願ったものは


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からだがいたかったきがする。


11月10日
今日、おとなのひとが来た。
この日記が見つかりそうになったけれど、なんとかばれずにすんだ。
やっぱり、毛布の下にかくすのは危ない気がする。
次から気をつけよう。

11月11日
殴られた。
一発、二発と数えてくうちにどうでもよくなった。
多分二十発くらいかも。
泣きたかった。

11月12日
今日はおとなのひとは来なかった。
久々に、ずっと窓の空の景色を眺めることが出来た。
空はきれいだ。色が変わる。
でも、窓についてる鉄の棒がじゃまで、よく見えない。

11月13日
蹴られた。殴られた。
尻尾を引き抜かれそうになった。

11月14日
昨日の傷が痛い。
耳が痛い。尻尾が痛い。

11月15日
最近、殴る力が強くなった気がする。
【涙の跡】

11月16日
重い鍵のついたドア。

11月19日
こわい、一昨日こわいことをされた
よく分からない。書くのも怖い。
はだかにされた。もういやだ。

11月20日
誰か

11月21日
【涙の跡】

11月22日
【ぐじゃぐじゃと、黒い線で埋め尽くされている】

11月23日
死ぬ

11月24日
【日付だけで、何も書かれていない】




11月26日

これが最後の日記だ。
わたしはさっき、おとなのひとを殺した。
女のひとと、男のひと。ふたり。
ぐしゃりと頭を噛み砕いた。
いやな味がした。思い出したくも無い。
16日にドアの鍵を壊した。もうわたしを縛るものはなにもない。
今から部屋を出る。

わたしが願ったものは、自由だ。