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目次

第1幕

  • 月が輝く湖のほとり。湖を取り巻く岸辺では、3人の森の妖精達が楽しげにダンスを踊っている。いたずら好きな妖精達は、水底に住む「水の精たちのお父さん」をからかっている。呼び掛けに応じるかのように登場した「水のお父さん」は、彼女達をつかまえようとするが、3人は大はしゃぎしながら逃げて行く。
  • 水のお父さんは、柳の上に腰掛けている末娘のルサルカに気付く。(※実の娘ではなく「娘がわり」とも考えられる。)ルサルカの様子をいぶかる父親に彼女は「人間になりたい」気持ちを打ち明ける。驚く父親に、ルサルカは湖に水浴に来る王子への恋心を打ち明ける。
  • 水のお父さんは娘の翻意を促すが、決意を変えられないと悟ると「かわいそうに!」と叫びながら水中に去る。一人残されたルサルカは、銀色に輝く月に託して王子への想いを歌う。(「月に寄せる歌」)
  • ルサルカは岸辺の小屋を訪ね、魔女に自分を人間にするよう懇願する。魔女はその願いを受け入れるが、もし人間の愛を手に入れることができなかった場合、ルサルカは水底で永遠の呪いを受けることになるだろうと伝える。しかも、この薬を飲めば声が奪われ、人間になっても口を利くことはできない。
  • しかし、ルサルカの固い決心は変わらず、魔女が作った薬を飲みほす。その時、再び水のお父さんの「かわいそうに!」との声が遠くから響き、明け方の光が射し込む。
  • 狩りをする猟師の歌が聞こえてくる。その歌は一緒に猟をしている王子に「雌ジカ(一般に若い女性を表現する詩的表現)を射てはなりません」と警告している。だが、すでに王子は魔法にかかったように狩を続ける意欲をなくしている。彼は猟師たちを城に帰らせるが、その時みすぼらしい灰色の服を着たルサルカが小屋から出て来るのに気付いて驚愕する。
  • ルサルカの美しさに魅せられた王子が情熱的な歌を歌いかけると、彼女は王子の腕に飛び込むが、その瞬間、ルサルカの姉の「水の精」達が妹の運命を悲しんで叫び声をあげる。ルサルカは不安に震えるが、王子はますます情熱的に歌いながら彼女を城へ連れて行く。

第2幕

  • 王子の居城。夕暮れ。王子とルサルカの婚約の祝典が準備されている。ルサルカ達の住む森の番人(森番)が、若い調理人(これは女性が演じる)に、何の祝典なのかと尋ねると、調理人は「王子は森で見つけた化け物と結婚するつもりです」と答える。森番が、森に住む妖怪の話をするので、調理人は恐怖に震える。だが唯一の救いとして「王子は移り気なので、今晩招待されている外国の美しい王女に魅かれるかも知れません」と語る。
  • ルサルカが登場すると、二人は化け物が来たとばかりに退散する。王子も登場し、ルサルカは冷静すぎて情熱が不足していると非難するが、彼は相変わらずルサルカに夢中である。それを目にした外国の王女は「この私ではなく、あの女に夢中になるとは許せない」と二人の会話に割り込む。彼女はルサルカに皮肉を言い、巧みな言葉で王子を連れ出す。ルサルカは不吉な予感に襲われるが、舞踏会の準備をするために退場する。
  • 夜になり、舞台後方の大広間には華やかな照明がつき、着飾った招待客達が祝典の音楽に合わせてダンスを踊る。
  • その時、水のお父さんが誰にも見られずに池の中から姿を現わし、ルサルカの身を案じて「人の世界に永遠の契りなどないのだ」とアリアを歌う。その後、人間達の合唱が続くが、その歌詞は王子を祝福しながらも「白い花(ルサルカ)はしおれ、ベッドを飾るのは赤いバラ(外国の王女)だ」と暗にルサルカの運命を予告する。
  • その予告どおり、再登場した王子は外国の王女と仲良くダンスを始め、ルサルカには目もくれない。絶望したルサルカは広間から庭園に出て、池にいる「水のお父さん」に王子に捨てられた悲しみを訴える。「私はあの女のような情熱を持ち合わせていないから何をしても無駄だわ。」
  • ますます挑発的に振舞う王女に王子は甘い言葉をかける。ついに王子は「ルサルカとの関係により危なく自分はとり殺されるところだった」と語り、王女に求婚する。絶望のあまり思い余ったルサルカはいきなり現れて王子の腕に飛び込むが、王子は「お前は何と冷たいのだ」とルサルカを突き放す。
  • その瞬間、王子の仕打ちに怒った水のお父さんが姿を現し、ルサルカを池の中に引きずり込む。王子は驚愕して外国の王女に助けを求めるが、もともと王子への腹いせのために振舞っていたにすぎない王女は、王子を嘲笑して去っていく。

第3幕

  • 第1幕と同じ湖のほとり。夕暮れ。独りぼっちのルサルカは、人間の愛を手に入れられないため永久にさまよい続けねばならない悲しみを歌う。
  • 彼女は魔女に助けを求める。魔女は「助かるためには王子をナイフで刺し殺せ」とそそのかすが、ルサルカは「王子だけは幸せになってほしい」とナイフを投げ捨て、自分自身の運命は諦めて湖に消える。しかし、その湖からは彼女の姉の「水の精」達の合唱が響き、一度人間になってしまった彼女を冷たく拒否する。
  • 夕闇が濃くなると、森番と調理人が現れる。調理人は、病に倒れた王子を助けるための助言を魔女に求めるべく城から派遣されてきたのだが、臆病なので役目を果たせない。(この場面は気分転換のためのコミカルなシーンである。)見かねた森番が彼の代わりに魔女を呼び出すと、魔女は調理人を捕らえて食おうとする。震えあがった調理人は、それでも何とか用件を伝えるが、ルサルカを魔女呼ばわりする人間に激怒した水のお父さんが姿を見せ、森番と調理人は生きた心地もなく退散する。
  • 夜になり月が昇ると、3人の森の妖精が久々に登場し、楽しげにダンスを踊りはじめる。彼女達はまた水のお父さんをからかうが、彼はルサルカの運命を嘆きつつ湖に潜ってしまうので、森の妖精達もさびしく退散する。月は雲に隠れてしまう。
  • やがてルサルカを探す王子が現れる。彼はルサルカが現れないことに絶望するが、この場所でルサルカと最初に出会ったことに気付いて立ち止まる。必死に天に呼びかけると、雲から出た月の光を受けて、ルサルカが湖上に現れる。王子が「あなたなしでは生きられない」と語ると、ルサルカは自分を捨てた王子を非難して「今私の接吻を受けたら、あなたはもう死ぬしかない」と答える。しかし、今や決意を固めた王子はルサルカの腕に抱かれ、氷のように冷たい彼女の接吻を受けながら死ぬ。その時、水のお父さんの声が響き、「どんな犠牲もムダだ」と二人の魂の救済を否定する。ルサルカは自分が命を賭けた「人間の魂」を悲しく思い返しながら、いずこともなく姿を消す。


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