イマミレイ=シーク


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俺にハ、力が要るンだ…………戦うタめの、力が…………ッ!

そウジゃなキゃ、助ける事も、復讐すル事も…………何モ、出来ねェ…………ッ!



イマミレイ=シーク(Imamily=Ssic)
『フォビドゥン・ウィザード』

【人物】
黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り
手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った
腰まで届くような銀の長髪に蝶を模った琥珀色の髪留めが印象的な「少女」

魔法薬の販売などを行っている黒魔術師。17歳
雷の国の湿地帯の洞窟に居を構える
本名をイマミオ・ル=シークと言う

現在は、疑いようもなく「女性」の身体を持っているが、元々は「男性」であった
母子家庭で育ち、貧しい家を支えるために幼くして働きに出ていたのだが、10歳の時に母が病死してしまう
なんの親孝行も出来ぬままに母を死なせてしまった事を後悔し、蘇生させる事を決意。その手段として黒魔術を志す
その結果、それなりに術に精通するようになり、死者蘇生の儀を取り行おうとしたが、その際に母ではない別の死霊を呼び寄せてしまい肉体を奪われかける
幸運にも肉体を奪われる事なく帰還を果たしたが、その際に身体が「女性」の物に変貌してしまっていた
状況から察するに、どうやら呼び寄せた死霊の生前の姿を模写したらしい
現在は、死者蘇生をより確実に成功させるための調査、及び変貌してしまった自分の肉体を元に戻すための研究を行っている

現に、その外見のために過去に何度か男に言い寄られた事があるらしく、自分の性別を意識する事でさえ嫌悪感を見せている
また、父は母に自分を孕ませた後に行方をくらませたらしく、そのような複雑な経緯を背負っているためか、男女の関係と言うものに非常に冷めた目線を持っている

自分が「男」である事に強いアイデンティティを堅持しており「女」として扱われる事を強く嫌う
服装には女として気を使ったりしているのは「社会で生きていくために不都合だったから」
逆に、その様な制約が、自身のアイデンティティを強める原因になっている

なお「社会で生きて行くのに不都合」と言いながらも、言葉遣いを直さなかったり、ドレスの下にズボンと言う服装をしているのは「男」としてのアイデンティティの精いっぱいの抵抗である

ちなみに、アーディン=プラゴールは、自身の上客の一人らしく、彼の勤める『八福尽星』には、彼女の作った薬が卸売されている

杖や冠、マントなど、魔術師のしての仕事に必要な道具は、非常に(悪い意味で)目立つ物であり、最初のうちは気にも留めていなかったが、後にこれらを一纏めにしてブローチとして保存する技術を開拓する
こうして収容すると、服装はドレスとズボンのみのシンプルなものになり、胸元に『金の台座に赤と青の布で花飾りが成された、小さな赤い玉を中心に収めるブローチ』がつく

人の色恋沙汰や、セクシャルなトークなど、おおよそ『恋』や『異性』が関わる事全般に、嫌悪と言って良いくらいの意識を持っており、こう言う話題に触れるとほぼ例外なく機嫌を悪くする



現在『』に侵食されており、かなり深刻な影響を受けている
言葉の発音が安定しなくなり、ガタガタとした語り口が目立つようになり、更に時折、正気を失って殺戮に走るという行動も取るようになってしまっている
ちなみに、『』が突き刺さっているのは、右腕の肘周辺



【足跡】
雷の国を拠点としながら、各地を渡り歩いている
主に、研究か生活費調達、気晴らしに歩いているようだ

レイド=E=ヴェイスアストラ=O=ヴェイス東 銀鶏などと共に、『』の破壊実験を行っている

街で魔法薬の売り歩きをしている時に赤木怜司に遭遇。身体の自由が利かなくなっている姿を見て、商売っ気半分で治療を申し出るが、余計な一言を加えてしまったため「禁忌に触れる事を笑って誇る様な人間など信用ならない」と、真っ向から拒絶される
これ以後、魔術協会を疎んじる感情が芽生え、赤木怜司個人に対しても、恨みを引きずる事になる。だが同時に、「自分の術は、正統派から見れば『異端・邪道』の類」という意識を改めて認識し、以後、多少は慎重な態度を心がけるようになる

そうして、クリスマス近い夜に桜花鈴音と知り合う
先に接触した赤木の情報を欲しがる鈴音に、知っている限りの情報(魔術協会と関わりを持っている事、杖なしでは歩けないほどに肉体が消耗している事など)を伝える
無理を重ねてやつれた鈴音の姿を見たため、『疎きは親しきを隔てず』と言いながらも、今後何かあった場合は相談に乗ると約束する

その後も気ままに薬の製作と売り歩きを続けていたものの、ある時アーディン=プラゴール機関員に襲われ、更に病院からも行方をくらましてしまった事を知る
それらの情報を与えてくれた四丹神 殺と共に、アーディンの身を案じつつ、手が開いた時にはその仕事の一部を手伝う事になる

ある日の昼下がり、偶然通りがかった春霞の社に立ち寄り、境内の中で昼寝をしようとしたが、それを見咎めたイミナ・ハルネアに大目玉を喰らってしまい、さらに賽銭を入れるだけの持ち合わせも無かった為に、掃除に付き合わされる事になる
元から、掃除の必要もないほどに手入れの行き届いている石畳を、3時間近い時間を掛けて完璧に掃除させられるが、これが縁でイミナ・ハルネアと知人となり、春霞の社も、丹念に掃除をさせられた事で、逆に愛着が湧いたらしく、気に入ったと思しき言葉を残す

路地裏にて暴漢数人を返り討ちにし、歩いていたところにシズリと会う
つい数刻前に襲われた事が影響していたのか、冷静さを失った状態であり、『愛』を嫌う理由を滔々と語り、自身が黒魔術師である事を明かす
その上で『純粋な願いに、外道の術なんて嘲笑はしない』と言うシズリの言葉にほだされ、『友達』として受け入れた
しかし、初対面時に奇抜な服装に気を取られた為に、シズリの耳元に光る機関員である事を露わすイヤリングに気づかず、機関を敬遠している事、『』を無力化する手段が割と身近にある事などを漏らしてしまう

気晴らしにゲームセンターで過ごした帰り道、空中を行く事で『誰かとぶつかることはない』と高を食っていたために、同じく空中にいた南雲利織と衝突しそうになる
利織の防御反応とイマミレイ自身の身のこなしにより、どうにか空中での事故は回避され、互いに魔術師であるという事で多少打ち解けた様子を見せた
利織魔術協会の所属であることを知り、かすかに構えた態度を見せたものの、新しい成果を旧態依然とした上層部の体質ゆえに否定されているという利織の苦労を知り、『魔術と科学の融合』を目指す利織に、応援する姿勢を見せた

ところが、その後まもなく利織機関の手に墜ちてしまい、彼女の持っていた人形の1体『マキ』が、メッセンジャーとしてイマミレイの元に訪れる。アーディンに続き、利織もまた機関の魔手に墜ちたと言う事実が、彼女の憎しみを倍加させ、救出へと突き動かす
そんな現場に遭遇したのが、不幸にもアーディンに『』を植えつけた張本人である、水の国支部の支部長レギン=ハーネットだった
アーディンの雪辱、そして機関員への逆襲と言う目的の元、イマミレイはレギンに襲いかかるが、後手に回った状況になってしまった為、五分五分を維持するのが精いっぱいだった。そんな中で、イマミレイもまたレギンによって『』を植えつけられる。同時に流し込まれた悪意の魔力によって、『』は簡単に孵化してしまい、その力を持ってイマミレイはレギンを退ける
しかし、機関への憎しみを軸にして、彼女の心は大きく捻じ曲げられてしまい、利織の救出と言う目的意識こそ残っているが、その言動は無残と言って良い程の壊滅状態に陥ってしまった

そうして狂乱状態に陥ったイマミレイは、時に襲いかかってきた〝教会〟『異端狩り』所属の狂信者を殺害するなどしながら、ひたすらに機関への復讐のための牙を研ぎ続ける日々を送る様になった
しかし、『』の作用によって、時に意識を失って狂気に駆られ、望まぬ殺戮に走ってしまうという事態が、この頃から見受けられるようになる

そうして発作によって路地裏で気絶している所で、桜花鈴音と再会する
その時に、鈴音が行方不明の間病院にいて、現在が快復している事を聞かされ、その代わりに自身が『』に侵されてしまった事を打ち明けた
その時、鈴音にも古くから『』を身に浴びていた事を聞かされ、機関への怒りを更に高める事になる
だが、機関に攫われた友人が居るとイマミレイが言うと、鈴音にあっさりとその友人が利織である事を見破られ「助け出す必要なんてない」と言われてしまう
この時は、明確な答えを出さずにイマミレイは鈴音と別れた

その後、『』を得てから初めて、機関員≪No.696≫と遭遇戦を行う
自身と同じく『』の影響下に墜ちている≪No.696≫に対して、嘲りの言葉を、そして自分自身に対して自嘲の言葉を吐きながら、黒魔術を行使して戦闘を行う
その中で、≪No.696≫と互いに自分の本心のぶつけ合いに似た状況になり、鈴音と利織の対立などを目の当たりにしてきた事で『絆』に自信が持てなくなり、自分は孤独な存在なのかもしれない、と言う思いを抱いている事を吐露する
そして、「例え『』であっても、その力を使って成し遂げなければならない。何も出来ないで消えていく事だけは嫌だ」と、己の目的のために『』を抱え続けている事も明かした
それに対して、≪No.696≫からは「普通の人間になりたい」「復讐に身を委ねてはいけない」「『』の力に頼り続けていては、いつか本当に呑まれてしまう」と言う言葉を聞かされる
しかし、結局両者ともに『』の狂気に苛まれながらの攻防が続き、最終的には≪No.696≫の放った『アーテル・アキュリス』を右腕に喰らい、更に『』による発作が始まった事で、撤退を余儀なくされる
引き際、イマミレイは≪No.696≫に対して「次に会う時までに機関から足を洗い、Justiceに『』を除去してもらえ」と、気遣いとも警告とも取れる言葉を残した
また、『』を抱え続けている現状にも、疑問の様な物をこの時から感じ始める様になる

そのまま、発作によって路地裏にて2人の人間を殺戮して気絶している所に、ヴァーデッド・劫火・ニコラスが現われる
≪No.696≫の『アーテル・アキュリス』によって刺し貫かれた右腕の治療もままならないままに、ヴァーデッドに戦闘を仕掛けられ、召喚術である『ヘルカオス・タイタン』を発動させて離脱しようとするが、コンディションの悪化のためにその期を逃してしまう
しかし、召喚された巨人との戦いでヴァーデッドが疲弊し、勝負を預ける形でイマミレイは路地裏を去る
その際に「次に会ったらこの続きをしよう」と言い残し、互いに治療薬を交換した



【所持品】
  • 「杖」「冠」
現在こそ黒魔術師ではあるが、元々魔力保有量があまり多くない人間だったため、魔力をブーストさせるためのアイテムを欠かさず身につけている
これらもその一例であり、彼女を支える重要なアイテムである

  • 魔法薬
手製の薬。主力商品でもある
普段は、フラスコに入れられて保存、携帯されている

現在のところ、傷や体力を回復する『赤い薬』と、消耗した魔力を回復させる『青い薬』が確認されている

利織の携帯電話の番号とアドレスがメモされている紙

  • 『フェイク・ゴッドハンド』
利織の使っていた魔導人形の1体『マキ』
半自律的な行動が可能な人形で、利織の救出のためにイマミレイと行動を共にする様になった
片方の腕だけが長く太い、独特の形状をしている
その長い方の腕を振り回すと、そこから魔力で生成された風の刃を放つ事が出来る
基本的に一度使用すると魔力供給が必要だが、常に周囲の魔力を吸収する性質があるので、時間が経てば勝手にリロードは完了する

本名を知らないイマミレイによって、その機能から『フェイク・ゴッドハンド』と言う名前を与えられた

  • 蝶の髪留め
桜花鈴音から渡されたもの
琥珀色の鉱石で蝶を模った髪留め
魔力攻撃を一度だけ防御する効果を持つが、副作用として使用後2時間ほどで虚脱感や目まいなどの症状に襲われる



【能力】
『黒魔術』
最初はとある目的のために修められたものであるが、徐々に生業として色々な分野に手を染めて行くこととなった
そのため、応用の幅は広く、様々な現象を扱う事が出来る

以下、特に固有技と言えるものを列挙していく

  • 「クロウ・ミサイル」
基本技の一つ
戦闘スタイルとしては、常にカラスの群れを従えており、そのカラスに術をかけ対象に突撃させる技
命中の成否にかかわらず、弾丸として何かに突き刺さったカラスは爆発する
確固たる媒体を利用しているために消耗も少ない、彼女の常套手段である

  • 「ライトニング・ハルバート」
基本技の一つ
「杖」の先端の玉に魔力を収束して、前方に解き放つ
その際に、ほのかに赤い電光の様な形態となり、対象を穿つ
消耗はやや多い物の、破壊力、命中力ともに申し分なく、やはりメインの戦闘手段の一つになっている

  • 「インスタント・テンタクル」
紫色の粒を、地面に向けてまき散らす
その粒は、一種の「種」となっており、地面に植えつけられると、即時発動する
「種」から発芽するものは、一本の樹木程の大きさをした、紫色をした巨大な触手であり、周囲を大きくなぎ払う
ただし、インスタント(即席)とあるように、触手自体は10秒前後、長くても数十秒で自壊してしまう
その為、一次的な置き技として使用される

  • 「ブラッド・ニードル」
カラスを切り裂き、その「血」を、魔力を織り交ぜながら硬質化させて、数センチの太さを誇る赤黒い針を生成し、射出する技
「血」を媒介に、魔力を織り込んで生成されているので、そこから様々に派生する形態をとる事が出来る

  • 「グランド・ウォール」
足元に魔植物の「種」を投げつけて、地面を壁の様に隆起させ、敵の攻撃を防ぐ技
壁の中に、魔植物の根が張っており、それが物理的な強度を高める事によって、盾として使用が可能になるほどの堅さを誇る

  • 「ペガサス・ウィンド」
一種のオーラを纏い、飛翔する技
これにより、飛行移動を行う事が出来る
日常的に移動の手段として使ったり、敵の攻撃を回避したりといった用途に用いられる



これ以下は、特に区別される巨大な魔術であり、発動に1レスの詠唱時間が要求される

  • 「アナザー・ゲート」
術者の正面の中空に、魔方陣で以ってゲートを生成し、異空間との通路を形成する技。元々は空間跳躍の術として編み出されたが、失敗した際の副産物として戦技と化した
強引に生成された空間からは、時空歪曲現象が大量の「亜時空ボール」となって発射される
「亜時空ボール」の着弾箇所は、時空間的な歪曲効果によって破壊効果を与える事が出来る

詠唱は「時と世界を極めし支配者よ 更なる理(ことわり)の世界へと我らを導け」

  • 「ヘルカオス・タイタン」
地面に埋まっているような姿の、巨人を召喚する技
巨人は、頭部と両腕のみが地面から露出しているが、まるでゾンビのように皮膚がただれている
しかし、両腕の力はとても強く、さらに頭部から青白い人魂の様なものを放つ能力もある
その頭部を攻撃すれば、巨人は撃退する事が出来る

召喚には膨大な魔力を必要とし、この技が使用可能な状況は実に限られている

詠唱は「力と罪の巨人よ 光通さぬ仄暗(ほのぐら)き大地の底より甦れ」



『ウィッチ・ファイバー』
』を打ちこまれた事によって、発現した新たな能力
彼女の長い髪が質量を増大させ、巨大な『右腕』を形成して操作する事が出来る
凄まじいパワーを誇るが、現状では『右腕』としての形状以外を取る事が出来ない
恐らく、イマミレイに打ちこまれた『』が、彼女の右腕に根付いた事と関係していると思われる

『パラサイト・カルネイジ』
』の魔力を利用した術式の1つ
機関との戦いに備えて開拓した術式で、生物に何らかの触媒を埋め込み、怪物としてその肉体を作り替える
現時点での詳細は不明だが、イマミレイの命令に従って敵を襲う事が確認されている



【戦闘】
様々な媒介や魔道具を用いた黒魔術によって戦う
基本的に、中~遠距離からの攻撃を主体とした戦い方が主流であり、防御、及び回避も『グランド・ウォール』と『ペガサス・ウィンド』で相応の対応を行う事が出来る
そして、『』により発現した『ウィッチ・ファイバー』によって、接近戦のカバーも効く様になった
総合的に、オールマイティーな戦闘が可能になったと言える

しかし、彼女自身の肉体のポテンシャルは、魔術師と言われる者の常と言うべきか、間違っても高いとは言えない