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第一幕

切り立つような岸壁。舞台のほとんどは海で占められている。
その上に広がる広漠とした眺望。前景の岩は、舞台袖で峡谷を形作っていて、そこからこだまが返ってくる。
真っ暗な空、暴風。だが岸壁の狭間では、海上に波浪を叩きつける風の凄まじい力は失われ、時おり嵐の咆哮が鳴り響いてくるだけである。
今しがた、ダーランドの船が、海岸のすぐ近くに錨を下ろしたところだ。帆を巻き上げたり、艫(とも)綱を投げたり等々、水夫たちは忙しく立ち働いている。
ダーランドが陸(おか)に上がる。彼は、とある岩に登って内陸部の方を眺め、その地方に見覚えがあるかどうか、確かめようとしている。


水夫達
(作業の手を休めず)
ヨホヘ!ハッラヨ!ホホハ!ハッロヨ!
ホ!ハ!ハ!ヤ!ハッラヨ!ハッラハ!ハッラホヤ!

ダーランド
(岩から下りてくる)
間違いない!嵐のおかげで、
安全な港から七マイルも流されてしもうたのだ。
長い航海の挙句、帰港寸前で、
まだこんな災難が待ち受けておったとは!

(舵手が、船から呼ぶ)

舵手
(手メガフォンを作って)
おーい!キャプテン!

ダーランド
おまえら船のほうは - どんな具合じゃ?

舵手
異常なし、キャプテン!投錨に成功!

ダーランド
ここはサンドウィーケだ。この入り江には、確かに見覚えがある。
忌々しいこった!岸辺の我が家が見えたと思うたに、
センタ、愛しい娘よ、おまえを腕に抱きとるのも、間なしじゃと思うたに、悪魔の巣穴から風が吹き出しおって...
風頼りってことは、悪魔の慈悲にすがるってことよ!
仕方がねえじゃろう?辛抱じゃ!嵐がおさまってきたようだ。こんなに荒れ狂う時にゃ、そう長くは続かんもんじゃ。
(彼は船に戻って行く)
おい、おまえら!長いこと起きとったんだ、-
もう寝に行け!心配するこたあない!
(水夫達は船内の共同寝室へ降りて行く)
おい、舵取り、おまえは、見張りをやっとってくれるか?
危険はない、じゃが、おまえが見張っとってくれるほうがいい。

舵手
心配ご無用!ゆっくり休んでくだせえ、キャプテン!

(ダーランドは船室に降りて行く。嵐は静まり、幾分弱まった突風が、時折峡谷に吹き込んでくるだけである。海上では、まだ、小山のような波がうねっている。舵手は船を見回る。だが、疲れに打ち負かされて舵の側に座り込み、あくびをする - 彼は身震いして、眠気を追い払おうとする)


舵手
雷、嵐を伴(つれ)にして、はるばる波路をやって来た、
おいらの可愛い、おまえのそばへ!
塔ほど高いうねりを越えて、南の海からよ、
お前のそばへ、そら来たぞ!
可愛いおまえよ、南風が吹かにゃ、
おいらは、とうてい来られはせんと!
やれ、気のいい南風、もっと、どんどん、吹いてくれ!
可愛いおまえが、おいらを呼ぶと!
ホホヤ!ハッロホホ ヨッロホホホ! ヘホ!

(大波が近づき、船が激しく揺さぶられる。 - 舵手は驚いて立ち上がり、船に損傷がないかどうか確かめる。異状がないのに安心して、彼はまた舵の側に座る。眠気がますます強くなる - あくびをする)


遠い南の異国の浜で、
おいらは、おまえを想うてた!
嵐くぐって波越えて、黒人さんの浜辺から、
おまえに土産を持って来た。
可愛いおまえよ、南の風を誉めてやれ、
おまえの土産にゃ、黄金(こがね)の腕輪!
やれ、気のいい南風、もっと、どんどん、吹いてくれ!
可愛いおまえはさ、キラキラしたのが気に入りだとさ。
ホホ!ヤ!ホッラホ!

(彼はついに寝入ってしまう。また海が荒れ始める。 - 黒いマストに血のように赤い帆を掲げた、さまようオランダ人の船が、遠くに浮かび上がったかと思うと、たちまちの中に岸壁に近寄ってくる。船は、ノルウエー船の反対側に停泊すると、鎖につながれた錨が、物凄い大音響と共に海底に沈んでゆく。- ノルウエー船の舵手は驚いて立ち上がり、舵を見やるが、異常が無いのを確かめると、また腰を下ろす)



可愛いおまえよ、南風が吹かにゃ....

(彼は、またぞろ寝入ってしまう。オランダ人の幽霊船員たちは、黙りこくって、音もたてずに、帆を巻き上げたりなどして働いている。オランダ人が陸へ上がって行く。彼は黒いスペイン風の衣装を身に着けている)

オランダ人
年季が明けた...また、七年が過ぎてしもうたのだ...。
海の奴は飽き飽きして、おれを、陸(おか)に吐き出すのさ...。
は、高慢ちきな大洋め!しばしの猶予が終われば、
おまえは、またおれを運ばねばならんのだぞ!
おまえの強情はへし折られても、おれの苦しみは永劫に続く!
おれが、陸(おか)で探し求める安らぎは、決して見つかりはしないのだ!大洋の潮(うしお)よ、
おれはおまえにどこまでも従うぞ - おまえの最後の波が砕け散るまで - おまえの最後の一滴が干上がるまで!
死への憧れに満たされて、おれは、何度、
海溝の深淵に身を投げたことか、
だが、ああ!死ぬことはできなかった!
船の墓場と恐れられる海域で、
おれは、わざとに船を座礁させた。
だがしかし、ああ!おれの墓穴は閉じられなかった! 
激戦の最中での死を願い、
おれは海賊共を嘲り罵った。
“こっちだぞ!-おれは呼びかけた-手前らの腕前をみせてもらおう、船も艦載艇も、お宝で満杯だ!” 
だが、ああ!海の荒くれ息子共は、怯えて十字を切り、逃げて去ってしまったのだ...。 
いったい何度、死への憧れに満ちて、おれは、海溝の深淵に身を投げたことか!
船の墓場と恐れられる海域で、
おれは、わざとに船を座礁させた。
いずこにも、おれの墓所は無い!死も、また、決して無い!
これこそは、劫罰の恐しい掟なのだ。
御身に問いたい、おれの為に救済の条件を手に入れてくれた、讃えある神の天使よ!
御身がそれを教示してくれた時、おれは御身に弄ばれる哀れな玩具に過ぎなかったのではないか?
虚しい望み!おそろしく思い上がった妄想!
この世における永遠の貞節だと - 無駄骨だ!
おれに残された唯一の希望、
唯一の揺るぎ無き事実は - 
幾たび、新しく芽を吹こうといえども、
いずれの日にか、大地は滅亡するということ。
裁きの日よ!最後の審判の時よ!
おまえは、いつ、おれの夜の帳を破ってくれる?
轟音と共に世界を崩壊せしめる、
殲滅の槌は何時振り下ろされる?
あらゆる死者が甦るその時こそ、
おれは、無の中に消滅するのだ!
宇宙よ、動きを止めろ!
永遠の殲滅よ、おれを受け入れてくれ!

(オランダ人は 腕組みをして岩壁にもたれかかり、空ろな面持ちで考えに沈む)

合唱
(オランダ人の乗組員たち - 船室内で - 姿は見えない)
永遠の殲滅よ、われ等を受け入れてくれ!

(ダーランドが船室より出てくる、風の様子をうかがっていて、見知らぬ船に気が付く)

ダーランド
(舵手のほうを見やって)
おい!こら!舵取り!

舵手
(寝とぼけて、半身を起こしながら)
”何でもないっす!何でもないっす!”
やれ、気のいい南風、もっと、どんどん、吹いてくれ!- 
可愛いあの娘....

ダーランド
(舵手をゆすり起こしながら)
何を見とる?小僧、ちゃんと見張ると言うただろうが!
あそこに船が停まっとる...てめえ何時から眠っとったんだ?


舵手
(あわてて起き上がって)
なんてこった!キャプテン、ご勘弁を!
(彼は急いで、メガフォンを口にあてて、船縁から呼びかける)

だれだ、そこにいるのは?
(長い沈黙)
だれだ、そこにいるのは?
(長い沈黙)

ダーランド
あっちも、なまけてやがるようだ。
わしらと同じじゃ。

舵手
(先ほどと同じく)
返事をしろよ!どこの船だ、旗はどうした?

ダーランド
(陸の上に居るオランダ人に目をとめて)
やめろ!あそこにいるのは、キャプテンらしい!
(オランダ人に呼びかけて)
オイ!ハロー!船人よ!名乗らんかい!どこの国からだ?
(長い沈黙)

オランダ人
(自分の居場所から動かずに)
わたしは、遠くから来た...この大嵐の中で、
錨投を許さんと言われるのか?

ダーランド
とんでもない!
船乗りゃ、客人を歓待するのが常でして -
(陸地に上がりながら)
おまえさんは、どなたさんですかい?

オランダ人
オランダ人だ

ダーランド
これはようこそ!ということは、おまえさんも、嵐のために、この岩場に流されなすったんで?
わしも、実は同じ目にあわされましてな...わしの郷里までは、ここからほんの数マイルなんじゃが、
到着寸前に、また、方向転換させられちまったってわけで。で、
おまえさん、どちらから来なさった?被害はなかったかね?

オランダ人
わたしの船は頑丈に出来ている...被害は何もない。
(感情をこめて、だが、激せずに)
根性曲がりの風や嵐に流され、
あちらこちらと、海原をさまよっておる。
はて、何時の頃からか?わたしにも判らぬ。
年月を、数えることも止めて久しくなった。
発見した国々もあまた、
名を挙げることは、到底できぬほどだ。
だが、焦がれる国はただ一つ、
見い出すことの叶わぬ、- 我が故郷!
ほんの暫く、わたしをこなたの客にしてはくれまいか、
こなたが、親切を悔いるようなことにはならん!
わたしの船には、地上のありとあらゆる国の財宝が、
山と積み込まれている。同意してくれれば、
こなたの得になること、間違いない。

ダーランド
そいつぁー凄い! おまえさんの言葉を信じてもいいかね?
おまえさんにゃ、今まで不運が付きまとっておったようだ - 
お役に立つなら、出来ることは何でもして上げたいが...
一つ聞かせてくれ、船にゃ何が積んであるんですかい?

(オランダ人は、彼の船の見張りに合図をし、それに答えて、船から一つの箱が揚げられる)


オランダ人
こなたに、たぐい稀な財宝をお目にかけよう。
高価な真珠、非常に貴重な宝石。
わたしが、一夜の宿の礼に差し出す報酬の価値を、
一目見て、確かめられるがいい!


ダーランド
何ですって?こんなことがあろうか?この宝物!
こんな報酬を出すほどのお金持ちは、一体何処のどなた様で?

オランダ人
報酬?わたしが今言ったとおりだ。
これは、たった一夜の宿賃だ!
だが、こなたが今見ている物は、わたしの船に積み込まれている宝の、ほんの一部にすぎない...。
だが、財宝が何の役に立つ?わたしには、妻も子も無い、
そして、再び故郷を見ることも、もう、決して無いのだ!
もし、こなたの家族が、わたしに新しい故郷を与えてくれるなら、わたしは全財産を差し出そう。

ダーランド
なんて事を聴くんだ!

オランダ人
こなたには、娘ごがおありか?

ダーランド
いや確かに、気立てのいい娘が一人おります。

オランダ人
わたしの妻にしたい! -

ダーランド
(喜びにうろたえて)
なんじゃと?聞き間違いじゃなかろうか?わしの娘を妻に!
彼は、単に、思い付きを、独りごちているだけなのじゃ!
もし、わしがぐずぐずしておれば、
彼の気持ちが揺らぐかもしれん。
わしは、夢をみているのか、覚めているのか知りたいもんだ!
婿ほど旨い話があるじゃろか?
わしは、馬鹿もんだ!-もし、この幸運を取り逃がしたら!
わしは、大喜びで手を打とう。

オランダ人
ああ、わたしには、妻も子もない。
わたしをこの世に繋ぎとめるものは、何一つないのだ。
運命は、わたしを、休みなく駆り立て、
苦悩だけが、わたしの伴侶、
故郷には、永劫にたどりつけぬ。
富や利益が、わたしに、何の役にたとう?
こなた、結婚に同意してはくれまいか、
おお!そしてわたしの財宝を持ってってくれ!

ダーランド
異国の人、確かにわしには一人、綺麗な娘がおりますて。
子供の誠実な愛をもって、わしに従順な娘です。
あれは、わしの誇り、わしの最高の財産 - 
不幸な時には、わしの慰め、喜びの時には、わしの友!

オランダ人
彼女は父親に変わらぬ愛を捧げてきた!父親に誠実なように、夫に対しても誠実に違いない。

ダーランド
おまえさんは、わしに高価な宝石や真珠をくださる - じゃが、最高の宝は貞節な妻じゃ...。

オランダ人
わたしに娘をくれるのか?

ダーランド
約束しますとも!
わしは、おまえさんの運命に同情しますんで- 気前の良いおまえさんらしく、高潔で高尚な心根のお人と見える...
わしの婿にぴったりのお人だ - おまえさんの財産がそんなに多くなかろうと、おまえさん以外の婿は選びませんで!

オランダ人
礼を言う!こなたの娘に今日中に会えるだろうか?

ダーランド
次の追い風が、我々を家に連れて行ってくれましょう。
娘をご覧になって、–  おまえさんのお気に召したら...


オランダ人
そうすれば、彼女はおれのものだ...彼女はおれの天使になり得るだろうか?苦悩の恐ろしい暴力がおれを引き裂き、救済への焦がれがおれを駆り立てるとき、
おれに残された、唯一の希望にすがることが、許されるのだろうか?
一人の天使が、おれに心を動かしてれるという、
あの幻想に希望を繋ぐことが許されのだろうか?
気が狂うほどの苦おしさで、待ち焦がれていた目標に、
おれは今や到達したのだろうか?
ああ!希望に見放されたおれなのだが、
それでもなお、おれは希望に身をゆだねる!

ダーランド
わしを、この岸辺に打ち寄せてくれた、
嵐の暴力に、讃えあれ!
棚から牡丹餅の、この素晴らしいお恵みを
わしは、しっかりと受け止めさえすればよいのじゃ。
彼をこの岸辺に連れてきてくれた、
風よ、おまえに神の祝福あれ!
は、花嫁の父なら誰でも狙う、裕福な婿、
それは、わしのものじゃ!
まこと!富と気高い心を持ったあの男に
わしは喜んで、家と娘を与えよう!

(天候はすっかり回復し - 風向きが変わった)


舵手
南風だ!南風だ!
やんれ!気のいい南風、もっと、吹けやい!

水夫達
(ふちなし帽子を振りながら)
ハッロホ!ホホホ!ハッロホ!ハッロホ!
ハッロホ!ホ!ホ!ホ!

ダーランド
見なされ、おまえさんに運が向いてきた、
風はいいし、海は静かだ。
すぐに、錨を上げましょうや、
喜び勇んで、故郷に向かって帆を揚げましょうや。

オランダ人
頼む、こなたが先に、出帆してはくれまいか -
風はさわやかだが、わたしの船員たちは疲れている。
あれ達を、少し休ませてやりたい - すぐ、後に続くから。

ダーランド
じゃが - 風向きは?

オランダ人
風は、まだしばらくの間、南から吹く。
わたしの船は速い、まもなくこなたに追いつくに違いない。

ダーランド
そう思いますかい?-よし!じゃ、そういうことで。
さらば!今日中に、娘に会いなさるがいい!

オランダ人
もちろん!

ダーランド
(自分の船に乗り込みながら)
万歳!帆がもう、あんなに風を孕んでいるぞ!
ハロー!ハロー!
彼は、合図の船笛を吹き鳴らす。
なんと爽やかだ、若い衆、取り掛かれ!
(船は、とも綱を解かれる)

水夫達
(出帆しながら)
雷、嵐を伴(つれ)にして、はるばる波路をやって来た、
おいらの可愛い、おまえのそばへ!ばんざい!
塔ほど高いうねりを越えて、南の海からよ、
お前のそばへ、そら来たぞ!ばんざい!
可愛いおまえよ、南風が吹かにゃ、
おいらは、とうてい来られはせんと!
やれ!気のいい南風、もっと、どんどん、吹いてくれ!
可愛いお前が、おいらを呼ぶと!
ホ!ホ!ヨロホ!ホホホホホ!

(オランダ人は、彼の船に乗り込み、幕が下りる)
ERSTER AUFZUG

Steiles Felsenufer. Das Meer nimmt den grössten Teil der Bühne ein; weite Aussicht auf dasselbe. Die Felsen im Vordergrund bilden auf beiden Seiten Schluchten, aus denen die Echos antworten. - Finsteres Wetter; heftiger Sturm; zwischen den Felsen selbst verliert der Wind, den man in offener See die Wogen peitschen sieht, seine Macht; nur von Zeit zu Zeit scheint das Heulen des Sturms hereinzudringen. - Das Schiff Dalands hat soeben dicht am Ufer Anker geworfen; die Mannschaft ist in geräuschvoller Arbeit beschäftigt, die Segel aufzustreichen, Taue auszuwerfen usw. Daland ist ans Land gegangen; er steigt auf einen Felsen und sucht landeinwärts die Gegend zu erkennen

MATROSEN
während der Arbeit
Johohe! Hallajo! Hohoha! Hallojo!
Ho! Ha! Ha! Ja! Hallajo! Hallaha! Hallahoja!

DALAND
kommt vom Felsen herab
Kein Zweifel! Sieben Meilen fort
trieb uns der Sturm vom sichren Port.
So nah dem Ziel nach langer Fahrt,
war mir der Streich noch aufgespart!

Der Steuermann ruft vom Schiff her

STEUERMANN
durch die hohlen Hände
Ho! Kapitän!

DALAND
Am Bord bei euch - wie steht's?

STEUERMANN
Gut, Kapitän! Wir haben sich'ren Grund!

DALAND
Sandwike ist's, genau kenn' ich die Bucht.
Verwünscht! Schon sah am Ufer ich mein Haus,
Senta, mein Kind, glaubt ich schon zu umarmen: -
da bläst es aus dem Teufelsloch heraus …
Wer baut auf Wind, baut auf Satans Erbarmen!
Was hilft's? Geduld! Der Sturm lässt nach;
wenn so er tobte, währt's nicht lang.
Er geht am Bord des Schiffes
He, Bursche! Lange wart ihr wach, -
zur Ruhe denn! Mir ist nicht bang!
Die Matrosen steigen in den Schiffsraum hinab
Nun, Steuermann, die Wache nimmst du wohl für mich?
Gefahr ist nicht, doch gut ist's, wenn du wachst.

STEUERMANN
Seid ausser Sorg! Schlaft ruhig, Kapitän!

Daland geht in die Kajüte. Der Sturm hat sich gelegt; nur in abgesetzten Pausen dringen gemilderte Windstösse in die Schlucht. Auf offener See türmen sich die Wogen. Der Steuermann macht die Schiffsrunde; von Müdigkeit überfallen setzt er sich dann am Steuerruder nieder. Er gähnt - Er schüttelt sich auf, als ihm der Schlaf kommt

STEUERMANN
Mit Gewitter und Sturm aus fernem Meer -
mein Mädel, bin dir nah!
Über turmhohe Flut vom Süden her -
Mein Mädel, ich bin da!
Mein Mädel, wenn nicht Südwind wär,
ich nimmer wohl käm zu dir;
ach, lieber Südwind, blas noch mehr!
Mein Mädel verlangt nach mir!
Hohoja! Hallohoho Jollohohoho! Heho!

Eine grosse Woge naht dem Schiffe un rüttelt es heftig. - Der Steuermann fährt auf; er sieht nach, ob das Schiff Schaden genommen habe. Beruhigt setzt er sich wieder am Steuer nieder. Der Schlaf kommt ihn immer mehr an. - Er gähnt

Von des Südens Gestad, aus weitem Land -
ich hab' an dich gedacht!
Durch Gewitter und Meer vom Mohrenstrand -
hab dir was mitgebracht.
Mein Mädel, preis den Südwind hoch,
ich bring dir ein gülden Band!
Ach, lieber Südwind, blase doch!
Mein Mädel hätt' gern den Tand.
Hoho! Ja! Hollaho!

Er schläft völlig ein; das Meer wird von neuem unruhiger. - Das Schiff des Fliegenden Holländers, mit schwarzen Masten und blutroten Segeln, zeigt sich in der Ferne, und naht sich mit grosser Schnelle der Küste. Es legt auf der dem norwegischen Schiffe entgegengesetzte Seite an. Mit einem furchtbaren Krach sinkt der Anker an der Kette in den Grund. - Der Steuermann fährt auf und siehr nach dem Steuer; überzeugt, dass nichts geschehen, setzt er sich wieder

Mein Mädel, wenn nicht Südwind wär...

Er schläft von neuem ein. Stumm und ohne ferneres Geräusch zieht die gespenstische Mannschaft des Holländers die Segel auf usw. Der Holländer geht an Land, er trägt schwarze spanische Tracht

HOLLÄNDER
Die Frist ist um,… und abermals verstrichen
sind sieben Jahr…voll Überdruss wirft mich
das Meer ans Land … Ha! Stolzer Ozean!
In kurzer Frist sollst du mich wieder tragen!
Dein Trotz ist beugsam, doch ewig meine Qual!
Das Heil, das auf dem Land ich suche, nie
werd ich es finden! Euch, des Weltmeers Fluten
bleib' ich getreu - bis eure letzte Welle
sich bricht - und euer letztes Nass versiegt!
Wie oft in Meeres tiefsten Schlund
stürzt ich voll Sehnsucht mich hinab:
doch ach! Den Tod, ich fand ihn nicht!
Da, wo der Schiffe furchtbar Grab,
trieb mein Schiff ich zum Klippengrund:
doch ach! mein Grab, es schloss sich nicht!
Verhöhnend droht ich dem Piraten,
in wildem Kampfe hofft ich Tod:
"Hier" - rief ich - "zeige deine Taten!
Von Schätzen voll ist Schiff und Boot!" -
Doch ach! des Meer's barbar'scher Sohn
schlägt bang das Kreuz und flieht davon…
Wie oft in Meeres tiefsten Grund
stürzt' ich voll Sehnsucht mich hinab!
Da, wo der Schiffe furchtbar Grab,
trieb mein Schiff ich zum Klippengrund:
Nirgends ein Grab! Niemals der Tod!
Dies der Verdammnis Schreckgebot.
Dich frage ich, gepries'ner Engel Gottes,
der meines Heils Bedingung mir gewann!
War ich Unsel'ger Spielwerk deines Spottes,
als die Erlösung du mir zeigtest an?
Vergeb'ne Hoffnung! Furchtbar eitler Wahn!
Um ew'ge Treu auf Erden - ist's getan!
Nur eine Hoffnung soll mir bleiben,
nur eine unerschüttert steh'n: -
so lang der Erde Keim auch treiben,
so muss sie doch zugrunde gehn.
Tag des Gerichtes! Jüngster Tag!
Wann brichst du an in meine Nacht?
Wann dröhnt er, der Vernichtungs-Schlag,
mit dem die Welt zusammenkracht?
Wann alle Toten auferstehn,
dann werde ich in Nichts vergehn!
Ihr Welten, endet euren Lauf!
Ew'ge Vernichtung, nimm mich auf!

Der Holländer lehnt sich mit verschränkten Armen, dumpf in sich gekehrt, an einer Felswand

CHOR
der Mannschaft des Holländers - im Schiffsraum - unsichtbar
Ew'ge Vernichtung, nimm uns auf!

Daland kommt aus der Kajüte; er sieht sich nach dem Wind um und erblickt das fremde Schiff

DALAND
sich nach dem Steuermann umsehend
He! Holla! Steuermann!

STEUERMANN
sich schlaftrunken halb aufrichtend
's ist nichts! 's ist nichts!
 - Ach, lieber Südwind, blas' noch mehr! -
mein Mädel . . .

DALAND
den Steuermann aufrüttelnd
Du siehst nichts? Gelt, du wachest brav, mein Bursch!
Dort liegt ein Schiff … wie lange schliefst du schon?


STEUERMANN
rasch auffahrend
Zum Teufel auch! Verzeiht mir, Kapitän!
Er setzt schnell das Sprachrohr an und ruft über Bord

Wer da?
Lange Pause
Wer da?
Lange Pause

DALAND
Es scheint, sie sind gerad
so faul als wir.

STEUERMANN
wie vorher
Gebt Anwort! Schiff und Flagge?

DALAND
erblickt den Holländer am Lande
Lass ab! Mich dünkt, ich seh' den Kapitän!
den Holländer anrufend:
He! Holla! Seemann! Nenne dich! Wes Landes?
Langes Stillschweigen

HOLLÄNDER
ohne seine Stellung zu verlassen
Weit komm' ich her… Verwehrt bei Sturm und Wetter
ihr mir den Ankerplatz?

DALAND
Behüt' es Gott!
Gastfreundschaft kennt der Seemann -
an das Land gehend
Wer bist du?

HOLLÄNDER
Holländer.

DALAND
Gott zum Gruss! So trieb auch dich
der Sturm an diesen nackten Felsenstrand?
Mir ging's nicht besser… wenig Meilen nur
von hier ist meine Heimat, fast erreicht,
musst ich aufs neu mich von ihr wenden. Sag,
woher kommst du? Hast Schaden du genommen?

HOLLÄNDER
Mein Schiff ist fest … es leidet keinen Schaden.
mit Ausdruck aber ohne Leidenschaft
Durch Sturm und bösen Wind verschlagen,
irr' auf den Wassern ich umher;
wie lange? weiss ich kaum zu sagen,
schon zähl' ich nicht die Jahre mehr.
Unmöglich dünkt mich, dass ich nenne
die Länder alle, die ich fand: -
das Eine nur, nach dem ich brenne,
ich find' es nicht - mein Heimatland!
Vergönne mir auf kurze Frist dein Haus,
und deine Freundschaft soll dich nicht gereun!
Mit Schätzen aller Gegenden und Zonen
ist reich mein Schiff beladen; willst du handeln,
so sollst du sicher deines Vorteils sein.

DALAND
Wie wunderbar! Soll deinem Wort ich glauben?
Ein Unstern, scheint's, hat dich bis jetzt verfolgt: -
Um dir zu frommen, biet ich, was ich kann …
doch darf ich fragen … was dein Schiff enthält?

Der Holländer gibt der Wache seines Schiffs ein Zeichen,
auf welches man von demselben eine Kiste an das Land bringt

HOLLÄNDER
Die seltensten der Schätze sollst du sehn;
kostbare Perlen, edelstes Gestein.
Blick hin, und überzeuge dich vom Werte
des Preises, den ich für ein gastlich Dach
dir biete!

DALAND
Wie? Ist's möglich? Diese Schätze!
Wer ist so reich, den Preis dafür zu bieten?

HOLLÄNDER
Den Preis? Soeben hab ich ihn genannt:
dies für das Obdach einer einz'gen Nacht!
Doch, was du siehst, ist nur der kleinste Teil
von dem, was meines Schiffes Raum verschliesst…
Was frommt der Schatz? Ich habe weder Weib noch Kind,
und meine Heimat find' ich nie!
All meinen Reichtum biet ich dir, wenn bei
den Deinen du mir neue Heimat gibst.

DALAND
Was muss ich hören!

HOLLÄNDER
Hast du eine Tochter?

DALAND
Fürwahr, ein treues Kind.

HOLLÄNDER
Sie sei mein Weib! -

DALAND
freudig betroffen
Wie? Hört ich recht? Mein Tochter sein Weib!
Er selbst spricht aus den Gedanken!
Fast fürcht ich, wenn unentschlossen ich bleib,
er müsste im Vorsatze wanken.
Wüsst ich, ob ich wach oder träume!
Kann ein Eidam willkommener sein?
Ein Tor! - wenn das Glück ich versäume!
Voll Entzücken schlage ich ein.

HOLLÄNDER
Ach, ohne Weib, ohne Kind bin ich,
nichts fesselt mich an die Erde.
Rastlos verfolgt das Schicksal mich.
die Qual nur war mir Gefährte.
Nie werd ich die Heimat erreichen:
zu was frommt mir der Güter Gewinn?
Lässt du zu dem Bund dich erweichen,
oh! so nimm meine Schätze dahin!

DALAND
Wohl, Fremding, hab' ich eine schöne Tochter,
mit treuer Kindeslieb' ergeben mir;
sie ist mein Stolz, das höchste meiner Güter, -
mein Trost im Unglück, meine Freud im Glück!

HOLLÄNDER
Dem Vater stets bewahr sie ihre Liebe!
Ihm treu - wird sie auch treu dem Gatten sein.

DALAND
Du gibst Juwelen, unschätzbare Perlen: -
das höchste Kleinod doch,- ein treues Weib . . .

HOLLÄNDER
Du gibst es mir?

DALAND
Ich gebe dir mein Wort!
Mich rührt dein Los; - freigebig, wie du bist,
zeigst Edelmut und hohen Sinn du mir …
den Eidam wünscht ich so, - und wär dein Gut
auch nicht so reich, wählt ich doch keinen andren!.

HOLLÄNDER
Hab' Dank! Werd' ich die Tochter heut' noch sehn?

DALAND
Der nächste günst'ge Wind bringt uns nach Haus;
du sollst sie sehn - und wenn sie dir gefällt . . .


HOLLÄNDER
So ist sie mein … Wird sie mein Engel sein?
Wenn aus der Qualen Schreckgewalten
die Sehnsucht nach dem Heil mich treibt,
ist mir's erlaubt, mich festzuhalten
an einer Hoffnung, die mir bleibt?
Darf ich in jenem Wahn noch schmachten,
dass sich ein Engel mir erweicht?
Der Qualen, die mein Haupt umnachten,
ersehntes Ziel hätt ich erreicht?
Ach! ohne Hoffnung, wie ich bin,
geb' ich mich doch der Hoffnung hin!

DALAND
Gepriesen seid, des Sturmes Gewalten,
die ihr an diesen Strand mich triebt!
Fürwahr, bloss brauch ich festzuhalten
was sich so schön von selbst mir gibt.
Die ihn an diese Küste brachten,
ihr Winde, sollt gesegnet sein!
Ha, womach alle Väter trachten,
ein reicher Eidam, er ist mein!
Ja! dem Mann mit Gut und hohem Sinn
geb froh ich Haus und Tochter hin!

Das Wetter hat sch völlig aufgeklärt, - der Wind ist umgeschlagen

STEUERMANN
Südwind! Südwind!
Ach! Lieber Südwind, blas noch mehr!

MATROSEN
die Mütze schwenkend
Halloho! Hohoho! Halloho! Halloho!
Halloho! Ho! Ho! Ho!

DALAND
Du siehst, das Glück ist günstig dir,
der Wind ist gut, die See in Ruh.
Sogleich die Anker lichten wir,
und segeln froh der Heimat zu.

HOLLÄNDER
Darf ich dich bitten, so segelst du voran; -
der Wind ist frisch, doch meine Mannschaft müd;
ich gönn ihr kurze Ruh - und folge dann.

DALAND
Doch - unser Wind?

HOLLÄNDER
Er bläst noch lang aus Süd.
Mein Schiff ist schnell, es holt dich sicher ein.

DALAND
Du glaubst? - Wohlan! Es möge denn so sein.
Leb' wohl! Mögst heute du mein Kind noch sehn!

HOLLÄNDER
Gewiss!

DALAND
an Bord seines Schiffes gehend
Heil! Wie die Segel schon sich blähn!
Hallo! Hallo!
Er gibt ein Signal auf der Schiffspfeife
Frisch, Jungen, greifet an!
Das Schiff wird losgemacht

MATROSEN
im Absegeln
Mit Gewitter und Sturm aus fernem Meer -
mein Mädel, bin dir nah! Hurrah!
Über turmhohe Flut vom Süden her -
mein Mädel, bin ich da! Hurrah!
Mein Mädel, wenn nicht Südwind wär,
ich nimmer wohl käm zu dir!
Ach! lieber Südwind, blas noch mehr!
Mein Mädel verlangt nach mir.
Ho! Ho! Joloho! Hohohohoho!

Der Holländer ist an Bord seines Schiffes gegangen, der Vorhang fällt


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