第27話「選ばれし者」
妙な事を思い出しているうちに、剣崎はオンドゥル星に到着していた。
剣崎「久しぶりディスね。オンドゥル星……。」
てつを「一真、待っていたぞ」
剣崎「ッ!?父さん?なんで?」
てつを「わかっていたさ。そろそろお前が自らの力に疑問を持ち、ここに戻ってくること、すべてな」
剣崎「なら……教えてください。このブレイドの力の謎を」
てつを「それは自分で見つけるんだ。
地球での修行が終われば、全てをお前は知りさらなる成長を遂げるだろう」
剣崎「父さん……わかったよ」
てつを「まぁ今日はゆっくりするといい。
城に戻ることは許可できないが、別館に泊まるといい」
剣崎「わかった。ありがとう父さん!」
そして別館に移動した剣崎。
剣崎「ウェ~、今日はゆっくりするディス」
?「へぇ~、ここがオンドゥル皇族が使う別館か」
剣崎「ッ!?誰ディス?オンドゥル星人じゃないディスね……」
?「私は霧島美穂(きりしまみほ)。地球からここに来た者よ」
そこにいたのは一人の女性だった。
剣崎「地球人……だって!?」
美穂「そうよ。ちょっとした事情でここにいるのよ」
剣崎「………」
そのとき、外から悲鳴が聞こえた。
悲鳴がする現場に駆けつけた剣崎。そして、なぜか着いてきた美穂
デスガロン「フハハハハ、やはりここにいたか。仮面ライダーブレイド!」
剣崎「デスガロン……なぜここに!?」
デスガロン「貴様を殺しに来た」
剣崎「なら…俺がお前を倒してやる!ヘシン」
ブレイドに変身した剣崎。
デスガロンと戦う剣崎。しかし、地球で戦ったようにはいかず、危機に陥っていた。
剣崎「ウェ……」
デスガロン「やはり、貴様の弱点は予想通りだ」
剣崎「何?」
デスガロン「貴様は守るモノがなければ戦えない一人の力では何もできない!違うか?」
剣崎「ウェ……」
デスガロン「さぁ、何もできずに死ね!」
デスガロンの一撃がブレイドに直撃した。
剣崎「ハァ……ハァ……もう…ダメなのか…」
デスガロン「所詮はその程度だ!貴様は一人では何もできんのだ!」
剣崎「………違う…」
デスガロン「な…なんだとん!?」
剣崎「俺は一人じゃない……みんな一緒にいる!ヴァァァァァ!」
その時不思議な光が剣崎を包みバイオブレイドに変身する。
デスガロン「な……なんだと!?」
剣崎「確かに今ここにいる俺は一人だ!しかし、地球にいるみんなと、俺は繋がっている!だから一人じゃない!」
デスガロン「だが、その傷で何ができる!」
剣崎「ヴァァァァァァ!!」
剣崎が叫んだ瞬間だった。デスガロンは突如起きた爆発に巻き込まれ吹き飛んでいった。
美穂「すごい……これが……次期オンドゥル皇帝…剣崎一真の力…」
剣崎「ウェ~……ウェ~……、もう…動けない…」
謎の爆発を必殺として発動した剣崎は、自らもダメージを負い、普通のブレイドに戻っていた。
その時、剣崎を数体のファンガイアに囲まれていた。
剣崎「……もぅ…ここまでか…」
?「待てェ!」
その時謎の叫び声とともに、赤いカブトムシライダーが現れる。
275 2008年08月24日 03:50 メビウス ザコガイア「誰だ貴様は!?」
?「天が呼ぶ、地が呼ぶ人が呼ぶ!
悪を倒せと俺を呼ぶ!」
ザコガイア「何者だぁい!?」
?「聞けぇ悪人共!俺は仮面ライダーストロンガー!」
挿入歌
チャラララ~♪チャラララ~♪
突っ走れ空を飛べ~♪
ブラックサタンを倒すため(ry
仮面ライダースト~ロンガ~♪
ストロンガー「ストロンガーキック!」
数体の雑魚ガイアをストロンガーは一瞬で倒した。
剣崎「すいません…助かりました…。貴方は?」
ストロンガー「俺は仮面ライダーストロンガー城茂。
怪魔界まで進入したら、ここに繋がっていたんだ。ここは地球じゃないようだが?」
剣崎「ここは……」
剣崎は茂にここが地球ではないこと、自分の正体色々と話した。
茂「な…確かにここは地球ではないと思っていたが…」
剣崎「安心してください父さんに話してみます。」
茂「そうか…悪いが頼むぜ。」
その頃吹き飛んだデスガロンはヨロヨロになり剣崎を探していた。
デスガロン「み…認めんぞ……あんな…甘ったれ……に…、負けるなんぞ…」
?「負けちゃったのね。貴方。」
デスガロン「ひ……姫様!?何故ここに?」
?「剣崎一真を見に来たのよ。おもしろいわね、彼。」
デスガロン「見て……いらした……のか…」
?「ええ、特等席でね。」
デスガロン「姫様……いやクイーンよ!もう一度…もう一度だけチャンスを!」
?「貴方のようなつまらない人間は必要ないわ。消えなさい。」
その時、クイーンと呼ばれた者は、デスガロンにむかい手を向けた。
デスガロン「や…やめてください!もう一度だけ!もう一度だけチャンスを!!」
?「貴方の…夜が来る」
デスガロン「チャンスをォォォォォ!!」
クイーンの力によりデスガロンは粉々になった。
その頃、地球では、今までにない規模のファンガイアが現れていた。
音也「これじゃ…あのときと同じだ…」
名護「何がです!?答えなさい!」
侑斗「今はそれどころじゃないだろ!ファンガイアを止めるぞ!」
名護と侑斗は変身し、ファンガイアと戦っていく。
音也「キングが…目覚めたんだ……」
音也が静かに言った。
最終更新:2008年09月09日 23:00