オペラ作曲家別索引

オペラ対訳完成

その他対訳完成

対訳一部完成

このサイトについて

アクセス数

  • 今日  -
  • 昨日  -
  • 累計  -

翻訳エンジン


bose_soundlink_color_ii





第2幕
グランジェ・バトリエールの「愛の巣」

六角形のシンプルでエレガントな建物 女優デュクロの別荘 グランジェ・バトリエールにある

奥の少し高いところに大きなガラス扉があり それは大きなバルコニーに面していて大理石の階段で庭に降りられるようになっている かすかに見えるのは鉄門に通じている通りとバラスターのついた手すり その下にはセーヌ川が流れている 月はその淡く青白い光をまだほとんど裸の木々や当世風のスタイルに並べられた彫像に投げかけている 左のドアは邸の各部屋に通じている 部屋のそれぞれの壁にはみなドアがあり 手前右のものは化粧室に その隣にタペストリーで覆われた秘密の扉 左のはダイニングルームに通じている 中央やや右寄りにはロウソクの灯った燭台の載った小さなテーブルがあり テーブルの近くには椅子がある 少し離れたところにソファとスツールがある



左に背の高い鏡台 その少し奥にもうひとつのテーブルと燭台



第1場
皇太子妃

ブイヨン皇太子妃がテーブルのところに座って待っている様子である

【皇太子妃】
(苦しそうに)
未熟な喜び 甘い苦しみ
じわりとくる苦悩 素早い怒り
炎が 霜が 震えが 欲望が 恐怖が
この愛する胸に彼を待ち焦がれる気持ちが戻ってきます!
(遠くの塔の鐘が11時を告げる)
あらゆるこだまが この燃え立つ夜のあらゆる影が
この待ちきれない心を裏切って
疑いと欲望の間にすべてが止まってしまうの
永遠の時のようにこの瞬間が思える...
(皇太子妃はガラス戸のところへ行き ドアを開け
目をこらして大通りの方を見る 道は途中で
影の中に消えている)
来るのかしら?私を忘れたの?急いで来るの?
それとも後悔して? ...
彼が来たわ! ...
いえ あれは川の音
眠っている木々のため息と混じり合っている...
おお さまよえる東方の星よ
消えることなく 宇宙にほほ笑んでおくれ
もし嘘つきでなければ 私の愛する人を連れて来ておくれ! ...
(苦悩のあまりソファに身を投げ出す)


第2場
マウリツィオと前場の人物

ザクセンのマウリツィオが奥から入ってくる

【マウリツィオ】
(お辞儀しながら)
皇太子妃...

【皇太子妃】
(苛立って)
やっとね!

【マウリツィオ】
(ひざまずいて)
お許しを...

【皇太子妃】
(扇で脅して)
恩知らず! ...

【マウリツィオ】
私はつけられていたので...

【皇太子妃】
(疑って)
誰に?

【マウリツィオ】
二人の見知らぬ男です ...私は近づいた...だが逃げられました...

【皇太子妃】
(少し落ち着き)
本当に?

【マウリツィオ】
私を嘘つきと思っておられるのですか?
(皇太子妃はアドリアーナが彼に与えたスミレの花束がマウリツィオの胸の上にあるのに気付き 嫉妬の衝撃が彼女の中に走る)

【皇太子妃】
(嫌みな笑顔を浮かべながら)
遅れたのは違う理由ではないかしら
香り高いお約束が?

【マウリツィオ】
(さりげなく)
どういうことですか?

【皇太子妃】
(花を指して)
その花束...

【マウリツィオ】
(お辞儀して)
これはあなたのために...

【皇太子妃】
(機嫌を直して)
あなたは完璧な誘惑者ね...

【マウリツィオ】
(嘆願する)
私をお許し下さいますか?

【皇太子妃】
そうすべきでしょうね...

【マウリツィオ】
ありがとうございます!

【皇太子妃】
(彼に場所を指しながら 優しく)
お座りになって...
王妃様と長いお話をしました
あなたの法的権利やあなたの武勲について
彼女の優しい瞳には涙が光るのを見ました...
枢機卿もご同意を...ですが異議はあるようで...

【マウリツィオ】
(冷たく丁寧に)
ご親切に感謝します!栄光の音楽の中で
あなたのお陰で私は勝利の星を見るでしょう​​...

【皇太子妃】
(愛情込めて 不安そうに)
でもご注意を...あなたは囲まれています
敵に...

【マウリツィオ】
(自信を見せて)
誰が私に勝てるのですか?

【皇太子妃】
(頭を振って)
彼らは強大です...

【マウリツィオ】
(肩をすくめて)
恐れはしません...

【皇太子妃】
(そっと忍び寄って)
極端なことの準備もできています...
今日 王様に要請がありました...

【マウリツィオ】
(陽気に)
私の首ですか?

【皇太子妃】
あなたの逮捕を...

【マウリツィオ】
(笑いながら)
バスティーユは見たくないですね! ...

【皇太子妃】
(驚いて)
どうするおつもりですか?

【マウリツィオ】
(蔑むように)
出立しましょう ...

【皇太子妃】
(ほとんど泣きそうに)
何をおっしゃるの?こんなに長く放浪した後で
愛の震えも感じることなくまた出発するのですか?
私はあなたが蜃気楼のように消えるのを見送らねばならないの
幻のように 渇いたこの心への魔術のように?

【マウリツィオ】
ひとたび義務が私を呼ぶなら...そのメッセージに従い
すべては沈黙し...そしてすべての言葉は死ぬのです...

【皇太子妃】
(彼の目を見つめ)
マウリツィオ!

【マウリツィオ】
(冷たく)
奥方様...

【皇太子妃】
行ってしまうのは 私を愛してないということね...

【マウリツィオ】
生き延びるためには...

【皇太子妃】
(激しく)
私からも逃げるのよ!

【マウリツィオ】
仕方ありません...

【皇太子妃】
(彼の首に両腕を投げかけて)
ああ!燃えるキスに戻ってきては
挑発的なキスに感じることはもうないのね?

【マウリツィオ】
(ゆっくりとそれを振りほどき)
栄光は私を招く 名誉が私を呼んでいるのです...

【皇太子妃】
(抱擁を解きながら)
嘘つき!
恋人の名誉は誠であることでしょう

【マウリツィオ】
(独白)
頃合いはちょうどいいな ...

【皇太子妃】
(苦々しく)
私の目は見通しています
あなたの魂の中まで...私はすでに飽きられれているのね...
倦怠があなたの表情に現れているわ...正直に言って!

【マウリツィオ】
(独白)
嘘は言えないな...何と言ったら良いものか...

【皇太子妃】
(彼の顔色を読んで)
別の女が好きになったのでしょう...私よりももっと賢明な女が?

【マウリツィオ】
(苦しそうに)
奥様 私はあなたにすべてを捧げてきました ...

【皇太子妃】
(撥ねつけて)
さあ 彼女が誰であるかおっしゃい...

【マウリツィオ】
(後ずさりして)
それは無意味です! ...

【皇太子妃】
(怒りを増して)
名前が知りたい...何という名なの? ...
黙っていたら許さないわ! ...

【マウリツィオ】
(冷静に)
決して!

【皇太子妃】
(脅迫するような仕草で)
それなら私がマスクを引き裂いてやるわ! ...

【マウリツィオ】
(苦しげに)
お情けを!お情けを 奥様!
この魂は疲れ果て なのに目標ははるか彼方なのです
無駄なお怒りをこの上加えないでください
私を苦しめるこの不安の上に...
私はずっとお世話になっています もしあなたの愛が冷めても
私の心の中では愛が咲き続けるでしょう...


【皇太子妃】
(軽蔑するように)
愛は炎 友情は灰です...
(この時遠くから音が聞こえてくる
段々大きくなる車輪の音である)

【マウリツィオ】
(窓に向かって彼の手を差し出し)
奥様 お聞きください...

【皇太子妃】
(一瞬立ち止まり 驚いて)
別の車が! ...

【マウリツィオ】
誰かをお待ちですか?

【皇太子妃】
いいえ誰も...私は怖い! ...

【マウリツィオ】
(ずっと見ながら)
通りで止まりました...

【皇太子妃】
(顔をしかめて)
たいへん!私の夫ですわ!

【マウリツィオ】
(驚いて)
皇太子が?

【皇太子妃】
(ショックを受けて)
彼が上がってきます...

【マウリツィオ】
(独白)
では私はつけられていたのか?

【皇太子妃】
(取り乱して)
もうおしまいだわ! ...

【マウリツィオ】
(騎士らしく)
私がお守りします...
(マウリツィオは右側の一番手前の扉を見て それを押して急いで開くと)
ここに...

【皇太子妃】
(よろめいて)
私は立っていられませんわ!

【マウリツィオ】
お救いするすべは分かっています...
(皇太子妃は小部屋に入り マウリツィオは扉を閉じる)



第3場
皇太子、僧院長とマウリツィオ

【皇太子】
(気さくでエレガントな様子で)
捕まえましたよ 伯爵 犯行現場で...

【僧院長】
現行犯でね!

【マウリツィオ】
(驚いたふりで)
あなた方が ここに!

【皇太子】
(陽気に)
スペードのキングです!

【僧院長】
(真似して)
ハートのエースです!

【マウリツィオ】
(驚きむっとした様子で)
ご冗談ですか?

【皇太子】
いやそんなことは...

【僧院長】
(意味ありげに)
私は見ましたよ...

【皇太子】
(続けて)
私も見ましたよ

【マウリツィオ】
(取り繕って)
誰をですか?

【僧院長】
ご婦人を!

【マウリツィオ】
何ですって?

【皇太子】
お美しい!

【僧院長】
白衣の...

【皇太子】
細い腰の

【マウリツィオ】
(驚いたふりをして)
何のことやら分かりませんな...

【皇太子 僧院長】
私はすべて知ってますよ!

【マウリツィオ】
(真剣に)
皇太子 もしお気に召さぬことがあれば...
あなたのお望みのままに致しますよ...

【皇太子】
(驚いて)
決闘ですか?

【僧院長】
(おびえて)
こんな時間に? ...

【皇太子】
私たちは笑いに来たんですよ...

【マウリツィオ】
(怒って)
私を笑いに?

【皇太子】
(わざとらしく)
私の債権者ですからね あなたは...

【僧院長】
(マウリツィオに 皇太子を指して)
この方はあなたに借りがあるのです...

【皇太子】
デュクロは...

【僧院長】
昔の気まぐれ女は...

【マウリツィオ】
(これまで以上に驚いて)
何ですって!彼女が?

【皇太子】
(軽薄に)
もううんざりしていたところです...
あなたが彼女を愛しているなら 私は解放される...

【僧院長】
(ずる賢く)
友達へのサービスです...

【皇太子】
(大げさに)
最大限のご奉仕です ...

【マウリツィオ】
(誤解されているのに気付いて)
今やっと理解しました...アバンチュールは...

【皇太子 僧院長】
(一緒に)
手を切るのには良い言い訳...

【皇太子】
さあ握手を...

【僧院長】
恨んだりしないで下さいよ! ...

皇太子とマウリツィオは握手する
白い人影がガラス戸の背後に現れる 僧院長は
ドアのロックを解除するために急いで行く

第4場
アドリアーナと前場の人物

【僧院長】
(彼女が入ってくるのを手助けするために彼女の手を取って)
やっと来られましたよ ディーヴァが!

【皇太子】
(彼女を出迎えに行き)
お待ちしていました おお偉大なサルタン妃
ザクセンの伯爵です...
(皇太子はアドリアーナの手を引いて 彼女をマウリツィオに紹介する)
ただ言うだけで十分ですな アドリアーナと...
(マウリツィオは振り向いてアドリアーナを見る 彼女は彼を認識して押し殺した叫びを上げる)

【アドリアーナ】
(胸に手を当てて)
何てこと!

【マウリツィオ】
(驚いて)
彼女が!

【アドリアーナ】
(精一杯自分を保って独白)
マウリツィオが...伯爵...英雄...

【マウリツィオ】
(小声で)
黙っていて!

【皇太子】
(マウリツィオへ)
伯爵 この大女優がよろしくお願いしたいとか
ひとりの若い将校を...

【僧院長】
愛の策略ですな...

【アドリアーナ】
(意味ありげにマウリツィオを見て)
でもそれはしなくて良さそうですわ...もう

【マウリツィオ】
(ほほ笑んで)
それは何故ですか?

【アドリアーナ】
(意味ありげに)
何故って その若者はもう私を必要としないのでしょうから...

【皇太子】
(僧院長に)
僧院長 あなたは大切なことを忘れているようだが...

【僧院長】
晩餐ですな?私は急いで準備します...

【皇太子】
(ウインクして)
それでは私は舞台裏を見張ろう...
彼女はもう罠にかかっている 中にいるだろう...
(退場)

第5場
アドリアーナとマウリツィオ

【アドリアーナ】
それじゃ これって本当なの? ...
言って...偉大なマウリツィオなの あなたは?

【マウリツィオ】
(やや話をそらそうと)
それで あなたは彼を誘惑するつもり?

【アドリアーナ】
(憧れをもって彼を見て)
あなたのためを思って...

【マウリツィオ】
(ほほ笑んで)
それならできるよ!
(イラついて だが感動して)
アドリアーナ! ...

【アドリアーナ】
(震えながら)
あなたは王位にも値する方だったわ
たとえ旗手の軍服を着ていても
そのご親切な嘘は許します
だってあなたは私が思っていた通りの方だったのだから...

【マウリツィオ】
アドリアーナ 頼む 黙っていて! ...

【アドリアーナ】
私に言わせてください...

【マウリツィオ】
だめだ!それで何の良いことがある?
あなたは私の栄光 私の新しい王冠なんだ
ほほ笑んでいさえすればいいんだ
荒れ狂う嵐の中にある穏やかな岸辺
純白の旗 無敗のシュロ
私の崇拝する人 私が生きる
至高の理由 最高の詩なのだ! ...

【アドリアーナ】
(うっとりとして)
私はあなたという太陽の一筋の光 あなたの栄光の一輪の花...
あなたは炎の剣で永遠の歴史を書き
私は折られた茎のように 日陰で萎れていくのです ...

【マウリツィオ】
(愛撫しながら)
乙女よ! ...
(急いで体を離し)
だけど離れるんだ...
(奥を指して)
ここは 彼らが戻ってきた...
ATTO SECONDO
Il »Nido« della Grange Batelière.

Salotto esagonale semplice, ma elegante, nella villetta dell'attrice Duclos, alla Grange Batelière.

In fondo e più in alto gran porta a vetri che dà su una loggia da cui per ampia gradinata marmorea si scende in giardino. Vedesi di scorcio il viale che conduce al cancello e il parapetto a balaustra, sotto il quale scorre la Senna. La luna diffonde il suo timido pallore sulle piante ancor quasi nude e sulle statue allineate secondo lo stile euritmico dell'epoca. A sinistra una porta dà nell'interno dell'appartamento. Ogni parete ha un uscio: quello del primo lato a destra reca in un gabinetto. Di fianco a questo, mascherata dalle tappezzerie, una porticina segreta. Quello di sinistra dà alla sala da pranzo. Nel mezzo, verso dritta, un tavolino con sopra un candelabro a due rami con le candele accese; presso il tavolino una poltrona, più in là un canapè e sgabelli.

A sinistra un'alta specchiera mobile; più in fondo un altro tavoliere con altri candelabri.


SCENA PRIMA
La Principessa.

La Principessa di Bouillon è seduta presso il tavolino in atto di attesa

LA PRINCIPESSA
dolorosamente
Acerba voluttà, dolce tortura,
lentissima agonia, rapida offesa,
vampa, gelo, tremor, smania, paura,
ad amoroso sen torna l'attesa!
L'orologio d'una torre lontana suona undici tocchi
Ogni eco, ogni ombra nella notte incesa
contro la impaziente alma congiura:
fra dubbiezza e disio tutta sospesa,
l'eternità nell'attimo misura ...
La Principessa va all'invetriata, ne apre un battente
e investiga con lo sguardo il viale per metà immerso
nell'ombra.
Verrà? M'oblìa? S'affretta?
O pur si pente? ...
Ecco, egli giunge! ...
No, del fiume è il verso,
misto al sospir d'un arbore dormente ...
O vagabonda stella d'Oriente,
non tramontar: sorridi all'universo,
e s'egli non mente, scorta il mio amor! ...
s'abbandona sul canapè sopraffatta dall'angoscia


SCENA II
Maurizio e detta.

Maurizio di Sassonia entra dal fondo.

MAURIZIO
inchinandosi
Principessa ...

LA PRINCIPESSA
irritata
Finalmente!

MAURIZIO
piegando un ginocchio
Perdonate ...

LA PRINCIPESSA
minacciando col ventaglio
Sconoscente! ...

MAURIZIO
Fui seguito ...

LA PRINCIPESSA
incredula
Da chi mai?

MAURIZIO
Da due ignoti ... Li affrontai ... ma non tennero ...

LA PRINCIPESSA
un po' inquieta
Davvero?

MAURIZIO
Mi stimate menzognero?
La Principessa ha notato sulla bottoniera di Maurizio il mazzolino di viole datogli da Adriana; un impeto di gelosia le mette nella persona un sussulto.

LA PRINCIPESSA
con un riso amaro
Il ritardo cagionato non fu già
da un profumato pegno?

MAURIZIO
semplicemente
Quale?

LA PRINCIPESSA
indicando i fiori
Quel mazzetto ...

MAURIZIO
inchinandosi
È per voi ...

LA PRINCIPESSA
rasserenata
Siete un perfetto seduttor ...

MAURIZIO
supplichevole
M'assolverete?

LA PRINCIPESSA
Nol dovrei ...

MAURIZIO
Grazie!

LA PRINCIPESSA
additandogli il posto, teneramente
Sedete ...
Con la Regina a lungo favellai
dei dritti vostri e delle vostre gesta,
e vidi il pianto ne' suoi dolci rai ...
Il Cardinale consente ... ma protesta ...

MAURIZIO
freddamente cortese
Grazie o gentil! Tra musiche di gloria
per voi l'astro vedrò della vittoria ...

LA PRINCIPESSA
con ansia affettuosa
Ma prudenza ... Siete cinto
di nemici ...

MAURIZIO
con un lampo d'orgoglio
Chi m'ha vinto?

LA PRINCIPESSA
scuotendo il capo
Son possenti ...

MAURIZIO
scrollando le spalle
Non li temo ...

LA PRINCIPESSA
incalzando
Pronti stanno ad ogni estremo ...
Oggi stesso al Re fu chiesto ...

MAURIZIO
gaiamente
Il mio collo?

LA PRINCIPESSA
Il vostro arresto ...

MAURIZIO
ridendo
La Bastiglia non vedrò! ...

LA PRINCIPESSA
spaventata
Che farete?

MAURIZIO
con un gesto di sprezzo
Partirò ...

LA PRINCIPESSA
quasi lagrimamente
Che mai diceste? Dopo sì gran vagabondaggio,
partir volete senza un fremito d'amor?
Ed io dovrei lasciarvi sparir come un miraggio,
un fascino, un inganno del sitibondo cor?

MAURIZIO
Quando il dover ci chiama ... al suo messaggio
ogni rimpianto tace ... ogni lusinga muor ...

LA PRINCIPESSA
fissandolo negli occhi
Maurizio!

MAURIZIO
freddamento
Signora ...

LA PRINCIPESSA
Se parti, non m'ami ...

MAURIZIO
Mi salvo ...

LA PRINCIPESSA
più forte
Mi sfuggi!

MAURIZIO
Lo debbo ...

LA PRINCIPESSA
gettandogli le braccia al collo
Ah! I richiami dei baci cocenti,
dei baci procaci non senti?

MAURIZIO
respingendola lentamente
La gloria m'invita, m'invita l'onore ...

LA PRINCIPESSA
sciogliendo l'amplesso
Tu menti!
L'onor d'un amante sta nella sua fede.

MAURIZIO
fra sé
L'istante è propizio ...

LA PRINCIPESSA
amaramente
Lo sguardo mio vede
nell'anima tua ... Di me sei già stanco ...
la noia t'imbruna la fronte ... Sii franco!

MAURIZIO
fra sé
Mentire non so ... Che cosa dirò ...

LA PRINCIPESSA
leggendogli in volto
Che amate un'altra ... di me più scaltra?

MAURIZIO
dolente
Signora, devoto ognora vi sono ...

LA PRINCIPESSA
scattando
Déi dir chi è costei ...

MAURIZIO
retrocedendo
È vano! ...

LA PRINCIPESSA
con impeto maggiore
Il nome io voglio ... Come si chiama? ...
Guai, se taci! ...

MAURIZIO
freddamente
Mai!

LA PRINCIPESSA
con un gesto di minaccia
Ed io la maschera le strapperò! ...

MAURIZIO
dolorosamente
Grazia! grazia, signora!
L'anima ho stanca, e la meta è lontana:
non aggiungete la rampogna vana
all'ansia che m'accora ...
Assai vi debbo; ma se amor cadrà
memore affetto in cor mi fiorirà ...


LA PRINCIPESSA
sdegnosa
Amore è fiamma, cener l'amistà ...
a questo punto s'ode un rumore lontano ma
crescente di ruote

MAURIZIO
tendendo la mano verso la vetrata
Signora, ascoltate ...

LA PRINCIPESSA
fermandosi a un tratto, sorpresa
Un'altra vettura! ...

MAURIZIO
Qualcuno aspettate?

LA PRINCIPESSA
Nessuno ... Ho paura! ...

MAURIZIO
osservando sempre
Si ferma al viale ...

LA PRINCIPESSA
trasalendo
O ciel! Mio marito!

MAURIZIO
sorpreso
Il Principe?

LA PRINCIPESSA
allibita
Ei sale ...

MAURIZIO
tra sé
M'ha dunque seguito?

LA PRINCIPESSA
smaniando
Perduta mi veggo! ...

MAURIZIO
cavallerescamente
Difendervi io vo' ...
Maurizio vede il primo uscio a dritta, lo apre subitamente, sospingendola
Là dentro ...

LA PRINCIPESSA
vacillando
Non reggo!

MAURIZIO
Salvarvi saprò ...
La Principessa entra nel gabinetto; Maurizio ne richiude l'uscio.


SCENA III
Il Principe, l'Abate e Maurizio.

IL PRINCIPE
con disinvoltura elegante
Vi cogliam, Conte, sul fatto ...

L'ABATE
In flagrante!

MAURIZIO
fingendo sorpresa
Voi, signori!

IL PRINCIPE
gaiamente
Re di picche!

L'ABATE
imitandolo
Asso di cuori!

MAURIZIO
tra lo stupito e l'offeso
È una celia?

IL PRINCIPE c.s.
Niente affatto ...

L'ABATE
misteriosamente
Io l'ho vista ...

IL PRINCIPE
secondandolo
Vista io l'ho.

MAURIZIO
destreggiando
Chi?

L'ABATE
La dama!

MAURIZIO
Che?

IL PRINCIPE
La bella!

L'ABATE
Veste bianca ...

IL PRINCIPE
Vita snella.

MAURIZIO
fingendo sorpresa
Non capisco ...

IL PRINCIPE E L'ABATE
Tutto io so!

MAURIZIO
gravemente
Principe, se ciò v'accora ...
sono agli ordini vostri ...

IL PRINCIPE
meravigliato
Un duello?

L'ABATE
atterrito
A quest'ora? ...

IL PRINCIPE
Ridere noi vogliamo ...

|MAURIZIO
con ira
Ridereste di me?

IL PRINCIPE
con finezza
Creditor mio voi siete ...

L'ABATE
a Maurizio, indicando il Principe
Debitor vostro egli è ...

IL PRINCIPE
La Duclos ...

L'ABATE
Capriccio antico ...

MAURIZIO
sorpreso più che mai
Che! colei?

IL PRINCIPE
con fatuità
N'ero già stanco ...
Voi l'amate, ed io mi affranco ...

L'ABATE
turbesco
Un servigio gli è d'amico ...

IL PRINCIPE
con enfasi affettata
Un gratissima vor ...

MAURIZIO
indovinando l'equivoco
Or comprendo ... L'avventura ...

IL PRINCIPE E L'ABATE
insieme
Buon pretesto è di rottura ...

IL PRINCIPE
Qua la man ...

L'ABATE
Senza rancor! ...

Il Principe e Maurizio si stringono la mano.
Un'ombra bianca appare dietro i vetri. L'Abate
accorre a schiudere i battenti.

SCENA IV
Adriana e detti.

L'ABATE
porgendole la mano per aiutarla a scendere
Eccovi alfin, Divina!

IL PRINCIPE
andandole incontro
V'aspetta, o gran Sultana,
il Conte di Sassonia ...
Il Principe, conducendo per mano Adriana la presenta a Maurizio
Basta dire: Adriana ...
Maurizio, volgendosi, vede Adriana: ella riconoscendolo getta un grido soffocato.

ADRIANA
portandosi una mano al cuore
(Cielo!)

MAURIZIO
stupefatto
(Dessa!)

ADRIANA
con uno sforzo, quasi parlando a sé stessa
Maurizio ... il Conte ... l'eroe ...

MAURIZIO
sottovoce
Taci!

IL PRINCIPE
a Maurizio
Conte, la grande attrice patrocinar vorrìa
un giovane ufficiale ...

L'ABATE
Amore e strategia ...

ADRIANA
guardando con intenzione Maurizio
Ora non l'oso più ...

MAURIZIO
sorridendo
E perché mai?

|ADRIANA
con intenzione
Perché quel giovane non ha d'uopo, forse, di me ...

IL PRINCIPE
all'Abate
Abate, tu dimentichi l'essenzial ...

L'ABATE
La cena? Corro a disporla ...

IL PRINCIPE
ammiccando dell'occhio
Ed io veglio sul retroscena ...
Còlta l'abbiamo in trappola, e dentro ci starà ...
escono

SCENA V
Adriana e Maurizio.

ADRIANA
Ma, dunque, è vero? ...
Dite ... Il gran Maurizio, voi?

MAURIZIO
schermendosi alquanto
E volevi sedurlo?

ADRIANA
guardandolo con ammirazione
In tuo favor ...

MAURIZIO
sorridendo
Lo puoi!
contrariato, eppur commosso
Adriana! ...

ADRIANA
fremente
Eri degno d'un trono
nell'assisa dell'umil alfier:
or la frode gentil ti perdono,
poi che sei qual ti pinse il pensier ...

MAURIZIO
Adriana deh, taci! ...

ADRIANA
Lasciami dir ...

MAURIZIO
No! Che giova?
Tu sei la mia vittoria, la mia corona nova,
tu sorridente sei,
tra le procelle irate il lido della calma,
il candido vessillo e l'incorrotta palma.
O mia adorata, della vita mia
sei la ragion suprema, la somma poesia! ...

ADRIANA
estasiata
Son del tuo sole un raggio, un fior della tua gloria...
Tu con la spada ardente scrivi l'eterna istoria:
io, come stel reciso, nell'ombra languirò ...

MAURIZIO
accarezzandola
Fanciulla! ...
sciogliendosi vivamente
Ma ti scosta ...
accennando al fondo
Ecco, ritornan già ...


Creative Commons License
この日本語テキストは、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
の下でライセンスされています。
@ 藤井宏行



|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|