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第4場
僧院長 ミショネと前場の人物

【ミショネ】
(嘆願しながら)
僧院長さま お願いですから...

【僧院長】
(迷惑そうに)
申し訳ありませんが...

【ミショネ】
急きの用なのです!

【僧院長】
私も命じられているのです! ...

【ミショネ】
私は関係ないでしょう...

【僧院長】
(厳粛に)
誰でも入ることはできるが 出ることはできんのだ...

【ミショネ】
(固執して)
芸術の問題なんです! ...新しい役柄のため
急いでデュクロと話さなけりゃならんのです...

【僧院長】
(振り返って)
デュクロと?

【ミショネ】
夜明けまでには行って戻って参ります...

【僧院長】
(爆笑して)
ならばここに留まりなさい...

【ミショネ】
(驚いて)
何をおっしゃるのですか 僧院長?

【僧院長】
つまり晩餐に あのシレーナも
私たちと一緒になるんです...彼女はもうここにいますからね...

【アドリアーナ】
(胸騒ぎがして)
ここにいるのですか?私たちと一緒に? ...

【ミショネ】
(驚いて)
本当に? ...だが 何故?

【僧院長】
(もったいぶった言い回しで)
このシテール島で 今夜
幸せの密会があったのです
軍神と美の女神の ヴィーナスとマルスですな
(マウリツィオを指して)

【アドリアーナ】
(椅子の背にもたれて)
伯爵が?

【マウリツィオ】
(ほとんど脅迫するように)
僧院長! ...

【アドリアーナ】
続けてください...

【マウリツィオ】
(激しく僧院長に)
黙れ もう一度言うぞ 黙れ!...それは嘘だ!

【僧院長】
(アドリアーナに ドアを指して)
本当ですよ! ...誰でもがそこで彼女を捕まえられるんです...

【アドリアーナ】
私が自分で! ...
アドリアーナは右側のドアに駆け寄る 注意深く前に立ったマウリツィオは、彼女の背中を掴んで止める

【マウリツィオ】
(小声でアドリアーナに)
一言だけ! ...

【ミショネ】
(決意したように)
私が行きましょう! ...

彼は示されたドアへと マウリツィオとアドリアーナが後退し 僧院長が奥でうろうろしている間に駆け込む



第7場
アドリアーナ、マウリツィオと僧院長

【マウリツィオ】
(急いで謎の口調で)
アドリアーナ 聞いてくれ...政治的な企てのために
私はここに来た 私の領地の未来が危機に瀕してるんだ...

【アドリアーナ】
(疑い深く)
それでデュクロと?

【マウリツィオ】
(手を握って)
彼女じゃない 彼女じゃないんだ...私の名誉にかけて誓うよ...
信じてくれるかい?

【アドリアーナ】
(目をじっと見て心を探った後)
はい...

【マウリツィオ】
(愛情を込めて)
そして今 私は君にお願いがあるんだ...
僧院長があそこに入らないようにして欲しいんだ...あの
とある人が隠れてるところに...細心の注意を払って
脱出させたい...でも君はその人を決して見ないで欲しい...
約束してくれるかい?

【アドリアーナ】
(寛大に)
行って...私は彼女を見守ります...

【マウリツィオ】
(彼女の手にキスをして)
アドリアーナ、ありがとう...それじゃ!

【アドリアーナ】
(独白)
( 名誉にかけて彼は誓った...嘘をつく人じゃないわ...
私も約束を守りましょう... )


第8場
ミショネ アドリアーナと僧院長

ミショネが呆然として戻ってくる

【僧院長】
どうでした?

【ミショネ】
大間違いですな!とんだ人違い! ...
(一瞬停止した後 声をひそめて)
デュクロではありません!

【アドリアーナ 僧院長】
(同じ調子で)
では誰なのですか?

【ミショネ】
(小声で)
黙って! ...国家の機密です! ...

【僧院長】
(息をのんで)
ご冗談を!

【アドリアーナ】
でも彼女を見たんでしょう?

【ミショネ】
(残念そうに)
いや 真っ暗闇だったからね...手を伸ばしてみたら
針で私を刺して... 「あなたは誰?」と
静かな声で聞いて来たんだ
「誰かと私を間違えているの? ...
私はあなたの探してる人じゃないわ...
私を静かに逃がして下さるなら
あなたにも良いことがあるわ... 」だってさ

【アドリアーナ】
(笑いながら)
何か不思議な冒険ね!

【僧院長】
(信じられずに)
奇妙ですな 全く!

【アドリアーナ】
そして それから?

【ミショネ】
戻って来たよ... 他にどうすれば?

【僧院長】
どうするかって?
(決意して)
私が見て来よう...灯りを用意してくれ!

【アドリアーナ】
(僧院長に)
無粋な方ですね...他の方の秘密を覗くなんて...

僧院長は 燭台から灯りを取りに行って戻ってくる
右側のドアの前にアドリアーナは立ちふさがる

【僧院長】
(気付かないふりをして)
伯爵とその愛人の...

【アドリアーナ】
(笑顔で しかし毅然として)
止まって 僧院長! ...ここには誰も入れないわ...

【僧院長】
(手に燭台を持ってがっかりして立ち止まる)
それでは皇太子は?

【アドリアーナ】
(笑いながら)
お喜びになるはずよ...ご寵愛の美人は無実だったのだから! ...

【僧院長】
(同じように笑って)
ではお伝えしに行こう...

僧院長は、燭台を驚いているミショネに渡して反対側のドアから歩いて出て行く


第9場
アドリアーナとミショネ

【ミショネ】
何を考えてるんだ アドリアーナ?

【アドリアーナ】
(頭を上げて秘密のドアを指す)
あの人を助けるのよ...誰であろうとも...

【ミショネ】
(うれしそうに)
私のために?

【アドリアーナ】
(気もそぞろに)
違うわ...

【ミショネ】
(心臓を撃ち抜かれたように)
彼のために? ...人が良すぎるよ! ...

【アドリアーナ】
約束したんですもの...

【ミショネ】
(手の甲で片目を拭いて)
馬鹿げてる! ...我々は貧しい一般人だ...
そんな悪ふざけは貴族に任せておけ...何の得にもなりゃしない

【アドリアーナ】
(苛立って)
私はそれがしたいの!

【ミショネ】
(涙声になって 叫ぶ)
私は何をすりゃいいんだ?

【アドリアーナ】
(すぐに機嫌を直して 奥のドアを指し)
誰も入ってこないように見張ってて...

【ミショネ】
(あきらめたように)
分かったよ...

奥からゆっくりとミショネは出て行く


第10場
アドリアーナ、その後皇太子妃

アドリアーナは燭台のロウソクを一本一本吹き消して行く リビングルームにはぼんやりと窓を通して月明かりに照らされている 彼女は小部屋のドアの前で一瞬ためらい 立ち止まる


【アドリアーナ】
(突然決意して)
さあ! ...
(右手のドアを3回ノックする)
答がないわ... 開けて! ...開けて下さい 奥様...
マウリツィオの名の下に...
(ドアがゆっくりと開き、白い姿が戸口に現れる アドリアーナは笑顔を見せる)
彼に誓ったのです!

【皇太子妃】
(敷居のところで)
またなの!どういう積もりですか?

【アドリアーナ】
(勢い込んで だが声を抑えて)
お助けしますわ...

【皇太子妃】
(疑わしいげに)
でもどうやって?すべての出口は私に閉ざされているのに...

【アドリアーナ】
(体から小さな鍵を取り出して)
この鍵であなたは庭園に出られます...
一歩出ればあなたは自由です...

【皇太子妃】
(迷いながら手を差し出して)
ありがとう! ...

【アドリアーナ】
(相手の手を探して)
分かりますか?

【皇太子妃】
(鍵をつかんで)
下さいな...

【アドリアーナ】
でも見られないようにお気をつけて...
私にはこの家は未知ですので...私はご案内できません...

【皇太子妃】
(喜んで)
私は知っていますわ...
(壁を触って)
秘密の扉が...ほらここに...
(壁掛けを持ち上げ 出口を見つけて押す)
これで開きました! ...でもあなたはどなたなのです?

【アドリアーナ】
(話をそらして)
それはどうでも良いことでしょう? ...お行き下さい...

【皇太子妃】
(こだわって)
あなたに御恩があるのですから!

【アドリアーナ】
忘れてください...

【皇太子妃】
(顔を探ろうとして)
私はあなたを見てみたいわ...

【アドリアーナ】
それは賢明なことではありません...

【皇太子妃】
(はっとして 独白)
この声はどこかで何回か聞いたことがあるわ! ...
(彼女をよく見ようと屈んで)
公爵夫人、ではありませんか?

【アドリアーナ】
(一歩後ろに下がり)
違います...

【皇太子妃】
(優しさを偽りながら)
なぜ隠れるの? ...

【アドリアーナ】
(ドアに向かって彼女を押して)
すぐに逃げて...危険が迫っています...

【皇太子妃】
(意味ありげに)
このようなご親切を どなたがあなたに依頼されたのです?

【アドリアーナ】
(疑いもせず)
すべてを私に語って下さる方です...

【皇太子妃】
(声を荒げて)
言葉に気をつけなさい それは挑発です...

【アドリアーナ】
(驚いて)
なぜです 奥様? ...それが悪いことなのですか?

【皇太子妃】
(興奮して)
一体誰がマウリツィオにそんな権利を与えたのよ?

【アドリアーナ】
(事態を理解して)
ならばあなたにいったい誰が与えたというの
彼の名を呼ぶ権利を...まるで兄弟のように?
(くぐもった声で だが激しく)
何も言えないの? ...さあ さあ 言いなさいよ!
(皇太子妃の手をつかんで)
あなたの手は震えてるわ...
(叫ぶ)
彼を愛しているのね! ...

【皇太子妃】
(振りほどいて)
そうよ 不安と 燃え上がる情熱を
感じて
この心は初めて開かれたのよ ...
彼は私のもの!彼の愛は私のもの
一体誰が
この愛の鎖を断ち切れるというの?

【アドリアーナ】
私は愛のために彼のものになったわ ずっと強い絆で
運命よりもずっと! ...

【皇太子妃】
(感情を高ぶらせて)
彼は太陽よ 光を注ぎ照らしてくれるの
この無知な魂を
この残酷な夜の苦しみの中で...

【アドリアーナ】
(ほとんど取り憑かれたように)
彼は私の夢の王 私の光なのよ
彼は神様なの
私を至高の天界へと導いて下さる! ...

【皇太子妃】
(一気に沸騰して)
ああ!私はあなたの正体を暴いてやるわ!

【アドリアーナ】
(じっとこらえて)
あなたこそ何様よ?

【皇太子妃】
(猛然と)
私は偉いのよ!

【アドリアーナ】
(軽蔑するように)
いいえ!怖がってるじゃない!

【皇太子妃】
(深い憎しみと共に)
私はあなたを軽蔑するわ 踏みにじってやるわ!

【アドリアーナ】
(堂々と皮肉っぽく)
あなたを助けて差し上げるわ

【皇太子妃】
(足を踏み出して)
もう結構よ!

この時 火のついた松明を持った多くの召使いたちがステンドグラスの窓の向こうの回廊を通って行く

【皇太子妃】
(庭にいる皇太子を見つけて独白)
大変! 夫だわ!

【アドリアーナ】
(驚いて)
皇太子だわ!
(皇太子妃に)
ここにいなさい!

【皇太子妃】
(彼女の手を振り切って)
嫌よ!

【アドリアーナ】
(召使いたちに叫ぶ)
早く灯りを...降りて来て!
(皇太子妃は召使いたちがガラス戸を開いて灯りを持って降りてくるのを見て 秘密の扉を開けて急いで消える)


【アドリアーナ】
(彼は皇太子妃を残して行ったところに駆け戻り 彼女が逃げ出したことに気付く 腕を振り上げて怒りのジェスチャーで叫ぶ)

逃げたのね!卑怯な!
(すでに庭に下りてきた召使いたちの松明の炎に導かれて 奥を皇太子 僧院長 続いて腕を組んだダンジュヴィルとキノー そしてジュヴノーとポアソンが通って行くのが見える 最後にコメディア・デ・ラルテの女優たちが各々男優と腕を組んでやってくる ミショネは階段から降りて来てアドリアーナに近づき 彼女に地面に落ちていたという腕輪を見せる アドリアーナは力一杯それをもぎ取るとじっと良く観察し そのあとどっと疲れが出たかのように椅子にへたり込む ミショネは彼女を慰める)
SCENA VI
L'Abate, Michonnet e detti.

MICHONNET
supplichevole
Signor Abate, cortese siate ...

L'ABATE
seccato
Sono dolente ...

MICHONNET
Affare urgente!

L'ABATE
È la consegna! ...

MICHONNET
Me non impegna ...

L'ABATE
con solennità
Ciascun può entrare, nessun uscir ...

MICHONNET
insistendo
Questione d'arte! ... Per una parte nuova
m'è imposto di parlar tosto con la Duclos ...

L'ABATE
voltando la testa.
Con la Duclos?

MICHONNET
Vado e ritorno prima di giorno ...

L'ABATE
scoppiando a ridere
Allor restate ...

MICHONNET
sorpreso
Che dite, Abate?

L'ABATE
Dico che a cena l'alma sirena
con noi verrà ... poi ch'ella è qua ...

ADRIANA
palpitante
Lei qui? Con noi? ...

MICHONNET
attonito
Davvero? ... E poi?

L'ABATE
con finezza svenevole
Questa è Citera, dove stasera
dava segreto convegno lieto
|all'armi l'arte, Venere a Marte.
accenna a Maurizio

ADRIANA
sorreggendosi alla spalliera d'una seggiola
Al Conte?

MAURIZIO
quasi minaccioso
Abate! ...

ADRIANA
Continuate ...

MAURIZIO
con forza all'Abate
Tacete, ripeto: tacete! ... È falso!

L'ABATE
ad Adriana, indicando l'uscio
È vero! ... Ciascun potrà coglierla là ...

ADRIANA
Io stessa! ...
Adriana si slancia verso l'uscio di destra: Maurizio, che le sta davanti attentissimo, la ferma e la riconduce a sinistra.

MAURIZIO
piano ad Adriana
Un solo detto! ...

MICHONNET
decidendosi
Io volo! ...

Spinge l'uscio indicato, ed entra prestamente nel gabinetto, mentre Maurizio ed Adriana ridiscendono e l'Abate si allontana verso il fondo.


SCENA VII
Adriana, Maurizio e l'Abate.

MAURIZIO
rapidamente in tono di mistero
Adriana, ascoltate ... Politico disegno
qui mi condusse: è in gioco il futuro mio regno ...

ADRIANA
dubitante
E la Duclos?

MAURIZIO
afferrandole le mani
Non è lei, non è lei ... Lo giuro sull'onor mio ...
Mi credi?

ADRIANA
dopo avergli scrutato l'anima negli occhi
Sì ...

MAURIZIO
amorosamente
Ed or ti scongiuro ...
Che l'Abate non penetri là dentro ... ove si cela
quella persona ... Poscia con ogni cautela
vò a disporne la fuga ... Ma vederla non dèi ...
Me lo prometti?

ADRIANA
generosamente
Andate ... io veglierò su lei ...

MAURIZIO
baciandole le mani
Grazie, Adriana ... Addio!

ADRIANA
fra sé
(Sull'onor suo giurò ... Egli non sa mentire ...
La promessa terrò ...).


SCENA VIII
Michonnet, Adriana e l'Abate.

Michonnet ritorna stranito.

L'ABATE
Ebbene?

MICHONNET
Che granchio! Che bel qui pro quo! ...
Dopo una pausa, abbassando la voce
Non è la Duclos!

ADRIANA E L'ABATE
nello stesso tono
Chi dunque sarà?

MICHONNET
pianissimo
Silenzio! ... Segreto di Stato! ...

L'ABATE
sbuffando
Faceto!

ADRIANA
Almen la vedeste?

MICHONNET
desolato
No, tenebre peste ... Le mani già allungo,
e a un ago mi pungo ... »Chi siete?«
domanda la voce più blanda
»Per chi mi scambiate? ...
Colei che cercate non sono ...
Se tosto fuggir di nascosto mi fate,
contento sarete di me ...«.

ADRIANA
ridendo
Che strana avventura!

L'ABATE
incredulo
Stranissima, affé!

ADRIANA
E poi?

MICHONNET
Son tornato ... Che devesi far?

L'ABATE
Che fare?
deciso
Vederla ... Un lume per me!

ADRIANA
all'Abate
Non siete discreto ... È d'altri un segreto ...

L'Abate ha preso uno dei doppieri accesi e ritorna:
Adriana gli sbarra il passo presso l'uscio di destra.

L'ABATE
fingendo di non capire
Del Conte è l'amica ...

ADRIANA
sorridente, ma risoluta
Abate, fermatevi! ... Qui niun passerà ...

L'ABATE
fermandosi contrariato col lume in mano
E il Principe, dunque?

ADRIANA
dando in una risata
Si deve rallegrar ... La bella è innocente! ...

L'ABATE
ridendo esso pure
Lo vado a informar ...

L'Abate consegna il candelabro a Michonnet stupefatto ed esce dalla porta opposta.


SCENA IX
Adriana e Michonnet

MICHONNET
Che mediti, Adriana?

ADRIANA
alzando la testa e accennando all'uscio segreto
Salvar quella persona ... chiunque sia ...

MICHONNET
lusingato
Per me?

ADRIANA
sopra pensiero
No ...

MICHONNET
colpito al cuore
Per lui? ... Troppo buona! ...

ADRIANA
Glielo promisi ...

MICHONNET
asciugandosi un occhio col dorso della mano
Incauta! ... Noi siam povera gente ...
Lasciam scherzare i grandi ... non ci si lucra niente.

ADRIANA
indispettita
Lo voglio!

MICHONNET
cedendo, con le lagrime nella voce
Che debbo far?

ADRIANA
rabbonita a un tratto, indicando la porta del fondo
Vegliare che niuno entri ...

MICHONNET
rassegnato
Ho capito ...

Michonnet esce lentamente dal fondo.


SCENA X
Adriana, indi la Principessa.

Adriana spegne soffiando, ad una ad una, tutte le candele dei doppieri; il salotto rimane debolmente rischiarato dalla luce lunare, filtrante dalle vetrate. Ella resta un momento immobile, irresoluta, rivolta all'uscio del gabinetto.

ADRIANA
decidendosi ad un tratto
Sia! ...
Bussa tre colpi all'uscio di destra
(Non risponde ...) Aprite! ... Apritemi, signora ...
nel nome di Maurizio ...
L'uscio si apre lentamente; una forma bianca appare sulla soglia, Adriana sorride.
(L'avrei giurato!)

LA PRINCIPESSA
sul limitare
Ancora! Che volete?

ADRIANA
con slancio, ma frenando la voce
Salvarvi ...

LA PRINCIPESSA
dubbiosa
E come? Ogni cammino m'è tolto ...

ADRIANA
traendo una piccola chiave dal busto
Questa chiave vi schiuderà il giardino ...
Un passo, e siete libera ...

LA PRINCIPESSA
tendendo la mano incertamente
Grazie! ...

ADRIANA
cercando la mano dell'altra
M'udiste bene?

LA PRINCIPESSA
afferrando la chiave
Date, date ...

ADRIANA
Ma scendere non vista vi conviene ...
M'è questa casa ignota ... il mio consiglio è incerto ...

LA PRINCIPESSA
con gioia
Io la conosco ...
Tastando sulla parete
Un uscio segreto ... è qui ...
Sollevando la tappezzeria, lo scopre e lo spinge
Eccolo aperto! ... Ma voi, chi siete?

ADRIANA
schermendosi
Che importa? ... Andate ...

LA PRINCIPESSA
insistendo
Troppo vi debbo!

ADRIANA
Dimenticate ...

LA PRINCIPESSA
cercando di scoprire i lineamenti
Vorrei vedervi ...

ADRIANA
Non è prudente ...

LA PRINCIPESSA
colpita, tra sé
(Ma questa voce l'udii sovente! ...)
Chinandosi per meglio vederla
Duchessa, siete voi?

ADRIANA
facendo un passo indietro
No ...

LA PRINCIPESSA
con simulata dolcezza
Perché celarvi? ...

ADRIANA
sospingendola verso l'uscio
L'attimo fugge ... cresce il periglio ...

LA PRINCIPESSA
con intenzione
E il buon consiglio per me chi 'l porse?

ADRIANA
senza sospetto
Chi mi confida tutto ...

LA PRINCIPESSA
alzando la voce
Badate; questa è una sfida ...

ADRIANA
stupita
Perché, signora? ... Forse è un delitto?

LA PRINCIPESSA
concitata
Ma chi a Maurizio dava un tal dritto?

ADRIANA
indovinando subitamente
E a voi chi, dunque, concesse quello
di nominarlo come ... un fratello?
con voce soffocata, ma veemente
Ammutoliste? ... Su, via, parlate!
afferrando una mano della Principessa
La vostra mano trema ...
con un grido
L'amate! ...

LA PRINCIPESSA
svincolandosi
Sì, con l'ansia, con l'impeto ardente
di chi sente
primamente dischiudersi il core ...
Egli è mio! L'amor suo m'appartiene:
chi mai viene
le catene sue dolci a tentar?

ADRIANA
Io son sua per l'amor ch'è più forte
della sorte! ...

LA PRINCIPESSA
con impeto crescente
Egli è il sol, che raccende e rischiara
l'alma ignara,
nell'amara sua notte crudele ...

ADRIANA
quasi delirante
Egli è il re de' miei sogni, egli il lume,
egli il nume
che mi assume nell'ultimo Cielo! ...

LA PRINCIPESSA
scattando a un tratto
Ah! ti scopro!

ADRIANA
padroneggiandosi
Voi chi siete?

LA PRINCIPESSA
furente
Son possente!

ADRIANA
sprezzante
No! Temete!

LA PRINCIPESSA
con odio profondo
Ti disprezzo, ti calpesto!

ADRIANA
con superba ironia
Vi salvo.

LA PRINCIPESSA
avanzando d'un passo
Non più!

A questo punto molti staffieri recanti torcie accese passano dietro le vetrate lungo la loggia.

LA PRINCIPESSA
fuor di sé, scorgendo il Principe nel giardino
Ciel! (Mio marito!)

ADRIANA
sorpresa
(Il Principe!)
alla Principessa
Restate!

LA PRINCIPESSA
torcendosi le mani
Dio!

ADRIANA
gridando verso i valletti
Presto dei lumi ... Scendete dunque!
La Principessa vedendo che i valletti con i lumi aprono le vetrate e si accingono a discendere apre l'uscio segreto e scompare.

ADRIANA
corre verso il punto ove aveva lasciata la Principessa e s'accorge della sua fuga. Ha un gesto di rabbia e grida, tendendo il braccio.
Fuggita! vile!!
Preceduti dagli staffieri già discesi in giardino conle torcie, si vedono passare in fondo il Principe,l'Abate, poi madamigella Dangeville a braccetto diQuinault, poi madamigella Jouvenot con Poisson;infine le altre attrici insieme agli altri attori dellaComédie. Michonnet, scendendo dalla gradinata, siavvicina ad Adriana e le mostra un braccialetto rinvenuto per terra. Adriana prendendolo vivamente, dopo averlo esaminato, si lascia cadere affranta sulla poltrona che è presso il tavolino. Michonnet la conforta.


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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
の下でライセンスされています。
@ 藤井宏行



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