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第2幕
アドルノ公爵の館の大広間

第1場
市長と3人の参事会員がアドルノ公爵の部屋から興奮し憤慨して出てくる。

市長
公は我々を弄んでいるのだ、
ネコがネズミを弄ぶように

参事会員1
余りにも権力を持ちすぎたのだ、
あの方は!

参事会員2
ブランチフォルテの最後の勝利で
あの方は頂点に上り詰めた。

参事会員3
市民はあの方を甘やかしてしまった。

市長
以来ずっと
公をありがたく思っている。

参事会員1
侮蔑するように
あの方には払っているのに。

参事会員2
貴族といっても傭兵に
すぎないではないか。

参事会員3
例の件はどうだ?

市長
公は腹を割って話さない。
賛成とも反対とも。
“一方で、それはジェノヴァの市民に
喜ばしいことだが、
他方で、価値ある
地所の一部が
失われるとなると、
貴族にとっては遺憾と
言わざるを得ない。
彼のーアドルノ公爵のー心は
市民のためを思い、
市民を思って決定する、
公明正大に、しかし
友人たちに配慮すると
慎重になってきて
もう少し考え
相談する
必要がある”
といつものきまり文句。

参事会員1
苦々しく
あの方は我々への寄贈が
心から妬ましい。

参事会員2
この話全体が
あの方には厭わしいのだ。

参事会員1
今や時の人は
アルヴァーノ・サルヴァーゴ!

参事会員3
町じゅうが
彼の名を賞賛している。

参事会員2
突然彼は
国民的英雄になった。

参事会員1と3
頷きながら
そうだ!

市長
同様に頷きながら
そうだ!

参事会員2
昨日の晩
貴方を訪ねて
サルヴァーゴの馬車が
通りを走っていると、
誰かが彼だと気がついた

参事会員3
人々は歓声をあげ

参事会員1
彼に花束を投げた!

市長
彼はそれに値する。

参事会員2
善意に満ちた
もの静かな大人物!

参事会員1
運命には不当に扱われている!

市長
私の娘のカルロッタは、
扱いやすい娘ではないが、
よく彼の話をした、
彼の存在を予感していたのか、
今、彼は彼女を手に入れて
夢中になっている。

参事会員3
辛辣に
アドルノ公爵は
用心なさるがいい!

参事会員1
市民の人気というのは不安定なもので
簡単に危うくなる。

参事会員2
あの方の異議申し立てが
悪い結果をもたらすかもしれない!

参事会員3
この場合に拒否は
泥棒を意味する!

参事会員1
市民はもう我慢しないでしょうな。

参事会員2
退場しながら
用心なさるがいい!
アドルノ公爵は!

全員去る。


第2場

アドルノ
前場の最後にはすでにタマーレと共に登場していてあの脅し文句を耳にしていた。
聞いたでしょう?
これが世論です。

タマーレ
ゲスどもが貴方を怖がらせるとでも?

アドルノ
注意深く
昨日は別の言い方をしたのでは?

タマーレ
激怒して
ああ、昨日は
不愛想に
思い出させるな!

アドルノ
やさしく非難しながら
友人にそんな話し方をするのですか?

タマーレ
お許しを! けれど私が自分を
卑下するだけでは十分ではないと?
貴方の嘲笑が私の傷口に塩を塗り、
私の友人たちを笑わせて
私を愚行に駆り立てるのですか?

アドルノ
何ですって、タマーレ?
私はまた君が分からなくなった。
私の宮廷で並ぶ者のない
最も輝かしい騎士、
尊敬され、愛され、女性たちから
崇拝され、無鉄砲な悪戯を
いつもはしゃいでやっていた

タマーレ
いつも光しか見ない人というのが
います、公爵、そして
闇には縁がないのです。
私はそんな一人でした。人生は
私には喜びの泉に見え、私は
喉が渇くとそこから飲んでいました。
のんきに、あまり考えずに。
手を伸ばして、
ばらを手にし、
その匂いを嗅いで、
花をむしりました。
私は落ちても、
苔の上で、
棘も尖った石も
私を避けてくれました。
友人が私に悩みや苦しみを
訴えかけても
私は聞いてはいましたが、
理解してはいませんでいた。
今になって突然、
地獄のあらゆる責苦、屈辱、
恥辱を被ることになったのです。

アドルノ
いらいらと
はっきり説明してください!
私が力になれることはお分かりですね。

タマーレ
貴方が
皇帝や教皇同様に力があるとしても
私を助けることはできない。
でもご自身で判断してください。
昼の光のように、明るく
美しいのです、でも私とは身分が違う、
市民の娘です。

アドルノ
それで? その続きは?

タマーレ
私が初めて彼女と話をした時、
その時私は彼女をよく
理解できなかったと思います。
彼女は私の愛の担保として
ある犠牲を要求しました。
でも彼女が熱望したものは
辻褄の合わないこと、
とっさに生まれた妄想で、
私は宮廷の規則に
のっとり解釈すべく、
理解しようと努めました。
一晩、苦悶のうちに徹夜して後、
私は答えを見つけたと思いました。
私は高邁な感情で
胸を膨らませて、神になったような
自由で誇り高い気分で、
馬に飛び乗りました。
そして町を駆け抜けました。
夢想に耽って、私は求婚の
文句を考えました、そして
ますます自嘲的になりながら
その美女が喜びで赤くなり、
取り乱し、高い栄誉に
感動しているのが見えるようでした。
アンドラーエ・ヴィテロッツォ・タマーレ伯爵が
見も心も捧げているのですから

アドルノ
君は本当に気がふれている!

タマーレ
ご辛抱を、公爵!
私は彼女の前に出たとき
初めての時のように
ためらいを感じていました。
彼女の独特の眼差し、
彼女の冷たい、驚いたような微笑みが
私を困惑させました。
でも、私の臆病な
心を隠すために、
私は尊大に、高慢に、
粗野な態度をとり、
彼女に差し出す
その犠牲の話をしました。
自傷や死よりも厭わしい
その犠牲。そして幸いにも彼女から
“ノー”という返事をもらった時、
私は辛うじて残っていた分別を
完全に失ったのです。
彼女の足下に、身を投げ出し
あらゆる私の財産や豊かな財宝について
支離滅裂なことを
どもりながら言いました。
彼女の膝に抱きついて
私は許しと慈悲を
請いました!

アドルノ
タマーレ、落ち着いて、聞こえますか
ヴィテロッツォ? 誰ですか、その女性は?

タマーレ
市長の娘、カルロッタ。

アドルノ
ひどく驚いて
えっ!
気づかわしげに
ある偉大な画家が以前
稀にみる才能の持ち主だと
私に彼女の名前を
挙げました。
幾つかの理由から
貴殿に忠告しておきたいのだが、
そのような行為が
如何に無益で、忠告する者は
不幸な恋をする者から、
如何に憎まれるかを
私が知っていなければね。
だから私は、貴殿に忠告するのでなく、
代わりに助けてあげよう。

タマーレ
信じられない様子で
ああ、貴方におできになるなら

アドルノ
貴殿を売り込んでやりましょう。

タマーレ
貴方はこの女性をご存じではない。

アドルノ
けれど私は知っています、女性たちを。
だから貴殿にも希望をもっているのです。
けれど、ひとつ私に約束してください。
いい知らせができなくて
私が手ぶらで
戻って来ても、
その時はご自分にも私にも
八つ当たりしないように
心を強く持って、絶望しないで、
そのことは振り返らず、
この女性のことは忘れると!

タマーレ
激怒して
お聞きください、公爵、私は
あんな女は、忘れてやります
ゆっくりと
忘れてやりますとも。
精いっぱい強調して
でも、まず彼女が、
私のものになってからのこと。
彼女の口元の呼吸を
私が吸い込み、
この両手を彼女の
髪の匂いで濡らし、
彼女が、私の妻に
なるつもりはないとしたら、
私の愛人になってからのこと!

アドルノ
慌てて遮り
反感を買いますよ!
我々は権利と
法にしばられています。
他の者も皆同じだ
そのことを忘れないように。
市民は
不安におびえ
ひどく不機嫌です、
そして私の部下たちは
戦場に出て、ここにいない。
市長の娘ですよ!
よく考えなさい!

タマーレ
でも足跡を
残さなければ、
誰が犯人かは
分からないでしょう

アドルノ
いずればれる。

タマーレ
おや、公爵、それでは
数週間前からジェノヴァの
選りすぐりの美しい娘たちが
跡形もなく消えているのを
どう説明します?
昨日もまた

アドルノ
かっとなって
何、昨日?
私の所には未だ
報告が来ていない

タマーレ
私が貴方の所に
参上する前に、町では
もう噂になっていました。
金持ちのスコッティの
娘のジネーブラが
突然消えたと。
不思議なのは、
どこに消えたか
我々すら知らないこと。

アドルノ
邪推して、タマーレを横からじろじろ見ながら
どういうことだ?
それ以外のことは
詳しく知っているということか?
突然激しい口調で
ああ、私の予感は!
やっぱり思った通りだ、
これらの犯罪は
評判の悪い君たち一味が
関わっているんだ!

タマーレ
これで目的に繋がりました。
私の友人たちは、貴方にお願いするようにと
私をここに送り込んだのです。
貴方なら、アルヴィアーノの島
“エリジウム”が、町の所有に
なるのを防げるはずだと。

アドルノ
何てことだ、サルヴァーゴときたら、
あの島が君たちの放埓な愚行と
何の関係がある?

タマーレ
感情を抑えて
あの島の
人工の洞窟の扉を開くと
愛の饗宴のために
特別に創った素晴らしい
地下の部屋がいくつもある。
洞窟に一歩足を踏み入れると、
青い輝きに
目を奪われる。
濃密な香りが官能を
惑わし、鬼火のように
赤く揺れる炎と、
遠くから聞こえる音楽と、
微かな歌声が、
深く、もっと深くと
貴方に誘いかける。
深淵の向こうには
狭い小道があり、
洞穴の入口に続く。
密集した薔薇の生垣が
貴方の目を覆い隠す
でも、秘密の洞窟が
見つかれば
感情を押さえて
私たちはもうお終いです。

アドルノ
率直に
そしてサルヴァーゴは、君らの
やっていることを知っているのか?

タマーレ
サルヴァーゴですか、はは!
自然の戯れ、
言っていいなら、
気まぐれな思いつき。
ジェノヴァきっての醜男が
この冒険の創造者、
この想像の美を
現実のものとしたのです。

アドルノ
こわばった表情で
そして彼自身は

タマーレ
彼自身は、距離をおいています。
もう後悔しているかも
でも私には理解できません。
夢中になって
松明の灯りが
すべてを金色に輝かせます。
享楽の興奮の中で、
醜いものは美しくなり
美しいものは醜くなる。
対立が陶酔の中で
失せてしまう。

アドルノ
辛辣に
そしてこのサルヴァーゴのバカは
自分の土地に
悪徳の花を
罪の毒草を
栽培した後で、
それを寄贈する、
自分自身と君たちをも?

タマーレ
宥めながら
彼は僕たちに警告していました、
でも一度解き放たれた情熱を
抑えるのが
どれほど難しいかを、
考えてはいなかった。

アドルノ
我を忘れて
私にふりかかる呪いだ。
君らの節制のなさ、
君らの野蛮な欲情が
私を急き立てる、
あの呪うべき行為へと!
見た目は落ち着いて
まだ救えるものは、
救ってやろう。
私が君に約束したことは
守る、何故なら
君のは愛で、
犯罪者の仲間とは違うから。
何故なら
我々は若い頃から
友人だからだ。
けれど用心しろよ、
ヴィテロッツァ、暴力を
用いないように。
嘲笑的に
サルヴァーゴには
寄贈したいという衝動を
当分の間
阻止しよう。
侮蔑的に脅しながら
彼には従ってもらう
市民を喜ばせた奴だが、
そうしないと彼も
君たちも皆ただじゃ済まない!
急いで部屋に去る。

タマーレ
彼を引き留めようとするかの動きをするが、
なげやりな身ぶりで後方に去る。

中幕

場面転換
カルロッタのアトリエ。

アルヴィアーノは自由に動ける状態にいる。カルロッタは熱心に仕事中、ときどき彼の顔に眼差しを投げ描きながら気楽な調子で話をする。時おり余りにも仕事に集中して、言葉に詰まる。



カルロッタ
今の世には奇妙なことがいっぱいあります。
私はある女性を知っています、
彼女は私と同じように
アントワープの学校で絵を学びました
彼女が描くのは手。
繊細で、華奢で、
しなやかな青い血管のある手
武骨で、ごつごつした
男のこぶし、
すべてを気楽なお喋りの調子で、いかなる劇的な表現も避けて

ひとりの女の
指輪をはめた手は
ふくよかで柔らかく、
尖ったばら色の爪があり
青白い血の滴のように輝いていました。
私がそこで見たひとつの手は
それは溌剌とした肉体に
しっかりしがみついていました。
また別の手は、
緑の藪から伸びて
柔かい指で
小枝を摘んでいました。
霧のような壁から出た手は
拒否するように、合図するように、
懇願するように、脅迫するように、
虚空を掴んでいました。
流れからも手が浮かび上がっていました
戦うように
絶望するように、
しっかり組まれた
二つの手は、
波立つ大海原のように
描かれていました。
でも奇妙なのは
一枚の絵です。血の気のない
蠟のようなひとつの手が、
不気味なほど長くて
瘦せこけた指を持った
まるで死者のような手が、
よく分からない何かを
握りしめていました。
ただ弱々しい紫の
燈火が、幽霊のような
指の間から漏れていました。
でもこの光は
無言の訴え、
抑圧された
むせび泣きのようでした、
そして救済を求める
抑えられた叫びのように、
こらえて死の恐怖に怯えていました。
ねえ、頭を少し上げて
いただけませんか。
そう、そのほうがいいわ
感謝します。

アルヴィアーノ
ところでこの絵の意味するのは?

カルロッタ
この哀れな女性はは多分
何が芸術家に霊感を与えて
大仕事に向けわせるのか、
一度も感じたことがないのでしょう。
つまり愛の幸福とか、
そういうものへの憧れとかです。
それどころか彼女は多分
密かに恐れていました、
いつか人生で
大きな出来事に
遭遇するのではないかと。
官能を惑わす魔力のようなものに
彼女は屈するのではないかと。

アルヴィアーノ
静かに、半ば独り言のように
何て奇妙だ
幸福に怯えるとは?

カルロッタ
この哀れな人生の
原動力は
名声への渇望でした、
ものを創り出す
その源泉は痛みでした、
魂の痛みではなく
肉体の苦痛だったのです。

アルヴィアーノ
お嬢さん、貴女の手は
貴方の声ほど
落ち着いてはいませんよ、
描くのを少し休んだら

カルロッタ
慌てて
いえ、いえ! 違います!
私の手はとても落ち着いています
そしてこの話は間もなく
終わります。私の友人は
若い頃から心臓が
悪かったのです。彼女の心臓は
時に嵐のように激しく打ちつけました。
そしてしばしばひとつの手が
無情で残忍なひとつの手が
鼓動する心臓に
掴みかかってきて
締め付けるようになり
それは恐ろしくて苦しく
遂に死に至るのかと
彼女には思えました。
彼女はこの手を、
この残酷な手を、そして
彼女の痛みを描いたのです。

アルヴィアーノ
貴女はまた否定するかもしれないが
貴女は感動したんですね
貴女の胸に迫ったのですね?

カルロッタ
彼女が大好きでした

アルヴィアーノ
つまり亡くなったと?

カルロッタ
まだ生きている、と思います。
突然、振り切るかのように、声の調子を変えて
でも、貴方を
描くことは本当に
容易なことではありません。
恋する男が憧れの女性の
眼差しを求めるように、私は
貴方の眼差しを捕えようとします。
でもその人は
私を避けて、
落ち着きがなく鬼火のように
揺れ動いています。

アルヴィアーノ
話をそらして
もしかしたら、ボクは疲れているんです。

カルロッタ
それなら私のそばに座って
こちらへ来て、休みましょう、
そんな無口に、臆病に
ならないで、騎士様!
だって昨日の晩は
ほがらかで
上機嫌だったのに!
ワインはいかがですか?
彼女はカラフェに入ったワインとグラスを持ってくる。
さあ、ぜひ
私の手で貴方に
ファレルノの赤ワインを
お勧めするわ。さあ飲んで
座って、すぐ近くに、
そして貴方の話をして
若い頃の話、あるいは
なぜ貴方が今日それほど
ふさぎこんでご機嫌が悪いのか
あるいはまた、なぜ貴方の
眼差しが、それほど不安げに
私を避けているのか!
私が何をしたというのですか
私に怒っているのですか?

アルヴィアーノ
重苦しく
お嬢さん、
貴女のしていることが
ただの遊びか、
悪ふざけか、あるいは
もっとたちの悪いことか、
いずれしろ、貴女は
その可愛い顔と
天からの
使いのように聞こえる
声にもかかわらず
吐き出すように
まるで魔女だ!

カルロッタ
後生だから、その先は言わないで
あの“八人組”が聞いたら
奴らは私を激しく尋問して
魔女として火あぶりにするかも!
それにしても
貴方はなんて気難しそうで
楽しくなさそう!
私は貴方のために努力しているのに
でも貴方は私に感謝もしない。

アルヴィアーノ
ああ、ボクには理解できない!

カルロッタ
この私が貴方に好意を
寄せているのに何故、
貴方が今おっしゃったみたいに
そんなに堕落して邪悪だというのですか?

アルヴィアーノ
暖かく
お願いだから
ボクに腹をたてないで!
もう少しでいいから
ボクに我慢してください!
ボクには分からないんです
まるで夢みたいで
怖いんです

カルロッタ
不機嫌に
ああ、怖がらないで!
貴方は男なのに
全く自分を信じていない
ひとりの女性が
貴方に切なる恋心と
友情を抱いているのが
そんなに不可解ですか?

アルヴィアーノ
激して
はは、よくある話だ!
そうやって貴女が見るその目、
その輝きだけでもうまるで
何かが約束があるみたいだ!
貴女の口もとが微笑むと、
ボクにはまるで
この世に“友情”と呼べるものは
存在しないかのように思える、
この言葉が、この惨めな
慰めの言葉が、ナンセンス、
虚偽、恥辱のよう思えるのです!

カルロッタ
もう少しましなものかもしれません
そうだというのでは、ありませんが
この広い世界に、何百万もの
鼓動を打つ心臓の中には
ひとつくらい、
貴方の愛を求めるものも
あるとは思いませんか?

アルヴィアーノ
ボクを、ボクをですか、
自分自身を嫌い、
自分自身を避け、
自分の住むすべての部屋から
鏡を取り払ったボクを!

カルロッタ
おバカさんね、貴方は!
そんなことに、
春の一日のような
そんなすぐに過ぎ去るものに
並はずれて固執するなんて。
それは顔にしわが
ひとつ現われると、
私たち女性を見捨てる、
少しばかりの美しさ!
私たちが春を
意識するや否や
すぐに花から実ができ、
葉は枯れて落ちてしまう。
美しさなんてそれだけのことでは?
晴れた日に
なぜか知らずに
気が滅入り悲しいのに、
出かけたことは
ありませんか?
立派な人も
花盛りの木も、
貴方を不安から
救ってはくれません。
そしてまた別の時、
雨の日に、
しわだらけで醜い
孤独な小柄の老人が
わが道を行き
無邪気な目で貴方を見たら、
貴方を暖かい気持ちに
快活に、そう、幸福には
してくれませんか?

アルヴィアーノ
慄いて
でも貴女は、
ある晴れ渡った日に、
世にも美しい花で
いっぱいの花壇で、
気味の悪い怪獣のような
ものを見かけたら、
不愉快な気分には
なりませんか?

カルロッタ
面白がって
貴方は怪物のような姿だけど、
貴方ならそうはならないでしょう。
殿下、ご自身の痛みを
快感をおぼえながらほじくるという
貴方の衝動はつまらないし不快です。
でも私はあることに気が付きました。
貴方は私を避けている、
先程は眼差しで、
今は言葉で。
でも貴方は私から逃れられません。
今や、私は貴方を窮地に追みます、
たとえ貴方が私をはねつけ
勝利したと思っても!
だって私は貴方に言わなくては

アルヴィアーノ
ひどく不安げに
カルロッタ
やめてください!

カルロッタ
分かってくれなければ
私は貴方を、愛しているの。

アルヴィアーノ
叫びださんばかりに
カルロッタ!

カルロッタ
後生だから、殿下、
なんて目をするの!
さあ、私の手を取って
キスして、早く!
でも私に、仕事をさせてね!
私の絵には
貴方の目が必要なの
そう、それでいい
ずっと彼の目を見据えて、彼の顔をあたかも研究するかのように絵筆をとる

アルヴィアーノ
カルロッタ、愛する人!

カルロッタ
仕事に没頭し、彼に言葉で催眠術をかけるかのように、静かに

お願いだから、話さないで
ただ私を見つめて
そう、じっと、そして
貴方の目を、私の目に深く
沈めて
とても情愛深く、温かく
そして考えて
多くの美しいもののことを
私は貴方の太陽、
その輝く光で
貴方の人生の、すべての闇を
追い払ってあげる。

アルヴィアーノ
最高潮に興奮して
後生だから、カルロッタ
ボクは、君の足下で
言葉で言い表せないほど
気が狂いそうなほど、幸せだ
彼女に走り寄ろうとする。

カルロッタ
怖気づいたかのように避けながら
お願いだから、そのままで!
ただ私を見つめて考えて
今あなたはもう
ひとりぼっちじゃなくなるわ
あなたの醜さにもかかわらず
愛されてないなんてこともない
私がどれほど落ち着いて話しているか見て
ずっとあなたを苦しめてきた、その醜さ
という言葉は今やもう去ってしまった
だって言葉というのはひとつの観念で
それ以上のものじゃない。
でもあなたは私に
よくしてくれないと、アルヴィアーノ
苦し気に、病的なほど苦し気に息をしながら
そして優しくね、愛しい人!
だって私はすこぶる
壊れやすい玩具だもの

アルヴィアーノ
カルロッタ!

彼女は請い願うような態度で彼を制止し、もとの場所に留め、明らかに興奮を高めながら、殆ど熱に浮かされたように絵を描く。彼は、燃えるような目で彼女の姿をむさぼり、重く息をして、圧倒的な感動と無理に戦っているかのように、動かないでいる。



カルロッタ
深く息をして、絵筆を投げ出し、絵を試すような眼差しで見る。突然ふらつき、胸を押えて、倒れそうになる。

そう、できたわ!
来て、私を支えて、
くたくたなの
彼女はよろめく
でもあなたは

アルヴィアーノ
急いで彼女を抱きとめる
いったい君は
愛しい人よ、どうしたんだ?

彼女は、倒れまいと、後方にあるイーゼルにつかまる。イーゼルに掛かっていた布が片側で外れ、絵が見える。一種の死人の手で、そこから赤い光が微かに輝き出ている。



アルヴィアーノ
絵を見て、肩をすくめ、理解するが、そぶりも見せず、彼女を支え、病気の子にするようにさする。厳かに、深く同情して

可愛い君、可哀想な君、
美しい君!君はボクに
人生をくれた、再び
神を信じることと
人間らしさを教えてくれた。
ボクは、ボクが持っている
すべてを君に捧げよう
ボク自身を
君の足下に横たえ、
ボクは君に、永遠に
優しく
息を詰まらせ
大切にするつもりだ

意識のない彼女を、彼は腕に抱き、目を覚まさせようとする。彼女は起き、素直に彼の腕にすがりつく。彼はいっそう激しい、破れかぶれの情熱に捕らわれる。彼女の手に荒々しくキスし、自分に引き寄せ、彼女の顔に、差し出しされている唇に身を屈めるが、自制して、額に優しくキスするだけで、彼女の足下に沈み、深く感動して彼女の膝に頭を埋める。彼女は彼を穏やかに引き上げる。二人は奇妙なほど臆病に、控え目に抱擁する。




侍女
興奮して駆け込んで来る
お嬢様! アドルノ公爵様です!

カルロッタ
アルヴィアーノの腕の中でゆっくり起き上がり、弱々しく
公爵様が、
何か御用かしら?
お待ちくださいと
お伝えして!

だるそうな動きで立ち上がり、鏡の前に行って、髪を整える。


幕がすばやく下りる。
ZWEITER AKT
Halle im Palast Adorno

ERSTE SZENE
Der Podestà und die drei Senatoren kommen erregt und aufgebracht aus dem Gemache des Herzogs.

PODESTÀ
Er spielt mit uns,
Wie die Katz' mit der Maus -

ERSTER SENATOR
Allzu mächtig ist er geworden,
der hohe Herr!

ZWEITER SENATOR
Sein letzter Sieg über
Branciforte stieg ihm zu Kopf.

DRITTER SENATOR
Verwöhnt hat ihn das Volk.

PODESTÀ
Immerhin - es schuldet
ihm Dank.

ERSTER SENATOR
wegwerfend
Es bezahlt ihn.

ZWEITER SENATOR
Ein adliger Söldner -
nichts weiter.

DRITTER SENATOR
Wie steht die Sache?

PODESTÀ
Er sprach sich nicht aus;
nicht für und wider.
"Einerseits - sei es erfreulich
für Genuas Volk,
anderseits müsst es der
Adel bedauern,
wenn ein wertvoll Stück
Grund und Boden
verloren ihm ginge.
Sein - des Herzogs - Herz
spräche fürs Volk -
entschiede zu seinen
Gunsten; Billigkeit aber
und Rücksicht auf seine
Freunde geböten ihm
Vorsicht - er müsse es
"noch bedenken und
sich beraten" - und
ähnliche Phrasen.

ERSTER SENATOR
bitter
Er neidet uns herzlich
die Schenkung.

ZWEITER SENATOR
Die ganze Geschichte
ist ihm zuwider.

ERSTER SENATOR
Der Mann des Tages
ist Alviano Salvago!

DRITTER SENATOR
Die ganze Stadt
preist seinen Namen.

ZWEITER SENATOR
Volkstümlich ward er
mit einem Mal.

ERSTER und DRITTER SENATOR
nickend
Das ist's - !

PODESTÀ
nickt ebenfalls
Das ist's - !

ZWEITER SENATOR
Als gestern abend
Euch zu besuchen,
Salvagos Karosse fuhr
durch die Strassen -
ward er erkannt -

DRITTER SENATOR
Man jubelt' ihm zu -

ERSTER SENATOR
Warf ihm Blumen!

PODESTÀ
Es ist ihm zu gönnen.

ZWEITER SENATOR
Ein Mann voll Güte
und stiller Grösse!

ERSTER SENATOR
Übel behandelt vom Schicksal!

PODESTÀ
Meine Tochter Carlotta,
nicht leicht zu erobern,
oft sprach sie von ihm -
sein Wesen ahnend -
nun hat er im Sturm
sie gewonnen.

DRITTER SENATOR
scharf
Der Herzog Adorno
möge sich hüten!

ERSTER SENATOR
Volksgunst ist schwankend
und leicht zu gefährden.

ZWEITER SENATOR
Sein Einspruch könnt'
Böses zur Folge haben!

DRITTER SENATOR
Ein Veto in diesem Fall
hiesse Raub!

ERSTER SENATOR
Man wird es nicht dulden - .

ZWEITER SENATOR
im Abgehen begriffen
Er möge sich hüten, der
Herzog Adorno!

Alle ab.


ZWEITE SZENE

ADORNO
der schon während des letzten mit Tamare aufgetreten ist und die drohenden Phrasen gehört hat.
Hast du's gehört?
Dies ist die Stimmung.

TAMARE
Macht Euch bange das Pack?

ADORNO
aufmerksam
Du sprachst gestern anders?

TAMARE
grimmig
Ja - gestern
unwirsch
erinnert mich nicht!

ADORNO
mit sanftem Vorwurf
Sprichst Du so mit dem Freund?

TAMARE
Verzeiht! Doch it's nicht genug,
dass ich selbst mich verachte?
Soll Euer Spott mir die Wunde
ätzen, und meiner Freunde
Gelächter zur Tollheit mich treiben?

ADORNO
Was ist Dir, Tamare?
Ich erkenn' Dich nicht wieder.
Meines Hofes glänzendster
Kavalier, wie kein Zweiter
geehrt, geliebt, von den Frauen
vergöttert, stets gelaunt
zu den tollsten Streichen -

TAMARE
Es gibt Menschen, Herzog,
die sehen nur Licht - und
das Dunkel ist ihnen fremd.
Solch einer war ich. Das Leben
schien mir ein Born der Freude,
aus dem ich trank mit durstigen
Zügen; sorglos, ohn' Besinnen.
Reckt ich die Hand aus,
hielt ich die Rose, sog
ihren Duft und
zerwühlte die Blüte.
Liess ich mich fallen,
fiel ich auf Moos;
mich mieden die Dornen
und spitzen Steine.
Klagte ein Freund mir
von Leid und Schmerzen -
hört ich ihn wohl - doch
verstand ihn nicht.
Und nun hab' ich mit einem Mal
erfahren alle Qual der
Hölle, Demüt'gung und Schmach.

ADORNO
ungeduldig
Erkläre Dich deutlich - !
Du weisst ich bin mächtig.

TAMARE
Da hilfst Du
mir nicht, und wärst Du
Kaiser und Papst zugleich.
Doch urteile selbst:
Herrlich und schön,
wie der Tag - doch - unebenbürtig mir,
ein bürgerlich Kind.

ADORNO
Nun ja - und was weiter?

TAMARE
Als ich zum ersten Male
sie sprach, da hab' ich sie, glaub'
ich, nicht recht verstanden.
Sie heischte ein Opfer
als Pfand meiner Liebe -
doch was sie begehrte -
ungereimt Zeug, Wahnsinn -
geboren vom Augenblick -
müht ich mich zu ergründen,
auszudeuten nach Regeln
höfischer Sitte. Nach einer Nacht,
durchwacht in Kämpfen,
glaubt' ich's gefunden.
Und schwang mich auf's Pferd,
frei und stolz wie ein Gott,
von edlen Gefühlen die
Brust geschwellt.
Und ritt durch die Stadt;
versunken in Träumen
formt ich die Werbung, und sah
mehr und mehr in Selbstironie verfallend
die Schöne beglückt erröten,
fassungslos und gerührt
ob der hohen Ehr': Ein
Graf Andrae Vitelozzo
Tamare beut Herz und Hand -

ADORNO
Du bist wahrlich verrückt!

TAMARE
Gedulde Dich, Herzog!
Als ich hintrat vor sie,
wie das erste Mal schon -
befiel mich Zagen.
Ihr seltsamer Blick,
ihr kühl staunend Lächeln
verwirrten mich.
Doch, um zu bergen
mein kleinmütig Herz,
gab ich mich stolz,
hochfahrend und rauh,
sprach von dem Opfer,
das ich ihr brächte,
ärger als Selbstverstümmlung
und Tod. - Und da ich mir
glücklich ihr "Nein" geholt,
verlor ich vollends den
letzten Rest von Besinnung:
Warf mich hin, ihr zu Füssen,
von all meinen Gütern und
reichen Schätzen stammelt
ich wild wirre Worte.
Ihre Knie umfangend
fleht ich sie an um
Verzeihung und Gnade! -

ADORNO
Tamare, so fass Dich - hörst Du -
Vitelozzo? - Wer ist - diese Frau?

TAMARE
Des Podestà - Tochter - Carlotta.

ADORNO
sehr erstaunt
Ah - - !
nachdenklich
Ein grosser Maler
nannte mir einmal
ihren Namen als den
einer selt'nen Begabung.
Ich möchte Dich warnen
aus manchem Grunde,
wüsst ich nicht, wie
vergeblich solch Tun
und wie verhasst der
Warner dem, der
da unglücklich liebt.
Drum will ich lieber
Dir helfen, statt raten.

TAMARE
ungläubig
Ah - wenn Du könntest -

ADORNO
Ich werbe für Dich.

TAMARE
Du kennst diese Frau nicht.

ADORNO
Doch kenn' ich - die Frauen.
Drum hoff' ich für Dich;
doch - versprich mir eins:
Ist die Botschaft schlecht,
und kehr ich zurück
mit leeren Händen,
so wüte nicht gegen
Dich und mich -
sei stark, verzweifle
nicht, wirf's hinter Dich -
und vergiss diese Frau!

TAMARE
grimmig
Höre, Herzog - ich will
sie vergessen - ich will -
langsam
sie vergessen. - -
mit höchstem Nachdrucke
Doch erst
bis sie - mein ward.
Bis ihres Mundes Odem
ich in mich getrunken;
bis diese Hände getränkt sind
vom Duft ihres Haares,
bis diese Frau, will sie
mein Weib nicht sein,
- meine Dirne ward!

ADORNO
rasch abwehrend
Das gäb' böses Blut!
Wir sind gebunden
an Recht und Gesetz
wie alle, die andern;
vergiss das nicht.
Die Bürgerschaft ist
unruhig und
arg verstimmt, und
meine Leute sind
draussen im Feld.
Des Podestà Tochter - !
Bedenke!

TAMARE
Doch wenn man nicht
ahnt, wer der Täter,
wenn keine Spur
ihn verrät -

ADORNO
Das entdeckt sich bald.

TAMARE
Ei, Herzog, wie kommt's
dann, dass
seit Wochen Genuas
schönste Mädchen
spurlos verschwinden?
Erst gestern wieder -

ADORNO
auffahrend
Was - gestern - ?
Es ward mir noch
nichts gemeldet -

TAMARE
Eh' ich heraufkam
zu Dir, sprach sich's
bereits herum in
der Stadt. Des reichen
Scotti Tochter Ginevra -
ist plötzlich verschwunden
und seltsam ist nur,
dass wir selbst nicht
wissen - wohin.

ADORNO
argwöhnisch, Tamare von der Seite musternd
Was heisst das?
Seid Ihr denn sonst
so genau unterrichtet?
losbrechend
Ah, meine Ahnung!
Dacht ich's doch, dass
bei diesen Freveln
Eure ruchlose Sippe
die Hand im Spiel hat!

TAMARE
Du bringst mich zum Ziel.
Meine Freunde sandten
mich her, Dich zu bitten:
Du mögest hindern, dass
Alvianos Eiland "Elysium",
übergeh' in der Stadt Besitz.

ADORNO
Alle Teufel, was hat Salvago,
was hat das Eiland zu tun
mit Euren verruchten Streichen?

TAMARE
verhalten.
Herrliche unterirdische
Räume, eigens geschaffen
zu Liebesfesten, erschliesst
eine künstliche Grotte,
auf jenem Eiland.
Betrittst Du die Grotte,
umglitzert dein Auge
ein blauer Schein.
Schwere Düfte verwirren
die Sinne Dir, Irrlichtern
gleich locken rötlich
zuckende Flammen,
ferne Musik und
leise Gesänge Dich
tiefer und tiefer.
Über einen Abgrund hin
führt ein schmaler Steig
zum Eingang der Höhle;
dichte Rosengehege
verschleiern ihn Deinen
Blicken - doch entdeckt
man der Grotte Geheimnis -
verhalten
so sind wir verloren.

ADORNO
frei
Und weiss - Salvago
von Eurem Treiben?

TAMARE
Salvago - ha, ha! -
Ein Spiel der Natur,
wenn Du willst,
eine seltsame Laune.
Genuas hässlichster
Mann - ist der Schöpfer des Abenteuers,
dieses verwirklichten
Schönheitsgedankens.

ADORNO
starr
Und er selbst -

TAMARE
Er selbst - hält sich fern.
Hat wohl schon bereut -
doch begreife ich's nicht.
ekstatisch
Der Schein der Fackeln
vergoldet alles.
Im Taumel der Orgie
wird hässlich schön
und das Schöne wird
hässlich. Die Gegensätze
schwinden im Rausch.

ADORNO
scharf
Und dieser Narr Salvago -
nachdem er gezüchtet
auf seinem Grunde
Sumpfblüten des Lasters,
Giftkraut der Sünde -
gibt er ihn preis, und
sich selbst, und Euch?

TAMARE
begütigend
Er hat uns gewarnt,
doch hat nicht bedacht,
wie schwer einzudämmen
Leidenschaft, einmal
entfesselt.

ADORNO
ausser sich
Das ist mein Fluch:
Eure Masslosigkeit,
Eure wilde Brunst
drängt mich zu Taten,
die ich verdamme!
ruhig im Ausdruck
Ich will retten, was
noch zu retten ist.
Was Dir ich versprach,
will ich halten, weil
Deine Liebe Dich trennt
von dem Kreis der
Verbrecher, und weil
wir Freunde seit
jungen Tagen.
Doch hüte Dich
Vitelozza, Du bist gewarnt -
vor Gewalt.
spöttisch
Salvago mag seinem
Schenkungsdrange
Einhalt gebieten für
lange Zeit;
höhnisch drohend
er wird sich
fügen - der Volksbeglücker,
sonst wehe ihm und
wehe Euch allen!
Rasch ab in seine Gemächer.

TAMARE
macht eine Bewegung als wolle er ihn zurückhalten, geht aber dann mit einer sorglosen Geste nach hinten ab.

Zwischenvorhang

VERWANDLUNG
Carlottas Atelier.

Alviano in ungezwungener Stellung. Carlotta in eifriger Arbeit begriffen, wirft von Zeit zu Zeit einen Blick auf sein Antlitz und spricht während des Malens in leichtem Tone, hie und da, durch ihre Arbeit zu sehr gefesselt, in der Rede stockend.

CARLOTTA
Uns're Zeit ist voll seltsamer Dinge. - -
Ich kannt' eine Frau,
sie lernte malen
gleich mir an Antwerpens
Schule - die malte Hände.
Feine, schlanke, mit
zartem blauen Geäder,
grobe, derbknochige
Männerfäuste, die
alles im leichten Plauderton, jeden dramatischen Ausdruck vermeidend
beringte Hand eines
Weibes, üppig und
weich, mit Nägeln,
spitz und rosig, blinkend
wie Tropfen blassen Blutes.
Eine Hand sah ich da,
die krallte sich fest
in blühendes Fleisch
und eine and're, die
pflückte mit sanften
Fingern, aus grünem
Gebüsch sich reckend, ein Reis.
Aus nebligen Wänden
griffen Hände in's Nichts,
abwehrend, winkend,
flehend und drohend;
aus Fluten tauchten sie
auf wie in Kampf
und Verzweiflung,
und zwei Hände, eng
ineinander verflochten,
die waren gemalt
wie ein wogendes Meer.
Doch das Seltsame war
ein Bild: Eine Hand
bleich und wächsern,
wie die eines Toten,
mit unheimlich langen
dürren Fingern,
hielt ein Etwas umkrampft,
was man nicht sah.
Nur ein schwach purpurn
Leuchten sickerte
durch die gespenstischen
Finger, doch dieser
Schein war wie stumme
Klage, wie unterdrücktes
wimmerndes Weinen
und wie ein Schrei, verhalten
und todesbang, wie ein
verhaltener Schrei nach Erlösung.
- Wollt Ihr, Signor,
nicht ein wenig heben
den Kopf. - So, ich
dank' Euch - ist's besser. -

ALVIANO
Doch des Bildes Bedeutung?

CARLOTTA
Die Ärmste hat wohl
nie empfunden,
was den Künstler
begeistert zu grossen
Taten: Der Liebe Glück,
oder Sehnsucht nach solchem.
Sie hatte wohl gar ein
geheimes Bangen, es könnte
auf ihren Lebenswegen
ihr einmal begegnen
ein mächtig Geschehen;
irgend ein sinnbetörender
Zauber, dem sie erliege.

ALVIANO
leise, halb für sich
Wie seltsam - Angst
vor Glück?

CARLOTTA
Die treibende Kraft
dieses armen Lebens
war Gier nach Ruhm;
und die Quelle, aus der
es schöpfte war Leid -
nicht seelisch - ein
körperlich Leiden.

ALVIANO
Eure Hand Signorina,
ist nicht so ruhig, wie
Eure Stimme, wollt
Ihr mit dem Malen -

CARLOTTA
hastig
Nein, nein! Ihr irrt Euch!
Meine Hand ist ganz ruhig
und die Geschichte ist gleich -
zu Ende. Meine Freundin
krankte seit früher Jugend
am Herzen. Das wollt'
allzuoft gar zu stürmisch
schlagen; und manchmal
war ihr, als griff' eine Hand,
eine harte, unbarmherzige
Hand, nach dem zuckenden
Ding und krampft es
zusammen, furchtbar
und wehe, auf dass es
- - zur Ruh' käm!
Sie hat diese Hand, diese
grausame Hand, und hat -
ihre Schmerzen gemalt.

ALVIANO
Und ob Ihr auch leugnet -
Ihr seid bewegt -
so ging es Euch nahe - ?

CARLOTTA
Sie war mir lieb -

ALVIANO
So ist sie gestorben? -

CARLOTTA
- - - Ich glaube - sie lebt noch.
plötzlich, wie sich losreissend, ganz veränderten Tones
Doch Signor, Euch
zu malen ist wahrlich
kein Kinderspiel.
Wie ein Verliebter
sucht seines Idols
Blick, so hasch' ich nach
Eurem. Doch der weicht
mir aus und flackert
umher, unstet und
irrlichternd.

ALVIANO
ausweichend
Vielleicht - bin ich müde.

CARLOTTA
So setzt Euch zu mir -
kommt, lasst uns rasten;
und seid nicht so schweigsam
und scheu, Cavalière!
Wie war't ihr doch gestern
Abend aufgeräumt
und voll Laune! Wollt'
Ihr Wein?
Sie bringt Wein in einer Karaffe und Gläser.
Seht - höchst-
eigenhändig kredenz' ich
Euch roten Falerner.
Und nun trinkt und
setzt Euch - ganz nah -
und erzählt mir - aus
Eurer Jugend - oder
warum Ihr heut' so trübe
und schlecht gelaunt -
oder auch - warum Euer
Blick - so ängstlich den
meinen flieht -! Was
hab' ich verbrochen - seid
Ihr mir böse?

ALVIANO
gepresst
Signorina Carlotta -
wenn das nur Spiel
ist, was Ihr da treibt,
Lust am Tändeln -
oder - noch Schlimm'res -
so seid Ihr trotz Eures
süssen Gesichts und
Eurer Stimme, die
klingt wie Botschaft
vom Himmel
hervorgestossen
eine Teuf'lin!

CARLOTTA
Um Gott - beschwört nur
nicht gleich - die "Acht",
dass sie mich peinlich
verhör' und als Hexe
verbrenne! Wie seid
Ihr doch noch verbittert
und unfroh! Und ich
müh' mich um Euch - doch
Ihr dankt es mir schlecht.

ALVIANO
Ah - ich kann's nicht fassen!

CARLOTTA
Warum soll g'rade ich,
die ich gut zu Euch bin,
so verderbt und schlecht
sein, wie Ihr mich schildert?

ALVIANO
warm
Ich bitt' Euch um alles
zürnt mir nur nicht!
Habt nur ein wenig
Geduld noch mit mir!
Ich begreif' es nicht -
es ist wie ein Traum
und ich fürcht' -

CARLOTTA
unwillig
Ah, fürchtet doch nicht!
Ihr seid ein Mann und
so ganz ohne Glauben
an Euer Selbst. lst's
so undenkbar, dass eine
Frau sich in warmer Neigung,
in Freundschaft Euch fände?

ALVIANO
auffahrend
Ha, ha - die alte Geschichte!
Doch so, wie Ihr blickt,
mit Augen, deren Leuchten
allein schon Verheissung - !
Und wenn Euer Mund
lächelt, ist mir - als
gäb's auf Erden nichts,
was da "Freundschaft"
heisst - als wär' dies
Wort, dies elende Trostwort
ein Unding, Lüge und Schmach!

CARLOTTA
Und wenn's mehr wäre -
ich sage nicht, dass es ist -
Sollte auf dieser weiten
Welt, unter Millionen
pochender Herzen nicht
eins sich finden, das
Euch entgegenstrebte - in Liebe?

ALVIANO
Mir - mir - der sich
selbst hasst, der sich
flieht, der aus den
Räumen, die er bewohnt
die Spiegel verbannt!

CARLOTTA
Narr, der Ihr seid!
Und der wie kaum ein
Zweiter sich klammert
an das, was so rasch
entflieht, wie ein Maientag:
Das bisschen Schönheit,
das uns Frauen verlässt,
wenn die erste Furche
sich meldet im Antlitz!
Kaum sind wir des Frühlings
bewusst, schon werden Früchte
aus Blüten, die Blätter
welken und fallen ab.
Und das wär' - das Einz'ge?
An sonnigen Tagen -
gingt Ihr nie aus,
bedrückt und traurig,
ohn' dass Ihr wusstet
warum? Und der
herrlichste Mensch,
der blühendste Baum,
entriss Euch nicht
Eurer Bangigkeit.
Und ein andermal
wieder, an Regentagen,
machte Euch nie warm
und froh, ja glücklich,
ein einsam alt' Männlein
verrunzelt und hässlich,
das des Weg's zog und
Euch ansah mit einfält'gen
Augen?

ALVIANO
bebend
Doch wenn ihr an einem
prangenden Tage,
in einem Beete voll
schönster Blumen,
fändet irgend ein
scheussliches Untier,
das Euch die Laune
vergällte - -?

CARLOTTA
belustigt
Euch wird's nicht gelingen,
trotzdem Ihr ein Unhold seid,
Signor; spitzfindig und scheusslich
in Eurem Drange, wollüstig
zu wühlen im eigenen Schmerze.
Doch merke ich eins:
Ihr weicht mir aus
wie früher mit Blicken,
so nun in Worten.
Doch entgeht Ihr mir nicht.
In die Enge treib' ich Euch
jetzt - und weist ihr mich
ab - so habt den Triumph!
Denn ich muss es Euch sagen -

ALVIANO
furchtbar beunruhigt
Carlotta -
bedenkt doch! -

CARLOTTA
Ihr sollt es wissen - -
dass ich Euch - liebe.

ALVIANO
fast schreiend
Carlotta!

CARLOTTA
Um Gott, Signor, was
macht ihr - für Augen!
Da habt meine Hände -
und küsst sie - rasch - - - !
Doch lasst mich - zur Arbeit!
Ich brauch' Eure Augen
zu meinem Bilde -
so sind sie mir - recht -
ergreift, ihn fortwährend scharf im Auge behaltend, sein Antlitz gleichsam studierend, die Pinsel

ALVIANO
Carlotta - Geliebte!

CARLOTTA
ganz in ihre Arbeit versunken, ihn mit ihren Worten gleichsam hypnotisierend, leise
Ich bitt' Euch - sprecht nicht -
und blickt mich nur an -
so ganz voll - und senkt -
Euren Blick - tief in den
meinen;
sehr innig und warm
und denkt an
viel Schönes - dass ich -
Eure Sonne bin, - die
alles Dunkle - aus Eurem
Leben - verscheucht - mit
strahlendem Lichte.

ALVIANO
in höchster Erregung
Um Gotteswillen - Carlotta -
ich muss - zu Deinen Füssen -
ich bin so unsagbar - so -
wahnsinnig glücklich -
will auf sie zustürzen

CARLOTTA
beinahe ängstlich abwehrend
Ich bitte Dich - bleib' noch - !
Und sieh' mich nur an und denk'
dran - dass Du nun nicht mehr -
einsam sein wirst - und
ungeliebt - trotz Deiner -
Hässlichkeit - sieh' wie ruhig -
ich's sage - das Wort, das
Dich quälte - so lange - ;
nun ist's vorbei -
denn ein Wort ist's -
und ein Begriff - nichts
weiter. Doch Du - musst -
gut zu mir sein - Alviano -
schwer, krankhaft schwer atmend
und zart mein Liebster!
Denn ich bin - ein gar -
gebrechliches Spielzeug -

ALVIANO
Carlotta!

Sie hält ihn mit flehender Gebärde zurück und fesselt ihn so an seinen Platz, malt in sichtlich sich steigender Erregung, nahezu fieberhaft an dem Bilde weiter. Er verharrt, ihre Gestalt mit glühenden Blicken verschlingend, schwer atmend, wie eine übermächtige Bewegung gewaltsam bekämpfend.

CARLOTTA
hoch aufatmend - die Pinsel fortwerfend, mit einem prüfenden Blick auf das Bild. Dann plötzlich wankt sie - greift sich ans Herz - droht umzusinken.
So - nun ist's fertig! Doch
nun komm' - und stütz' mich,
ich bin erschöpft -
sie taumelt
doch Du musst - - -

ALVIANO
fängt, zu ihr eilend, sie in seinen Armen auf
Bei allen Heil'gen -
Geliebte - was ist Dir?

Sie hält sich, um nicht umzusinken, an eine Staffelei an, die, mit einem Tuch verhängt, im Hintergrunde steht.
Das Tuch löst sich an einer Seite los. Man sieht ein Bild; eine Art Totenhand, aus der ein roter Schein schwach hervorleuchtet.

ALVIANO
erblickt das Bild, fährt zusammen, begreift, verrät sich nicht, stützt sie, streichelt sie wie ein krankes Kind; feierlich und voll Mitleid.
Du Süsse, Du Arme -
Du Schönste - ! Du gabst
mir das Leben, den
Glauben wieder an Gott
und die Menschheit.
Ich will alles, was ich
habe - Dir weih'n -
ich will mich selbst
breiten unter Deine
Füsse, ich will - unendlich
gut - und will
erstickt
zart - zu Dir sein - - -

Er hält die Bewusstlose in seinen Armen; bemüht, sie wieder zum Leben zu erwecken. Sie regt sich, schmiegt sich hingebungsvoll in seine Arme. Er wird von heftiger, verzweifelter Leidenschaft erfasst. Küsst wild ihre Hände, reisst sie an sich - beugt sich über ihr Antlitz, über ihre sich ihm bietenden, verlangenden Lippen - - und bezwingt sich, küsst nur zart ihre Stirn, sinkt ihr zu Füssen und vergräbt in tiefer Bewegung sein Haupt in ihren Schoss. Sie zieht ihn sanft zu sich empor. Die Beiden verharren in einer seltsam zagen, keuschen Umschlingung.

EINE DIENERIN
aufgeregt hereinstürzend
O Herrin! Der Herzog Adorno!

CARLOTTA
sich langsam in Alvianos Armen aufrichtend, schwach
Der Herzog - was kann
er nur wollen?
Ich lasse bitten - - - er
möge warten!

Sie erhebt sich mit müder Bewegung, tritt vor einen Spiegel, richtet ihr Haar.

Der Vorhang fällt rasch.


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この日本語テキストは、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
の下でライセンスされています。
@ Aiko Oshio



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