オペラ作曲家別索引

オペラ対訳完成

その他対訳完成

対訳一部完成

このサイトについて

アクセス数

  • 今日  -
  • 昨日  -
  • 累計  -

翻訳エンジン


bose_soundlink_color_ii



"アルチーナ"border="0"

目次

魔法オペラの傑作「アルチーナ」

  • 「アルチーナ」は、魔法の島・美しい森・豪奢な宮殿などファンタジックな舞台で、人間と魔女の悲恋物語が展開する、ヘンデル魔法オペラの傑作です。ヘンデルがロンドンで名を上げた「リナルド」では、第二幕で魔女アルミーダが敵のリナルドに恋するも、思い叶わず嘆くくだりが見せ場の1つになっていますが、このテーマをオペラ全体に拡大したのが「アルチーナ」と言えます。
  • 魔法の力でルッジェーロの心を我が物にし、彼と愛の生活を送っているアルチーナは、最初は客人達にも余裕で接しています。しかし、ルッジェーロがブラダマンテとの真実の愛を取り戻すにつれ、窮地に追い込まれます。祈りも呪いも魔法の杖も無力でした。何でも思い通りにできるはずなのに、愛する男性の心だけはそうでなかったのです。残ったのは涙だけ・・・このあまりに「人間的な」アルチーナの悲しみが、私達の共感を誘います。
  • 上記三人のシリアスな愛情とは対照的に、モルガーナとオロンテは気ままな恋人同士として登場します。人物の性格が生き生きと描写されている点で、「アルチーナ」の台本は「リナルド」よりも数段上だと思います。また、父を捜す少年オベルトの脇筋も本筋とほど良い距離間で、物語を面白くするのに一役買っています。要所で合唱やバレエも取り入れられ、円熟期のヘンデルが台本の出来以上に素晴らしい音楽を付けていることは、言うまでもありません。

おことわり

  • 作曲はされましたが、リハーサルの段階でヘンデルがカットし上演されなかった、ルッジェーロのアリア「Bramo di trionfar」を含む場(本来の第一幕第七場)は、掲載していません。(録音されているCDもありますが)
  • 「アルチーナ」はヘンデル自身による複数のバージョンがあり、クリュザンダーが「短縮版」の方を採用していることもあって、特に第一幕後半で流布している台本に異同があります。原文側を、なるべく現在普通に演奏されている(と思われる)状態にして訳しましたが、お手持ちの録音等と違う部分があるかもしれません。また上演時間や演出の都合で、若干のカットや場割りの変更が行われることがあります。
  • ブラダマンテは劇中ずっと男装しています。正体を隠すためアルチーナ側には男言葉で、供のメリッソと二人だけの時やルッジェーロに本心を伝える場面では女言葉・・・と、適宜使い分けて訳出しています。

Creative Commons License
この日本語テキストは、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
の下でライセンスされています。
@ REIKO

アルチーナより

  • 今回、チームヘンデルに参加し、初めて訳にチャレンジしたのが「アルチーナ」でした。元々この作品は私がバロックオペラを聴くきっかけになった作品で、テレビ放映されたものを見た際、現代的な演出だった事もあり、良く分からない部分も多かったのですが、とにかくヘンデルの音楽に魅了された作品でした。
  • さて、今回訳してみて、アリアの中にはかなり抽象的というか、たとえ話のような内容の歌詞もあったり、又解釈次第で色々な意味に取れそうなアリアもあったりで、往生しましたが、そこはチームでやっている強みで、色々と相談出来、大変良かったと思いました。
  • 又、作品としては各役がそれぞれ個性をもって描かれていてるという事。メインの役の3人もさることながら、モルガーナの気まぐれぶり、又、注目されにくいと役だとは思いますが、意外にもモルガーナの恋人オロンテが、登場人物全ての中で状況を一番把握しているようで、なかなか彼の台詞は注目に値するかと思います。きっとこのオペラに接する人、それぞれに好きな役が出来る作品なのではないでしょうか。
  • とにかく、このオペラはよく人を「騙し」ます。嫉妬から、策略から、時には思いやりから・・・そもそも、この舞台のアルチーナの宮殿自体もアルチーナの魔法によって作られているだけで実際には廃墟ですし、ブラダマンテもルッジェーロを救い出すために男装してアルチーナの地に乗り込んでいくのです。そして、「表面」のみを見ることなく「真実」を見ることが出来るようになった時、(少年オベルトもライオンに化かされた父を見破ります)平安が訪れるのですが・・・それが平安なのかどうかと言うのは演出次第になるかもしれません。
  • 喜劇ではないですが、後のモーツァルト作品に色々な意味で通じるような作品・・そんな印象も持ちました。

Creative Commons License
この日本語テキストは、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
の下でライセンスされています。
@ ALCINA
Handel,George Frideric/Alcina








|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|