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序曲

第1幕

王宮の広間、イリアのために用意された別の部屋に通じている


第1場
イリア一人

<レシタティーヴォ>

【イリア】
いったいいつ終わるの
苛酷な私の不運は?不幸なイリア!
残酷な嵐からみじめに生き延びたけれど
父や兄を失ってしまった
野蛮な敵どもと
血と血は混ざり合ったのよ
仲間の犠牲者たちの
こんなにも悲惨な運命を
与えるおつもりですか 神々よ?…
これは復讐なのかしら
プリアモスが トロイが受けた被害や恥辱の?
ギリシャの艦隊は殲滅され イドメネオは
おそらくは貪欲なサメの餌食に…
でもそれが何なの おお天よ!一目見てしまってから
あの勇敢なイダマンテさま
私を波から救い出した方を 私は憎しみを忘れて
心は虜となってしまった 私が気が付く前に
そんな囚人となってしまったことに
ああ何という対立を おお神さま!相反する苦しみを
私の胸に呼び覚まされたのですか 憎しみと愛を!
私に命を与えて下さった父の敵討ちをせねばならず
命を救って下さった感謝もせねばならぬとは…
おおイリア!おお父上!おお王子!おお運命!
おお惨めな人生!おお甘い死よ!
でもまさか?イダマンテ様も私を愛して?…無理よ あの方は
エレットラに焦がれている そしてあのエレットラ
不幸な王女は アルゴスから亡命して来ている
オレステの引き起こした惨事から逃れこの地に
逃亡し 放浪し 私の恋敵となったのよ
なんとたくさん 私のまわりには
無慈悲な運命があるの?…引き裂かれてしまえ
復讐も 嫉妬も 憎しみも そして愛も
引き裂いて そうよ この不幸な心を!

No. 1 - アリア

【イリア】
父よ 兄たちよ さようなら!
あなた方をみな 私は失ってしまった
ギリシャよ お前のせいよ
なのにギリシャの男を 私は愛してしまったの?

自分の血に恩知らずだと
私は分かっています これは罪だと
なのにあのお顔を おお神々よ!
憎むことはどうしてもできないのです

<レシタティーヴォ>

【イリア】
ここにイダマンテさまが 何てこと!
こちらに来るわ:哀れな心よ
お前は鼓動し 恐れているのね
どうか止んで 一瞬でも 私の苦しみよ!


第2場
イダマンテ イリア イダマンテの従者

【イダマンテ】
(従者に)
トロイア人たちを集めよ そして宮廷あげて
準備するのだ この日を祝うために
(イリアに)
甘い希望の光に
和らぐのだ わが悲しみも  ギリシャの守護神ミネルバに 
きっと波の怒りから救い出されるのだから
私の父も ここからそう遠くない海で
父の艦隊が発見され アルバーチェが探しに行っているのだ
われらから奪い去ったあの場所へと
あの凛々しい御姿を

【イリア】
(皮肉っぽく)
ご心配なく 守られているのでしょう
ミネルバにこのギリシャは そしてすべて
トロイア人の上に落ちたのですわ 神々の怒りは

【イダマンテ】
トロイアの運命はもはや悲しむ必要はない
この王子はできる限りのことをしよう
父や 他のあらゆる
寛大な勝者がなすように さあ 終わらせるのだ
プリンセスよ 彼らの苦しみを
私は彼らに自由を与えよう 今後われらの間では
ただ一人の囚人だけだ 縛られているのは
あなたの美しさが結んだ幸せな縛めに

【イリア】
殿下 何をおっしゃるのです?まだ鎮められてはおりますまい
執念深い神々の憎しみは 軽蔑は
あの輝かしいトロイアに向けられています
今や壁が崩壊し もはや壁は
広大な野となってしいましたけれども? 永遠の涙が
私どもの瞳には運命付けられておりますのに?

【イダマンテ】
ヴィーナスがわれらを罰し われらに勝利したのだ
私の父上も ああ思い出したくもない!
どれほど波間で苦しまれたことか?アガメムノンは
アルゴスでついに犠牲となり 高い代償を払って
この勝利は得られたというのに 満足されていないのだ
これほどの大虐殺にさえもあの敵意ある女神は
何をした?私の心を刺したのだ
イリアよ あなたの美しい
あの女神のものなどよりずっと強力な瞳でもって
そして今私の中で あなたの受けた傷の復讐をしているのだ

【イリア】
何をおっしゃいますか?

【イダマンテ】
そうだ キュテレイアの息子が
未知の苦しみを
この胸にもたらしたのだ あなたに涙と災いを
軍神マルスがもたらしたので アモールが復讐したのだ
あなたの不幸への復讐を その美しい瞳と
その大いなる愛らしさを使って…しかし私の愛に対しては
怒りと恥辱とをきっとあなたは感じるのだろうな?

【イリア】
そのようなお言葉の
無謀な大胆さには耐えられません どうかお考えください
イダマンテさま お考えを おお神よ!
あなたの父上が誰で 私の父が誰なのかを

No. 2 - アリア

【イダマンテ】
これは私の咎ではない なのに私を責めるのか
いとしい人よ あなたを愛しているからと言って
罪は御身らにあるのだ ああ暴虐の神々よ
苦しみに苛まれ 私は死ぬのだろう
私のものではない過ちのために

もしあなたがお望みなら あなたの命令で
私はこの胸を切り裂こう
あなたの眼差しからはそうしろと読み取れる 確かなことに
だが私にせめて言って欲しいのだ ただその唇で
それ以上は求めない 他の慈悲は

<レシタティーヴォ>

【イリア】
(引かれてきた囚人たちを見て)
ここにトロイアの気の毒な生き残りの人々が
敵の怒りから逃れることのできた人たちね

【イダマンテ】
今 その縛めを
解いて 彼らに安らぎを与えよう
(独白)
ああ!なぜ私は自分の縛めを解くことはできぬのか!


第3場
イダマンテ、イリア、トロイアの囚人たち クレタの男たちと女たち
囚人たちの鎖は取り去られ 彼らは感謝の意を表している


【イダマンテ】
鎖を解くのだ 今日 この世界は
おおわが忠節なるシドンの臣下よ
見ることとなるのだ ふたつの栄光ある
民族が甘い絆で結ばれ 寄り添っていることを
完璧な友情で
ヘレネーはギリシャとアジアに武器を取らせた だが今
武器を捨てて和睦させたのだ アジアとギリシャの間を
新たなヒロインである
ひときわ優しく 美しいプリンセスが

No. 3 - コーラス

【トロイアとクレタのコーラス】
さあ平和を喜びましょう
愛の勝利です
今 各々の心は
歓喜しています

【二人のクレタ人】
感謝します 消して下さった方に
戦争の松明を
今 大地には
安らぎが訪れるでしょう

【全員】
さあ平和を喜びましょう...

【二人のトロイア人】
御身らのおかげです
慈悲深き神々よ!
そしてあの美しい眼差しのおかげなのです
この自由は

【全員】
さあ平和を喜びましょう...


第4場
エレットラと前場の人物

<レシタティーヴォ>

【エレットラ】
(嫉妬のあまりに動揺して)
王子 殿 それはギリシャへの侮辱です
敵を庇うとは

【イダマンテ】
見られれば十分でしょう ギリシャが
敵に勝利したことを 私にとってより価値があることを
見て頂きたいのです ああ王女よ:
破れし者が幸せになるのをご覧あれ
(アルバーチェがやって来るのを見て)
アルバーチェだな


第5場
アルバーチェ 前場の人物

【イダマンテ】
(不安そうに)
だがあの涙は何を告げているのだ?

【アルバーチェ】
殿下
これ以上ない悪い知らせを…

【イダマンテ】
(心配そうに)
もう生きておられぬのか
父君は?

【アルバーチェ】
もはや生きては:かのマルス神すら
決して為し得なかったことを ネプチューンが為したのです
かの無慈悲なる神が
そして気高き英雄のうちで最も傑出した御方は 今聞き及んだところ 異国の岸辺で
溺死されたとか!

退場

【イダマンテ】
イリア この世に生きる者のうちで
ここに最も哀れな者がいる そう 今天より
あなたは満足を与えられよう…残酷な運命よ! …
岸辺に急がねば…ああ!私は絶望だ!

退場

【イリア】
アジアの受けた傷をまだ
強く感じているけれど 偉大な英雄の
名が 悲運が 私の心を感動させる そして
あの方のために溜息を ああ つかずにはいられないのです

ため息つきつつ退場


第6場
エレットラひとり

【エレットラ】
イドメネオは死んだの? …すべて私に都合悪く
天はみな仕組まれるのね 自分の望みのままに
イダマンテが采配するとなると
この王国や自らの心を 私には残されないじゃないの
希望の影さえも?くやしいわ 悲しいわ!
私は見るのね ギリシャも見ることになるのね 恥辱のうちに
奴隷のトロイア女が皇后の座につき
そして新婚の床に入るのを …空しくエレットラは
愛しているのよ あの不実な王子を…そして苦しむの
王の娘は 諸国の王を家臣とした王の娘なのによ
下劣な奴隷が野望を満たし大きな獲物を捕るの?…
おお腹立たしい!おお狂おしい!おお悲しい!…もはや私は耐えられない

No. 4 - アリア

【エレットラ】
すべてこの心に感じるお前たち
荒々しい地獄の怒りよ
この大いなる苦しみで 離れて行くのね
愛も 慈悲も 慰めも

私からこの心を盗んだ者に
私を裏切った者に
思い知らせましょう 私の怒りから呼び覚まされた
復讐を そして残酷さを

退場


第7場
崖に囲まれてまだ荒れている海辺 海岸には船の残骸


No. 5 - コーラス

難破船の近くの人々のコーラス

【近くのコーラス】
お慈悲を! 神々よ お慈悲を!
お助けを 公正なる神々よ!
われらにその目を向けたまえ…

【遠くのコーラス】
お慈悲を! 神々よ お慈悲を!
空が 海が 風が
われらを恐怖で押しつぶすのだ

【近くのコーラス】
お慈悲を! 神々よ お慈悲を
残酷な死の腕の中へ
われらを投げ込むのだ 恐ろしい運命が…


第8場
パントマイム

ネプチューンが海の上に現れる 風に自分たちの洞穴に戻るように合図して 海は徐々に落ち着いてくる イドメネオは海の神を見てその助けを乞う ネプチューンは険しく威嚇する目で彼を見つめ 波間に沈み そして消える


<レシタティーヴォ>

【イドメネオ】
さあ われらは最後に救われたのだ


第9場
イドメネオと従者たち

【イドメネオ】
(彼の従者たちに)
おおそなたら マルス神や
そしてネプチューンの怒りのもとでも
勝利にあっても 苦難にあっても
わしに忠実であった者共よ
少しの間 わしを一人にして
ここで一息つかせてくれ そして故郷の空に
打ち明けさせてくれ わしのこれまでの苦悩を

従者は退場し イドメネオは一人で物思いに耽りながら海岸を歩く

静かだ 海は 風も穏やかに吹いておる
甘い穏やかな、そして紺碧の海岸を
ブロンドの神は輝かせておる わしが眺めるいずこも
深い安らぎの中 楽しげだ
わしだけが わしだけが一人 この不毛な浜辺で
苦悩と欠落感に疲れ果てて
その穏やかさを おおネプチューンよ わしだけが感じられないのだ そなたの王国より所望した穏やかさを

おお狂気の 凶悪な誓いよ
残酷な誓いよ!ああいかなる神々が
わが命をなおも繋ぎとめておるのか
おお御身らのどの手がわしを救って下さるのか?

No. 6 - アリア

【イドメネオ】
わしはまわりに見ることになろう
悲しげな亡霊を
それは夜も昼も
自分は無実だと
わしに訴えるのであろう

貫かれた胸のうちに
生気のない体のうちに
わが罪のことを
流された血が
わしに指し示そう

何と恐ろしいのだ
何と苦しいのだ!
苦悩のあまりに
この心は
いくたび
死を迎えるのであろうか!

彼はひとりの男が近づいてくるのを見る

<レシタティーヴォ>

【イドメネオ】
天よ!何としたことだ?あそこに 不運な
生贄が ああ!近づいてくる…そしてこの手で
屠ることとなるのか?…呪われた手よ
野蛮な 不正な神々よ!汚れた祭壇よ!


第10場
イダマンテ、イドメネオは離れたところに

【イダマンテ】
寂れた浜辺よ 険しい断崖よ
わが悲しみの証人に そして寛大な
安息の場となっておくれ
この乱れた心の…語ってくれるのだな
私の運命の厳しさと恐ろしさを!…
私には見えるぞ この残骸の
岸辺に打ちつけられた難破船の残骸の中に
見知らぬ戦士が…私は話を聞きたい
彼を慰め そして私はしてみたいのだ
彼の悲しみを喜びに変えることを 
(近づいて イドメネオに話しかける)
お忘れください おお戦士よ どなたかは存じませぬが その恐怖を ここであなたは助けられましょう
この地であなたを助けることのできる者に

【イドメネオ】
(独白)
彼を見れば見るほど
一層わしは悲しみに苛まれる
(イダマンテに)
わが日々は
これからそなたに負うことになる そなたは
わしから何の褒美を求めるのじゃ?

【イダマンテ】
私の心に対する褒美は
与えられましょう あなたを
助け 救ったことで:ああ あまりにも ご友人
私は自分の苦難に教えられたために
他人の苦難にも同情できるようになったのです

【イドメネオ】
(独白)
何という声 何という憐憫がわが胸を突き刺すのか!
(イダマンテに)
そなたが不幸?何を言われる?そんなにも
そなたの不幸は重いのか?

【イダマンテ】
私の愛する
おお!最も気高き存在が
この深い水底に飲み込まれました
英雄イドメネオは死んで横たわっているのです
あなたもため息つき 泣いておられますね?
あなたはイドメネオをご存じなのでしょう

【イドメネオ】
あの男以上に
憐れみを受けるべきものはない 誰も和らげられぬのだ
彼の苛酷な運命は

【イダマンテ】
何を言っておられる?
彼はまだ生きておられるのか?
(独白)
ああ神々よ!私に希望が戻ってきた
(イドメネオに)
ああ友よ 教えて 教えてください
彼はどこですか?どこであの優しいお顔が
私にこの命を取り戻させてくれるのですか?

【イドメネオ】
だが 一体どこから来るのだ
その 彼のために抱いている
愛の優しさは?

【イダマンテ】
(きっぱりと)
ああ 彼は父ですから…

【イドメネオ】
(せっかちに遮って)
おお神よ!
話せ それは誰の父なのだ?

【イダマンテ】
(弱い声で)
それは私の父です

【イドメネオ】
(独白)
非情なる神々よ!

【イダマンテ】
共に同情して下さるのですか
私の父の運命に?

【イドメネオ】
(悲しげに)
ああ 息子よ! …

【イダマンテ】
(とても喜んで)
ああ父上!… ああ神々よ!
どこなのだ私は?…ああ何という喜び!…お許しください
愛する父上 あなたの御胸に…
(彼を抱擁しようとする)
この抱擁を…
(父は動揺して身を引く)
ああ!なぜあなたはお怒りに?
絶望して私を避けられるのです?…ああどうして ああ何故?

【イドメネオ】
わしを追うな お前にそれを禁ずる
お前にとっては良かったのだ
今ここで会わなかった方が もう二度と会わぬよう心せよ

急いで去って行く

【イダマンテ】
ああ氷の恐怖が私の感覚を麻痺させる! …
父に会い 父と分かり そして私の
情感を込めた言葉に 突如父は去って行かれた
みじめな!何ゆえに怒られたのか いったい
私はあの怒りに値するのか あの脅しに? …
追いかけて会ってみたい ああ苛酷な運命よ!
私にはさらに多くの不幸が待っているのか

No. 7 - アリア

【イダマンテ】
愛する父上に
再び出会い そして失った
怒って私から去って行かれたのだ
恐怖で震えながら

死ぬのではないかと私は思った
喜びで そして愛で
だが 野蛮な神々よ!
私を殺すのか 悲しみで

悲しみに沈んで退場

間奏曲

海は静かである クレタの軍勢はイドメネオと共に到着し上陸する 戦士たちはマルス神に敬意を表して次のようなコーラスを歌う クレタの女たちは無事に到着した彼らに駆けよって抱擁する そして皆で喜びを表すダンスをし それはコーラスで終わる 戦士たちの行進曲が上陸時には流れる


No. 8 - 行進曲

No. 9 - コーラス

【全員】
ネプチューンの栄誉を讃え
その名を響かせよ
その神こそ敬われよ
至高なる海の神は
踊りや音楽で
集い 祝わん

【コーラスの一部】
遠くから彼は見るのだ
ジュピターの怒りを
そして一瞬にして
エーゲ海の底へと沈むと
その王座より
彼は急ぎ仕度するのだ
完璧なる
鱗を持つ軍馬
一組を

その波間より
音を響かせるは
使者トリトン
屈強で 大胆で
高らかなる角笛
既に太陽は戻りきて
かの偉大なる三叉は
荒れ狂う海を
鎮めることを知る

【全員】
ネプチューンの栄誉を讃え…

【コーラスの一部】
黄金の貝殻を
王者の装飾となし
現れたるはネプチューン
戯れるポルトゥナスは
まだ赤子だ
自分のイルカと共に
アンフィトリーテと共に
今われらを 冥界の王は
勝利させたまう

愛らしきネレイドたちよ
愛らしきニンフたちよ
偉大な女神たる
ガラテアと共に
行け 妖精たちよ
ああ感謝せよ
われらのため かの神々は
この目より
涙を拭ってくださったのだ

【全員】
ネプチューンの栄誉を讃え…

さあトランペットの音も高らかに
厳粛なる生贄の儀式を
われらは自ら仕度しに行こう
Ouverture

ATTO PRIMO

Galleria nel palazzo reale, corrispondente a diversi appartamenti destinati ad Ilia

SCENA PRIMA
Ilia sola

Recitativo

ILIA
Quando avran fine omai
L'aspre sventure mie? Ilia infelice!
Di tempesta crudel misero avanzo,
Del genitor, e de' germani priva
Del barbaro nemico
Misto col sangue il sangue
Vittime generose,
A qual sorte più rea
Ti riserbano i Numi?...
Pur vendicaste voi
Di Priamo, e di Troia i danni, e l'onte?
Perì la flotta Argiva, e Idomeneo
Pasto forse sarà d'orca vorace...
Ma che mi giova, oh ciel! se al primo aspetto
Di quel prode Idamante,
Che all'onde mi rapì, l'odio deposi,
E pria fu schiavo il cor, che m'accorgessi
D'essere prigioniera.
Ah qual contrasto, oh Dio! d'opposti affetti
Mi destate nel sen odio, ed amore!
Vendetta deggio a chi mi diè la vita,
Gratitudine a chi vita mi rende...
Oh Ilia! oh genitor! oh prence! oh sorte!
Oh vita sventurata! oh dolce morte!
Ma che? m'ama Idamante?... ah no; l'ingrato
Per Elettra sospira, e quell’ Elettra
Meschina principessa esule d'Argo,
D'Oreste alle sciagure a queste arene
Fuggitiva, raminga, è mia rivale.
Quanti mi siete intorno
Carnefici spietati?... orsù sbranate
Vendetta, gelosia, odio, ed amore,
Sbranate sì quest'infelice core!

No. 1 - Aria

ILIA
Padre, germani, addio!
Voi foste, io vi perdei.
Grecia, cagion tu sei.
E un greco adorerò?

D'ingrata al sangue mio
So, che la colpa avrei;
Ma quel sembiante, oh Dei!
Odiare ancor non so.

Recitativ

ILIA
Ecco Idamante, ahimè!
Se'n vien : Misero core
Tu palpiti, e paventi.
Deh, cessate per poco, oh miei tormenti!


SCENA II
Idamante, Ilia, seguito d'Idamante

IDAMANTE
al seguito
Radunate i Troiani, ite, e la corte
Sia pronta questo giorno a celebrar.
a Ilia
Di dolce speme a un raggio
Scema il mio duol. Minerva della Grecia
Protettrice involò al furor dell'onde
Il padre mio. In mar di qui non lunge
Comparser le sue navi. Indaga Arbace
Il sito, che a noi toglie,
L'augusto aspetto.

ILIA
con ironia
Non temer: difesa
Da Minerva è la Grecia, e tutta ormai
Scoppiò sovra i Troian l'ira de' Numi.

IDAMANTE
Del fato de' Troian più non dolerti.
Farà il figlio per lor quanto farebbe
Il genitor, e ogn'altro
Vincitor generoso. Ecco: abbian fine,
Principessa, i lor guai:
Rendo lor libertade, e omai fra noi
Sol prigioniero fia, sol fia, che porte
Chi tua beltà legò care ritorte.

ILIA
Signor, che ascolto? non saziaron ancora
D'implacabili Dei l'odio, lo sdegno
D'Ilio le gloriose
Or diroccate mura, ah non più mura,
Ma vasto, e piano suol? A eterno pianto
Dannate son le nostre egre pupille?

IDAMANTE
Venere noi punì, di noi trionfa.
Quanto il mio genitor, alti rimembranza!
Soffrì de' flutti in sen? Agamennone
Vittima in Argo al fin, a caro prezzo
Comprò que' suoi trofei, e non contenta
Di tante stragi ancor la Dea nemica,
Che fè? il mio cor trafisse,
Ilia, co' tuoi bei lumi
Più possenti de' suoi,
E in me vendica adesso i danni tuoi.

ILIA
Che dici?

IDAMANTE
Sì, di Citerea il figlio
Incogniti tormenti
Stillommi in petto. A te pianto, e scompiglio
Marte portò, cercò vendetta amore
In me de' mali tuoi, quei vaghi rai,
Que' tuoi vezzi adoprò... ma all'amor mio
D'ira, e rossor tu avvampi?

ILIA
In questi accenti
Mal soffro un temerario ardir. Deh pensa,
Pensa Idamante, oh Dio!
Il padre tuo qual è, qual era il mio.

No. 2 - Aria

IDAMANTE
Non ho colpa, e mi condanni
Idol mio, perché t'adoro.
Colpa è vostra, oh Dei tiranni,
E di pena afflitto io moro
D'un error, che mio non è.

Se tu il brami, al tuo impero
Aprirommi questo seno.
Ne' tuoi lumi il leggo, è vero,
Ma me 'l dica il labbro almeno,
E non chiedo altra mercé.

Recitativo

ILIA
Vede condurre i prigionieri
Ecco il misero resto de' Troiani
Dal nemico furor salvi.

IDAMANTE
Or quei ceppi
lo romperò, vuo' consolarli adesso.
da sé
Ahi! perché tanto far non so a me stesso!


SCENA III
Idamante, Ilia, Troiani prigionieri, uomini, e donne Cretesi
Si levano a'prigionieri la catene, li quali dimostrano gratitudine.

IDAMANTE
Scingete le catene, ed oggi il mondo,
oh fedele Sidon suddita nostra,
Vegga due gloriosi
Popoli in dolce nodo avvinti, e stretti
Di perfetta amistà.
Elena armò la Grecia, e l'Asia, ed ora
Disarma, e riunisce, ed Asia, e Grecia
Eroina novella,
Principessa più amabile, e più bella.

No. 3 - Coro

CORO DE'TROIANI E CRETESI
Godiam la pace,
Trionfi amore:
Ora ogni core
Giubilerà.

DUE CRETESI
Grazie a chi estinse
Face di guerra;
Or si la terra
Riposo avrà.

TUTTI
Godiam la pace, ecc.

DUE TROIANI
A voi dobbiamo
Pietosi Numi!
E a quei bei lumi
La libertà.

TUTTI
Godiam la pace, ecc.


SCENA IV
Elettra, e detti

Recitativo

ELETTRA
agitata da gelosia
Prence, signor, tutta la Grecia oltraggi;
Tu proteggi il nemico.

IDAMANTE
Veder basti alla Grecia
Vinto il nemico. Opra di me più degna
A mirar s'apparecchi, oh principessa:
Vegga il vinto felice.
Vede venire Arbace
Arbace viene.


SCENA V
Arbace, e detti

IDAMANTE
timoroso
Ma quel pianto che annunzia?

ARBACE
Mio signore,
De' mali il più terribil...

IDAMANTE
ansioso
Più non vive
Il genitor?

ARBACE
Non vive: quel, che Marte
Far non poté fin or, fece Nettuno,
L'inesorabil Nume,
E degl'eroi il più degno, ora il riseppi,
Presso a straniera sponda
Affogato morì!

Parte

IDAMANTE
Ilia, de'viventi
Eccoti il più meschin. Or sì dal cielo
Soddisfatta sarai... barbaro fato! ...
Corrasi al lido... ahimè! son disperato!

Parte

ILIA
Dell’ Asia i danni ancora
Troppo risento, e pur d'un grand'eroe
Al nome, al caso, il cor parmi commosso.
E negargli i sospir, ah no, non posso.

Parte sospirando


SCENA VI
Elettra sola

ELETTRA
Estinto è Idomeneo? …Tutto a' miei danni,
Tutto congiura il ciel. Può a suo talento
Idamante disporre
D'un impero, e dei cor, e a me non resta
Ombra di speme? A mio dispetto, ahi lassa!
Vedrò, vedrà la Grecia a suo gran scorno
Una schiava Troiana di quel soglio,
E del talamo a parte… In vano Elettra
Ami l'ingrato … e soffre
Una Figlia d'un re, ch'ha re vassalli,
Che una vil schiava aspiri al grande acquisto?…
Oh sdegno! oh smanie! oh duol!… più non resisto.


No. 4 - Aria

ELETTRA
Tutte nel cor vi sento
Furie del crudo Averno
Lunge a si gran tormento
Amor, mercé, pietà.

Chi mi rubò quel core,
Quel, che tradito ha il mio,
Provin dal mio furore
Vendetta, e crudeltà.

Parte


SCENA VII
Spiagge del mare ancora agitato attorniate da dirupi. Rottami di navi sul lido

No. 5 - Coro

Coro di gente vicina a naufragare

CORO VICINO
Pietà! Numi, pietà!
Aiuto oh giusti Numi!
A noi volgete i lumi...

CORO LONTANO
Pietà! Numi, pietà!
Il ciel, il mare, il vento
Ci opprimon di spavento...

CORO VICINO
Pietà Numi, pietà.
In braccio a cruda morte
Ci spinge l'empia sorte...


SCENA VIII
Pantomima

Nettuno comparisce sul mare. Fa cenno a' venti di ritirarsi alle loro spelonche. Il mare poco a poco si calma. Idomeneo, vedendo il Dio del mare, implora la sua potenza. Nettuno, riguardandolo con occhio torvo, e minaccevole, si tuffa nell'onde, e sparisce.

Recitativo

IDOMENEO
Eccoci salvi alfin.


SCENA IX
Idomeneo con seguito

IDOMENEO
ai suo seguito
Oh voi, di Marte,
E di Nettuno all'ire,
Alle vittorie, ai stenti
Fidi seguaci miei,
Lasciatemi per poco
Qui solo respirar, e al ciel natio
Confidar il passato affanno mio.

Il seguito si ritira, e Idomeneo solo s'inoltra sul lido, contemplando.

Tranquillo è il mar, aura soave spira
Di dolce calma, e le cerulee sponde
Il biondo Dio indora, ovunque io miro,
Tutto di pace in seri riposa, e gode.
Io sol, io sol su queste aride spiagge
D'affanno, e da disagio estenuato
Quella calma, oh Nettuno, in me non provo,
Che al tuo regno impetrai.

Oh voto insano, atroce!
Giuramento crudel! ah qual de' Numi
Mi serba ancora in vita,
Oh qual di voi mi porge almen aita?

No. 6 - Aria

IDOMENEO
Vedrommi intorno
L'ombra dolente,
Che notte, e giorno:
Sono innocente
M'accennerà.

Nel seri trafitto,
Nel corpo esangue
Il mio delitto,
Lo sparso sangue
M'additerà.

Qual spavento,
Qual dolore!
Di tormento
Questo core
Quante volte
Morirà!

Vede un uomo che s'avvincina

Recitativo

IDOMENEO
Cieli! che veggo? Ecco, la sventurata
Vittima, ahimè! s'appressa... e queste mani
Le ministre saran?... mani escerande
Barbari, ingiusti Numi! are nefande!


SCENA X
Idamante, Idomeneo in disparte

IDAMANTE
Spiagge romite, e voi scoscese rupi
Testimoni al mio duol siate, e cortesi
Di questo vostro albergo
A un agitato cor... quanto spiegate
Di mia sorte il rigor solinghi orrori!...
Vedo fra quegl'avanzi
Di fracassate navi su quel lido
Sconosciuto guerrier... voglio ascoltarlo,
Vuo' confortarlo, e voglio
In letizia cangiar quel suo cordoglio.
S'appressa, e parla a Idomeneo
Sgombra, o guerrier, qual tu ti sia, il timore;
Eccoti pronto a tuo soccorso quello,
Che in questo clima offrir te 'l può.

IDOMENEO
da sé
Più il guardo,
Più mi strugge il dolor.
a Idamante
De' giorni miei
Il resto a te dovrò. Tu quale avrai
Premio da me?

IDAMANTE
Premio al mio cor sarà
L'esser pago d'averti
Sollevato; difeso: ahi troppo, amico,
Dalle miserie mie instrutto io fui
A ititenerirmi alle miserie altrui.

IDOMENEO
da sé
Qual voce, qual pietà il mio sen trafigge!
a Idamante
Misero tu? che dici? ti son conte
Le tue sventure appien?

IDAMANTE
Dell'amor mio,
Cielo! il più caro oggetto,
In quelli abissi spinto
Giace l'eroe Idomeneo estinto.
Ma tu sospiri, e piangi?
T'è noto Idomeneo.

IDOMENEO
Uom più di questo
Deplorabil non v'è, non v'è chi plachi
Il fato suo austero.

IDAMANTE
Che favelli?
Vive egli ancor?
da sé
Oh Dei! torno a sperar.
a Idomeneo
Ah dimmi amico, dimmi,
Dov'è? dove quel dolce aspetto
Vita mi renderà?

IDOMENEO
Ma d'onde nasce
Questa, che per lui nutri
Tenerezza d'amor?

IDAMANTE
con enfasi
Ah, ch'egli è il padre...

IDOMENEO
interrompendolo impaziente
Oh Dio!
Parla: di chi è egli padre?

IDAMANTE
con voce fiacca
È il padre mio.

IDOMENEO
da sé
Spietatissimi Dei!

IDAMANTE
Meco compiangi
Dei padre mio il destin?

IDOMENEO
dolente
Ah figlio! ...

IDAMANTE
tutto giulivo
Ah padre!... ah Numi!
Dove son io?... oh qual trasporto!... Soffri,
Genitor adorato, che al tuo seno...
Vuole abbracciarlo
E che un amplesso...
Il padre si ritira turbato
Ahimè! perché ti sdegni?
Disperato mi fuggi?... ah dove, ah dove?

IDOMENEO
Non mi seguir, te 'l vieto:
Meglio per te saria il non avermi
Veduto or qui. Paventa il rivedermi.

Parte in fretta

IDAMANTE
Ah qual gelido orror m'ingombra i sensi! ...
Lo vedo appena, il riconosco, e a miei
Teneri' accenti in un balen s'invola.
Misero! in che l'offesi, e come mai
Quel sdegno io meritai, quelle minaccie? ...
Vuo’ seguirlo, e veder, oh sorte dura!
Qual mi sovrasti ancor più rea sventura.

No. 7 - Aria

IDAMANTE
Il padre adorato
Ritrovo, e lo perdo,
Mi fugge sdegnato
Fremendo d'orror.

Morire credei
Di gioia, e d'amore:
Or, barbari Dei!
M'uccide il doler.

Parte addolorato

Intermezzo

Il mare è tutto tranquillo. Sbarcano le truppe Cretesi arrivate con Idomeneo. I guerrieri cantano il seguente Coro in onore di Nettuno. Le donne Cretesi accorrono ad abbracciare i loro felicemente arrivati, e sfogano la vicendevole gioia con un ballo generale, che termina col Coro. Marcia guerriera durante lo sbarco.

No. 8 - Marcia

No. 9 - Coro

TUTTI
Nettuno s'onori,
Quel nome risuoni,
Quel Nume s'adori
Sovrano del mar;
Con danze e con suoni
Convien festeggiar.

PARTE DEL CORO
Dal lunge ci mira
Di Giove l'ira,
E in un baleno
Va all'Eghe in seno,
Da regal sede
Tosto provvede,
Fa i generosi
Destrier squammosi
Ratto accoppiar.

Dall'onde fuore
Suonan sonore
Tritoni araldi
Robusti, e baldi
Buccine intorno.
Gia riede il giorno,
Che il gran tridente
Il mar furente
Seppe domar.

TUTTI
Nettuno s'onori, ecc.

PARTE DEL CORO
Su conca d'oro
Regio decoro
Spira Nettuno.
Scherza Portuno
Ancor bambino
Col suo delfino,
Con Anfitrite.
Or noi di Dite
Fe' trionfar.

Nereide amabili,
Ninfe adorabili,
Che alla gran Dea
Con Galatea
Corteggio fate,
Deh ringraziate
Per noi quei Numi,
Che i nostri lumi
Fero asciugar.

TUTTI
Nettuno s'onori, ecc.

Or suonin le trombe,
Solenne ecatombe
Andiam preparar.


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の下でライセンスされています。
@ 藤井宏行



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