増野 透冶

「大した事ではない───そう、だからこそ“小さな実験”なのですからね」


増野 透冶 MASHINO Touya


二十代前半、男性。
黒眼黒髪の、一般的なアジアンの容貌。悪く言えば地味。
TPOの概念を無視して常に白衣に身を包んでいる。
研究所のロゴマークは《不均一な形状をしたギア》。

性格は青く、しばしば厨二的な似非哲学を語る。
理屈っぽい言い回しを好み、皮肉を言ったり、過度な悲観を語ることも少なくない。
かと思えば年相応の青年らしい素直さを見せたり、不用心なまでに楽天家であることもある。気分屋らしい。
他人にはどのような相手に対してでも敬語を使用。

「そう、まあ、詭弁ですけれども。」


能力


肩書きは「研究者兼メカニック」
精密機械の設計から作成、ソフトウェアのプログラムまで手掛ける。そもそも彼の研究は“ラースタチュカ”の作成に捧げられるためのものであり、それに関連する幅広い知識と技能を身につけている。
その中でも特化しているのは「機械構造理論」と「動体制御プログラム」だが、それ以外にも新技術を手にしている場合もあり、何らかのネットワークを有している可能性がある。
メカニックと名乗る事が多いが、本業は技師よりも研究者の方だと主張することも。

自称「意外と動ける」。
しかし彼自身は“持たざる者”と自らを語っており、いわゆる“異能”は持ち合わせていないようだ。


Machines

  • ラースタチュカ  -超小型自律飛行システム
マシノによって作成された、燕を模した意匠の黒い機械。
遠目で、すなわちシルエットの状態ならば、本物の燕と見分けることはまず不可能な程にリアルな挙動をする上に、単純なプログラムでは到底不可能であろう自然な仕草や行動を取ることもある。
システムの核を成す部分に何らかのタネが有るらしい。
しかし、近くで見れば、その全身は鈍い金属光沢を纏っており、間接部には精巧なジョイントが見られ、さらに翼は羽の代わりに幾重ものプレートで構成されているため、それが機械であると気が付くのはそう難しいことではない。

コンセプトは「超小型自律飛行システム」だが、究極的には一個の生命の再現、つまり目的とする所はアンドロイドに近い。
その点に於いて、つまり「ただ在るモノ」であるラースタチュカは、下記の戦闘兵器とは別のベクトルにあると言える。


とある場所で使用されたかもしれない、新型兵器試作品。
ラースタチュカと共通する部分も多いが、様々なユニットが付加されており、一回り大きいフレームの外観も猛禽類に近い。
空中での静止や急激な方向転換など、自然の生物では有り得ないであろう、非常にトリッキーな挙動をする。
完成品としてロールアウト。


「研究の為には資金が必要です。資金のために兵器を開発し、兵器を開発するのにも資金が必要。
 詰まらないループの中で、ただその過程で得られる上澄みを、僅かずつでも集めている。
 その先には別の目的が有るのだと───少なくとも、私はそう信じたい」

詳細


所有物


“暗箱” デフォルト所持、実験装置として優秀らしい
緑青色の鳥の羽 ヴァルトスラットに珈琲を振舞った際に貰う。軸に「Valtsrat」と刻まれている。
DESPEDIA./ ボスラッシュイベントにて砂を操る女性よりドロップ。【響装具:音なら何でも吸い込み、ぶっ放す異世界産の銃。オマケ機能としては、命を削り威力を高めるという能力もついている。】


関係


広く浅い付き合いが多いよう。
親戚に「言葉遊びが好きな少女」が居るそうで。

過去


色々とあったそうだが、“新世界”に於いてはそれ程特殊とは言えないような、そんな境遇。
意外と田舎育ちらしい。

現在


何処か遠い場所から移住し、『街』に個人で研究所を開いている。
研究所とは言え、表向きには一般人相手にサービス業を行っているだけにも見えるが、地道な研究活動も行っているようだ。
具体的には、現在“暗箱”を活用して魔導関連の事象を機械工学的な観点から研究しているという。

  • 街外れの空地にて谷山基樹に遭遇、会話。『学園』の非常勤講師の話を持ちかけられる (2011-07-24 18:46:10)
  • 公園にて、鳥居と格闘している少女に遭遇。どうもまだ疲れているようだ (2011-05-08 19:55:15)
  • 街外れの空地にて紅に注意を受け、名刺を渡す。………これだけだと何のことやら分からない。ポイ捨てはダメだ、と (2011-02-11 23:43:04)
  • 街中でアクシデント、通りすがりの少女と人形に助けて頂いた。……“感謝”しか贈れないというのは、ポリシィに反するが、それがベストだったろうか (2010-12-21 18:23:54)
  • 《スクラップヤード》にて少女と遭遇、会話。詭弁と事実、どちらにしても語り過ぎたか。ただ当面の課題を得る (2010-11-29 23:40:11)
  • 研究所のガレージに思わぬ来客、そして会話。収斂するのだろうか (2010-09-25)
  • 湖畔にて“小さな実験”、レンテヌラ・エドデェス(香 菇)氏に名刺を渡す (2010-08-19 22:34:07)
  • 公園にて千崎 カズマに「スイカコーラ」の試飲(?)をして頂く、真直な少年は貴重だ (2010-08-03)
  • ヴォイゼン主催の「創作大会」に審査員として参加、出場した方々の作品を他の審査員と共に評価(2010-06-18)
  • 森にてゲーティアと遭遇、持ち合わせのレポートをパンフレットとして渡す(2010-06-08)
  • 公園にて工藤丈二と会話、冗談めいた皮肉が通じない相手との会話はどうも苦手と自認してはいる (2010-06-05 18:46:28)
  • 公園にて魏雲氏と会話、議論と呼べる程には時間が取れなかったことが悔やまれる (2010-05-30 21:29:35)


関連項目

ベールクト 兵器 増野によって作成されたベールクトに関しての詳細
“パンフレット” 文章 レポートのようなもの(未纏め)
METALLIC COLOR PURITY 文章 少年時代の話



+ 中の人による雑多
成人しているが、ロールの中で常に「青年」としているのは、人間として未熟だから。
仮に男であったとしても、まず漢ではない。

「増野」はマシンやマシナリーという言葉から、マシノ。
対して「透冶」は意味よりも音先行。トウヤ、トーヤ。しかし誰も呼ばない。
「陶冶:人間の持って生まれた性質を円満完全に発達させること。(広辞苑)」という言葉も在る。
ミスマッチか、皮肉か。

外見上の特徴が白衣のみという悲しい奴。
最近白衣にロゴを入れた。

「ラースタチュカ」、「ベールクト」はそれぞれ「燕」、「狗鷲」という意味だそうで。
何でそれだけロシア語なんだよ!というツッコミもあるだろう。しかし、それにも理由が在ったりする。
無駄に過去設定が多い奴なのだ。

ロゴをペイントで描いた。反省はしている。

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最終更新:2011年07月24日 18:46
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