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第2幕

第2幕の前奏曲

ドン・パスクァーレの家の部屋

第1場
エルネストひとり すっかり落ち込んで

【エルネスト】
哀れなエルネスト!
叔父さんからは追い出され
すべてに見捨てられた
ただひとり 友人ととして残っていた者も
隠れた敵だと
僕には分かってしまったのだ
僕にダメージを与える陰謀をめぐらしていたなんて
ノリーナを失うのだ ああ神様!
彼女にははっきりと伝えたのだ
僕の気持ちを手紙で
今こそ 別の土地で
僕は悲しい日々を過ごそう

僕は遠い土地を探そう
そこで人知れず嘆くのだ
そこに暮らすのだ 心は戦いの中にあるままで
失った恋を悲しみながら
けれど 運命が僕の敵になっても
山や海が障害となって立ちはだかっても
あなたを おお愛しい人よ
僕の胸から消すことはできないのだ
もし 誰か他の人に
あなたの心がある日向いたとしても
もしも 新しい愛情が
あなたの中で昔の愛を冷ますようなことがあっても
僕は恐れはしない 一人の不幸な男を
あなたが欺き 非難することがあろうとも
天に向かって
もしあなたが 愛する人よ 幸せならば
あなたの忠実な恋人は満足なのだ
(退場)


第2場
晴れ着を着たドン・パスクァーレ 召使いたちが続く

【ドン・パスクァーレ】
(召使いに)
中に招き入れるのは
ドクター・マラテスタと彼と一緒にいる人だけだぞ
しっかり覚えておけ
他の者は決して入れてはならぬ 酷い目に遭わせるぞ
もしこの約束を破ったらな
さあ 行け
(召使い退場)
70歳になった男とはいえ…
(黙れ 花嫁に聞かれたらまずい)
まだまだわしも元気で丈夫だぞ
こんな若々しい
衣装をつけて…
(うぬぼれて)
誰か来たな…
彼らだ わしにもとうとう来たか 結婚よ


第3場
マラテスタはベールに包まれたノリーナを手で導く

【マラテスタ】
さあ しっかり

【ノリーナ】
立っているのがやっとだわ…震えてしまう…

【マラテスタ】
前に出なさい
(ドクターはノリーナに前に出るように言い ドン・パスクァーレに横に立つように手で合図するがドン・パスクァーレは身を隠す)


【ノリーナ】
ああお兄様 私を置いていかないで

【マラテスタ】
恐れることはないぞ

【ノリーナ】
お願いですから!
(ちょうどノリーナがステージの前に出たところでドクターはドン・パスクァーレのところに駆け寄る)

【マラテスタ】
修道院の外に出てきたばかりで
困惑していて当然だろう
世間にも慣れていないから
しっかり躾けてくれたまえ

【ノリーナ】
(見るからに間抜けな年寄りね
今にどうなるか見てなさいよ)

【ドン・パスクァーレ】
身のこなし 声 振る舞い
全く彼女は素朴そのものだ
この娘にはたいへんな素質がある
その美しさから判断するだけでも!

【マラテスタ】
身のこなし 声 振る舞い
全く彼女は素朴そのものだ

【ノリーナ】
ああ お兄様!

【マラテスタ】
恐れることはないぞ

【ノリーナ】
独りでいるのは怖いのよ

【マラテスタ】
かわいい妹よ お前は一人じゃないよ
俺はここにいる それにドン・パスクァーレも…

【ノリーナ】
(怯えて)
何ですって?男の方が!ああ だめだわ
(動揺して)
急いで行きましょう ここから逃げましょう

【ドン・パスクァーレ】
(彼女が逃げたがっているのを見て)
ドクター、ドクター!…

【ノリーナ】
(見るからに間抜けな年寄りね
今にどうなるか見てなさいよ)

【ドン・パスクァーレ】
(何て愛らしく つつましいんだ
彼女は素朴だ)

【マラテスタ】
(それは狡猾な賢さが
こいつを夢中にさせるだろう)
(ノリーナに)
怖がることはない 彼がドン・パスクァーレだ
俺のパトロンで友人だ
紳士の中の紳士だよ
(ドン・パスクァーレは深々とお辞儀をするが ノリーナはそれを見ていない)
(ノリーナに)
挨拶にお答えしなさい

【ノリーナ】
(ドン・パスクァーレを見ずにお辞儀する)
ありがとうございます お仕えいたします

【ドン・パスクァーレ】
(何て足だ…何て可愛い手だ!)

【マラテスタ】
(もうこの時点で料理されちまったか)

【ノリーナ】
(ああ 何て単純な!)
(ドン・パスクァーレは3つの椅子を用意し彼らは座る ドクターが真ん中である)

【マラテスタ】
(ドン・パスクァーレに)
(いかがですかね?)

【ドン・パスクァーレ】
(とても魅力的だ でもそのベールは…)

【マラテスタ】
無理強いはできんだろう きっと
顔をさらけ出させることは
男と話をさせるのに まずは質問をして
趣味が合うかどうか確かめて
それから見せて貰うんだ

【ドン・パスクァーレ】
(わかった じゃあしっかりやろう)
(ノリーナに)
自分でやってみるぞ…
(動揺して)
確かに お兄さんの…
ドクター・マラテスタが…
私が言いたいのは…

【マラテスタ】
(頭がこんぐらがってるな)
(ノリーナに)
答えて差し上げなさい

【ノリーナ】
(お辞儀して)
お仕え致します どうもありがとうございます

【ドン・パスクァーレ】
(ノリーナに)
言いたいのは 夕方には
お嬢さん 楽しまれてたんでしょうな
社交を

【ノリーナ】
全くありませんでしたわ 修道院では
ずっと一人でしたから

【ドン・パスクァーレ】
たまに劇場には?

【ノリーナ】
私にはそれが何だか分かりませんし
分かりたいとも思いません

【ドン・パスクァーレ】
そのお考えは素晴らしいですな
それじゃ時間はどうやってお過ごしを

【ノリーナ】
縫物や刺繍 靴下を編んだり
台所仕事をしたりで
時間はすぐに経ちますわ

【マラテスタ】
(ああ 女狐め!)

【ドン・パスクァーレ】
(椅子の上で じれて)
(わしにぴったりの相手じゃな)
(ドクターに)
お願いだから そのベールを!

【マラテスタ】
(ノリーナに)
さあソフロニア ベールを取りなさい

【ノリーナ】
(恥ずかしそうに)
私には勇気がありません…男性の前で?

【マラテスタ】
命令だ

【ノリーナ】
兄さんに従いますわ
(ベールを脱ぐ)

【ドン・パスクァーレ】
(彼女を見た途端 一気に立ち上がり まるで怖がってでもいるかのように後に下がる)
お恵みを!

【マラテスタ】
(彼を引き戻して)
どうしたんだ?言ってくれ…

【ドン・パスクァーレ】
爆弾が胸の真ん中で破裂した
(とても興奮して)
お願いだ ドクター
彼女に聞いてくれ わしが好きかどうか
(進み出て)
わしは言葉が出ない
汗が出るぞ 凍りつくぞ…死んでしまうぞ

【マラテスタ】
(おい しっかりしろ
俺には好感触に思えるぞ
今 彼女と話してみよう)
(そっとノリーナへ)
愛する妹よ
言ってくれ…気に入ったのか…簡潔に
この紳士を…
(ドン・パスクァーレを指して)
この人が好きか?

【ノリーナ】
(生き生きしてきたドン・パスクァーレを見ながら)
申し上げるのが恐ろしい…

【マラテスタ】
しっかりしろ

【ノリーナ】
(おずおずと)
はい (全く最高の間抜けだわ!)

【マラテスタ】
(ドン・パスクァーレに向かって)
彼女は承諾したぞ これであんたのものだ

【ドン・パスクァーレ】
(踊り上がって)
ああ喜びよ!わしは幸せだ!

【ノリーナ】
(すぐに思い知るわ!)

【ドン・パスクァーレ】
さあすぐに公証人を呼んでくれ

【マラテスタ】
あらゆるケースを考慮して
俺はお抱えをひとり呼んで来た
控室にいるから
すぐに呼んで来よう
(退場)

【ドン・パスクァーレ】
おお 有難い!
ドクターは何でも考えているな

【マラテスタ】
(公証人と戻ってくる)
彼が公証人だ
ドン・パスクァーレとノリーナは着席する 召使いたちは舞台中央に筆記用具の載ったテーブルがを運んでくる テーブルの上には呼び鈴もある 公証人は挨拶して座り 書類を書く準備をする ドクターは公証人の右側に口述するために立っている



第4場

【マラテスタ】
まず片方の側から エトセトラ
ソフロニア・マラテスタ
居所 エトセトラ
他 諸々
次に もう一方は エトセトラ
パスクアーレ・ダ・コルネート エトセトラ

【公証人】
…エトセトラ

【マラテスタ】
タイトルと書式は
通例に則って

【公証人】
…則って

【マラテスタ】
ここにいる両方は
互いの意志と合意により

【公証人】
…合意により

【マラテスタ】
法の定めに従って婚礼を
ここに取り行う

【ドン・パスクァーレ】
(公証人に)
用意はできたか?

【公証人】
できました

【ドン・パスクァーレ】
よろしい
(公証人の左へ移動して)
では書いてくれ
(口述するように)
前述の条項に加えて エトセトラ
彼の所有する
動産と不動産は
生前贈与され 無償で引き渡されるものとする
上記の規定は エトセトラ
彼の最愛の妻に
本日付をもって その半分を

【公証人】
記載しました

【ドン・パスクァーレ】
意志と命令をもって

【公証人】
…もって

【ドン・パスクァーレ】
彼女は見なされるべきものである…

【公証人】
…されること

【ドン・パスクァーレ】
この家の中 及び外において…

【公証人】
…おいて

【ドン・パスクァーレ】
完全かつ絶対的な奥方として
そして 皆 個人にあっても
家の者であっても敬意を表すことを…

【公証人】
…ことを

【ドン・パスクァーレ】
務め、従うべし…

【公証人】
…従うべし

【ドン・パスクァーレ】
熱意と誠実さをもって

【マラテスタとノリーナ】
(ドン・パスクァーレに)
あなたのお心が明かされます
寛大さあふれるこの行為から

【公証人】
契約は完成です
署名を…

【ドン・パスクァーレ】
ではここにわしが
(生き生きと署名する)

【マラテスタ】
(ノリーナを穏やかな力でテーブルまで引っ張って行き)
愛する妹よ さあ
署名だ

【公証人】
証人が見えないですが
一人だけでは十分ではありません
ノリーナが署名する場所に立ったとき 正面玄関からエルネストの声が聞こえてくる ノリーナはペンを落としてしまう

【エルネスト】
(舞台裏から)
下がれ 悪党め
下がれ 僕は入りたいんだ

【ノリーナ】
エルネストだわ!まさか本当に
震えてしまうわ!

【マラテスタ】
エルネストだぞ!あいつ何も知らないんだ
すべて台無しにしかねんぞ!
(エルネストは他の人には目もくれずにドン・パスクァーレのところに直進する)


第5場

【エルネスト】
(生き生きとドン·パスクァーレに)
出発する前に 叔父さん
僕はお別れを言いに来ました
なのにならず者扱いで
ぼくは締め出されたんですよ!

【ドン・パスクァーレ】
(エルネストに)
ちょっと忙しくてな だが
お前 良いところに来た
結婚を完遂させるには
証人が一人足りなくてな
(ノリーナの方を向いて)
これが花嫁だ!

【エルネスト】
(ノリーナを見て激しく驚く)
(僕は何を見てるんだ?まさか!ノリーナじゃないか!
夢を見てるんだろうか!)
(爆発する)

【マラテスタ】
(頼むから黙っててくれ
めちゃくちゃにしたいのか)
(そっとエルネストへ)

【ドン・パスクァーレ】
(声を上げて)
これが花嫁だ!

【エルネスト】
(しかしこれは我慢できないぞ)

【マラテスタ】
(エルネストの脇に寄って)
(なあお前 騒ぎを起こさんでくれよ
これはお前のためにやってることなんだ
もしノリーナを失ってもいいのなら
好きなように続けてても良いけどな
(エルネストは何か言いたそうである)
このコメディを
静かにして 俺たちに続けさせてくれ)

【ノリーナ】
(今 本当に
私は身震いしそう)

【マラテスタ】
この契約は これにて
完成しましたな
ドクターはまずノリーナに 続いてエルネストに署名させる 彼はいやいやながら署名する

【公証人】
(新郎新婦の手を繋がせて)
これであなた方は夫婦です

【ドン・パスクァーレ】
(わしは蕩けそうだ)

【ノリーナとマラテスタ】
(始めるには最高のタイミングだ)
(契約に署名したとたん ノリーナは大胆であけすけな態度に豹変する)

【ドン・パスクァーレ】
(彼女を抱きしめようとして)
ダーリン!

【ノリーナ】
(彼を押しのけて)
あわてんじゃないよ
勝手に興奮しやがって
許しも得ないでさ

【ドン・パスクァーレ】
許してもらえるかね?

【ノリーナ】
だめさ
(ここで公証人が気付かれないように出て行く ドン・パスクァーレは悔しがる)

【エルネスト】
ハ!ハ!
(笑う)

【ドン・パスクァーレ】
(怒って)
何がそんなにおかしい
無礼な奴だ?
すぐに出て行け すぐにだ
とっとと この家の外に…

【ノリーナ】
(軽蔑して)
何よ!その粗野で田舎くさいやり方
我慢できないわ
(エルネストに)
居てもいいわよ
(ドン・パスクァーレに)
別のやり方を教えたげるわ

【ドン・パスクァーレ】
(うろたえて)
ドクター!

【マラテスタ】
(彼を真似して)
ドン・パスクァーレ!

【ドン・パスクァーレ】
こりゃ別人だ!

【マラテスタ】
驚いた!

【ドン・パスクァーレ】
どういうことか教えてくれ!

【マラテスタ】
落ち着いて 聞いてみよう

【エルネストとノリーナ】
(全くもって この笑いをどうやって抑えたら良いのかわからない)

【ノリーナ】
(ドン・パスクァーレに)
あんたみないな老いぼれの
ぶくぶくのデブがさ
こんな若い娘と一緒に
外を歩けるわけないじゃん
腕を組んで歩くんなら
(エルネストを指して)
こんな騎士さまがいいわあ

【ドン・パスクァーレ】
(気色ばんで)
ああ!そんなことは 済まないが
できないことなんじゃ

【ノリーナ】
(冷たく)
できないって!なぜさ?

【ドン・パスクァーレ】
(答えて)
わしが望まぬからだ

【ノリーナ】
(軽蔑して)
望まないっていうの?

【ドン・パスクァーレ】
そうだ

【ノリーナ】
(ドン・パスクァーレに近づいて 優しく甘えて)
私の愛しい人 お願いしますわ
そんな言い方はやめて
あたし あなたの合意にしたがって
(だんだん力がこもってくる)
して欲しいのよ あたしが言う通りに
みんなここでは従わなくちゃならないって
あたしだけが命令を下すのよ

【ドン・パスクァーレ】
ドクター…

【マラテスタ】
(決定的瞬間だ)

【エルネスト】
(何が起こるのか見ていよう)

【ドン・パスクァーレ】
だが…しかし…

【ノリーナ】
答える必要はないわ

【ドン・パスクァーレ】
(エルネストを指して)
こいつでも…できないぞ

【ノリーナ】
(怒って)
誰がですって?…黙ってよ バカ

【ドン・パスクァーレ】
わしが?お前こそ!

【マラテスタとエルネスト】
(何が起こるのか見ていよう)

【ノリーナ】
たった今まで努力したのに
精一杯優しくしてあげたのに
(彼に近づいて脅迫するような仕草で)
知っといてね もしあたしを怒らせたら
平手をくらわすわよ
(ドン・パスクァーレ仰天して後ずさりする)

【ドン・パスクァーレ】
(独白)
ああ! (夢か?…うつつか?…
何が起こったのだ?蹴り?…平手打ち?…
すばらしい!いいぞ!
わしに警告するとはいい度胸だ
見ておれよ これからどうなるか!
気をつけろ ドン・パスクァーレ
こいつは魔性の女だぞ!)

【マラテスタ】
(石のように固まってしまったな
息も絶え絶えのようだぞ)

【ノリーナとエルネスト】
(現実か 夢か 彼は分からなくなっている
血の気も失せてしまったようだ)

【マラテスタ】
(ドン・パスクァーレに)
しっかりしろ ドン・パスクァーレ
そんなに狼狽するな

【ノリーナ】
(ねえあんた 悪くないわよ
考えを変えるってのも)

【エルネスト】
(大混乱だが 悪くないな
ようやくぼくも飲み込めてきたぞ)
(ノリーナがはテーブルに行き 呼び鈴を取って乱暴に鳴らす 召使いが入ってくる)

【ノリーナ】
(召使いに)
すぐに集めてちょうだい
召使いたちをここに お願い
(召使いは出て行く)

【ドン・パスクァーレ】
(わしの召使いをどうしようというのじゃ?)

【マラテスタ】
(または別の策略が始まるな)
(二人の召使いと執事が入ってくる)

【ノリーナ】
(笑いながら)
全部で三人ね!いいわ
数えるのが楽で あなた
(執事に)
その格好からすると
あなたが執事ね
(執事はお辞儀する)
まず最初に
あなたの給料を倍にするわ
(執事は深くお辞儀する)
私の命令にすぐ対応するようにしてね
(執事に)
検討してみて 雇うことを
新しい召使いを
私に仕えるための
若くてハンサムなのがいいわ
あたしたちを尊敬してくれる

【ドン・パスクァーレ】
(怒ってノリーナに)
話が済んだら…

【ノリーナ】
まだ終わってないわよ
(執事に)
馬車を一組
明日 馬屋に呼んで置いて
馬については
あなたに選んでもらっていいわ

【ドン・パスクァーレ】
話が済んだら…

【ノリーナ】
まだ終わってないわよ

【ドン・パスクァーレ】
分かったよ

【マラテスタ】
すごいぞ

【ノリーナ】
家のレイアウトがいまいちだわ

【ドン・パスクァーレ】
家だって?

【ノリーナ】
すぐにリフォームしなくちゃ
家具は古ぼけてるから
新しいのに変えて
まだまだたくさんしなくちゃいけないことがあるわ
大急ぎで とにかく
ヘアドレッサーを選んで
仕立て屋と宝石屋もね

【ドン・パスクァーレ】
(怒りをつのらせて)
まだ終わらんのか?

【マラテスタ】
(エルネストに)
見てごらん…聞いてごらん…実に良い…どう思うかい?

【ドン・パスクァーレ】
まだか…よかろう…何だ?…
もし…わしが…お前..
まだ終わらんのか?

【ノリーナ】
しっかり片付けてちょうだいよ
あきれたような目で見ないでよ

【マラテスタとエルネスト】
(稲妻が走り始めたぞ)

【ドン・パスクァーレ】
とにかく言わせて貰うぞ… (わしは爆発寸前だ…)
(召使いたちは出て行く)
それを誰が払うんだ?

【ノリーナ】
当然でしょ!あんたよ

【ドン・パスクァーレ】
わしらの間で率直に言おう
わしはビタ一文払わんぞ

【ノリーナ】
払わないの?

【ドン・パスクァーレ】
(激昂して)
一体主人はどっちだと思ってるんだ?

【ノリーナ】
(軽蔑して)
気の毒な人ね
(強く)
あたしに命令される主人なんて?

【マラテスタ】
(さえぎって ノリーナに)
なあ妹よ…

【ノリーナ】
(更に腹を立ててドン・パスクァーレに)
今はあんたに言ってるのよ…

【エルネスト】
(いいぞ!すごいぞ!)

【ノリーナ】
田舎者 ケダモノ

【ドン・パスクァーレ】
(軽蔑して)
そのとおりだ お前と結婚したんだからな

【ノリーナ】
いかれた命知らず…

【マラテスタ】
(喘いでいるドン・パスクァーレに)
頼む 義弟よ!
(中断する)

【ノリーナ】
すぐに物事がよく分かる男に
あたしが直してあげるわよ
(ドン・パスクァーレはわれを忘れている 息がつまって話したいとは思うが話すことができない)

【ドン・パスクァーレ】
わしが?狂っているのはお前だけだ!
わしはここの主人だぞ…
わしは…もし…しかし…
わしは裏切られ 押しつぶされた
わしの胸の中には限りない怒りがある
待ちかまえているこの地獄に
耐えるつもりはないぞ

【ノリーナ】
(そっとエルネストへ)
今分かったでしょ 疑い深いひと
あなたの疑いが思いすごしだってことを
愛があたしにさせているのよ
(ドン・パスクァーレを指して)
こんな役を演じることを
ドン・パスクァーレ 気の毒なひと!
ほとんど息もできなくなってるわ

【エルネスト】
(ノリーナに)
僕は 愛するひとよ よく分かったよ
僕の疑いは束の間のものだったってことが
愛が君にさせているんだね
(ドン・パスクァーレを指して)
こんな役を演じることを
ドン・パスクァーレ 気の毒なひと!
ほとんど息もできなくなってるぞ

【マラテスタ】
(ドン・パスクァーレに)
あんたは少々熱くなってる
義理の弟よ ちょっと休んだらいい
俺も唖然としてる 俺も怒ってる
妹がこんな仕打ちをするなんて
(エルネストに)
気をつけろよ この哀れな老人に
いちゃついてるところを見つからないように

【ドン・パスクァーレ】
(ノリーナに 皮肉っぽく)
家のレイアウトがいまいちで
家具は古ぼけてる…
50人のディナーに
仕立て屋に 宝石屋…

【ノリーナ】
(軽蔑するように)
当然でしょ
(マラテスタとエルネストは笑う)

【ドン・パスクァーレ】
(喘ぎながら)
わしは裏切られ 嘲笑された
わしの胸の中には限りない怒りがある
怒りで 悔しさで
わしは息もできん
Atto secondo

Preludio Act 2

Sala in casa di don Pasquale.

Scena prima
Ernesto solo abbattutissimo.

ERNESTO
Povero Ernesto!
Dallo zio cacciato
da tutti abbandonato,
mi restava un amico,
e un coperto nemico
discopro in lui,
che a' danni miei congiura.
Perder Norina, oh Dio!
Ben feci a lei
d'esprimere in un foglio i sensi miei.
Ora in altra contrada
i giorni grami a trascinar si vada.

Cercherò lontana terra
dove gemer sconosciuto,
là vivrò col cuore in guerra
deplorando il ben perduto.
Ma né sorte a me nemica,
né frapposti monti e mar,
ti potranno, o dolce amica,
dal mio seno cancellar.
E se fia che ad altro oggetto
tu rivolga un giorno il core,
se mai fia che un nuovo affetto
spenga in te l'antico ardore,
non temer che un infelice
te spergiura accusi
al ciel;
se tu sei, ben mio, felice,
sarà pago il tuo fedel.
(esce)


Scena seconda
Don Pasquale in gran gala seguito da un servo.

DON PASQUALE
(al servo)
Quando avrete introdotto
il dottor Malatesta e chi è con lui,
ricordatevi bene,
nessuno ha più da entrar; guai se lasciate
rompere la consegna.
Adesso andate.
(il servo parte)
Per un uom sui settanta...
(Zitto che non mi senta la sposina)
convien dir che son lesto e ben portante.
Con questo boccon poi
di toilette...
(si pavoneggia)
Alcun viene...
eccoli. A te mi raccomando, Imene.


Scena terza
Malatesta conducendo per mano Norina velata.

MALATESTA
Via, da brava.

NORINA
Reggo appena... Tremo tutta...

MALATESTA
V'inoltrate.
(nell'atto che il dottor fa inoltrare, Norina accenna colla mano a Don Pasquale di mettersi in disparte, Don Pasquale si rincantuccia)

NORINA
Ah fratel, non mi lasciate.

MALATESTA
Non temete.

NORINA
Per pietà!
(appena Norina è sul davanti del proscenio il dottore corre a Don Pasquale)

MALATESTA
Fresca uscita di convento,
natural è il turbamento,
è per tempra un po' selvatica.
Mansuefarla a voi si sta.

NORINA
(Sta a vedere, vecchio matto,
ch'or ti servo come va.)

DON PASQUALE
Mosse, voce, portamento,
tutto è in lei semplicità.
La dichiaro un gran portento
se risponde la beltà!

MALATESTA
Mosse, voce, portamento,
tutto è in lei semplicità.

NORINA
Ah fratello!

MALATESTA
Non temete.

NORINA
A star sola mi fa male.

MALATESTA
Cara mia, sola non siete,
ci son io, c'è don Pasquale...

NORINA
(con terrore)
Come? Un uomo! Ah, me meschina:
(agitatissima)
presto, andiam, fuggiam di qua.

DON PASQUALE
(vedendo che vuol partire)
Dottore, dottore!...

NORINA
(Sta a vedere, vecchio matto,
chi'io ti servo come va.)

DON PASQUALE
(Com'è cara e modestina
nella sua semplicità.)

MALATESTA
(Quella scaltra malandrina
impazzire lo farà.)
(a Norina)
Non abbiate paura, è Don Pasquale,
padrone e amico mio,
il re dei galantuomini.
(Don Pasquale si confonde in inchini. Norina non lo guarda.)

a Norina:
Risponde al saluto.

NORINA
(fa una riverenza senza guardar Don Pasquale)
Grazie, serva.

DON PASQUALE
(Che piè... che bella mano!)

MALATESTA
(E già cotto a quest'ora.)

NORINA
(Oh, che baggiano!)
(Don Pasquale dispone tre sedie; siedono, dottore nel mezzo.)

MALATESTA
(a Don Pasquale)
(Che ne dite?)

DON PASQUALE
(È un incanto; ma, quel velo...)

MALATESTA
Non oseria, son certo,
a sembiante scoperto
parlare a un uom. Prima l'interrogate,
vedete se nei gusti v'incontrate,
poscia vedrem.

DON PASQUALE
(Capisco. Andiam, coraggio)
(a Norina)
Posto ch'ho l'avvantaggio...
(s'imbroglia)
Anzi il signor fratello...
Il dottor Malatesta...
Cioè volevo dir...

MALATESTA
(Perde la testa.)
(a Norina)
Rispondete .

NORINA
(facendo la riverenza)
Son serva, mille grazie.

DON PASQUALE
(a Norina)
Volea dir ch'alla sera
la signora amerà
la compagnia.

NORINA
Niente affatto. Al convento
si stava sempre sole.

DON PASQUALE
Qualche volta al teatro?

NORINA
Non so che cosa sia,
né saper bramo.

DON PASQUALE
Sentimenti ch'io lodo.
Ma il tempo, uopo è passarlo in qualche modo.

NORINA
Cucire, ricamar, far la calzetta,
badare alla cucina:
il tempo passa presto.

MALATESTA
(Ah, malandrina!)

DON PASQUALE
(agitandosi sulla sedia)
(Fa proprio al caso mio.)
(al dottore)
Quel vel per carità!

MALATESTA
(a Norina)
Cara Sofronia. Rimovete quel velo.

NORINA
(vergognandosi)
Non oso... in faccia a un uom?

MALATESTA
Ve lo comando.

NORINA
Obbedisco, fratel.
(si toglie il velo)

DON PASQUALE
(dopo averla guardata, levandosi a un tratto e dando indietro come spaventato)
Misericordia!

MALATESTA
(tenendogli dietro)
Che fu? dite...

DON PASQUALE
Una bomba in mezzo al core.
(agitatissimo)
Per carità, dottore,
ditele se mi vuole,
(con ansia)
mi mancan le parole,
sudo, agghiaccio... son morto.

MALATESTA
(Via, coraggio,
mi sembra ben disposta,
ora le parlo.)
(piano a Norina)
Sorellina mia cara.
Dite... vorreste... in breve.
Quel signore...
(accenna Don Pasquale)
vi piace?

NORINA
(con un'occhiata a Don Pasquale che si ringalluzza)
A dirlo ho soggezione...

MALATESTA
Coraggio .

NORINA
(timidamente)
Sì. (Sei pure il gran babbione!)

MALATESTA
(tornando a Don Pasquale)
Consente. È vostra.

DON PASQUALE
(con trasporto)
Oh giubilo! Beato me!

NORINA
(Te n'avvedrai fra poco!)

DON PASQUALE
Or presto pel notaro.

MALATESTA
Per tutti i casi d'abili
ho tolto meco il mio
ch'è in anticamera
or l'introduco.
(esce)

DON PASQUALE
Oh caro!
Quel dottor pensa a tutto.

MALATESTA
(rientrando col notaro)
Ecco il notaro.
Don Pasquale e Norina seduti. I servi dispongono in mezzo alla scena un tavolo coll'occorrente da scrivere. Sopra il tavolo un campanello. Notaro saluta, siede e s'accinge a scrivere. Dottore in piedi a destra del Notaro come dettandogli.


Scena quarta

MALATESTA
Fra da una parte etcetera,
Sofronia Malatesta,
domiciliata etcetera
con tutto quel che resta;
e d'altra parte etcetera
Pasquale da Corneto etcetera.

NOTARO
...etcetera.

MALATESTA
Coi titoli e le formole
secondo il consueto.

NOTARO
...eto.

MALATESTA
Entrambi qui presenti,
volenti, e consenzienti

NOTARO
...enti.

MALATESTA
Un matrimonio in regola
a stringere si va.

DON PASQUALE
(al notaro)
Avete messo?

NOTARO
Ho messo.

DON PASQUALE
Sta ben.
(va alla sinistra del notaro)
Scrivete appresso.
(come dettando)
Il qual prefato etcetera
di quanto egli possiede
in mobili ed immobili,
dona tra i vivi e cede a titolo gratuito
alla suddetta etcetera
sua moglie dilettissima
fin d'ora la metà.

NOTARO
Sta scritto.

DON PASQUALE
E intende ed ordina...

NOTARO
...na.

DON PASQUALE
Che sia riconosciuta...

NOTARO
...uta.

DON PASQUALE
In questa casa e fuori...

NOTARO
...ori.

DON PASQUALE
Padrona ampia assoluta,
e sia da tutti e singoli
di casa riverita...

NOTARO
...ita.

DON PASQUALE
Servita ed obbedita...

NOTARO
...ita .

DON PASQUALE
Con zelo e fedeltà.

MALATESTA e NORINA
(a Don Pasquale)
Rivela il vostro core
quest'atto di bontà.

NOTARO
Steso è il contratto.
Le firme...

DON PASQUALE
Ecco la mia.
(sottoscrivendo con vivacità)

MALATESTA
(conducendo Norina al tavolo con dolce violenza)
Cara sorella, or via,
si tratta di segnar.

NOTARO
Non vedo i testimoni,
un solo non può star.
Mentre Norina sta in atto di sottoscrivere, si sente la voce di Ernesto dalla porta d'ingresso. Norina lascia cader la penna.

ERNESTO
(di dentro)
Indietro, mascalzoni,
indietro; io voglio entrar.

NORINA
Ernesto! Or veramente
mi viene da tremar!

MALATESTA
Ernesto! E non sa niente;
può tutto rovinar!
Ernesto senza badare agli altri va dritto a Don Pasquale.



Scena quinta

ERNESTO
(a Don Pasquale con vivacità)
Pria di partir, signore,
vengo per dirvi, addio,
e come un malfattore
mi vien conteso entrar!

DON PASQUALE
(ad Ernesto)
S'era in faccende: giunto
però voi siete in punto.
A fare il matrimonio
mancava un testimonio.
(volgendosi a Norina)
Or venga la sposina!

ERNESTO
(vedendo Norina, nel massimo stupore)
(Che vedo? Oh ciel! Norina!
Mi sembra di sognar!)
(esplodendo)

MALATESTA
(Per carità, sta' zitto,
ci vuoi precipitar.)
(di soppiatto a Ernesto)

DON PASQUALE
(ad alta voce)
La sposa è quella.

ERNESTO
(Ma questo non può star.)

MALATESTA
(prende Ernesto in disparte)
(Figliuol, non mi far scene,
è tutto per tuo bene.
Se vuoi Norina perdere
non hai che a seguitar.
(Ernesto vorrebbe parlare)
Seconda la commedia,
sta cheto e lascia far.)

NORINA
(Adesso, veramente,
mi viene da tremar.)

MALATESTA
Questo contratto adunque
si vada ad ultimar.
Il dottore conduce a sottoscrivere prima Norina poi Ernesto; quest'ultimo metà per amore, metà per forza.

NOTARO
(riunendo le mani degli sposi)
Siete marito e moglie.

DON PASQUALE
(Mi sento a liquefar.)

NORINA e MALATESTA
(Va il bello a incominciar.)
(appena segnato il contratto, Norina prende un contegno naturale, ardito imprudenza e pieno di disinvoltura)

DON PASQUALE
(facendo l'atto di volerla abbracciare)
Carina !

NORINA
(respingendo con dolcezza)
Adagio un poco.
Calmate quel gran foco.
Si chiede pria licenza.

DON PASQUALE
Me l'accordate?

NORINA
No.
(qui il notaro si ritira inosservato; Don Pasquale rimane mortificatissimo)

ERNESTO
Ah! Ah!
(ridendo)

DON PASQUALE
(con collera)
Che c'è da ridere,
impertinente?
Partite subito, immantinente,
via, fuor di casa...

NORINA
(con disprezzo)
Ohibò! Modi villani e rustici
che tollerar non so.
(ad Ernesto)
Restate .
(a Don Pasquale)
Altre maniere apprender vi farò.

DON PASQUALE
(costernato)
Dottore !

MALATESTA
(imitandoli)
Don Pasquale!

DON PASQUALE
E un'altra!

MALATESTA
Son di sale!

DON PASQUALE
Che dir vorrà!

MALATESTA
Calmatevi, sentire mi farò.

ERNESTO e NORINA
(In fede mia dal ridere frenarmi più non so.)

NORINA
(a Don Pasquale)
Un uom qual voi decrepito,
qual voi pesante e grasso,
condur non può una giovane
decentemente a spasso.
Bisogno ho d'un bracciere.
(accennando Ernesto)
Sarà mio cavaliere.

DON PASQUALE
(con vivacità)
Oh! questo poi, scusatemi,
oh, questo non può star.

NORINA
(freddamente)
Non può star! Perché?

DON PASQUALE
(risoluto)
Perché nol voglio.

NORINA
(con ischerno)
Non lo volete?

DON PASQUALE
No.

NORINA
(facendosi presso a Don Pasquale, con dolcezza affettata)
Idolo mio, vi supplico
scordar questa parola.
Voglio, per vostra regola,
(con enfasi crescente)
voglio, lo dico io sola;
tutti obbedir qui devono,
io sola ho a comandar.

DON PASQUALE
Dottore...

MALATESTA
(Ecco il momento critico.)

ERNESTO
(Vediamo che sa far.)

DON PASQUALE
Ma... ma...

NORINA
Non voglio repliche.

DON PASQUALE
(accennando Ernesto)
Costui... Non può.

NORINA
(in stizzita)
Che ma?... Taci, buffone.

DON PASQUALE
Io? Voi!

MALATESTA ed ERNESTO
(Vediamo che sa far.)

NORINA
Provato ho a prenderti
finora colle buone.
(facendoglisi presso con minaccia espressiva)
Saprò, se tu mi stuzzichi,
le mani adoperar.
(Don Pasquale dà indietro atterrito)

DON PASQUALE
(da sè)
Ah! (Sogno?... Veglio?...
Cos'è stato? Calci?... Schiaffi?...
Brava! Bene!
Buon per me che m'ha avvisato.
Or vedrem che cosa viene!
Bada bene, don Pasquale,
è una donna a far tremar!)

MALATESTA
(È rimasto là impietrato
sembra un uom cui manca il fiato.)

NORINA ed ERNESTO
(Vegli, o sogni, non sa bene
non ha sangue nelle vene.)

MALATESTA
(a Don Pasquale)
Fate core, don Pasquale,
non vi state a sgomentar.

NORINA
(Or l'amico, manco male,
si potrà capacitar.)

ERNESTO
(Or l'intrico, manco male,
incomincio a decifrar.)
Norina va al tavolo, prende il campanello, e suona con violenza. Entra un servo.

NORINA
(al servo)
Riunita immantinente
la servitù qui voglio.
(Servo esce.)

DON PASQUALE
(Che vuol dalla mia gente?)

MALATESTA
(Or nasce un altro imbroglio.)
(Entrando due servi e un maggiordomo.)

NORINA
(ridendo)
Tre in tutto! Va benissimo,
c'è poco da contar. A voi.
(al maggiordomo)
Da quanto sembrami
voi siete il maggiordomo.
(Maggiordomo s'inchina.)
Subito vi comincio
la paga a raddoppiar.
(Maggiordomo si confonde in inchini.)
Ora attendete agli ordini,
(al maggiordomo)
che mi dispongo a dar.
Di servitù novella
pensate a provvedermi;
sia gente fresca e bella,
tale da farci onor.

DON PASQUALE
(a Norina con rabbia)
Poi quando avrà finito...

NORINA
Non ho finito ancor.
(al maggiordomo)
Di legni un paio sia
domani in scuderia;
quanto ai cavalli poi,
lascio la scelta a voi.

DON PASQUALE
Poi, quando avrà finito...

NORINA
Non ho finito ancor.

DON PASQUALE
Bene.

MALATESTA
Meglio.

NORINA
La casa è mal disposta.

DON PASQUALE
La casa?

NORINA
La vo' rifar di posta;
sono anticaglie i mobili,
si denno rinnovar.
Vi son mill'altre cose
urgenti, imperiose,
un parrucchier da scegliere,
un sarto, un gioielliere.

DON PASQUALE
(con rabbla concentrata)
Avete mai finito?

MALATESTA
(a Ernesto)
Vedi... senti... meglio... che te ne par?

DON PASQUALE
Ancora... Ebben... Che?...
Se... Io... Voi...
Avete ancor finito?

NORINA
Fate le cose in regola,
non ci facciam burlar.

MALATESTA ed ERNESTO
(Comincia a lampeggiar.)

DON PASQUALE
Ma dico... (Sto quasi per schiattar...)
(i servi partono)
Chi paga?

NORINA
Oh bella! Voi.

DON PASQUALE
A dirla qui fra noi
non pago mica.

NORINA
No?

DON PASQUALE
(riscaldato)
Sono o non son padrone?

NORINA
(con disprezzo)
Mi fate compassione.
(con forza)
Padrone ov'io comando?

MALATESTA
(interponendosi a Norina)
Sorella...

NORINA
(a Don Pasquale con furia crescente)
Or or vi mando...

ERNESTO
(Bene! Meglio!)

NORINA
Siete un villano, un tanghero.

DON PASQUALE
(con dispetto)
È vero, v'ho sposato.

NORINA
Un pazzo temerario...

MALATESTA
(a Don Pasquale che sbuffa)
Per carità, cognato!
(interrompendo)

NORINA
Che presto alla ragione
rimettere saprò.
(Don Pasquale è fuori di sé, vorrebbe e non può parlare, la bile lo affoga.)

DON PASQUALE
Io? Voi sola siete pazza!
Io sono qui il padrone...
Io... se... ma...
Son tradito, calpestato,
mille furie ho dentro al petto,
quest'inferno anticipato
non lo voglio sopportar.

NORINA
(piano ad Ernesto)
Or t'avvedi, core ingrato,
che fu ingiusto il tuo sospetto.
Solo amor m'ha consigliato
(accennando Don Pasquale)
questa parte a recitar.
Don Pasquale, poveretto!
È vicino ad affogar.

ERNESTO
(a Norina)
Sono, o cara, sincerato,
momentaneo fu il sospetto.
Solo amor t'ha consigliato
(accennando Don Pasquale)
questa parte a recitar.
Don Pasquale, poveretto!
È vicino ad affogar.

MALATESTA
(a Don Pasquale)
Siete un poco riscaldato,
mio cognato, andate a letto.
Son stordito, son sdegnato,
l'ha costei con me da far.
(a Ernesto)
Attenzione, che il poveretto
non vi vegga amoreggiar.

DON PASQUALE
(a Norina, ironico)
La casa è mal disposta,
son anticaglie i mobili...
Un pranzo cinquanta,
un sarto, un gioielliere...

NORINA
(con dispetto)
Sì.
(Ernesto e Malatesta ridono.)

DON PASQUALE
(sbuffando)
Son tradito, beffeggiato,
mille furie ho dentro il petto,
dalla rabbia, dal dispetto,
son vicino a soffocar.


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@ 藤井宏行



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