能力により肉体を作り替えての肉弾戦が主となる。基本的な能力は低いが、潜在能力という点で見ればかなりの爆発力を誇っている。
《Schrodinger's Cat》
能力ですら無い只の体質で名前は研究者が付けた物。
その場に存在しているのか、存在していないのか。生きているのか、死んでいるのか。人間なのか、そうでないのか。
あらゆる要素を両方で有ると言う形で内包し、観測による決定によりその姿は変貌する。彼女のアートマンにより、その姿を検証し、安定させることで変身する姿を自力で制御する。戦闘時は、背中から翼を生やしたり、体から触手を出したりして戦闘する。ラプラスの支援を受けた上での変身は、ラプラスの制御もあって人間としての形質を保った上での変身が基本となるが、支援無しでの個人での変身の場合は、自らの体内に溢れる其の不確定要素をそのまま外見に適用させるため、正視に耐えない程おぞましいバケモノの姿と化す。基本的には肉弾戦がメインとなるだろう。戦闘能力にはムラがあるが、トリッキーさではかなりの物を誇る。分かりづらい場合はフリーダムな変身能力だと思ってくれれば良い。
現在確認されている変化
- 鳥のような翼で空を飛べる様に成る
- 猫化により、身体能力の上昇や柔軟な動きを可能とした
- 触手等がそこらじゅうから生えた肉塊
- 腕を触手に変換、鞭のように扱う
- ボディビルダーのようなマッスルアーム
《Laplace's demon》
通称"ラプラス"。ぬいぐるみ型アートマン。大きさは20cm程で、燕尾服の悪魔の姿をしている。基本的に戦闘はせず彼女の腕に抱かれているが、自立歩行は可能。世界に存在する全ての原子の位置と運動量を知ることができるような知性を持つ。戦闘力は皆無に等しく、只管に術者の求める物を検証し答えを導き出し続ける。少女は、其の知性の全てを自らの存在を確定させる事に使用しているが、どうやら彼女の存在はこのアートマンの知性を以てしてようやく認識しきることが可能な程に混沌としているようだ。戦闘力は皆無、彼女のサポートでしか無い。喋ることも出来るが、かなり毒舌。その声は酒やけした場末の酒場オッサンのような声であり、全く可愛くない。アンジュの事は大切に思っており、アートマンとして使役される側で有りながらも、保護者のような視点でアンジュを見守っている。一応マスコットみたいな感じと思ってくれればいいと思う。
攻撃力 |
1 |
スピード |
3 |
正確性 |
5 |
ダメージ |
アートマン=アートマン |
リンク |
無し |
《Unknown's Devil Cat》
自らの変身体質を暴走させながらもある程度制御した姿。
“今”確認されている姿は、悪魔のように捻れた蝙蝠の羽を背から生やし、頭には猫の耳が生える。身体能力は爆発的に増大し、尖い爪と、牙による獣のような攻撃を可能とする。
背丈が伸び、180cm程。髪は血のような紅と闇のような黒の混じったショートに成る。服も、アートマンを変質させ、燕尾服になり、防御力が上昇。その様はまさに“バケモノ”である。
基本の姿が之であるだけで、自在にその姿を変えることは出来る。この状態の彼女は、脳内麻薬の影響や、その他の要因で極めて好戦的になり、凶暴化する。血液を好む嗜好や、人肉食もあるようだ。