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第1幕

第1場
テヴェレ川の景色を見渡す宮殿内のヴィッテリアの部屋


<レシタティーヴォ>

【ヴィッテリア】
どうしてなのよ?
いつも同じことばかり
セスト あなたは私に言ってるでしょ?
知っているわ レントゥーロを仲間にしたことも
彼の手下たちは
すでに準備ができていて カンピドリオに火を放ち
騒乱を引き起こす手筈だということも
私は全部 もう千回は聞いたわよ
なのに私はその復讐を決して見ることはないんでしょ
多分待つってことね ティートがベレニーチェに
私の目の前で差し出すのを 恋に狂ってさ
奪い取った私の王座を そして求婚の手を?
言いなさい 何を待ってるの?

【セスト】
おお 神よ!

【ヴィッテリア】
ため息ついてるのね!

【セスト】
考え直してください おお愛する人よ
考え直してください
ああ 奪ってはならないのです ティート様のうちにあふれる
喜びをこの世から
その父をローマから その友をわれらから
古代の記憶の中に
匹敵する方を探してみてください できるものなら
心に描いてみてください もっと寛大な英雄や
そしてもっと慈悲深いお方が居られるものかを
報いることを彼にお話しください
どんな宝も彼にはみすぼらしいものになるでしょう
罰することを彼にお話しください
どのような者の罪もお許しになろうとされるでしょう
若者に対してはその未熟さを
白髪の年配者に対してはその年齢を
高貴な血筋にはその名誉を保つことを
下賤な者にはその悲惨な境遇を理由として
彼は無益だと呼びました 無駄にした日だと
もしも誰も幸せにしなかった日があれば

【ヴィッテリア】
そうやって褒め称えようっていうの この目の前で
私の仇のことを?
考えてないのね その慈悲深い英雄とやらが
そいつの父が私の父から奪った王位を受け継いだのを?
それから私を騙し 私を誘惑したことや
(そしてこれが一番の悪行だけれど)
私をほとんどその気にさせたことを
なのに ひどいじゃない!その後テベロに
呼び戻したのよ ベレニーチェを!
恋敵に 少なくとも選んだのならまだしも
私に匹敵する
美女をローマの中からだったら
そうじゃなくて異邦人よ セスト
亡命した女を 私をさておいて選んだのよ 
この王女たる私をね!

【セスト】
あなたもご存じでしょう ベレニーチェは
自らの意志で戻ったことは

【ヴィッテリア】
子供にでも話しなさい そんな馬鹿げた話
私はかつての恋物語を知ってるのよ
知ってるのよ 流した涙を
二人が前に別れた時のね
知ってるわ 今また彼女を迎え入れ 彼女を讃えてるのを
誰がそれを知らないっていうの?
あのむごい男 彼女を熱愛してるのよ

【セスト】
ああプリンセス あなたは嫉妬していますね

【ヴィッテリア】
私が!

【セスト】
はい

【ヴィッテリア】
私が嫉妬深いっていうの
こんな侮辱に耐えられないでいたら

【セスト】
それでも...

【ヴィッテリア】
それじゃ まだあなたにはガッツはないのね
私をモノにしようという

【セスト】
私は...

【ヴィッテリア】
あなたはもう すべての約束から自由よ
私には足りてるのよ 立派に晴らしてくれる人なら
この私の恨みをね

【セスト】
お聞きください!

【ヴィッテリア】
嫌と言うほど聞きました

【セスト】
待ってください!

【ヴィッテリア】
さよなら

【セスト】
ああヴィッテリア ああ私の女神よ 行かないで!
どこに行くのですか?お許しください あなたを信じます
私が間違っていました

No. 1 - デュエット
【セスト】
あなたのお望みのままに御命令ください
御支配ください 私の行動を
あなたは私の運命なのです
何でも致します あなたのために

【ヴィッテリア】
太陽が沈む前に、
滅ぼしなさい あの情け知らずを
知ってるでしょう 彼は帝国を横取りしたのですよ
天命が私にお授け下さったはずの帝国を

【セスト】
すでにあなたのお怒りは私を燃え立たせています

【ヴィッテリア】
だったらなぜこれ以上待つのですか?

【セスト】
甘い眼差しで せめて
報いてください 私の誠意に!

【ヴィッテリア セスト】
幾千もの思いが入れ乱れ
争っている 私の中で無慈悲に
魂は一層苦しめられる
この魂以上に苦しんでいるものはないだろう

<レシタティーヴォ>

【アンニオ】
(入ってきて セストに)
友よ 急いで行くんだ
皇帝陛下が君を呼んでいるぞ

【ヴィッテリア】
さあ ぐずぐずしないで
ほんちょっとの時間でも 
ベレニーチェにティートは時を奪われてるのよ

【アンニオ】
それは不当な非難です
ヴィッテリア様 私たちの英雄に対する :
ティート様は統べておられるのです 帝国を
世界を そしてご自身を
すでに陛下のご命令で
ベレニーチェはここを去りました

【セスト】
何だって?

【ヴィッテリア】
何を言うの?

【アンニオ】
驚かれて当然です 
ローマは泣いています
驚きと そして喜びで
私自身 信じられない思いです
ですが私はその場におりました ヴィッテリア様 
崇高なお別れの場に

【ヴィッテリア】
(独白)
おお希望が!

【セスト】
おお 素晴らしい!

【ヴィッテリア】
あの高慢な女が
おお 聞けたら楽しかったのにね
ティートに向かってわめくのを

【アンニオ】
いや それどころかこれまでないほど穏やかでした
彼女は発ちました ですが分かっていたのです 愛されつつ別れることを そして自分を愛する人に
苦い打撃を与えないようにひっそりと

【ヴィッテリア】
誰だって褒めることくらいできるでしょ

【アンニオ】
おや ご存じでしょう ティート様には必要だったのですよ
英雄の力が自分の恋心に打ち勝つことが
彼は勝ちました 戦って
抑えつけられることもなく
穏やかなものではありませんでしたけれど
そのお顔を
(その栄光にふさわしく)
あなたに見て頂けたなら その戦いを そして勝利を

【ヴィッテリア】
(独白)
では もしかして私が思っていたほどには
ティートは恩知らずではないのかも
(セストに 小声で)
セスト 一旦中止よ
私の命令を実行するのは 
まだ実行には機が熟してないわ

【セスト】
やはりあなたは望まれないのですね 私が見ることも ...
私が嘆くことも 残酷な人よ! ...

【ヴィッテリア】
あなたが一体何を見たの?
何をあなたは嘆くっていうの?

【セスト】
いえ 何も!
(独白)
ああ 神よ!
誰が今までに味わったことがあるのだろうか
私ほどの苦しみを

No. 2 - アリア
【ヴィッテリア】
ああ あなたが私を喜ばせたいのなら
あなたの疑いを捨てるのよ:
私をうんざりさせないで そんな
嫌らしい疑いで

ただひたすらに信じる者は
他からの信頼も得ることができるけれど
いつも騙されることを心配する者は
呼び寄せてしまうのよ 自ら裏切りを
(退場)

<レシタティーヴォ>

【アンニオ】
友よ 今こそその瞬間だな
私を幸せにしてくれるはずの
私の愛に君はセルヴィーリアを約束してくれた
あとは何も欠けたものはない
皇帝陛下に御同意頂くことの他は そして今 陛下に
君はそのことを願い出てくれるんだね

【セスト】
君のあらゆる願いは
アンニオ 私にとっては法なんだ 待ちきれぬ思いで私も
この新たな絆を アンニオ 望んでいるよ

No. 3 - 小デュエット
【アンニオ セスト】
さあ 君を親しく抱かせてくれ
私の忠実な友よ
そしてずっと変わらずに私を
天が君の友にし続けて下さるように
(退場)


第2場
フォロ·ロマーノの一角 アーチやオベリスクそして戦勝記念碑で美しく飾られている 正面にはカンピドリオの外観と壮大な街路が伸びている
プブリオ ローマの元老院議員たちと元老院に年貢を納めに来た属州からの使節
ティートは近衛兵たちを引き連れ 数多くの人々に囲まれながらカンピドリオからやってくる 人々は次のように歌う

No. 4 - 行進曲

No. 5 - コーラス
【ローマの民衆】
護り給え おお守護者たる神々よ
このローマの運命の
ティートのうちにある 正義と力を
そしてわれらの時代の名誉を

<レシタティーヴォ>

【プブリオ】
あなた様を祖国の父と
今日 元老院は名付けました
これ以上の公正さをかつて元老院が定めたことはありません
おお無敵の皇帝陛下

【アンニオ】
父であるのみならず 御身は
その神の守護者たるお方よ
人間を超えておられるのです
それゆえ 皆にお示しください
他人の願いに寛大であることを
高貴なる神殿を御身に元老院は捧げます 
そしてそこにおいて栄誉ある神々の間に
ティートを神としてテヴェレが讃えますように

【プブリオ】
これらの宝物は ご覧のように
属領より奉納された年貢として
そのために捧げられたものです 
ティート様 軽蔑なされませんように
われらの愛の公やけなる証を

【ティート】
ローマ人たちよ ティートが唯一望むものは
そなたたちの愛なのだ
だがそなたたちの愛は限界を超えることなく
そのことを恥じねばならぬ このティートもそなたらもだ
この捧げられた宝物は拒みはせぬ
だが変更したいのだ その使い道は
聞いてくれ : 今までになく
恐ろしいベスビオ火山の溶岩流が
火口から噴出した
岩山を揺り動かし 破壊で埋め尽したのだ
あたりの野や近くの町を
被災した者たちは なおも避難しており
貧困に押しひしがれておるぞ
火から逃れられた者たちにこそ
その財宝は使いたい 多くの
災害に苦しむ者たちの救済に
これこそが おおローマ人たちよ
神殿を私のために建てるのと同じなのだ

【アンニオ】
おお 真の英雄だ!

【プブリオ】
あなた様には不十分です どのような捧げものも
どのような賞賛も!

【ティート】
十分だ 十分だ おおわが忠実な者たちよ
(セストとアンニオが待っている中庭に入る)
セストよ私の近くに寄れ
アンニオも去るでない
あとの者はみな退出するが良い
(全員従う)

(No. 4 - 行進曲)

<レシタティーヴォ>

【アンニオ】
(小声でセストに)
今こそ おおセストよ 私のために語ってくれ

【セスト】
何ゆえに 陛下
去らせたのですか あなた様の美しい女王を?...

【ティート】
ああセストよ 友よ
何と恐ろしい瞬間だったか!
私には信じられなかった...
もう十分だ 私は打ち勝ち 彼女は去った
今は晴らすのだ ローマの疑念を
彼女が私の妻になるのではという
自国の娘を誰かわが王座に見たいとローマは望んでいる
その望みは満たされねばなるまい
愛が選んだ絆が空しくなった今
私は少なくとも友情が選んでくれることを願うのだ
そなたの家と結びたい セストよ 皇帝の血縁を
今日 わが妻となるのだ そなたの妹が

【セスト】
セルヴィーリアが!

【ティート】
その通りだ!

【アンニオ】
(独白)
ああ 私には災いだ!

【セスト】
(独白)
おお神々よ!アンニオはおしまいだ

【ティート】
(セストに)
聞いておるのか?
何か言わぬか?答えぬのか?

【セスト】
誰が答えることができましょう 陛下?
私は圧倒されてあなた様の善意に何か申し上げようにも
その勇気がないのです...
できますれば...

【アンニオ】
(独白)
セストは苦しんでる 私のために

【ティート】
話せ 私はすべて
そなたの良いようにするつもりだ

【セスト】
(独白)
(ああ 友の支えになれたなら)

【アンニオ】
(独白)
アンニオ しっかりしろ

【セスト】
ティートさま...

【アンニオ】
皇帝陛下 私には分かります セストの気持ちが
揺りかごの頃から一緒に
やさしき愛に繋がれて来た者ですから
そして彼は控え目な自己評価のために
自分の賜ったものが不釣り合いではと恐れているのです
そして気付かないのです すべての距離を等しくするものが
陛下のご厚意だと
しかし 彼の助言に耳を傾けてはなりません
いかにして選べましょう これ以上ふさわしい花嫁を
帝国に そしてあなた様にとって?
美徳も 美貌も
すべてセルヴィーリアのうちにあります
私は彼女の顔に見ました
彼女は支配するために生まれた人だと
私の予感を
実現して下さいませ

【セスト】
(独白)
アンニオがそんなことを言うとは?
これは夢か それとも現実か?

【ティート】
ならば 彼女に伝えてくれ アンニオよ
そちがその知らせを
そしてそなたは付いて来てくれ 親愛なるセストよ
そなたの疑念を捨て置いてくれ 
そなたは然るべき地位を得よう この王座のそばに
そしてそのような高みに昇れば
残る距離はほとんどなくなるだろう
無限の空間のうちに
神々が仕掛けたセストとティートの間の距離は

【セスト】
これはあまりにも過ぎたることです おお陛下
お控えください
われらを恩知らずにしないためにも 皇帝陛下
あなた様のご厚意は

【ティート】
それはなぜだ?
そなたのためにしておることがもし拒まれるのなら
私に何が残されるのだ?

No. 6 - アリア
【ティート】
この至高の王座にあって
唯一の果実はこれだというのに
あとのすべては苦痛であり
そしてすべては忍従だというのに

何が残る もしも失えば
この唯一の幸せな時間を
虐げられた者たちを助け
友人たちを引き立てて
宝を授けることのできる時間を
功ある者や 徳ある者に?

この至高の王座にあって...
(セストと共に退場)

<レシタティーヴォ>

【アンニオ】
(ひとり)
後悔はするまい
寛大な恋人の
これは義務なのだ
わが心よ 捨て去れ
昔の愛情は : 
お妃さまなのだ
お前が昔愛した人は
切り替えなければならぬのだ
尊敬へと この愛を
あの人だ おお神々よ!
彼女がこんなにも美しく見えたことはないぞ
この目に

【セルヴィーリア】
(入ってきて)
いとしいお方...

【アンニオ】
言わないでくれ セルヴィーリア 今は罪なのだ
そのように私を呼ぶのは

【セルヴィーリア】
なぜなのです?

【アンニオ】
お前を選ばれたのだ 皇帝陛下が
(何たる苦悩だ!)
御みずからのお妃に
そしてお前に
(私は死ぬ思いだ!)
そしてお前にと 私に命じられたのだ
その知らせを届けることを
(おお 苦しみよ!)
そして 私は...
私は...
(話すことなどできぬ)
お妃さま お別れだ!

【セルヴィーリア】
まさか?止めてください!
私が陛下のお妃ですって?
どうしてなのです?

【アンニオ】
なぜなら見つからなかったからなのだ
美しく 徳の高い
これ以上 帝国にふさわしい人が...
おお星たちよ!何を言えば良いのか?
行かせて お妃さま お願いですから行かせてください

【セルヴィーリア】
こんなに心を乱したままで私から去って行くのですか?
説明して 話してください どういうことなのか?
ともかく さあ?...

【アンニオ】
私は破滅するんだ お別れしなければ 
愛しい魂よ

No. 7 - デュエット
【アンニオ】
ああお許しを 今まで愛してきた人に
この考えなしの言葉をぶつけたことを
これはこの唇の罪なのです
いつもあなた様をそう呼び慣れていた唇の

【セルヴィーリア】
ああ あなたは私の初めての人でした
私がずっと心から愛してきた
そしてあなたが最後の人になるのでしょう
この心の中にずっと残る

【アンニオ】
愛する人の嬉しい言葉!

【セルヴィーリア】
ああ私の甘い 愛しい希望!

【セルヴィーリア アンニオ】
あなたの言葉を聞けば聞くほどに
私の中では一層情熱が燃え上がるのです
ひとつの魂が別の魂と結ばれた時
何という喜びを心は感じるのでしょう!
ああ この人生から消し去ることができたなら
すべての この愛以外のものを
(退場)


第3場
パラティーノの丘の上の帝国の宮殿の心地よい別邸 ティートは親衛隊長のプブリオより一枚の書状を受け取っている


<レシタティーヴォ>

【ティート】
私に何の知らせだ こんな紙きれで?

【プブリオ】
そこに名が記されております
無分別な言葉を発する悪人共の
亡くなった先代の陛下の
評判を穢しておるのです

【ティート】
品のない調査だな
そんなものは死者には役に立たぬ
そして生み出すだけだ
幾千もの邪悪なやり方で
無実の者の冤罪を

【プブリオ】
ですが 陛下 畏れ多くも
あなた様の名を汚そうとする者も

【ティート】
それが何なのだ?
もし軽率な行為であれば
私は気にもせぬ
もし狂気なら 私は気の毒に思う
もし正気ならば 私はそやつに感謝しよう!
そしてもしそやつが
悪意を爆発させても
私はそやつを許すぞ

【プブリオ】
ですが...

(セルヴィーリアが急いで入ってきて
ティートの足元に身を投げ出す)

【セルヴィーリア】
ティートさまの御足元に...

【ティート】
セルヴィーリア!妃よ!

【セルヴィーリア】
ああ陛下 そのような畏れ多い名を
まだ私にお使いにならないで下さい まずお聞きください
私は秘密を明かさねばなりません

【ティート】
プブリオ 退がれ だが立ち去るでない
(プブリオは数歩後ろに下がる)

【セルヴィーリア】
帝国の月桂樹を
私に もっとふさわしい方たちをさておいて
寛大な君主さま 選んで下さったことは
大変な贈り物 こうして感激を与えることでしょう
愚かなこの心にも...
けれど...

【ティート】
話してくれ...

【セルヴィーリア】
この心は 陛下 既に私のものではございません
ずっと昔にアンニオが私から奪ったのです
そして力がないのです
あの方を忘れてしまうことのできる
たとえ王座についても
変わらぬ道を
ずっと辿り続けることでしょう
私の想いは
わかっております 従わぬのが罪となることは
皇帝陛下の御意志に 
でもすべてをせめて
陛下には知って頂きたいのです
その上でも もし私をお望みなら 
妃にお選びください

【ティート】
感謝しよう 天の神々よ 
こうして告げられる者を見つけられたことに
勇気を持って不快な真実を
そなたの偉大さゆえに
自らの慰めをアンニオは諦めたのだな!
そしてそなたは彼に誠を尽くさんと王位を拒むのか!
なのに私がその美しい炎を掻き乱してしまうのか!
ああ そのような邪まな感情は持たぬぞ
ティートの心は
拭い去るがいい あらゆる不安を
私は望むのだ かくも気高き絆が結ばれることを
そしてこの祖国がそのような民をより多く持つことを
そなたらのような

【セルヴィーリア】
おおティートさま!おお陛下!
計り知れないこの喜び!
どれほど感謝したら良いのか私の心は分かりません...

【ティート】
大いに感謝するぞ セルヴィーリア
他の者もそなたの率直さに力づけられよう
はっきり申そう 私は有難いのだ
どんな偽りのお追従より 不愉快な真実の方が

No. 8 - アリア
【ティート】
ああ もしもこの王座のまわりが
すべてこのように誠実な心で満たされていたなら!
苦悩ではなかっただろう この絶大な王権も
きっと喜びとなったことであろうに

決して 支配する者も
深刻な不安に苦しめられることはなかろうものを
見分けようとするときにも 偽りと
隠された真実とを...
(退場)

<レシタティーヴォ>

【セルヴィーリア】
幸せな私!

【ヴィッテリア】
(入ってきて)
わがお妃さまに
表してもよろしいかしら
最初の敬意を?
そのお顔を崇めさせて頂きたいのよ
それで愛に傷を負わせ
平静さを失わせたんですわよね
あのティートの心を?

【セルヴィーリア】
怒らないで
たぶんお妃には
あなたが選ばれるんだから
(退場)

【ヴィッテリア】
まだ私を嘲るの?
こうして私は苦しまなければならないの
恥ずべき侮辱に?
ああ なんて華やかに
私を置いて去っていったのよ あの女!
ひどいティート あなたには十分じゃなかったのね
ベレニーチェを私をさておき選んだだけでは?
それじゃ私は
一番どうでも良いってことなのね
ああ 震えるがいいわ 恩知らず
私を侮辱したからには 
今日こそあなたの血を...

【セスト】
(彼女へ近づいて)
私の命よ

【ヴィッテリア】
さて どんな報告?
カンピドリオは燃えたの?
焼け落ちたの?
レントゥーロはどうしたの?
ティートは罰せられたの?

【セスト】
何もまだ実行していません

【ヴィッテリア】
何も!それなのに平然と私の前に戻って来たの?
それじゃあなた いったい何のつもりで
呼ぶのよ「私の命よ」なんて?

【セスト】
それがあなたの命令でした
襲撃は延期だと

【ヴィッテリア】
じゃあ聞いてないのね
私への新たな侮辱のことを?
別の指示を待ってたっていうの?
言ってちょうだい 正直に
私の考えはどうでも良いの?

【セスト】
たったひとつの理由でも
私を正当化できたらいいのですが?

【ヴィッテリア】
ひとつの理由! 山のようにあるでしょう
何であろうと望みは
知ってるでしょ あなたの心を支配し 行動を支配するのは
あなたは栄光を願ってるんじゃないの?
私はあなたに祖国を解放して欲しいのよ
輝かしい野心ならあるんでしょ?
そして王座への道を開くのよ
あなたは幸運を掴むんでしょ 私の手によって?
行って復讐してよ そしたらあなたのものになるわ
まだこれ以上動機づけが要るの?
知ってるでしょ ティートを私が愛してたことは
私の心は彼に奪われていて
あなたの邪魔をしてるのよ
もし彼が生きてるままなら
あなた後悔するわ
私はもしかするとまた
  • 私は自分でも分からないけど -
彼を愛するかも知れないんだから
さあ行きなさいよ もしあなたが動かされないのなら
栄光や 野心や、愛の願望に
もしも見過ごすのなら 恋敵が
また奪い 逆らい
私の愛情をあなたから盗み返すかもしれないことを
あなたは男の中で一番サイテーな男だわ

【セスト】
何とたくさんのやり方で私を責められるのか!
もう十分 十分です これ以上は
既に吹き込まれました ヴィッテリア あなtのお怒りは
すぐにカンピドリオが燃えるのを見て頂けましょう
そしてこの短剣が ティートの胸に...
(独白)
ああ 至高の神々よ!何という冷たさが
私の血管を巡っているのだ...

【ヴィッテリア】
何を考えてるの?

【セスト】
ああ、ヴィッテリア!

【ヴィッテリア】
私には分かるわ もうあなた 後悔してるでしょ

【セスト】
いいえ 悔いてはいません けれど...

【ヴィッテリア】
これ以上うんざりさせないでよ
分かったわよ 恩知らず
あなたに私への愛がないことはね
馬鹿だったわ 私!
分かってるでしょ あなたが私を愛していて
そしてもうすぐ 私もあなたを愛し始めるところだったけど
私の瞳はあなたから永遠に飛び去ったのよ
私を忘れなさい

【セスト】
やめてください 言うことを聞きます
これからあなたのために働くつもりです

【ヴィッテリア】
え 信じられないわ
また嘘つくんでしょ
やってる最中だなんて言って 覚えているでしょ...

【セスト】
いいえ 私を愛が罰するでしょう
私があなたを欺こうとするならば

【ヴィッテリア】
さあ急いで 何してんのよ?
どうして行かないの?

No. 9 - アリア
【セスト】
行きます 行きます だがあなたは 愛する人よ
一緒に戻りましょう 安らぎへと
あなたの求める通りの者になりますから
あなたの望み通りのことを致しますから

私を見てください こうして私はすべてを忘れ
あなたの復讐のために駆けて行きましょう
この眼差しのことだけを
私はただ考えています

私は行きます だがあなたは...

ああ 何という力だ おお神よ!
あなたが美しさに与えたのは
(退場)

<レシタティーヴォ>

【ヴィッテリア】
思い知るのよ ティート 知ることにね 最後に
この顔がそれほど駄目じゃないことを 
少なくとも誘惑できたわ あなたの友人だったら
たとえあなたにはわずかな魅力でしかなくても
あなたを後悔させてやるわ...

【プブリオ】
(入ってきて)
こちらでしたか ヴィッテリア様?
ああ お急ぎを ティート様があなたのお部屋に向かわれております

【アンニオ】
(入ってきて)
ヴィッテリア様 お急ぎください
皇帝陛下があなたを探しておいでです

【ヴィッテリア】
陛下が!

【プブリオ】
まだご存じないのですか?
お妃にあなたが選ばれたのですよ

【アンニオ】
あなたがわれらのお妃さまです
そして最初の賛辞を
今私たちからあなたに行いましょう

【プブリオ】
ああ 王女さま 参りましょう 
皇帝陛下がお待ちです

No. 10 - 小三重唱
【ヴィッテリア】
参ります...待って...
(独白)
セストが!...
ああ!...セスト! ...もう行ってしまったの?...
おお愚かな私の怒りよ!
おお狂った私の激情よ!
何という苦悩 何という苦痛!
凍りつきそうよ おお神様! 恐怖のあまりに

【プブリオ アンニオ】
おお 何と大きな喜びは
人の心を乱すものなのか
(退場)

【ヴィッテリア】
おお愚かな私の怒りよ!
おお狂った私の激情よ!...


第4場
カンピドリオ前の広場 先程と同じ

No. 11 - 伴奏付きのレシタティーヴォ
【セスト】
おお神々よ これは何という動揺だ
何という混乱がこの心の中に!
胸は鼓動し 身は凍りつく
私は歩いては立ち止まる:
あらゆる風に あらゆる影に
私は震えてしまう
考えてもみなかった これほど
難しいとは 悪になることが
だが成し遂げなければならないのだ
せめて進もう 勇気と共に そして死ぬのだ
勇気だって?
どうしてそれを持てるのだ 裏切り者が?
不幸なセストよ!お前は裏切り者だ!
何という恐ろしい名だろう!
だがお前はそうなろうと急いでいる
そして裏切る相手は誰だ?
最も偉大で 最も公正で 
最も慈悲深いこの世のプリンスだぞ
その方にお前は負っている お前の力を 存在を
なのにとんでもないお返しをするのだな
彼はお前を取り立ててしまったのだ
ご自身の死刑執行人に
私は大地に呑み込まれたいぞ
そんな者になり下がる前に
ああ、私には勇気がないのだ ヴィッテリア
あなたの怒りに加担するだけの
私は死んでしまいたい この反逆をなす前に
彼の目の前で
(カンピドリオに火の手が上がり次第に燃え広がる)

止めることができれば...だがどうすれば?
すでにカンピドリオは燃えている
とんでもない騒ぎが聞こえてくる
武器や武装した男たちの 
ああ!もう後悔しても遅いのだ

No. 12 - コーラスを伴う五重唱
【セスト】
どうか 護り給え おお神々よ
ローマにおける栄光を
せめて 少なくともわが命を
その栄光と共に奪い去り給え

【アンニオ】
(駆け寄って来て)
友よ どこに行くんだ?

【セスト】
私は行く 行くのだ...君にもいずれ分かるだろう
おお神よ 私の恥辱のことは
(急いでカンピドリオの丘を登っていく)

【アンニオ】
私にはセストの意図が分からない...
だがセルヴィーリアがやって来るぞ

【セルヴィーリア】
(入ってきて)
ああ 何て恐ろしい騒ぎでしょう!

【アンニオ】
急いでここから逃げるんだ 愛しい人よ!

【セルヴィーリア】
でも恐ろしいのです この火が
偶然起きたのではなく
最悪のたくらみによって
故意に引き起こされたのだとしたら

(群衆が寄り集まってきて 叫び おびえる)


【群衆】
(繰り返し)
ああ!...

【プブリオ】
(入ってきて)
このローマに陰謀が仕掛けられたぞ
ティート様のことが心配だ
この反逆は
いったい誰が仕掛け人なのか?

【セルヴィーリア アンニオ プブリオ】
聞こえてくる叫びに
恐怖で身が凍る

(ヴィッテリアが入ってくる)

【群衆】
ああ!...

【ヴィッテリア】
誰かお願い おお神よ!
私に教えて セストはどこなの?
(独白)
私は自分が憎い
そして自分が恐ろしいわ

【セルヴィーリア アンニオ プブリオ】
この反逆は
いったい誰が仕掛け人なのか

【群衆】
ああ!...ああ!...

【セスト】
(戻ってくる)
(ああ どこへこの身を隠せばいいのか?
口を開けて おお大地よ 私を呑み込んでくれ
そしてお前の深い懐に
閉じ込めてくれ この裏切り者を)

【ヴィッテリア】
セスト!

【セスト】
私に何の用ですか?

【ヴィッテリア】
なぜそのような怯えた眼差しを?

【セスト】
昼の光が恐いのです

【ヴィッテリア】
ティートは?...

【セスト】
あの高貴な魂は
貫かれた胸から去って行きました

【セルヴィーリア アンニオ プブリオ】
いかなる邪悪な手が
そのような罪を犯せたのだ?

【セスト】
最も邪悪な男です
自然における恐怖
それは...それは...

【ヴィッテリア】
(小声で 引き止めて)
黙ってなさい 愚か者
ああ 明かしては駄目

【ヴィッテリア セルヴィーリア セスト アンニオ プブリオ】
ああ! あの星は消えてしまうのか
平和をもたらしてくれたあの星は

【全員】
おお 暗黒の裏切り!
おお 悲しみの日よ!
ATTO PRIMO

Scena Prima
Gli appartamenti di Vitellia nel palazzo imperiale con veduta sopra il Tevere

Recitativo

VITELLIA
Ma che?
Sempre l'istesso,
Sesto, a dirmi verrai?
So, che sedotto fu Lentulo da te;
che i suoi seguaci
son pronti già, che il Campidoglio acceso
darà moto a un tumulto.
Io tutto questo già mille volte udii,
la mia vendetta mai non veggo pero.
S'aspetta forse che Tito a Berenice
in faccia mia offre d'amor insano
l'usurpato mio soglio, e la sua mano?
Parla, di, che s'attende?

SESTO
Oh Dio!

VITELLIA
Sospiri!

SESTO
Pensaci meglio, oh cara,
pensaci meglio.
Ah non togliamo in Tito
la sua delizia al mondo,
il Padre a Roma, l'amico a noi.
Fra le memorie antiche
trova l'egual, se puoi.
Fingiti in mente eroe più generoso,
e più clemente.
Parlagli di premiar;
poveri a lui sembran gli erari suoi.
Parlagli di punir;
scuse al delitto cerca in ognun;
chi all'inesperta ei dona
chi alla canuta età.
Risparmia in uno l'onor del sangue illustre;
il basso stato compatisce nell'altro.
Inutil chiama, perduto il giorno ei dice,
in cui fatto non ha qualcun felice.

VITELLIA
Dunque a vantarmi in faccia
venisti il mio nemico?
E più non pensi che questo eroe clemente
un soglio usurpa dal suo tolto al mio padre?
Che m'inganno, che mi sedusse,
(e questo e il suo fallo maggior)
quasi ad amarlo.
E poi, perfido! e poi di nuovo al Tebro
richiamar Berenice!
Una rivale avesse scelto almeno
degna di me
fra la beltà di Roma.
Ma una barbara, Sesto,
un'esule antepormi,
una regina!

SESTO
Sai pur che Berenice
volontaria tornò.

VITELLIA
Narra a fanciulli codeste fole.
Io so gli antichi amori;
so le lacrime sparse allor
che quindi l'altra volta parti;
so come adesso l'accolse, e l'onorò
chi non lo vede?
Il perfido l'adora

SESTO
Ah principessa, tu sei gelosa.

VITELLIA
Io!

SESTO
Si.

VITELLIA
Gelosa io sono,
se non soffro un disprezzo.

SESTO
Eppur...

VITELLIA
Eppure non hai cor
d'acquistarmi.

SESTO
Io son...

VITELLIA
Tu sei sciolto d'ogni promessa.
A me non manca più degno esecutor
dell'odio mio.

SESTO
Sentimi!

VITELLIA
Intesi assai.

SESTO
Fermati!

VITELLIA
Addio.

SESTO
Ah, Vitellia, ah mio Nume, non partir!
dove vai? perdonami, ti credo,
io m'ingannai.

No. 1 - Duetto
SESTO
Come ti piace imponi:
Regola i moti miei.
Il mio destin tu sei,
Tutto faro per te.

VITELLIA
Prima che il sol tramonti,
Estinto io vo l'indegno.
Sai ch'egli usurpa un regno,
Che in sorte il ciel mi die.

SESTO
Già il tuo furor m'accende.

VITELLIA
Ebben, che più s'attende?

SESTO
Un dolce sguardo almeno
Sia premio alla mia fe!

VITELLIA, SESTO
Fan mille affetti insieme
battaglia in me spietata.
Un'alma lacerata
più della mia non v'è.

Recitativo

ANNIO
(Entrando, a Sesto)
Amico, il passo affretta;
Cesare a se ti chiama.

VITELLIA
Ah, non perdete
questi brevi momenti,
a Berenice Tito gli usurpa.

ANNIO
Ingiustamente oltraggi,
Vitellia, il nostro Eroe.
Tito ha l'impero
e del mondo, e di se.
Già per suo cenno
Berenice parti.

SESTO
Come?

VITELLIA
Che dici?

ANNIO
Voi stupite a ragion.
Roma ne piange,
di maraviglia, e di piacere.
Io stesso quasi nol credo:
ed io fui presente, o Vitellia,
al grande addio.

VITELLIA
(Fra sè)
Oh speranze!

SESTO
O, virtù!

VITELLIA
Quella superba,
o, come volontieri udita avrei
esclamar contro Tito.

ANNIO
Anzi, giammai più tenera non fu.
Partì, ma vide che adorata partiva,
e che al suo caro men che a lei
non costava il colpo amaro.

VITELLIA
Ognun può lusingarsi

ANNIO
Eh, si conobbe, che bisognava a Tito
tutto l'Eroe per superar l'amante;
vinse, ma combatté;
non era oppresso,
ma tranquillo non era;
de in quel volto
(dicasi per sua gloria)
si vedeva la battaglia, e la vittoria.

VITELLIA
(Fra sè)
Eppur forse con me, quanto credei
Tito ingrato non è.
(a Sesto, da parte)
Sesto, sospendi
d'eseguire i miei cenni;
il colpo ancora non e maturo.

SESTO
E tu non vuoi ch'io vegga!...
ch'io mi lagni, oh crudele!...

VITELLIA
Or che vedesti?
di che ti puoi lagnar?

SESTO
Di nulla.
(fra sè)
Oh Dio!
Chi provo mai
tormento eguale al mio.

No. 2 - Aria
VITELLIA
Deh se piacer mi vuoi,
Lascia i sospetti tuoi;
Non mi stancar con questo
Molesto dubitar.

Chi ciecamente crede,
impegna a serbar fede;
Chi sempre inganni aspetta
Aletta ad ingannar.
(parte)

Recitativo

ANNIO
Amico, ecco il momento
di rendermi felice.
All'amor mio Servilia promettesti.
Altro non manca
che d'Augusto l'assenso. Ora da lui
impetrarlo potresti.

SESTO
Ogni tua brama,
Annio, m'è legge. Impaziente anch'io
questo nuovo legame, Annio, desto.

No. 3 - Duettino
ANNIO, SESTO
Deh prendi un dolce amplesso,
Amico mio fedel;
E ognor per me lo stesso
Ti serbi amico il ciel.
(partono)


Scena Seconda
"Parte del Foro Romano magnificamente adornato d'archi, obelischi, e trofei; in faccia aspetto esteriore del Campidoglio,magnifica strada, per cui vi ci ascende.
Publio, senatori romani, e i legati delle province soggette, destinati a presentare al senato gli annui imposti tributi.
Mentre Tito, seguito da pretoriani, e circondato da numeroso popolo, scende dal Campidoglio, cantassi il seguente"

No. 4 - Marcia

No. 5 - Coro
POPOLO ROMANO
Serbate, oh Dei custodi
Della romana sorte,
In Tito il giusto, il forte,
L'onor di nostra età.

Recitativo

PUBLIO
Te della patria il Padre
oggi appella il senato:
e mai più giusto non fu en' suoi decreti,
o invitto Augusto

ANNIO
Nè padre sol, ma sei
suo Nume tutelar.
Più che mortale
giacché altrui ti dimostri
a' voti altrui comincia al avvezzarti.
Eccelso tempio ti destina il senato;
e là si vuole, che fra divini onori
anche il Nume di Tito il Tebro adori.

PUBLIO
Quei tesori, che vedi,
delle serve province annui tributi,
all'opera consacriam.
Tito, non sdegni
questi del nostro amor pubblici segni.

TITO
Romani, unico oggetto è de' voti di Tito
il vostro amore;
ma il vostro amor non passi tanto i confini
i suoi, che debbano arrossirne e Tito, e voi.
Quegli offerti tesori non ricuso però.
Cambiarne solo l'uso pretendo.
Udite: oltre l'usato
terribile il Vesevo ardenti fumi
dalle fauci eruttò;
scosse le rupi; riempie di ruine
i campi intorno, e le città vicine.
Le desolate genti fuggendo van;
ma la miseria opprime
quei che al foco avanzar.
Serva quell'oro di tanti affitti
a riparar lo scempio.
Questo, o Romani,
è fabbricarmi il tempio.

ANNIO
O, vero Eroe!

PUBLIO
Quanto di te minori tutti i premi son mai,
tutte le lodi!

TITO
Basta, basta, oh miei fidi.
(Entra nell'atrio, dove Sesto e Annio lo stanno aspettando)
Sesto a me s'avvicini;
Annio non parta.
Ogn'altro s'allontani.
(Tutti obbediscono)

(No. 4 - Marcia)

Recitativo

ANNIO
(Da parte, a Sesto)
Adesso, oh Sesto, parla per me.

SESTO
Come, Signor,
potesti la tua bella regina?...

TITO
Ah, Sesto, amico,
che terribil momento!
Io non credei...
basta; ho vinto; parti.
Tolgasi adesso a Roma ogni sospetto
di vederla mia sposa.
Una sua figlia vuol veder sul mio soglio,
a appargala convien.
Giacche l'amore scelse invano a miei lacci,
io vo', che almeno l'amicizia li scelga.
Al tuo s'unisca, Sesto, il cesareo sangue.
Oggi mia sposa sarà la tua germana.

SESTO
Servilia!

TITO
Appunto!.

ANNIO
(fra sè)
Oh me infelice!

SESTO
(fra sè)
Oh Dei! Annio e perduto.

TITO
(A Sesto)
Udisti?
che dici? non rispondi?

SESTO
E chi potrebbe risponderti, Signor?
M'opprime a segno la tua bontà.
Che non ho cor...
vorrei...

ANNIO
(Fra sè)
Sesto e in pena per me.

TITO
Spiegati. Io tutto
faro per tuo vantaggio.

SESTO
(Fra sè)
(Ah si serva l'amico.)

ANNIO
(Fra sè)
Annio, coraggio.

SESTO
Tito...

ANNIO
Augusto, conosco di Sesto il cor.
Fin dalla cuna insieme
tenero amor ne strinse.
Ei di stesso modesto estimator,
teme, che sembri sproporzionato il dono;
e non s'avvede ch'ogni distanza eguaglia
Cesare il favor.
Ma tu consiglio da lui prender non dei.
Come potresti sposa elegger
più degna dell'imperio, e dite?
Virtù, bellezza,
tutto e in Servilia.
Io le conobbi in volto
ch'era nata a regnar.
De'miei presagi
l'adempimento e questo.

SESTO
(Fra sè)
Annio parla cosi?
Sogno, o son desto?

TITO
Ebben, recane a lei, Annio,
tu la novella.
E tu mi siegui, amato Sesto;
e queste tue dubbiezze deponi.
Avrai tal parte tu ancor nel soglio,
e tanto t'innalzerò,
che resterà ben poco
dello spazio infinito,
che frapposer gli Dei fra Sesto, e Tito.

SESTO
Questo è troppo, O Signor.
Modera almeno,
se ingrati non ci vuoi Augusto,
i benefici tuoi.

TITO
Ma chè?
Se mi niegate che beneficio io sia,
che mi lasciate?

No. 6 - Aria
TITO
Del più sublime soglio
L'unico frutto e questo;
Tutto e tormento il resto,
E tutto e servitù.

Che avrei, se ancor perdessi
Le sole ore felici,
Ch'ho nel giovar gli oppressi,
Nel sollevar gli amici;
Nel dispensar tesori
Al merto, e alla virtù?

Del più sublime soglio...
(parte con Sesto)

Recitativo

ANNIO
(Solo)
Non ci pentiam.
D'un generoso amante
era questo il dover.
Mio cor, deponi
le tenerezze antiche;
e tua sovrana
chi fu l'idolo tuo.
Cambiar conviene
in rispetto l'amore.
Eccola. Oh Dei!
mai non parve si bella
agli occhi miei.

SERVILIA
(entrando)
Mio ben...

ANNIO
Taci, Servilia. Ora e delitto
il chiamarmi cosi.

SERVILIA
Perché?

ANNIO
Ti scelse Cesare
(che martir!)
per sua consorte.
A te
(morir mi sento!)
A te m'impose
di recarne l'avviso,
(O pena!)
Ed io...
Io fui...
(parlar non poso)
Augusta, addio!

SERVILIA
Come? Fermati!
Io sposadi Cesare?
E perché?

ANNIO
Perché non trova
beltà, virtù, che sia
più degna d'impero, anima...
oh stelle! che dirò?
Lascia, Augusta, deh lasciami partir.

SERVILIA
Cosi confusa abbandonarmi vuoi?
Spiegati; dimmi, come fu?
Per qual via?...

ANNIO
Mi perdo, s'io non parto,
anima mia.

No. 7 - Duetto
ANNIO
Ah perdona al primo affetto
Questo accento sconsigliato;
Colpa fu del labbro usato
A cosi chiamarti ognor.

SERVILIA
Ah tu fosti il primo oggetto,
Che finor fedel' amai;
E tu l'ultimo sarai
Ch'abbia nido in questo cor.

ANNIO
Cari accenti del mio bene!

SERVILIA
Oh mia dolce, cara speme!.

SERVILIA, ANNIO
Più che ascolto i sensi tuoi,
in me cresce più l'ardor.
Quando un'alma e all'altra unita,
Qual piacer un cor risente!
Ah si tolga dalla vita
Tutto quel che non e amor.
(partono)


Scena Terza
Ritiro delizioso nel soggiorno imperiale sul colle Palatino. Tito, che riceve da Publio, il capitano della guardia pretoriana, una carta

Recitativo

TITO
Che mi rechi in quel foglio?

PUBLIO
In nomi ei chiude
d'rei che osar con temerari accenti
de'Cesare gia spenti
la memoria oltraggiar.

TITO
Barbara inchiesta,
che agli estini non giova,
e somministra
mille strade alla frode
d'insidiar gl'innoncenti.

PUBLIO
Ma v'è, Signor, chi lacerare
ardisce anche il tuo nome.

TITO
E che perciò?
Se 'l mosse leggerezza;
nol curo;
se follia; Io compiango;
se ragion; gli son grato!
e se in lui sono
impeti di malizia;
io gli perdono.

PUBLIO
Almen...

(Servilia, entrando frettolosamente
si getta ai piedi di Tito)

SERVILIA
Di Tito al piè...

TITO
Servilia! Augusta!

SERVILIA
Ah Signor, si gran nome
non darmi ancora. Odimi prima.
Io deggio palesarti un arcan.

TITO
Publio, ti scosta; ma non partir.
(Publio si ritira qualche passo)

SERVILIA
Che del cesareo alloro
me fra tante più degne,
generoso Monarca, inviti a parte,
e dono tal, che destaria tumulto
nel più stupido cor...
Ma...

TITO
Parla...

SERVILIA
Il core, Signor, non e più mio.
Già da gran tempo Annio me lo rapi.
Valor che basti,
non ho per l'obliarlo.
Anche dal trono
il solito sentiero
farebbe a mio dispetto
il mio pensiero.
So che oppormi è delitto
d'un Cesare le voler
ma tutto, almeno,
sia noto al mio sovrano;
poi, se mi vuol sposa,
ecco la mano.

TITO
Grazie, o Numi del ciel.
Pur si ti ritrova chi s'avventuri
a dispiacer col vero.
Alla grandezza tua
la propria pace Annio pospone!
Tu ricusi un trono per essergli fedele!
Ed io dovrei turbar fiamme si belle!
Ah, non produce sentimenti si rei
di Tito il core.
Sgombra ogni tema.
lo voglio stringer nodo si degno,
e n'abbia poi cittadini la patria
eguali a voi.

SERVILIA
O Tito! O Augusto!
O vera delizia de' mortali!
Io non saprei come il grato mio cor...

TITO
Se grata appieno esser mi vuoi, Servilia,
agli altri inspira il tuo candor.
Di pubblicar procura, che grato a me si rende,
più del falso che piace, il ver che offende.

No. 8 - Aria
TITO
Ah, se fosse intorno al trono
Ogni cor così sincero!,
non tormento un vasto impero,
Ma saria felicita.

Non dovrebbero i regnanti
Tollerar si grave affanno,
Per distinguer dall'inganno
l'insidiata verità...
(parte)

Recitativo

SERVILIA
Felice me!

VITELLIA
(Che entra)
Posso alla mia sovrana
offrir del mio rispetto
i primi omaggi?
posso adorar quel volto,
per cui d'amor ferito,
ha perduto il riposo
il cor di Tito?

SERVILIA
Non esser mecca irata;
forse la regia destra
e a te serbata.
(parte)

VITELLIA
Ancora mi schernisce?
Questo soffrir degg'io
vergognoso disprezzo?
Ah, con qual fasto
qui mi lascia costei!
Barbaro Tito, il parea dunque poco
Berenice antepormi?
Io dunque sono
l'ultima de'viventi.
Ah, trema ingrato,
trema d'avermi oddesa.
Oggi il tuo sangue...

SESTO
(Avvicinandosi a lei)
Mia vita.

VITELLIA
Ebben, che rechi?
il Campidoglio e acceso?
è' incenerito?
Lentulo dove sta?
Tito e punito?

SESTO
Nulla intrapresi ancor.

VITELLIA
Nulla! e si franco mi torni innanzi?
E con qual merto ardisci
di chiamarmi tua vita?

SESTO
E' tuo comando
il sospender il colpo.

VITELLIA
E non udisti
i miei novelli oltraggi?
Un altro cenno aspetti ancor?
dimmi, come pretende,
se così poco i miei pensieri intendi?

SESTO
Sa una ragion
potesse almen giustificarmi?

VITELLIA
Una ragione! mille n'avrai,
qualunque sia l'affetto,
sa cui prenda il tuo cor regola, e moto.
E' la gloria il tuo voto?
Io ti propongo la patria a liberar.
Sei d'un illustre ambizione capace?
Eccoti aperta una strada all'impero.
Renderti fortunato puo la mia mano?
Corri, mi vendica, e son tua.
D'altri stimoli hai d'uopo?
Sappi che Tito amai,
che del mio cor l'acquisto
ei t'impedi;
che, se rimane in vita,
si può pentir;
ch'io ritornar potrei
  • non mi fido di me -
forse, ad amarlo,
Or va, se non ti muove
desio di gloria, ambizione, amore,
se tolleri un rivale,
che usurpò, che contrasta,
che involarti potrai gli affetti miei,
degli uomini il più vil dirò che sei.

SESTO
Quante vie d'assalirmi!
Basta, basta non più,
già m'inspirasti, Vitellia, il tuo furor.
Arder vedrai fra poco il Campidoglio,
e quest'acciaro nel sen di Tito...
(Fra sè)
Ah, sommi Dei! Qual gelo
mi ricerca le vene...

VITELLIA
Ed or che pensi?

SESTO
Ah, Vitellia!

VITELLIA
Il previdi, tu pentito già sei

SESTO
Non sono pentito, ma...

VITELLIA
Non stancarmi più,
Conosco, ingrato,
che amor non hai per me.
Folle, ch'io fui!
Già ti credea; già mi piacevi
e, quasi, cominciavo ad amarti.
Agli occhi miei involati per sempre
e scordati di me.

SESTO
Fermati, io cedo.
Io già volo a servirti.

VITELLIA
Eh, non ti credo;
m'ingannerai di nuovo.
In mezzo all'opra, ricorderai...

SESTO
No; mi punisca amore,
se penso ad ingannarti.

VITELLIA
Dunque corri; che fai?
Perché non parti?

No. 9 - Aria
SESTO
Parto, parto, ma tu ben mio,
Meco ritorna in pace;
Sarò qual più ti piace;
Quel che vorrai farò.

Guardami, e tutto oblio,
E a vendicarti io volo;
A questo sguardo solo
Da me si penserà.

Parto, ma tu...

Ah qual poter, oh Dei!
Donaste alla beltà.
(parte)

Recitativo

VITELLIA
Vedrai, Tito, vedrai, che alfin
si vile questo volto non e.
Basta a sedurti gli amici almen,
se ad invaghirti e poco.
Ti pentirai...

PUBLIO
(Entrando)
Tu qui, Vitellia?
Ah corri, va Tito alle tue stanze.


ANNIO
(Che entra)
Vitellia, il passo affretta,
Cesare di te cerca.

VITELLIA
Cesare!

PUBLIO
Ancor nol sai?
sua consorte t'elesse.

ANNIO
Tu sei la nostra Augusta;
e il primo omaggio
già da noi ti si rende.

PUBLIO
Ah, principessa, andiam;
Cesare attende.

No. 10 - Terzetto
VITELLIA
Vengo...aspettate...
(fra sè)
Sesto!...
Ahimè!...Sesto!...e partito?...
Oh sdegno mio funesto!
Oh insano mio furor!
Che angustia, che tormento!
Io gelo, oh Dio! d'orror.

PUBLIO, ANNIO
Oh come un gran contento,
Come confonde un cor...
(partono)

VITELLIA
O sdegno mio funesto!
O insano mio furor!...


Scena Quarta
(La piazza davanti al Campidoglio, come prima.)

No. 11 - Recitativo accompagnato
SESTO
Oh Dei, che smania e questa,
che tumulto ho nel cor!
Palpito, agghiaccio,
m'incammino, m'arresto;
ogn'aura, ogn'ombra
mi fa tremare.
Io non credea, che fosse
si difficile impresa esser malvagio.
Ma compirla convien.
Almen si vada con valor e perir.
Valore?
E come può averne un traditor?
Sesto infelice! tu traditor!
Che orribil nome!
Eppure t'affretti a meritarlo.
E chi tradisci?
il più grande, il più giusto,
il più clemente Principe della terra,
a cui tu devi quanto puoi, quanto sei.
Bella mercede gli rendi in vero.
Ei t'innalzo per fati il
carnefice suo.
M'inghiotta il suolo
prima ch'io tal divenga.
Ah non ho core, Vitellia,
a secondar gli sdegni tuoi.
Morrei prima del colpo
in faccia a lui.
(Si desta nel Campidoglio un incendio che a poco a poco va crescendo.)
S'impedisca...ma come?
arde già il Campidoglio!
Un gran tumulto io sento
d'armi, e d'armati:
ahi! tardo il pentimento.

No. 12 - Quintetto con coro
SESTO
Deh, conservate, oh Dei,
A Roma il suo splendor,
O almeno i giorni miei
Coi suoi troncate ancor.

ANNIO
(accorrendo)
Amico, dove vai?

SESTO
Io vado, io vado...Io saprai.
Oh Dio, per mio rossor.
(Ascende frettoloso nel Campidoglio.)

ANNIO
Io Sesto non intendo...
Ma qui Servilia viene.

SERVILIA
(entrando)
Ah che tumulto orrendo!

ANNIO
Fuggi di qua mio bene.!

SERVILIA
Si teme che l'incendio
Non sia dal caso nato,
Ma con peggior disegno
Ad arte suscitato.

(Una folla comincia formassi di gente che si lamenta, spaventata)

FOLLA
(Ripetutamente)
Ah!...

PUBLIO
(entrando)
V'è in Roma una congiura,
Per Tito ahimè pavento;
Di questo tradimento
Chi mai sarà l'autor.?

SERVILIA, ANNIO, PUBLIO
Le grida ahimè ch'io sento
Mi fan gelar d'orror.

(Vitellia entra.)

FOLLA
Ah!...

VITELLIA
Chi per pietade oh Dio!
M'addita dov'è Sesto?
(fra sè)
in odio a me son' io
Ed ho di me terror.

SERVILIA ANNIO, PUBLIO
Di questo tradimento
Chi mai sarà l'autor.

FOLLA
Ah!...ah!...

SESTO
(Tornando)
(Ah dove mai m'ascondo?
Apriti, oh terra, inghiottimi,
E nel tuo sen profondo
Rinserra un traditor.)

VITELLIA
Sesto!

SESTO
Da me che vuoi?

VITELLIA
Quai sguardi vibri intorno?

SESTO
Mi fa terror il giorno.

VITELLIA
Tito!

SESTO
La nobil alma versò
dal sen trafitto.!

SERVILIA, ANNIO, PUBLIO
Qual destra rea macchiarsi Poté
d'un tal delitto?

SESTO
Fu l'uom più scellerato,
L'orror della natura,
fu... fu...

VITELLIA
(a parte, trattenendolo)
Taci forsennato,
deh non ti palesar.

VITELLIA, SERVILIA, SESTO, ANNIO, PUBLIO
Ah! dunque l'astro e spento,
e spento di pace apportator.

TUTTI
Oh nero tradimento!
Oh giorno di dolor!


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の下でライセンスされています。
@ 藤井宏行



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