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第2幕

第1場
バグダッドのハールーン・アル・ラシードの宮殿の壮麗な広間  ハールーン・アル・ラシードはバベカンや王国の諸侯たちに囲まれて彼の王座に座っている ボディーガードが左右に控えている 下僕たちは腕を交差させて王座の前に立っている


【コーラス】
栄光あれ!栄光あれ!栄光あれ!栄光あれ!
栄光をカリフに 公正なるハールーンに!
頭を垂れよ 汝ら真の信徒たちよ 彼の前に 深々と!
災いあれ不信心者共 カリフのお力に逆らおうとする者共に
風の中に彼は漂うのを見るのだ 影をそして
夜を!
栄光あれ!栄光あれ! カリフに 公正なるハールーンに!

【バベカン】
(カリフの前にひざまずいて)
すべての信仰の偉大な支配者様!あなた様の娘のレチア様は 世界で最も賢明な王子の子であるだけではございません。彼女はまたあなた様の最も美しい娘御です 私は自分の焦燥をもはや抑えることができません...

【ハールーン・アル・ラシード】
お前は賢く礼儀正しいぞ 王子バベカンよ お前はすぐにペルシャの王となり そしてわれらが友のうちでも最強の者となるのだ だが女たちのうちには別の力がある 愛という力が

【バベカン】
私は出来る限りのことを致しましょう レチアの心を私へと向けることを

【ハールーン・アル・ラシード】
ならば頭を使え プリンス・バベカンよ!簡単にできるであろうぞ われらのレチアがお前を自分の主人として従うようにしつけることなど 良く考えよ...

【バベカン】
私は彼女を戦利品のように要求はしませんよ どんなにかけがえのない人であっても いいえ 決して...

【ハールーン・アル・ラシード】
(笑って遮り)
...まあたとえそのように見えてもだな...

【バベカン】
...あたかも彼女が自由に選択をしたかのようにです!彼女が自らの愛を捧げる男のもとに行くように仕向けること そうすれば彼女も容易に望むようになることでしょう...

【ハールーン・アル・ラシード】
...何を彼女はせねばならぬかをな 本当に賢いぞ バベカンよ!

バレエ

【ドロル】
ダンス中、ヒュオンとシェラスミンは宮殿の大広間にアラブの王子と従者に扮して入ってくる ちょうどその時がレチアの夫選びであった レチア最初プリンス・バベカンに向かって数歩近づく しかし突然目に見えない力によって導かれているかのように彼女は反対に振り向きヒュオンに近づく ヒュオンとレチアはお互いを発見する!

カリフとプリンス・バベカンは自分たちの計画が阻止されたのに気付く だが彼らがヒュオンとシェラスミンを宮殿の衛兵に捕らえさせようとした時 ヒュオンはオベロンの魔法の角笛を吹く
すぐに襲撃した者たちは身動きできなくなる -  ヒュオンとレチアは宮殿の庭に逃げる そしてシェラスミンは 抜け目ない男だ そうしている間にもキスで美しい奴隷娘ファーティマを目覚めさせることを忘れない

【シェラスミン】
お前はこれが好きなようだな?もう一度やってみようか
(彼女に再びキスする)

【ファーティマ】
(彼の手を取り 彼を引っ張って行く)
おいで下さい

【シェラスミン】
どこへ行くのだ 可愛い娘よ?

【ファーティマ】
レチア様とあなたの御主人さまのところです


第2場
カリフの宮殿の裏の植物が生い茂った庭

【シェラスミン】
(優しくファティマを抱いて)
これは魅力的な変化だぞ!一度のくちづけが彫像を優しい恋人に変える 二度目のくちづけでお前はもう誠実になった これで十回 百回くちづけをしたら一体どうなるのだろう?


【ファーティマ】
あなた様はふざけてばかりでおいでです!

【シェラスミン】
ああ...今、ついに私はこの東洋における冒険に意味を見いだしたぞ!私の腕の中にナンセンスの美しい作品を掴むことができたのだ

【ファーティマ】
あなたはまだおっしゃってませんわ 私を愛して下さるのか?

【シェラスミン】
愛しているかだって?ちょっと待って
(考え込んでいるような仕草で)
もし人がお前にワインが好きかどうか尋ねたら?お前はどうする?味わってみるだろう!私もそうするんだ!お前を味わってみることにしよう
(彼女にキスする)

【ファーティマ】
では私があなたを愛しているかどうか?あなたはお知りになりたくないのですか?

【シェラスミン】
私は分からないことについては思い悩まぬ だが何が私を思い悩ますのかについては知りたいのだ ともあれ - 私には恐ろしい考えが浮かんだぞ
(彼女を解放する)

【ファーティマ】
どうしたのですか シェラスミンさま?

【シェラスミン】
お前は私をこのバグダッドでだけ愛してくれるのだろう なぜならずっとこのハーレムに閉じ込められていたのだからな?

【ファーティマ】
(彼にしがみついて)
心配しないでください 私が愛するとき 私は誠実ですわ

【シェラスミン】
おお そんな風な嘘つきだけがコケティッシュなのだ...

アリエッタ

【ファーティマ】
孤独なアラブの乙女
砂漠の名もない子です
技芸があるわけでもありません それがあれば
男の愛が得られると言われていますけれど
孤独なアラブの乙女
砂漠の名もない子です
掘り取られた花のように 私は
川へと放り投げられます
ほんの少しだけ浮かんでいて それから死んでしまうの!
生まれた時のように人知れず
けれど もしあなたの優しい手が
私を流れから救いあげて下さるなら
そして、私をどこか遠い国へと運んで下さるのなら
あなたの胸の思いを咲かせるために
おお それですぐにこの最愛のバラから
ナイチンゲールはきっと飛び立つのです
私が心の安らぎを乱してしまうよりも
愛が私の住み家として与えてくれた安らぎを

【シェラスミン】
それはたいへん嬉しいことだ ファーティマよ だが愛がお前に新しい家を与える前に 私たちは故郷に帰らねばならぬ

レチアとヒュオンが大急ぎで反対側からやってくる

【ヒュオン】
急げ シェラスミン! われらは船に乗らねばならぬ 彼らが目を覚ます前に!

【シェラスミン】
(彼の後ろにファティマを引き寄せて)
この泥のなかからわれらが飛び出す時だ 奴らがわれわれを泥の中に放り込む前に...

【ヒュオン】
(喜んで)
アスカロン!私の故郷へ!

オベロンはドロルについて来るように合図する ふたりは闇の中に消える

【シェラスミン】
(意気揚々と)
アスカロンへ!優美なレチア姫様とあなた様 そしてわが友ファーティマとで それがどういうことかお分かりですね?フランスへと帰るのです!

四重唱

【ヒュオンとシェラスミン】
ダークブルーの海の上
広い広い海の上!
アラビアの娘たちのうちの一番の美女よ
さあ 私と一緒に船出してくれるかい? さあ!

【レチアとファーティマ】
たとえ海が果てしなく続き
広い広い海に岸辺がなくても
なお恐れることはないでしょう このアラビアの娘は
あなたと一生 航海するのです

【四人全員で】
ならば船に!-ならば船に乗りましょう 乗りましょう!
空が明るい間に
そして優しい風が吹いているうちに
私たちの心はこの船体のように揺るぎなく
私たちの希望は日を浴びた帆のように輝いています
船に 船に乗りましょう!
空が明るい間に!
船に 船に乗りましょう! 優しい風が吹いているうちに
船に 船に乗りましょう!


第3場
岩だらけの風景 既に暗い パックひとりだけが見分けられる


ソロ コーラス 嵐

【パック】
(魔法をかけるようにとユリの杖を振って)
大気の精霊よ そして大地と海の!
聖なる炎の精霊よ!
風と波を支配する力を持つすべての者よ
来たれ 来たれ わが勇敢な精霊たちよ!
お前たちが暗い洞窟の中で
ダイヤモンドの閃光にのみ照らされていようとも
あるいは深い海の底
閉じ込められた真珠が眠っているところでも
あるいは空の彼方の別の空
人の目が見上げる空の更に向こうに
あるいは唸りを上げる山の懐の
溶岩が静かに沸き立っているところでも
精霊たちよ どこにお前たちが居ようと
ここに来よ ここに来よ 私のもとに来るのだ!
私はお前たちに命じる この魔法の指輪によって
お前たちの忠実な友 妖精王の!

大気、大地、水と炎の精霊たちはとりどりの色の衣装を着たシルフやフェアリーたちの一団と共に急いであらゆる方向から集まってくる 炎の精霊は燃えた松明を持っている パックがその中央におり 精霊たちは彼の周囲で踊る

【精霊たちのコーラス】
われらはここだ!われらはここだ!
言ってくれ 何をせねばならぬのだ?
月を欠けさせねばならぬのか?
太陽を暗くせねばならぬのか?
大洋を干からびさせるのか?
言ってくれ!言ってくれ われらには何でもできる力があるぞ!

【パック】
違う!違う!お前たちの仕事はせいぜいのところ
この海岸の船を一隻難破させるだけのことだ
ただの妖精にはできぬことだから
お前たちを私は呼び出したのだ!

【精霊たちのコーラス】
たったそれだけか?
(笑って)
ホゥ ホゥ!ホゥ ホゥ ホゥ!ホゥ ホゥ ホゥ ホゥ ホゥ!
これ以上たやすい仕事など知らんぞ
風よ 波よ!魔法に従え!
見ろ!出来たぞ! さらば さらば!

雷鳴と稲妻 パックと精霊たちは彼らがやってきた方向に消えて行く あたりは暗くなる 岩だらけの陸の風景は霞んで消えて行く 稲妻の閃光に照らされて岩だらけの海岸の光景がゆっくりと現れてくる 嵐の陰鬱な暗闇 右手には岩の平らなところがあり、その背後には上へ続く小道がある 雷鳴と稲妻が海の上では荒れ狂い 一艘の難破船が右に左にと揺れ動いている



嵐の音楽

祈り

【ヒュオン】
(ひざまずいて)
この恐ろしい時の支配者よ!
お救い下さい おおお慈悲を あの可憐な花に!
もし誰かを撃たなければならぬなら 御身の雷は
私の上に落としてください!全てを引き起こした不幸な者に!
お救い下さい おおお慈悲を あの可憐な花に!
この恐ろしい時の支配者よ お慈悲を!
お救い下さい あの可憐な花を お慈悲を!

【レチア】
(ゆっくりと目覚めて)
ヒュオン様!

【ヒュオン】
レチア!生きていたのか!

【レチア】
(起き上って)
ここはどこなのでしょう ヒュオン様?

【ヒュオン】
嵐が私たちの船を沈め 私たちは波に運ばれてここにたどり着いたのだ

【レチア】
どうして私たちの友のオベロン様をお呼びにならないのです?

【ヒュオン】
私は角笛をなくしてしまったのだ だが...
(右手を向いて)
私はあの丘の向こうを見て来よう 多分誰か近くに人が住んでいるだろう でなければ水と食べ物を持ってくるのだ

(急いで退場)

レシタティーヴォと海のアリア

【レチア】
海よ!強大なモンスターよ!
お前は緑の大蛇のように 世界のまわりにとぐろを巻く!
物思う目にはお前は荘厳に見えます
静かに朝の光の中で眠っている時には
けれど お前が怒り狂って
今のように この不運な船の周りに巻き付く時!
まるで葦のように 頑丈な船体を粉々にする時!
その時は海よ お前は本当に恐ろしいのです

波は次第に穏やかで明るくなる

まだ私には見えます お前の大波が光っているのが!
暗闇の中 大波の白い泡が飛び散り
そして砕ける波の不機嫌な襲来は
私の耳には希望を弔う鐘のように聞こえるのです

夕暮れの太陽の幾筋かの光線は 今まで嵐の闇によって隠されていたが 雲を突き抜けて射しこんでくる

だけど見て!光が差し込んでくるように私には思えるの
ゆっくりと遥か遠いところから
まるで二度目の朝の目覚めのよう
蒼ざめた弱々しいその眠りから

波は穏やかなままである

明るくなったわ 今 見て!光が射した!
嵐の中を雲が一群となっている
まるでちぎれた旗が流れて行くように
野生の馬の飛び行くたてがみのように

夕暮れの太陽が空を横切り その壮大な栄光を投げかけてくる

そして今 太陽が姿を現したわ 風は急に静かになり
大波も怒りが過ぎて喘いでいるのよ
雲のない 赤く染まった水の上
今 夕日が燃えているわ
虐殺で赤く染まっている勝利者のように
自らの天幕に勝ち誇って向かって行く

海は非常に穏やかになり 雲が千切れて行く

ああ!でもこの目は決して見ることはないのかも知れないわ
この光を再び!
さようなら 輝く太陽よ 永遠に
あなたは私にとってはむなしく昇るだけ! -

太陽は沈み 一隻の船が右から左へ滑るように通り過ぎる

だけど何の輝きかしら とても白くてきれいな
揺らいでいるのは 揺れる大波と一緒に
あれは海鳥ね 輪を描いている 誰か
難破した人の水の枕の上を!
違う!あれは鳥なんかじゃない 良く見てみましょう!
喜びよ!あれは船だわ 帆だわ!
そして向こうの方には立派な船が浮かんでいるわ
強風を受けても傷一つない!ああ素敵だわ!
私のヒュオン 急いで岸辺に来て!

彼女のベールを脱いで それで船に向かって合図を送る

急いで 急いで合図を このスカーフを
このスカーフを振ってみましょう!
彼らは私を見ている!答えているわ!力一杯櫓を漕いでる!
ヒュオン!ヒュオン!ヒュオン!
ヒュオン!私の夫よ 私の愛よ 私たちは救われます!
私たちは救われます!私たちは救われます!

彼女は左の方に出て行く

【ドロル】
だがレチアは間違っている:それは海賊船なのだ!助けられる望みでなく新たな辛い試練が近づいてくる 海賊たちはレチアを捕まえると船に彼女を引きずり込む 首領のアブダラは彼の主君であるアルマンサー チュニスの太守に奴隷として彼女を売るつもりである ヒュオンは海賊に殴り倒され重傷を負って海岸に取り残される そこへ海を渡って来きた二羽の白鳥によって引かれた貝殻のボートに乗ってオベロンが現れる...


オベロンの到着

【ドロル】
ボートは岸辺に漂ってきます エルフの王は上陸して 死んだように横たわるヒュオンの上に屈みこむのでした

【ドロル】
私には悲しいことでございます

【オベロン】
お前は再び彼を救いたいと望んでおるようだな

【ドロル】
はい 偉大な王様 ですが同時に私は彼にさらなる苦しみを与えることをためらうことのないようお願いしたいのです そうすることでのみ 彼は目標を達成することができるのですから

【オベロン】
七日間 彼は夢の中で横たわっている必要がある それから私はチュニスに彼を連れて行こう その王宮の庭で彼が目覚めた時には健康と力は回復しているはずだ

【ドロル】
肉体はそうです!ですが心は苦しまねばならない...

【オベロン】
そうだ 彼が最後の試練を切り抜けるまではな... さあ われらは戻るとしよう

【ドロル】
別のことを提案させては頂けませんでしょうか 偉大な王様? もっと違うことをなさってはいかがでしょうか

【オベロン】
この海のそばでか?

【ドロル】
はい まさにここでです もしお気に障らぬのならばですが あなた様は恋人たちのために海を掻き乱されました 私もあなたの忠実なエルフたちのために海の芝居を工夫し それを上演することをお許し頂きたいのです

【オベロン】
(理解したように頷く)
よろしい 賢明なドロルよ

ドロルは自分のユリの杖を左右に振る マーメイドたちが底から後ろに前にと揺れながら昇ってくる パックが彼女たちの間から現れてドロルのところへと近づく

【パック】
ご覧ください マーメイドたちを!オベロン様 あなた様の王国が開けます!

【第一のマーメイド】
ああ!何と楽しいのでしょう 海の上に浮かぶのは
疲れ果てた波が深い眠りに落ちるとき!
そして太陽の最後のかすかな光が消え去る時!
そして星たちが頭上に勢揃いする時! -
そして夜の風が穏やかな吐息と共に吹きつける時
遠い地から甘い香りを運んで!
ああ!何と楽しいのでしょう 漂いながら歌うのは
水の滴る巻き髪を絞りながら!

オベロンとパックは舞台の上で後に下がる

【第二のマーメイド】
ああ!何と楽しいのでしょう 海の上に浮かぶのは
その懐を私たち以外の者が掻き乱すことがない時!
見張り番は夕暮れ時に身を乗り出す
時が引き裂く塔の壁から
そして十字を切って祈りをつぶやく
それからまた聞くのです 魔法の歌声を!
ああ!何と楽しいのでしょう 漂いながら歌うのは
水の滴る巻き髪を絞りながら!

【パック】
(進み出て)
御主人さま!いかがです!われらの仕事も終わりました!
私たちも岸辺で踊ってよろしいでしょうか
それとも陽気なリフレインを付けてやりますか
マーメイドたちの素敵な歌に?

【オベロン】
すぐにお前の努力は勝利するであろう
私も留まって見届けようぞ

【パックとオベロン】
(ユリの杖を振りながら)
こちらに!こちらに!お前たちエルフの群れよ!
来て 踊れ 砂浜の上 マーメイドたちの歌に乗せて!
急いで見せてやれ 海のニンフたちに!
大地の精霊たちも同じように快活だということを
軽やかに来たれ 美しく見えるように
夏の大気に乗る花びらのように
こちらに!こちらに!お前たちエルフの群れよ!
踊れ 砂浜の上 マーメイドたちの歌に乗せて!

マーメイドたちは水から浮かび上がりあらゆる方向から岸辺に集まってくる その上や下にはニンフやシルフ、エルフやフェアリーたちが現れる それから一番最後に大気の精霊が透明な星を手に上から降りてくる

【パック ニンフたち シルフたち マーメイドたち 精霊たち】
誰がサンゴの洞穴の中でじっとしていられよう
月が静かな波を照らしている時に
星たちは ダークブルーの天空にまたたき
その中を月の女神が急いで夜の行進をしていく時に?
陽気に 陽気に 船出しよう!
海の上を 月の青白い光の下
海の上を 船出しよう月の青白い光の下
陽気に 陽気に 船出しよう!
誰がサンゴの洞穴の中でじっとしていられよう
月が静かな波を照らしている時に
星たちは ダークブルーの天空にまたたき
その中を月の女神が急いで夜の行進をしていく時に?
陽気に 陽気に 船出しよう!
船出しよう 海の上を 月の青白い光の下!
陽気に 陽気に 船出しよう!

【オベロン エルフたち】
誰がユリの萼の中で寝ていられよう
月が森や谷間を照らしている時に
星たちは ダークブルーの天空にまたたき
その中を月の女神が急いで夜の行進をしていく時に?
陽気に 陽気に さあ踊ろう!
岸辺に沿って 明るい衣装で
明るい衣装で 私たちは踊る!
陽気に、陽気に私たちは踊る!

海の神が水の花や海草で着飾った海の精霊に囲まれた戦車に乗って登場 海のニンフたちは左右から手に花の束を持って近付いてくる それらの花たちは突然 光の炎となって燃え上がる
SECOND ACT

FIRST SCENE
A splendid hall in the palace of Harun al Raschid in Bagdad. Harun al Raschid is seated on his throne, surrounded by Babekan and the lords of the realm. Bodyguards are posted right and left. Servants, with crossed arms, stand before the throne.

CHOIR
Glory! Glory! Glory! Glory!
Glory to the Caliph, to Harun the just!
Bow ye true believers before him to the dust!
Woe betide the Infidel, who dares the Caliph's might,
When on the breeze he floating sees, the shadow and the night!
Glory! Glory! to the Caliph, to Harun the just!

BABEKAN
bending on his knee before the Caliph
Great ruler of all the faithful! Your daughter Rezia is not only the child of the wisest prince in the world. She is also your most beautiful maiden. I can hardly contain my impatience ...

HARUN AL RASCHID
You are clever and courteous, prince Babekan. You will soon be king of Persia, and then you are the mightiest of our friends. But women acknowledge another power: that of love.

BABEKAN
I will do everything possible to incline Rezia's heart towards me.

HARUN AL RASCHID
Then exert your head, Prince Babekan! How we can make it easy for our Rezia to follow you as her master.
Be inventive ...

BABEKAN
I shall not demand her like booty, even the most precious. No, it shall be ...

HARUN AL RASCHID
laughingly interrupting
... or at least it shall appear ...

BABEKAN
... as though she were making a free choice! Just challenge her to go up to the man to whom she gives herself in love. Then she will find it easier to want ...

HARUN AL RASCHID
... what she must. Your really are clever, Babekan!

Ballet

DROLL
During the dance, Huon and Sherasmin enter the splendid hall of the palace, dressed as an Arab prince and his servant, just in time for Rezia's choice of husband. Rezia first takes a few steps towards Prince Babekan. But suddenly, as if led by an invisible power, she turns to the other side and approaches Huon. Huon and Rezia have found each other!
The Caliph and Prince Babekan see their plan foiled. But just as they are about to have Huon and Sherasmin seized by the palace guard, Huon blows Oberon's magic horn.
Immediately the assailants are overcome with a profound torpidity - Huon and Rezia escape to the palace garden. And Sherasmin, the rascal, has meanwhile not neglected to awaken the beautiful slave Fatima with a kiss.

SHERASMIN
It looks as though you liked that? Let's do it again.
kisses her again

FATIMA
takes hold of him and drawing him along
Come.

SHERASMIN
Whither, fair child?

FATIMA
To Rezia and your master.


SECOND SCENE
Densely-grown garden behind the Caliph's palace

SHERASMIN
tenderly embracing Fatima
That's a charming progress! One kiss turns you from a statue into a tender sweetheart, a second kiss makes you faithful already. Where will we be with the tenth and the hundredth kiss?

FATIMA
You're full of nonsense!

SHERASMIN
Oh ... now at last I've found some sense in this whole oriental adventure! Since I have such a beautiful piece of nonsense in my arms.

FATIMA
You haven't said whether you love me?

SHERASMIN
Whether I love you? Wait a bit.
acts as though he has to think about it
When someone asks you if you like the wine? What would you do? You'd taste it! That's what I'm doing! I'll taste you.

kisses her

FATIMA
And whether I love you? Don't you want to know?


SHERASMIN
I don't get heated about things I don't know. But I do know what makes me heated. Anyway - I've just thought of something terrible.
releases her

FATIMA
What's the matter, Sherasmin?

SHERASMIN
Perhaps you only love me in Bagdad because you've always been shut up in the harem?

FATIMA
clinging to him
Don't worry. When I love, I am true.

SHERASMIN
Oh. Then only liars are coquettes ...

Arietta

FATIMA
A lonely Arab maid,
The desert's simple child,
Unskilled in arts by which 'tis said,
Man's love may be beguiled,
A lonely Arab maid,
The desert's simple child,
Like some uprooted flower, am I,
Upon a river flung,
To float a little hour, then die!
Unheed as I sprung.
But if thy friendly hand
Should lift me from the tide,
And bear me to some distant land,
To bloom thy bosoms pride,
O sooner from his darling rose
The nightingale shall roam,
Than I disturb that heart's repose
Which love hath made my home.

SHERASMIN
That's all very nice, Fatima. But before love can give you a new home we shall have to go home.

Rezia and Huon approach from the other side in great haste.

HUON
Quick, Sherasmin! We must get to the ships before they all wake up!

SHERASMIN
drawing Fatima behind him
High time we got out of the dust before they throw us into the dust ...

HUON
rejoicing
Askalon! My homeland!

Oberon signals to Droll to follow him, then both vanish into the darkness.

SHERASMIN
in high spirits
To Askalon! Gracious Princess Rezia, and you, my friend Fatima, do you know what that means? To France we go!


Quartet

HUON AND SHERASMIN
Over the dark blue waters,
Over the wide wide sea!
Fairest of Araby's daughters,
Say, wilt thou sail with me? Say!

REZIA AND FATIMA
Were there no bounds to the water,
No shore to the wide wide Sea!
Still fearless would Araby's daughter
Sail on through life with thee.

ALL FOUR
On board then! - On board then, on board then!
While the skies are light,
And friendly blows the gale,
Our hearts are as true as our bark,
And bright our hopes as its sunlit sail,
On board, on board!
While the skies are light!
On board, on board! while friendly blows the gale,
On board, on board!


THIRD SCENE
A rock-strewn landscape. It is dark. Only Puck is recognizable.

Solo, Chorus and Storm

PUCK
waving the lily wand with bewitching gesture
Spirits of air, and earth and sea!
Spirits of fire which holy be!
All, that have power over wind and wave,
Come hither, come hither, my Spirits so brave!
Whether ye be in the cavern dark,
Lighted alone by the diamonds spark,
Or beneath the waters deep,
Where the prisoned pearl doth sleep,
Or in skies beyond the one,
Mortal eyes do look upon!
Or in the womb of some groaning hill,
Where the lava stream is boiling still,
Spirits wherever you chance to be,
Come hither, come hither, come hither to me!
I charge ye by the magic ring
Of your faithful friend the Fairy king!

The spirits of the Air, Earth, Water and Fire, together with Sylphs and fairies clad in many-coloured costumes, hurry past from all sides; the spirits of fire carry flaming torches. Puck is in the middle. The spirits dance around him.

CHOIR OF THE SPIRITS
We are here! We are here!
Say, what must be done?
Must we cleave the moon?
Must we darken the sun?
Must we empty the Ocean up?
Speak! Speak, we have power to do this and more!

PUCK
Nay! Nay! your task will be at most,
To wreck a bark upon this coast,
Which simple Fairy may not do,
And therefore have I summon'd you!

CHOIR OF THE SPIRITS
Naught but that?
laughing
Ho ho! Ho ho ho! Ho ho ho ho ho!
Lighter labour none we know,
Wind and waves! Obey the spell!
Hark! 'tis done! Farewell, farewell!

Thunder and lightning. Puck and the spirits disappear from where they came. It becomes dark. The rocky countryside gradually fades away. Illuminated by the flashes of lightning, a bleak rocky coastline slowly appears. The sombre darkness of a storm. On the right is an outcrop of rocks, behind which a path leads upwards. Thunder and lightnings rages over the water and a wrecked ship is driven from right to left.

Storm music

Prayer

HUON
kneeling
Ruler of this awful hour!
Spare, o spare yon tender flow'r!
If thou must strike, oh, let thy thunder
Fall on me, on me! The wretched cause of all!
Spare, o spare yon tender flow'r!
Ruler, of this awful hour, spare!
Oh spare yon tender flow'r, spare!

REZIA
awakes slowly
Huon!

HUON
Rezia! You are alive!

REZIA
getting up
Where are we, Huon?

HUON
The storm has destroyed our ship and we have been driven here by the waves.

REZIA
Why do you not call our friend Oberon?

HUON
I’ve lost the horn. But …
turns to the right
I’ll look out from the next hill. Perhaps there are people living near here. Or I could fetch water and fruit.

Exit quickly

Recitative and Ocean Aria

REZIA
Ocean! thou mighty monster!
That lies curled like a green serpent, round about the world!
To musing eye thou art an aweful sight,
When calmly sleeping in the morning light;
But when thou risest in thy wrath,
As now, and fling'st thy folds around some fated prow!
Crushing the strong ribbed bark as if it were a reed!
Then, Ocean, art thou terrible indeed.

The waves become increasingly calm and bright.

Still I see thy billows flashing!
Through the gloom their white foam flinging,
And the breaker's sullen dashing
In mine ear hope's knell is ringing.

A few rays of the evening sun, hitherto obscured by the darkness of the storm, break through the clouds.

But lo! methinks a light is breaking
Slowly over the distant deep,
Like a second morn awaking
Pale and feeble from its sleep.

The waves continue to abate.

Brighter now, behold! 'tis beaming!
On the storm, whose misty train
Like some shatter'd flag is streaming
Or a wild steed's flying mane.

The evening sun sheds its full glory across the sky.

And now the Sun bursts forth, the wind is lulling fast,
And the broad wave but pants from fury past!
Cloudless over the blushing water,
Now the setting sun is burning,
Like a victor red with slaughter,
To his tent in triumph turning.

The sea becomes quite calm and the clouds part.

Ah! per chance these eyes may never look upon
This light again!
Fare thee well, bright orb, forever,
Thou for me wilt rise in vain! -

The sun sets and a ship glides past from right to left.

But what gleams so white and fair,
Heaving with the heaving billow?
'tis a seabird, wheeling there over some
Wretch's wat'ry pillow!
No! it is no bird, I mark!
Joy! lt is a boat, a sail!
And yonder rides a gallant bark,
Unimpair'd by the gale! Oh transport!
My Huon, haste down to the shore!

Removing her veil, sbe signals with it to the ship.

Quick, quick for a signal, this scarf,
This scarf shall be waved!
They see me! They answer! They ply the strong oar!
Huon! Huon! Huon!
Huon! my husband, my love, we are saved!
We are saved! We are saved!

She is about to go out towards the left.

DROLL
But Rezia is wrong: it is a pirate ship! Not the hoped-for rescue but a new and sore trial is approaching. The pirates seize Rezia and drag her onto the ship. Abdallah, the leader, intends to sell her as a slave to his master Almansor, the Emir of Tunis. Huon, beaten down by the pirates and severely wounded, remains on the shore. Then, across the sea, in a mussel boat drawn by two swans, Oberon appears …

Oberon's Arrival

DROLL
The boat floats to the shore, the elfin king climbs out and bends down over Huon, who lies there as if lifeless.

DROLL
It grieves me.

OBERON
I think you want to help him again so soon?

DROLL
Yes, great king. But by the same token I beg you not to spare him further sufferings. For only thus can he achieve the goal.

OBERON
For seven days he shall lie in a dream; then I will bring him to Tunis. There he shall wake up in the palace garden, restored to health and strength.

DROLL
In body! but his heart must suffer …

OBERON
Yes, until he weathers the final test … And now let us go home.

DROLL
May I suggest something else, great King? You must put something else right.

OBERON
Here by the sea?

DROLL
Yes, just here, if you don't mind. You stirred up the sea on account of the lovers. Please allow me to devise a sea play for your faithful elves, too, and set it in motion.


OBERON
nods acquiescence
Very well, my clever Droll.

Droll waves his lily wand from side to side. Mermaids rise from the depths swaying backwards and forwards. Puck appears amongst them a approaches Droll.

PUCK
Look, the mermaids! Oberon, your kingdom begins!


FIRST MERMAID
Oh! 'tis pleasant to float on the sea,
When the wearied waves in a deep sleep be!
And the last faint light of the sun hath fled!
And the stars are mustering overhead!-
And the nights breeze comes with its breath so bland,
Laden with sweets from the distant land!
Oh! 'tis pleasant to float and sing,
While ever our dripping locks we wring!

Oberon and Puck retire upstage

SECOND MERMAID
O 'tis pleasant to float on the sea
When nothing stirs on its breast but we!
The warder leans at the twilight hour
Over the wall of the time worn tower.
And crosses himself and mutters a prayer
Then listens again to the witching air!
O 'tis pleasant to float and sing
While ever dripping locks we wring!

PUCK
coming forward
Master! say! our toil is over!
May we dance upon this shore
And a merry burden bear
To the mermaid's ditty rare?

OBERON
Better soon thy zeal hath won,
I will stay and set it.

PUCK AND OBERON
waving their lily wand
Hither! Hither! ye Elfin throng!
Come, dance on the sands to the mermaids' song!
Hasten and prove to the Nymphs of the sea!
That the spirits of earth can as jocund be,
Come as lightly, and look as fair,
As blossoms that sail on the summer air,
Hither! Hither! Hither! ye Elfin throng,
Dance on the sands to the mermaids' song!

Mermaids rise from the water and go ashore; from all sides, above and below, the Nymphs, Sylphs, elves and fairies appear, and last of all, the spirits of the air descend from above with transparent stars.

PUCK, NYMPHS, SYLPHS, MERMAIDS, SPIRITS
Who would stay in her coral cave,
When the moon shines over the quiet wave,
And the stars are studding the dark blue arch,
Through which she speeds on her nightly march?
Merrily, merrily let us sail!
Over the sea by her light so pale,
Over the sea let us sail by her light so pale
Merrily, merrily let us sail!
Who would stay in her coral cave,
When the moon shines over the quiet wave,
And the stars are studding the dark blue arch,
Through which she speeds on her nightly march?
Merrily, merrily let us sail!
Let us sail over the sea by her light so pale!
Merrily, merrily let us sail!

OBERON, ELVES
Who would sleep in the lily's bell
When the moon shines over wood and dell,
And the stars are studding the dark blue arch,
Through which she speeds on their nightly march?
Merrily, merrily let us dance!
Along the banks by the bright ornaments,
By the bright ornaments we dance!
Merrily, merrily we dance!

The God of the sea appears in a chariot surrounded by water spirits adorned with aquatic flowers and sea weed; water nymphs approach from right and left carrying sheaves of flowers in their hands. The flowers and blossoms suddenly burst into a blaze of light.


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@ 藤井宏行



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