幽鬼


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幽鬼

魔界三大魔将の一人で、伝説の魔剣レバンティンを使用する悪魔。
強力で繊細な魔力コントロールを得意とし、
その技は神業とまで言われるほど。

地上という魔力濃度の薄い場所でも、空気中に含まれる微小な魔力を一つ一つあやつり、相手の弾丸や矢を無効化することができる。
さらには壁のようにし防御したり、相手の周囲の魔力を操ることで空気を固定、動きを止め一気に攻めることが可能。
だがこれにはかなり力を集中させることが必要で、すきを突かれると直ぐに魔力操作が溶けてしまうのが難点。
魔界では敵なしとまで言われた天才である。

また他の魔将に比べ年齢は若く、まだ1000年も生きていないにもかかわらず、魔界では伝説と謳われるほど強力で使うものを選ぶ魔剣、レバンティンを最年少で扱うことに成功。
実に秘めたポテンシャルはヴォルヴェルグ、ミミ以上である。
まさに神童と呼ぶにふさわしい存在であったが、彼には悲しい過去があった。


アイリスが連合と米軍との確執で傷つき、病んでいた時に優しく声をかけ、弱みに付け込むようにして暗示をかけ、
なんと魔界に連れて行こうとした。
結果勝利王やギランまでも出動するという大事件が起きたが、
最終的にアイリスは自身の意思で魔界に行き、力をつけたいとその場で幽鬼と契約のしるしを結ぶ。

それは恐ろしい禁魔術を含む契約で、「修羅」と「輪廻」という魔術の二重契約であった。

「修羅」は結んだ者同士の力をリンクさせるかのように同調させ
どちらかが糧となりどちらかに力を注ぎこませるというもの。
これは契約が続く間永遠に途切れることはない。
要するにパワーアップの糧にされるというもの。
そしてもう一つは最悪の禁魔術と呼ばれる「輪廻」。
これは契約者が死んだ後も、また輪廻転生し魂のみで現世に留め、契約が続く限り何度も何度も黄泉がえりを繰り返させるという恐ろしいもの。
「修羅」と合わせることでアイリスは永遠に彼にエネルギーを供給し続けるいわば奴隷のような存在となってしまうというものだった。

これを解くためには契約者を殺すしかなく、アイリスは幽鬼との単騎決戦のためミミの下で修業を敢行する。

だがしかし、幽鬼がその二重契約を行った際の「しるし」は何故か魔界でのプロポーズの印であった。
もちろん中身は恐ろしい契約なのだが、何故か印の外見だけはそういった物で、ミミを含む連合勢を困惑させた。

その裏には、こんな背景があったのだ。

――実は、彼が魔将になる前、彼には妹がいた。
マリィと呼ばれる悪魔のその女の子は、あろうことか人間との恋に落ちた。
当時の彼はエリート街道まっしぐら、妹の失態――否、反逆とも呼べるそれが発覚すれば自分は地位の全てを失ってしまう。
彼は自分の保身のために、妹を反逆罪でその手に掛けたのだった。

後に深い悲しみのみが残り、彼はそのことをずっと後悔していた。
そこへ現れたアイリスを見て、彼は困惑した。
その顔は、マリィとそっくりだったのだ。
亡き妹の影を見た彼は、アイリスに自身も恋心を抱き始める。

そして、プロポーズの印とともに―――途切れぬ輪廻の呪いをかけたのだった。
全ては、償い。
手に掛けた最愛の妹への、償いと、贖罪だったのだ。

だが願いもむなしく、サタンに全てを知られ、恋をしていることもばれてしまい、魔将の地位もはく奪される。
妹を殺してまで得た地位も失い、絶望の淵にいた彼は、すべてに決着をつけるべく、アイリスのいるノラッドヘ向い、一対一での戦闘を申し込む。

一瞬のすきを突かれ、電撃が走り幽鬼はアイリスに敗北した。
全てが消えていく中、アイリスは彼の手を優しく包み、そこに妹を重ねた幽鬼は「マリィ・・・マリィ・・・」
と嘆くようにして散っていった。

数日後、彼の後任としてアルトが魔将に就任した。