Salve -ようこそ-
私は魔法使い。もとい、黒魔術師。
愛を詠い、正義を謳う、
笑顔をこよなく愛する少女。
人呼んで、正義の黒魔法使い 魔法少女マギア☆はるかですっ!
Nomen -名前-
真木亞 玄 (まぎあ はるか)/ Magia Harca
Apparentia -容姿-
>【その体躯は小学生の様で、紅緋色の大きな瞳に、あどけない顔立ち】
>【黒いブレザーの制服と、羽織った墨色の外套が。顔だけを残し、その白い肌を全て覆い隠していて】
>【黒く長く艶やかな髪に一点、紅い薔薇の装飾が】【文字通り異色を放っている】
>【肩には、黒猫。真紅の瞳を携えた、闇色の子猫が乗っている】
身長130cmくらいの少女(幼女?)。いつも猫と一緒。
Persona -人柄-
素直で一途、愚直なほどに単純。思い込みも激しい。
人の言うことは何でも信用する、典型的詐欺被害者タイプ
誰の笑顔でも護りたいと考える彼女は、致命的なまでに優しい。
彼女の生き様。
自分の"正義"が招いてしまった悲劇により一度挫折するも、『先生』
自分の努力が、正義が。誰かの笑顔に繋がると信じて。
何故なのか不明。
ただ格言を引用するだけで、本人は詳しくないようだが
「夢はですね。諦めなければ、創れるんですよ。」
「わたしはこれでも、立派な“まほうしょうじょ”なんですからねっ!」
「・・・私が戦って、笑顔になれる人がいるのなら。
私はその笑顔の為に、この命すら惜しくないと思います。
綺麗事かもしれませんが、本心のつもりです。今までも、なんども殺されかけました
それでも、みんなの笑顔の為なら・・・わたしは、私の正義を貫いて死ぬつもりです。」
「・・・でも、だからと言って人を殺して良い理由にはなりません・・・
私が倒した人にも家族がいますし、友人や愛人がいるかもしれません。
その命を断ってしまうなんて、たいへんな事・・・私には、やる勇気がありません」
「で、でもっ! いまこのしゅんかんにも、どこかで笑顔がきえてしまおうとしていますっ!
それを、見過ごしていいはずがありません! 私は、私達は! 『正義の為に』頑張るべきなのです!」
「・・・全ては、『選択』なんです。両の道が崖に繋がっているとして。
右を選べば、左に行けば良かったと思います。 左を選べば、右に行けば良かったと思います。」
「でも、本当にそれだけでしょうか。
『行かない』という選択肢や、『別の道を探る』と言う選択肢もあった筈です。
虐げられる人だって。虐げる人だって。それぞれが、"心からの笑顔"を浮かべていい筈なんです。
私は、誰かの、誰のでも。泣き顔なんて、見たくない。例えそれが、エゴだと言われても。」
「私には、あなたが悪者には見えません・・・。それでも、戦えと言うのなら。
あなたの笑顔を護って。その上で勝つと宣言します。そういう選択肢もある筈です。」
「まだ、あなたの"笑顔"を見てません。そんな笑顔じゃあ、私は満足できません。
あなたも、・・・きっと"そう"なんでしょう?」
「まだ終わらせません。あなたに認めて貰ってないから。
そんな歪んだ笑みしか護れないのなら、私は魔法少女しっかくです。
笑って欲しいから、きちんとした笑顔でいてほしいから。
私はまだ、負けるわけにはいかないのです。」
「私は、あなたに助かって欲しい・・・!
お願いだから、その笑顔を亡くしてしまわないでっ・・・・・・!」
「・・・何が、「愛と平和」よ・・・・・・。
詰まる所、私は人ひとりの命を捻じ曲げただけで。
誰の笑顔も、護れやしなかった・・・・・・。」
「私が余計な事をしなければ、少なくともこの人は助かった・・・・・・!」
「・・・・・・正義なんて間違ってたんだ。そんなものは、"最初からなかった。"
私は、勝手な思い違いで。人を傷つけて、正義を踏みにじって、笑顔を奪って、挙句殺した――」
「―――――――――――――――― 笑顔なんて、ナカッタ。」
「―――・・・うふふ、あははっ! オマエ、今、財布を盗ったな?
じゃあ"アク"だ。 オマエは"アク"だ。 紛れもない"アク"だ。」
「"セイギ"の魔法少女としては、放っておけないよね・・・?」
「逃がさない、逃がさない・・・私は"セイギ"だから・・・!
私は間違ってない。私は正しい。私は"セイギ"だ。」
「お前に何がわかる、"悪人"のお前になんで正義が語れる・・・!」
「悪いモノは悪い、それは許せない・・・"オマエはアクだ"」
「正しいモノはセイギ・・・"私はセイギだ"」
「・・・・・・また、傷つけた。」
「・・・・・・"セイギ"なんて。結局は、人を傷つける為の言い訳でしかない。
自分だけのセイギを振りかざして、傷つけて、笑顔だって護れなくて――」
「・・・ねえ、教えてよ、"悪人"さん。
正義だと思って頑張ればば頑張るほど、"笑顔"が減っていく。」
「セイギって何。正しいって何。
私は、どうすればいいの――――・・・」
「・・・ダメなんです、私・・・。いつもから回っちゃって、失敗して・・・
何でも、逆の方向に事が運んじゃうんです。
誰かの笑顔を護りたいと思って。それが正義だと信じてきたのに、
護れない。いつだって、護れない。それどころか、笑顔を奪うばかりで」
「・・・・・・あなたは・・・・・・"笑って"、ますか・・・・・・?」
「・・・はい。魔法少女としての"お手本"は、決まりました。」
「もう、目が覚めました。"先生"のお陰です、ありがとうございますっ!
・・・また寝惚けてしまったら、遠慮なく殴ってくださいね。」
「・・・それでは改めて、自己紹介をば。」
「 私は魔法使い。もとい、黒魔術師。
愛を詠い、正義を謳う、
笑顔をこよなく愛する少女。」
「 人呼んで。正義の黒魔法使い! 魔法少女 マギア ☆ はるか ですっ!!」
「自分のこと屍だとか言っちゃ、その人が可哀想ですよ!」
「目的がなんであれ、結果がどうであれ。
"その人"は、自分の命をもってして貴方を生き返らせたんです!」
「だったら、貴方はその命を誇るべきです! その人の分も笑うべきです!」
Potentia -能力-
驚異的な身体能力と、防御力。
銃弾を受けても2cmで止まる、(遠距離だが)散弾を弾く
片足で4メートル跳躍する、バットでコンクリに穴をあける、等
速度はそんなに速くない。
明らかに人間業ではないが、その正体は不明
Instrumentum -所持物-
いつも持ち歩いているのは、金属バット。
用途は主に殴る。
Catta -愛猫-
玄の肩に乗っている子猫。
呼称は"師匠"。気まぐれだが様々な魔法を使うことが出来る
《Recupero》―――("回復") 青白い光で包み、人を回復させる
(名称不明) オレンジ色の焔を灯す
Monumentum -記録-
深夜、ひとり公園のブランコに揺られる玄。脳裏を埋め尽くす、正義と悪との葛藤。
自分のしたことが悪なのか正義なのか、答えは出せないまま―――ただ、時間だけが過ぎていく。
思い悩む彼女に、声を掛けた武士風の少年
聖 銀砦(せい ぎんさい)。その目的は―――
>続きを読む
話を聞けば、彼はこの時代の人間ではないと言う。"死者蘇生術"により蘇った、過去の人間。
それはつまり、その術者の存在をも表しているが。残念な事に、彼が持つ"荷物"、それこそが術者の死体だった。
銀砦は「自分は生きてはいないのだ」と言うが、どうにも納得がいかず、玄はまた"押し付け"をしてしまう。
しかし、返って来たのは"笑顔"だった。その"笑顔"が、彼女の信念、正義を押してくれる。
結局弔いはせずに帰ってしまったが、寂しくは無かった。背中を押してくれる、笑顔があるから。
2011/06/15(水)~2011/06/16(木)まで放送
自分の"正義"招いた顛末。そのことですっかり自棄になった玄は、"正義"と称した凶刃を市民に向ける。
響くバットの音、悲鳴。"正義"を見失ってしまった彼女は、自己満足の為だけに形だけの"正義"を取り繕う。
そんな惨劇の渦中の路地裏に、現れた一人の少女、
竜崎遥人。玄は、彼女の"笑顔"を否定しようとするが―――
>続きを読む
自ら"悪人"を名乗る遥人を目の敵にして、玄は金属バットを振るう。
その戦闘の内で、遥人の言葉によって、次第に自分の"正義"を思い出して行く。正義とは何か。悪とは何か。
濁流の様な記憶の中で、思い出したのは"アメヲ"の事。狂気から解放された彼女は、膝を付く。
しかし、遥人は止めを刺す事なく、説得を敢行。そして、自分の"正義"を思い出した玄は、遥人を『先生』と称してお手本にし、
再び魔法少女としての人生を歩もうと決意するのだった
2011/06/07(火)~2011/06/08(水)まで放送
不良達を懲らしめていた主人公、真木亞玄(まぎあ はるか)は、路地裏でミュージシャン風の謎の男に出会う。
水守兎 アメヲと名乗った彼は、少女と同じ「セイギノミカタ」だった。
しかし、この出会いを境に、「愛と正義の魔法少女」を志した彼女の人生は、180度変わる事になる――
>続きを読む
アメヲが言い放った一言により、戦闘をすることになった玄。交わされる言葉、互いに譲れない正義論。
戦闘の結果、玄は勝利した。しかし、"自身の正義は敗れた"と認識したアメヲは自害してしまう。
自分の正義は間違っていたのか、彼を死なせてしまったのは自分のせいなのか。
彼の笑顔を護るために戦った玄は、強い絶望感と喪失感、自責の念に襲われる。
答えを出せないまま、残されたのは"自分は笑顔を護れなかった"という結果だけで。玄は、静かに路地裏を後にする。
その眼に、光は無く。乾いた笑いを、いつまでもあげていた
2011/06/05(日)~2011/06/07(火)まで放送
最終更新:2011年06月16日 01:00