「───昔の人は、言いました」
今路 説夢 IMAJI Setsumu (Pen Name)
少女の域を出ない年齢。ペンネーム。
茶髪で、後ろ髪は背中に掛かる程度に長く、前髪は眉より下で切り揃えられている。
その下で開かれている色素の薄い瞳が特徴的。
服装は基本的に白のシャツの上に橙色のベスト、やや短めの紺色のスカートを着用している。
また、ヘッドバンド部分が細く、エッジの効いたデザインの[黄色いヘッドフォン]をアクセサリ感覚で愛用。市販されている物ではなく割と高性能らしいが、入手経路は不明。
良くも悪くも自分の信じた道のみを邁進する。
妄想が激しく、彼女の頭の中では現実と平行して何重もの世界が展開されており、それらが頻繁に交錯するため精神的に不安定な面がある。しかし平常時は“理想の自分”を演じているので、無気力な性格が出ていることが多いよう。
独特の口調も相俟って、会話を成立させるのは至難の業。(不可解な言葉は或る程度スルーした方が円滑なコミュニケーションを図れるかもしれない)
他人を固有名詞で呼ばない。
自称「ストーリーテラー」。
オハナシが好き。物語の中の出来事と現実とを取り違えていたりするかもしれない。
しかし偶に現実主義的な言動も見られるため、それは故意的なことなのかもしれない。不明。
総括すると“電波”。
能力
・『唯我夢中』
「私がひとりぼっちの時に、『誰もいない』って言ったら、私もそこには居ないのかな」
夢の中では、例え其処にどれだけの登場人物が存在していたとしても、結局の所それらは全て自分の妄想の産物である。
そのことを「自分独りが居る」と考えるか、「自分こそが居ない」と考えるのかは人に依るが、結局は同じ事なのかもしれない。
技と言うよりは性質。また今路の能力全体を包括的に表す。
“夢見たことを実現させる”のだが、単に自分の望むままのことが全て叶えられるということではない。
その基本は夢見たモノに応じた『自己暗示・魔力による自己強化』と『小規模な物質具現化』の組み合わせによるものであり、それ故基本的に効果は自分のみで、イメージが出来ないもの・力量を越えるものは叶えられない。逆に、イメージが鮮明である程に精度は高くなる。
具現化能力の部分を駆使すれば、消耗品を創造すること(食べ物等)も不可能では無いのだが、魔力が回収不可になることにより生成物の二乗程度のエネルギーをロスするため、非実用的と言える。
同様の理由で“夢が破られる”と相当量の魔力を消耗する。
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“夢の中身” |
具体的に“唯我夢中”を使用したと思われる姿の中から抜粋。単なるコスプレ的な物は割愛。
空を飛びたい。
翼の具現化により、飛行能力を得る。
鳥のような外見の白く巨大な翼は、少女から直接生えるのではなく、背中に僅かな隙間が在るため、服は無事。
そのことからも解るように、羽撃たく際に翼が大気を押し出す力のみで飛んでいる、ということではないらしい。
強く在りたい。
鎧や細剣と盾の具現化、身体能力の強化により、剣士と成る。
最もオーソドックスな戦闘型だが、動体視力と運動能力の補強に特化しているため、それなりの近接戦闘能力を持つ。
ただ、決め手に欠く場合も多い。動き回るだけだから。
何より研鑽で得られるような高度な技能が得られないようなので、つまりは、そういうこと。
→消去する二重線 収束させた魔力塊を剣速に乗せて放出する。トリックカードなだけの小技。何故「二重」かは不明
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・『夢中説夢』
「『夢中説夢』を、開始します」
夢の中にて、夢を説く。それは戯れた虚妄であり無意味の象徴。
しかし、この世界をこそ「夢」であるとするならば、それは転じて今世の真理へ向かう路の一つと成り得る。
すなわち自らと己の存在する世界の姿を自覚し、他ならぬその世界を、世界に対して語るということ───。
今路の奥義。
『唯我夢中』の発展形であり、基本的な部分はそれに準ずるが、最大の相違点は、「自分」以外の物に対しても効力を発揮するという所。
より柔軟な行動が可能になる代わりに、制約も相応に大きい。
まず、より正確で強いイメージが求められるため、『媒体』と『詠唱』が必要となる。
詠唱は媒体を起点に、所謂「連想ゲーム」のように言葉を繰ることで成立する。
そのため、媒体は在る程度求める結果に近い物でなければ、色々と残念なことになってしまう。
スピードが求められる戦闘には向かない。
所有物
ヘッドフォン |
お気に入りの黄色いヘッドフォン。非売品 |
関係
過去
恐らく、ずっと、本を読んでいた。
何時からか「外の世界」に物語を求め、そして人々に出会う。
現在
特に目的もなく色々な場所に出現している。
「オハナシを書くには人生経験が必要」とのこと。
(チェック漏れが少なくとも数回……現在サルベージ中です)
- 妖精さんと、森で。風は、見えない。(2010-04-05)
- バケモノさんと、街の何処かの屋上で。多分、街が怖かった、から。(2010-04-07)
- 砂浜で甘い人。「甘い海が欲しかった人」のオハナシを、したけれど、していないオハナシは、していない。(2010-04-08)
- 仙人さん(魏雲)と、公園から竹林。月のスッポン。(2010-04-29)
- 路地裏でナイフさんとあくしょん。「ぬぐとすごいんです」?(2010-05-04)
- スケートボード君と路地裏、暴れたい気分だったんじゃないかな、私が。(2010-05-08)
- 森で鐘さんとオハナシ。「完璧な物語」?……よく、分からない。(2010-05-12)
- コンビニ店員さん、森で黒猫のオハカ。(2010-05-25)
- ブラブラする人と、森で。探し物は私です。 (2010-05-31 22:31:46)
- 落ちてきた人。海に。ガクエントシ?(2010-06-02)
- 廃墟で、怠惰な人(大宮志穂)と。悲しいのは、何故だろう (2010-06-05 18:38:41)
- 流れている人は塔を作った。私は城を作った (2010-06-06 19:09:53)
- 雨の街、濡れた人。生きているから。 (2010-06-30 20:53:37)
- 廃墟で壊し屋さんと会う。若い、若くない。 (2010-07-23 22:52:11)
- 美化委員長さん森で迷う。飛べばいいとおもうよ。 (2010-08-11 21:38:49)
- 崖、カラス使いさんとナイスガイさん。それが、夢だから。 (2010-08-25)
- クルスさんと話した森の廃屋。たったそれだけのことなのです。 (2010-09-17)
- 小さな夢は路地裏で。そうして、くるり、くりかえす。 (2010-09-28)
- 公園で降りて、開けてくれた人(黒岩 凌子)に。赤は、そんな色。 (2010-11-24)
- 廃墟に、誰か。理由は、ずっと無い (2010-12-11 22:53:07)
- 霧雨振る森飴噛む侍さん。甘い物は正義。 (2011-07-20 12:49:50)
- 暗い洞窟の中で蛇と魂喰らいと食べられてた人。大丈夫。 (2011-07-31 17:45:08)
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中の人的な雑多 |
イマジは「Image」。
また、セツムは
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説夢
①夢のことを話す。何をいっているかわからないことにたとえることもある。
②ねごと。夢物語。
(学研漢字源より)
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グーグル先生によると「夢中説夢」で使われていることが多い。こちらになると仏教用語。
解釈によって妄言とも真理とも……。
某理屈屋メカニックが動かし難い感じなので、崩れた方向のキャラクタを指向した。
崩れなかった。別方向で固まってしまった。
現在何とか風味を消さずに柔らかく出来ないか試行錯誤している所なので生暖かい目で見守って頂ければ幸い。
そんな理由で彼らには所々に対立軸と共通点を意識して作っている。
「ImageとMachine」は「感覚と理屈」で「極端に圧縮し飛躍する言葉・くどくどしく冗長な話」。
「他人を固有名詞で呼ばない」は「他人に対して全て敬語」。
他にも幾つか。すごくどうでもいいです。
二つ名は夢幻想譚(ストーリーテラー)。
自称している。そもそも彼女の場合は「今路説夢」でさえ、ペンネームなのだから、自己申告だ。
“一般に、自分の名は自分では決められないが、ペンネームは自分で考える名である”……昔の人は言いました。
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最終更新:2011年07月31日 17:46