五年前


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つくりものの体。
つくりものの力。
つくりものの魂。
自分さえも騙し偽ってきた、欺瞞に満ちた人生。
嘘の自分。
私には、嘘しか無い。

嘘────嘘嘘嘘嘘嘘────。

私の嘘を一枚ずつ剥がしていったら、真ん中には何も残らない。
その空っぽを、誰にも見せたくなかった。
その空っぽを、誰かに埋めて欲しかった。

そう言った彼女の言葉を、私は今でも覚えている。


「ヒルダ……私達のしている事って、本当に正しいのか?」

今にも消え入りそうな声で、彼女は私にそう尋ねた。

「妙な事を聞くね……君の口からそんな言葉が飛び出すとは思わなかった。
 言ってたじゃないか、正しさなんてものは、ただの“都合”に過ぎないって。
 というか、その質問に適切な答えってあるのかい?」

私がそう言うと、彼女は顔を伏せて黙りこくった。
どこかそわそわとしながら、必死に言葉を探しているようにも見える。

「……私が、なんと呼ばれているか知ってるか?」

「スピットファイア、戦火の魔女だ。
 みんな君にビビってる、チェカかゲシュタポのやり口ってね。
 まぁ国際法スレスレのテロリスト狩りだ、気持ちは分からないでもないよ。
 が、それは我々の仕事には関係の無い事だ。言いたい奴には言わせておけば良い。
 君が今抱いている感情は、独り善がりな“偽善”だよ────違うかい、マリア?」

彼女は再び黙りこくり、次の言葉を探す。
何か、痛いものを必死に堪えるような表情で、懸命に。

「そういうわけじゃない、ただ……」

「私がこの世で最も嫌いなものの話を、君にもしたね?
“偽善”だよ、そいつはこの世のどんな悪事よりもタチが悪い。
 他人だけでなく、自分自身さえも欺く猛毒……バケツ一杯の香水をぶっかけたクソと同じ。
 匂いは薔薇の香りだが、クソだって事実は変わらない……君が一番よく分かってるはずだ」

「違うんだ、そんな事を言ってるんじゃない!」

声を荒げる彼女に、驚かなかったと言えば嘘になる。
彼女が感情的になる事は珍しかったし、何よりも、こんなに弱々しい彼女を見るのは初めてだったから。

「……というと?」

「私達の戦う意味って何だ……?
 それは本当にしなきゃいけない事なのか……?
 昨日までの隣人が、家族が、戦友が、私に銃を向けるかも知れない。
 私を恨んでる人間はいないか?
 私を蔑んでいる人間はいないか?
 私は誰かに必要とされているのか?
 私を殺してやりたいと思っている人間は、本当に誰もいないのか?」

「……」

「もう耐えられない……もう、戦いたくないんだ……」

予想はしていた事だった。
あれだけの事をしてきて、平常を保てるはずが無い。
彼女も人と同じ、心を磨り減らしながら戦ってきたのだ。

「マリア、君は疲れてるんだ……少し休もう。
 そうだ、ドイツにある私の家に来てはどうだい?
 自然は美しく、四季もあり、休暇を取るには持って来いだ。
 黒いビールに茹で立てのソーセージ、君もきっと……」

「分かってる、仕事は辞められない。……私には、これ以外の道が無い」

「そんな事無いと思うけどね。何でも上手くやれそうな人っているだろ?
 ちょうど私も、君にそんな印象を抱いているんだけれどね」

彼女は静かに目を閉じると、ゆっくりと首を横に振った。
何が違う?謙遜のし過ぎだ、彼女は自分がどれだけ才能に溢れているかを知らない。

「ドラゴンって、いるだろう」

「ん?」

「人を殺し過ぎた人間は、ある日ドラゴンに変わる。
 金で地を踏み締め、権力で空を飛ぶ怪物。暴力は更に勢いを増し、言葉すら通じなくなる。
 人はこの世に、ドラゴンがいる事を許せない……自分達の生み出した怪物だというのにな」

彼女はよく喩え話を口にしたが、この時ばかりは彼女の言っている事がよく理解出来なかった。
一体、どんな答えを期待しているのか……結局、私はいつものように自分の解釈を話す事にする。

「だとすれば、ドラゴン殺しは最大の名誉だ。
 私達の仕事だよ、英雄録に乗せても罰は当たらない」

「そうだ。だから、私も殺されなくちゃいけない」

「っ……マリ……」

不味い傾向だ。
私は心理学の専門家、カウンセラーとしてCIAに雇われている。
医師免許も取得しているプロだ。その勘が、不味いと叫んでいる。
これはPTSDとは違う。蓄積され続けた自責が、心を蝕んでいる。
だからこそ、放っておくと取り返しの付かない事になってしまう。

「私が今までに何人殺してきたと思ってる……!?
 ボスニアのスコアだけで千は軽く超える、非正規兵を含めればもっとだ!!
 見当も付かない……もう数えてすらいない。感情も無い。何も無いんだよ……。
 ごめんなさい、良い気味だ、やった!また殺した……そんな感情、全然感じない。
 少年兵の首を刎ねながら、そろそろ車にスタッドレスを履かせなきゃ、とか考えてる。
 無関心に人を殺してる。化物じゃないか!!人間じゃない……おかしいんだ、私は」

「マリア、落ち着け!安定剤を持ってくる、少し待って……」

「私に殺されていった人達にも、それぞれの人生があった!!
 全部、私が終わらせたんだ!!彼らの人生を!!まるで神みたいに……!!
 死神か、私は?違う、人だ。彼らと同じ、25年ぽっちしか生きてない小娘だ!!
 いっそ死神になりたいよ……自分はそういう存在だからって、割り切れる。でも人だ。
 良いわけないだろう……駄目なんだよ、人を殺しちゃ。なのに殺した。殺したんだ!!」

「マリアッ!!」

しん、と、水を打ったように静まり返る。
数秒前が嘘だったかのように、彼女は無表情だった。
その表情には、最早なんの感情も浮かんではいない。
……いや、私が分からないだけなのかもしれない。
およそ計り知れない感情が、彼女の胸中を占めているように思えた。
そう思いたかった。

「すまない、ヒルダ。安定剤はいらないよ……もう、落ち着いた」

私は医師失格だ。
彼女のチームの健康を管理するのが私の仕事ではなかったか?
何故、こうなってしまう前に気が付いてやれなかったのか。
静かに壊れていく彼女を、止めてやる事が出来なかった。
それほどに、彼女は感情を閉じ込める。
私ですら気付けないほど、頑なに。

「どうして……私に相談してくれなかった?
 私では役に立てなかったのか?私は、ただのお喋りな同僚か?
 私達は、友人では……親友ではなかったのか?マリア……」

「親友さ。それは絶対だ。お前以上に頼りになる奴なんて、いるものか。
 もしヒルダがいてくれなかったら、私はとっくに狂っているよ」

「なら、どうして!?君達兵士は、常に苦境に立たされる!
 精神のケアは大切なんだ、君なら知っているだろう!?」

痛い所を突かれたのか、彼女が言い淀む。
どうやら言いたくない事があるらしいが、そうして隠してきた結果がこれだ。
今の彼女は、何時崩壊してもおかしくない。絶対に聞き出さなければならない。

「言うんだ、マリア。これは医師としてではなく、親友としての頼みだ」

「っ……ヒルダ、それは汚くないか」

「どっちが。私に隠れて勝手に参ってる奴の言う事か」

彼女は友情をチラつかせられると弱い。
基本的に一度こうと言ったら聞かない彼女に対する最終兵器だ。
彼女は頭がキレる上に頑固者という厄介な性分だが、どこか生真面目な所がある。
ついでに言うと、案外ちょっと間抜けだ。動揺すると、すぐに墓穴を掘る。

「……せめて、苦しもうと思ったんだ。私がした事は、許される事じゃない。
 勿論分かっているが、それとは別に、私なりに精神の安定を図ろうと……」

「馬鹿か君は!?いや、確認せんでも馬鹿だ!!
 ちっとも安定してないじゃないか!?この馬鹿!!」

「だから話したじゃないか!!最初からCIAを辞めるつもりなんて無い。
 ……本当の事を言うと、ただの愚痴だったんだ。ただ、誰かに聞いて欲しかった。
 大丈夫だ、明日には元に戻ってる。ほら、現に今だって普通に喋れてるだろう?」

「全然大丈夫じゃないよ、マリア……。そうして溜め込んだ結果が、さっきの爆発だろ。
 大体、君は考え込むと悪い方悪い方へと行くタイプなんだから。相談するのが遅過ぎる。
 まぁ、愚痴を聞かされたのは信頼されてる証拠と受け取っておくが……怒ってるよ、私は」

そう言ってやると、彼女の顔がサッと青褪める。
確かに、今まで彼女に対して怒りを顕わにした事は無かったが、そんなにショックを受ける事か?
正直、彼女は精神的には兵士に向いていない。ナイーブ過ぎる。CIAに来たばかりの頃なんて酷かった。
私に近寄るなオーラと、恐ろしく濃密で巨大な殺気。何人か泡を吹いて倒れたらしい。私も診察した。
本当に、出会って僅か三年で彼女をここまで立ち直らせた私の功績は、称賛されて然るべきだろう。
一見気にしていない風でも、割り切る事も見て見ぬふりも出来ぬまま、ただ傷ついて行くのが彼女だ。
とりあえず、またズルズル落ち込まれるのも困るので、フォローを入れておく。

「ああ、君を嫌いになったわけじゃないんだ。誤解しないでくれ。
 むしろ逆、好きだからこそ怒る事だってあるんだよ。分かるだろう?」

「……本当か?」

「本当だとも。というか、経験無いかい?」

「無い」

「まさか」

「本当だよ。私にとっては、ヒルダが初めての友達だから」

これは流石に驚く。
腹を割った人付き合いが得意なタイプではないと思っていたが、これはあんまりだ。

「孤児院時代は?仲の良い子とかいなかったかい?」

「いじめられてた」

「学生時代は?」

「いじめられてた」

「……カラビニエリ時代は?」

「いじめられてた。一人尊敬していた上司は良くしてくれたが、押し倒された。
 結局何もされないまま、別れて終わりだったが。」

「…………」

とりあえず、その元上司とやらを殺そう。
CIAに来た頃の重症患者っぷりは、間違いなくそいつが原因だ。
彼女はダメ男に騙されて捨てられて、借金塗れで自殺するタイプなんだから。
それも、人に迷惑をかける方法で。そもそも、私のマリアに手を出すのが許せない。
というか、

「というか、君。根っからのダメ人間だね」

「言うな。気にしてる」

知ってる。

「まぁ本題だけど、本当に全然大丈夫じゃないよ、マリア。
 時間稼ぎは出来るだろうけど、具体的な治療法は無し。身の破滅だ。
 引退を勧めるね。戦犯者逮捕しまくってるから、お金には困らないし。
 それともまさか、死ぬまでやるなんて言わないよね。さっきのは愚痴だもんね?」

「それは駄目だ。何千人も殺しておいて、降りられるわけがない。
 他人の人生を奪ってきたんだ。自分だけだなんて、虫が良過ぎる」

「マリア。君が頑固なのは知ってるけどね、こればかりは譲れない。
 このままじゃ本当に壊れる。自殺と何も変わらない、馬鹿げてるよ。
 私の事も少しは考えてくれ……君が死んだら、一体どうしたら良い?」

「それは……」

やっぱり、彼女は優しい人間だ。彼女は「優しい奴は人殺しなんてしない」と否定するだろう。
だけど私は知っている。彼女の出生を、彼女の口から聞いている。彼女が戦う理由、高潔な意志。
私の知っている“人間”は、こんな風にはなれない。こんなにも人間らしいのに。だから惹かれた。
私が知る中で、最も美しい“人間”。だからこそ、翼を捥がれればどこまでも堕ちていく。

「CIAを辞めてさ、二人で一緒に何か仕事でも興そうよ。
 そうだな、どこか適当な企業の買収なんてどうだろう?
 成功すれば、会社の見た目だけを大きく膨らませて株式分割、
 個人投資家共が寄って来たところで、会社の株価を天井まで吊り上げる。
 増やした資金は別の企業買収に使い、吊り上げ買収、吊り上げ買収、吊り上げ買収……」

「お、おい、なに馬鹿な事を言ってるんだ!?」

「おいおい、マリア……株式、FX、キャリートレード、競馬、
 どれも全て適切な投資に対して配当を受け取る経済活動さ。
 納税だってしているんだ、職業差別は良くないね」

「いや、それ以前に犯罪……じゃなくて、お前まで私に付き合う必要は無い!
 何を考えてるんだ!?免許取得が難しいドイツで、頑張ってきたんだろう!?」

その言葉に、思わず苦笑してしまう。
何故そこで本気で怒る?

「良いかいマリア、君には何度も言ったと思うがね。
 私がCIAにいるのは“面白いから”なんだよ。それだけの理由さ。
 そして、君のいなくなったCIAは、何だか面白くなさそうだ」

「しかし……」

これは迷っている顔だ。本当に私を辞めさせて良いのか。
そっちに集中してしまっていて、自分が辞める前提で話が進んでいる事に気付いていない。
流石は彼女を口説かせれば世界一の私、といったところだろう。

「人間が知りたかったんだ」

「え?」

「私が心理学を学んだ理由。私は、人間が知りたかったんだ。
 CIAは奇人変人、まさに“人間”の宝庫。だから覗いてみた。
 でも、もう良い。一番見たかったものを見つけたから」

そう。私は彼女と出会うために生まれてきた。
絶対に壊させやしない。彼女は、私が守る。

「今でもこんなに好きなのに、絶好調なマリアはどんなに良いだろう」


五年前。
彼女は最後の任務として、イラクへと飛んだ。
話し合った結果、二人で小さな診療所を開く事にしたんだ。
人殺しがナースなんて、と彼女は不満たらたらだったが、結構お似会いだ。
尤も、それも結局叶わぬ夢となった。
彼女が刺されて焦る、泣く。一命を取り留め、安堵する、泣く。
被曝が発覚して、絶望する、泣く。そして彼女は解雇、CIAは彼女に殺し屋を。
あの後、様々な出来事が嵐のように過ぎ去り、風が止むと、彼女も消えていた。
……彼女は私が守る。何があっても、と、そう思っていた。なのに、何も出来なかった。
あの時ほど、自分の無力を感じた事は無い。

「BMW M3か。ヒルダって車の趣味悪いよね。目立ちたがり屋の車だ。
 怒り目にステロイドマッチョなボディ、“俺は背びれを持つ鮫だ”ってね。
 ドイツ車が良いのは分かるけどさ。これに乗るのは、愚か者のする事だよ」

「……いきなり現れて、その言い草は酷過ぎじゃないかい?
 それにこれは私の持ち物じゃなくて、知人からの借り物だ。
 私の愛車はMercedes CLK Blackだよ」

「おっ、良いチョイスだな。ホイールアーチはゴツイけど。
 ちょい硬めで、暴れ牛みたいだって聞いたよ。乗ってみたいなぁ」

「乗せてやるさっ……!いくらでも……!」

五年ぶりに現れた彼女は、拍子抜けするくらい変わっていなかった。
私達、もう三十路だぞ?君の体質は知っているが、なんだそれは。
二十歳どころか、女子高生でも通るじゃないか、羨ましい。

「……残念だけど、乗れないんだ。乗りたいけどさ。
 これから、ずっと遠いところへ行く。もう二度と会えない」

「約束と違うじゃないか。まだ白衣の天使な君を見ていない」

「やだよ、恥ずかしい」

そう言って、彼女は苦笑する。五年前とは少し違う笑み。
精神はかなり安定してるみたいだ。ただし、刃の上を歩くような。
治療法は無い。他ならぬ私がそう言った。ならば、これはきっと、

「……私は、連れて行ってくれないんだな」

彼女は答えない。
ああ、やっぱり君は────

「どこ行くか知らないけど、危ない事はするなよ」

「ごめん、それは無理かも」

「全く。約束破りじゃ済まないぞ」

彼女は笑った。泣きそうな笑み。
それを見て安心する。どんなに壊れてしまっても、やっぱり君は君だ。

「……ごめんな、ヒルダ。ごめん」

「謝るなよ。親友だろ」

「!」

彼女が目を見開く。
何を驚いているのやら。

「っ……ヒルダ……私っ……」

「やれやれ、泣くなみっともない。三十路にもなって」

そう言って、頭を撫でてやる。微かに煙草が香った。
前は吸っていなかったのに、どんどん不良になっていくな。

「……もう行かなきゃ。最後に会えて良かった。
 これで、心置きなく死ねるよ。……ありがとう」

「馬鹿、そういう事は最後まで隠し通すものだ。
 せっかく暗くならないよう、合わせてやったのに」

結局彼女は、心に巣食う闇に勝てなかった。
私がついてさえいれば、とも思ったが、やっぱりダメっぽかったので、考えるのをやめた。
流石の彼女でも、殺し屋やらにゲリラ的に狙われ続ければ、私を守り切れないかもしれない。
もしそうなったら、今度こそ取り返しのつかない事になる。そんな彼女だけは見たくない。

「やっぱり、ヒルダだけには隠し切れないな。いつも私を見透かす。
 嫌じゃないのは、ヒルダだけだよ。他の奴なら、多分殺しちゃうと思う」

「それは光栄だね。私だけが、本当の君を覚えている権利を持つわけだ」

彼女は涙を拭い、正面から私を見る。
これから、何か言うのだろう。とても大切な事を。

「……どうか忘れないで。今の私を、貴女が“本当”と言ってくれた私を。
 身勝手な言い分だけど……きっとそれだけで私は、何があっても私でいられる」

「忘れようにも無理だろ?インパクトが強過ぎる。
 ……大丈夫、どこまで行っても君は君さ。私が保証する。
 どんな君でも、私は多分、なんだかんだ言って受け入れるよ」

「フフッ、“なんだかんだ”を想像した。実にらしい」

そう言って、彼女は私に背を向ける。
もうか。いつまでもこの瞬間が、なんて思う暇さえ無かった。

「じゃあな、ヒルダ。私はヒルダを捨てて、一人になって人をやめる。
 私を人と認めてくれたのは、貴女だけだから。一人は死を恐れない。
 他に誰もいないから。一人きりだから、いつでも死ねる」

「死ねないさ。私が覚えているんだからな」

「……大好きだよ、ヒルデガルド。他の誰よりも」

「ああ、私も」

彼女は跳んだ。
月明かりが照らす夜の空を一蹴りに、高く、高く。
今夜は雲が少なくて良かった。星がこんなにも綺麗だ。
白衣でこそないが、これはこれで良いものじゃないか。
ああ────まるで君達がもたらしてくれるかのようだ。
星屑の合間を駆ける、翼の無い漆黒の天使。

「バイバイ、マリア」