2人の“脇役” 突き通す男と悲しい男


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クロワ・フェルナドーレ


【デンメルング古代都市、――≪ネル・ナハト≫本拠地神殿外部――『結界』の外】
【――『戦奏』を明日に控えた此処に、今。小さな小さな、意地の戦いが在った】


『――ぐッ、がはっ!?』

【どしゃぁ、と石畳に叩きつけられる陰】
【――流れるような金髪に高貴そうな紅い服、紫色のマントに――握り締めた剣】
【瞳無き双眸は驚愕の色を貼り付け、眼前を見据える】
【ゆらゆらと立ち上がり……今しがた魔力の直撃を受けた左腕をぶらりとぶら下げて】

『(……馬鹿な……“強い”――ッ!?……前回の戦いの時よりも数段……!)』
『(否……我輩に『油断』は無い……常に相手に「敬意」を払っている――ならば……ならば……!?)』

【――再び、剣を構え】

『なんなのだッ――スデにボロボロのハズだぞ……我輩の『シュトラーフェ』をまともに受けてッ……!?
 何を求める……明日の戦いのためにも此処を通すわけには行かん……「お前」は……『何』を求めるッ――?!』


――――“求めるもの?”


【対峙するものが、答える】
【頭部――左脇腹、右肩から出血しつつも、鋭く騎士を見据えて】


<無い/亡い>ですよ

ただ、オレは


テメーの意地を、突き通しに来ただけだ


【――――メタルフレームの眼鏡をかけた、隻眼の青年】
【黒地にメタリックグレーのラインが幾つも入った凄いスーツを纏い】
【首から、鎖のように絡まった『C.C.R』の三文字をあしらった銀色のメタルなペンダントを下げ――】
【その右手には相棒たる魔刀、左手には真っ赤な魔銃――】


―――

――

―悲しい悲しい話をしよう

【―唐突に声が聞こえる】

【「偶然」?―いや「偶然」という言葉で来てはならぬ場所に】

【「因果」―接点など存在しない男の】

【「理由」―そんなモノ等持ち合わせない】

【「不自然過ぎる」形】

【異常で「おかしな」男の声が―聞こえてきた】

クロワ・フェルナドーレ


『くッ……然し我輩のダメージとお前のダメージ……
 我輩の剣は――生命を奪わぬほど甘くは無いぞ……!』

【騎士フェルナドーレは――僅かに震える剣の切っ先を、青年に向ける】
【その歯は、硬く食い縛られていた】
【然し青年もまた――魔銃の銃口を、向け】

やってみなさいよ
……いやね……実を言うと死ぬのはコワいですよ……恥ずかしいことにね……
以前、貴方に殺されかけて以降……初めてそう思いましたよ――

【――だが、その隻眼の焔は潰えない】

でもね……ンでだろーな……『今の』方が……よっぽど「出来る」気がするんですよ……
死ぬコトは怖いって言うのに……『勇気』が沸いてくる――
オレよりも遥かに強いであろう貴方に立ち向かうことに対して……『信頼』が出来るんです……


……――それにな

どんだけブザマだろーと、テメーの意地を突き通してりゃ――――


【――にやりと笑みながら、声の方を振向き】


……ほら、『何か』あるんだよ


【説明などできない】
【意味?知ったこっちゃない】
【然し、其れは起こる】
【信念を貫き通した果てに在る――】
【『何か』】


―敵の本拠地に1人突っ込み

【赤黒く輝く染まった髪】

1人で勝手に死んで逝く――

【全身黒く染まったタキシード】

良いねぇ実に良い。最高の脇役の死に方だ!!
そういう奴はラスボスの力なんて分かっていない!

【―1度見てしまえば】

【 ゼッタイ に】
   【 ワスレナイ 】
        【ブキミ「な」エガオ】

だがぁ

【「異常」を伝える容姿をした―1人の男】
【「異常」な男はゆっくりと歩み、2人の前に立ち】


「あり得ない可能性」。俺は大好きだぁ


という事で…クロワッサン君!
脇役1名――追加お願い出来るかなぁオイ―悲しい程度にな


【ニッコリと―口元が歪んだ笑顔を見せた】