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人と魔3
7.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:20:31.64 ID:.m8Ys8oo
前>>992
んなもん口で言ってくれるだけで良ぇわ阿呆!
ホンマに脱ぐ奴がおるかよ!
【ふん、と鼻を鳴らして試合の方へと顔を向ける】
・・・・・・っ。
【のめりこむように】
【その真っ赤な顔からは思いも付かないほど、真剣な表情へと】
【試合を眺めるにつれて、それは変わっていく】
前>>996
カッカッカ、横取ってみぃ。
また地獄へ落ちることになるぜよ。
【クク、と冗談混じりに笑いを乗せて】
カッカッカ、ぬしゃらしい。
ならわしが相手になろうかや?
ぬしゃ曰く、欠陥な上に今は酔っ払いじゃがのぉ。
・・・吟雪に、負けたそうじゃな。
【思い出したように、試合を眺めたまま、呟く】
・・・そうか。
(・・・「アレ」に負けるなら、「アイツ」にも負けるかものぉ)
(・・・・・・吟雪)
・・・のぉ、綾菊。
『矛盾』、っちゅー話を知っちょるけ?
8.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:20:38.54 ID:Uz0tYcAO
>>1乙
>>前995
誰かがきっと彼女を止めるだろう
……そうやって腫れ物のように扱われ、結果的に放置されてきた子供……かな
【とん、と、爪先で地面を叩く】
【ブーツを軽く直してから】
だってあそこは二人だけの世界だ
完成され鎖された暴虐と水流の箱庭
他者の介入を寄せ付けないそれに、此処にいる奴等は確かに呑まれている
面白いよ、凄く
【ポツリ、呟いた】
10.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:22:15.80 ID:VVMt8oEo
>>1乙
前>>990
(音が――)
【マリアの踵の砕ける音が聞こえた】
【客席を満たす歓声にかき消されるはずなのに】
【研ぎ澄まされた神経と、異常なまでの集中力がそれを拾った】
【青年には、客席の会話も歓声も聞こえない】
【戦場のみをズームアップして、それに見入っていた】
(あんなボロボロになって、満身創痍のはずなのに、)
(まだ立ってる、闘おうとしている)
――――どうして
【青年の小さな声の問いは、会場を貫かんばかりの歓声にもみ消され霧散した】
前>>999
…………
【青年は頷いた】
【それ以上話そうとはしなかった】
【隣に座る彼も観戦に集中したいだろうと、思った上での行為であった】
13.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:24:12.63 ID:CExrUoAO
>>8
…ガキってこった
【無表情】
…趣味悪かったんだな…お前
…俺としては…何時実況が…気付くか、だな
…まぁ、いい
【立ち上がり出口の方に向かって歩いていく】
14.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:25:42.49 ID:hH3DWMko
>>1乙
>>前996
ハッ、だが、私たちという生物の起源に近い物は今目の前に居る
故に行うのはただの先祖返り………そして再び戻ってこれれば一体何になるんだろうな?
【私はあれに向かう、打倒すべき”敵”に対しペレグリーはそう告げる】
【今、この時ばかり、顔の描かれた紙袋の笑みは彼女の笑みそのものなのかもしれない】
………そうか、美しい。その言葉を忘れていた
ああ、そうか…だから私はあの姿に泣いたのか
【夜叉の言葉に、ペレグリーは再び涙を流す。その涙は理解できたことへの幸いだ】
>>7
居るだろうが、目の前に。まぁいいか
【くすくすと、紙袋の下で楽しそうに笑いながら終盤へと近付く戦いに目を向ける】
(なるほど、切り替えは早い方だな。アップダウンも激しいが)
(それはそれとして、ああいう使い手に対しての打倒の仕方を考えねばならないな)
【士道の変化を獣の目で見ながらシズクが放った”力”を観ながら打開策を考察し始める】
17.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:30:09.56 ID:jiU85qwo
>>7
自分の恋人を放置しているお前が先に地獄へ落ちるだろうな
まあ、お前には良いかも知れんぞ?少なくとも、他人を押し倒そうとする性格は治るだろう
【随分と前の事を、わざわざ曲げて蒸し返し】
ああ、負けた。どうにかなると思っていたのだがな
全く、また地獄へ逆戻りする所だった
まあ、逃げ足は鍛えられたから良かったが
【然程気にする様子も無い「ような」声音で答える】
・・・異世界のどこかの国の故事だったな?
楚人ニ盾ト矛ヲ鬻グ者有リ・・・と
最強と最強をぶつけたらどうなるか、というような話だ
【物凄く大雑把な介錯】
>>14
「戻る」事など出来ん。あれは、新しく進化した姿だ
進化した姿から更に進めば・・・更に人からは遠ざかる
何に?さあ、な。だが・・・
もしかすれば、神とやらになるのかも知れん
【とある夜の邂逅、その記憶を蘇らせる】
【神の隣に座り、何をするのか?その答えが、不要になった】
【何もする必要など無いのではないか】
・・・最も短く、最も適切に、あの姿を現すなら
私には、この言葉しか無い
刀は斬るためだけに存在する。故に、美しい
あれは戦うためだけに存在する。故に、美しい
良く似ている、だろう?
【太刀の刃に映る己の顔にすら視線は向けず】
【その目は、戦いへと向けられている】
18.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:32:20.12 ID:Uz0tYcAO
>>16
用?
【一瞬、確かに相手に顔をむけ】
【酷く不思議そうな表情を浮かべたが】
……あぁ、またな
【すぐにまた視線を試合へと戻しながら】
【小さく呟いた】
/乙でしたー、ありがとうございました!
22.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:38:36.64 ID:.m8Ys8oo
>>14
じゃあ今日からおいそれと脱ぐな。
ホンに好きな奴の前でだけ脱げ。
【試合に目を向けたまま、流れるように呟き】
・・・・・・。
(シズク、ぬしゃ。ここまで強かったんけ)
・・・カ、カカカ。
(こりゃ、手伝っちゃっても良いかものぉ、世界征服)
【ニィ、とシズクを見て、笑う】
>>17
・・・が、う・・・・・・ん。
・・・・・・それは、言うな。
【何も返せず冷や汗をたらし、困ったような表情で答える】
強がるな。
負けてそれほどに冷静になれるほどぬしゃは出来ちょらんじゃろうが。
・・・その上、相手が吟雪ならのぉ。
【それを察したのか、何なのか】
【目は其方へはやらず、ただそんな言葉を紡ぐ】
そうじゃ。
その矛盾と言う話に答えは無い。
じゃけんど、実際に最強の盾と、最強の矛が見えれば、その答えはまかり通るじゃろうか。
23.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:39:15.93 ID:VVMt8oEo
前>>1000
(水蒸気が、水が、輝いて……)
【青年は光る蒸気を見て、一瞬、自分とシズクとの予選試合を回想した】
【ダイアモンドダスト、全身を囲われた冷気】
【しかし、今彼女が放とうとしているのは、それよりも強力な――】
(全方位からの、氷片攻撃!)
(容赦も慈悲もない、氷の猛攻だ!)
【思わず立ち上がった】
(耐えきれるのか……、あの人の体は)
【目を見開き、闘いの決着をそれに収めようと、】
【青年は歯を食いしばって、戦場を見つめていた】
【青年はかれこれ50分、まばたきをしていなかった】
24.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:40:10.73 ID:VHYUUSMo
前>>1000
【どこかで 破滅の 音がする】
がああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
【マリアはいつものように、いつもそうしてきたように、ただ“敵”へと走る】
【氷片が胸を打ち、腹部を貫き、左腕を千切り飛ばし、膝を砕こうとも】
【蹂躙され血涙を流し血反吐を吐きながら、ただシズクへとひた走る】
【自らの間合いへと至るために、その暴力が届く距離まで】
ああああああああああああああああ!!
あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
【そして、彼女は辿り着いた】
【────ぎしり】
【マリアの右腕が軋む】
【込められた力が、解放の時を待ち望む】
【今のマリアに、「武」という概念は分からない】
【故にその膨大な殺気を一点に収束し、その呪いの言葉を囁いた】
────“Eイ、い、一、ノ、つキ”
【全身の関節により同時加速されてゆく、の貫手】
【神速どころか、魔速すらも超えたその速度を、一体何と呼ぶべきか】
【さながら神殺しの槍を思わせるその一撃は、シズクの腹部へと疾駆する】
【自らの体を、心を、命を削りながら、その暴の槍は放たれた】
28.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:49:28.86 ID:hH3DWMko
>>17
言葉のあやだ。ま、終点ではないけどな
あくまでアレは通過点の一つ。終点なんて設定したらむしろつまらないからな
常に通過点を通るのみ
【段々、熱気が収まってきたのか冷静に返す】
【だが言葉の一つ一つが楽しそうなのは、気のせいだろうか】
私もそれ以外の言葉は思いつかないな
むしろ飾るだけ無駄になる。そう、あれは美しい。私たち狂人からすれば
うん、お前の言葉通りだ夜叉。そのあり様は全く持って似ている
(ならば何時までも得物を腐らせるような事をしないようにせねばな)
【夜叉の言葉に同意し、そして、獣の目で足元に置いてある白鞘を見る】
【その刀が本当の意味で振るわれたことはまだ無い】
>>22
悪いが好きな奴が出来ることは無いだろうな
あのマリア・ブラッドレイのように、私は成りたい。ならば、ただ只管に強くなりたい
その為に、誰かを好きになる必要はないと思っている
【くすくす、と悪戯っ子の様に笑う。楽しそうに、嬉しそうに】
今の状態でアレは無理だ。うん
(取り合えず、刀の技術を身につけることを優先しよう)
【改めて思った。そして後でいっか、そうあっさり決める】
29.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:51:01.50 ID:2YIOxpQo
>>24
止まらない……ね
【『水』を、『水蒸気』を、そして『氷』をも退け疾駆する獣を、シズクはじっと見ていた】
じゃあ、最後の勝負だ
【その瞳は、ひたすらに真っ直ぐだ】
『折れる』のは……どっちかな……?
【あの攻撃を喰らったら「痛い」では済まされないだろう】
【シズクは当然、そのことを察知していた】
【しかし、避けられない速度の攻撃を前に、出来ることは……無い】
【前に突き出したシズクの『氷の刀』と、マリアの『貫手』】
【互いの『刃』が、激突する――】
32.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:52:51.03 ID:jiU85qwo
>>22
ふっふっふ・・・過去の話を引きずり出すというのは面白い
話題によっては、いかな弁舌すらたちどころに止めてしまう
【試合の熱に狂った表情のままで笑い】
負ける事自体は慣れているのだがな
まあ、まさかあのバカ娘に叩き伏せられるとは思っても居なかったが
それはそれ、次に勝てばよい事だ
(・・・負けなど、どうでも良い。負けなどな)
【負けなどどうでも良い。それは事実】
【負ける事自体は、悔しくは有れどそれほど大きい事でも無い】
ふーむ・・・理屈で考えれば、答えは通らん
矛が盾を貫くか、盾が矛を防ぐか、二つに一つ
そしてどちらかは「最強」の名を捨てる。それだけの事だろう
最強、最モ強イ。複数居て良い筈が無い
>>28
通過点・・・いや、それですら無い
あれを通過するからには、あれと同じ終着点に辿り着くのだろう
それは、おそらくお前では無い。別な何かになっている
・・・飾りは不要、飾ることは不可能
全く以って美しい
だが・・・
【右手が、更にもう一本の太刀を抜く】
>>24
・・・美しい、が・・・
それは、お前の求めたものなのか?
己の体を砥石にかけてまで切れ味を増し・・・
それが、お前の求めるものか?
【背の大剣の固定を外し、両手に一本ずつ太刀を持ち】
【足を軽く動かし、アキレス筋を伸ばす】
34.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 01:55:34.59 ID:ULUIRESO
前>>1000
(――――ダイアモンドダスト……いや。其れよりも、もっと)
(無慈悲で、儚い)
(そして――)
【たった一言】
其れ故に、強い
【呟いた】
>>24
(だが――そう「在る」のは、彼女とて同じ)
(引けを取るとは思えない、な)
(「一の突き」……出されてからの反応はほぼ不可能、正しく一撃必殺)
(防御越しとは言えど…アレを喰らえば、俺でも――――)
37.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:01:42.51 ID:VHYUUSMo
>>29
【強く、ただ強く】
【そんな風になりたかった】
【十人殺し、二十人殺し、三十人殺したところで、数えるのを止めた】
【これなのか?】
【私が求めていたのは、本当にこれなのか?】
◆
【“一の突き”と氷刀との激突は、あまりに呆気無い結果に終わった】
【マリアはその右腕を縦に裂かれ、その刀の根元まで肩を貫かれる】
【だというのに、マリアは笑った】
【それを「笑み」と表現して良いのかは分からない】
【ただ、牙を剥き出しにして、笑み“らしき”ものを浮かべたのは確かだった】
【壮絶なまでの、狂気の笑みを】
【捕まえた】
【どこからか、そんな声が聞こえた気がした】
【今のマリアに、意味を持った発音をする事は適わない】
【しかし、闘争本能をそのまま映すその表情は、そう言っている気がしてならなかった】
【マリアが大きく口を開ける】
【口が裂けてしまいそうなほどに大きく】
【首を伸ばして文字通りの“牙”を、シズクの首筋へと突き立てるべく】
38.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:02:09.64 ID:.m8Ys8oo
>>28
・・・あー、こういうのを言うのは恥ずかしいもんがあるんじゃが。
【ポリポリと頬を掻き】
愛も力の源じゃけぇの。
・・・わしは、それに圧倒されたことがあるけぇ。
【ボソリ、と呟く】
【ギン、と彼の瞳が見開く】
【マリア・ブラッドレイの拳、気質、表情、その全てを見て】
・・・・・・アァ。
早く終われ、このままじゃと、止まらんぜよ。
【ニィィ、と笑う】
【彼曰く、ぷっつん、だ】
>>32
・・・弱みを握られる、っちゅうのはなんとも気分の悪い・・・。
【キヒヒ、と困ったような笑みを浮かべ】
ならアイツがあそこまでやさぐれちょぉこと、気にしちょんのか。
【少し黙って、呟き】
・・・じゃろうのぉ。
「最強」と謳われた二つの者。
そのどっちもが「真実」、それは無いじゃろう。
じゃあ、重要なのはどっちが「真実」になるか、じゃろうのぉ。
のぉ綾菊、ぬしゃ「最強の盾すら貫く、最強の矛」か「最強の矛すら殴り飛ばす、最強の盾」か。
・・・どっちが良い?
41.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:06:45.98 ID:VVMt8oEo
>>24、>>29
…………
【青年は、もはや何の感想も抱かない】
【カメラは写真を撮るとき、風景が綺麗だとか、美しい人だとか考えるのだろうか?】
【青年は、】
【傷が痛そうだとか】
【次の一手は何かとか】
【そんな思考も捨て去り】
【感傷も感情も無く、ただ目の前の出来ごとを、目に映しこんでいる】
【青年は見届けようとしていた】
【氷の刀と貫手が、ぶつかる瞬間を】
>>37
【刀がマリアの肩を貫く、その光景を眉一つ動かさず見ている】
【が、マリアの牙を剥きだした笑みにも似た表情を見て、】
【青年の唇が震えた】
――シズクさん、危ないっ!
【青年が声を発したのは、マリアがシズクの首へ噛みつこうとしたのと、同時であった】
43.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:10:38.99 ID:hH3DWMko
>>32
そうかもな
【ただ一言だけ言う】
なに、最終的にはお前の狂気を上回りたいだけ
そう、単純にお前を打倒したいだけだ。夜叉
【本の僅か、夜叉へ向けてペレグリーの”身体”から視線のようなものを感じるかもしれない】
【それは獣のような、だが生き物には感じれないような視線だ】
>>38
随分と恥ずかしいことを言うな。もう一度言う
随分と恥ずかしいことを言うな
【一字一句、音程すら全く同じで再生する】
【そして頭の中で獣が笑う】
(楽しそうに笑う………夜叉の知り合いだから士道も同類か)
(まぁあんだけ楽しそうに私の顔を殴りまくったから同類じゃなければおかしいな、うん)
【士道の様子に至って普通に冷静に心の中で思う】
【そして、何時かズタボロにしてやる、そう決意を改めた】
45.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:15:35.63 ID:jiU85qwo
>>38
それも有る、のか?
いや、本質はそれでは無い。そんな事ではないもかも知れん
・・・私自身にも、良く分からんな
【浮かぬ顔をしながらも、右足が一歩踏み出し】
最強が二つ、之がおかしいのだな
どちらが真実になるか・・・ぶつけなければ分かるまい
【真剣に答えながらも、左足が一歩踏み出し】
私は矛を選ぶ、当然だ。私の剣は攻撃の剣
己から攻め、全てを斬り、それでこそ己の意を通す事が出来る
【士道との受け答えをしながらも、吸い寄せられるように観客席の前列へと歩み出そうとする】
>>43
狂気で私を上回ろうが、私には勝てん
膝を両方砕いて肘を圧し折ればそれまで、たったそれだけの事だ
人が獣に勝つための技術こそ、「武」なのだからな
【武の重要性を説きながらも、今にも走り出しそうな体勢になる】
妥当、か・・・まあ、気長に待とう
少なくとも士道と張り合えるようになれば、私とも互角に戦えるだろうな
【言葉と体が完全に乖離しているかのように、体だけが今にも駆けださんと体勢を整える】
>>37
・・・止めろ。誰か、あれを止めろ
あの戦いを続けさせるな・・・
もう十分だ。十分すぎる
この先に有る物を見た所で・・・
それが何になる?
【何処か悲しげな目をマリアに向け、両手の太刀の柄を強く握りしめる】
49.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:20:50.57 ID:2YIOxpQo
>>37
【ぶれることなく一途に思う信念は】
【無色透明に煌めく氷の刀のように】
【鋭く、堅く、美しい、『折れることのない芯』となる】
『折れた』のはマリアさんだったね……
【マリアの腕が刀で貫かれるという壮絶な光景を前に、儚げな表情でポツリと一言】
もう……十分だよね
闘いはお終いだ
【そして自分の首を狙うマリアに対し、微動だにせずそう告げ、】
【左手のケースを、思いっきりマリアの腹へと、叩き込もうとする】
【噛まれるが先か、ケースの一撃が先か、はたまた同時か……】
51.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:23:57.66 ID:.m8Ys8oo
>>43
・・・あぁぁぁぁあぁ。
いってから後悔しちょるんじゃ、止めろ。止めちくれ。
【顔を赤くし、苦笑いしながらも、観戦は止めない】
>>45
・・・なんなんじゃろうかのぉ。
・・・わしには、全然分からんよ。
【ふぅ、とため息が漏れる】
【ためらいのような、執着を押し付けるような、ため息が、漏れる】
それを成させるのが、己を通す「肯定力」。
「心、技、体」のそれじゃのぉ。
【ニヤリと笑う】
・・・ならわしは、盾を目指すかのぉ。
相手も、自分も、全部受けて、受け切って、その上で我を通す。
わしにお似合いじゃのl・・・・・・・。
【その口元が】
>>37
・・・・・・。
【止まり】
・・・つまらん。
止めろ、そこから先は止めろ。
一切合切、何もかもが無駄になるぜよ。
・・・・・・。
【ギリリ】
【逆向く】
【その体はもう既に、半身が試合会場へと、乗り出そうと】
53.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:28:00.45 ID:hH3DWMko
>>45
夜叉
【夜叉の言葉に耳を傾けながらもその目でシズクとマリアの戦いを見つめる】
夜叉
【もう一度名前を静かに呟く】
止まらないんだよ
そして私たちはただの傍観者。あの場に立っていいのはあの二人だけだ
行くな。行ったら、二人の戦いを止めてしまう
【紙袋の下は何を考えているのか。それは誰もわからない】
【だが、両手の震えは何時しか止まり、その手はまるで自制するかのように自分の身体を強く握り締めている】
>>51
(本当にコイツは虐めがいがありすぎる)
【次回会ったら多分、同じ台詞を言うかもしれない】
士道。それだけはダメだ
【ただ静かに、士道の行動を嗜める】
【その言葉には感情は無い。だが、彼女の視線は止まらない二人をじっと見続けている】
54.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:28:14.54 ID:ULUIRESO
>>29>>37
【夢の目覚めは、余りにも呆気なく】
――――!?
【裂かれた右腕と、大きく開いた顎を見るや】
馬鹿野ろ……ッ!!!
【反射的に上着を脱ぎ捨て、漆黒の鎧甲に包まれた右腕を露にして】
【制止する準備を、整える】
(止まらない――場合によっちゃ、どちらかが死ぬ迄続くぞ)
(いや、其れすらも―――!!!)
55.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:28:43.09 ID:VHYUUSMo
>>49
【どうという事は無い】
【マリアは、もうとうに壊れていた】
【動く部分が、顎しか無かっただけの事だ】
ひゅっ……
【ケースを腹に叩き込まれ、マリアの口から雑音が漏れる】
【肺から空気が漏れただけの、意味の無い、ただの音】
カッ、カカッ
ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ
ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ
ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ
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【倒れ伏したマリアは、ただ狂ったように笑う】
【いや、“よう”ではなく、本当に狂っているのだろう】
【メトシェラという男を知っているだろうか】
【旧約聖書によれば、人は最初、寿命が無かったらしい】
【メトシェラ、通称メトはユダヤ最初の族長で、神に寿命を定められるまでの千年近く、正確には969年生きた】
【────メトは、長く生き過ぎて無感動になった】
【他の若い人間が、次から次へと湧いてくる虫ケラのようにしか感じられなくなってしまった】
【左腕をもがれ、右腕を切り開かれ、脚ももはやその機能を失っている】
【それでもマリアは芋虫のように、この上なく不様な様子で、もぞもぞと蠢く】
【何のため?】
【戦うために】
【彼女は、戦いのメトだ】
【死の恐怖や痛みに怯える事も無いが、生きる喜びも愛も知らない】
57.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:32:23.56 ID:jiU85qwo
>>51
・・・親が、子を、気にかける理由は何だと思う?
【溜息に対して、それにすら掻き消されるかもしれないような音量で問いかける】
己の意を通す・・・それが強さ
だが、全てを己の意のままに出来る世界とは・・・
そのような世界は、果たして存在するに値するのか?
【両腕が指先まで鱗に覆われ、頭からは二本の角が生え】
【頬から耳、首の側面にも赤い鱗が、鎧の如く出現する】
・・・矛と、盾と、並べて行くか?
お前も、そろそろ耐えられんだろう
私もだ。これ以上・・・見ては居られん
【体温と周囲の空気の温度が数度上昇する】
>>53
・・・止めて良い。もう、止めて良い
戦いなら・・・止めてはいけないだろう
もう戦いでは無い。自分の身を砥石で削り、すり減らし・・・
そして、折れるまでの時間を縮めているだけだ
【黒かった両の瞳が、炎のように赤く揺らめき始める】
・・・美しい、だが、それ故に・・・
あれが折れるのを、目の前で見たくは無い
誰によってでも無く、己の為に折れる所を見たくは無い
【首を上げ、どこにいるとも分からぬ運営に向かって叫ぶ】
運営!これ以上続けさせてどうする!?止めろ!!
これが戦いか!?このような殺し合いを、続けさせて良いのか!?
止めぬなら許可を寄こせ!割って入る許可を寄こせ!!!
58.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:33:22.14 ID:VVMt8oEo
>>49、>>55
【――まるで、全身に冷水を浴びたようだった】
【ごく普通の常識に囚われていた青年は、】
【一度、そこから離れ、空から俯瞰するように試合を見つめ、】
【闘気の虜にされていたが、】
【再び彼は、正常な――はたしてそう呼べるとは分からないが――思考力を取り戻す】
なんで、避けないんだ!?
このままじゃ、死ぬぞっ!!
【怒号を放った青年の声は、】
【普段の温厚な彼を知っている者なら、】
【驚愕するかもしれないほど、声量であった】
61.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:35:49.15 ID:2YIOxpQo
>>55
……私が世界を制するその日まで……
待ってて貰いたいところだね……
【倒れたマリア見ながら、語りかけるように言葉を投げかける】
『世界』は意地悪だ
『世界』は平等じゃない
『世界』は望んだモノを与えてはくれない
だけど……いや、だから、私は……
『世界』に挑む――
【シズクは、ただただひたすらに、マリアを見つめている】
63.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:38:24.15 ID:ULUIRESO
>>49>>55
止めろ、これ以上はもう――――!!!
【我に返った青年は、喉も裂けんばかりに叫ぶ】
【鎧甲が、徐々に浸蝕を進めてゆき】
【一歩、その足が前へと歩みを進めた】
66.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:42:58.55 ID:.m8Ys8oo
>>57
・・・わしは親になったことが無いけぇ、よぉ分からんぜよ。
・・・じゃが、とても大切なもんっちゅーのは分かる。
そこ理由は、わしはいらんと思っちょる。
・・・そんな世界はいらん。
それぞれが考え、それぞれが幸せを目指し、それぞれの道を行き、ぶつかり合う。
じゃけぇこの世界は面白い。
・・・じゃけぇそんな世界はいらん。
・・・・・・・・・あぁ。
【目が、鋭く、尖る】
【牙が、鋭く、尖る】
【爪が、鋭く、尖る】
【まるで、刃物のように、それは変化していく】
>>53
・・・・・・・・・。
【刃物が今、身を乗り出そうとした】
【その瞬間】
・・・・・・・・・・・・・。
【呼びかけられ、我に帰り】
【その光景を、認め】
・・・・・・・・・。
【静かに】
【ただ、静かに後ろへと下がり】
・・・・・・。
【ドカッ、と、勢いよく椅子に腰掛ける】
【首は、だらん、と垂れ、試合会場を眺め続ける】
・・・・・・ペリグリー。
「俺ぁ」、最低かも知れん。
【ぼぉ、と垂れた頭が、喋る】
だが。
俺は今確かに、ここでアイツが止まることに。
・・・少し、「期待」してるんだわ。
67.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:43:44.12 ID:VHYUUSMo
>>61
【遅い】
【のろまで、不様だ】
【それでも這ってシズクの足元へと辿り着き、その足首に牙を突き立てようとする】
【ただ、それだけの存在なのだ】
【人を害する事しか出来ない、そんな生き物なのだ】
【彼女にとっての不幸は、そんなものが“心”を持ってしまった事だろう】
【だから彼女は心無く涙も無い、そういうものになろうとした】
【なる手段を手に入れてしまった】
【そして、なってしまった】
【意識を断つか、トランスが解けるまで拘束するか】
【もしくは、殺しでもしない限り────彼女は止まらない】
【そういうものに、彼女はなってしまったのだから】
70.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:48:08.17 ID:VVMt8oEo
>>61
…………
【青年は、糸の切れた人形のように、再び席に座った】
【立っているシズクを見て、ひどく安心したようで――】
【頬に触れると、】
【生ぬるい液体が、指を濡らした】
(いつから、泣いていたんだろう…)
【それを思い出す力も残っていない】
>>63
――!
【隣の男が飛びだそうとしたのを見て、】
【止めるべきか、自分も行くべきか、迷い】
【動けなかった】
>>67
……なんで、なんだよ
【本心は見たくなかった】
【だが、心のどこかから聞こえる、試合を見届けろ、という声に従い】
【青年は、歯を欠けそうなほどまでに、食いしばって、その存在を見ていた】
72.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:49:50.02 ID:hH3DWMko
>>57
………終点だ。既に”終わったよ”
【崩れ落ちたマリアを見てただ一言】
(最果て、か………)
【その姿に何を思うのか、ペレグリーは居合刀を拾い、静かにその場から立ち上がる】
>>66
いい男の条件など知らんが、我慢強い奴は格好良いと思うぞ?
【くすくすと笑う。そして彼女は二人に背を向ける】
結果は見えた。最早アレはマリア・ブラッドレイじゃあない。死に掛けの獣に成り下がった
【吐き捨てるように言う。しかし其処に侮蔑の色は無い】
だけどね、私はアレを目指す
闘争本能のままに、純粋な戦いをしてみたい
【あは、と笑った】
【その笑い声は歓喜か、狂気か、彼女ですら分からない】
【そしてペレグリー・ハームハーツは会場を去る】
【その足取りは軽やか。だが、しっかりと地に脚をつけ、外へ】
74.
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/12/20(日) 02:53:02.75 ID:jiU85qwo
>>66
そう、理由など要らん
己の子だから、それだけで十分だろう?
・・・あいつに足りんのはそれなのだ
「全て」では無く、「有る程度以上」を己の意のままに出来る
それが、最も理想的な強さなのかも知れんな
強さを極め続ければ・・・
【両足の骨がギリギリと音を立てる】
・・・あれは「マリア・ブラッドレイ」。もはや完成した生き物
だが・・・だから何だと言うのだ
人で有りたいと言うのなら、そう望むだけで良かろうに
誰がそれを否定する・・・それだけの願いを、誰が
>>72
”まだ”だ。まだ、マリア・ブラッドレイの中では終わっていない
自分の体が動く限りは終わらんだろう。なら・・・
動けぬように、してやるべきか
【両目が大きく開かれる】
【次の動き次第では、遠慮なく飛び込もう】
【誰に恨まれようが、誰に憎まれようが、知った事では無い】
【大会のルール、戦いの暗黙の了解、もはや関係無い】
【これを見て、ただ立っている事が出来る筈が無い】
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最終更新:2009年12月21日 16:28