今日も列車が夜空を走る。
『おい、ありゃなんだ?』
「銀影団の列車だろうさ」
巨大浮遊列車『シャドウ・スクレイパー』を駆り、空を翔る中庸組織。
その目的は「子供達が笑顔でいられるように、安心で平和な世界を作ること」及び「子供達の笑顔を守ること」。
どうやらリーダーである鋼雅と言う男が、相当の子供好きのようで、こういう目的の組織が立ち上がったらしい。
戦闘員は十名足らず。
組織としてはまだまだひよこではあるが、絶大な魔力を秘めた宝玉を二個所持してる他。
生物学者の権威、コルプ・イルーシュタインの姿も構成員として確認されていることから、相当な力を秘めた組織だと思われる。
これから伸びる可能性はまだまだあるので、油断は出来ないだろう。
魔力を使って動く、太古の列車。鋼雅が洞窟の奥で見つけたもので、外面は錆びているが、内面は掃除をすればちゃんと動くほどであったと言う。
駆動回路に『駆動の宝玉』を装着し、背面に装着された『ソル・クリスタル』と言う特殊な鉱物で日光を吸収し、それを魔力に変換、使用し、常時走り続けている銀影団の拠点である。
全十両から成る巨大列車で、そのそれぞれの両に「居住区」、「貨物区」等と名称をつけており、両ごとに区分けされている。
鋼雅
峰 千鶴
コルプ・イルーシュタイン
BBスピナー
和句
警官風の中年男
現在確認されているのはこの六名のみ。
しかしその列車の巨大さ故、まだ顔を見せていない戦闘員も居るのだろう。
最終更新:2009年12月25日 02:04