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第3幕

王宮の庭園

第1場
イリア一人

<レシタティーヴォ>

【イリア】
仲良しの孤独よ 愛に満ちたそよ風よ
花咲く木々よ 愛らしい花たちよ!聞いてね
不幸な恋する女が
嘆いているのを お前たちに秘密を打ち明けましょう
私の心を勝ち取った御方のそばで沈黙し
愛を偽るのはなんと苦しいことでしょう

No. 19 - アリア

【イリア】
喜びをくれるそよ風よ
どうか飛んで行って 私の愛するお方のところへ
そして伝えて 私が愛していることを
私に変わらぬ心を持ち続けてくださいと

そしてお前たち木々よ 誠実な花たちよ
いつも私の苦い涙の振りかかるお前たちよ
あの人に言って これほど類い稀な愛は
決して見られないと この天のもとでは

<レシタティーヴォ>

【イリア】
あの方が来る…ああ神々よ! …私は話すの それとも黙って?…ここに居るの? …出て行く? …それとも隠れるの? …
ああ決められないわ ああ私は混乱している!


第2場
イダマンテ、イリア

<レシタティーヴォ>

【イダマンテ】
プリンセス、あなたの目の前に
私はあえて現れましたが 私を導いているのは
無分別な愛情ではないのです もはや私は求めません
あなたを満足させて そして死ぬことの他には

【イリア】
死ぬですって?あなたが 王子?

【イダマンテ】
あなたと一緒にいる程 あなたに私は熱く燃え
そして罪が一層重くなるのです どうして罰を
これ以上先延ばしにできましょう?

【イリア】
しかし いかなる理由で
あなたは死を求めるのです?

【イダマンテ】
父上は
苛立ちと怒りに満ちて
不機嫌そうに私を見て 避けるのです
そして私にその理由は隠しています
あなたの鎖に繋がれてからは あなたの厳しさが
私に新たな苦悩を与えます 残虐なモンスターが
いたるところで恐ろしい災厄を撒き散らしています 今こそ
戦いに行き
それに打ち勝つことを試みなければ
死が私の苦しみを終わらせることになりましょう

【イリア】
お静めください 王子 そのような不吉な熱情は
忘れないでください あなたがこの偉大な帝国の
唯一の希望であることを

【イダマンテ】
あなたの愛を欠いては
イリア あなたなしでは わたしにはどうでも良いことです

【イリア】
惨めな私!…あなたの人生を大切にしてください

【イダマンテ】
己の残酷な運命に従わねばならぬのです

【イリア】
生きてください イリアがあなたにお願いするのです

【イダマンテ】
おお神々よ!何をおっしゃいます?
愛する王女よ!…

【イリア】
この乱れた心を
あなたに隠せないのが
私の弱点です
あまりにも多くの愛と そして不安が
分かちがたくこの胸の中に

【イダマンテ】
まさか?これはきっとそれを聞きたい思いが
空耳を引き起こしたのか それとも激しい熱情が
五感を苦しめ そしてこの心は押さえつけられて逃避したのか
甘い夢に?

【イリア】
ああ!なぜ私は死んでしまわなかったの
この熱情に気づく前に?私は深く感じています
惨めな後悔を!聖なる私の義務が
私の名誉が 祖国が 血が
私をまだかき乱し おお何と心は
私の裏切りの愛を激しく非難するのでしょう! …
でもどうすれば良いのでしょう?大変な危難のうちに
あなたを 愛しい人 私は見ています 私だけがお救いできるのです お聞きください もう一度申し上げます
あなたを愛し 焦がれています もしあなたが死を望まれても
私を悲しみが死なせてしまうまではそれはできないのです

No. 20a - デュエット

【イダマンテ】
もし私が死なぬのなら この言葉で
本当のことではなかろう 愛が人を殺すというのは
そして喜びが心を圧迫するというのは

【イリア】
もうこれ以上悲しみません 嘆きません
私はあなたに変わらずに貞節です
あなただけが私の宝物なのです

【イダマンテ】
あなたはなってくれるのか…

【イリア】
何を私にお望みですか

【イダマンテ】
私の花嫁に…

【イリア】
私の夫に
あなたはなって下さるの?

【イダマンテ、イリア】
愛にそう語らせましょう
ああ!喜びは私たちの中で打ち勝つのです
苦しんで来た残酷な悲しみに
すべてに勝るのです 私たちの情熱は!


第3場
イドメネオ、エレットラ 前場の人物

<レシタティーヴォ>

【イドメネオ】
(独白)
天よ!何ということだ?

【イリア】
(イダマンテに)
ああ 見つかってしまいました 愛するお方

【イダマンテ】
(イリアに)
恐れないで 私の愛する人よ

【エレットラ】
(独白)
何て恥知らずな

【イドメネオ】
(独白)
思っていた通りだ ああ残酷な運命よ!

【イダマンテ】
陛下 もはや私はあえて
父とはあなたを呼びません 不幸なる臣下に
ああ この哀れな者にどうか
ただひとつのお恵みを

【イドメネオ】
話せ

【エレットラ】
(独白)
王子は何を言うのかしら?

【イダマンテ】
何かご不興を買ったことがございましたか?なぜ私を避け
私を憎み 嫌われるのですか?

【イリア】
(独白)
私は震えます

【エレットラ】
(独白)
私があなたに言ってやりたいわ

【イドメネオ】
息子よ わしに対するネプチューンの怒りが
わしの心を凍らせ あらゆるそなたの優しさが
わしの苦しみを倍増させ そなたの悲しみが
わしの心を重くするのだ そしてそなたを見ることが
嫌悪や恐怖なしに わしにはできぬのだ

【イリア】
(独白)
ああ神さま!

【イダマンテ】
多分私の罪でネプチューンはお怒りに? -
ですがその罪は何なのでしょう?

【イドメネオ】
ああ わしになだめることができたなら
そなたに頼らず!

【エレットラ】
(独白)
私の受けた仇に
今復讐できたなら!

【イドメネオ】
(イダマンテに)
去れ そなたにわしは命ずるぞ
父なる国の岸辺を逃れ そして他国で探すのだ
安全な亡命の地を

【イリア】
ああ!
(エレットラに)
憐れみ深い姫さま どうか私をお慰めください!

【エレットラ】
私があなたを慰める?どうやって?…
(独白)
まだ私を侮辱するのね
この非道な女

【イダマンテ】
ならば私は行きましょう…だが どこへ?…
おおイリアよ!…おお 父上!

【イリア】
(決然と)
ではついて行くか 死ぬかさせてください

【イダマンテ】
ここに残るんだ 愛しい人よ 平和に生きてくれ さよなら!

No. 21 - 四重唱

【イダマンテ】
さすらいに旅立とう ただ一人で
死を探すのだ どこか他の場所で
最後にそれを見つけるまで

【イリア】
あなたのために嘆きの同伴者となりましょう
あなたがどこに行かれようと どこで
亡くなろうと 私も一緒に死にましょう

【イダマンテ】
いや だめだ!

【イドメネオ】
冷酷なネプチューンよ!
誰がお慈悲でわしを殺してくれるのだ?

【エレットラ】
(独白)
いつ私は復讐できるの?

【イダマンテ、イリア】
(イドメネオに)
お怒りの眉をお和らげください

【イドメネオ イダマンテ イリア】
ああ わが心は引き裂かれる!

【全員】
これ以上苦しむことはできぬ
死ぬよりも酷いのだ
この大きな苦しみは
これ以上ひどい運命を
厳しい罰を
誰も経験したことはないのだ

イダマンテは悲しみつつ退場


第4場
アルバーチェ、イドメネオ、イリア、エレットラ

<レシタティーヴォ>

【アルバーチェ】
陛下 宮殿に巨大な一群の
民衆が寄り集まり
あなた様と話をしたがっております

【イリア】
(独白)
また新しい嘆きを
私の心は覚悟するのね

【イドメネオ】
(独白)
息子はもうだめだ

【アルバーチェ】
海の神の祭司長が
皆を率いております

【イドメネオ】
(独白)
ああ 事態はもう絶望的だ!…
(アルバーチェに)
分かった アルバーチェ

【エレットラ】
(独白)
どのような新たな災厄が?

【イリア】
(独白)
民衆の反乱では…

【イドメネオ】
行って聞いて参ろう

困惑しつつ退場

【エレットラ】
私はあなたに従います!

退場

【イリア】
私もついて行きたいですわ

退場


第5場
アルバーチェ一人

<レシタティーヴォ>

【アルバーチェ】
不運なるシドンよ! そなたの内に見えるのは
死 虐殺 恐怖の陰鬱な表情なのか?
ああシドンは もはや存在しないのか
そなたはこの涙の町であり そしてこの宮殿なのだな
悲しみの! …されば天からはわれらには
与えられぬのか いかなる慈悲も?…
誰が知ろう?私はまだ希望を持っている
親切な神のうちにはおられるはずだと
これほどの血が流れれば鎮まるお方が その神が居れば
他の神々も鎮まるだろう 慈悲の心に
厳しさも譲歩しよう…しかしまだ 私は見ておらぬ
われらを慈悲深く眺めて下さる神は…ああ 冷淡なる天よ!
ああ クレタ全土を私は見る
その栄光を終えるのを 聳える廃墟の下に!
いや その悲惨さはその時まで終わらないのだ

No. 22 - アリア

【アルバーチェ】
もしも運命がそのように記されているのなら
クレタよ おお神々よ!罪があらば今こそ崩れ落ち
その罪の罰を受けるがよい
だが救いたまえ 王子を 王を

ああ ただ一人の者がその血で御身を鎮められるものなら
ここに私の血がある もしこれが御身のお気に召すならば
そして すでに力を失ったこの美しい王国を
神々よ!憐れみ給え

退場


第6場
宮殿の前の彫像で飾られている大きな広場 宮殿の正面が見える

アルバーチェと従者たちを伴ったイドメネオが到着する
王はアルバーチェに護衛されて公開の玉座に座る
祭司長と大勢の群衆


No. 23 - レシタティーヴォ

【祭司長】
その目を周りにお向けください おお陛下 そしてご覧ください
どれほど恐ろしい虐殺を御身の高貴な王国で
あの兇悪なモンスターが行っているかを ああご覧を
血があふれているのを
通りの上で 一歩進む毎に
うめき苦しむ者が見えましょう 魂は
毒気に膨れ上がって肉体より消えて行きます
何千の 何千の人々があの巨大な穢れた腹の中に
呑み込まれて 死に
滅びるのを私自身も見ました
常に血で汚れております
あの口は そしてますます貪欲になっているのです
御身のみにかかっているのです
死より救済することは
生き残った民衆を 彼らは叫び
怯え 御身の助けを求めております
まだためらわれておられますか?…神殿へ 陛下 神殿へ!
どこに どこに生贄が?…ネプチューンに
その持ち物を返すのですぞ…

【イドメネオ】
もはやこれまで 聖なる祭司よ
そしてそなたたち民衆よ 聞け:
その生贄はイダマンテだ すぐに すぐにそなたらは見ることになろう ああ神々よ!ご覧になるのか?
父が自分の息子を殺すのを

動揺しつつ退場する

No. 24 - コーラス

【群衆】
おお 恐ろしき誓いよ!
おぞましい光景よ!
すでに死が君臨し
深淵の入り口を
残酷に開いている

【祭司長】
おお 慈悲深き天よ!
王子は無実です
この誓いは人間のものではない
かの手を止めさせてください
誠実なる父の

【コーラス】
おお 恐ろしき誓いよ!...

皆悲しみにくれて退場

第7場
ネプチューンの壮大な神殿の外観 広大な中庭に囲まれている そこを通して遠くの海辺が見える


神殿の中庭や広間は大勢の群衆であふれている 祭司たちは生贄の儀式を準備している イドメネオが多くの壮麗な従者たちを連れて登場


No. 25 - 行進曲

No. 26 - カヴァティーナとコーラス

【イドメネオ】
受けたまえ おお海の王よ われらの誓いを
鎮めたまえ 御身の怒りを 御身の厳しさを!

【司祭たち】
受けたまえ おお海の王よ われらの誓いを
鎮めたまえ 御身の怒りを 御身の厳しさを!

【イドメネオ】
再びその洞穴に戻したまえ 東風を 南風を
そよ風を海に返し 怒りを鎮めたまえ
御身に忠実なる者の悔い改めし心を
受けたまいて そしてわれらに御身の恩寵を授けたまえ

【司祭たち】
受けたまえ おお海の王よ...

【コーラス】
素晴らしい勝利だ!
永遠なれ 御身の栄光よ
勝利だ おお 殿下!

<レシタティーヴォ>

【イドメネオ】
何なのだ あのあたりに鳴り響く
勝利のどよめきは?


第8場
急いで現れたアルバーチェ 前場の人物

【アルバーチェ】
陛下 王子の
英雄イダマンテさまは 死を決してあの場に
絶望的に駆け行かれ
勝利を見出されたのです 兇悪なモンスターに
挑みかかられ 打ち勝ち 斃したのです
われらはついに救われました

【イドメネオ】
ああ!ネプチューンは
再び怒りを燃え立たせて
われらに襲い掛かろう…今こそ アルバーチェよ
痛みと共にそなたも見るのじゃ
イダマンテが自分の探していたものを見出したことを
そして自分自身を死の
戦利品となすことを

【アルバーチェ】
(イダマンテが連れてこられるのを見て)
これはなんとしたことだ?…ああ 神々よ!


第9場
白衣のイダマンテ その頭の上には花輪 衛兵たちや祭司たちに囲まれている 悲しそうな大勢の民衆 および前場の人たち


No. 27 - レシタティーヴォ

【イダマンテ】
父上 わが愛する父上 ああ優しき御名!
今私はあなたの足元におります この最後の
運命の時に その右の手に
私の血管の中に流れるあなたの血を
噴き出させようとしているその手に 最後のくちづけをお受けください 今私は理解しております あなたの心乱れたご様子は
お怒りのせいではなく 父の愛情であったのだと
ああ千倍も 何千倍も
幸運なるイダマンテ
お前に命を下さったお方が お前の命を奪うにしても
それを奪うことは それを天にお返しすることなのだから
そして天から彼の命を代わりに受け取られ
そして得るのだから 変わらぬ彼の安息を
そして神々の愛を 神聖にして真実の!

【イドメネオ】
おお息子よ!おお愛する息子!…
許してくれ この残酷な行いは
わしの選択ではない 運命の罰なのだ…
残酷な 不当な運命よ! …ああ だめだ わしにはできぬ
無実の息子に対して
頑丈な斧をふるうなど…体中から
すでに力が失われ そしてわが目には
澱んだ夜の雲が…おお息子よ! …

【イダマンテ】
(感傷的に それから毅然として)
おお父上!…
ああためらわないでください 無駄な慈悲のため
そして空しく惑わされないでください
愛の優しさなどに さあどうか一撃で
この二人の苦しみを取り去ってください

【イドメネオ】
ああ わしの本性がわしに逆らい これを嫌悪させるのだ

【イダマンテ】
自然はその創造者には敵いません ジュピターの
至高のご意志なのですから
お考えください たとえ息子を失っても
百もの神々が友となるのです あなたの子どもは
あなたの民なのです
ですがもしも私の身代わりをあなたがお望みになるのなら
あなたに従い あなたを愛し
あなたのそばにいて そしてあなたの心労の重みを
あなたと共に担う者を 私はイリアをお勧めします
どうか この息子の言うことをお聞きください
死にゆく者の嘆願を そして推挙を
彼女が私の花嫁にはなれなくとも 彼女はあなたの娘なのです

No. 27a - アリア

【イダマンテ】
いいえ、私は死を恐れません
それが祖国に 父上に
もたらすものなら おお神々よ!あなたの愛を
平和の美しい安らぎを

楽園へと満ち足りて私は行くのです
そしてそこで この魂は休むのです
私がこの身を捨て去ることで
命と平安を得られるのならば わが愛する人が

【イダマンテ】
なぜためらっておられるのです?私は準備ができています さあ
生贄に 誓いを果たしてください

【イドメネオ】
おお 何をわしは感じているのだ
あらゆる血管のうちの不思議な力か?…
今わしは決意したぞ…最後の抱擁を
受け…そして死んでくれ

【イダマンテ イドメネオ】
おお神よ!…

【イダマンテ】
(独白)
おおイリア…ああ!
(イドメネオに)
お幸せに

【イダマンテ イドメネオ】
さらば


第10場
イリアが急いで登場 エレットラと前場の人物

【イリア】
(イドメネオの腕を止めようと駆け寄って)
おやめください 王様 何をなさるのです?

【イドメネオ】
生贄をわしは捧げねばならぬ
ネプチューンに約束したのだ

【イダマンテ】
イリア 静かにしてくれ…

【祭司長】
(イリアに)
生贄の儀式を乱すでないぞ…

【イリア】
無駄ですわ
その斧で別の胸を
傷つけようとしても ここにありますわ 王様 私の胸が
私が生贄となります
ずっとずっと喜ばしい筈ですわ 神々には
望んで生贄となる者が

【イダマンテ】
わが愛しの人よ!どうか私に与えてくれ
あなたの愛の最後の証を

【イリア】
ここに私の血があります

【イダマンテ】
いや だめだ 安らかな栄光が
私を死なせてくれるのだ 国のために

【イリア】
私こそが生贄に…

【イダマンテ】
おお神よ!私のうちにこそ義務が

【イリア】
感謝が私のうちにはあります
でもあなたを愛が救うのです
ネプチューンよ!この身を捧げます

彼女は駆けよってきてひざまずく

【イダマンテ】
(彼女を引き止めて)
生きて ここから去ってくれ
それとも一緒に死ぬつもりなのか

【イリア】
いいえ 私だけが最後の岸辺を渡りたいのです
聖なる祭司さま…

祭司長の前にひざまずく

大きな騒音が地下から聞こえネプチューンの像が揺れる。祭司長は恍惚としてその前に立っている。誰もが声も出ず恐怖で動けない 深く厳かな声が天の次のような宣告を告げる:



No. 28b - 声

【声】 (木管楽器の版~ガーディナー盤のリブレットより)
イドメネオ 許すぞ
その大いなる罪を…だが王にではない
王はイダマンテに譲れ…そしてイリアを妃となすのだ
平和がもたらされよう クレタの王国には
築かれたのだ 天において この価値ある絆は

(他より長い金管楽器の版 ~ガーディナー盤のリブレットより)
愛が勝ったのだ…イドメネオは許されよう
偉大なる天に だが王としてではない
王は約束を破ることはできぬ…
王たることを止め… イダマンテが代われ…そしてイリアは
その妃となるがよい ネプチューンも納得し
天は満足し 純真さは報われるのだ
平和がもたらされよう クレタの王国には
築かれたのだ 天において この価値ある絆は

(これが初演の版? ~ガーディナー盤のリブレットより)
愛が勝ったのだ…
イドメネオは王を退位し…
イダマンテが代われ…そしてイリアは
その妃となるがよい ネプチューンも納得し
天は満足し 純真さは報われるのだ

No. 29 - レシタティーヴォ

【イドメネオ】
おお 慈悲深き天よ!…

【イダマンテ】
イリア…

【イリア】
イダマンテさま お聞きになりましたか?

【アルバーチェ】
おお喜びよ!おお愛よ おお神々よ!

【エレットラ】
おお狂いそうよ!ああ腹が立つ…
おお 望みなきエレットラ!
私は見るの イダマンテが恋敵の腕に抱かれるのを?
ああ 嫌よ 弟のオレステに
従って 暗い深淵へと私は落ちましょう
すぐにでも同伴者として
お前は地獄で私を得るでしょう
永遠の苦しみと永遠の嘆きを

おお狂いそうよ!ああ腹が立つ!
おお 望みなきエレットラ!
さようなら愛よ さようなら希望よ!
ああこの胸の中で心にはすでに燃えているわ
冷酷なエウメニデスが
あわれな私 なぜここに留まるの?
ここでなろうというの
喜びと勝利の
悲しい観客に?
私は見るの イダマンテが恋敵の腕に抱かれるのを
そして一人 また一人と
私を指さすのを…ああ 嫌よ:?弟のオレステに
従って 暗い深淵へと私は
落ちましょう 不幸なる亡霊よ!
私の魂を受け入れて すぐにでも同伴者に
お前は地獄で私を得るでしょう
永遠の苦しみと永遠の嘆きを

No. 29a - アリア

【エレットラ】
オレステとアイアスの
苦しみはこの胸のうちにあり
アレクトーの松明が
すでに私に死をもたらしているわ

引き裂いておくれ わが心を
毒ヘビよ ウミヘビよ
さもなくばこの剣が 苦しみを
私の中で終わらせるでしょう

怒りながら退場


最終場
イドメネオ、イダマンテ、イリア、アルバーチェ イドメネオ・イダマンテやイリアの従者たち 民衆

No. 30 - レシタティーヴォ

【イドメネオ】
民よ そなたらに最後の命令を課そうぞ
イドメネオは王として 平和をそなたらに告げよう
生贄は捧げられ 誓約は果たされた
ネプチューン そしてすべての神々はこの王国の
友となった 残るはただ 神々のご指示に
イドメネオが今従うことのみだ おお何と
おお偉大なる神々よ 何と有難いそのご託宣だ!
さあここに別の王がおる わしに代わる者だ
イダマンテ わが息子に 最愛の息子に
わしは譲ろう クレタ島の王位を すべて一緒に
その王権を 彼の命令を
尊び 従順に実行せよ
今までそなたたちが従い 尊んできたように
わしはそのことに感謝しておる:以上が命令だ
こちらは王の花嫁だ 見よ
この素晴らしきカップルを 何という贈り物を天が
そなたらに授け どれほどの希望がそなたらにほほ笑んでおることか! おお幸運なるクレタ!おお幸いなるわれ!

No. 30a - アリア

【イドメネオ】
平和がこの心に戻り
衰えた熱情が戻って
花咲くのだ 年老いたわしの中で

かくして このフローラの季節には
年老いた木にも花が咲き
新しい活力が与えられるのだ

続くイダマンテの戴冠式はパントマイムで行われる そしてコーラスが戴冠式の間歌われる そしてダンス


No. 31 - コーラス

【コーラス】
降り来たれ アモール 降り来たれ ヒュメナイオス
そしてジュノーよ 王家のカップルのために
平和な魂を 今こそ授けたまえ
結婚の女神よ その胸に
ATTO TERZO

Giardino reale

SCENA PRIMA
Ilia sola

Recitativo

ILIA
Solitudini amiche, aure amorose,
Piante fiorite, e fiori vaghi! Udite
D'una infelice amante
I lamenti, che a voi lassa confido.
Quanto il tacer presso al mio vincitore,
Quanto il finger ti costa afflitto core!

No. 19 - Aria

ILIA
Zeffiretti lusinghieri,
Deh volate al mio tesoro:
E gli dite, ch'io l'adoro,
Che mi serbi il cor fedel.

E voi piante, e fior sinceri,
Che ora innaffia il pianto amaro,
Dite a lui, che amor più raro
Mai vedeste sotto al ciel.

Recitativo

ILIA
Ei stesso vien … oh Dei! … mi spiego, o taccio?…
Resto? …parto? … o m'ascondo? …
Ah risolver non posso, ah mi confondo!


SCENA II
Idamante, Ilia

Recitativo

IDAMANTE
Principessa, a' tuoi sguardi
Se offrirmi ardisco ancor, più non mi guida
Un temerario affetto; altro or non cerco,
Che appagarti, e morir.

ILIA
Morir? tu, prence?

IDAMANTE
Più teco io resto, più di te m'accendo,
E s'aggrava mia colpa, a che il castigo
Più a lungo differir?

ILIA
Ma qual cagione
Morte a cercar t'induce?

IDAMANTE
Il genitore
Pien di smania, e furore
Torvo mi guarda, e fugge,
E il motivo mi cela.
Da tue catene avvinto, il tuo rigore
A nuovi guai m'espone. Un fiero mostro
Fa dapertutto orrida strage. Or questo
A combatter si vada,
E vincerlo si tenti,
O finisca la morte i miei tormenti.

ILIA
Calma, o prence, un trasporto sì funesto;
Rammenta, che tu sei d'un grand'impero
L'unica speme.

IDAMANTE
Privo del tuo amore,
Privo, Ilia, di te, nulla mi cale.

ILIA
Misera me!... deli serba i giorni tuoi,

IDAMANTE
Il mio fato crudel seguir degg'io.

ILIA
Vivi. Ilia te 'l chiede.

IDAMANTE
Oh Dei! che ascolto?
Principessa adorata!...

ILIA
Il cor turbato
A te mal custodì
La debolezza mia;
Pur troppo amore, e tema
Indivisi ho nel sen.

IDAMANTE
Odo? o sol quel, che brama
Finge l'udito, o pure il grand'ardore
M'agita i sensi, e il cor lusinga oppresso
Un dolce sogno?

ILIA
Ah! perché pria non arsi,
Che scoprir la mia fiamma? mille io sento
Rimorsi all'alma! li sacro mio dovere,
La mia gloria, la patria, il sangue
De' miei ancor fumante, oh quanto al core
Rimproverano il mio ribelle amore! …
Ma al fin, che fo? ? Già che in periglio estremo
Ti vedo, oh caro, e trarti sola io posso,
Odimi, io te 'l ridico:
T'amo, t'adoro, e se morir tu vuoi,
Pria, che m'uccida il duol morir non puoi.

No. 20a - Duetto

IDAMANTE
S'io non moro a questi accenti,
Non è ver, che amor uccida,
Che la gioia opprima un cor.

ILIA
Non più duol, non più lamenti;
Io ti son costante e fida,
Tu sei il solo mio tesor.

IDAMANTE
Tu sarai...

ILIA
Qual tu mi vuoi.

IDAMANTE
La mia sposa...

ILIA
Lo sposo mio
Sarai tu?

IDAMANTE, ILIA
Lo dica amor.
Ah! il gioir sorpassa in noi
Il sofferto affanno rio,
Tutto vince il nostro ardor!


SCENA III
Idomeneo, Elettra, e detti

Recitativo

IDOMENEO
da sé
Cieli! che vedo?

ILIA
a Idamante
Ah siam scoperti, oh caro.

IDAMANTE
a Ilia
Non temer, idol mio.

ELETTRA
da sé
Ecco l'ingrato.

IDOMENEO
da sé
Io ben m'apposi al ver. Ah crudo fato!

IDAMANTE
Signor, già più non oso
Padre chiamarti; a un suddito infelice
Deh questa almen concedi
Unica grazia.

IDOMENEO
Parla.

ELETTRA
da sé
Che dirà?

IDAMANTE
In che t'offesi mai? perché mi fuggi,
M'odi, e aborrisci?

ILIA
da sé
Io tremo.

ELETTRA
da sé
Io te 'l direi.

IDOMENEO
Figlio: contro di me Nettuno irato
Gelommi il cor, ogni tua tenerezza
L'affanno mio raddoppia, il tuo dolore
Tutto sul cor mi piomba, e rimirarti
Senza ribrezzo, e orror non posso.

ILIA
da sé
Oh Dio!

IDAMANTE
Forse per colpa mia Nettun sdegnossi? –
Ma la colpa qual è?

IDOMENEO
Ah placarlo potessi
Senza di te!

ELETTRA
da sé
Potessi i torti miei
Or vendicar!

IDOMENEO
a Idamante
Parti, te lo comando,
Fuggi il paterno lido, e cerca altrove
Sicuro asilo.

ILIA
Ahimè!
a Elettra
Pietosa principessa, ah mi conforta!

ELETTRA
Ch'io ti conforti? e come?...
da sé
Ancor m'insulta
L'indegna.

IDAMANTE
Dunque io me n'andrò... ma dove?...
Oh Ilia!... oh genitor!

ILIA
risoluta
O seguirti, o morir, mio ben, vogl’io.

IDAMANTE
Deh resta, oh cara, e vivi in pace. Addio!

No. 21 - Quartetto

IDAMANTE
Andrò rammingo, e solo
Morte cercando altrove
Fin che la incontrerò.

ILIA
M'avrai compagna al duolo,
Dove sarai, e dove
Tu inoia, io morirò.

IDAMANTE
Ah no!

IDOMENEO
Nettun spietato!
Chi per pietà m'uccide?

ELETTRA
da sé
Quando vendetta avrò?

IDAMANTE, ILIA
a Idomeneo
Serena il ciglio irato.

IDOMENEO, IDAMANTE, ILIA
Ah il cor mi si divide!

TUTTI
Soffrir più non si può.
Peggio è di morte
Sì gran dolore:
Più fiera sorte,
Pena maggiore
Nissun provò.

Idamante parte addolorato


SCENA IV
Arbace, Idomeneo, Ilia, Elettra

Recitativo

ARBACE
Sire, alla reggia tua immensa turba
Di popolo affollato ad alta voce
Parlarti chiede.

ILIA
da sé
A qualche nuovo affanno
Preparati mio cor.

IDOMENEO
da sé
Perduto è il figlio,

ARBACE
Del Dio de' mari il sommo sacerdote
lo guida.

IDOMENEO
da sé
Ahi troppo disperato è il caso!...
a Arbace
Intesi, Arbace.

ELETTRA
da sé
Qual nuovo disastro?

ILIA
da sé
Il Popol sollevato...

IDOMENEO
Or vado ad ascoltarla.

Parte confuso

ELETTRA
Ti seguirò!

Parte

ILIA
Voglio seguirti anch'io.

Parte


SCENA V
Arbace solo

Recitativo

ARBACE
Sventurata Sidon! in te quai miro
Di morte, stragi, e orror lugubri aspetti?
Ah Sidon più non sei,
Sei la città del pianto, e questa reggia
Quella del duol! ... Dunque è per noi dal cielo
Sbandita ogni pietà?...
Chi sà? io spero ancora,
Che qualche Nume amico
Si plachi a tanto sangue; un Nume solo
Basta tutti a piegar; alla clemenza
Il rigor cederà... ma ancor non scorgo
Qual ci miri pietoso... Ah sordo è il cielo!
Ah Creta tutta io vedo
Finir sua gloria sotto alte rovine!
No, sue miserie pria non avran fine.

No. 22 - Aria

ARBACE
Se colà ne' fati è scritto,
Creta, oh Dei! s'è rea, or cada.
Paghi il fio del suo delitto,
Ma salvate il prence, il re.

Deh d'un sol vi plachi il sangue,
Ecco il mio, se il mio v'aggrada,
E il bel regno che già langue,
Giusti Dei! abbia mercè.

Parte


SCENA VI
Gran piazza abbellita di statue avanti al palazzo, di cui si vede da un lato il frontespizio

Arriva Idomeneo accompagnato d'Arbace, e dal seguito reale; il re scortato d'Arbace si siede sopra il trono destinato alle pubbliche udienze; Gran Sacerdote, e quantità di popolo.

No. 23 - Recitativo

GRAN SACERDOTE
Volgi intorno lo sguardo, oh sire, e vedi
Qual strage orrenda nel tuo nobil regno
Fa il crudo mostro. Ah mira
Allagate di sangue
Quelle pubbliche vie; ad ogni passo
Vedrai chi geme, e l'alma
Gonfia d'atro velen dal corpo esala.
Mille, e mille in quell'ampio, e sozzo ventre
Pria sepolti, che morti
Perire io stesso vidi.
Sempre di sangue lorde
Son quelle fauci, e son sempre più ingorde.
Da Te solo dipende
Il ripiego, da morte trar tu puoi
Il resto del tuo popolo, ch'esclama
Sbigottito, e da te l'aiuto implora,
E indugi ancor?... Al tempio, sire, al tempio!
Qual è, dov'è la vittima?... a Nettuno
Rendi quello ch'è suo...

IDOMENEO
Non più. Sacro ministro,
E voi popoli, udite:
La vittima è Idamante, e or or vedrete,
Ah Numi! con qual ciglio?
Svenar il genitor il proprio figlio.

Parte turbato

No. 24 - Coro

POPOLO
Oh voto tremendo!
Spettacolo orrendo!
Già regna la morte,
D'abisso le porte
Spalanca crudel.

GRAN SACERDOTE
Oh cielo clemente!
Il figlio è innocente,
Il voto è inumano;
Arresta la mano
Del padre fedel.

CORO
Oh voto tremendo! ecc.

Partono tutti dolenti

SCENA VII
Veduta esteriore del magnifico tempio di Nettuno con vastissimo atrio che lo circonda, a traverso del quale si scuopre in lontano spiaggia di mare.

L'atrio e le gallerie del tempio sono ripiene d'una moltitudine di popolo, li Sacerdoti preparano le cose appartenenti al sagrifizio. Arriva Idomeneo accompagnato da numeroso e fastoso seguito.

No. 25 - Marcia

No. 26 - Cavatina con coro

IDOMENEO
Accogli, oh re del mar, i nostri voti,
Placa lo sdegno tuo, il tuo rigor!

SACERDOTI
Accogli, oh re dei mar, i nostri voti,
Placa lo sdegno tuo, il tuo rigor!

IDOMENEO
Tornino a lor spelonche gl'Euri, e i Noti,
Torni Zeffiro al mar, cessi il furor.
Il pentimento, e il cor de' tuoi devoti
Accetta, e a noi concedi il tuo favor!

SACERDOTI
Accogli, oh re del mar, ecc.

CORO
Stupenda vittoria!
Eterna è tua gloria;
Trionfa oh signor!

Recitativo

IDOMENEO
Qual risuona qui intorno
Applauso di vittoria?


SCENA VIII
Arbace frettoloso, e detti

ARBACE
Sire, il prence,
Idamante l'eroe, di morte in traccia
Disperato correndo
Il trionfo trovò. Su l'empio mostro
Scagliossi furibondo, il vinse, e uccise:
Eccoci salvi al fin.

IDOMENEO
Ahimè! Nettuno
Di nuovo sdegno acceso
Sarà contro di noi... or or, Arbace,
Con tuo dolor vedrai,
Che Idamante trovò quel che cercava,
E di morte egli stesso
Il trionfo sarà.

ARBACE
vede condurre Idamante
Che vedo?... oh Numi!


SCENA IX
Idamante in veste bianca, ghirlanda di fiori in capo, circondato da guardie, e da sacerdoti. Moltitudine di mesto popolo, e suddetti

No. 27 - Recitativo

IDAMANTE
Padre, mio caro padre, ah dolce nome!
Eccomi a piedi tuoi; in questo estremo
Periodo fatal, su questa destra,
Che il varco al sangue tuo nelle mie vene
Aprir dovrà, gl'ultimi baci accetta.
Ora comprendo, che il tuo turbamento
Sdegno non era già, ma amor paterno.
Oh mille volte, e mille
Fortunato Idamante,
Se chi vita ti dié vita ti toglie,
E togliendola a te la rende al cielo,
E dal cielo la sua in cambio impetra,
Ed impetra costante a' suoi la pace,
E de' Numi l'amor sacro, e verace!

IDOMENEO
Oh figlio! oh caro figlio!...
Perdona; il crudo uffizio
In me scelta non è, pena è del fato...
Barbaro, iniquo fato! ... Ah no, non posso
Contro un figlio innocente
Alzar l'aspra bipenne... da ogni fibra
Già se'n fuggon le forze, e gl'occhi miei
Torbida notte ingombra... oh figlio! ...

IDAMANTE
languente, poi risoluto
Oh padre!...
Ah non t'arresti inutile pietà,
Né vana ti lusinghi
Tenerezza d'amor. Deh vibra un colpo,
Che ambi tolga d'affanno.

IDOMENEO
Ah, che natura me 'l contrasta, e ripugna.

IDAMANTE
Ceda natura al suo autor; di Giove
questo è l’alto voler.
Rammenta il tuo dover. Se un figlio perdi,
cento avrai Numi amici. Figli tuoi
i tuoi popoli sono.
Ma se in mia vece brami
chi t’ubbidisca, ed ami,
chi ti sia accanto, e di tue cure il peso
teco ne porti, Ilia ti raccomando;
deh un figlio tu esaudisci
che moribondo supplica, e consiglia:
s’ella sposa non m’è, deh siati figlia.

No. 27a - Aria

IDAMANTE
No, la morte io non pavento,
se alla patria, al genitore
frutta, oh Numi! il vostro amore
e di pace il bel seren.

Agli Elisi andrò contento,
e riposo avrà quest’alma,
se in lasciare la mia salma
vita e pace avrà il mio ben.

IDAMANTE
Ma che più tardi? Eccomi pronto, adempi
Il sacrifizio, il voto.

IDOMENEO
Oh qual mi sento
In ogni vena insolito vigor?...
Or risoluto io son... l'ultimo amplesso
Ricevi... e mori.

IDAMANTE, IDOMENEO
Oh Dio!...

IDAMANTE
da sé
Oh Ilia... ahimè!
a Idomeneo
Vivi felice,

IDAMANTE, IDOMENEO
Addio.


SCENA X
Ilia frettolosa, Elettra e detti

ILIA
Corre a ritenere il braccio d'Idomeneo
Ferma, oh sire, che fai?

IDOMENEO
La vittima io sveno,
Che promisi a Nettuno.

IDAMANTE
Ilia, t'accheta...

GRAN SACERDOTE
a Ilia
Deh non turbar il sacrifizio...

ILIA
In vano
Quella scure altro petto
Tenta ferir. Eccoti, sire, il mio,
La vittima io son.
Sempre più grata è ai Dei
Vittima volontaria.

IDAMANTE
Idolo mio! deh dammi
Del tuo amore l'ultimo pegno.

ILIA
Ecco il mio sangue.

IDAMANTE
Ah no, la gloria in pace
Lasciami di morir per la mia patria.

ILIA
A me s'aspetta...

IDAMANTE
Oh Dio! in me è dover.

ILIA
Gratitudine è in me,
Ma ti dispensa amore
Nettun! Eccoti il mio.

Corre all'ara, vuole inginocchiarsi

IDAMANTE
La ritiene
O vivi e parti,
O insiem noi moriremo.

ILIA
No, sola io vuo' varcare il guado estremo;
A te, sacro ministro …

S'inginocchia avanti al Gran Sacerdote.

S'ode gran strepito sotterraneo, la statua di Nettuno si scuote; il Gran Sacerdote si trova avanti all'ara in estasi. Tutti rimangono attoniti ed immobili per lo spavento. Una voce profonda e grave pronunzia la seguente sentenza del cielo:

No. 28b - La Voce

LA VOCE
A Idomeneo perdona
il gran trascorso il ciel...ma non al re,
lo sia Idamante... ed Ilia a lui sia sposa;
la pace renderà di Creta al regno.
Stabilito nel ciel nodo sì degno.

(No. 28c - La Voce)
Ha vinto amore... a Idomeneo perdona
il gran trascorso il ciel,ma non al re,
a lui mancar non lice a sue promesse...
cessi esser re... lo sia Idamante... ed Ilia
a lui sia sposa, e fia pago Nettuno,
contento il ciel, premiata l’innocenza.
La pace renderà di Creta al regno.
Stabilito nel ciel nodo sì degno.

(No. 28d - La Voce)
Ha vinto Amore...
Idomeneo cessi esser re...
lo sia Idamante... ed Ilia
a lui sia sposa, e fia pago Nettuno,
contento il ciel, premiata l’innocenza.

No. 29 - Recitativo

IDOMENEO
Oh ciel pietoso!...

IDAMANTE
Ilia...

ILIA
Idamante, udisti?

ARBACE
Oh gioia! oh amor, oh Numi!

ELETTRA
Oh smania! oh furie...
Oh disperata Elettra!
Vedrò Idamante alla rivale in braccio?
Ah no; il germano Oreste
Ne' cupi abissi io vuo' seguir.
Or or compagna
M'avrai là nell'inferno
A sempiterni guai, al pianto eterno.

Oh smania! oh furie!
oh disperata Elettra!...
Addio amor, addio speme!
Ah il cor nel seno già m’ardono
l’Eumenidi spietate.
Misera, a che m’arresto?
Sarò in queste contrade
della gioia e trionfi
spettatrice dolente?
Vedrò Idamante alla rivale in braccio,
e dall’uno e dall’altra
mostrarmi a dito?...Ah no: il germano Oreste
ne’ cupi abissi io vuo’
seguir.Ombra infelice!
lo spirto mio accogli, or or compagna
m’avrai là nell’inferno
a sempiterni guai, al pianto eterno.

No. 29a - Aria

ELETTRA
D'Oreste, d'Aiace
Ho in seno i tormenti,
D'Aletto la face
Già morte mi dà.

Squarciatemi il cuore
Ceraste, serpenti,
O un ferro il dolore
in me finirà.

Parte infuriata


SCENA ULTIMA
Idomeneo, Idamante, Ilia, Arbace. Seguito d'Idomeneo, d'Idamante, e d'Ilia; popolo

No. 30 - Recitativo

IDOMENEO
Popoli, a voi l'ultima legge impone
Idomeneo, qual re. Pace v'annunzio,
Compiuto è il sacrifizio, e sciolto il voto,
Nettuno, e tutti Numi a questo regno
Amici son. Resta, che al cenno loro
Idomeneo ora ubbidisca. Oh quanto,
Oh sommi Dei, quanto m'è grato il cenno!
Eccovi un altro re, un altro me stesso:
A Idamante mio figlio, al caro figlio
Cedo il soglio di Creta, e tutto insieme
Il sovrano poter. I suoi comandi
Rispettate, eseguite ubbidienti,
Come i miei eseguiste, e rispettaste;
Onde grato io vi son: questa è la legge.
Eccovi la real sposa. Mirate
In questa bella coppia un don del cielo
Serbato a voi. Quanto a sperar vi lice!
Oh Creta fortunata! Oh me felice!

No. 30a - Aria

IDOMENEO
Torna la pace al core,
Torna lo spento ardore;
Fiorisce in me l'età.

Tal la stagion di Flora
L'albero annoso infiora,
Nuovo vigor gli dà.

Segue l'incoronazione d'Idamante, che s’eseguisce in Pantomima, ed il coro, che si canta durante l'incoronazione, ed il ballo.

No. 31 - Coro

CORO
Scenda Amor, scenda Imeneo,
E Giunone ai regi sposi,
D'alma pace omai li posi
La Dea pronuba nel sen.


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@ 藤井宏行



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