恵が出なければ力、正面から叩き潰せば良いとの判断をするが、之が早計。
撤退命令すらも無視し、正面から突撃するが
戦場で冷静さを欠けば、待つのは敗北。そして、死。
織守の攻撃を察知する事が出来ず、反対に叩き潰される事になる。
呼吸すらも止めて最期の一撃を狙うも、やはり見抜かれ、止めを刺される。
稚拙な戦術を積み重ねた結果と言えばそれまでの、悪党にふさわしい死に方と言えるだろうか。
【ひゅっ、と息を吸い込む音】
【生存を悟られぬように息を止め、痛みに耐えて全ての動きを消し】
【攻撃を放つ前に己の額に「固定」した左拳の一撃、せめて一矢報いんと狙って居た】
【急先鋒、殿軍、その任を己に架した。己の誇り以外に得られる物など無かったが】
【戦場こそが遊び場、学び舎。宿は陣幕。そのような生き方に、それ以外の物は必要無かった】
【届かなかった】
【左手が硬く握られ、地面に触れた顔を涙が数滴伝い】
・・・・・・・・・・・・無念
【小さく呟く】
【執念と意地を込めた最期の一打は、遂に放たれる事は無く】
【もう一度、骨の砕ける音がする】
【一度の大きな痙攣、握りしめていた拳が緩やかに開かれ】
【そして、今度こそ。二度と、動く事は無くなった】
「あいやー、暇な人がいたネー。態々見に来ても何も無いのに。あ、長さ八尺なのに「丈鉄棒」なのは理由が一応有るヨ。
本スレで出せなかったからこっちにこっそり書くけど、中国の後漢での一尺は23cmだったとかなんとか。
一丈=230cm、つまり今の八尺より少し短い位。大袈裟?白髪三千丈ヨ」
最終更新:2010年09月01日 17:39