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第6場
(ビストロウシュカの住む洞穴。夏の月夜。
闇の中から、雄ギツネの赤い目が輝き出す)

<ビストロウシュカ>
ああ、神様、何て素敵な人!
何て素敵な人なの!

<雄ギツネ>
(礼儀正しく登場する)
びっくりさせてしまいましたか?お嬢さん?

<ビストロウシュカ>
(無邪気そうに)
いいえ!ぜんぜん!

<雄ギツネ>
この辺りには確か鳥の巣がありましたよね!

<ビストロウシュカ>
(内気な感じで)
そうね。

<雄ギツネ>
でも今はあまりないようですね。

<ビストロウシュカ>
そうですね。
あたし、この辺りのことは良く知っているんです。
近くなので、よく来るんです。
今日はちょっと散歩に来ただけです。
ひどく頭痛がしたものですから。

<雄ギツネ>
なんてこった!それなら、よろしければ、
お家までお送りしましょうか?
猟師たちが、また森をうろついています。
よく考えもせずに歩いていたら、
すぐケガをしてしまいますよ!

<ビストロウシュカ>
(恥ずかしそうに口ごもりながら)
ご迷惑でなければ・・・

<雄ギツネ>
もちろんですよ。
お母様がご立腹なさらねばですが。

<ビストロウシュカ>
あら、いやだ!
あたし、ずっと前から自立してますのよ。

<雄ギツネ>
自立しているですって・・・!?

<ビストロウシュカ>
自分の家だって持っていますわ。
穴熊おじさんからもらった家です。

<雄ギツネ>
(感嘆して)
家の持ち主だとは!

<ビストロウシュカ>
しかも昔は猟師小屋が我が家でした。

<雄ギツネ>
猟師小屋ですって!


<ビストロウシュカ>
あたし、そこで育ったのよ。
まるで人間みたいな教育を受けたんです・・・
そして盗みを覚えたの!
でも、一度、背筋が凍るような思いをしたわ。
人間につかまっちゃったの。
だけど、キツネには身を守る本能があるわ。
私もそう・・・だから抵抗した。
一言も口を利かないでいたの。
そしたら、猟師は、あたしを殴りはじめたわ。
しっぽの一部も、ちぎり取られてしまった。
あいつは呪いの声を上げたわ・・・
「口も利かないのなら、殺してやるぞ!
気絶するまで、のどの毛をむしってやる。
おおい、母ちゃんよ!お前には、
伯爵夫人みたいな毛皮を手に入れてやるぞ!」
(あたしは言ったわ。)
「ねえ、恥ずかしいと思わないの?
このじじい!こんなに動物をいじめて!?
もう一度ぶったら、
あたし、あんたにキバをむくわよ。
これっぽっちの獲物を惜しむほど、ケチなの?
あんたは何でも持っているけど、
あたしは一文無し。
物乞いする気はないから、
ちょっと失敬しただけじゃない。
じゃあ、ぶちなさいよ!
ぶちなさいよ!気がすむまでね!」
そしたら、あいつ、ほんとにぶったわ・・・
「この暴君め!気がすんだでしょ!」
すると、あいつは木のようにどうと倒れ、
あたしは駆け去った。
その瞬間から、あたしは獣になったのよ。
夜さえもしのぐほどに、暗い暗い森・・・。
あたし、その時、初めて自由だと感じたの!

<雄ギツネ>
(ビストロウシュカに頭を下げてお辞儀する)
私は、ズラトフシュピーテク(金色の背中)です。
巻き毛を持つキツネです。
奥深い渓谷から参りました。

<ビストロウシュカ>
私こそ、どうぞよろしくね!
私は、ビストロウシュカ(耳ざとい女)です。
猟師小屋の出身ですわ。

<雄ギツネ>
お嬢さん・・・
今度また訪問してはご迷惑ですか?

<ビストロウシュカ>
(恥ずかしそうに)
いいえ、別に。

<雄ギツネ>
お外にはよく出るんでしょう?

<ビストロウシュカ>
真夜中から1時にかけてですわ。
お友達がいないので、独りで歩くんです。
今まで、私の送り迎えを、
男のひとに許したことはありません。

<雄ギツネ>
あなたは理想的な現代女性ですね。
おタバコは?

<ビストロウシュカ>
それは、まだですわ・・・

<雄ギツネ>
ウサギは召し上がりますか?

ビストロウシュカ
ああ!それは大好物!

<雄ギツネ>
お手にキスを!
(駆け去っていく)

<ビストロウシュカ>
あたし、ほんとに、そんなにきれいかしら?
あたしって、どこがそんなにきれい?
あたしって、どこがそんなにきれい?
ちょっと生きるのが楽しくなってきた!
なんだか魔法のように美しくて、不思議な想い!

<雄ギツネ>
(茂みの陰に隠れて、ビストロウシュカをじっと見つめている)
何てカワイイ・・・カワイイ子なんだ!
他のヤツに取られてたまるものか!

<ビストロウシュカ>
あたし、ほんとに、そんなにきれい!?
あたしの金色の彼・・・
あたしがどんなに恋しているか、
気が付いてくれたらいいのに!

<雄ギツネ>
お手にご挨拶のキスを!
(ビストロウシュカにウサギを披露する)

<ビストロウシュカ>
どうして、そんなに早くお戻りになったの・・・?

<雄ギツネ>
ふふふ!ふふふ!
食べ物を取って来ましたよ。
(若いウサギをビストロウシュカの前に置く)
ふふふ!
(ヒゲをひねりながら、恋する女性をじいっと見つめる)

<ビストロウシュカ>
ふふふ!ふふふ!
あなたってイヤな方ね!・・・
私のために、こんなことまでしてくださるなんて。

<雄ギツネ>
寒くありませんか?

<ビストロウシュカ>
いいえ・・・暑いぐらいですわ。
(舞台には朝焼けが広がっている)

<雄ギツネ>
あなたは、まだ恋をされたことがないのでは?

<ビストロウシュカ>
(恥ずかしそうに)
ええ!あなたは何度も?

<雄ギツネ>
いいえ!同じく私もないのです!

<ビストロウシュカ>
何でまた・・・?

<雄ギツネ>
心から尊敬できて、この命を
捧げても惜しくないような女性を
私はまだ見つけたことがないのです。
でも、そんなひとさえ見つかれば・・・

<ビストロウシュカ>
(喉をつまらせて)
そしたら・・・

<雄ギツネ>
 ・・・深い考えなしに、お尋ねするのですが・・・
私のことが好きですか?
 ・・・なぜ答えていただけないのです?
(激しくビストロウシュカを抱き寄せようとする)

<ビストロウシュカ>
はなしてください!あんなに親切だったのに!
ほんとはひどい方なのね!
あなたが、とっても怖いわ!
あんたなんか、あっち行って!
もう二度と見たくありません!

<雄ギツネ>
(悲しそうに、彼女を離しながら)
そうですか・・・では、行ってください!
ぼくの幸せとともに!ぼくを壊してください!
ぼくを終わらせてください!
もう生きてなんかいたくない!

<ビストロウシュカ>
それ、ほんと!?
なぜ、それを早く言ってくださらなかったの?
(鼻から汗をぬぐいながら)

<雄ギツネ>
本当さ!ビストロウシュカ・・・
君に、ぼくは恋してしまったんだ。

<ビストロウシュカ>
あたしに!このあたしに?

<雄ギツネ>
(情熱的に)
本当だよ・・・!君・・・ビストロウシュカに。
君・・・ビストロウシュカに。
君にぼくは恋してしまった。
なぜなら、君は、ぼくが昔から
ずっと探し続けていた女性だったんだ。

<ビストロウシュカ>
なぜ、このあたしなの?

<雄ギツネ>
ぼくは嘘はつかないよ。
ウソつきギツネじゃないんだ。
ぼくは、心のうちを
ありのままに話しているんだ。
君の体ではなく、心に恋しているんだ。
うつむかないでくれ。
ごらん・・・ぼくのビストロウシュカ。
ごらんよ・・・きっと君を
モデルにした作品が書かれるよ。
小説も書かれるし、オペラも書かれるよ。
おいでよ!逃げちゃダメさ!
ぼくの横におすわりよ。
ぼくが欲しいかい?泣かないで!
ぼくのほうこそ、幸せすぎて、
涙がこぼれそうなんだ!
欲しいかい・・・ぼくを?欲しいかい?

<ビストロウシュカ>
欲しいわ・・・欲しい!
(雄ギツネと一緒に、忍び足で洞穴に入って行く)

<フクロウ>
(森の中から叫ぶ)
みんな見たかい?このあたしが見たものを!
自分の両眼で、しっかと見届けてしまったわ!
こんなお婆ちゃんになったというのに!
あのビストロウシュカが、
あんなにふしだらな子だったとは・・・

<カケス>
お相手は誰だい?

<ビストロウシュカ>
(すすり泣きながら、穴からはい出てくる)
ああん!ああん!

<雄ギツネ>
なんで泣くのさ?何が悲しいの?
ねえ、君、一体どうしたの?
そんなに泣き虫だったのかい?

<ビストロウシュカ>
わからないの?気づかないの?

<雄ギツネ>
いいや・・・?教えておくれよ。

<ビストロウシュカ>
(雄ギツネの耳元にささやきながら、首に腕を巻きつける)
ねえ?これから、あたしをどうするつもり?

<雄ギツネ>
そういうことなら、牧師さんの所へ直行だ!

<キツツキ>
なんと・・・もう、来ましたか!
で、一体どうしてほしいんです?

<雄ギツネ>
ぼくらは今夜のうちに・・・
結婚式をあげたいんです!

<森の歓声>
あああ・・・ああああ・・・!

<キツツキ>
というより、お披露目でしょ?そうじゃないですか?
(と言いつつも、式をとりおこなう)
「今夜、雄ギツネのズラトフシュピーテクは、
女狐ビストロウシュカと結婚し、
彼女を妻に迎えるものとす!」
(婚礼の宴。森の歓声が響く)
6. obraz
Doupě Bystroušky. Letní měsíčná noc.
Z mlází zasvitnou žhavé oči Lišákovy.

BYSTROUŠKA
Bóžinku, ten je hezké!
Ten je hezké!

LIŠÁK
(vystoupí uhlazeně)
Polekala jste se, slečno?

BYSTROUŠKA
(nevinně)
Ne-e! Ne-e!

LIŠÁK
Tady asi hnízdijou ftáčci!

BYSTROUŠKA
(skromně)
Bať!

LIŠÁK
Ale včil je jich tu málo.

BYSTROUŠKA
Bať.
Já totok místečko dobře znám,
bývám toť nedaleko,
vyšla jsem si tutoť na procházku,
protože mě strašně bolí hlava.

LIŠÁK
Tož, dovolte, prosím,
abych vás doprovodil.
Včil zase myslivci lozijó po lesích,
a když je jeden tak zamyšlené,
lefko by přišel k úrazu!

BYSTROUŠKA
(zajíkavě)
Když budete tak laskavé…

LIŠÁK
Ovšem,
nebude-li matinka se hněvat.

BYSTROUŠKA
Ó, ne-é!
Já jsem dávno samostatná.

LIŠÁK
Samostatná?

BYSTROUŠKA
Mám aji svůj dům.
Odkázal mi jej strýc jezevec.

LIŠÁK
(s obdivem)
Majitelka domu?

BYSTROUŠKA
A v myslivně bývala jsem jako doma.

LIŠÁK
V myslivně!


BYSTROUŠKA
Vyrostla jsem tam.
Mám lidské vychování…
Kradla jsem!
Jednou, ještě mráz mne teď přebíhá,
chytli mne.
Ale liška se umí bránit!
A také se ubrání.
Umím aspoň jazyk vyplazit.
No, domlátili mne.
Kus oháňky jsem ztratila.
Myslivec sliboval:
„Ani se neptéte, jak já ju dobiju.
Až padne, vypárám jí ten hrtan mlsné
a ty budeš mít, ženo,
kožešinu jak hraběnka.“

„Nestydíš se, dědo,
zvíře térat?
Esli uderíš znova,
postavím se ti.
Co seš tak lakomé, že jde ti o kósek žvanca!
Máš tu všeho dost
a já ničehož nic.
Žebrat nésu zvyklá,
tož sem si kósek vzala.
Chceš, uder!
Chceš, uder! Pak aji ty!“ –
A uderil…
„Tyrane! Tu máš, cos chcel!“
A zakolíbal se jak podťaté strom.
Zdrhla jsem.
A z těch dob jsem zvíře.
Les byl černější než sama noc
a mně bylo volno!

LIŠÁK
(pokloní se Bystroušce)
Zlatohřbítek,
lišák s kroužkovými pesíky,
z Hluboké zmoly.

BYSTROUŠKA
Těší mne!
Bystrouška,
schovanka z jezerské myslivny.

LIŠÁK
Nebude vám, slečno,
nemilé, kdybych vás opět navštívil?

BYSTROUŠKA
(upejpavě)
Dozajista nikoli.

LIŠÁK
Chodíváte často na palouček?

BYSTROUŠKA
Mezi půlnocí a jednou.
Nemám přítele, tož chodím sama.
Nikomu nedovolím,
aby mne doprovázel.

LIŠÁK
Jste ideál moderní ženy!
Kouříte snad?

BYSTROUŠKA
Ještě ne-e.

LIŠÁK
Žerete králíky?

BYSTROUŠKA
Ó, jak ráda!

LIŠÁK
Ruku líbám!
(Odkvapí.)

BYSTROUŠKA
Jsem-li opravdu tak krásná?
Co je na mně tak krásného?
Co je na mně tak krásného?
Trochu jsem přece k světu!
Ty divné a čarokrásné myšlenky!

LIŠÁK
(pozoruje Bystroušku schován za křovím)
Hezounká je, hezounká!
Nesmím si ji nechat přebrat!

BYSTROUŠKA
Jsem-li opravdu tak krásná!
Můj synečku zlatý…
kdybys věděl, jak jsem se
do tebe zamilovala!

LIŠÁK
Rukulíbám! Rukulíbám!
(Ukazuje Bystroušce králíka.)

BYSTROUŠKA
Co vy přicházíte tak časně?

LIŠÁK
Chichichi! Chichichi!
Tady vám nesu něco k snědku!
(Klade před Bystroušku mladého králíka.)
Chichichi!
(Pokroutí si junácky vous, zahledí se zamilovaně.)

BYSTROUŠKA
Chichichichi! Chichichichi!
Vy jste ošklivé –
děláte si kvůlivá mně takovou škodu.

LIŠÁK
Je vám zima?

BYSTROUŠKA
Ne-e, je mně horko!
(ranní červánky)

LIŠÁK
Vy jste ještě nemilovala?

BYSTROUŠKA
(stydlivě)
Ne-e! A vy moc?

LIŠÁK
Taky ne-e.

BYSTROUŠKA
Proč?

LIŠÁK
Proto, že jsem ještě nenašel takové,
které bych si já byl vážil,
pro kterou bych život dal.
Ale najdu-li takové …

BYSTROUŠKA
(sevře se jí hrdlo)
Tož …

LIŠÁK
… tož bez velkého rozmýšlení zeptám se jí:
Máš-li mne ráda?
Vy mlčíte?
(Zuřivě schvátí Bystroušku.)

BYSTROUŠKA
Pusťte mne! Buďte tak laskavé!
Ste hrozné!
Bojím se vás!
Dite pryč!
Nechcu vás vidět!

LIŠÁK
(pustí ji smutně)
Tož, tož běžte,
odneste moje štěstí! Zničte mne!
Zkazte mne!
Nechcu být živé!

BYSTROUŠKA
Opravdu!!
Proč jste to neřekl dříve?
(utírá si čumáček)

LIŠÁK
Opravdu, tebe, Bystrouško,
jsem si já zamiloval.

BYSTROUŠKA
Mne! Mne!

LIŠÁK
(vášnivě)
Opravdu tebe, tebe, Bystrouško,
tebe, Bystrouško,
tebe jsem si zamiloval,
protože jsi zrovna taková,
jakou jsem odjakživa chcel!

BYSTROUŠKA
Proč zrovna mě?

LIŠÁK
Nejsu lhář,
nejsu lišák ulhané.
Mluvím, co v srdci nosím
od včílka.
Ne tělo, tvoju dušu miluju.
Nevrc hlavou.
Uvidíš, Bystrouško moja,
uvidíš,
že aj romány, opery
budou o tobě psáti.
Pojď sem, neutíké,
sedni si vedlivá mne.
Chceš mi? Neplač!
Aji já bych
radosťou zaplakal!
Chceš mi? Chceš mi?

BYSTROUŠKA
Chcu! Chcu!
(Vklouzne s Lišákem do doupěte.)

SOVA
(kříčí do lesa)
Kdybyste věděli, co já viděla,
těmato vlastníma očima viděla,
já stará osoba!
Ta naše Bystrouška je
jak ta nejhorší…

SOJKA
S kém?

BYSTROUŠKA
(vzlyká, vylézá z doupěte)
Aooo! Aooo! Aooo!

LIŠÁK
Co pláčeš, naříkáš?
Co se ti stalo dušenko,
žes tak uplakaná?

BYSTROUŠKA
A ty nevíš, co ty netušíš?

LIŠÁK
Ne-e, pověz mi to.

BYSTROUŠKA
(šeptá mu do ucha, padne mu okolo krku)
Co včil myslíš se mnou dělat?

LIŠÁK
Když je to tak, tož rovnou k farářovi!

DATEL
Nu, že už dete!
Čeho si vlastně přejete?

LIŠÁK
My bychom tentononc…
rádi svatbu!

HLAS LESA
Ó! Ó!

DATEL
Spíš ohlášky? Ne?
(Oddává je.)
Tentononc Lišák Zlatohřbítek
bere si lišku Bystroušku
za manželku!
(Svatební rej. Hlas lesa.)


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@ wagnerianchan



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