ベールクト【兵器】


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ベールクト Беркут
──『超小型自律戦闘飛行システム』

 増野 透冶によって作成された、黒耀の輝きを持つ機械兵器。
 狗鷲を模した意匠。「生物をモデルにした機械」という何処か矛盾したようなコンセプトは、直線と曲線の融和──メカニカルで攻撃的でありながらも無骨さを微塵も感じさせない優美で洗練されたフォルム──という回答を与えられた。
 翼を畳めば中型犬と同程度の大きさだが、翼を広げた状態での全幅は2mを超える。

 別称として《超小型自律戦闘飛行システム》、《鳥型機械》、《狗鷲》、或いは単に《鳥》とも。


スペック


 最大の特徴は「速度」。そしてそれを利用した曲芸的な戦法。
 ただ単純に最高速に優れるというだけでなく、圧倒的な「俊敏性」がそれを支えている。
 他に類を見ない程のトリッキーな機動は、集中していなければ視界に捉え続けることさえも困難であるだろう。
 しかしそれは、回避行動に徹していれば、という話。攻撃に転ずれば相応に隙が生じ得る。
 耐久性には優れず、また「自己回復」が不可能であるので、それを速度でカバーしているとも言える。

プリズマ

 鳥類に於ける羽、《狗鷲》の翼を構成する無数のプレート。また、それらを本体から脱離させることで発動するシステム。
 戦闘の上で核となる機構。判明している性質は「浮遊移動」と「エネルギーの反射・拡散」の二つ。

 まず「浮遊移動」に関して。
 空中に放たれたプリズマは、それぞれが本体からの遠隔制御下で、独立して宙を舞うことが出来る。
 ベールクトのトリッキーな空中機動(空中での静止や急反転急加減速等)は翼にあるプリズマの「浮遊」を利用したものだろう。ただし、脱離後のプリズマの移動は精密でこそあれ速度は本体の高速時に到底及ばないため、飛行に於いては補助的に使用されるものと推測出来る。しかし、プリズマ を空中に放った後は本体の機動が若干鈍ることも確か。

 そして「反射・拡散」。
 光線や、純粋なエネルギー塊ならば、それ自体にダメージを受けることなくほぼ完全に反射することが可能。
 しかし、防御には基本的に使用せず、むしろこの性質は非常に攻撃的な目的の為に存在している。
つまり下記のレーザーシステムと併用した、変幻自在の戦術兵器、である。
 例えば《狗鷲》は、本体が戦闘中常に高速で移動している関係上、レーザの照準を合わせることが難しい(その為相手に狙いを付ける際は一度停止する必要が有り、必然的に隙が生じる)のだが、プリズマを使用して「発射後に相手の方向へと向かわせる」ことでそのウィークポイントをクリア。本体の機首が相手の方へ向いていなくとも、数度の反射を経て相手の場所へと向かわせることが出来るからだ。このことは照準だけでなく、相手の背後を回り込むような軌道を取らせることも出来るため、「直線軌道」というレーザの特徴も変えてしまえるという点で様々な利点を持つと言えるだろう。
 応用的には、一度相手を“プリズマ”が取り囲んでしまえば、レーザを蜘蛛の巣状に拡散させて三次元的に全方位から攻撃することが出来る。無論個々のダメージは相応に分散されるが、回避は困難になるだろう。それのさらに応用で、一旦拡散させたレーザをあらゆる方向から再び一点に収束させる攻撃も使用する。こちらは威力としては元々の直接照射する攻撃と変わらず、無意味なようにも思えるが、拡散することで途中の進路妨害を受け難いという特徴を持つ。

──無駄に長い。誰が読むんだ。

レーザ

 背部に装着されたレーザー照射ユニット及びそれによる攻撃。
 直接的な攻撃手段としては最も多用される主兵装。
 チャージする時間に応じて威力は増減する。
 最短ならば一秒程度でも発射することが可能だが、その場合人間の皮膚にダメージを与えることは出来ても硬質な物体に命中した際は焦げ目を付ける程度の威力しか期待出来ない。
 そもそも機動性を生かした奇襲や他のシステムと併用した戦法を念頭に設計されているため、単体では速射性と威力の関係上、主砲としては幾分心許無いかもしれない。

ブレード

 両翼端にそれぞれ一枚在るプレートで、他と違い鋭利な刃状となっているもの。
 位置関係上、これを使用して敵にダメージを為には、「掠めるように飛び、そのまま通過する」必要がある。
 基本的に接近戦を得意としないシステムであるので、相手の奇を突けなければ攻撃手段としては有用性が低い。
 どちらかと言えば、森等の障害物が多い場所での戦闘時、飛行の障害となる物体を切り払うことで多少強引な飛行を可能にする点に効力を発揮する。鋭いが、重みは無い。

各種センサ

 カメラやマイクを初めとする入力デバイス。
 外部からの指示も可能であるとはいえ、基本的に“自律”戦闘飛行システムである《狗鷲》がそれらに依存する度合いは大きく、相応に高スペックな物が搭載されていると推測される。
 また、データリンクをすることでそれらの情報を遠隔地に届けることが出来るため、偵察としても優秀。

スピーカ

 《狗鷲》には会話プログラムは搭載されていない。
 高度に構築された自律プログラムの中に、或いは“自我”と呼べるレベルの意識は存在しているかもしれないが、如何せん、鳥である。人語を解するかは不明。
 基本的に外部から受信した音声を発することに使用される。マイクも付いているので外部への送信も可能、つまり無線の役割をすることが出来る。
 オマケ程度の機能であるので音質は低レベル、例えば音楽鑑賞には間違っても向かない。

(不明)

 数度、ベールクトが破壊された後に増野が残骸から真っ先に回収していた何か。
 サイコロのような黒い立方体。


外延


 同じく増野 透冶によって作成された“ラースタチュカ”と多くの共通点を持つ。
 サイズ等の関係上、同一の機体ではないようだが、関係が無いということも無いだろう。


マニューヴァ


 「空戦機動」と呼ばれるもの。
 気力が尽きたので後々追加予定っ!