格闘技に関する用語


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アッパーカット【技】

下から突き上げるように打つパンチの事。
急所である顎を狙って打つ事が多いため、威力は抜群である。
KOパンチの代表として知名度が高く、単に「アッパー」と呼ばれる事も多い。
余談だが、日本人の筋肉は「押す」ストレート系よりも、「引く」フック・アッパー系の方が得意である。

イヤーカップ【技】

空気が漏れないよう手をお椀形にして、勢いよく相手の耳を打つ技の事。
空気圧で相手の三半規管にダメージを与えるのが目的の技で、鼓膜が破れる事も。
顎を狙った掌底との判別が難しいため、不意に使用すると大きな成果を上げられる。
両耳を同時に打って鼓膜を破ると、一瞬で気絶させられる事もある。

ウィービング【テクニック】

頭や上体を上下左右に動かし、相手に的を絞らせない防御テクニックの事。
一見すると簡単にも思える動作だが、実際には高度な技術が必要とされる。
これによって「∞」の字を描き左右のフックを連打する「デンプシーロール」が有名。
マイク・タイソンが得意とし、強固なブロックと併せ鉄壁の防御を誇った。

後ろ回し蹴り【技】

体を後ろに回転させながら、足を回し込んで相手を蹴るキックの事。
威力は抜群だが高い技術を必要とし、技を出す際の隙も非常に大きい。
また、体を後ろに回転させ、突き出すように蹴るものを「後ろ蹴り」と言う。
「バックスピンキック」と呼ばれる事も。

内回し蹴り【技】

通常の回し蹴りが外側から足を回し込んで蹴るのに対して、
膝を支点に半円を描きつつ内側から相手を蹴り込むキックの事。
回し蹴りと比べて威力は低いが、トリッキーで意表を突くのに有効。
膝・股関節の柔軟性と高度な技術力を必要とする高等テクニック。
「逆回り蹴り」と呼ばれる事もある。

カウンター【技】

相手の攻撃に合わせ、避けざまに一方的に攻撃を加えるテクニックの事。
相手の勢いが上乗せされるため、成功した際の威力は筆舌に尽くし難いが、
非常に高度な技術を必要とし、失敗した際のリスクも大きい高等技術である。
相手と自分の腕が交差するように打つものを「クロスカウンター」と言う。

踵落とし【技】

自分の片足を頭上に上げ、踵を相手の脳天や肩に落とすキックの事。
内回しと外回しがあり、それぞれ内側か外側から足を回し込んで使用する。
高い柔軟性と技術が要求され、技を出す際の隙も非常に大きい。
アンディ・フグが得意とした技で、彼の代名詞にもなった。

噛み付き【技】

その名の通り、噛み付く事で相手にダメージを与える攻撃の事。
多くの格闘技では反則とされているが、その威力は軽々と肉を裂くほど。
軍隊格闘技では頸動脈を狙うのが一般的だが、服等の布類の上から噛み付く場合、
急激に引き込まれる事で歯が抜けてしまう事もあるので、注意が必要となる。
「バイティング」と呼ばれる事もある。

キック【技】

足を用いて攻撃するテクニックの総称。
パンチと比べると威力が遥かに高く、リーチの広さでも勝る。
しかし片足で立つ必要があるのでバランスが悪く、隙も大きい。
パンチとは一長一短で、使い分けが重要と言える。

極め技【技】

相手の関節を極め、骨を折ったり関節を外す技の総称。
激痛で相手の動きを封じる事にも使われ、丈夫な相手にも有効だが、
人体の関節を熟知していなければ極め技の使用そのものが難しい。
関節を極める事で相手を自発的に跳ばせるタイプの投げ技も存在する。
「関節技」「サブミッション」と呼ばれる事もある。

虎爪【技】

指の第二関節を直角に曲げて攻撃する打撃技の総称。
ひっかくように薙ぐだけでなく、そのまま掌底を打ったり、
指を相手の口にひっかけたりと応用が利くが、使用には指の鍛錬が必要。
自衛隊格闘術でも採用されている軍隊格闘術フェアバーン・システムでは、
この手の形で顎に掌底を打ち、同時に指で目を狙う技を「顎(チン)ジャブ」という。

締め技【技】

相手の呼吸器官を圧迫する事で、相手の気絶を狙う技の総称。
腕で行うものが一般的だが、「三角締め」など足を使ったものも存在する。
非常に強力かつ危険な技で、時には相手を死亡させてしまう事もある。
特に後ろから相手の首を絞める「裸締め」は、返し技の存在しない強力無比な技である。

ジャブ【技】

前腕で力を抜いて打つ、スピードに重点を置いたパンチの事。
格闘技界最速とも言われる技で、格闘では基本中の基本とされる。
主に牽制や次の技への繋ぎとして使われ、威力は二の次とされる事が多い。
「左を制す者は世界を制す」と言われるように、非常に重要なテクニックの一つである。
「リードブロー」と呼ばれる事もある。
ジェームス・J・コーベットが始めて多用し、一躍有名となったが、
当時は「卑怯者の戦法」として大衆には受け入れられなかった。

手刀【技】

伸ばした指を揃え、小指側の側面で叩く打撃技の総称。
威力は抜群だが、貫手と同じように使用には手の鍛錬が必要。
力道山が「空手チョップ」として使用し、一躍有名となった。

掌底【技】

手の指を広げた状態で、掌の下部分で叩く打撃技の総称。
平手(ビンタ)のように掌全体で叩くのではなく、文字通り掌の底の部分で叩く。
慣れていないと突く動作が意外に難しく、パンチに比べてリーチでも劣るが、
相手の内部(内臓や骨)に衝撃を響かせるという点では、パンチよりも勝る。
また、拳よりも痛め辛いという利点があり、頑丈なものを叩くのに適している。

スウェーバック【テクニック】

体を後ろに反らして相手の攻撃を回避する防御テクニックの事。
高い動体視力と柔軟性を必要とする、非常に難しい高等技術である。
「スウェーイング」「スウェー」と呼ばれる事もある。
モハメド・アリが得意とし、その芸術的なファイトスタイルで世界を魅了した。

ステップワーク【テクニック】

格闘などの戦闘で用いられる移動テクニックの事。
陸上の短距離走や長距離走とは違い、極めて短い距離を素早く移動するための技術。
体を上下に揺らすなどしてリズムを作り、軽快に移動するのが一般的とされる。
ステップで相手の懐に踏み込む、横にステップする、後ろにステップする事を、
それぞれ「ステップイン」「サイドステップ」「バックステップ」と言う。
単に「ステップ」と呼ばれる事もある。
モハメド・アリが得意とし、その華麗なステップワークを取り入れたファイトスタイルは、
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と言われ熱狂的な支持を得た。

ストレートパンチ【技】

腰の回転力を利用して、真っ直ぐに突き出すパンチの事。
ボクシングなどでは、ジャブと並んで基本中の基本とされる。
全身を使って利き腕で打つのが一般的であるため、威力は大きい。
また、ジャブからストレートに繋ぐ事を「ワンツー」と言う。
単に「ストレート」と呼ばれる事も多い。

スマッシュ【技】

肘を直角に曲げ、斜め下から突き上げるようにして打つパンチの事。
言わばフックとアッパーの中間に位置するパンチで、威力は抜群。
軌道の判別が難しいため、防御が難しいという利点がある。

スリッピング【テクニック】

上体を左右に捻って相手の攻撃を回避する防御テクニックの事。
首を捻る事で頭部への攻撃を回避する技術を「スリッピングアウェー」と言い、
動体視力・反射神経・柔軟性が高いレベルで必要とされる、超高等技術である。
「ヘッドスリップ」と呼ばれる事もある。

足先蹴り【技】

足の爪先を用いて相手を蹴り込むキックの総称。
使用には爪先の鍛錬が必要だが、丈夫な靴を履く事で素人にも使える。
威力は抜群で、主に回し蹴りや前蹴りなどの際に使われる事が多い。
「トーキック」と呼ばれる事もある。

足刀【技】

足の小指から踵までを繋ぐ縁を用いて蹴り込むキックの総称。
威力は抜群だが高い技術を必要とし、使用には足の鍛錬が必要。
主に横蹴りで使用する「足刀蹴り」が一般的。

縦蹴り【技】

上段回し蹴りの変則形で、縦に(上から)相手を蹴り込む。
途中までは通常の上段回し蹴りの軌道を描く事で斜め下からの注意を引きつけ、
相手のガード手前で膝を支点に軌道を急激に変化、ガードをかわし頭部を蹴る。
膝・股関節の柔軟性と高い技術力を必要とする高等テクニックである。
「ブラジリアンキック」「マッハ蹴り」と呼ばれる事もある。

鉄槌【技】

拳を握り、小指側の側面で叩くパンチの事。
技を出す際の隙が大きく、長く軽んじられてきたが、
総合格闘技が大ブームとなった現代に於いては、
馬乗り状態(マウントポジション)からの攻撃法として注目を受けている。

跳び蹴り【技】

相手に向かって勢いよく跳躍し、そのまま相手を蹴り込むキックの事。
ライダーキックに代表されるように、見た目が派手で見栄えは良いが、
十分に体重を乗せる事が難しく、実際の威力はあまり高くない事が多い。
両足を揃えて蹴るものは、「ドロップキック」と呼ばれる事もある。

貫手【技】

伸ばした指を揃え、相手を突く打撃技の総称。
主に急所を狙って打つ事が多く、威力も抜群だが、
貫手を打つには厳しい鍛錬によって指を鍛える必要がある。
一本指で突く「一本貫手」、二本指で突く「二本貫手」なども存在する。
古武術としての空手に伝わる技で、現代の空手では使われない。

パーリング【テクニック】

相手の攻撃を手のひらで払う防御テクニックの事。
左からの攻撃は右手、右からの攻撃は左手で払い、攻撃の軌道を逸らす。
高い動体視力や反射神経を必要とする、非常に難しい高等技術である。
攻撃を正面から受けるのではなく、向きを変えて空ぶらせる技術であるため、
強力な攻撃でも殆ど体力を使わずに片手で逸らす事が出来る。
「パリング」と呼ばれる事もある。

パンチ【技】

拳を用いて攻撃するテクニックの総称。
素早く器用な動きが可能で応用の幅が広いが、威力やリーチではキックに劣る。
キックと比べると連打の回転に優れ、連続して攻撃する際などはパンチに軍配が上がる。
貫手や掌底といった、同じ動作でも拳以外で攻撃する変則系も存在する。

膝蹴り【技】

膝を用いて相手を攻撃するキックの総称。
近い距離から股間(金的)を蹴り上げる、回し蹴りのようにして蹴る、
手で引き込んだ顔面を蹴る、真っ直ぐ突くようにして蹴るなど、意外に応用が利く。
リーチが狭くスピードも乗せ辛いが、肘打ちと同じように威力は大きい。
「膝突き」「膝突き蹴り」「ニーキック」と呼ばれる事もある。
沢村忠が「真空跳び膝蹴り」として使用し、彼の代名詞にもなった。
余談だが、ポケット・モンスターに登場するサワムラーのモデルは彼である。

肘打ち【技】

肘を用いて相手を攻撃する打撃技の総称。
フックのように横薙ぎに攻撃したり、上から相手に落とすなどして使用する。
スピードを乗せるのが難しいが、硬い部分を使うため威力は大きい。
「肘鉄」「エルボー」と呼ばれる事もある。

フック【技】

肘を直角に曲げ、横から打つパンチの事。
近い距離からも打つ事が可能で、腰の回転を利用するため威力も大きい。
特に前腕で打つ左フックは、ボクシングで最もKO率の高いパンチとされる。
拳を地面と水平に寝かせて打つ形が一般的。

フリッカージャブ【技】

ジャブのバリエーションの一つで、非常に難しい高等技術。
腕全体を鞭のようにしならせ、スナップを利かせて打つ変則的なパンチである。
被弾した箇所は鞭で叩かれたように腫れ上がるが、体重が乗らないため威力は小さい事が多い。
黒人に代表されるような、長身でリーチが広い(腕が長い)者に向くとされる。
単に「フリッカー」と呼ばれる事も多い。
トーマス・ハーンズが多用し、彼の代名詞にもなった。

ボディブロー【技】

その名の通り、相手の腹部に打つパンチの総称。
直線的に打つストレート系よりも、角度を付けたフック系の技で打つ事が多い。
主に肝臓などを狙って打ち、被弾すると激痛を伴ったり呼吸困難に陥る事もある。
すぐに効果を得られるパンチではなく、何発も積み重ねて効果を得られるパンチである。
ただし鳩尾(水月)を狙った場合はこの限りでなく、衝撃と激痛で横隔膜が収縮する事で、
高い確率で相手を呼吸困難へと陥らせる事の出来る、非常に強力な技となる。
主に相手のスタミナを奪ったり、ガードを下げさせるときなどに使われる。
単に「ボディ」と呼ばれる事もあり、相手の肝臓を狙うものは「リバーブロー」と言う。

前蹴り【技】

足を相手に突き出すように、正面へと蹴り込むキックの事。
牽制や距離を稼ぐ場合などに使われるが、十分に体重を乗せた時の威力は抜群。
回し蹴りと並んで基本的な蹴り技だが、これも高い技術を要するテクニックである。
これにも上段、中段、下段があり、「突き蹴り」「押し蹴り」と呼ばれる事もある。
また、力任せに蹴るものは、「ヤクザキック」「喧嘩キック」と揶揄される事も。

回し蹴り【技】

足を横から回し込み、相手の側面を蹴るキックの事。
上段、中段、下段に分かれ、それぞれ頭部、腹部、脚部を蹴る。
「ハイキック」「ミドルキック」「ローキック」と呼ばれる事も。
基本的な技で威力も抜群だが、非常に高い技術を要するテクニックでもある。
また、内回し蹴りに対して「外回し蹴り」と呼ばれる事もある。

目突き【技】

相手の目を狙った攻撃の事。
二本貫手・一本貫手などで攻撃する他、
指の背を用いて叩くようにして使う事もある。
軽く当てても一時的に視力を奪う事が出来る上、
目という敏感な部位を攻撃するため、戦闘では非常に有用。
しかし噛み付きと同様、殆どの格闘技では反則技とされる。
「目潰し」「掘り」等とも呼ばれる。

横蹴り【技】

相手に側面を向けた状態から、足を突き出すように真横へと蹴り込むキックの事。
実際の格闘技では使用頻度が低いが、自分の急所(正中線)を隠す事が出来るため、
対武器格闘を想定した空手などの格闘技では、回し蹴りと同じように重要視される。
「サイドキック」と呼ばれる事もある。