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第3場
(会場設営が終了すると舞台は次のような形になっている。まず舞台右側では、背もたれ付きのベンチが並べられ、やや半円状に中央に向けて並べられている。舞台中央、ベンチの途切れる所には、先ほど組み立てられた「審査席」と呼ばれる足場がある。舞台左側には、高い背もたれの教会風の椅子(「歌手の椅子」)が、聴衆に向かい合うように置かれている。舞台後方には、大きなカーテンに沿って、徒弟用の長くて低いベンチが一つだけ置かれている。
ヴァルターは、若者たちの嘲ける声にうんざりしたように、ベンチの最前列に腰掛けたところである。ポーグナーとベックメッサーは、言葉を交わしながら祭具室から出てくる。徒弟たちはベンチの最後列に起立して、うやうやしく彼らを待っているので、初めから祭具室の入口で彼らを出迎えるのはダーフィトのみである)


<ポーグナー>
(ベックメッサーに)
私の誠意をお疑いなきように。
これはあなたにとって有利な決定なのです。
歌合戦となれば、勝者はあなたとなるはず。
あなたほどのマイスターを誰が阻むと言うのでしょう?

<ベックメッサー>
ですが、先ほどの論点を忘れてはなりませんぞ。
それこそが、この私を憂慮させているのです。
仮にエーファどのの意向で求婚者を拒否できるとなれば、
私のマイスターとしての威光など何の役に立ちましょう?

<ポーグナー>
これはなんと!愚考するに、それこそ何にも増して、
あなたにとっての一大事。
あなたが我が娘の意向を曲げられないとなれば、
どうして娘と契りを結べるはずがありましょう?

<ベックメッサー>
はいはい!そうですとも!だからこそ頼んでいるのです。
あなたが私に有利なよう娘さんに口添えし、
いかにこのベックメッサーが、心細やかに誠実に求婚しているか、またあなたを尊重しているかを伝えてほしいのです。

<ポーグナー>
喜んでいたしますとも。

<ベックメッサー>
(独り言で)
譲歩してくれない!
どうすれば最悪の事態を避けられるだろう?

<ヴァルター>
(ポーグナーに気付き、立ち上がって出迎えに行き、目の前でお辞儀をする)
失礼をば!親方様!

<ポーグナー>
何と!騎士殿ではありませんか?
我が「歌学校」の見学にいらしたのですかな?
(二人は挨拶を交わす)

<ベックメッサー>
(相変わらず独り言を続けている)
女に何が分かると言うのだ!女にとっては、
くだらないホラ話のほうが、詩学よりも価値が高いときている。
(うんざりしたように舞台後方を行きつ戻りつする)

<ヴァルター>
まさに打ってつけの場所にたどり着きました。
率直に申し上げますと、
国を出て、このニュルンベルクへと私を駆り立てたものは、
ひとえに芸術に対する愛情だったのです。
昨日はあなたに申し上げるのを忘れておりましたが、
今日はあえてはっきりと申し上げずにはいられません。
私はマイスタージンガーになりたいのです。
(きわめて切実な思いを込めて)
親方様!私を貴殿の組合の一員としてください!

(クンツ・フォーゲルゲザンクとコンラート・ナハティガルが
入ってくる)

<ポーグナー>
(入って来た二人に向かって嬉しそうに)
クンツ・フォーゲルゲザンクよ!我が友ナハティガルよ!
聞いてください!全くもって珍しいことです!
これなる私の知人の騎士殿は、
マイスター芸術に造詣が深いと言うのです。

(互いの紹介と挨拶のうちに、他のマイスター達も入場してくる)


<ベックメッサー>
(再び舞台前面に進み出て、独り言で)
もう一押ししてみるか。
だが、それもうまく行かぬのなら、
あの娘の心を歌で奪ってみてもいいな。
静かな夜、あの娘にだけ聞こえるようにすれば、
私の歌になびくかどうか確かめられるはずだ。
(ヴァルターの姿に気付いて)
誰だ?あの男は?

<ポーグナー>
(きわめて温かく、ヴァルターに話し続ける)
私がどんなに嬉しいか、お分かりでしょうか!
まるで古き良き時代が還ってきたようです。

<ベックメッサー>
気に入らん若造だ!

<ポーグナー>
騎士殿のお望みならば…

<ベックメッサー>
何が狙いなんだ?

<ポーグナー>
私のできる限り…

<ベックメッサー>
あんなにでれっと見つめやがって!

<ポーグナー>
何でも叶えて差し上げましょう。
ご領地の売却の際、喜んでお手伝いしたのと同様に、

<ベックメッサー>
さあ!ジクストゥス!

<ポーグナー>
組合にも喜んでお迎えいたしましょう。

<ベックメッサー>
この男に気を付けるのだ!

<ヴァルター>
心からのご厚意、ありがとうございます!
ですがもし希望を申し上げて宜しければ、私が賞を勝ち取り、
マイスタージンガーとなることは、今日にも可能でしょうか?

<ベックメッサー>
何だと!これは謙虚なことで!円錐を逆さに立てるつもりか!

<ポーグナー>
騎士殿、そのことなら、しきたりに従うのがよろしいでしょう。
ですが本日は資格試験ですから、
私があなたを推挙いたしましょう。
私の言うことなら、マイスター達も喜んで耳を貸してくれるはずです。
(マイスタージンガー達が全員到着し、最後にハンス・ザックスが現れる)

<ザックス>
こんにちは。マイスターの皆さん!

<フォーゲルゲザンク>
一同揃いましたかな?

<ベックメッサー>
ザックス殿もおりますからな!

<ナハティガル>
点呼してごらんなさい!

<コートナー>
(名簿を取り出し、舞台の袖に立つと、大声で呼ばわる)
資格試験と組合会議に、
マイスターの皆様は召集されております。
新参のこの私が、どなた様がいらっしゃったかを、
お名前で呼ばわりましょう。
かく言う私は、フリッツ・コートナー。
ご出席ですか、ファイト・ポーグナーは?

<ポーグナー>
手前にてございます。
(着席する)

<コートナー>
クンツ・フォーゲルゲザンクは?

<フォーゲルゲザンク>
1名にて。
(着席する)

<コートナー>
ヘルマン・オルテルは?

<オルテル>
いつでも、おるよ。
(着席する)

<コートナー>
バルタザール・ツォルンは?

<ツォルン>
無欠勤ですとも。
(着席する)

<コートナー>
コンラート・ナハティガルは?

<ナハティガル>
ナハティガル(夜鳴き鶯)の習性通りです。
(着席する)

<コートナー>
アウグスティン・モーザーは?

<モーザー>
欠席は嫌いです。
(着席する)

<コートナー>
ニクラウス・フォーゲルは?…返事無しですかな?

<1人の徒弟>
(ベンチから立ち上がって)
病気でございます。

<コートナー>
マイスターのご快癒を!

<マイスターたち>
(コートナーを除いて声を揃えて)
お大事にどうぞ!

<その徒弟>
有難うございます!
(着席する)

<コートナー>
ハンス・ザックスは?

<ダーフィト>
(機先を制するように立ち上がり、ザックスを指差して)
あちらに!

<ザックス>
(ダーフィトを脅しつけるように)
お前、また殴られたいのか?
お許しを!マイスター方!ザックス出席でございます。
(着席する)

<コートナー>
ジクストゥス・ベックメッサーは?

<ベックメッサー>
はなからザックスとともに。
(着席しながら)
「花咲き育ちゆく」の韻を学んでおりますからには。

(ザックスは声を立てて笑う)

<コートナー>
ウルリヒ・アイスリンガーは?

<アイスリンガー>
ここに。
(着席する)

<コートナー>
ハンス・フォルツは?

<フォルツ>
おります。
(着席する)

<コートナー>
ハンス・シュヴァルツは?

<シュヴァルツ>
ようやく、しんがりですな。
やれやれ!
(着席する)

<コートナー>
会議の定足数は満たしております。
よろしければ、審判の選挙に移りましょうか?

<フォーゲルゲザンク>
祭りの後でも良いではないか。

<ベックメッサー>
お急ぎの理由でも?
私は何ら審判の地位にこだわりませんが。

<ポーグナー>
マイスターの皆様!今はその件はおいておきましょう。
私は重要な動議を提出させていただきたいのです。

(マイスター達は全員立ち上がり、コートナーにうなずきかけると、再び腰を下ろす)

<コートナー>
採択されました。マイスターよ、お話し下さい!

<ポーグナー>
では、私の話をよくお聞きください!
皆様もご存知の通り、明日私達は、
美しきヨハネの祭日を祝うことになります。
緑の沃野に、花咲く丘に、
人々が踊り戯れ、楽しき宴が開かれ、
愉快さに胸をはずませ、
心を塞ぐ事も忘れて、
誰もが思い思いに楽しむことでしょう。
マイスター達でさえ、教会の歌学校で見せていた
しかめっ面を脱ぎ捨てます。
ラララと楽音を奏でながら市門を出て、
広い野原を渡り、
晴れやかな祝祭のざわめきと一つになり、
一般民衆の耳をもそばだてる
世俗の歌を歌って聞かせるのです。
歌合戦への懸賞歌には、
優勝者のための賞が設けられ、
その賞も、その際に歌われた節回しも、
人々から末永く称えられるのです。
さて、私は今、神の思し召しにより、大きな富を得たからには、
誰もが分に応じてするように、
自分に何ができるかを思いめぐらさずにはいられませんでした。
世の恥さらしとならぬためには、
私はどんな貢献をすれば良いのかと。
では、お聞きください…私が何を思い付いたか。
ドイツの諸国を旅するごとに、
私が幾度となく失望させられたのは、
人々が市民というものを見下し、
ケチで閉鎖的だと悪口を叩いていることでした。
宮廷でも、庶民の暮らす場所でも、
私がイヤというほど味わったのは、
市民の頭の中は、がめつい取引や金のことばかりだという
手厳しい非難の嵐だったのです。
それゆえ、この広大なドイツ帝国において
芸術を保護しているのは、独り我らのみだということなど、
ほとんど彼らの念頭にはありません。
さればこそ私は、我らこそが栄誉にふさわしいこと、
また、我らが高貴なる志を抱いて、
美なるもの、善なるものを評価していること、
そして、芸術こそが美と善にふさわしい価値を持つことを、
世に明らかにせんと欲したのです。
ゆえに、マイスターの皆様…
私が賞として考えた贈り物を聞いてください。
聖ヨハネの祭日に、
全ての民衆を前にして、
芸術歌唱の賞を勝ち取った優勝者には、
その者が誰であろうとも、
芸術愛好家である
ニュルンベルクのファイト・ポーグナーは、
あらん限りの私の財産とともに、
一人娘エーファを娶わせるつもりなのです。

<マイスターたち>
(立ち上がり、きわめて活発に、口々に叫ぶ)
これぞ男子の一言というものだ!
見るがいい、ニュルンベルクっ子ここにあり!
あまねく広くあなたは賞賛を受けますぞ、
勇気ある市民、ポーグナー・ファイトよ!

<徒弟たち>
(陽気に飛び跳ねながら)
いつまでも、あまねく広く称えられよ!
ポーグナー・ファイト!ポーグナー・ファイト!

<フォーゲルゲザンク>
もう誰も独身を嫌がらないのでは?

<ザックス>
妻を捨てても…とまで思いつめる輩も出そうですな!

<コートナー>
さあ、独身者よ!ここは一つ挑戦ですぞ!

<ポーグナー>
お聞きください…もう一つ重大な話が残っているのです!
(マイスター達が次第に腰を下ろすと、徒弟たちも同様に着席する)
私が提供する贈り物は、命無き物体ではありません。
ゆえに、審判の場には、娘も同席するものといたします。
賞の判定は、マイスター組合が行いますが、
こと結婚に関しては、理性の声に従い、
マイスターの方々の協議結果に対して、
花嫁が決定権を持つことといたします。

<ベックメッサー>
(コートナーの方を向いて)
はてさて、これは賢明と言えましょうかね?

<コートナー>
(大声で)
私の理解が正しければ、
あなたは我々を娘さんの傘下に置こうというわけですか?

<ベックメッサー>
なんと危険な!

<コートナー>
仮に娘さんの同意が得られなければ、
マイスターの下した判断に傷が付いてしまいませんか?

<ベックメッサー>
それぐらいなら、娘さんの心のままに決めてもらって、
あえてマイスター歌唱と絡めずとも良いでしょう!

<ポーグナー>
とんでもない!どうしてそうなるのです?よく聞いてください!
あなた方マイスターが決めた受賞者を、
私の娘は拒むことができますが、
他の誰かを望むことはできないのです。
受賞者はマイスタージンガーでなければなりません…
あなた方が栄冠を与えた者に、娘は嫁ぐ定めなのです。

<ザックス>
(立ち上がって)
失礼をば!
あるいは、いささか議論が先走っているように存じます。
乙女の心と、マイスター芸術とは、
いつも同じ熱意に満たされているとは限りません。
思うに、女性の気持ちとは、特に学識を積まぬものであれば、
民衆の気持ちと同等の価値があるものです。
あなた方は、いかに高く芸術を崇めているかを
民衆の目の前で示そうとおっしゃる。
そして、あの娘に選択権は与えるけれど、
あの娘が決定を覆すのは望まないとおっしゃる。
それなら、民衆も審判として加えてみてはいかがでしょう?
民衆の意見は、あの娘の意見と、きっと一致するでしょうから。

<フォーゲルゲザンク、ナハティガル>
何と!

<全てのマイスター>
(ザックスとポーグナーを除いて)
民衆だって?これは何とも結構なことで!
そんなことをすれば、芸術もマイスターの調べも、おしまいだ!

<コートナー>
いかんぞ!ザックス!明らかな暴論だ。
民衆に規則を譲り渡すようなものではないか?

<ザックス>
よくお聞きください!いつも通りに!
僭越ながら、私は規則を良く存じております。
我が組合の規則が守られるよう、
何年も努力を重ねて来たのは、この私自身です。
しかし、今回に関しては賢明なやり方と考えます…
年に一度、その規則自体を点検し、
習慣という名の怠惰なレールに乗って、
規則本来の生命力が失われていないか見直すことは。
あなた方が自然に則った正しい道を
歩んでいるのか告げるのは、
難解な規則表など何一つ知らない者だけなのです。

(徒弟たちは飛び上がって喜んで、歓迎の揉み手をする)

<ベックメッサー>
へっ!徒弟たちが喜んでやがる!

<ザックス>
(熱を帯びて話し続ける)
ですから、後悔するようなことはないでしょう。
毎年、聖ヨハネの祝祭日には、
民衆をこちらに来させる代わりに、
あなた方ご自身が、マイスターの雲の高みから降りて行き、
民衆に顔向けするとしても。
あなた方が民衆に気に入られることを望むなら、
何よりも必要なことは、
どうすれば楽しく感じられるかを、
当の民衆自身に語ってもらうことです。
民衆と芸術とが「共に花咲き育ちゆく」ことこそ、
あなた方の望みだと、私、ハンス・ザックスは思量しますが。

<フォーゲルゲザンク>
言っていることは確かに立派だが!

<コートナー>
だが、だからこそ、怪しいのだ。

<ナハティガル>
民衆が口出しするぐらいなら、もう口を利くまい。

<コートナー>
芸術は常に没落と恥辱の危険にさらされることになるぞ。
民衆の人気を追い求めるようになれば。

<ベックメッサー>
すでに手広くやっておられるお方は不遜極まりないですな。
街の流行歌もどっさり作っておいでだ。

<ポーグナー>
ザックス殿…私の発言でさえ、すでに新しい提案なのです。
いちどきに二兎を追うことは悔いを残しましょう。
(ポーグナーはマイスター達の方を向く)
お諮りします…私の提案した賞と規則を、
マイスターの皆様はご了承いただけますか?
(マイスター達は起立して同意を示す)

<ザックス>
私とて、娘さんに決定権さえ残れば、それで充分です。

<ベックメッサー>
靴屋め…いつも俺をムカムカさせやがる!

<コートナー>
誰が志願者として手を上げるのでしょうなあ?
ここはぜひとも若者でなくてはなりますまい。

<ベックメッサー>
男やもめでも良いのでは?ザックスに聞いてごらんなさい!

<ザックス>
とんでもない、審判殿!
志願者は、あなたや私よりもずっと若い人でなくては。
エーファさんが賞を与えるのですからな。

<ベックメッサー>
私まであなたと一緒にする気ですか?何と無礼な!

<コートナー>
資格試験を希望する方は、すぐに参られよ!
どなたかご希望の方はおられぬか?

<ポーグナー>
さあ、マイスターの皆様!議事に戻りましょう!
私から報告があります。
私は、マイスターとしての義務に従い、
年若き騎士を紹介いたします。
この騎士の望みは、人々から選抜され、
今日のうちにもマイスタージンガーとして独り立ちすることです。
さあ、我が友、騎士シュトルツィング殿、参られよ!

(ヴァルターは進み出て、お辞儀をする)

<ベックメッサー>
(独り言で)
ほら、思った通りじゃないか!そこまでやるのか?ファイトよ。
(大声で)
マイスターの皆様、今日は時間も遅いことですし…

<シュヴァルツとフォルツ>
これは喜ぶべきことか?

<その他のマイスター>
しかも騎士だと?

<フォーゲルゲザンク、モーザー、アイスリンガー>
喜ぶべきことか?

<ツォルン、コートナー、ナハティガル、オルテル>
危険ではないか?

<フォーゲルゲザンク>
あるいは危険なことか?

<全てのマイスター>
いずれにせよ、重要なのは、
ポーグナー親方がこの男を推挙したということだ。

<コートナー>
騎士殿は歓迎するとしても、
まずは身元確認が必要ですな。

<ポーグナー>
どうぞお尋ねください!私はこの方の活躍を願っておりますが、
規則をないがしろにする積りは毛頭ありません。
マイスターよ!どうぞご質問を!

<コートナー>
では、騎士殿よ、お答えいただきたい。
あなたは自由民にして、嫡出子ですかな?

<ポーグナー>
そのような問いは無用です。
この私が、あなた方に保証します。
この方は自由民にして、正当な婚姻の子です。
フランケン地方、シュトルツィング家のヴァルター殿として、
私は手紙や文書で、良く存じ上げておるのです。
このお方は、その家系の末裔でありますが、
このたび屋敷や城を手放し、
ニュルンベルクに移り住み、
この地で市民となろうとしているのです。

<ベックメッサー>
また騎士くずれのクズか!ロクなことはない!

<ナハティガル>
ポーグナー殿のお口添えであれば十分です。

<ザックス>
古くからのマイスター達の定めに従うと、
領主であるか、農民であるかが、決め手ではありません。
マイスタージンガーになりたいのが誰であろうと、
ここで決め手になるのは、芸術のみです。

<コートナー>
では、早速次の質問へ。
あなたが師事したマイスターはどなたですか?

<ヴァルター>
冬、しんと静まり返った暖炉の傍で、
城も屋敷も、雪に埋もれていた時、
間もなく春が愛らしく笑いかけ、
再び目覚めの時を迎えるだろうと、
私にたびたび教えてくれたのは、
先祖伝来の古い書物でした。
ですから、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ殿こそ、
私のマイスターであったのです。

<ザックス>
これは良き師匠を得たものだ!

<ベックメッサー>
だが、とっくの昔に死んだ人間じゃないか。
どうして規則や禁則が学べるというんだ!?

<コートナー>
それにしても、どの学校で、
あなたは歌を習得する機会を得たのです?

<ヴァルター>
川から氷が溶け去り、
夏の日々が帰って来ると、
かつて長い冬の夜に、
古い書物が教えてくれた知恵が、
森の輝きを浴びて高らかに鳴り響き、
朗らかな歌声となって聞こえてきたのです。
ですから私は、森の鳥たちが集う草原(フォーゲルヴァイデ)で
歌を学んだのです。

<ベックメッサー>
うほっ!スズメやシジュウカラの鳴き声から、
マイスターの歌を習得しただと?
確かに、そんな歌しか歌えなさそうだ!

<フォーゲルゲザンク>
ですが、2つの詩節をうまくつなぎ合わせましたよ。

<ベックメッサー>
フォーゲルゲザンク親方が誉めるのは、
あなたも同じように鳥から歌を習った口だからですかな?

<コートナー>
マイスターの皆様、いかがです?まだご質問がありますか?
私見では、この場は騎士殿には場違いに思われるのですが。

<ザックス>
それは間もなく分かることです。
このお方が正しい芸術を身につけて、
それを保持しているのなら、
誰に教わったかなど、どうでも良いことではありませんか?

<コートナー>
(ヴァルターに)
ご準備はよろしいでしょうか?
新たな着想に基づき、
詞も曲も独自なマイスター歌曲を、
今すぐご披露いただけますか?

<ヴァルター>
かつて、冬の夜と森の輝き、
物の本と聖なる森が、私に教えてくれました。
詩人の歌の不思議な力が、
私にひそやかに示してくれました。
武具を付けた馬の蹄の音や、
明るい丘の上での踊りの音が、
私にじっと耳を澄まさせました。
今や一世一代の賞を得るために、
歌を交わそうとする時、
私が生み出す詩と節回しは、
この体から一つの奔流となってほとばしり、
考えうる限りのマイスターの歌として、
あなた方マイスター達の心に注がれるのです。

<ベックメッサー>
今の言葉の洪水から何か聞き取れましたか?

<フォーゲルゲザンク>
何とまあ、大胆な!

<ナハティガル>
奇妙な感じだ!

<コートナー>
では、マイスターの皆様、
よろしければ審判の準備をしましょうか…
(ヴァルターに)
騎士殿は、神聖な題材を選ばれるのですか?

<ヴァルター>
私にとって神聖なのは愛の旗印。
それを振るって、希望に溢れた歌を歌います。

<コートナー>
当方では、それは世俗の題材です。
では、ベックメッサー名人よ、お入りください!

<ベックメッサー>
(立ち上がり、いかにも嫌そうに審判席へと歩いて行く)
つらい仕事だ、特に今日は!
チョークも、いっぱい痛めつけられることじゃろうて。
(ヴァルターにお辞儀をする)
騎士殿、よろしいか…
ジクストゥス・ベックメッサーが審判です。
この審判席にて、
無言で厳格に、業務にいそしみます。
間違いは7つまでは許されますので、
チョークでそこに記入します。
7つを超えて間違った時には、
騎士殿は歌いそこねとなります。
(審判席に腰掛ける)
審判はじっと聞き耳を立てておりますぞ。
とはいえ、審判の姿が目に入って、
気を紛らわさないために、
つまりはあなたを安心させるため、ここに閉じ篭るわけです。
では、神のご加護がありますように。
(嘲るように親しげにうなずきながら首を突き出していたが、審判席を取り囲むカーテンの奥に完全に姿を隠す)


<コートナー>
(徒弟たちに合図する。ヴァルターに向かって)
あなたの歌の導きの糸とするべく、
規則表からの朗読をお聞きください。
(二人の徒弟が壁にかけてあった「規則要覧」の黒板を取り外し、コートナーの面前に差し出し、
コートナーはそれを読み上げる)
「全てのマイスター歌曲の詩節は、
異なる詩行から成る
規則正しき形を表し、
何人もこれに違反すること許されず。
詩は、同じ旋律を持つ
二つの詩連から構成され、
一つの連は、数行の組み合わせから成り、
その末尾では韻を踏むべし。
詩連の後に続く後楽節は、
同じく数行の詩行から成るも、
先の詩連には無い
独自の旋律を持つべし。
かくの如きまとまりを持つ詩節から、
全てのマイスター歌曲は成る。
また、新たな歌を作る者は、
別のマイスターの節回しを
四音節を超えて使うこと許されず。
かくなる歌こそ、マイスターの賞を得べし。」
(コートナーが返した黒板を、徒弟たちは壁に掛け直す)

では、歌唱席にお掛け下さい!

<ヴァルター>
(一瞬怖じ気づきながら)
この…椅子にですか?

<コートナー>
歌学校のしきたりです。

<ヴァルター>
(椅子の壇に上がり、嫌々ながら腰掛ける。独り言で)
愛しい人よ…君のためにこそ!

<コートナー>
(非常に大きな声で)
歌い手が着席します。

<ベックメッサー>
(見えない審判席の中から、甲高い声を張りあげる)
始めよ!

<ヴァルター>
始めよ!
そう春が森に呼びかけると、
その響きは森の隅々にまで沁み渡る。
遙か彼方でざわめく波のように、
内側から響きがあふれ出る。
音は彼方からふくらみ、
ますます勢いを増すと、
盛り上がり、鳴り響く。
森の隅々にまで、
幾つもの優しい声が満ちていく。
高らかな晴れやかな響きは、すぐそこに近づき、
凄まじいまでに膨れ上がる!
鐘の音のように、歓喜が響き出す!
するとすぐさま森は、
自らを甦らせた
その呼びかけに答える。
「さあ、声を合わせ、歌おう!
甘美な春の歌を!」と。
(審判席の中から、審判ベックメッサーのうんざりしたような溜息と、チョークを激しくこすりつける音が聞こえてくる。ヴァルターもその音を聞くが、短い中断の後、彼は歌い続ける)
茨の生け垣の奥には、
妬みと恨みに身を焦がす
怒りに満ちた冬が
隠れていたに違いない。
枯れた枝のざわめきの陰で、
冬は覗き見て、聞き耳を立てている。
どうやったら、あの陽気な歌を
台無しにできるだろうかと…。
(ヴァルターは椅子から立ち上がる)
だが…
始めよ!
そう胸に呼びかけるものがあったのだ。
それは私が愛をまだ知らなかった時…。
心の奥深く、まるで夢を破るかのように、
動き出すものがあった。
心臓の震える鼓動が
胸を一杯に満たしていった。
全能の力に血潮は沸き立ち、
新たな感情を得てふくらんでいく。
温かな夜に力を得て、
数え切れない溜息が
海の如く、荒々しい歓喜の渦に揉まれていく。
するとすぐさま胸は、
自らを甦らせた
その呼びかけに答える。
「さあ、声を合わせ、歌おう!
気高き愛の歌を!」と。

<ベックメッサー>
(カーテンをがばっと開けて)
これで終わりですかな?

<ヴァルター>
なぜです?

<ベックメッサー>
黒板の方は、もう終わりかけてるんでね。
(ベックメッサーがチョークの線でいっぱいになった黒板を取り出すと、マイスター達は大笑いする)

<ヴァルター>
そのまま聞いてください!女性を賛美する箇所に、
私はようやくたどり着いた所なのです。

<ベックメッサー>
(審判席を後にして)
お望みなら歌いなさい!ですがここでは歌いそこねです。
マイスターの皆様、黒板をご覧あれ。
生まれてこの方、聞いたこともない歌だ。
皆様がどうおっしゃろうが、私は聞いたこともない。

<ヴァルター>
マイスターの皆様、こんな邪魔立てを黙認するのですか?
私の歌はどなたにも聞いてもらえないのですか?

<ポーグナー>
もし!審判殿!興奮し過ぎですぞ!

<ベックメッサー>
審判なんぞ、やりたい人がやってください!
だが騎士殿が歌いそこねであることは、
マイスターの協議を待つまでもなく、証明してあげますよ。
これほど難しい仕事がありますか?
どこから始まって、どう終わるのか皆目分からない歌なんて?
数の間違いや、韻の踏み方の間違いは、
この際不問に付すとしても、
短かすぎたり長すぎたりでは、誰が終わりだと分かるでしょう!
真面目な話、こんなものを誰が詩だと思うでしょう?
ここでは「意図不明」の誤りのみを指摘しますが…
どうです?これ以上のナンセンスがあり得るでしょうか?

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除いて)
良く分からなかったぞ!そう言わねばなるまいて。
終わりがどこなのか誰にも分からなかった。

<ベックメッサー>
おまけにあの節回し!全く馬鹿げたごたまぜだ。
「冒険の節回し」と「青いデルフィニューム」と、「高いモミの木の調べ」と「誇り高い若者の調べ」とのごたまぜだ!

<コートナー>
その通り!私にもまるで理解できなかった!

<ベックメッサー>
段落もなければ、コロラトゥーラもなく、
メロディーの影も形もない!

<オルテル、その後フォルツ>
誰がこんなものを歌と言うだろう?

<モーザー>
不安でたまらなくなったぞ!

<ナハティガル>
まったくだ。不安でいたたまれなくなった!

<フォーゲルゲザンク>
空虚な耳いじめにすぎない!

<ツォルン>
しかも中味も全くない!

<コートナー>
ましてや椅子から飛び上がるなど!

<ベックメッサー>
まずは間違い探しをやりましょうかな?
それとも直ちに、歌いそこねと宣告しましょうか?

<ザックス>
(歌が始まるなり次第に真剣に耳を傾けていたザックスは、ここで進み出る)
お待ち下さい、マイスターの皆様!そう急いではなりません!
誰もが同じ意見というわけではないでしょう。
騎士殿の歌と節回しは、
新奇ではありますが、混乱してはいませんでした。
確かに我らの流儀とは異なっておりましたが、
しっかりと、迷うことなく、歩みを進めておりました。
自分たちの規則にそぐわない事柄を、
なおも規則で判定しようとするなら、
規則の運用についてはひとたび忘れ、
規則の本来の意味を探し求めなければ!

<ベックメッサー>
ハハハ、ごもっとも!さあ、皆さん、お聞きあれ!
ザックスが、下手くそ連中のための抜け穴を作るつもりです。
連中が思いつくまま気の向くまま、
気軽に好き勝手を仕出かすための抜け穴をね。
しかし、それならば、市場や路地で歌えばいいでしょう。
この場では、規則に従う歌のみが許されているのです!

<ザックス>
審判殿、どうしてそんなにムキになるのです?
なぜ余裕が持てないのですか?
私が思うに、じっくり耳を傾ければ、
あなたの判断も、より深まっていくでしょう。
私の今のところの結論は、
騎士殿の歌を最後まで聞くべし、ということです。

<ベックメッサー>
マイスター組合も、全ての歌学校も、
ザックスには取るに足らずと言うわけか。

<ザックス>
とんでもない!私の願いは、
規則を無視しないでほしいということです!
だってこう書いてあるじゃありませんか。
「審判たる者は、
好悪に左右されることなく、
その判定を執り行うべし」とね。
何といっても、審判殿ご自身が嫁を探しているからには、
こんな気持ちにならないとも限りませんからね…
「あの椅子に座る恋敵を、歌学校の全員が居合わせる前で、
こき下ろしてやろう」という気持ちにね。
(ヴァルターの心に再び火が付く)

<ナハティガル>
それは言い過ぎですぞ!

<コートナー>
私事を持ち出すとは!

<ポーグナー>
マイスターの皆さん、喧嘩はおやめ下さい!

<ベックメッサー>
何ですと?私が何を探していようと、
ザックス名人に何の関係があるのでしょう?
それぐらいなら、もっと心配してほしいものですよ、
私の足指が圧迫されないようにね!
靴屋殿が大層な詩人になってからというもの、
私の靴は大層具合が悪いんですよ。
ブカブカなくせに、至る所で指に当たる!
詩人殿の全ての詩、全ての韻、
物語も悲劇も喜劇も、私は喜んで受け入れますがね… その前にまずは明日の朝、新しい靴を家に持って来てほしいもんだ!

<ザックス>
(耳の後ろを掻く)
これはこれは親切なご忠告を…
ですが、マイスターよ、果たして礼にかなったことでしょうか?
何でもない男の靴底にさえ、
一言書き記さずにはいられないこの私が、
学識広大なるニュルンベルク市の書記殿に、
何も書き付けずに済ませたとしたら。
私の乏しい詩才だけでは、
あなたにふさわしい一文を、
すぐに見つけることはできません。
ですが、騎士殿の歌を聞き終えた後ならば。
きっとひらめくのではないでしょうか。
ですから騎士殿、邪魔は気にせず歌い続けてください!

(ヴァルターは非常に興奮したまま椅子の上に昇ると、そこから周囲を見下ろす)

<ベックメッサー>
もうやめろ!終わりにしろ!

<オルテル、モーザー、フォーゲルゲザング、ナハティガル>
(次々に)
もう沢山だ!

<ツォルン、アイスリンガー>
終わりにしろ!

<コートナー>
沢山だ!終わりにしろ。

<ザックス>
(ヴァルターに)
歌うのです!審判殿が音を上げるまで!

<ベックメッサー>
こんなものを聞かにゃならんのか?
頭をヘンにする気か?
(ベックメッサーは審判席から黒板を引っ張り出し、続くヴァルターの歌の間、次から次へとマイスターに向かって黒板を差し出し、試験の結果を見せて回る)

<ヴァルター>
茨の生垣の闇の中から、
ガサガサと姿を現すフクロウが、
金切り声を張り上げると、
湧き上がるのは、カラス達のかすれ声の合唱。

<ベックメッサー>
大から小までの間違いを記した
この黒板を、とくとご覧あれ。

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除いて)
そうだ!まさにその通り!

<ヴァルター>
真っ黒な群れをなして、
みんなでキーキー鳴き騒ぎ、
虚ろな声をとどろかす
カササギ、カラス、コクマルガラス!

<ベックメッサー>
「誤った押韻」「読めない単語」
「粘着音節」、さらには「悪習」までも。

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除いて)
もう良く分かった!
この騎士殿は失敗だ。
ザックスだけが味方して、その意を汲もうとしているが、
この歌学校では、もう静かにしなさい!

<ザックス>
(感動しながらヴァルターを見つめる)
おお、何という勇気だ!
感極まって燃え立つ炎のようだ!

<ヴァルター>
ちょうどその時、
大空へ羽ばたく
金色の翼の美しい鳥。
明るく輝くその羽が、
風を切って、きらめいている。

<ベックメッサー>
「曖昧」「間違った箇所での押韻」
「あべこべ」「並べそこね」…詩行全体にわたっているぞ。
詩連の間には、「継ぎはぎ」も見られる。

<ポーグナー>
確かに…都合の悪いことだが、
我が騎士殿は不利な状況!

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除く)
同志に誰を選ぶかは、
あくまで各自が自由に決めること。

<ザックス>
マイスターの皆さん!お喋りせずに耳を傾けてください!

<ヴァルター>
鳥は、悠々と空を舞いながら、
私にも飛び去れと合図を送る。
甘き苦痛に
心はふくらみ…

<ポーグナー>
だが、ここで負けてしまっては、
この先はもっと心配の種ばかりだ。

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除く)
初心者大歓迎などということになったら、
マイスターになぞ何の価値があろうか?

<ザックス>
(懇願するように)
このザックスが頼むのです!どうかお聞きください!

<ベックメッサー>
「意図不明」だらけだ。

<ザックス>
審判殿、落ち着いてください!

<ベックメッサー>
「不明瞭な単語」や「食い違い」もあれば、
「言葉のかたまり」もある。
「誤った息継ぎ」もあれば、「不意打ち」もある。

<ヴァルター>
今や苦しみが翼を得る。
空へと羽ばたき、
血気にあふれて、
墓場のような街におさらばを告げ、
風を切って飛翔していく…
はるか故郷の丘の上へと。

<ザックス>
せめて他人に聞かせることぐらい許してはいかがです!
だが無駄か!全て無益な試みか!
自分の声すらほとんど聞こえないのだから!

<ベックメッサー>
まるで訳の分からぬ旋律だ!
あらゆる調べのごった煮だ!

<ザックス>
この騎士を誰一人相手にしないというのに。
見上げた勇気だ!まだ歌い続けるとは!

<ポーグナー>
合格してくれる所が見たいものだ…

<ヴァルター>
鳥たちの緑の草原へ…
ヴァルター・フォーゲルヴァイデ師が私を受け入れた草原へ。
私は晴れやかながらも厳かに歌う…
愛する女性を称える歌を。

<ダーフィトと徒弟たち>
(すでにベンチから立ち上がっていたダーフィトと徒弟たちは、審査席に近づくと、輪になって審査席を取り巻き、輪舞を踊るべく整列していく)
どうかマイスターらしい歌をご披露ください!
花の冠を、見事手に入れてください!
(徒弟たちは手をつなぎ、ますます陽気に、審査席を取り巻いて輪舞を踊る)

<ベックメッサー>
マイスターの皆様、もしもご苦労を厭わぬならば、
私が数え上げた誤りをもう一度数え直してみてください!

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除く)
見たか!あの騎士、あんなにも身をよじって!

<ポーグナー>
婿にできれば、極めて値打ちの高い若者なのだが…

<ザックス>
さても肝の据わった若者だ…
これぞまことに、詩人にして勇士!

<ヴァルター>
天高く羽ばたくがいい…
マイスターというカラス達の気には召さぬとも、
誇らしき愛の歌よ、羽ばたくがいい…

<ダーフィトと徒弟たち>
果たして、見事な絹で出来た花冠が、
めでたく騎士殿に与えられるでありましょうか?

<ベックメッサー>
8回ミスを犯せば、もう失敗だと言うのに、
これだけミスした者は前代未聞!

<ポーグナー>
勝者の側を迎え入れても、
娘がその男を選ぶとは限らぬものなあ…。

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除く)
なるほど、あのザックスが選んだだけのことはある!
(大笑いする)
アッハッハ!

<ザックス>
このハンス・ザックスが、同時に詩と靴とをものするように、
あの騎士もまた、騎士にして詩人。

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除く)
もういらいらするぞ!
いい加減やめないか!

<ベックメッサー>
50のミスを優に超えていますぞ!
皆様はこんな男をマイスターに選ぶお積りですか?

<ポーグナー>
正直言って、胸がふさいでたまらないのだ…
あんなマイスターを、エーファは婿に選ぶだろうか!

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除く)
さあ、マイスター達よ、
ご賛同ならば挙手を願います!
(マイスター達は、賛同の挙手をする)

<ヴァルター>
さらばだ、マイスター達!この地上をさまよい続けよ!

<ベックメッサー>
ではマイスターの皆様、ご宣告願います!

<マイスターたち>
(ザックスとポーグナーを除く)
歌いそこね!失敗だ!

(ヴァルターは誇り高く軽蔑的な身振りで歌唱席から離れ、身を翻すと急いで退場する)
(全員、興奮して右往左往する。徒弟たちは陽気に騒ぎ回りながら、審査席や歌手席、マイスターの座っていたベンチを片付けようとするが、彼らの流れと、出口に向かおうとするマイスター達の流れとが合流して混雑と混乱が生じる。一人前景に残ったまま、物思いにふけりながら、今は誰も座っていない歌唱席を見つめていたザックスだったが、その椅子すら徒弟が運び去っていく。喜劇役者風の不機嫌そうな大仰な身振りでザックスが身を翻すと、幕が下りる)
DRITTE SZENE
Die Einrichtung ist nun folgendermassen beendigt: Zur Seite rechts sind gepolsterte Bänke in der Weise ausgestellt, dass sie einen schwachen Halbkreis nach der Mitte zu bilden. Am Ende der Bänke, in der Mitte der Bühne, befindet sich das »Gemerk« benannte Gerüst, welches zuvor hergerichtet worden. Zur linken Seite steht nun der erhöhte, kathederartige Stuhl (»der Singstuhl«) der Versammlung gegenüber. Im Hintergrunde, den grossen Vorhang entlang, steht eine lange niedere Bank für die Lehrlinge. Walther, verdriesslich über das Gespött der Knaben, hat sich auf die vordere Bank niedergelassen. Pogner und Beckmesser sind im Gespräch aus der Sakristei aufgetreten. Die Lehrbuben harren, ehrerbietig vor der hinteren Bank stehend. Nur David stellt sich anfänglich am Eingang der Sakristei auf

POGNER
zu Beckmesser
Seid meiner Treue wohl versehen.
Was ich bestimmt, ist Euch zu Nutz:
im Wettgesang müsst Ihr bestehen;
wer böte Euch als Meister Trutz?

BECKMESSER
Doch wollt Ihr von dem Punkt nicht weichen,
der mich - ich sag's - bedenklich macht;
kann Evchens Wunsch den Werber streichen,
was nützt mir meine Meisterpracht?

POGNER
Ei sagt! Ich mein, vor allen Dingen
sollt' Euch an dem gelegen sein.
Könnt Ihr der Tochter Wunsch nicht zwingen,
wie möchtet Ihr wohl um sie frei'n?

BECKMESSER
Ei ja! Gar wohl! Drum eben bitt' ich,
dass bei dem Kind Ihr für mich sprecht,
wie ich geworben zart und sittig
und wie Beckmesser grad Euch recht.

POGNER
Das tu ich gern.

BECKMESSER
beiseite
Er lässt nicht nach!
Wie wehrt' ich da 'nem Ungemach?

WALTHER
der, als er Pogner gewahrt, aufgestanden und ihm entgegengegangen ist, verneigt sich vor ihm
Gestattet, Meister!

POGNER
Wie, mein Junker?
Ihr sucht mich in der Singschul' hie?
Sie wechseln die Begrüssungen

BECKMESSER
immer beiseite
Verstünden's die Frau'n! Doch schlechtes Geflunker
gilt ihnen mehr als all' Poesie.
Er geht verdriesslich im Hintergrunde auf und ab

WALTHER
Hier eben bin ich am rechten Ort.
Gesteh' ich's frei, vom Lande fort
was mich nach Nürnberg trieb,
war nur zur Kunst die Lieb'.
Vergass ich's gestern Euch zu sagen,
heut muss ich's laut zu künden wagen:
ein Meistersinger möcht' ich sein.
Sehr innig
Schliesst, Meister, in die Zunft mich ein!

Kunz Vogelgesang und Konrad Nachtigall sind eingetreten


POGNER
freudig zu den Hinzutretenden
Kunz Vogelgesang! Freund Nachtigall!
Hört doch, welch' ganz besondrer Fall!
Der Ritter hier, mir wohlbekannt,
hat der Meisterkunst sich zugewandt.

Vorstellungen, Begrüssungen, andere Meister treten noch dazu

BECKMESSER
wieder in den Vordergrund tretend, für sich
Noch such' ich's zu wenden;
doch sollt's nicht gelingen,
versuch' ich des Mädchens Herz zu ersingen.
In stiller Nacht, von ihr nur gehört,
erfahr' ich, ob auf mein Lied sie schwört.
Walther erblickend
Wer ist der Mensch?

POGNER
sehr warm zu Walther fortfahrend
Glaubt, wie mich's freut!
Die alte Zeit dünkt mich erneut.

BECKMESSER
Er gefällt mir nicht!

POGNER
Was Ihr begehrt,

BECKMESSER
Was will er hier? -

POGNER
...soviel an mir....

BECKMESSER
Wie der Blick ihm lacht!

POGNER
... sei's Euch gewährt.
Half ich Euch gern bei des Guts Verkauf,

BECKMESSER
Holla, Sixtus!

POGNER
in die Zunft nun nehm' ich Euch gleich gern auf.

BECKMESSER
Auf den hab acht!

WALTHER
Habt Dank der Güte aus tiefstem Gemüte!
Und darf ich denn hoffen, steht heut mir noch offen,
zu werben um den Preis, dass Meistersinger ich heiss'?

BECKMESSER
Oho! Fein sacht! Auf dem Kopf steht kein Kegel!

POGNER
Herr Ritter, dies geh' nun nach der Regel.
Doch heut ist Freiung:
ich schlag' Euch vor;
mir leihen die Meister ein willig Ohr.

Die Meistersinger sind nun alle angelangt, zuletzt Hans Sachs

SACHS
Gott grüss Euch, Meister!

VOGELGESANG
Sind wir beisammen?

BECKMESSER
Der Sachs ist ja da!

NACHTIGALL
So ruft die Namen!

KOTHNER
zieht eine Liste hervor, stellt sich zur Seite auf und ruft laut
Zu einer Freiung und Zunftberatung
ging an die Meister ein' Einladung:
bei Nenn' und Nam', ob jeder kam,
ruf' ich nun auf als letztentbot'ner,
der ich mich nenn' und bin Fritz Kothner.
Seid Ihr da, Veit Pogner?

POGNER
Hier zur Hand.
Er setzt sich

KOTHNER
Kunz Vogelgesang?

VOGELGESANG
Ein sich fand.
Er setzt sich

KOTHNER
Hermann Ortel?

ORTEL
Immer am Ort.
Er setzt sich

KOTHNER
Balthasar Zorn?

ZORN
Bleibt niemals fort.
Er setzt sich

KOTHNER
Konrad Nachtigall?

NACHTIGALL
Treu seinem Schlag.
Er setzt sich

KOTHNER
Augustin Moser?

MOSER
Nie fehlen mag.
Er setzt sich

KOTHNER
Niklaus Vogel? - Schweigt?

EIN LEHRBUBE
von der Bank aufstehend
Ist krank.

KOTHNER
Gut' Bess'rung dem Meister!

DIE MEISTER
ausser Kothner
Walt's Gott!

DER LEHRBUBE
Schön' Dank!
Er setzt sich wieder nieder

KOTHNER
Hans Sachs?

DAVID
vorlaut sich erhebend und auf Sachs zeigend
Da steht er!

SACHS
drohend zu David
Juckt dich das Fell?
Verzeiht, Meister! Sachs ist zur Stell'.
Er setzt sich

KOTHNER
Sixtus Beckmesser?

BECKMESSER
Immer bei Sachs
während er sich setzt
dass den Reim ich lern' von »blüh' und wachs«.

Sachs lacht

KOTHNER
Ulrich Eisslinger?

EISSLINGER
Hier.
Er setzt sich

KOTHNER
Hans Foltz?

FOLTZ
Bin da.
Er setzt sich

KOTHNER
Hans Schwarz?

SCHWARZ
Zuletzt:
Gott wollt's!
Setzt sich

KOTHNER
Zur Sitzung gut und voll die Zahl.
Beliebt's, wir schreiten zur Merkerwahl?

VOGELGESANG
Wohl eh'r nach dem Fest.

BECKMESSER
Pressiert's dem Herrn?
Mein Stell' und Amt lass ich ihm gern.

POGNER
Nicht doch, Ihr Meister! Lasst das jetzt fort.
Für wichtigen Antrag bitt ich ums Wort.

Alle Meister stehen auf, nicken Kothner zu und setzen sich wieder

KOTHNER
Das habt Ihr, Meister, sprecht!

POGNER
Nun hört und versteht mich recht! -
Das schöne Fest, Johannistag,
Ihr wisst, begeh'n wir morgen.
Auf grüner Au', am Blumenhang,
bei Spiel und Tanz im Lustgelag,
an froher Brust geborgen,
vergessen seiner Sorgen,
ein jeder freut sich, wie er mag.
Die Singschul' ernst im Kirchenchor
die Meister selbst vertauschen;
mit Kling und Klang hinaus zum Tor
auf offne Wiese ziehn sie vor
bei hellen Festes Rauschen;
das Volk sie lassen lauschen
dem Freigesang mit Laienohr.
Zu einem Werb- und Wettgesang
gestellt sind Siegespreise,
und beide preist man weit und lang,
die Gabe wie die Weise.
Nun schuf mich Gott zum reichen Mann;
und gibt ein jeder, wie er kann,
so musste ich wohl sinnen,
was ich gäb' zu gewinnen,
dass ich nicht käm' zu Schand':
so hört denn, was ich fand.
In deutschen Landen viel gereist,
hat oft es mich verdrossen,
dass man den Bürger wenig preist,
ihn karg nennt und verschlossen.
An Höfen wie an nied'rer Statt
des bitt'ren Tadels ward ich satt,
dass nur auf Schacher und Geld
sein Merk' der Bürger stellt.
Dass wir im weiten deutschen Reich
die Kunst einzig noch pflegen,
dran dünkt ihnen wenig gelegen.
Doch wie uns das zur Ehre gereich',
und dass mit hohem Mut
wir schätzen, was schön und gut,
was wert die Kunst und was sie gilt,
das ward ich der Welt zu zeigen gewillt.
Drum hört, Meister, die Gab',
die als Preis bestimmt ich hab.
Dem Sieger, der im Kunstgesang
vor allem Volk den Preis errang
am Sankt-Johannis-Tag,
sei er, wer er auch mag,
dem geh' ich, ein Kunstgewogner,
von Nürnberg Veit Pogner,
mit all meinem Gut, wie's geh' und steh',
Eva, mein einzig Kind, zur Eh'.

DIE MEISTER
sich erhebend und sehr lebhaft durcheinander
Das heisst ein Wort! Ein Mann!
Da sieht man, was ein Nürnberger kann!
Drob preist man Euch noch weit und breit,
den wack'ren Bürger Pogner Veit!

Die LEHRBUBEN
lustig aufspringend
Alle Zeit, weit und breit:
Pogner Veit! Pogner Veit!

VOGELGESANG
Wer möchte da nicht ledig sein?

SACHS
Sein Weib gäb' mancher gern wohl drein!

KOTHNER
Auf, ledig' Mann! Jetzt macht euch 'ran!

POGNER
Nun hört noch, wie ich's ernstlich mein'!
Die Meister setzen sich allmählich wieder nieder, die Lehrbuben ebenfalls
Ein' leblos' Gabe geh' ich nicht:
ein Mägdlein sitzt mit zu Gericht.
Den Preis erkennt die Meisterzunft;
doch gilt's der Eh', so will's Vernunft,
dass ob der Meister Rat
die Braut den Ausschlag hat.

BECKMESSER
zu Kothner gewandt
Dünkt Euch das klug?

KOTHNER
laut
Versteh' ich gut,
Ihr gebt uns in des Mägdleins Hut?

BECKMESSER
Gefährlich das!

KOTHNER
Stimmt es nicht bei,
wie wäre dann der Meister Urteil frei?

BECKMESSER
Lasst's gleich wählen nach Herzensziel
und lasst den Meistergesang aus dem Spiel!

POGNER
Nicht so! Wie doch? Versteht mich recht!
Wem Ihr Meister den Preis zusprecht,
die Maid kann dem verwehren,
doch nie einen andren begehren.
Ein Meistersinger muss er sein:
nur wen Ihr krönt, den soll sie frei'n.

SACHS
erhebt sich
Verzeiht!
Vielleicht schon ginget Ihr zu weit.
Ein Mädchenherz und Meisterkunst
erglüh'n nicht stets in gleicher Brunst;
der Frauen Sinn, gar unbelehrt,
dünkt mich dem Sinn des Volks gleich wert.
Wollt Ihr nun vor dem Volke zeigen,
wie hoch die Kunst Ihr ehrt,
und lasst Ihr dem Kind die Wahl zu eigen,
wollt nicht, dass dem Spruch es wehrt:
so lasst das Volk auch Richter sein;
mit dem Kinde sicher stimmt's überein.

VOGELGESANG, NACHTIGAL
Oho!

ALLE MEISTER
ausser Sachs und Pogner
Das Volk? Ja, das wäre schön!
Ade dann Kunst und Meistertön'!

KOTHNER
Nein, Sachs! Gewiss, das hat keinen Sinn,
gäbt Ihr dem Volk die Regeln hin?

SACHS
Vernehmt mich recht! Wie Ihr doch tut!
Gesteht, ich kenn die Regeln gut;
und dass die Zunft die Regeln bewahr',
bemüh' ich mich selbst schon manches Jahr.
Doch einmal im Jahre fänd' ich's weise,
dass man die Regeln selbst probier',
ob in der Gewohnheit trägem Gleise
ihr' Kraft und Leben nicht sich verlier':
und ob Ihr der Natur noch seid auf rechter Spur,
das sagt Euch nur,
wer nichts weiss von der Tabulatur.

Die Lehrbuben springen auf und reiben sich die Hände

BECKMESSER
Hei! Wie sich die Buben freuen!

SACHS
eifrig fortfahrend
Drum möcht' es Euch nie gereuen,
dass jährlich am Sankt-Johannis-Fest,
statt dass das Volk man kommen lässt,
herab aus hoher Meister Wolk'
Ihr selbst Euch wendet zu dem Volk.
Dem Volke wollt Ihr behagen;
nun dächt' ich, läg' es nah,
Ihr liesst es selbst Euch auch sagen,
ob das ihm zur Lust geschah.
Dass Volk und Kunst gleich blüh' und wachs',
bestellt Ihr so, mein' ich, Hans Sachs.

VOGELGESANG
Ihr meint's wohl recht!

KOTHNER
Doch steht's drum faul.

NACHTIGALL
Wenn spricht das Volk, halt' ich das Maul.

KOTHNER
Der Kunst droht allweil Fall und Schmach,
läuft sie der Gunst des Volkes nach.

BECKMESSER
Drin bracht' er's weit, der hier so dreist:
Gassenhauer dichtet er meist.

POGNER
Freund Sachs, was ich mein', ist schon neu:
zuviel auf einmal brächte Reu'!
Er wendet sich zu den Meistern.
So frag' ich, ob den Meistern gefällt
Gab' und Regel, so wie ich's gestellt?
Die Meister erheben sich beistimmend.

SACHS
Mir genügt der Jungfer Ausschlagstimm'.

BECKMESSER
Der Schuster weckt doch stets mir Grimm!

KOTHNER
Wer schreibt sich als Werber ein?
Ein Junggesell' muss es sein.

BECKMESSER
Vielleicht auch ein Witwer? Fragt nur den Sachs!

SACHS
Nicht doch, Herr Merker! Aus jüng'rem Wachs
als ich und Ihr muss der Freier sein,
soll Evchen ihm den Preis verleih'n.

BECKMESSER
Als wie auch ich? Grober Gesell!

KOTHNER
Begehrt wer Freiung, der komm' zur Stell'!
Ist jemand gemeld't, der Freiung begehrt?

POGNER
Wohl, Meister! Zur Tagesordnung kehrt!
Und nehmt von mir Bericht,
wie ich auf Meisterpflicht
einen jungen Ritter empfehle,
der will, dass man ihn wähle
und heut als Meistersinger frei'. -
Mein Junker Stolzing, kommt herbei!

Walther tritt hervor und verneigt sich

BECKMESSER
bei Seite
Dacht' ich mir's doch! Geht's da hinaus, Veit?
Laut
Meister, ich mein', zu spät ist's der Zeit.

SCHWARZ und FOLTZ
Der Fall Soll man sich freu'n?

DIE ÜBRIGEN MEISTER
Ein Ritter gar?

VOGELGESANG, MOSER, EISSLINGER
Soll man sich freu'n?

ZORN, KOTHNER, NACHTIGALL, ORTEL
Wäre da Gefahr?

VOGELGESANG
Oder wär' Gefahr?

ALLE MEISTER
Immerhin hat's ein gross' Gewicht,
dass Meister Pogner für ihn spricht.

KOTHNER
Soll uns der Junker willkommen sein,
zuvor muss er wohl vernommen sein.

POGNER
Vernehmt ihn wohl! Wünsch' ich ihm Glück,
nicht bleib' ich doch hinter der Regel zurück.
Tut,Meister, die Fragen!

KOTHNER
So mög' uns der Junker sagen:
ist er frei und ehrlich geboren?

POGNER
Die Frage gebt verloren,
da ich Euch selbst des Bürge steh',
dass er aus frei' und edler Eh':
von Stolzing Walther aus Frankenland,
nach Brief und Urkund' mir wohlbekannt.
Als seines Stammes letzter Spross
verliess er neulich Hof und Schloss
und zog nach Nürnberg her,
dass er hier Bürger wär'.

BECKMESSER
Neu Junker-Unkraut! Tut nicht gut!

NACHTIGALL
Freund Pogners Wort Genüge tut.

SACHS
Wie längst von den Meistern beschlossen ist,
ob Herr, ob Bauer, hier nichts beschiesst:
hier fragt sich's nach der Kunst allein,
wer will ein Meistersinger sein.

KOTHNER
Drum nun frag' ich zur Stell':
welch Meisters seid Ihr Gesell'?

WALTHER
Am stillen Herd in Winterszeit,
wann Burg und Hof mir eingeschneit,
wie einst der Lenz so lieblich lacht'
und wie er bald wohl neu erwacht,
ein altes Buch, vom Ahn vermacht,
gab das mir oft zu lesen:
Herr Walther von der Vogelweid',
der ist mein Meister gewesen.

SACHS
Ein guter Meister!

BECKMESSER
Doch lang' schon tot;
wie lehrt' ihn der wohl der Regeln Gebot?

KOTHNER
Doch in welcher Schul' das Singen
mocht' Euch zu lernen gelingen?

WALTHER
Wann dann die Flur vom Frost befreit
und wiederkehrt die Sommerszeit,
was einst in langer Winternacht
das alte Buch mir kundgemacht,
das schallte laut in Waldespracht,
das hört' ich hell erklingen:
im Wald dort auf der Vogelweid',
da lernt' ich auch das Singen.

BECKMESSER
Oho! Von Finken und Meisen
lerntet Ihr Meisterweisen?
Das wird dann wohl auch darnach sein!

VOGELGESANG
Zwei art'ge Stollen fasst' er da ein.

BECKMESSER
Ihr lobt ihn, Meister Vogelgesang,
wohl weil vom Vogel er lernt' den Gesang?

KOTHNER
Was meint Ihr, Meister? Frag' ich noch fort?
Mich dünkt, der Junker ist fehl am Ort.

SACHS
Das wird sich bäldlich zeigen.
Wenn rechte Kunst ihm eigen
und gut er sie bewährt,
was gilt's, wer sie ihn gelehrt?

KOTHNER
zu Walther
Seid Ihr bereit, ob Euch geriet
mit neuer Find' ein Meisterlied,
nach Dicht' und Weis' Eu'r eigen,
zur Stunde jetzt zu zeigen?

WALTHER
Was Winternacht, was Waldespracht,
was Buch und Hain mich wiesen;
was Dichtersanges Wundermacht
mir heimlich wollt' erschliessen;
was Rosses Schritt beim Waffenritt,
was Reihentanz bei heit'rem Schanz
mir sinnend gab zu lauschen:
gilt es des Lebens höchsten Preis,
um Sang mir einzutauschen,
zu eignem Wort und eigner Weis'
will einig mir es fliessen,
als Meistersang, ob den ich weiss,
Euch Meistern sich ergiessen.

BECKMESSER
Entnahmt Ihr was der Worte Schwall?

VOGELGESANG
Ei nun, er wagt's!

NACHTIGALL
Merkwürd'ger Fall!

KOTHNER
Nun, Meister, wenn's gefällt,
werd'das Gemerk bestellt. -
zu Walther
Wählt der Herr einen heiligen Stoff?

WALTHER
Was heilig mir, der Liebe Panier
schwing' und sing' ich mir zu Hoff .

KOTHNER
Das gilt uns weltlich. Drum allein,
Meister Beckmesser, schliesst Euch ein!

BECKMESSER
erhebt sich und schreitet wie widerwillig dem Gemerke zu
Ein sau'res Amt, und heut'zumal!
Wohl gibt's mit der Kreide manche Qual.
Er verneigt sich gegen Walther.
Herr Ritter, wisst:
Sixtus Beckmesser Merker ist.
Hier im Gemerk
verrichtet er still sein strenges Werk.
Sieben Fehler gibt er Euch vor,
die merkt er mit Kreide dort an:
wenn er über sieben Fehler verlor,
dann versang der Herr Rittersmann.
Er setzt sich im Gemerk
Gar fein er hört;
doch dass er Euch den Mut nicht stört,
säht Ihr ihm zu, so gibt er Euch Ruh'
und schliesst sich gar hier ein -
lässt Gott Euch befohlen sein.
Er streckt den Kopf höhnisch freundlich nickend heraus und verschwindet hinter dem zugezogenen Vorhange des Gemerks gänzlich

KOTHNER
winkt den Lehrbuben. Zu Walther:
Was Euch zum Liede Richt' und Schnur,
vernehmt nun aus der Tabulatur.
Zwei Lehrbuben haben die an der Wand aufgehängte Tafel der »Leges Tabulaturae« herabgenommen und halten sie Kothner vor; dieser liest daraus:
»Ein jedes Meistergesanges Bar
stell' ordentlich ein Gemässe dar
aus unterschiedlichen Gesätzen,
die keiner soll verletzen.
Ein Gesätz besteht aus zweenen Stollen,
die gleiche Melodei haben sollen;
der Stoll' aus etlicher Vers' Gebänd',
der Vers hat seinen Reim am End'.
Darauf erfolgt der Abgesang,
der sei auch etlich' Verse lang
und hab' sein' besond're Melodei,
als nicht im Stollen zu finden sei.
Derlei Gemässes mehre Baren
soll ein jed'Meisterlied bewahren;
und wer ein neues Lied gericht't,
das über vier der Silben nicht
eingreift in andrer Meister Weis',
dess Lied erwerb' sich Meisterpreis.« -
Er gibt die Tafel den Lehrbuben zurück; diese hängen sie wieder auf
Nun setzt Euch in den Singestuhl!

WALTHER
mit einem Schauer
Hier - in den Stuhl?

KOTHNER
Wie's Brauch der Schul'.

WALTHER
besteigt den Stuhl und setzt sich mit Widerstreben. Beiseite
Für dich, Geliebte, sei's getan!

KOTHNER
sehr laut
Der Sänger sitzt.

BECKMESSER
unsichtbar im Gemerk, sehr grell
Fanget an!

WALTHER
Fanget an!
So rief der Lenz in den Wald,
dass laut es ihn durchhallt;
und wie in fern'ren Wellen
der Hall von dannen flieht,
von weither naht ein Schwellen,
das mächtig näher zieht;
es schwillt und schallt,
es tönt der Wald
von holder Stimmen Gemenge;
nun laut und hell schon nah zur Stell',
wie wächst der Schwall! Wie Glockenhall
ertost des Jubels Gedränge!
Der Wald, wie bald
antwortet er dem Ruf,
der neu ihm Leben schuf,
stimmte an
das süsse Lenzeslied! -
Man hört aus dem Gemerk unmutige Seufzer des Merkers und heftiges Anstreichen mit der Kreide. Auch Walther hat es gehört; nach kurzer Störung fährt er fort
In einer Dornenhecken,
von Neid und Gram verzehrt,
musst' er sich da verstecken,
der Winter, grimm-bewehrt.
Von dürrem Laub umrauscht
er lauert da und lauscht,
wie er das frohe Singen
zu Schaden könnte bringen. -
Er steht vom Stuhle auf
Doch:
fanget an!
So rief es mir in der Brust,
als noch ich von Liebe nicht wusst'.
Da fühlt' ich's tief sich regen,
als weckt' es mich aus dem Traum;
mein Herz mit bebenden Schlägen
erfüllte des Busens Raum:
das Blut, es wallt mit Allgewalt,
geschwellt von neuem Gefühle;
aus warmer Nacht mit Übermacht
schwillt mir zum Meer der Seufzer Heer
im wilden Wonnegewühle.
Die Brust wie bald
antwortet sie dem Ruf,
der neu ihr Leben schuf;
stimmt nun an
das hehre Liebeslied!

BECKMESSER
den Vorhang aufreissend
Seid Ihr nun fertig?

WALTHER
Wie fraget Ihr?

BECKMESSER
Mit der Tafel ward ich fertig schier.
Er hält die ganz mit Kreidestrichen bedeckte Tafel heraus; die Meister brechen in ein Gelächter aus

WALTHER
Hört doch! Zu meiner Frauen Preis
gelang' ich jetzt erst mit der Weis'.

BECKMESSER
das Gemerk verlassend
Singt, wo Ihr wollt! Hier habt Ihr vertan.
Ihr Meister, schaut die Tafel Euch an:
so lang' ich leb', ward's nicht erhört;
ich glaubt's nicht, wenn Ihr's all auch schwört!

WALTHER
Erlaubt Ihr's, Meister, dass er mich stört?
Blieb ich von allen ungehört?

POGNER
Ein Wort, Herr Merker! Ihr seid gereizt!

BECKMESSER
Sei Merker fortan, wer danach geizt!
Doch dass der Junker hier versungen hat,
beleg' ich erst noch vor der Meister Rat.
Zwar wird's 'ne harte Arbeit sein:
wo beginnen, da wo nicht aus noch ein?
Von falscher Zahl und falschem Gebänd'
schweig' ich schon ganz und gar;
zu kurz, zu lang, wer ein End' da fänd'!
Wer meint hier im Ernst einen Bar?
Auf »blinde Meinung« klag' ich allein:
sagt, konnt' ein Sinn unsinniger sein?

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Man ward nicht klug! Ich muss gestehn.
Ein Ende konnte keiner erseh'n.

BECKMESSER
Und dann die Weis'! Welch tolles Gekreis'
aus »Abenteuer«-, »blau Rittersporn«-Weis',
»hoch Tannen«- und »stolz Jüngling«-Ton!

KOTHNER
Ja, ich verstand gar nichts davon!

BECKMESSER
Kein Absatz wo, kein' Koloratur,
von Melodei auch nicht eine Spur!

ORTEL, dann FOLTZ
Wer nennt das Gesang?

MOSER
Es ward einem bang'!

NACHTIGALL
Ja, 's ward einem bang!

VOGELGESANG
Eitel Ohrgeschinder!

ZORN
Auch gar nichts dahinter!

KOTHNER
Und gar vom Singstuhl ist er gesprungen!

BECKMESSER
Wird erst auf die Fehlerprobe gedrungen?
Oder gleich erklärt, dass er versungen?

SACHS
der vom Beginne an Walther mit wachsendem Ernst zugehört hat, schreitet vor
Halt Meister! Nicht so geeilt!
Nicht jeder Eure Meinung teilt.
Des Ritters Lied und Weise,
sie fand ich neu, doch nicht verwirrt;
verliess er unsre Gleise,
schritt er doch fest und unbeirrt.
Wollt Ihr nach Regeln messen,
was nicht nach Eurer Regeln Lauf,
der eig'nen Spur vergessen,
sucht davon erst die Regeln auf!

BECKMESSER
Aha, schon recht! Nun hört Ihr's doch:
den Stümpern öffnet Sachs ein Loch,
da aus und ein nach Belieben
ihr Wesen leicht sie trieben.
Singet dem Volk auf Markt und Gassen;
hier wird nach den Regeln nur eingelassen!

SACHS
Herr Merker, was doch solch ein Eifer?
Was doch so wenig Ruh'?
Eu'r Urteil, dünkt mich, wäre reifer,
hörtet Ihr besser zu.
Darum, so komm' ich jetzt zum Schluss,
dass den Junker man zu End' hören muss.

BECKMESSER
Der Meister Zunft, die ganze Schul',
gegen den Sachs da sind wir Null.

SACHS
Verhüt' es Gott, was ich begehr',
dass das nicht nach den Gesetzen wär'!
Doch da nun steht geschrieben:
»Der Merker werde so bestellt,
dass weder Hass noch Lieben
das Urteil trübe, das er fällt« -
Geht der nun gar auf Freiersfüssen,
wie sollt' er da die Lust nicht büssen,
den Nebenbuhler auf dem Stuhl
zu schmähen vor der ganzen Schul'?
Walther flammt auf.

NACHTIGALL
Ihr geht zu weit!

KOTHNER
Persönlichkeit!

POGNER
Vermeidet, Meister, Zwist und Streit!

BECKMESSER
Ei, was kümmert doch Meister Sachsen,
auf was für Füssen ich geh?
Liess er doch lieber Sorge sich wachsen,
dass mir nichts drück' die Zeh'!
Doch seit mein Schuster ein grosser Poet,
gar übel es um mein Schuhwerk steht.
Da seht, wie's schlappt und überall klappt!
All seine Vers' und Reim' liess ich ihm gern daheim,
Historien, Spiel' und Schwänke dazu,
brächt' er mir morgen die neuen Schuh'!

SACHS
kratzt sich hinter den Ohren
Ihr mahnt mich da gar recht:
doch schickt sich's, Meister, sprecht,
dass, find' ich selbst dem Eseltreiber
ein Sprüchlein auf die Sohl',
dem hochgelahrten Herrn Stadtschreiber
ich nichts drauf schreiben soll?
Das Sprüchlein, das Eu'r würdig sei,
mit all meiner armen Poeterei
fand ich noch nicht zur Stund';
doch wird's wohl jetzt mir kund,
wenn ich des Ritters Lied gehört:
drum sing' er nun weiter ungestört!

Walther steigt in grosser Aufregung auf den Singstuhl und blickt stehend herab

BECKMESSER
Nicht weiter! Zum Schluss!

ORTEL, MOSER, VOGELGESANG, NACHTIGALL
nacheinander
Genug!

ZORN, EISSLINGER
Zum Schluss!

KOTHNER
Genug! Zum Schluss.

SACHS
zu Walther
Singt dem Herrn Merker zum Verdruss!

BECKMESSER
Was sollte man da noch hören?
Wär's nicht Euch zu betören?
Er holt aus dem Gemerk die Tafel herbei und hält sie während des Folgenden, von einem zum andern sich wendend, zur Prüfung den Meistern vor

WALTHER
Aus finst'rer Dornenhecken
die Eule rauscht' hervor,
tät' rings mit Kreischen wecken
der Raben heis'ren Chor:

BECKMESSER
Jeden Fehler gross und klein
seht genau auf der Tafel ein.

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Jawohl, so ist's!

WALTHER
in nächt'gem Heer zu Hauf
wie krächzen all' da auf
mit ihren Stimmen, den hohlen,
die Elstern, Kräh'n und Dohlen!

BECKMESSER
»Falsch Gebänd«, »unredbare Worte«,
»Klebsilben«, hier »Laster« gar;

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Ich seh' es recht!
Mit dem Herrn Ritter steht es schlecht.
Mag Sachs von ihm halten, was er will,
hier in der Singschul' schweig' er still!

SACHS
beobachtet Walther entzückt
Ha, welch ein Mut!
Begeisterungsglut! -

WALTHER
Auf da steigt
mit gold'nem Flügelpaar
ein Vogel wunderbar:
sein strahlend hell Gefieder
licht in den Lüften blinkt;

BECKMESSER
»Äquivoca«, »Reim am falschen Orte«,
»verkehrt«, »verstellt« der ganze Bar;
ein »Flickgesang« hier zwischen den Stollen;

POGNER
Jawohl, ich seh's, was mir nicht recht:
mit meinem Junker steht es schlecht!

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Bleibt einem jeden doch unbenommen,
wen er sich zum Genossen begehrt!

SACHS
Ihr Meister, schweigt doch und hört!

WALTHER
schwebt selig hin und wider,
zu Flug und Flucht mir winkt.
Es schwillt das Herz
vor süssem Schmerz,

POGNER
Weich' ich hier der Übermacht,
mir ahnet, dass mir's Sorge macht.

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Wär' uns der erste best'willkommen,
was blieben die Meister dann wert?

SACHS
inständig
Hört, wenn Sachs Euch beschwört!

BECKMESSER
»blinde Meinung« allüberall;

SACHS
Herr Merker da, gönnt doch nur Ruh'!

BECKMESSER
»unklare Wort'«, »Differenz«,
hier »Schrollen«,
da »falscher Atem«, hier »Überfall«.

WALTHER
der Not entwachsen Flügel;
es schwingt sich auf
zum kühnen Lauf,
aus der Städte Gruft
zum Flug durch die Luft,
dahin zum heimischen Hügel;

SACHS
Lasst and're hören, gebt das nur zu!
Umsonst! All eitel' Trachten!
Kaum vernimmt man sein eig'nes Wort!

BECKMESSER
Ganz unverständliche Melodei!
Aus allen Tönen ein Mischgebräu!

SACHS
Des Junkers will keiner achten.
Das nenn' ich Mut, singt der noch fort!

POGNER
Wie gern säh' ich ihn angenommen,

WALTHER
dahin zur grünen Vogelweid',
wo Meister Walther einst mich freit';
da sing' ich hell und hehr
der liebsten Frauen Ehr';

DAVID und die LEHRBUBEN
sind von der Bank aufgestanden und nähern sich dem Gemerk, um welches sie einen Ring schliessen und sich zum Reigen ordnen
Glück auf zum Meistersingen,
mögt Ihr Euch das Kränzlein erschwingen!
Sie fassen sich an und tanzen im Ringe immer lustiger um das Gemerk

BECKMESSER
Scheutet Ihr nicht das Ungemach,
Meister, zählt mir die Fehler nach!

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Hei wie sich der Ritter da quält!

POGNER
als Eidam wär' er mir gar wert;

SACHS
Das Herz auf dem rechten Fleck:
ein wahrer Dichter-Reck'!

WALTHER
auf dann steigt,
ob Meister-Kräh'n ihm ungeneigt,
das stolze Minnelied. -

DAVID und die LEHRBUBEN
Das Blumenkränzlein aus Seiden fein
wird das dem Herrn Ritter beschieden sein?

BECKMESSER
Verloren hätt' er schon mit dem acht':
doch so weit wie der hat's noch keiner gebracht!

POGNER
nenn' ich den Sieger jetzt willkommen,
wer weiss, ob ihn mein Kind erwählt?

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Der Sachs hat ihn sich erwählt! -
lachend
Hahaha!

SACHS
Mach' ich, Hans Sachs, wohl Vers' und Schuh',
ist Ritter der und Poet dazu.

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
's ist ärgerlich gar!
Drum macht ein End'!

BECKMESSER
Wohl über fünfzig, schlecht gezählt!
Sagt, ob Ihr Euch den zum Meister wählt?

POGNER
Gesteh ich's, dass mich das quält,
ob Eva den Meister wählt!

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Auf, Meister, stimmt
und erhebt die Händ'!
Die Meister erheben die Hände

WALTHER
Ade, Ihr Meister, hienied'!

BECKMESSER
Nun, Meister, kündet's an!

DIE MEISTER
ohne Sachs und Pogner
Versungen und vertan!

Er verlässt mit einer stolzen verächtlichen Gebärde den Stuhl und wendet sich rasch zum Fortgehen.
Alles geht in Aufregung auseinander; lustiger Tumult der Lehrbuben, welche sich des Gemerks, des Singstuhls und der Meisterbänke bemächtigen, wodurch Gedränge und Durcheinander der nach dem Ausgange sich wendenden Meister entsteht. Sachs, der allein im Vordergrunde geblieben, blickt noch gedankenvoll nach dem leeren Singestuhl, als die Lehrbuben auch diesen erfassen. Während Sachs mit humoristisch-unmutiger Gebärde sich abwendet, fällt der Vorhang


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