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第2幕

(岸辺。ギービヒ家の広間の前。舞台右手には、広間への入口が開けっぱなしになっている。舞台左手ははライン河の岸辺。いくつかの山道が走る岩だらけの丘が、そこから舞台を横切り、上り坂となって舞台右手後方に向かっている。その丘には、フリッカに捧げられる生贄用の聖石が見える。更に高い場所に、ヴォータンに捧げられた一回り大きな石があり、その傍にはドンナーを祀った同じ大きさの石が置かれている。夜。)


前奏曲と第1場
ハーゲン、アルベリヒ

(ハーゲンは槍を腕にはさみ、盾を体の脇に置き、広間の柱にもたれて座りながら眠っている。突然、月がぎらりとハーゲンとその周囲を照らし出すと、ハーゲンの前にうずくまるアルベリヒが、ハーゲンの膝に両腕をもたせかけているのが見える)


<アルベリヒ>
(ささやき声で)
寝ているのか?我が息子ハーゲンよ。
寝ていて俺の声が聞こえないというのか?
俺は、とうに休息にも睡眠にも見離されたというのに。

<ハーゲン>
(目を開きながら、微動だにもしない。そのため眠ったままのように見える。小声で)
聞こえているぞ・・・悪い小びとめ!
俺が寝ているから、どうしたと言うのだ?

<アルベリヒ>
忘れるな!
お前の持てる力を。
お前は勇敢な男だ。
お前の母が、お前をそのように産んだのだ!

<ハーゲン>
(これまで同様、小声で)
俺に勇敢さをくれたからと言って、
母に感謝する気になどなれるものか。
母はお前の悪巧みに屈したのだからな・・・
若くして老け、蒼白い顔をした俺は、
陽気な奴らを憎んでいる。
俺自身が陽気になることは決してない!

<アルベリヒ>
(前と同じように、ささやく)
ハーゲン!我が息子よ!陽気な奴らを憎むがいい!
歓びに見捨てられ、苦悩を背負ったこの俺を、
お前は、愛するべくして愛しているのだ!
お前は強く、勇敢で、頭も良い・・・
俺達は闇の戦いを戦っているが、
俺達の嫉みの力は、すでに奴らを追いつめている。
俺から指輪を奪い取った奴・・・
あの盗っ人猛々しいヴォータンは、
自分の一族から出た男に打ち倒された。
あのヴェルズングの若造に敗北して、権力と支配権とを手放したのだ。
今や、奴は、神々の一族もろとも、
不安に脅えて、終末の日を予感しているのだ。
こうなれば、あいつなど、もう怖れるに足りん・・・
一族もろとも死ぬがいいさ!
寝ているのか?ハーゲン、お前は?

<ハーゲン>
(前と全く変わらぬ様子で)
すると誰が、不死の神々の権力を引き継ぐのだ?

<アルベリヒ>
俺と・・・お前だ!俺達が、この世界の支配権を引き継ぐのだ。
お前の忠誠心を見抜く俺の目に狂いがなければ、
お前こそ、俺の怒りと悲しみを分かち持った男だ。
あのヴェルズングの若造は、ヴォータンの槍を砕き、
龍のファフナーを戦って打ち殺し、
小僧のくせに指輪を手に入れやがった。
今や、あらゆる力を手にし、
ヴァルハラもニーベルハイムも、あいつに従っている。
(相変わらず、ひそやかな声で)
あの勇者は、恐怖というものを知らないので、
俺がかけた呪いさえも通用しない。
指輪の価値に気が付かないものだから、
人もうらやむ権力を、全く活用していないのだ。
ただ笑って愛に燃えながら、
あいつは、自分の命を燃やし尽くそうとしている。
そんなあいつを破滅させることが、今の俺たちには唯一役立つのだ!
寝ているのか?ハーゲン、お前は?

<ハーゲン>
(前と同じように)
すでにあいつは破滅へと向かっている・・・俺が仕組んだ通りにな。

<アルベリヒ>
肝心なのは、あの黄金の指輪・・・
あの宝を手に入れることだ!
ヴェルズングへの愛一筋に生きる知恵深い女がいる。
もしもあの女に、
昔、水底で俺を誘惑したラインの娘たちが助言を与え、
指輪を返すように頼めば、
もはやあの黄金は失われ、
いかなる謀略をもってしても、二度と手の届かないものとなる。
だから、ひと時たりとも気を抜かず、あの宝を狙うのだ!
俺は、お前を豪胆な男として生んだから、
いかなる勇者たちとも互角に渡り合えるはずだ。
もっとも龍を退治できるほど強くはないぞ。
それはヴェルズングにのみ定められた力なのだから。
しかし俺は、飽くことなき憎しみを抱く男として、お前ハーゲンを育てたのだ。
その目的とは、お前が俺の仇を討つことだ!
お前がいずれ指輪を手に入れ、
ヴェルズングとヴォータンとを嘲り笑うことだ!
そうすると誓うな?ハーゲン、我が息子よ?

(この時から、濃い影が次第にアルベリヒの姿を覆い隠していく。同時に、夜明けの薄明りが射して来る)

<ハーゲン>
(相変わらず同じ様子で)
俺のものさ、指輪は・・・
だから安心して待っていろ!

<アルベリヒ>
誓うな?ハーゲン・・・我が勇者よ?

<ハーゲン>
自分自身に対して、俺は誓うのだ。
心配は無用だ!

<アルベリヒ>
(アルベリヒは、姿が見えなくなるに連れて、次第に声も聞き取れなくなっていく)
忠実にやるのだ・・・ハーゲン、我が息子よ!
愛する勇者よ!・・・忠実にな!
忠実に!・・・忠実に!

(アルベリヒの姿は完全に消えてしまう。ハーゲンは全く姿勢を変えないまま、身動き一つしないで、曙光の広がり始めたライン河にじっと目をこらしている)


第2場
ジークフリート、ハーゲン、グートルーネ

(ライン河は、燃えるような暁の光を受けて、次第に明るく色づいていく。ハーゲンがピクッと動くと、突然ジークフリートが岸辺のすぐ近くの藪の後ろに姿を見せる。彼は、変身していない元のままの姿で、頭に隠れ頭巾だけをかぶっている。藪の中から進み出てくると、頭巾を取り、ベルトにかける)


<ジークフリート>
おーい、ハーゲン!お疲れのようだな!
ぼくの来るのが見えたかい?

<ハーゲン>
(ゆっくりと立ち上がりながら)
おお、ジークフリートか?
なんと素早い勇者だ?
どこから飛び出してきたんだ?

<ジークフリート>
ブリュンヒルデの岩山からさ!
そこでぐっと息を吸い込み、
その息で、今あなたに呼びかけたんだ・・・
それほど、ぼくの旅は速かった!
あの夫婦は、もっとゆっくり来るはずさ。
ぼくの後から、船に乗って来る!

<ハーゲン>
ならば、ブリュンヒルデをものにしたのだな?

<ジークフリート>
グートルーネは起きているのか?

<ハーゲン>
(大広間に向かって呼びかけながら)
おおい、グートルーネ!出て来い!
ジークフリートが来たぞ。
中で何をしてるんだ?

<ジークフリート>
(大広間に向き直って)
あなた達二人に教えてあげよう。
ぼくがどうやってブリュンヒルデを連れて来たかを。

(グートルーネが大広間からこちらにやって来る)

<ジークフリート>
お帰りなさいと言っておくれ・・・
ギービヒの娘さん!
君に良い報せをもたらす使者のぼくに。

<グートルーネ>
全ての女性の名において、フライアの祝福をあなたに!

<ジークフリート>
幸せなぼくに、心を開き、優しくしておくれ・・・
ぼくは今日、君を妻として手に入れたのだから。

<グートルーネ>
ということは、ブリュンヒルデは、お兄さんに従っているわけね?

<ジークフリート>
あの女性は、やすやすと君の兄上と結婚したよ。

<グートルーネ>
お兄さんは、炎に焼かれたりしなかった?

<ジークフリート>
兄上だって焼かれはしなかったろうが、
ぼくが代わりに、炎を掻き分けた。
君を手に入れたい一心でね。

<グートルーネ>
でも、あなたは大丈夫だったんでしょう?

<ジークフリート>
あんな焔のくすぶり、ぼくには楽しいぐらいさ。

<グートルーネ>
ブリュンヒルデは、あなたのことをグンターだと思ったかしら?

<ジークフリート>
髪の毛一本までそっくりだったよ。
これも隠れ頭巾のおかげだ。
ハーゲンが教えてくれた通りだった。

<ハーゲン>
それは良い助言をしたものだ。

<グートルーネ>
ならば、あの強い女性を、あなたは無理やり従わせたの?

<ジークフリート>
あの女性は・・・グンターの力に屈したんだ。

<グートルーネ>
でも、結ばれたのは、あなたとでしょう?

<ジークフリート>
ブリュンヒルデは、夫に従っていたんだよ。
新婚の夜じゅう、ずっと。

<グートルーネ>
でも、その夫とは、あなたでしょう?

<ジークフリート>
ジークフリートは、グートルーネの傍にいたんだ。

<グートルーネ>
横にいたのは、ブリュンヒルデだったはずよ?

<ジークフリート>
(自らの剣を指差しながら)
東と西の間に、北があるように・・・
どんなに近くても・・・ブリュンヒルデは離れていた。

<グートルーネ>
じゃあ、グンターは、
どうやってあなたから彼女を手に入れたの?

<ジークフリート>
あの女性は、消え行く炎を通り抜け、ぼくに連れられて、
朝もやの中、谷へと降りて来た。
岸に近付いたところで、ぼくは素早く
グンターと入れ替わった・・・。
ぼくは、隠れ頭巾に念じて、
急いで、こちらへとやって来た。
今頃、強い風にあおられて、あの夫婦も、
ライン河をこちらへ向かっているはずさ。
さあ、歓迎の準備を整えよう!

<グートルーネ>
ジークフリート!何て強い人なの!
あなたのせいで、あたし、何だか怖いわ!

<ハーゲン>
(後方の丘の上から川を見下ろしながら)
遠くに帆が見えてきたぞ。

<ジークフリート>
使者として来たぼくに、礼を言ってくれ!

<グートルーネ>
さあ、あの女性を優しくお迎えして、
快適に、楽しく、
ここで暮らしてもらいましょう!
ねえ、ハーゲン、
穏やかに男達を呼び集めてちょうだい・・・
ギービヒ家の屋敷に集まるようにと!
ご婦人方を祝宴に招くのは、このあたし・・・
幸せそうなあたし達に、みな喜んでついて来るわよ。
(大広間へと歩いて行くが、もう一度振り返る)
一休みするおつもり?わるい勇者さん?

<ジークフリート>
君の手伝いをすることが、一番の骨休めさ。

(グートルーネに手を差しのべ、二人で大広間へと行ってしまう)


第3場
(ハーゲンと男たち)

<ハーゲン>
(舞台後方の丘にある大きな岩の天辺に登り、雄牛の角で作った「シュティーアホルン」を口に当てて、領地に向けて吹く)

ホイホー!ホイホホホー!
ギービヒの者どもよ。武装せよ!
変事だぞ!変事だ!武器をもて!武器を!
国じゅうから武器を!良い武器を!
強力な武器を!鋭利な武器を!
危機だぞ!危機だ!大変だ!大変だ!
ホイホー!ホイホホホー!

(ハーゲンはずっと同じ丘の上に居続け、再びホルンを吹くと、領地の所々から軍隊用ホルンがその呼びかけに答える。武装した男達が、坂道という坂道を、大急ぎであわてて、やって来る。初めはばらばらとだが、どんどん寄り集まって来て、しまいに大広間の前の岸辺は人でごった返す)


<男たち>
(はじめは少しずつだが、続々と新手が出て来て)
なぜホルンを鳴らす?
なぜ兵を集める?
武装してきたぞ。
武器を持って来たぞ!
ハーゲン!ハーゲン!
ホイホー!ホイホー!
どんな危機なんだ?
どんな敵が来るんだ?
戦をふっかける奴は誰だ?
グンターの危機か?
武装してきたぞ。
鋭利な武器を持っているぞ。
ホイホー!ホー!ハーゲン!

<ハーゲン>
(ずっと丘の上から見下ろしながら)
戦備を整え、休息してはならん。
グンターを迎えるのだ。
妻をめとったグンターを。

<男たち>
グンターに危機が迫っているのか?
迫っているのか・・・敵が?

<ハーゲン>
グンターは、最高の妻を連れ帰るぞ。

<男たち>
それで敵の一族に追いかけられているのか?

<ハーゲン>
一人きりの船旅だ・・・追っ手は来ていない。

<男たち>
ならば危機に打ち勝ったのか?
戦いに勝ったのか?
教えてくれ!

<ハーゲン>
危機から守ったのは、龍殺しの勇者ジークフリート。
おかげでグンターは傷一つない!

<一人の男>
ならば、この軍勢は何のためだ?

<別の十人の男たち>
一体、何のためだ?

<ハーゲン>
雄牛どもをほふるがいい。
生贄用の聖石の上で、ヴォータンにその血を捧げるのだ!

<一人の男>
なにっ?ハーゲンよ!それからどうすりゃいいんだ?

<八人の男たち>
それからどうすれば?

<別の四人の男たち>
どうすれば?

<男たち全員>
それからどうすれば?

<ハーゲン>
イノシシを一匹殺せ!フローのためにな!
太ったヤギも刺し殺せ!ドンナーのために!
羊どももほふるのだ!もちろんフリッカのためだ!
この結婚をフリッカが寿(ことほ)ぐためにだ!

<男たち>
(わきあがる陽気さを少しずつ放出しながら)
獣どもを殺したら、
そしたらどうすりゃいいんだ?

<ハーゲン>
盃を取れ!
優しい女たちが
祝いの食前酒とワインを注いでくれるから!

<男たち>
盃を手にしたら、
俺たちゃ、どうすりゃいいんだ?

<ハーゲン>
したたかに飲むんだ!酔っ払ってぐったりするまで!
それもこれも、素晴らしい結婚となることを
神々に祈るためだ!

<男たち>
(辺りに響き渡るほど大爆笑しながら)
最高の幸せが、このラインの地に微笑むぞ。
あの怖いハーゲンが、こんなに陽気なんだから!
もうバラのトゲだって人を刺すものか!
トゲより怖いハーゲンが、結婚式の案内人なんだから!

<ハーゲン>
(ハーゲンは、相変わらず真剣きわまりない様子で丘を下って来ていたが、今ようやく男達の真ん中に立ち)
お前ら!もう笑うんじゃない!
グンターの花嫁を迎えるのだ!
ブリュンヒルデが、もうそこまで来ているぞ。
(ハーゲンがライン河を指さすと、男達の一隊は丘に駆けあがる。もう一隊は岸辺に立ち並び、小舟で近付いて来る二人を眺めやる)
(ハーゲンは、数人の男達に近寄る)
あの姫君に尽くし、
誠実にお守りせよ・・・
誰かが、あの方の心を傷つけようものなら、
すぐに報復するのだ!

(ゆっくりと顔を舞台後方に向ける。続く合唱の間に、グンターとブリュンヒルデを乗せた小舟はライン河を近付いて来る)


<男たち>
(丘の上から眺めていた男達は岸辺に下りて行く)

ばんざい!ばんざい!
ようこそ!ようこそ!
(数名の男達が川に飛び込んで小舟を岸に引き揚げる。すると全員が、岸辺をびっしりと取り巻く)

おかえり!グンター!
ばんざい!ばんざい!

第4場
(グンター、ジークフリート、ブリュンヒルデ、ハーゲン、グートルーネ、男たち、女たち。ブリュンヒルデとグンターは小舟から降りる。男達は出迎えのため、うやうやしく整列し、続く音楽の間、グンターはブリュンヒルデの手を取り、重々しい様子で彼女を導く)


<男たち>
ばんざい!グンター!
ばんざい!花嫁と一緒だ!
お帰りなさい!ようこそ!ようこそ!

(武器を割れんばかりに打ち鳴らす)

<グンター>
(顔面蒼白のまま目を落としているブリュンヒルデを男達に披露しながら)
この上なく気高き妻、ブリュンヒルデを
私は、皆の待つラインの地に連れて帰った。
これほど高貴な女性を得た者がいるだろうか。
神々は、ギービヒ一族を
ことのほかお気に入りのようだ。
さあ、我が家名を世に冠たるものにしよう!

<男たち>
(重々しく武具を打ち鳴らしながら)
ばんざい!ばんざい!
幸運なギービヒ家の王!

(グンターは、全く顔を上げようとしないブリュンヒルデを建物内の広間に導こうとするが、ちょうどそこからジークフリートとグートルーネが、女達に付き添われて歩み出て来る)

<グンター>
(広間の前に立ち止まり)
ようこそ。わが勇者よ。
ようこそ。かわいい妹よ。
妹であるあなたの姿を、あなたを妻に迎えた勇者の傍に
見ることができるとは、何とも愉快だ。
幸せな夫婦が二組も、
この場に輝いている・・・
(ブリュンヒルデを近くに引き寄せながら)
ブリュンヒルデにはグンター!
グートルーネにはジークフリート!

(ブリュンヒルデは驚いてパッと目を上げ、ジークフリートの姿を認めると、凍りついたような眼差しをじっと彼に向ける。思わずブリュンヒルデの激しく痙攣させた手を放してしまったグンターは、他の者達と同じように、ブリュンヒルデの様子を当惑しつつ、じっと見つめる)

<男たち>
お妃は、どうしたんだ?正気なのか?
(ブリュンヒルデは、わななき始める)

<ジークフリート>
(落ち着いて二三歩ブリュンヒルデの方へ進むと)
ブリュンヒルデよ・・・どこを見ているのです?

<ブリュンヒルデ>
(自分を抑えられなくなりながら)
ジークフリートが・・・ここに!グートルーネ・・・?

<ジークフリート>
グンターのやさしい妹君です。
ぼくと結婚するのです。グンターとあなたのように。

<ブリュンヒルデ>
(凄まじい激しさで)
私が・・・グンターと?ウソよ!
(よろめいて倒れそうになるので、一番近い所にいたジークフリートが支える)
目の前が真っ暗になっていく・・・
(彼の腕に抱かれて、弱々しく見上げながら)
ジークフリートが・・・私をわからないとは!

<ジークフリート>
グンター!奥方は気分がすぐれぬようだ!
(グンターが駆け寄って来る)
妃よ!目を覚ますのです!
夫君がここにいますよ。

<ブリュンヒルデ>
(ジークフリートがグンターに向けて伸ばした手に指輪を認め、驚きのあまり、狂わんばかりの激しさで立ち上がる)
あっ!・・・指輪が・・・
この人の手に!
ならば、あの時の男は・・・?ジークフリート?

<男たち>
どういうことだ?

<ハーゲン>
(後方から男達の真ん中に割り込みながら)
よく耳を澄ませ!
この婦人の言うことを聞き逃すな!

<ブリュンヒルデ>
(気力を奮い起こす一方、物凄い興奮を辛うじて抑えながら)

あなたの手に見えている指輪・・・
それは、あなたのものではない。
それを私から奪ったのは、
(グンターを指差しながら)
この男のはず!
どうやってあなたは、
この指輪を手に入れたの?

<ジークフリート>
(手にはめた指輪をしげしげと見つめて)
この指輪はグンターからもらったものではない。

<ブリュンヒルデ>
(グンターに向かって)
指輪を奪ったのが、あなただったから、
私は、あなたの妻になったのよ。
さあ、あの男に、あなたの正当性を主張し、
結婚の証を返すよう命じなさい!

<グンター>
(ひどく頭が混乱してしまって)
指輪だと?私は、あの男には何もやっていない・・・
あなたは本当に・・・その指輪に見覚えがあるのか?

<ブリュンヒルデ>
では、あなたが奪い取った指輪は、
一体どこにあるのよ?

(グンターは困り切って、黙り込む)

<ブリュンヒルデ>
(憤怒を爆発させながら)
おお!私から指輪を奪ったのは、
この男だったのね。
偽りだらけの盗人、ジークフリートめ!

(誰もがジークフリートを見つめ、固唾をのんで返答を待つが、ジークフリートは遠い記憶を手繰り寄せるように呆然と指輪を見つめている)

<ジークフリート>
この指輪は、いかなる女からも、もらったことはない・・・
ましてや、女から奪い取るなど・・・
そうだ・・・はっきり覚えている。これは戦利品だ。
嫉妬の洞窟の前で、強い龍と戦い、
その龍を退治した時の戦利品だ。

<ハーゲン>
(間に分け入りながら)
ブリュンヒルデ!なんと勇敢な女性だ!
この指輪を、良く覚えているのですな?
あなたがこれをグンターに差し上げたなら、
これはグンターのもの・・・
ジークフリートが騙して奪ったのだとしたら、
不実な男として、罪を償わねばならない!

<ブリュンヒルデ>
(おそろしいまでの苦痛の叫び声を上げながら)
詐欺だわ!詐欺だ!卑劣な詐欺だ!
裏切りだ!裏切りだ!償いようのない裏切りだ!

<グートルーネ>
裏切った?誰を?

<男たちと女たち>
裏切りだと?裏切ったのか?

<ブリュンヒルデ>
聖なる神々よ!天を司る者たちよ!
あなた方は、こんなことを密談していたの?
誰も味わったことの無い苦悩を、私に教えようと言うの?
誰も苦しんだことの無い辱めを、私に与えようと言うの?
それならば、かつて荒れ狂ったことのない復讐を巻き起こして!
決して鎮められそうもない怒りの火をつけて!
ブリュンヒルデの心を滅茶苦茶に壊して、
騙した男を八つ裂きにするよう命じて!

<グンター>
ブリュンヒルデ!妃よ!
落ち着くのだ!

<ブリュンヒルデ>
さがっていなさい!裏切り者め!
あなた自身も裏切られたのよ・・・!
さあ・・・みなさん、聞くがいいわ!私は、この人とではなく、
あちらの男と結ばれたのよ。

<女たち>
ジークフリートと?グートルーネの夫なのに?

<男たち>
グートルーネの夫だぞ?

<ブリュンヒルデ>
私から愛と喜びを奪い取ったのよ・・・あの男は。

<ジークフリート>
どうして、ご自分の名誉を貶めようとするのです?
その口汚さが舌のせいなら、
その舌を罰せねばならぬのですか?
みなさん、聞いて下さい!ぼくが信義に背いたかどうかを!
ぼくはグンターと
義兄弟の血の契りを結んだのです。
この名剣ノートゥングが
誠実な誓いの隠れもない証しです。
この鋭い剣が、
この姫君とぼくとを隔てていたのです。

<ブリュンヒルデ>
なんとずるい勇者!真っ赤な嘘よ!
あなたの剣が証拠?説明になっていないわ!
剣の鋭さも、よく知っているけど、
むしろ鞘のほうを、よく知っているわ。
大事なあなたのノートゥングは、壁にかかって
鞘の中で、のんびり休んでいた・・・
剣の持ち主が、愛する女と結ばれたその時には。

<男たち>
(憤激して集まって来る)
なんだと?信義に背いたのか?
グンターの名誉を汚したのか?

<女たち>
信義に背いたの?

<グンター>
(ジークフリートに)
すでに私は屈辱にまみれ、大恥をかいている!
あなたが反論できないばかりに!

<グートルーネ>
不実な・・・ジークフリート!あなたは本当に騙したの?
あの女性の告発が嘘だと証明して!

<男たち>
身に覚えが無ければ、潔白を明かすのだ!
訴える声を退けよ!
誓いを立てよ!

<ジークフリート>
訴える声を退けよう!
誓いを立てよう!
ぼくが誓いを立てるための武器を貸す者はいないか?

<ハーゲン>
私の槍の穂先を貸そう。
あなたが誓いを立てる証(あかし)として。

(男達は、ジークフリートとハーゲンの周りに円陣を組む。ハーゲンが槍を差し出すと、ジークフリートはその穂先に二本の右指を置く)

<ジークフリート>
晴れやかな武具よ!聖なる武器よ!
ぼくの永遠の誓いを証してくれ!
槍の穂先に、ぼくは誓いの言葉を立てる・・・
槍の穂先よ!今から言う言葉を忘れるな!
いつかぼくが斬られることがあれば、
その時、斬りかかるのは、お前だ!
いつか死がぼくに襲いかかるとしたら、
その時、ぼくを殺すのは、お前だ・・・!
万が一、あの女性の訴えることが真実で、
ぼくが義兄弟の誓いを破っているのだとしたら!

<ブリュンヒルデ>
(怒り狂って輪の中に踊り込む。ジークフリートの手を槍から払いのけ、代わりに自らの手で槍の穂先をつかみながら)
晴れやかな武具よ!聖なる武器よ!
私の永遠の誓いを証してちょうだい!
槍の穂先に、私は誓いの言葉を立てる・・・
槍の穂先よ!これから言う言葉を忘れないで!
私がお前を清めるのは、
あの男を倒すためだわ!
鋭い切っ先を讃えるのは、
お前があの男を切り刻むためだわ!
なぜなら、あの男は、皆の面前で誓いを破った!
すでに今、偽りを誓ったのよ。あの男は!

<男たち>
(これ以上ないほどの大混乱状態となり)
おお!ドンナー!嵐を巻き起こせ!
この荒れ狂う恥辱を、どうか終わらせてくれ!

<ジークフリート>
グンター!何とかするのだ・・・あなたの妻ではないか。
恥知らずな嘘をついて、あなたを辱めている!
この気の荒い岩山育ちの女性は、
ゆっくり休ませてあげたほうが良い。
そうすれば、この見当違いな怒りも治まるだろう!
きっとこの怒りは、どこかの妖怪の悪巧みのせいで、
ぼくたちに向けられたものだろう!
さあ、男たちよ、もうやめよう!
女のお小言など、ほうっておこう!
卑怯者と言われても、逃げればいいのさ。
こんな口先だけの争いなど。
(ぴたりとグンターに体を寄せて)
本当は、あなたよりも、ぼくのほうが頭に来ている。
どうも、彼女をうまく騙せなかったみたいだ。
思うに、隠れ頭巾は、
ぼくを半分しか隠していなかったようだ。
でも、女の恨み言なんて、すぐに収まるさ・・・
そのうち、あの女性も、ぼくに連れられて来たことを
きっとあなたに感謝するようになるって。
(また男たちの方へ向き直って)
さあ!みんな!
ぼくに続け!宴会に行こう!
(女たちに)
結婚式は陽気でなくっちゃ!手を貸して!ご婦人方!
楽しく元気に、笑って行こう!
森の中でも、屋敷でも、
誰より元気な今日のぼくの姿を見てごらん。
恋の歓びを知りたい人は、
このぼくの愉快な気分を
真似ればいいんじゃないかな!

(羽目を外して大はしゃぎしながらグートルーネに腕を巻き付け、彼女を大広間に向けて引っ張って行く。男達と女達は、その勢いに引きずられるように、ジークフリートの後に従う。舞台上はがらんとしてしまい、ブリュンヒルデ、グンター、ハーゲンだけがとり残される。グンターは、とても恥ずかしそうに、かつひどく不機嫌そうに、手で顔を覆いながら、脇を向いてへたりこんでいる。ブリュンヒルデは前景に立ちつくし、なおしばらくジークフリートとグートルーネを悲痛な顔で見送ったあと、首をうなだれる)



第5場
ブリュンヒルデ、ハーゲン、グンター

<ブリュンヒルデ>
(凍りついたように物思いに暮れながら)
ここには、どんな妖怪の悪巧みが潜んでいるの?
いかなる魔法の悪知恵が、こんな事態を引き起こしたの?
この混乱に直面して、私の知識はどこに行ったの?
この謎を前に、私の知恵はどこに行ったの?
ああ、悲しい!悲しい!ひどいわ・・・ひどい!
私はあらゆる知識を、あの男に授けたのよ!
なのに、あいつは、女を力ずくで捕え、
まるで狩の獲物のように縄で縛り、
辱められて泣き叫ぶその獲物を、獲物に恵まれた狩人のように、
笑いながら人にくれてやったのよ!
誰かいないの?この私に剣を差し出す者は・・・
この縛めを断ち切るための剣を。

<ハーゲン>
(ブリュンヒルデのほうに進み出て、ぴたりと体を寄せながら)
私にお任せを・・・騙されしお方!
あなたを裏切りし男に報復するのは、この私。

<ブリュンヒルデ>
(無気力に振り返りながら)
報復する・・・誰に?

<ハーゲン>
あなたを騙したジークフリートに。

<ブリュンヒルデ>
ジークフリートに?・・・あなたが・・・?
(苦笑いを浮かべながら)
あの男の目がぎらりと光っただけで・・・
変装していた時ですら、
あの目はあれほど光っていた・・・
どれほどの勇気を振り絞ろうとも、
あなたなど、すぐに怖気ずくに違いないわ!

<ハーゲン>
だが、だとすれば、私の槍に、
偽誓を黙ったまま捨て置けとでも?

<ブリュンヒルデ>
誠の誓いとか、偽りの誓いとか、言うだけ無駄だわ!
もっと強い男を探しなさい。
その男に、あなたの槍を持たせるのよ・・・
最強の男を打ち倒そうと言うのなら!

<ハーゲン>
あの男の勝利をつかむ怪力なら、よく心得ている。
また戦で斃すことが至難であることも。
だからこそ、良い助言を授けていただきたいのだ。
どうすれば、あの戦士は私に屈するだろうか?

<ブリュンヒルデ>
ああ!何という忘恩!恥辱に満ちた返礼!
あの男の体を護るために、
私はありとあらゆる技を使った!
知らないうちに、私の魔力はあの男の体に浸透し、
今では傷一つ付かない体になってしまった。

<ハーゲン>
つまり、武器では傷つけられないと?

<ブリュンヒルデ>
戦っている時は無理よ・・・。でも・・・
背中から襲ったら・・・?
一度として、あの男は・・・そうだわ・・・
敵から逃げたことはない。
一度たりとも、敵に背中を見せて逃げたことはない。
だから私は、背中に秘術を与えたことはなかった。

<ハーゲン>
ならば、私はそこに槍を突き立てよう!
(勢い込んで、ブリュンヒルデからグンターの方へ向き直って)
さあ、グンター、気高きギービヒ家の当主!
ここに、あなたの気丈な妻がいる。
なのに、いつまで悲しんで頭を抱えているのだ?

<グンター>
(苦悩に満ちて激しく体を起こす)
ああ、恥ずかしい!面目丸潰れだ!
かわいそうな私!一番哀れなのは、この私だ!

<ハーゲン>
たしかに大いに面目が潰れたな・・・
それを否定できようか?

<ブリュンヒルデ>
(グンターに)
ああ、何と卑怯な男!性根の腐った男!
勇者の陰に身を隠して、
名声を勝ち取ろうとするなんて!
高貴な一族も、地に落ちたものね。
こんな臆病者が生まれて来るなんて!

<グンター>
(我を忘れるほど逆上して)
私は騙したぞ・・・そして騙された!
私は裏切った・・・そして裏切られた!
私の背骨を潰してくれ!
胸をばらばらに引き裂いてくれ!
救ってくれ!ハーゲン!私の名誉を救ってくれ!
母上を救ってくれ!
お前の母は・・・私をも産んだのだから!

<ハーゲン>
頭で考えても、救われはしない。
小手先で何かしても、救いにはならない・・・
救いになるのはただ一つ。ジークフリートの死だ!

<グンター>
(戦慄のあまり、ぞっとして)
ジークフリートの死・・・!

<ハーゲン>
あなたの恥をそそぐには、それしかない!

<グンター>
(茫然と一点を見つめながら)
あの男と私とは義兄弟の誓いを立てたのだぞ!

<ハーゲン>
その盟約を破ったのだから、血で償わせるのだ!

<グンター>
あの男は、盟約を破ったか?

<ハーゲン>
あなたを裏切ったではないか!

<グンター>
あの男は、裏切ったのか?

<ブリュンヒルデ>
あなたを裏切ったわ・・・あの男は。
そして、お前達みんなが、寄ってたかって私を裏切った!
この私に正義があるなら、世界中の生き物の血を集めても、
お前達の罪は償えない!
しかし、ただ一人の男の死が、私には全ての血を補って余りある。
死ぬのだ、ジークフリート!お前自身とお前達との罪を償うために!

<ハーゲン>
(声をひそめながら、グンターにささやく)
あの男の死は・・・あなたにも良きことをもたらす!
あなたのもとに、途方もない権力が転がり込む・・・
もしも、あなたが、指輪を手に入れれば。
その指輪を奪うためには、あの男が死ぬほかないのだ。

<グンター>
(小声で)
ブリュンヒルデの指輪だな?

<ハーゲン>
ニーベルングの指輪だ。

<グンター>
(重苦しいため息をついて)
ならば、ジークフリートの終末を!

<ハーゲン>
あの男の死は、我々全員に好都合だ。

<グンター>
しかし、グートルーネはどうなる?ああ・・・
あの男を娶わせたのは、この私だ!
我々が夫を罰すれば、どうやって、彼女に顔向けできようか?

<ブリュンヒルデ>
(荒々しく体を起こして)
もし知識を失っていなかったら、どう思ったのだろう?
知恵を失っていなかったら、何かに気付いていただろうか?
でも、この救いがたい惨めな状況で私は今はっきりと気付いた。
私の夫の心を狂わせた魔法の名は、
グートルーネ!
あの女!恐怖に脅えるがいい!

<ハーゲン>
(グンターに)
あの男が死ねば悲しむだろうから、
グートルーネには黙ったまま、事を進めよう。
明日、私達は愉快な狩に行くのだ・・・
我々の先陣を切って突き進むあの男を、
イノシシが殺すという段取りにしよう。

<グンターとブリュンヒルデ>
そうあるべきだ!ジークフリートは斃れよ!
私に与えた恥辱を償え!
あの男は誠実な誓いを裏切った。
だから、自分の血で、罪を償うのだ!
全知の復讐の神よ!
誓いを束ねる誓約の証人よ!
ヴォータン!目を向けよ!
恐るべき聖なる軍勢に命じよ!
我らの報復の誓いを叶えよと!

<ハーゲン>
くたばるがいい!かがやける勇者よ!
あの宝は俺のもの。俺が持たねばならん。
あの男から、俺が奪い取らねばならん。
小びとの父よ!引きずり下ろされた王よ!
夜の支配者よ!ニーベルング族の主よ!
アルベリヒ!俺の声を聞け!
改めてニーベルングの軍勢に命じよ!
指輪の主アルベリヒに従えと!

(激昂したグンターとブリュンヒルデが大広間の方に向くと、そこから出て来た婚礼の行列と鉢合わせになる。少年少女たちが、花をあしらった杖を振りながら、陽気に前のほうに飛び出してくる。盾の上に乗ったジークフリートと、椅子に腰掛けているグートルーネは、それぞれ男達に担がれている。舞台後方の丘にある聖石の上には、召使いや侍女達が、生贄用の動物達と道具を手に、別々の山道からやって来て、これらを花々で飾る。ジークフリートと男達はホルンを手に、結婚式の招待ラッパを吹き鳴らす。女達は、グートルーネに同伴することをブリュンヒルデに求める。ブリュンヒルデが目を上げて、凍りついたような目線をグートルーネに向けると、グートルーネは親しげな笑顔で彼女に手を振る。激しく拒否して退こうとしたブリュンヒルデを、割って入ったハーゲンは急いでグンターの方へと押しやる。改めてブリュンヒルデの手を取るグンターだったが、すぐに彼自身が、男達によって盾の上に乗せられてしまう。婚礼の行列が、ほぼ途切れもせず、丘に向けて素早く進み始めた時、幕が下りる)
ZWEITER AUFZUG

Uferraum. Vor der Halle der Gibichungen: rechts der offene Eingang zur Halle; links das Rheinufer; von diesem aus erhebt sich eine durch verschiedene Bergpfade gespaltene, felsige Anhöhe quer über die Bühne, nach rechts dem Hintergrunde zu aufsteigend. Dort sieht man einen der Fricka errichteten Weihstein, welchem höher hinauf ein grösserer für Wotan, sowie seitwärts ein gleicher dem Donner geweihter entspricht. Es ist Nacht

VORSPIEL UND ERSTE SZENE
Hagen, Alberich

Hagen, den Speer im Arm, den Schild zur Seite, sitzt schlafend an einen Pfosten der Halle gelehnt. Der Mond wirft plötzlich ein grelles Licht auf ihn und seine nächste Umgebung; man gewahrt Alberich vor Hagen kauernd, die Arme auf dessen Knie gelehnt

ALBERICH
leise
Schläfst du, Hagen, mein Sohn?
Du schläfst und hörst mich nicht,
den Ruh' und Schlaf verriet?

HAGEN
leise, ohne sich zu rühren, so dass er immerfort zu schlafen scheint, obwohl er die Augen offen hat
Ich höre dich, schlimmer Albe:
was hast du meinem Schlaf zu sagen?

ALBERICH
Gemahnt sei der Macht,
der du gebietest,
bist du so mutig,
wie die Mutter dich mir gebar!

HAGEN
immer wie zuvor
Gab mir die Mutter Mut,
nicht mag ich ihr doch danken,
dass deiner List sie erlag:
frühalt, fahl und bleich,
hass' ich die Frohen,
freue mich nie!

ALBERICH
wie zuvor
Hagen, mein Sohn! Hasse die Frohen!
Mich Lustfreien, Leidbelasteten
liebst du so, wie du sollst!
Bist du kräftig, kühn und klug:
die wir bekämpfen mit nächtigem Krieg,
schon gibt ihnen Not unser Neid.
Der einst den Ring mir entriss,
Wotan, der wütende Räuber,
vom eignen Geschlechte ward er geschlagen:
an den Wälsung verlor er Macht und Gewalt;

mit der Götter ganzer Sippe
in Angst ersieht er sein Ende.
Nicht ihn fürcht' ich mehr:
fallen muss er mit allen! -
Schläfst du, Hagen, mein Sohn?

HAGEN
bleibt unverändert wie zuvor
Der Ewigen Macht, wer erbte sie?

ALBERICH
Ich - und du! Wir erben die Welt.
Trüg' ich mich nicht in deiner Treu',
teilst du meinen Gram und Grimm.
Wotans Speer zerspellte der Wälsung,
der Fafner, den Wurm, im Kampfe gefällt
und kindisch den Reif sich errang.
Jede Gewalt hat er gewonnen;
Walhall und Nibelheim neigen sich ihm.
immer heimlich
An dem furchtlosen Helden
erlahmt selbst mein Fluch:
denn nicht kennt er des Ringes Wert,
zu nichts nützt er die neidlichste Macht.
Lachend in liebender Brunst,
brennt er lebend dahin.
Ihn zu verderben, taugt uns nun einzig!

Schläfst du, Hagen, mein Sohn?

HAGEN
wie zuvor
Zu seinem Verderben dient er mir schon.


ALBERICH
Den goldnen Ring,
den Reif gilt's zu erringen!
Ein weises Weib lebt dem Wälsung zulieb':
riet es ihm je des Rheines Töchtern,
die in Wassers Tiefen einst mich betört,
zurückzugeben den Ring,
verloren ging' mir das Gold,
keine List erlangte es je.
Drum, ohne Zögern ziel' auf den Reif!
Dich Zaglosen zeugt' ich mir ja,
dass wider Helden hart du mir hieltest.
Zwar stark nicht genug, den Wurm zu bestehn,
 - was allein dem Wälsung bestimmt -
zu zähem Hass doch erzog ich Hagen,

der soll mich nun rächen,
den Ring gewinnen
dem Wälsung und Wotan zum Hohn!
Schwörst du mir's, Hagen, mein Sohn?

Von hier an bedeckt ein immer finsterer werdender Schatten wieder Alberich. Zugleich beginnt das erste Tagesgrauen

HAGEN
immer wie zuvor
Den Ring soll ich haben:
harre in Ruh'!

ALBERICH
Schwörst du mir's, Hagen, mein Held?

HAGEN
Mir selbst schwör' ich's;
schweige die Sorge!

ALBERICH
wie er allmählich immer mehr dem Blicke entschwindet, wird auch seine Stimme immer unvernehmbarer
Sei treu, Hagen, mein Sohn!
Trauter Helde! - Sei treu!
Sei treu! - Treu!

Alberich ist gänzlich verschwunden. Hagen, der unverändert in seiner Stellung verblieben, blickt regungslos und starren Auges nach dem Rheine hin, auf welchem sich die Morgendämmerung ausbreitet

ZWEITE SZENE
Siegfried, Hagen, Gutrune

Der Rhein färbt sich immer stärker vom erglühenden Morgenrot. Hagen macht eine zuckende Bewegung. Siegfried tritt plötzlich, dicht am Ufer, hinter einem Busche hervor. Er ist in seiner eignen Gestalt; nur den Tarnhelm hat er noch auf dem Haupte: er zieht ihn jetzt ab und hängt ihn, während er hervorschreitet, in den Gürtel

SIEGFRIED
Hoiho, Hagen! Müder Mann!
Siehst du mich kommen?

HAGEN
gemächlich sich erhebend
Hei, Siegfried?
Geschwinder Helde?
Wo brausest du her?

SIEGFRIED
Vom Brünnhildenstein!
Dort sog ich den Atem ein,
mit dem ich dich rief:
so schnell war meine Fahrt!
Langsamer folgt mir ein Paar:
zu Schiff gelangt das her!

HAGEN
So zwangst du Brünnhild'?

SIEGFRIED
Wacht Gutrune?

HAGEN
in die Halle rufend
Hoiho, Gutrune! Komm' heraus!
Siegfried ist da:
was säumst du drin?

SIEGFRIED
zur Halle sich wendend
Euch beiden meld' ich,
wie ich Brünnhild' band.

Gutrune tritt ihm aus der Halle entgegen

SIEGFRIED
Heiss' mich willkommen,
Gibichskind!
Ein guter Bote bin ich dir.

GUTRUNE
Freia grüsse dich zu aller Frauen Ehre!

SIEGFRIED
Frei und hold sei nun mir Frohem:
zum Weib gewann ich dich heut'.

GUTRUNE
So folgt Brünnhild' meinem Bruder?

SIEGFRIED
Leicht ward die Frau ihm gefreit.

GUTRUNE
Sengte das Feuer ihn nicht?

SIEGFRIED
Ihn hätt' es auch nicht versehrt,
doch ich durchschritt es für ihn,
da dich ich wollt' erwerben.

GUTRUNE
Und dich hat es verschont?

SIEGFRIED
Mich freute die schwelende Brunst.

GUTRUNE
Hielt Brünnhild' dich für Gunther?

SIEGFRIED
Ihm glich ich auf ein Haar:
der Tarnhelm wirkte das,
wie Hagen tüchtig es wies.

HAGEN
Dir gab ich guten Rat.

GUTRUNE
So zwangst du das kühne Weib?

SIEGFRIED
Sie wich - Gunthers Kraft.

GUTRUNE
Und vermählte sie sich dir?

SIEGFRIED
Ihrem Mann gehorchte Brünnhild'
eine volle bräutliche Nacht.

GUTRUNE
Als ihr Mann doch galtest du?

SIEGFRIED
Bei Gutrune weilte Siegfried.

GUTRUNE
Doch zur Seite war ihm Brünnhild'?

SIEGFRIED
auf sein Schwert deutend
Zwischen Ost und West der Nord:
so nah - war Brünnhild' ihm fern.

GUTRUNE
Wie empfing Gunther sie nun von dir?


SIEGFRIED
Durch des Feuers verlöschende Lohe,
im Frühnebel vom Felsen folgte sie mir zu Tal;
dem Strande nah,
flugs die Stelle tauschte Gunther mit mir:
durch des Geschmeides Tugend
wünscht' ich mich schnell hieher.
Ein starker Wind nun treibt
die Trauten den Rhein herauf:
drum rüstet jetzt den Empfang!

GUTRUNE
Siegfried, mächtigster Mann!
Wie fasst mich Furcht vor dir!

HAGEN
von der Höhe im Hintergrunde den Fluss hinabspähend
In der Ferne seh' ich ein Segel.

SIEGFRIED
So sagt dem Boten Dank!

GUTRUNE
Lasset uns sie hold empfangen,
dass heiter sie
und gern hier weile!
Du, Hagen,
minnig rufe die Mannen
nach Gibichs Hof zur Hochzeit!
Frohe Frauen ruf' ich zum Fest:
der Freudigen folgen sie gern.
nach der Halle schreitend, wendet sie sich wieder um
Rastest du, schlimmer Held?

SIEGFRIED
Dir zu helfen, ruh' ich aus.

Er reicht ihr die Hand und geht mit ihr in die Halle


DRITTE SZENE
Hagen und die Mannen

HAGEN
hat einen Felsstein in der Höhe des Hintergrundes erstiegen; dort setzt er, der Landseite zugewendet, sein Stierhorn zum Blasen an
Hoiho! Hoihohoho!
Ihr Gibichsmannen, machet euch auf!
Wehe! Wehe! Waffen! Waffen!
Waffen durchs Land! Gute Waffen!
Starke Waffen! Scharf zum Streit.
Not ist da! Not! Wehe! Wehe!
Hoiho! Hoihohoho!

Hagen bleibt immer in seiner Stellung auf der Anhöhe. Er bläst abermals. Aus verschiedenen Gegenden vom Lande her antworten Heerhörner. Auf den verschiedenen Höhenpfaden stürmen in Hast und Eile gewaffnete Mannen herbei, erst einzelne, dann immer mehrere zusammen, welche sich dann auf dem Uferraum vor der Halle anhäufen

DIE MANNEN
erst einzelne, dann immer neu hinzukommende
Was tost das Horn?
Was ruft es zu Heer?
Wir kommen mit Wehr,
Wir kommen mit Waffen!
Hagen! Hagen!
Hoiho! Hoiho!
Welche Not ist da?
Welcher Feind ist nah?
Wer gibt uns Streit?
Ist Gunther in Not?
Wir kommen mit Waffen,
mit scharfer Wehr.
Hoiho! Ho! Hagen!

HAGEN
immer von der Anhöhe herab
Rüstet euch wohl und rastet nicht;
Gunther sollt ihr empfahn:
ein Weib hat der gefreit.

DIE MANNEN
Drohet ihm Not?
Drängt ihn der Feind?

HAGEN
Ein freisliches Weib führet er heim.

DIE MANNEN
Ihm folgen der Magen feindliche Mannen?

HAGEN
Einsam fährt er: keiner folgt.

DIE MANNEN
So bestand er die Not?
So bestand er den Kampf?
Sag' es an!

HAGEN
Der Wurmtöter wehrte der Not:
Siegfried, der Held, der schuf ihm Heil!

EIN MANN
Was soll ihm das Heer nun noch helfen?

ZEHN WEITERE
Was hilft ihm nun das Heer?

HAGEN
Starke Stiere sollt ihr schlachten;
am Weihstein fliesse Wotan ihr Blut!

EIN MANN
Was, Hagen, was heissest du uns dann?

ACHT MANNEN
Was heissest du uns dann?

VIER WEITERE
Was soll es dann?

ALLE
Was heissest du uns dann?

HAGEN
Einen Eber fällen sollt ihr für Froh!
Einen stämmigen Bock stechen für Donner!
Schafe aber schlachtet für Fricka,
dass gute Ehe sie gebe!

DIE MANNEN
mit immer mehr ausbrechender Heiterkeit
Schlugen wir Tiere,
was schaffen wir dann?

HAGEN
Das Trinkhorn nehmt,
von trauten Frau'n
mit Met und Wein wonnig gefüllt!

DIE MANNEN
Das Trinkhorn zur Hand,
wie halten wir es dann?

HAGEN
Rüstig gezecht, bis der Rausch euch zähmt!
Alles den Göttern zu Ehren,
dass gute Ehe sie geben!

DIE MANNEN
brechen in ein schallendes Gelächter aus
Gross Glück und Heil lacht nun dem Rhein,
da Hagen, der Grimme, so lustig mag sein!
Der Hagedorn sticht nun nicht mehr;
zum Hochzeitsrufer ward er bestellt.

HAGEN
der immer sehr ernst geblieben, ist zu den Mannen herabgestiegen und steht jetzt unter ihnen
Nun lasst das Lachen, mut'ge Mannen!
Empfangt Gunthers Braut!
Brünnhilde naht dort mit ihm.
Er deutet die Mannen nach dem Rhein hin: diese eilen zum Teil nach der Anhöhe, während andere sich am Ufer aufstellen, um die Ankommenden zu erblicken
näher zu einigen Mannen tretend
Hold seid der Herrin,
helfet ihr treu:
traf sie ein Leid,
rasch seid zur Rache!

Er wendet sich langsam zur Seite, in den Hintergrund. Während des Folgenden kommt der Nachen mit Gunther und Brünnhilde auf dem Rheine an.

DIE MANNEN
diejenigen, welche von der Höhe ausgeblickt hatten, kommen zum Ufer herab
Heil! Heil!
Willkommen! Willkommen!
Einige der Mannen springen in den Fluss und ziehen den Kahn an das Land. Alles drängt sich immer dichter an das Ufer
Willkommen, Gunther!
Heil! Heil!

VIERTE SZENE
Gunther, Siegfried, Brünnhilde, Hagen, Gutrune, Mannen, Frauen. Gunther steigt mit Brünnhilde aus dem Kahne; die Mannen reihen sich ehrerbietig zu ihren Empfange. Während des Folgenden geleitet Gunther Brünnhilde feierlich an der Hand

DIE MANNEN
Heil dir, Gunther!
Heil dir und deiner Braut!
Willkommen!

Sie schlagen die Waffen tosend zusammen

GUNTHER
Brünnhilde, welche bleich und gesenkten Blickes ihm folgt, den Mannen vorstellend
Brünnhild', die hehrste Frau,
bring' ich euch her zum Rhein.
Ein edleres Weib ward nie gewonnen.
Der Gibichungen Geschlecht,
gaben die Götter ihm Gunst,
zum höchsten Ruhm rag' es nun auf!

DIE MANNEN
feierlich an ihre Waffen schlagend
Heil! Heil dir,
glücklicher Gibichung!

Gunther geleitet Brünnhilde, die nie aufblickt, zur Halle, aus welcher jetzt Siegfried und Gutrune, von Frauen begleitet, heraustreten

GUNTHER
hält vor der Halle an
Gegrüsst sei, teurer Held;
gegrüsst, holde Schwester!
Dich seh' ich froh ihm zur Seite,
der dich zum Weib gewann.
Zwei sel'ge Paare
seh ich hier prangen:
er führt Brünnhilde näher heran
Brünnhild' und Gunther,
Gutrun' und Siegfried!

Brünnhilde schlägt erschreckt die Augen auf und erblickt Siegfried; wie in Erstaunen bleibt ihr Blick auf ihn gerichtet. Gunther, welcher Brünnhildes heftig zuckende Hand losgelassen hat, sowie alle übrigen zeigen starre Betroffenheit über Brünnhildes Benehmen

MANNEN UND FRAUEN
Was ist ihr? Ist sie entrückt?
Brünnhilde beginnt zu zittern

SIEGFRIED
geht ruhig einige Schritte auf Brünnhilde zu
Was müht Brünnhildes Blick?

BRÜNNHILDE
kaum ihrer mächtig
Siegfried... hier...! Gutrune...?

SIEGFRIED
Gunthers milde Schwester:
mir vermählt wie Gunther du.

BRÜNNHILDE
furchtbar heftig
Ich.... Gunther... ? Du lügst!
Sie schwankt und droht umzusinken: Siegfried, ihr zunächst, stützt sie
Mir schwindet das Licht ....
Sie blickt in seinen Armen matt zu Siegfried auf
Siegfried - kennt mich nicht!

SIEGFRIED
Gunther, deinem Weib ist übel!
Gunther tritt hinzu
Erwache, Frau!
Hier steht dein Gatte.

BRÜNNHILDE
erblickt am ausgestreckten Finger Siegfrieds den Ring und schrickt mit furchtbarer Heftigkeit auf
Ha! - Der Ring -
an seiner Hand!
Er - ? Siegfried?

MANNEN UND FRAUEN
Was ist?

HAGEN
aus dem Hintergrunde unter die Mannen tretend
Jetzt merket klug,
was die Frau euch klagt!

BRÜNNHILDE
sucht sich zu ermannen, indem sie die schrecklichste Aufregung gewaltsam zurückhält
Einen Ring sah ich an deiner Hand, -
nicht dir gehört er,
ihn entriss mir
auf Gunther deutend
dieser Mann!
Wie mochtest von ihm
den Ring du empfahn?

SIEGFRIED
aufmerksam den Ring an seiner Hand betrachtend
Den Ring empfing ich nicht von ihm.

BRÜNNHILDE
zu Gunther
Nahmst du von mir den Ring,
durch den ich dir vermählt;
so melde ihm dein Recht,
fordre zurück das Pfand!

GUNTHER
in grosser Verwirrung
Den Ring? Ich gab ihm keinen:
doch - kennst du ihn auch gut?

BRÜNNHILDE
Wo bärgest du den Ring,
den du von mir erbeutet?

Gunther schweigt in höchster Betroffenheit

BRÜNNHILDE
wütend auffahrend
Ha! - Dieser war es,
der mir den Ring entriss:
Siegfried, der trugvolle Dieb!

Alles blickt erwartungsvoll auf Siegfried, welcher über der Betrachtung des Ringes in fernes Sinnen entrückt ist


SIEGFRIED
Von keinem Weib kam mir der Reif;
noch war's ein Weib, dem ich ihn abgewann:
genau erkenn' ich des Kampfes Lohn,
den vor Neidhöhl' einst ich bestand,
als den starken Wurm ich erschlug.

HAGEN
wischen sie tretend
Brünnhild', kühne Frau,
kennst du genau den Ring?
Ist's der, den du Gunthern gabst,
so ist er sein, -
und Siegfried gewann ihn durch Trug,
den der Treulose büssen sollt'!

BRÜNNHILDE
in furchtbarstem Schmerze aufschreiend
Betrug! Betrug! Schändlichster Betrug!
Verrat! Verrat! - Wie noch nie er gerächt!

GUTRUNE
Verrat? An wem?

MANNEN UND FRAUEN
Verrat? Verrat?

BRÜNNHILDE
Heil'ge Götter, himmlische Lenker!
Rauntet ihr dies in eurem Rat?
Lehrt ihr mich Leiden, wie keiner sie litt?
Schuft ihr mir Schmach, wie nie sie geschmerzt?
Ratet nun Rache, wie nie sie gerast!
Zündet mir Zorn, wie noch nie er gezähmt!
Heisset Brünnhild' ihr Herz zu zerbrechen,
den zu zertrümmern, der sie betrog!

GUNTHER
Brünnhild', Gemahlin!
Mäss'ge dich!

BRÜNNHILDE
Weich' fern, Verräter!
Selbst Verrat'ner -
Wisset denn alle: nicht ihm,
dem Manne dort bin ich vermählt.

FRAUEN
Siegfried? Gutruns Gemahl?

MANNEN
Gutruns Gemahl?

BRÜNNHILDE
Er zwang mir Lust und Liebe ab.

SIEGFRIED
Achtest du so der eignen Ehre?
Die Zunge, die sie lästert,
muss ich der Lüge sie zeihen?
Hört, ob ich Treue brach!
Blutbrüderschaft
hab' ich Gunther geschworen:
Notung, das werte Schwert,
wahrte der Treue Eid;
mich trennte seine Schärfe
von diesem traur'gen Weib.

BRÜNNHILDE
Du listiger Held, sieh', wie du lügst!
Wie auf dein Schwert du schlecht dich berufst!
Wohl kenn' ich seine Schärfe,
doch kenn' auch die Scheide,
darin so wonnig ruht' an der Wand
Notung, der treue Freund,
als die Traute sein Herr sich gefreit.

DIE MANNEN
in lebhafter Entrüstung zusammentretend
Wie? Brach er die Treue?
Trübte er Gunthers Ehre?

DIE FRAUEN
Brach er die Treue?

GUNTHER
zu Siegfried
Geschändet wär' ich, schmählich bewahrt,
gäbst du die Rede nicht ihr zurück!

GUTRUNE
Treulos, Siegfried, sannest du Trug?
Bezeuge, dass jene falsch dich zeiht!

DIE MANNEN
Reinige dich, bist du im Recht!
Schweige die Klage!
Schwöre den Eid!

SIEGFRIED
Schweig' ich die Klage,
schwör' ich den Eid:
wer von euch wagt seine Waffe daran?

HAGEN
Meines Speeres Spitze wag' ich daran:
sie wahr' in Ehren den Eid.

Die Mannen schliessen einen Ring um Siegfried und Hagen. Hagen hält den Speer hin; Siegfried legt zwei Finger seiner rechten Hand auf die Speerspitze

SIEGFRIED
Helle Wehr! Heilige Waffe!
Hilf meinem ewigen Eide!
Bei des Speeres Spitze sprech' ich den Eid:
Spitze, achte des Spruchs!
Wo Scharfes mich schneidet,
schneide du mich;
wo der Tod mich soll treffen,
treffe du mich:
klagte das Weib dort wahr,
brach ich dem Bruder den Eid!

BRÜNNHILDE
tritt wütend in den Ring, reisst Siegfrieds Hand vom Speere hinweg und fasst dafür mit der ihrigen die Spitze
Helle Wehr! Heilige Waffe!
Hilf meinem ewigen Eide!
Bei des Speeres Spitze sprech' ich den Eid:
Spitze, achte des Spruchs!
Ich weihe deine Wucht,
dass sie ihn werfe!
Deine Schärfe segne ich,
dass sie ihn schneide:
denn, brach seine Eide er all',
schwur Meineid jetzt dieser Mann!

DIE MANNEN
im höchsten Aufruhr
Hilf, Donner, tose dein Wetter,
zu schweigen die wütende Schmach!

SIEGFRIED
Gunther! Wehr' deinem Weibe,
das schamlos Schande dir lügt!
Gönnt ihr Weil' und Ruh',
der wilden Felsenfrau,
dass ihre freche Wut sich lege,
die eines Unholds arge List
wider uns alle erregt!
Ihr Mannen, kehret euch ab!
Lasst das Weibergekeif'!
Als Zage weichen wir gern,
gilt es mit Zungen den Streit.
er tritt dicht zu Gunther
Glaub', mehr zürnt es mich als dich,
dass schlecht ich sie getäuscht:
der Tarnhelm, dünkt mich fast,
hat halb mich nur gehehlt.
Doch Frauengroll friedet sich bald:
dass ich dir es gewann,
dankt dir gewiss noch das Weib.
er wendet sich wieder zu den Mannen
Munter, ihr Mannen!
Folgt mir zum Mahl!
zu den Frauen
Froh zur Hochzeit, helfet, ihr Frauen!
Wonnige Lust lache nun auf!
In Hof und Hain,
heiter vor allen sollt ihr heute mich sehn.
Wen die Minne freut,
meinem frohen Mute
tu' es der Glückliche gleich!

Er schlingt in ausgelassenem Übermute seinen Arm um Gutrune und zieht sie mit sich in die Halle fort. Die Mannen und Frauen, von seinem Beispiele hingerissen, folgen ihm nach. Die Bühne ist leer geworden. Nur Brünnhilde, Gunther und Hagen bleiben zurück. Gunther hat sich in tiefer Scham und furchtbarer Verstimmung mit verhülltem Gesichte abseits niedergesetzt. Brünnhilde, im Vordergrunde stehend, blickt Siegfried und Gutrune noch eine Zeitlang schmerzlich nach und senkt dann das Haupt


FÜNFTE SZENE
Brünnhilde, Hagen, Gunther

BRÜNNHILDE
in starrem Nachsinnen befangen
Welches Unholds List liegt hier verhohlen?
Welches Zaubers Rat regte dies auf?
Wo ist nun mein Wissen gegen dies Wirrsal?
Wo sind meine Runen gegen dies Rätsel?
Ach Jammer! Jammer! Weh', ach Wehe!
All mein Wissen wies ich ihm zu!
In seiner Macht hält er die Magd;
in seinen Banden fasst er die Beute,
die, jammernd ob ihrer Schmach,
jauchzend der Reiche verschenkt!
Wer bietet mir nun das Schwert,
mit dem ich die Bande zerschnitt'?

HAGEN
dicht an sie herantretend
Vertraue mir, betrog'ne Frau!
Wer dich verriet, das räche ich.

BRÜNNHILDE
matt sich umblickend
An wem?

HAGEN
An Siegfried, der dich betrog.

BRÜNNHILDE
An Siegfried?... Du?
bitter lächelnd
Ein einz'ger Blick seines blitzenden Auges,
 - das selbst durch die Lügengestalt
leuchtend strahlte zu mir, -
deinen besten Mut
machte er bangen!

HAGEN
Doch meinem Speere
spart ihn sein Meineid?

BRÜNNHILDE
Eid und Meineid, müssige Acht!
Nach Stärkrem späh',
deinen Speer zu waffnen,
willst du den Stärksten bestehn!

HAGEN
Wohl kenn' ich Siegfrieds siegende Kraft,
wie schwer im Kampf er zu fällen;
drum raune nun du mir klugen Rat,
wie doch der Recke mir wich'?

BRÜNNHILDE
O Undank, schändlichster Lohn!
Nicht eine Kunst war mir bekannt,
die zum Heil nicht half seinem Leib'!
Unwissend zähmt' ihn mein Zauberspiel,
das ihn vor Wunden nun gewahrt.

HAGEN
So kann keine Wehr ihm schaden?

BRÜNNHILDE
Im Kampfe nicht - ; doch
träfst du im Rücken ihn....
Niemals - das wusst ich -
wich' er dem Feind,
nie reicht' er fliehend ihm den Rücken:
an ihm drum spart' ich den Segen.

HAGEN
Und dort trifft ihn mein Speer!
er wendet sich rasch von Brünnhilde ab zu Gunther
Auf, Gunther, edler Gibichung!
Hier steht dein starkes Weib:
was hängst du dort in Harm?

GUNTHER
leidenschaftlich auffahrend
O Schmach! O Schande!
Wehe mir, dem jammervollsten Manne!

HAGEN
In Schande liegst du;
leugn' ich das?

BRÜNNHILDE
zu Gunther
O feiger Mann! Falscher Genoss'!
Hinter dem Helden hehltest du dich,
dass Preise des Ruhmes er dir erränge!
Tief wohl sank das teure Geschlecht,
das solche Zagen gezeugt!

GUNTHER
ausser sich
Betrüger ich - und betrogen!
Verräter ich - und verraten!
Zermalmt mir das Mark!
Zerbrecht mir die Brust!
Hilf, Hagen! Hilf meiner Ehre!
Hilf deiner Mutter,
die mich - auch ja gebar!

HAGEN
Dir hilft kein Hirn,
dir hilft keine Hand:
dir hilft nur - Siegfrieds Tod!

GUNTHER
von Grausen erfasst
Siegfrieds Tod!

HAGEN
Nur der sühnt deine Schmach!

GUNTHER
vor sich hinstarrend
Blutbrüderschaft schwuren wir uns!

HAGEN
Des Bundes Bruch sühne nun Blut!

GUNTHER
Brach er den Bund?

HAGEN
Da er dich verriet!

GUNTHER
Verriet er mich?

BRÜNNHILDE
Dich verriet er,
und mich verrietet ihr alle!
Wär' ich gerecht, alles Blut der Welt
büsste mir nicht eure Schuld!
Doch des einen Tod taugt mir für alle:

Siegfried falle - zur Sühne für sich und euch!


HAGEN
heimlich zu Gunther
Er falle - dir zum Heil!
Ungeheure Macht wird dir,
gewinnst von ihm du den Ring,
den der Tod ihm wohl nur entreisst.

GUNTHER
leise
Brünnhildes Ring?

HAGEN
Des Nibelungen Reif.

GUNTHER
schwer seufzend
So wär' es Siegfrieds Ende!

HAGEN
Uns allen frommt sein Tod.

GUNTHER
Doch Gutrune, ach, der ich ihn gönnte!
Straften den Gatten wir so,
wie bestünden wir vor ihr?

BRÜNNHILDE
wild auffahrend
Was riet mir mein Wissen?
Was wiesen mich Runen?
Im hilflosen Elend achtet mir's hell:
Gutrune heisst der Zauber,
der den Gatten mir entrückt!
Angst treffe sie!

HAGEN
zu Gunther
Muss sein Tod sie betrüben,
verhehlt sei ihr die Tat.
Auf muntres Jagen ziehen wir morgen:
der Edle braust uns voran,
ein Eber bracht' ihn da um.

GUNTHER UND BRÜNNHILDE
So soll es sein! Siegfried falle!
Sühn' er die Schmach, die er mir schuf!
Des Eides Treue hat er getrogen:
mit seinem Blut büss' er die Schuld!
Allrauner, rächender Gott!
Schwurwissender Eideshort!
Wotan! Wende dich her!
Weise die schrecklich heilige Schar,
hieher zu horchen dem Racheschwur!

HAGEN
Sterb' er dahin, der strahlende Held!
Mein ist der Hort, mir muss er gehören.
Drum sei der Reif ihm entrissen.
Alben-Vater, gefallner Fürst!
Nachthüter! Niblungenherr!
Alberich! Achte auf mich!
Weise von neuem der Niblungen Schar,
dir zu gehorchen, des Ringes Herrn!

Als Gunther mit Brünnhilde heftig der Halle sich zuwendet, tritt ihnen der von dort heraustretende Brautzug entgegen. Knaben und Mädchen, Blumenstäbe schwingend, springen lustig voraus. Siegfried wird auf einem Schilde, Gutrune auf einem Sessel von den Männern getragen. Auf der Anhöhe des Hintergrundes führen Knechte und Mägde auf verschiedenen Bergpfaden Opfergeräte und Opfertiere zu den Weihsteinen herbei und schmücken diese mit Blumen. Siegfried und die Mannen blasen auf ihren Hörnern den Hochzeitsruf. Die Frauen fordern Brünnhilde auf, an Gutrunes Seite sie zu geleiten. Brünnhilde blickt starr zu Gutrune auf, welche ihr mit freundlichem Lächeln zuwinkt. Als Brünnhilde heftig zurücktreten will, tritt Hagen rasch dazwischen und drängt sie an Gunther, der jetzt von neuem ihre Hand erfasst, worauf er selbst von den Männern sich auf den Schild heben lässt. Während der Zug, kaum unterbrochen, schnell der Höhe zu sich wieder in Bewegung setzt, fällt der Vorhang


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