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夜明けの鐘、序(4)
74.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:03:32.25 ID:f8yTX7.0
>>51 レティシア
『くッ……――レティシア!まさか――その事実に気付くとはッ――!』
『いや――それよりも!我輩が―――くそッ!『なんということだ』ッッ――!』
【何時も冷静である彼が――明らかに動揺している】
【そして、鞘より魔剣ヴェルステンバリスを抜き放ち】
『くッ――退け――退いてくれレティシアッッ!!私は!キミを――キミを斬ることはしたくないのだッッ――!』
『願わくば――――そのまま何も聞かず、何も言わずに――“退け”レティシア・ヴラド・ランサレェェェジュッッ!!!』
【剣を構える――流石は騎士か――剣に心の乱れは投影されていないが】
【今、彼の精神は――かつてなく動揺している――】
>>56 アリー
その行為すらも今の!!≪運命を凌駕した≫このわたしの前では無駄だアリー・スフィアァァァッ!!!
今のわたしの精神は!最高級に澄み切っている!!アートマンのパワーが!!限界を超えるぞッッ!!!
そんな攻撃ッッ!!このわたしの腕1本くれてやるだけで防げるぞォォーーーー!!
【そして、左手のスイッチを右手に持ち替え、襲い来る衝撃波に向けて】
≪D・エクソダス――ネル・ナハト・トラオム!!“封印ゲート”≫ッ!!
【ズォッ、と彼の手の前に黒い渦が出現し――衝撃波を飲み込もうとする】
【だが、まるで徐々に圧力がかけられているかのように、キルベルクの左腕にダメージが入っていく】
【しかし――左腕だけだ――左腕に夥しいダメージを負ったものの、彼は防ぎきった】
<(――あれはニセモノ――でも――なんですね?あのルミナの姿は――)>
<(――あれが……ほんもののルミナの姿なんですね?…ルミナ……?)>
>>57 真織
「ッは……無理、すんな……少年よ……」
「そいつぁ……お前の仲間のために……と、っときな……――私に――構う事は、ない……」
【ルーカスは、か細い声を紡ぐ――ナノマシンによる治療の効果は見えるが、果たして――】
「……それ、よりも……なぁ……少年……」
「ひと、つ……頼まれてくれないか……この、オッサンの……ねがい……――」
>>58 ノビタ
……くくく……それが最期の足掻きか?野比信太?
フハハハ……ここは空中通路だぞッ!!バイクなど!チョイと力の方向を代えてやれば容易く墜落するッ!!
そして――それをやるのはわたしではない――おまえだ
≪パンデルピエール≫――!!
[ひゃっはァァァァァーーーーーーーーー!!!今夜はこのあたしの大復活記念日でっさァァーーーーーー!!]
【キルベルクが翳していた黒い空間から――なんとあの紫色の道化服を纏った老人――パンデルピエールが現れ】
【両手から放つ銃弾を、ケルベロスのタイヤに撃ちこみ転ばせようとする】
[ウケケケケーーッ!!だァァーーれがあたしが“死んだ”って言ったかねぇえええい?]
[実は!!どこにも!!『死亡』なんて表記はしてないんさァァーーー!!もっかいよォーーく見てみなぁあああ!!]
【メタ発言を吐きながら、ふわりと宙を舞い】
【その両手――何故か銃弾が発射できる両手を、ノビタに向ける】
[ヘタに動いてみなよ少年んんんん――!あたしがアンタをぶっ殺しまさぁーーーー!!]
82.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:08:35.37 ID:wfDu6sko
>>74
誰が退くか!退けるものか!
貴方が敵である以上、私は貴方を斬る!
金の国の敵に与する者、即ち・・・!
【四肢のうち三本を動かす事を放棄し、右腕だけを大きく振り上げ】
金の国の敵!我ら『ヴァン・ド・ターブル』の敵!
そして、私の敵だああぁっ!!
【刃と化した右腕を、ただ真っ直ぐに振り下ろす】
85.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:11:40.86 ID:Vc/YQgSO
>>74
……ちっ!
【防がれ】
あら………みーつーけーた
【バンデルピエールを見つけ】
貴方にちゃんと戦いたくってわざわざ来たのに骨男と戦って嫌な気分だったのよ
【だが…アリーには立つ気力はなく倒れ込む】
ちっ……魔翌力切れ……
【あれがサバトの真の姿なのかはわからない……だが…それはいずれ本人に聞けばハッキリするだろう……】
88.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:16:11.44 ID:e63NvoMo
>>74
最後なんて言っちゃ駄目ですよ、気をしっかり持って!!
【ルーカスを激励しながら治療を続けようとする】
(よし、これで……)
【擬似人工心肺を繋ぐ事には成功した】
【最悪、心肺機能が停止しても僅かな期間なら、脳に酸素を送る事が可能だ】
(後は血さえ止まれば……)
話は、貴方が回復してから聞きます、だから諦めないで下さい!!
【いつかの、無力だった自分の姿が――今の自分に重なる】
【もう、誰も助けれないのは嫌だと――】
【そう誓って、無知だった、無力だった自分を恨んだ――あの日と】
生きる事を諦めないで下さい、最後まで――足掻いて足掻いて、生き抜いて下さい!!
『何か』を背負っているんでしょう!?『何か』を目指しているんでしょう!!?
【シルバーソードとの会話を聞いていたのだろうか、そんな事を言う】
なら、簡単に投げ出さないで下さい!!
【必死に処置を続ける】
もう一度『それ』を目指して下さい、生きてさえいれば!!
生きてさえいれば、何度だって何だってやり直せます!!
90.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:16:20.69 ID:GVcgHlco
>>74
ンなこたぁオレだってピンときてたわッ!!おめでとさんよッ!!
『死亡』と表記しなければ再登場などいくらでも、というのがルールだッ!!
【こっちもメタな事を】
【ケルベロスは…タイヤに穴を開けられてキルベルクのすぐ前で転倒、転んでしまう…『届かなかった』】
【ノビタは銃をパンデルピエールに向ける】
腹が立つんだよなァァテメー…!テメーが道化師のパンデルピエールだろ?
前の職業が職業だからテメェみたいなのが一番腹立つんだよなあ…!
誰がてめーに殺されるか…貴様に殺されるくらいなら月音ちゃんの胸に抱かれ死んだ方がマシだね
【ふざけたことをほざきながらチラリ、とキルベルクを見て】
…バイクは…届かなかったみたいだなァァ…残念
あと一歩足りず…オレももう動くことは不可能だ…もうオレは動けそうにない
【無表情で言う】
97.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:22:20.79 ID:f8yTX7.0
ふははははははははッッ!!なんて素晴らしい気分だ!!最早わたしのダメージなど気にならないッッ!!
ルゥーーーカァスッ!!貴方がわたしにくれたのだ!この素晴らしい夜をッ!!
“ありがとう”“ぼくの”“義兄さああああああん??”ヒャッハハハハハハハハハ!!!
【完全に振り切れている――下卑た笑いを溢すキルベルク・シルバーソード】
フフ……なんという……本当に良い日だ≪運命≫をッッ!!
過去と運命を打ち破った今日という日は!ふははははは……。
さぁ――帰るぞ!!フェルナドーレ!パンデルピエール!ベリルハーツ!!
我が≪D・エクソダス≫の≪空間の穴≫を寄越す!!それでただちに離脱せよッ!!
>>82 レティシア
『くッ――――もう少しで――もう少しで全てが上手く行ったというのに――!』
『神よ――神よッッ!!剣の誓いよッッ――――ぅぉぁあああああああああああああああっっ!!』
【ガシィッ!!鋭くレティシアの血の刃と、彼の魔剣ヴェルステンバリス――否、その≪鞘≫が交錯する】
【フェルナドーレの真のスタイル――鞘と剣を同時に扱うものだ。打撃武器としても使えるよう改造された鞘で防いだ】
【が――予想以上の威力――鞘は、断ち切られる】
『ぐ……ぉッッ――!』
【断ち切られた鞘を投げ捨て、即座に別の手に持っていたヴェルステンバリスでそれを防ぐ】
【が、ぐらり、と体勢を崩し――空中通路から落下するだろう】
【しかし――その下には既に、キルベルクの≪D・エクソダス≫――≪空間の亀裂≫が用意されていた】
【その中におさまる――即ち、逃げられたことを意味する――】
『―― くそッ―― すまない、 レティシア――――今は――今は何も、言えんのだ――!』
【やがて――亀裂は消滅するだろう】
>>85>>89 ノビタ&アリー
[ヒャハハハハハ!!私の胸に抱かれて死ぬのはイヤですか……?きゃははははひゃはははは!]
【そんなノビタを嘲笑うかのように、声質を少女のものに変えて狂笑する――何処までも糞野郎か】
[ところで――おンやぁああ?これはこれはあの日の思い出クッキリ甦る!素敵な素敵なレイディーじゃあないでっさぁァァ!]
[こっちも!アンタにゃあーー復讐したくて復讐したくて夜も眠れませんでねェェーーー!!]
[で も 今はバイバイの時間でさぁ?まったお遊びしましょうやぁァァァーーーー!!ウケケケケケーーーッ!!]
【そして――パンデルピエールもまた、出現した空間の亀裂へと消えてゆく――】
【陰で隠れて様子を見ていた――ベリルもまた撤退する。心に深く、1本の杭を突き刺したまま――】
101.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:26:17.71 ID:wfDu6sko
>>97
近づいた、それだけで良い!
【動かぬ右足を強引に踏み込み、口を大きく開き】
【最後の武器、「牙」をフェルナドーレの首に付きたてようとする】
・・・くそっ、届かないか・・・
まだ、まだ、手足は揃っているというのに・・・
【しかし、落下していくフェルナドーレを追うように自分も体勢を崩し、通路から落下】
【亀裂が消滅した、ちょうどその上に体を叩きつけられた】
105.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:27:50.40 ID:f8yTX7.0
>>88 真織
「――――ンなこたぁな……キミに言われずとも――わかっているのだ――!」
【ぎらり、とルーカスの瞳が真織を睨みつける――だが、同時に、ごほりと血を吐いて】
「だが――だがしかし――少年よ――シルバーソードは……
アイツは……この施設に≪爆弾≫を仕掛けているぞ……すぐにでも爆発させるだろう――
そうなったとき……あの通路に居るレティシアや……そこに居る少年……少女を助けるのは――
……キミ、だ――……そのキミの能力が必要だ……」
「……わたし、は……」
「赦されざる罪を背負っている――生命を幾つも天秤にかけ――そして断ち切ってきた――
そんな、私を――――今、助けることなど――いい……挑めば……奇跡が起こるかもしれないが――
より『確実』に――……彼らを、彼女らを助けるんだ……」
「……はやく、しろ――
私は――――キミたちの≪未来≫を――
子供たちが――若者たちが笑う未来を整備するために、ここに来た……
そんな私のために、キミの力を全て使うんじゃない……
未来を
未来を生きる――彼らに――彼女らに――
キミしか居ないんだ――
彼らの――未来への道を、繋ぐことが――できるのはッッ――――!」
【――強い決意の篭った言葉が、真織を射抜く――】
108.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:29:10.21 ID:Vc/YQgSO
>>97
ふふふ…こんどはきちんと倒してあげるわ…
【倒れながら去っていくパンデルピエールを見ながら】
【果たして…コレがどんな影響を与えるのか……誰も知らない……】
115.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:34:59.20 ID:GVcgHlco
>>97
……。
【ノビタは…もはやキルベルクの方向しか見ていない】
【ここを去る前にキルベルクがスイッチを押すか?それしか見ていない】
『……あいつが…兄貴を…』
【呆然しているドブロクは…その探査機の機能の一つに爆弾探知の機能があることを忘れる】
【そしてそれを見ればたやすく爆破を悟れるのだが…】
【C4の反応が、この部屋の中で部屋を確実に潰せる12ヵ所と…】
【今パンデルピエールに倒され『キルベルクのすぐ足先』で倒れ込んでいる『ケルベロス』に設置されている】
(そう…もしも、そのスイッチを押したなら…押したならッ!!)
124.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:42:50.35 ID:e63NvoMo
>>105
ですがっ!!
【ルーカスの眼光に貫かれながら――葛藤する】
(僕は……僕は――また助けられないのかっ?)
【奇跡なんて、今ここで望むべくも無かった】
【神は死んだ、かつて聖人がそう語ったように、起こりうる奇跡など微塵も奇跡では無く】
【今ここでそれを期待する事など、とうに在り得ない状況だ】
それでも――僕は……
【ルーカスの決意の篭った眼光に射抜かれ、葛藤する】
【もう少しなのに――もう少しで助けられるのに、と】
わかりました……
【暫くの沈黙の後、静かに決意する】
ですが、僕は諦めません――
【その瞳に浮かぶのは、ルーカスとはまた違った形の決意】
130.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:44:53.75 ID:f8yTX7.0
>>124 真織
「――なに、心配は要らねぇよ」
【ニカッ、と――笑う】
「こちとら、な……言ったんだ……“必ず迎えに行く”…――ってな」
「一度言ったら――何があっても、絶対に――約束は護るさ――」
「……キミの処置のお陰で――光は見えている」
「このルーカスを……ハンター・ワンダー・ルーカスをナメるんじゃあないぜ……?」
「這いずってでも――逃げてやるさ……オレちゃんの能力なら――それが出来る――」
「……行け」
「逃げるんだ――皆を治療して――逃げろ……オレちゃんも――すぐに、行く……!」
【ぐぐ、と――力を振り絞って立ち上がろうとしている】
【左手は胸を強く握っている――その位置は傷の位置か?否】
【そこには――“星”がある】
>>101>>108>>115 レティシア&アリー&ノビタ
【一方――空中通路で、満身創痍のシルバーソードが、笑う】
しかし――貴様ら!フフ……なんと素晴らしい――
わたしはキミたちに――“敬意を払う”ぞ!ふはは……このわたしを!!
このわたしをこんな領域まで!押し上げてくれた――!
【ふわり――と、キルベルク・シルバーソードの身体が宙に浮き上がる】
【ノビタの狙いも虚しく――宙に浮き上がる――それはベリルハーツがサバトから貰った『浮遊石』】
【それを彼が使っている――ふわりと浮き上がる――】
【背後に出現するのは空間の亀裂――逃走する準備は完全に整ったというわけだ】
そういえば……野比信太……クク……
いや――誰だったか?このわたしの“目的”を知りたがっていたよな――
いいだろう――
敬意を払い!去り行く前に――教えてやろうじゃあないか――。
今は気分がいいしな――高らかに――宣言してやろうじゃあないか――。
【そして――すぅ、と息を吸い込む――】
138.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:49:46.47 ID:f8yTX7.0
>>全員
聴けッッ!!この場に集まりし罪人たちよ!!
今ッッ!!おまえたちは自分の生命を賭し!!世界とやらの平和!安穏のためにその全精力を尽くした!!
だがしかしッッ!!今一度!!おまえたちの周囲を!!おまえたちが護ろうとしたソレを!その両目でじっくりと見てみろ!!!
彼らは――彼らは果たして何を“理解している”のかッ?!答えは“何も理解していないッッ!!”
きみたちがその生命を危険という炎に焦がしていることも理解していない!自分たちが危機にあったということも理解していない!
そのうえッッ!!!彼らは今!!自分たちが立っているその地面の土台の遥か地層の更に深層に!!
幾人もの戦士たちが血を流し涙を流し生命を流したその≪努力≫がこびり付いていることをも理解してはいないッッ!!
それどころか!!それがさも≪当然のもの≫であるかのように!そのロクすっぽ磨いてもいない靴の裏で平然と踏みつけているのだ!!!
その≪平和≫は!!その≪自由≫は!!何千人もの犠牲のうえに成り立つ!!とてつもなく尊く美しいものであるということを知らない!!!
それは全くもって≪当然≫なんかではないということを!!これっぽっちも“理解”しようとなんてしていないのだッッ!!!
果たしてそんな≪世界≫でッ!!その≪自由と平穏≫は永遠の姿を保てるというのか?わたしは声を大にして宣言する!≪否≫だッッ!!
何故なら彼らはそれが≪大切≫ということが実感として無いからだ!頭ではわかっていても!矢張り踏みにじっているからだ!!
それがどれほどの強度をもつか?答えは水に濡らした紙よりも!何十年風雨に晒した枯れ果てた老木よりも容易く脆いッッ!!!
そんなものがいつまで続くか?たった1本の鉛筆の上に!!広辞苑よりも巨大なる≪世界≫が乗っている!これが『倒れない』というのか?!
ならばどうすればよいのか?!この尊き≪自由と平穏≫を!!どのようにして彼等に“理解”させなくてはならないのか?!
答えは単純にして圧倒的に明快だ!!良いか――しかと聴けッッ!!必要なのは!!絶望的な程の≪恐怖≫であるッッ!!
≪恐怖≫がかつて所有していた≪安心≫を際立たせる!!≪恐怖を知ること≫こそが≪幸福への道≫なのだ!!!
生命危機はッッ!!否が応にもかつての≪どうってことない日常≫が≪大切なもの≫であったことを“理解”させてくれるのだ!!
それは“アタマで理解したと思ってるチンケなもの”じゃあない!!身体に刻み付けた“本能的認識”だッッ!!
本能的認識によって恐怖を知り!!現在を知り!!己の立場を見つめ直した時!!≪幸福への門≫は開かれる!!!
では諸君に今こそ問おう!!≪恐怖≫を!!≪本能に刻み込む≫ために必要なものは!!果たして“何”だッッ?!
このキルベルク・シルバーソードがそれに答えよう!!――それは≪戦争≫であるッッ!!!
物質を搾取し!!経済を搾取し!!!生命を搾取して奪い合い根っこの末端まで搾り取る絶望的な程の≪戦争≫である!!!
ただの戦争ではない!!真剣より実感となる恐怖を伴った≪大戦争≫だ!!すぐそこまで死の息吹を感じられる混沌なる戦乱だ!!!
それだけが“救いの道”である!!世界は今一度!!!≪絶望と恐怖≫に打ちひしがれなくてはならない!!
そしてそれを乗り越えた時ッッ!!人々は今ある不可視の幸福を≪本能で認識≫し!!未来永劫絶対不変の≪平和≫を築く!!!
140.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:50:13.32 ID:f8yTX7.0
>>138続き
聴けェェェェ全世界にて愚かに!全く愚かに人生を浪費している阿呆者どもよ!!!
剣を取れ!!銃を握れ!!!十字槍を!!ランスを!!!決意の軍旗を夕陽に掲げろ!!!
そして剣戟を繰り広げろ!!打ち鳴らせ!!!銃声を奏でろ!!死の絶叫と勝利の歓喜を高らかに唄えッッ!!!
それこそが≪夜中の鐘“ネル・ナハト”≫である!!!それこそが諸君らを未来の平和に運んでいく≪夜中の鐘≫である!!!!
永劫なる栄光の為に!!!今こそ血を流せ!!!咽び泣け!!!それらが諸君らを導いてくれるのだ!!!!!
≪決意と信念≫を持て!!≪誇りと飢え≫を持て!!!それらを持てば諸君らは驚異的なまでに“変われる”のだ!!!!
気高く飢えよ全世界よ!!!!平和を!!自由を≪渇望≫せよ!!!そのエネルギーで絶望の荒野を渡りきれッッ!!!!!
果てにある≪幸福≫のために!!!!今こそ貴様の生命の燃え滾る業火を爆発させるのだッッッ!!!!!
我々がそれを手助けする!!!諸君らの≪幸福への道≫を整備してみせるッッ!!!!
刻め蝿どもッッ!!!諸君らを導く音の名を!!!打ち鳴らす夜中の鐘を!!!!
その先の夜闇を切り裂く≪銀色の剣≫を!!!しかと刻み付け信念の剣で持って明日の朝日をきさまで掴み取れ!!!!
≪シルバー・ソード≫!!!キルベルク・シルバーソードッッ!!!!!!それを刻み込めッッ!!!!!!
そして願えッッ!!!一心不乱に祈れ!!明日の自由を!!!そして平穏をッッ!!!!
それが世界を≪幸福≫へと導くからなァァァァァァーーーーーーッッ!!!!
フハハハハハハハハハッ!!くはははははははは!!アーーーーッハッハッハッハッハッハァァァアーーーーーッッ!!!!!!
【そして――高笑いと共に、シルバー・ソードは、スイッチを入れる――ずん、と振動する施設】
【崩壊が開始する――そしてキルベルクは、そのまま空間の亀裂に消えるだろう】
【――――ずずずずず、と地鳴りが響く――まだ崩壊までは時間があるのは、この男の気まぐれか――?それとも――≪運命≫か――!】
154.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 01:58:49.59 ID:e63NvoMo
>>130
わかりました、『後で必ず』――合流しましょう
【そう言ってすっと立ち上がる】
【羽織っている白衣のポケットから、残っていたアンプル型の注射器を取り出し】
【自らの首につき立て、中身を注入する】
ぐっ……
【用意した、最後のナノマシンストック――それを導入し終えた】
【注射器を投げ捨て、自身の状態を確認する】
【衝撃波や打撲による傷――大した事は無い、アバラが数本折れている程度だ】
【足の筋肉断裂――問題無い、ナノマシンで痛覚を麻痺させれば動ける】
>>140
平和を実感する為に、争え――と、そう言うんですか……キルベルクさん
【シルバーソード、否――友人、キルベルクが消えていった空間の裂け目を一瞥し、呟く】
(ともかく、今は……脱出しないと)
162.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:05:50.97 ID:GVcgHlco
>>140
…何を言うかと思ったら偉く自己陶酔の激しいモンだなオイ
…チッ
【あたらないとわかりケルベロスのC4への電波を切り爆発を防ぐ】
【そしてオートリモートでこちらに引きこみ】
【そしてルーカスに手を差し伸べ】
ルーカスとやら乗れッ!!
オレのバイクならあと一人くらいなら乗れるッ!
乗って脱出するぞッ!!
175.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:11:39.96 ID:wfDu6sko
>>140
・・・話が長い・・・一割も頭に入らない
入っては来ないが、大体の主張は分かった・・・
・・・戦争だと?
【背の翼が消え、牙は只の歯に戻り、人の姿となったレティシアが立ち上がる】
私が守ろうとしたのは、世界の平和などというあやふやな物では無い
我が国の国土、我が国の民の命、我が国の誇りだ
我ら騎士団の意地、私自信の誇りだ
己が平穏の上に有る事を自覚した平和など、仮初めの物だ
最良の為政者は、民に平和という概念を忘れさせたうえで、争いを起こさずにいる
敢えて平和を理解させるなど、愚行だ
ましてや恐怖だと?戦争だと?笑わせるな
貴様は自分の言葉に酔っているだけだ。戦争を知らないままにな
僅か一晩の局地戦ですら、国一つを疲弊させるんだ
それが世界全土に広がれば・・・幸福への道など、そこに有るものか
不変の平和などがその先に有る筈も無い
貴様がそう叫ぶなら、私も世界に告げよう
聴け!世界にて怠惰に、全く怠惰に人生を浪費している強者よ!
剣を翳せ!銃を構えろ!薙刀を!スピアを!怒りの軍旗を月夜に立てろ!
そして闇夜にて震え!付き立てろ!銃声を掻き鳴らせ!悪党の悲鳴と勝利の凱歌を高らかに叫べ!
罪も無く殺される民の為に!今こそ血を流せ!怒り狂え!我ら『ラインヴァイス』の元に集え!
≪悪への怒り≫を持て!≪平和への渇望≫を持て!それらを束ねれば、我等は“変われる”のだ!
気高くいかれ全世界よ!平和を!正義を!渇望せよ!そのエネルギーを悪党どもに叩きつけろ!!
果てに有る≪幸福≫の為に!今こそ貴様の錆び付かせた力を振るう時だ!
我々がその先陣に立つ!正義の行く道を整備してみせる!
186.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:18:16.92 ID:f8yTX7.0
>>154 真織
……ああ……必ず、な……
【にかり、と笑顔を真織に向けて】
【自身はフラフラと立ち上がり、両手に『風』を巻き起こす――否、空気だ――空気が渦巻いている】
【恐らく、それが能力なのだろう】
>>162 ノビタ
――少年……!恩に――着る、ぜ……!
【フラフラと――左手をノビタに差し伸べ――手を掴む】
【が】
【ズキリと――左手に痛みが走る】
(―――― な……オイ……ちょっと、待てよ――)
【それは――実に――実に些細なものだった――】
【あの日――――あの日に――“彼女”と出会った――最初の最初に】
【彼がタバコを落とし――焼いてしまった―― 左手の、“火傷”――――!】
(ちょっと待て――――なんだ、そ、れッッ――――?!)
【ずしゃ、と】
【手を離し――フロアに倒れ伏してしまった】
>>148>>154>>162>>170 全員
【研究所は崩壊を進めているが、この中央エリアはエントランスを隔てれば、すぐに外に出ることができる】
【だが、崩壊は進む――急いで出なければ危うい】
【徐々に天井が崩落し始めている――ずしゃ、と瓦礫がフロアにたたきつけられる】
【ルーカスは……中央フロアのところで立ち上がり、両手に風を渦巻かせている】
【が】
【まるで彼を覆い隠すかのように――瓦礫が落ちる】
【しかし、振り返っている暇など無いだろう――】
【そして、内部に居た全ての人間が脱出を完了したころ――ニューエネルギー研究所跡は、完全に崩壊する――】
188.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:22:20.70 ID:Vc/YQgSO
>>186
……
【脱出し】
………疲れた……もう…しばらくは休まないとな……
【そしてアリーの体は闇へと消える】
191.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:23:30.05 ID:wfDu6sko
>>186
・・・「シルバー・ソード」・・・「シルバー・ソード」・・・・・・!
覚えたぞ。姿も顔も声も、その下らない主張も全て
そしてフェルナドーレ・・・貴様ももはや敵だと言う事が良く分かった
【放り出した鎧をつけ直し、ランスと大盾を抱え、可能な限りの速度で脱出する】
195.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:26:33.63 ID:e63NvoMo
>>186
ええ、きっと……
【ルーカスに力強く頷き】
【真織は駆け出した――】
(全ナノマシンを励起――最大出力)
【体内のナノマシンを総動員させる】
【中枢――指令クラスターが負荷警告を鳴らすが、そんな物は気にしない】
(ディフェンダー展開!!)
【Type Defender】
【無機質な合成音のコマンドが頭の中で響き】
【真織を中心に、巨大な光の幕が現れる】
【それは、落ちてくる瓦礫を弾き――全員の脱出ルートを確実に確保するだろう】
【そして、外に出た頃に――ニューエネルギー研究所は崩れ落ちる】
197.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:29:56.97 ID:GVcgHlco
>>186
【ルーカスの間を阻まれた瓦礫のほうに叫ぶ】
ま、待てよ、待てよオイッ!!
なんだちょっと待ってくれよッ!!ルーカスッ!!
頼むからッ!はやくこっちに来てくれッ!!
オレがあんたを助けられなかったら…オレはもう…!!
ほとんどオレのせいじゃねえかこのまま助からなかったらッ!!
頼むから!お願いだ!!
『ノビタ…早くこっちに来るんだな…』
ルーカス!早くこっちに来てくれ…!
『ノビタァァァッ!!ここで死ぬ気かッ!!
おまえには生きてもらわなくては困る事があるんだなッ!!お前にはオイラに話す事があるんじゃあないのか!?
ここで立ち往生してたらお前の大切な人から片っ端に…!』
【それを聞いて…ノビタはドブロクの探査機を睨みつけ】
…ッ!!
【歯を噛みしめながら…ケルベロスで脱出を図る】
209.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:38:50.64 ID:f8yTX7.0
>>188 アリー
【――アリーの齎した――1本の、小さな杭があった】
【それはきっと、アリー自身――いや、誰もが気付いていないもの】
【だがしかし、確実に1本の小さな杭が――とある“少女”の胸に突き刺さった】
【杭は――】
【少女の中にあった、小さな疑問を――増幅させる】
(―――― ルミナ――――?)
【それが、何を齎すのか――?】
【……解らない――今は、何にも――】
>>191 レティシア
【脱出は成功するだろう――正面の庭に出たころ、背後の研究所は遂に瓦礫の山と化す】
【だがしかし――因果だけは崩れ去ることはない】
【シルバー・ソード……ネル・ナハト……“悪”――そしてレティシアたち“正義”】
【それらが織り成す因果だけは――止める事は出来ない――崩れることもない――】
【そして……フェルナドーレ】
【彼の目的は一体何なのか――】
【それが判明するのは――もう少し、先のこととなるだろう】
>>195 真織
【真織の決死のディフェンダーにより、全員難なく脱出することができるだろう】
【ルーカスの言う通り――真織の能力によって全員の未来への道を繋ぎとめたことになるのだろうか】
【少なくとも――ひとつの事実がある】
【“あの日”――救えなかった、と彼は言う】
【だが、“今日”――確実に彼は、仲間を救った――それだけは事実なのだ】
【――しかし――更なる脅威が彼を取り巻く――信じていたキルベルクの裏切り】
【真の姿を現した≪ネル・ナハト≫は――彼の物語に何を映すのか――】
>>199 ノビタ
【ノビタの願い虚しく――研究所は崩れ去る】
【恐らくドブロクの探査機も、まとめて真織のディフェンダーの範囲に入った――脱出できるだろう】
【しかし――ノビタの――ノビタの手によって、またしても生き延びてしまったシルバー・ソード】
【そして、遂に伝えられてしまった――ドブロクの兄を殺したのが、シルバー・ソードであるということ】
【二つの重い事実が2人に圧し掛かる――だが、だがしかし】
【≪試練≫を超えた時――人は大きく成長することができる】
【それだけは――永劫変わらぬ、不変の真理なのだ――】
【――ニュークリア研究所跡襲撃――】
【キルベルク――その正体キルベルク・シルバーソードの罠であり――激戦】
【シルバーソード……重傷 フェルナドーレ……重傷 コルネッツォ……配下のキメラ数匹、死亡】
【リーヴィッヒ・ルジャ――死亡 パンデルピエール――復活】
【そして様々な波紋を投げかけ――終結】
219.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:48:02.83 ID:e63NvoMo
>>209
【完全に崩れ落ちた研究所を見やる】
(僕は……)
【また、至らなかったのだろうか】
【あの日――大切なものを失った、完璧を目指した】
【そして――もう無力で居るのは嫌だと、そう泣いた幼い自分の願い】
【自分に未来を託すといった男、偽りであったとしてもかけがえの無い友人であったキルベルク】
【もっと選択肢が自分に在れば……と】
221.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:49:03.12 ID:wfDu6sko
>>209
【建物正面の庭に倒れ込み、虚空を仰ぐ】
力を使い過ぎた・・・血が足りない・・・一人や二人分では足りない
何十何百、いや、場合によってはもっと沢山の・・・
・・・血が足りない
【ランスを固く握ったまま、羽根帽子を顔にかぶせて眠りに付いた】
【暫く後】
「・・・やっぱり、間に合わなかったか・・・せめて痕跡だけでも、と思ったんだが」
『抜かりの無い事です・・・ですが、この建物跡は使えますねえ・・・
まずは彼女を治療する事です。それが何よりの優先事項・・・』
「そうだな、それが先決だ。本拠を作るのはその後・・・ヘルムートに手伝わせよう」
【猛禽類の翼を持った青年と、二本の大鎌を持った青年が、レティシアを拾い上げて立ち去った】
224.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:51:17.36 ID:GVcgHlco
>>209
【バイクに乗り彼は走る】
【その息は荒く、負傷はいたみ、…目には涙が浮かぶ】
ハア…ハアッ…!
【もはや息が荒くまともな言葉も紡げない】
【あまりにも…無念だらけの戦いから去り…彼の嘆きが頂点に達した】
ああ…ああああ…
【彼は、またしても吠える…悲しく吠える】
【ルーカスという男を助けられなかった事を…嘆きながら】
畜生、クソ、クソッ!!
チクショオォォォォォォォォォォ!!!!!!!!
【彼は…涙を未だ流し続ける】
【To Be Continued...】
228.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/10/04(日) 02:54:11.49 ID:f8yTX7.0
【――――――ほんの数分前――――ニュークリア研究所跡、中央フロア――】
……ふふ……私はな……キミに……色々とカッコつけて言ったけどな……
……正直言うと……私は…………スデに……救われて、いたのだ…………
そう――私の漆黒の夜は――すでに明けていたんだ……。
君の温かさが……どれほど私の心に……清らかなる朝風を……吹かせてくれたことか……――
そして――どうか――……いや……私を赦してくれとはいわない……約束を破っちまうかもしれねー愚かな男なのだからな……
だが――だがしかし……ひとつだけ……ひとつだけ“願う”ことを――ゆるされると、するならば……
どうか……≪幸せに。≫
幸福に――そして≪自分の信ずる道を進め≫――と……
それがいかに間違っているものであろうとも……そこに“祝福”があるのなら……
“それでいいじゃないか”――君は……誰かに必要とされ――誰かに≪幸福を与えている≫のだから……!
それだけが唯一の望み――どうか……≪自由≫に……思うままに――
……そう
それこそが…… ≪ExtRemE FreE≫……どうか―― 継いでくれ――
どこまでも―― ≪自由に≫
≪自由に≫
≪ 自 由 に ≫ ――――
―――― Lu Ca S ――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――。
【――――ルーカスの頭上に――――瓦礫が――――墜ちる】
【―――――――― ずん と。その音は――無情に響いた―――― 】
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最終更新:2009年12月21日 09:28