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間奏曲 - シシリエンヌ


第2幕

舞台は知事の宮殿の広いリビングルームを表している ドアが右ともうひとつ左に
左のドアが大きく開かれて隣の部屋から聞こえてくるのはグラスや皿 声の入り乱れているの音

ひとりの家僕が宴会場を駆けてステージを横切り反対側のドアから出て行く もう一人が反対方向から走って宴会場に入って行く 最初の家僕が再び現れてワインの大フラスコを運んで来る


第1場
家僕たち

【宴会場の声】
ワインを!ワインを!

【第一の家僕】
はい!はい!すぐに参ります 主人の祝宴の後は使用人の祝宴だな なんたって結婚式の日だからな 誰もが大騒ぎする必要があるのさ 将軍の兵士たちも あの歌い手どももご主人さまがお祝いしたかった楽師どもの親分まで!


【第二の家僕】
(宴会場の外で)
さあ奴らにデミジョンボトルを持って行こう!奴ら エトナ山の灰みたいに乾いちまうぞ まだ全然足りない

【第一の家僕】
急いでする必要はないだろう これって恥じゃあないか あんな連中にそこまでサービスするのは?

【第二の家僕】
酔っぱらいどもめ!

【第一の家僕】
宿なしどもめ!

【第二の家僕】
あばずれ女どもめ!

【第一の家僕】
笛吹きどもめ!

【第二の家僕】
そうだな だけどソマローネはすぐ蹴飛ばしやがる あのでかいロバ野郎 ぴったりの名だが 俺に酷いことしやがってな…とある場所だが…

【第一の家僕】
(笑って)
蹴られたんだ!

【第二の家僕】
ああ!思いっきり強くな!…

【ソマローネ】
(宴会の間から)
おい!召使ども!ワイン持って来い!酒だ!

【第一の家僕】
あそこでいなないてやがる!よし おれが黙らせて来よう

【部屋からの声】
ワインだ!こんちくしょうめ ワインだ!セラーは空か?


【第一の家僕】
(酒瓶を手に宴会場に急いで)
はい 旦那さま方
(もうひとりに)
すぐに戻る!
(彼は駆け込んで行く 二番目は反対に出て行く)

【部屋からの声】
馬鹿にしとるのか 貴様!一本だけだと!十本だ!
(別の声)
二十本だ!
(別の声)
百本だ!覚えとけ?持って来い!

第一の家僕が宴会場へ駈け出てくる 第二の家僕は両腕に大きなフラスコを抱えて反対のドアを通ってステージを横切る



【第一の家僕】
(宴会場に向かって振り向いて)
飛んで戻りますよ 旦那方 飛んで戻りますよ!

【第二の家僕】
(彼が入ったドア越しに頭を回し遠くの話し手に答えているように)
無理ですよ!私なしじゃできません
(二人の家僕は互いにぶつかり合って舞台に倒れる)


【第一の家僕】
あほんだら!

【第二の家僕】
チクショウめ!ボトルが割れるところだったぜ このゲス!何でそんなに急がなきゃなんねえんだ?

【第一の家僕】
ええい!コノヤロー!奴ら悪魔が憑りついたみたいに飲んだりわめいたり叫んだり歌ったり あのソマローネに即興で歌わせようとまでしやがる

【第二の家僕】
聞いてやろうじゃねえか
(彼が入ってくる 他の者たちは反対側からやって来る 彼らは隣の部屋で歌う トランペットとギターの前奏曲 テーブルがざわつく)

【ソマローネ】
いいとも 諸君に即興で歌ってやるよ だがみんなで伴奏してくれ お前ら歌手はギターで あんたたち兵士はトランペットとタンバリンでな マルスとバッカスのすべてのお気に入りの楽器を全部使ってくれ!



N° 9 – 即興曲と酒飲みのコーラス
舞台裏から

【ソマローネ】
シラキュースのワインが
見せてくれるのは
凄い熱気さ
心の中の
われらが島
シチリアの
ばんざい 名高きワインよ
すばらしい!

【コーラス】
ばんざい 名高きワインよ すばらしい!

【ソマローネ】
だが その高貴な炎は…

【コーラス】
ハ!

【ソマローネ】
魂に甘い
心臓にもだ
酒飲みどもの
バラ色のリキュールだ
ブドウから生まれた
マルサラの丘が
ふるさとの!

【コーラス】
その通りだ 彼の雄弁は
思いを語っているぞ
真の酒飲みの
栄誉あれ 即興の歌手に!

【ソマローネとコーラス】
シラキュースのワインは…

【様々な声】
ブラボー!ブラボー! 2番を聞いてみよう!

【ソマローネ】
(コーラスの一部に続いて舞台に登場して)
2番だあ!ああ!2番なんぞ簡単だ…
三十番だって作ってやるぜ!

【様々な声】
いや いや 2番までで十分 マエストロ 頼むぜ!静かに さあ!
(ギターやトランペットは、舞台裏のまま)

【ソマローネ】
ワイン…ワイン…(エヘン!)ワインは すばらしいシラキュースの…シラキュースのワインが
見せてくれるのは…
ああ もちろん…ワインは…シラキュースで
シラキュースのワインだ!

【コーラス】
神の詩人よ
あんたのミューズは要求してるぞ
ご覧のとおりの
俺たちの忍耐をな
弁舌は終わりだ!
へっぽこ詩人め
飲め!

【ソマローネとコーラス】
シラキュースのワインは…

家僕がボトルをたくさん入れた籠を持って入ってくる


【ソマローネ】
沈黙!俺は諸君に聞かせてやる… 2番の歌詞を…耳傾けたまえ!

コー​​ラスの終わりに 第一の家僕がフラスコや巨大なサイズのボトルで一杯の籠を持って再び登場する

彼が入ってくると宴会場には喜びがあふれる

【様々な声】
ビバ!ビバ!グッドタイミングだ!賢い奴だ!

【ソマローネ】
よし 思いついたぞ!庭へその籠を持って行って月明かりで飲もうじゃないか

【様々な声】
ああ 良いアイデアだ…われらはサルタレロを踊ろう

【ソマローネ】
だがダンスも飲むのも急いでやれよ セレモニーの時間が近づいてる 俺たちも立ち会わなきゃならん …素面でな …できる限りだが

【様々な声】
庭へ!庭へ!
(彼らは歌いながら舞台を横切って出て行く)

【ソマローネとコーラス】
(去って行きながら)
だが その高貴な炎は…
これぞ マルサラのワインだ
ふるさとの!


第2場
ベアトリス

N° 10 – アリア

【ベアトリス】
(非常に動揺して入って来る)
神さま!私はいったい何を聞いたの?
私は密かな炎を感じます
私の胸に広がるのを!
ベネディクト…まさかそんなことが?
ベネディクトは私を愛しているの?
思い出すわ 軍隊の出発の日
うまく説明できないけれど
不安な悲しみの不思議な感覚が
私の心を支配したの
彼が行ってしまう 私は言ったわ 彼が行き 私は残る!
栄誉 それとも死かしら
いったいどんな運命が
あの私の嫌いなイジワルさんに?
真っ暗な恐怖が
その夜を満たしたわ…
ムーア人たちが勝ち誇り 私は彼らの叫びを聞いたの
キリスト教徒の血の流れで大地は真っ赤になって
夢の中で私は見たの ベネディクトのあえぐのを
死体の山の下で力なく息絶えて行くのを
私は悶えたわ 燃えるベッドの上で
恐怖の叫びが私の口から飛び出したわ
ようやく目が覚めて 私は笑った 自分の動揺を
私は笑ったわ ベネディクトを 自分を
私の愚かな不安を…
それなのに!それなのに!この笑いは涙に濡れていたのよ

思い出すわ…

私は彼を愛してるのかしら?彼を愛してるのかしら?
ええ ベネディクト 私はあなたを愛してる!
私は自分がどうにもならない もう自分じゃないわ
私に打ち勝って
私の心を征服して!
さあ!すでにこの激しい心は
飛んで行くわ 奴隷になろうと!

ええ ベネディクト 私はあなたを愛してる…

さようなら 私の軽薄な華やかさ!
さようなら 私の自由!
さようなら 軽蔑 さようなら バカ騒ぎ!
さようなら 痛烈な嘲笑!
ベアトリスが 今度は
愛の犠牲者になるのよ!


第3場
エロー、ベアトリス、ユルシュール

【エロー】
(左から登場)
どうかしたの ベアトリス?何を興奮してるの!私はそんなあなたを見たことないわよ

【ベアトリス】
私が?…私…何でもないわ!

【エロー】
ねえ!あなた きっとベネディクトに会ったんでしょ あなたはいつも彼に会うと腹を立てるけど 正直に言わせてもらって悪いけど それってあなたらしくないわ

【ユルシュール】
そしてそれはあの方にもふさわしくありません!

【エロー】
ユルシュールは正しいわ ベネディクトのキャラクターは変わったわ あなたのことを話す口ぶりもあなたをびっくりさせるほどよ…だけどそんなにあの人のことが嫌いなら…

【ベアトリス】
もうやめて あなた!

【エロー】
だけど 彼は勇敢で魅力的な紳士だわ

【ユルシュール】
責めるのでなく共感すべき方ですわ

【ベアトリス】
これ以上言ったら絶交よ

【エロー】
分かったわ!黙りましょう!だけど私はあなたがもっと人間的になって欲しいのよ 私はとても幸せ…


N° 11 – トリオ

【エロー ユルシュールと共に】
私は愛の心なの
喜びと最高の幸せがあるわ
私の愛しのクラウディオは私を愛してくれて
夫になっても恋人のままよ

【ユルシュール エローと共に】
エローさまは 愛の心です
喜びと最高の幸せがあるでしょうとも
お嬢さまの愛するクラウディオさまはお嬢さまを愛して
夫になっても恋人のままなのです

【ベアトリス】
あなたは愛の心だから
喜びと最高の幸せがあるってこと
あなたの愛するクラウディオはあなたを愛していて
夫になっても恋人のままなのね

【エローとユルシュール】
(ベアトリスを見て独白)
しおらしいじゃない!
何て変わりよう!

【ユルシュール】
どうなさいましたの!お嬢さま 今この時に
この二つの心を羨んでおられるのですか?
それでは あの自由 あなた様の人生の魅惑を
その愛する夫とやらと取り換えられるのですか?

【ベアトリス】
恋人!夫!私に?奴隷の
鎖を引きずれって言うの?
ああ!私は修道院の方がいいわ
そこで私の若さの花を萎れさせるのを見る方が
荒布と黒衣を着て

【エロー】
確かにね 美しい従姉さん
あなたの誇り高いハートには結婚は致命的でしょう!
もしも一人の騎士に あなたの神々しい姿も
美しい容貌も 比類のない心持ちも
あなたがやむなく屈服して捧げざるを得なくなってしまったなら
この目はあなたのために涙で溶けてしまうわ

【エローとユルシュール】
一日たりとも駄目よ
優しい見返りを
その愛に支払っては!

【ベアトリス】
気にしないわ 親愛なる従妹さん
どんな高位の騎士の殺し文句にも
ご心配なく 私の方から屈することはないのよ!
ないわ ないわ どんなにカッコいい騎士が私にひざまずいたって
私は笑ってやるわ 彼の涙を
優しい見返りなんか
私は見せたりしないわ
狂ってる愛のお返しに

【ユルシュール】
結婚したら ああ!たいていは
死んだ目の亡霊が
退屈を塗りつぶして
多くの場合 嫌悪感や倦怠感をもたらして
手遅れの後悔をさせるのですものね!

【エロー】
そしてすぐ後に嫉妬がやってくるの
あの緑色の目をした怪物
地獄の吐瀉物が…

【エローとユルシュール】
…そいつが毒を盛るのよ 穢れない人生に
恐ろしい事件だわ!

【エロー】
ああ!クラウディオにも…
  • まあ!とんでもない疑いね! -
私を凍り付かせるわ!

【ベアトリス】
(困惑して)
ああ!私はきっと怒りで死ぬわ!

【エロー】
別の女のもとへ 私を捨てて!

【ベアトリス】
私は理性を失うでしょう

【エロー】
彼にだまされて…

【ベアトリス】
ああ!

【エロー】
捨てられるのよ!

【ベアトリス】
ああ!短刀を 毒薬を!

【エローとユルシュール】
(笑う)
は!は!は!は!は!は!

【エロー】
は!は!は!怒りの雌ライオンね!
どうしてなの!嫉妬が
あなたの理性を支配するなんて
こんな風にして?
だけど私は笑いたかったの
いいえ、私は感じてる…

【エロー ユルシュールとベアトリスを伴って】
私は愛の心で
喜びと幸せを得るのよ
愛しいクラウディオは私を愛してくれて
夫になっても恋人のままなの

【ユルシュール】
エローさまは 愛の心で
喜びと幸せを得るのです
愛しのクラウディオ様は彼女を愛して下さり
夫になられても恋人のままなのです

【ベアトリス】
あなたは愛の心で
喜びと幸せを得るのね
愛するクラウディオはあなたを愛して
夫になっても恋人のままなのね

【エロー】
みんな待ってるわ ねえユルシュール!ドレスを着替える時間もほとんどないわ 来てくれる ベアトリス?

【ベアトリス】
すぐに行くわ
(彼女はベンチに倒れ込み 物思いに耽る 次のコーラスに耳を傾けるうちに気持ちが高ぶってくる)


N° 12 – 遠くのコーラス
舞台裏から

【コーラス】
来たれ!来たれ 結婚に
幸運なる犠牲者よ!
魅惑しに来たれ すべての者の目を
来たれ お前の髪を飾りに
乙女の花で!
婚礼の
支度はできた 花婿が待ってる
ほほ笑みが天から降りて来る
来たれ!来たれ 幸運なる花婿の待つ

コーラスの終わりに 両手で顔をうずめていたベアトリスは突然立ち上がり 舞台奥左に向かって行き そこへ出て来たベネディクトと出会う



第4場
ベアトリス、ベネディクト

【ベアトリス】
(ベネディクトを見て)
まあ!

【ベネディクト】
(ベアトリスを見て)
ああ!
(彼らはじっと固まったままで)
マダム!

【ベアトリス】
シニョール!

【ベネディクト】
皆でお前を探してるぜ…

【ベアトリス】
あなたは私を探しているの?…

【ベネディクト】
そんなこと言ってないさ…知事のゲストたちが驚いてたんだ お前がいないから

【ベアトリス】
でもあなたが居ないことには驚かないんでしょ だって知ってるからね あなたっていつも居るはずのない場所に居るものだから

【ベネディクト】
居るはずのない場所?…どうして俺がここに居ちゃいけないんだ?

【ベアトリス】
なぜあなたは居るの?私をどうしたいの?一歩でも歩けばあなたに会ってしまうじゃない あなたは私の影ね 私を追いかけ 私に付きまとう!

【ベネディクト】
なっちゃだめなのかい お前の影以上のものに それでお前からこれ以上離れずにいるのは!…俺は誓うけど…

【ベアトリス】
私も誓うわ あなたのからかいは場違いで無駄なのよ だって分かってるんですもの あなたの言葉の本当の意味をね…

考えてるでしょ…私をかついて 思わせるの…みんなに… 私があなたを信じてるって…でも私 信じてないわ
(独白)
ああ 何てこと!自分が何を言っているのか分からないわ
(声を上げて)
馬鹿げてるのは私の方 そうよ じゃあそれで嫌いな人たちに反撃してやるわ

【ベネディクト】
(独白)
何て彼女は美しいんだ!

【ベアトリス】
あなたもその一人よ
(独白)
私って残酷

【ベネディクト】
マダム?

【ベアトリス】
私はあなたが大嫌いよ
(独白)
可哀想な人!

【ベネディクト】
落ち着けよ マダーム!

【ベアトリス】
私はあなたが大嫌いよ

【ベネディクト】
これじゃ言えないなあ…

【ベアトリス】
(すすり泣いて)
私をどうしたいのよ?

【ベネディクト】
(とても動揺して)
俺は…絶対に …そうさ…言ってやるけど…
お前を愛したことなんてないぜ…

【ベアトリス】
(笑って)
あ!は!は!そう願っているわ

【ベネディクト】
だけど もし…

【ベアトリス】
何よ?

【ベネディクト】
もし…俺がお前の中に見つけたとしたらだぜ 好意みたいなものを…心にもない…

【ベアトリス】
続けて!…さあ!続く文句は 永遠の でしょ 私にマドリガルを作って見せてよ!できるはずよ あなたは詩人だから!あ!は!は!

【ベネディクト】
(やさしく)
俺が詩人じゃなくても せめてお前の冷やかしに値するだけの奴にはなりたいんだ 俺はつらいんだぜ お前がそんなにつれないのを見るのは

【ベアトリス】
(独白)
私を愛してるのね
(声を上げて)
そりゃ良かったわね!だけどお願い ほっといてよ​​!私は…私は…

【ベネディクト】
失礼するよ… ひとりのところを邪魔して悪かった
(独白)
何という愛だ!心乱れているぞ!可愛い女だ!

【ベアトリス】
(涙の新しい粒を目に溜めて)
ええ 行って頂戴!まあ!ここで婚礼が始まるわ!知事に 将軍に ゲストたちが皆!私はどこに隠れられるのかしら?

彼女は目を拭って奥へ去って行こうとする レオナートが彼女を止める


第5場
レオナート、ドン・ペドロ、クラウディオ、ベネディクト、公証人、エロー、ベアトリス、ユルシュール、総督の宮廷の領主たちと淑女たち

【レオナート】
(ベアトリスを連れて)
ここに居れ わが愛しの姪よ!そして君 ベネディクトよ 君はこんな大切な時にわが娘から離れていられるのかね?


N° 13 – 結婚行進曲

【全員】
神よ その御腕を異教徒を駆逐されるために導かれたお方
この幸せな瞬間を統べ給え!
貞淑なる婚礼の天使よ 御身の翼の下に抱き給え
この愛し合う魅惑のカップルを!

結び合わせ給え 美しさを 若さを
栄光を 誠実さを 優しさを
御身の恩寵で満たし給え
これら二つの高貴な心を
神よ その御腕を…

【レオナート】
(公証人に)
すべて準備ができているかね?

【公証人】
はい 閣下 書式は完成しております あとは署名するだけです


【ドン・ペドロ】
来なさい クラウディオ!
(クラウディオはサインする)
お前もだ 愛しのエローよ!
(エローは続いてサインし ペンを取り上げてそれをシチリアの貴族たちに渡す)
続いてわしらだ 幸せな証人たちだ!

【公証人】
(彼の鞄から別の書類を取り出して)
もう一通の契約書です どこに婚約者たちが?

【レオナート】
(驚いて)
もう一通だと?

【ドン・ペドロ】
(同様に)
ではまだここに結婚する者たちが?

【公証人】
はい。私は第二の契約書も準備するよう言われました それがここにあります

【レオナート】
ああ そうか!それでは結婚する者を見つけねばなるまいな!
(従者に)
ここに誰か他に結婚したいと思っているものは居るのか?
(ベネディクトは動こうとするが レオナートが制止する)
おお!わしは君には話してはおらんよ よく分かっておる…

【ベネディクト】
(ベアトリスに駆け寄って)
お前は私を愛しているのか?

【ベアトリス】
いいえ 理性以上のものではないわ

【ベネディクト】
だったらお前の伯父さんと将軍とクラウディオが誤解したんだな 彼らが私に言ったんだ お前が私を愛していると

【ベアトリス】
あなたは私を愛してるの?

【ベネディクト】
いいや 理性以上のものじゃないぞ

【ベアトリス】
だったら私の従妹とユルシュールが勘違いしたのね あの子たちが私に言ったのよ あなたが私を愛していると

【ベネディクト】
彼らは証言してたんだがなあ お前が気も狂わんばかりに私を愛していると

【ベアトリス】
あの子たちはっきり言ったのよ あなたが私への愛で死にそうだって

【ベネディクト】
何でもなかったんだな お前は私を愛していないのか?

【ベアトリス】
ないわ 本当のところ 愛じゃなくて友情だけよ

【レオナート】
まあ待て わが姪よ わしは確信しておるぞ お前が彼を好きだと

【クラウディオ】
(ポケットから紙を取り出して)
そして私も 誓っても構いません こいつが彼女を愛してると ここに彼の手が鉛筆で書いた紙があります 庭のベンチでついさっき見つけました これはソネットの書き出しで 彼の想いがベアトリスに向けられたものです

【エロー】
(別の紙を出して)
そしてここにはもうひとつ 今朝私のいとこのポケットから落ちたものです 彼女の筆跡でベネディクトへの想いが書かれています これって少なくともこの紳士についてとても気になっていた証拠ですよね

【ベネディクト】
奇跡だ!こりゃ俺たちの手は自分の心と違うことを証言してるようだな!(ベアトリスに)
なあ 俺の妻になってくれないか だけど誓って言うけど お前を選んでもそれは同情からなんだからな

【ベアトリス】
(ベネディクトに手を差し伸べて)
拒否はしないわ 私 でもなりたいからなるんじゃないわよ 私がするのはあなたの命を助けるためなの だって私 言われたんですもの あなたがやつれ切って死にそうだって


【ベネディクト】
黙るんだ!お前の言葉を止めてやる

彼は彼女にキスする

【ドン・ペドロ】
どうした ベネディクト?

【ベネディクト】
(さえぎって)
説明して欲しいですか?箴言家の連中が束になってかかって来ても俺の心を変えることはないんですよ..俺が気にすると思いますか 馬鹿にされたり非難されたりしても? あり得ない 他人を気にしてる奴は常識的なことなんか何もできないんですから 要するに 俺は結婚しようと決めたんです そしてそれに反対されたって全くそんなこと気になりませんよ 俺の言ってたことを持ち出して議論するのは間違いです 人は変わる生き物ですから これが俺の結論


彼は婚姻届にサインする
ベアトリスそれから証人たちもサインする

【ドン・ペドロ】
ブラボー 演説家!

【レオナートと従者たち】
ブラボー!ブラボー!

【クラウディオ】
(舞台両袖に)
入って どちらからも!


第6場
前場と同じ人物 ソマローネ

ソマローネ登場 続いて楽師たちと四人の歌い手 それぞれの手には裏返したプラカードを持っている それを持った者たちは舞台中央に横一線で並ぶ ソマローネは楽師たちに始めるよう合図する



第14号 - アンセーニュ

最初の持ち手が一歩前に進み プラカードを裏返してそこに書かれているものを見せる そこには大きな文字で「ここに」と書かれている 第2、第3、第4のプラカードの持ち手も順番に最初の者と同じようにする


【エロー ユルシュール クラウディオ ドン・ペドロ コーラス】
見よ ここにベネディクトあり 既婚者なり!

【ベネディクト】
ウィ ウィ ウィ ウィ 妻帯者だ とても幸せなことなんだな


N° 15 –スケルツォ - 小デュエット

【ベネディクト】
愛はたいまつ…

【ベアトリス】
愛は炎…

【ベネディクト】
鬼火なのさ 誰も知らないところからやってくる …

【ベアトリス】
光っては消えて…

【ベネディクト】
光っては消えて…

【ベアトリス】
…私たちの心を惑わす…

【ベネディクト】
…愚か者を引き付けて 狂わせるんだ

【ベアトリス】
狂気は だけど結局 愚かさよりもずっと優れているわ

【ベネディクト】
狂気は だけど結局 愚かさよりもずっと優れているのさ

【ベアトリスとベネディクト】
だから愛し合いましょう 何と言われようとも
ひと時は夢中になりましょう!
愛し合いましょう!
感じてます この不運に私たちのプライドは降伏したのだと
憎みあってるのは間違いないけれど 手を取り合いましょう!
そう 今日は休戦の署名をしたけれど
私たちはまた敵同士 明日には!

【エロー、ユルシュール、クラウディオ、ドン・ペドロ、コーラス】
明日には 明日には!
Entracte – Sicilienne


DEUXIÈME ACTE

La scène représente un grand salon du palais du gouverneur. Une porte à droite et une autre à gauche.
On entend dans la salle voisine, par la porte de gauche, toute grande ouverte, un bruit de verres, d’assiettes et de voix confuses.
Un domestique sort à la course de la salle du festin, traverse la scène et ressort par la porte opposée. Un autre paraît, exécutant l’évolution contraire, et entre dans la salle du festin. Le premier reparaît, portant une grande fiasque de vin

SCÈNE I
Domestiques

VOIX DE LA SALLE DU FESTIN
Du vin! du vin!

PREMIER DOMESTIQUE
Oui! Oui! On y va. Après le festin des maîtres, le festin des valets. Parce que c’est jour de noces, il faut que tout le monde ici fasse ripailles, jusqu’aux soldats du général, jusqu’à ces chanteuses, jusqu’à cette canaille de musiciens que Monseigneur a voulu festoyer aussi!

DEUXIÈME DOMESTIQUE
sortant de la salle du festin
Va donc leur porter la dame-jeanne! Ils sont altérés comme les cendres de l’Etna. Et cela ne suffira pas encore.

PREMIER DOMESTIQUE
Je n’ai pas besoin de me presser. N’est-ce pas une honte qu’il nous faille servir de tels misérables?

DEUXIÈME DOMESTIQUE
Des soûlards!

PREMIER DOMESTIQUE
Des bohémiens!

DEUXIÈME DOMESTIQUE
Des gourgandines!

PREMIER DOMESTIQUE
Des joueurs de flûte!

DEUXIÈME DOMESTIQUE
Oui, mais le Somarone a le pied leste, et ce gros âne, le bien nommé, vient de me le faire sentir… en un certain endroit…

PREMIER DOMESTIQUE
riant
Il a rué!

DEUXIÈME DOMESTIQUE
Ah! et de quelle force!…

SOMARONE
de la salle du festin
Holà! valets! du vin donc! per Bacco!

PREMIER DOMESTIQUE
Le voilà qui brait maintenant! Allons, je vais le faire taire.

VOIX DE LA SALLE
Du vin! de par tous les diables, du vin! La cave est donc vide?

PREMIER DOMESTIQUE
se précipitant avec sa fiasque vers la salle du festin
Voilà, messeigneurs
à l’autre
Reviens vite!
Il entre, le deuxième domestique sort à la course

DES VOIX DE LA SALLE
Te moques-tu, maraud! une bouteille! Il en faut dix!
autres voix
Vingt!
autres voix
Cent! Alerte? Décampe!

Le premier domestique sort à la course de la salle du banquet; au moment où le deuxième entre sur la scène par la porte opposée, portant une fiasque énorme sur chaque bras|

PREMIER DOMESTIQUE
tournant la tête du côté de la salle du festin
J’y vole, messeigneurs! J’y vole!

DEUXIÈME DOMESTIQUE
tournant la tête du côté de la porte par laquelle il entre, et ayant l’air de répondre à quelque interlocuteur éloigné
Impossible! on ne peut pas se passer de moi.
Les deux domestiques se heurtent l’un contre l’autre et tombent sur le théâtre

PREMIER DOMESTIQUE
Butor!

DEUXIÈME DOMESTIQUE
Animal! Tu as failli me faire casser mes bouteilles. Au diable les gens serviles! Quel besoin as-tu de te presser ainsi?

PREMIER DOMESTIQUE
Eh! pardieu! ils ont le diable au corps, ils boivent à faire frémir, ils crient, ils chantent, ils vont faire improviser le Somarone.

DEUXIÈME DOMESTIQUE
Je veux entendre cela.
Il entre. L’autre sort du côté opposé. Chants dans la salle voisine. Préludes de trompettes et de guitares, rumeurs de table

SOMARONE
Je veux bien vous improviser quelque chose, mais accompagnez-moi tous: vous, les chanteuses, avec vos guitares, vous les soldats, avec vos trompettes, avec les tambourins, avec tous les instruments favoris de Mars et de Bacchus!


N° 9 – Improvisation et Chœur à boire
derrière la scène

SOMARONE
Le vin de Syracuse
Accuse
Une grande chaleur
Au cœur
De notre île
De Sicile.
Vive ce fameux vin
Si fin!

LES CHORISTES
Vive ce fameux vin si fin!

SOMARONE
Mais la plus noble flamme…

LES CHORISTES
Ha!

SOMARONE
Douce à l’âme
Comme au cœur
Du buveur,
C’est la liqueur vermeille
De la treille
Des coteaux de Marsala
Qui l’a!

LES CHORISTE
Il a raison, et sa rare éloquence
S’unit à la science
Du vrai buveur.
Honneur à l’improvisateur!

SOMARONE ET LES CHORISTES
Le vin de Syracuse, etc.

VOIX DIVERSES
Bravo! bravo! voyons le second couplet!

SOMARONE
entrant en scène, suivi d’une partie du chœur
Le second! Ah! le second, je ne suis pas plus embarrassé pour le second… Je vous en improviserais trente!

VOIX DIVERSES
Non, non, c’est assez de deux. Allez, maestro! Silence, donc!
Les guitares et les trompettes restent dans la coulisse

SOMARONE
Le vin… le vin… (hum !) le vin fin de Syracuse…
Le vin de Syracuse
Accuse…
Oui, certes… le vin de Syracuse…
Le vin de Syracuse!

LES CHORISTES
Poète divin,
Ta muse abuse,
Tu le vois,
De notre patience.
Assez d’éloquence!
Rimeur aux abois,
Bois!

SOMARONE ET LES CHORISTES
Le vin de Syracuse, etc.

Le domestique entre avec son panier plein d’énormes bouteilles

SOMARONE
Silence! je le tiens… mon second couplet… Écoutez-moi donc !

A la fin de ce chœur, le premier domestiques reparaît portant un panier plein de fiasques et de bouteilles d’énormes dimensions.
Cris de joie à son entrée dans la salle du festin

VOIX DIVERSES
Viva! viva! à la bonne heure! Voilà un garçon intelligent!

SOMARONE
Bon, j’ai compris! Portons le panier dans le jardin, nous y boirons au clair de lune.

VOIX DIVERSES
Oui, oui, c’est une idée… nous danserons le Saltarello.

SOMARONE
Mais dansons et buvons vite, car l’heure de la cérémonie approche et nous devons tous nous y présenter… dans un état… décent, s’il est possible.

VOIX DIVERSES
Au jardin! au jardin!
Ils sortent et traversent le théâtre en chantant

SOMARONE ET LES CHORISTES
en s’éloignant
Mais la plus noble flamme,
C’est le vin de Marsala
Qui l’a!


SCÈNE II
Béatrice

N° 10 – Air

BÉATRICE
entrant très agitée
Dieu! que viens-je d’entendre?
Je sens un feu secret
Dans mon sein se répandre!
Bénédict… se peut-il?
Bénédict m’aimerait?
Il m’en souvient, le jour du départ de l’armée,
Je ne pus m’expliquer
L’étrange sentiment de tristesse alarmée
Qui de mon cœur vint s’emparer.
Il part, disais-je, il part, je reste!
Est-ce la gloire, est-ce la mort
Que réserve le sort
A ce railleur que je déteste?
Des plus noires terreurs
La nuit suivante fut remplie…
Les Mores triomphaient, j’entendais leurs clameurs;
Des flots du sang chrétien la terre était rougie.
En rêve je voyais Bénédict haletant,
Sous un monceau de morts sans secours expirant.
Je m’agitais sur ma brûlante couche;
Des cris d’effroi s’échappaient de ma bouche.
En m’éveillant enfin, je ris de mon émoi.
Je ris de Bénédict, de moi,
De mes sottes alarmes…
Hélas! hélas! ce rire était baigné de larmes.

Il m’en souvient, etc.

Je l’aime donc? je l’aime donc?
Oui, Bénédict, je t’aime!
Je ne m’appartiens plus, je ne suis plus moi-même.
Sois mon vainqueur,
Dompte mon cœur!
Viens! déjà ce cœur sauvage
Vole au-devant de l’esclavage!

Oui Bénédict, je t’aime, etc.

Adieu, ma frivole gaîté!
Adieu, ma liberté!
Adieu, dédains, adieu, folies!
Adieu, mordantes railleries!
Béatrice à son tour,
Tombe victime de l’amour!


SCÈNE III
Héro, Béatrice, Ursule

HÉRO
entrant de gauche
Qu’as-tu donc, Béatrice? Quelle agitation! Je ne te vis jamais ainsi.

BÉATRICE
Moi ?… je… rien!

HÉRO
Allons! tu auras vu Bénédict, je gage. Tu ne peux le rencontrer sans te laisser aller à des accès de colère qui, pardonne à ma franchise! semblent peu dignes de toi.

URSULE
Et qu’il est si loin de mériter!

HÉRO
Ursule a raison. Le caractère de Bénédict est bien changé. Il ne parle maintenant de toi qu’avec des expressions qui t’étonneraient fort… Mais tu le hais à un point…

BÉATRICE
Assez, cousine!

HÉRO
C’est pourtant un brave et charmant gentilhomme.

URSULE
Plus à plaindre qu’a blâmer.

BÉATRICE
Si vous continuez, je vous quitte.

HÉRO
Allons! taisons-nous! Mais je te voudrais voir devenir plus humaine. Je suis si heureuse…


N° 11 – Trio

HÉRO avec URSULE
Je vais d’un cœur aimant
Être la joie et le bonheur suprême:
Mon cher Claudio m’aime,
Et mon époux restera mon amant.

URSULE avec HÉRO
Héro, d’un cœur aimant
Sera la joie et le bonheur suprême:
Son cher Claudio l’aime,
Et son époux restera son amant.

BÉATRICE
Tu vas d’un cœur aimant
Être la joie et le bonheur suprême:
Ton cher Claudio t’aime
Et ton époux restera ton amant.

HÉRO ET URSULE
à part et regardant Béatrice
Quelle douceur!
Quel changement!

URSULE
Et quoi! Madame, un seul moment
A ces deux cœurs porteriez vous envie?
Et cette liberté, charme de votre vie,
Pourriez-vous la donner pour un époux amant?

BÉATRICE
Un amant! un époux! à moi? de l’esclavage,
Traîner la chaîne en frémissant?
Ah! j’aime mieux dans un couvent
Voir se flétrir la fleur de mon bel âge
Sous le cilice et le noir vêtement.

HÉRO
Certes, belle cousine,
A ton cœur fier l’hymen serait fatal!
Et si d’un cavalier que ta taille divine,
Tes traits si beaux, ton esprit sans égal,
Auraient forcé de te rendre les armes,
Les yeux pour toi fondraient en larmes.

HÉRO et URSULE
Ne va N’allez pas un jour
D’un tendre retour
Payer son amour!

BÉATRICE
Je me moque, chère cousine,
De tous ces paladins à la mine assassine.
Ne crains pas que pour eux je faiblisse à mon tour!
Non, non, le plus vaillant m’eût-il rendu les armes,
Je rirais de ses larmes,
Et d’un tendre retour
On ne me verrait pas
Payer son fol amour.

URSULE
Dans le mariage, hélas! l’habitude,
Spectre à l’œil éteint,
Où l’ennui se peint,
Amène trop souvent dégoûts et lassitude,
Et tardifs remords!

HÉRO
Et bientôt après, c’est la jalousie,
Ce monstre aux yeux verts,
Vomi des enfers…

HÉRO et URSULE
…Qui vient empoisonner une innocente vie
Par d’affreux transports!

HÉRO
Ah! si Claudio…
– Ciel! un tel outrage! -
Devait pour moi se refroidir!

BÉATRICE
égarée
Ah! j’en mourrais de rage!

HÉRO
Pour une autre me fuir!

BÉATRICE
J’en perdrais la raison.

HÉRO
Etre par lui trompée…

BÉATRICE
Ah!

HÉRO
Délaissée!

BÉATRICE
Ah! le fer, le poison!

HÉRO et URSULE
éclatant de rire
Ah! ah! ah! ah! ah! ah!

HÉRO
Ha! ha! ha! Lionne en furie!
Quoi! la jalousie
Aurait sur tes sens
Un pareil empire?
Mais, j’ai voulu rire.
Non, je le sens…

HÉRO avec URSULE et BÉATRICE
Je vais, d’un cœur aimant.
Être la joie et le bonheur suprême:
Mon cher Claudio m’aime,
Et mon époux restera mon amant

URSULE
Héro, d’un cœur aimant,
Sera la joie et le bonheur suprême:
Son cher Claudio l’aime
Et son époux restera son amant

BÉATRICE
Tu vas d’un cœur aimant
Être la joie et le bonheur suprême:
Ton cher Claudio t’aime
Et ton époux restera ton amant.

HÉRO
On nous attend, chère Ursule! Nous avons à peine le temps d’achever ma parure. Viens-tu, Béatrice?

BÉATRICE
Je vous suis dans un instant.
Elle tombe sur un banc, absorbée par ses pensées. Elle écoute le chœur suivant avec une émotion croissante


N° 12 – Chœur lointain
derrière la scène

LE CHŒUR
Viens! Viens, de l’hyménée
Victime fortunée!
Viens charmer tous les yeux,
Viens parer tes cheveux
De la fleur virginale!
La pompe nuptiale
Se prépare, l’époux attend.
Le sourire des cieux descend.
Viens! Viens! L’heureux époux attend.

A la fin du chœur, Béatrice, qui avait le visage caché dans ses mains, se lève par un mouvement brusque et, se dirigeant vivement vers une des coulisses de gauche, y rencontre Bénédict qui en sort


SCÈNE IV
Béatrice, Bénédict

BÉATRICE
apercevant Bénédict
Ciel!

BÉNÉDICT
apercevant Béatrice
Ah!
Ils restent un instant interdits
Madame!

BÉATRICE
Seigneur!

BÉNÉDICT
On vous cherche…

BÉATRICE
Vous me cherchiez?…

BÉNÉDICT
Je n’ai pas dit cela… les convives du gouverneur s’étonnent de votre absence.

BÉATRICE
Je pense bien qu’ils s’étonnent peu de la vôtre. On sait que vous êtes toujours où vous ne devriez pas être.

BÉNÉDICT
Où je ne devrais pas être?… Mais pourquoi ne serais-je pas ici?

BÉATRICE
Pourquoi y êtes-vous? Que me voulez-vous? Je ne puis faire un pas sans vous rencontrer. Vous êtes mon ombre. Vous me poursuivez. Vous m’obsédez!

BÉNÉDICT
Que ne puis-je être plus que votre ombre, et ne pas vous quitter davantage!… je vous jure…

BÉATRICE
Je vous jure, votre raillerie est tout à fait déplacée et fort inutile, car je comprends, je devine le vrai sens de toutes vos paroles…
Vous croyez… me rendre ridicule, et faire croire… aux gens… que je vous crois… mais n’en croyez rien .
à part
Ah! mon Dieu! je ne sais plus ce que je dis.
haut
Le ridicule est à moi, oui, je m’en sers pour fustiger les gens qui me déplaisent.

BÉNÉDICT
à part
Qu’elle est belle!

BÉATRICE
Et vous êtes de ceux-là.
à part
Je suis brutale.

BÉNÉDICT
Madame?

BÉATRICE
Je vous déteste.
à part
Pauvre malheureux!

BÉNÉDICT
Calmez-vous, madame!

BÉATRICE
Je vous exècre.

BÉNÉDICT
Je ne puis dire…

BÉATRICE
éclatant en sanglots
Mais que me voulez-vous?

BÉNÉDICT
très ému
Je… ne… puis… dire que…
je vous aie jamais aimée…

BÉATRICE
riant aux éclats
Ah! ah! ah! Je l’espère bien.

BÉNÉDICT
Mais si…

BÉATRICE
Quoi?

BÉNÉDICT
Si… je pouvais trouver en vous quelque indulgence… jamais un cœur…

BÉATRICE
Allez!… Allez donc! La rime est: constance. Décochez-moi un madrigal! Vous en êtes capable, vous êtes poète! Ah! ah! ah!

BÉNÉDICT
attendri
Si je ne suis pas poète, je veux tâcher de le devenir pour mériter au moins vos railleries; je souffre trop de vous voir injuste.

BÉATRICE
à part
Comme il m’aime
haut
A la bonne heure! Mais, par grâce, laissez-moi enfin! Je… je…

BÉNÉDICT
Je me retire… pardonnez si j’ai troublé votre solitude.
à part
Quel amour! Son âme est bouleversée! Adorable femme!

BÉATRICE
contenant à peine un nouvel accès de larmes
Mais, partez donc! Allons! voici les fiancés maintenant! Le gouverneur, le général, tous les invités! Où me cacher?

Elle s’essuie les yeux et veut se sauver vers le fond. Léonato l’arrête


SCÈNE V
Léonato, Don Pedro, Claudio, Bénédict, un tabellion, Héro, Béatrice, Ursule, seigneurs et dames de la cour du gouverneur.

LÉONATO
ramenant Béatrice
Restez, ma chère nièce! et vous, Bénédict, pouvez-vous quitter ma fille en un pareil moment?


N° 13 – Marche nuptiale

TOUS
Dieu qui guidas nos bras pour chasser l’infidèle,
Préside à cet heureux moment!
Ange du chaste hymen, viens prendre sous ton aile
Ce couple amoureux et charmant!

Il réunit beauté, jeunesse,
Gloire, fidélité, tendresse.
Comble de tes faveurs
Ces deux nobles cœurs.
Dieu qui guidas nos bras, etc.

LÉONATO
au tabellion
Tout est-il prêt?

LE TABELLION
Oui, monseigneur. Cet acte est en bonne forme, il n’y manque plus que les signatures.

DON PEDRO
Approchez, Claudio!
Claudio signe
A vous, charmante Héro!
HERO signe à son tour, prenant la plume et la passant ensuite aux seigneurs siciliens
A nous maintenant, à nous les joyeux témoins!

LE TABELLION
tirant un autre papier de son portefeuille
Voici le second contrat. Où sont les fiancés?

LÉONATO
avec une feinte surprise
Le second?

DON PEDRO
de même
Qui encore se marie donc ici?

LE TABELLION
Oui. J’ai été requis pour préparer un deuxième contrat; le voici.

LÉONATO
Ah çà! il faut pourtant trouver les fiancés!
à l’assistance
Qui se sentirait ici la fantaisie de se marier?
Bénédict fait un mouvement, Léonato l’arrête
Oh! je ne parle pas pour vous, on sait bien…

BÉNÉDICT
s’élançant vers Béatrice
M’aimez-vous?

BÉATRICE
Non, pas plus que de raison.

BÉNÉDICT
Il faut alors que votre oncle, le général et Claudio aient été induits en erreur, car ils m’ont juré que vous m’aimiez.

BÉATRICE
M’aimez-vous?

BÉNÉDICT
Non, pas plus que de raison.

BÉATRICE
Il faut alors que ma cousine et Ursule se soient étrangement trompées, car elles m’ont juré que vous m’aimiez.

BÉNÉDICT
Ils juraient que vous m’aimiez à en perdre la tête.


BÉATRICE
Elles juraient que vous mouriez d’amour pour moi.


BÉNÉDICT
Il n’en était rien. Vous ne m’aimez donc pas?

BÉATRICE
Non, vraiment, je ne vous aime que d’amitié.

LÉONATO
Allons, ma nièce, j’ai la certitude que vous l’aimez.


CLAUDIO
tirant un papier de sa poche
Et moi, je ferais le serment qu’il est amoureux d’elle, car voici un papier écrit au crayon de sa main; je l’ai trouvé tout à l’heure sur un banc du jardin. C’est le commencement d’un sonnet sorti de son cerveau et destiné à Béatrice.

HÉRO
en tirant un autre
Et en voici un autre tombé, ce matin, de la poche de ma cousine; il est de son écriture et contient des réflexions sur Bénédict, qui prouvent qu’elle était au moins fort préoccupée de ce gentilhomme.

BÉNÉDICT
Miracle! Voilà nos mains qui déposent contre nos cœurs!
à Béatrice
Allons, je veux bien que vous soyez ma femme; mais je vous jure que, si je vous prends, c’est par compassion.

BÉATRICE
tendant la main à Bénédict
Je ne veux pas vous refuser; mais je vous jure que c’est bien malgré moi. Ce que j’en fais n’est que pour vous sauver la vie, car on m’a dit que vous étiez sur le point de mourir de consomption.

BÉNÉDICT
Silence! je vous coupe la parole.

Il l’embrasse

DON PEDRO
Eh bien, Bénédict?

BÉNÉDICT
l’interrompant
Voulez-vous que je vous dise?… Un collège tout entier de faiseurs d’épigrammes ne me ferait pas changer d’idée; croyez-vous que je me soucie d’une satire ou d’un sarcasme? Non, celui qui s’inquiète des propos d’autrui n’osera jamais rien faire qui ait le sens commun; bref, j’ai résolu de me marier, et tout ce qu’on peut dire à l’encontre m’est parfaitement indifférent; vous auriez donc tort de rétorquer contre moi mon propre langage, car l’homme est une créature changeante, et c’est par là que je conclus.

Il va signer le contrat.
Béatrice et les témoins signent ensuite

DON PEDRO
Bravo, l’orateur!

LÉONATO et L’ASSISTANCE
Bravo! Bravo!

CLAUDIO
à la cantonade
Entrez, vous autres!


SCÈNE VI
Les mêmes, Somarone

Somarone entre, suivi de ses musiciens et de quatre choristes portant chacun au bout d’un bâton un écriteau retourné. Les quatre porteurs d’écriteaux se rangent à côté les uns des autres, vers le milieu du théâtre. Somarone fait signe aux musiciens de commencer


N° 14 – Enseigne

Le premier porteur avance d’un pas et fait faire un demi-tour à son écriteau, qui présente alors son côté écrit, où se lit en grosses lettres le mot: ICI. Les porteurs des deuxième, troisième et quatrième écriteaux imitent le premier, l’un après l’autre

HÉRO, URSULE, CLAUDIO, DON PEDRO, LE CHŒUR
Ici l’on voit Bénédict, l’homme marié!

BÉNÉDICT
Oui, oui, oui, oui, l’homme marié, et très heureux de l’être.


N° 15 – Scherzo – Duettino

BÉNÉDICT
L’amour est un flambeau…

BÉATRICE
L’amour est une flamme…

BÉNÉDICT
Un feu follet qui vient on ne sait d’où…

BÉATRICE
Qui brille et disparaît…

BÉNÉDICT
Qui brille et disparaît…

BÉATRICE
…Pour égarer notre âme…

BÉNÉDICT
…Attire à lui le sot et le rend fou.

BÉATRICE
Folie, après tout, vaut mieux que sottise.

BÉNÉDICT
Folie, après tout, vaut mieux que sottise.

BÉATRICE et BÉNÉDICT
Adorons-nous donc, et quoi qu’on en dise,
Un instant soyons fous!
Aimons-nous!
Je sens à ce malheur ma fierté résignée;
Sûrs de nous haïr, donnons-nous la main!
Oui, pour aujourd’hui la trêve est signée;
Nous redeviendrons ennemis demain!

HÉRO, URSULE, CLAUDIO, DON PEDRO, LE CHŒUR
Demain, demain!


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の下でライセンスされています。
@ 藤井宏行



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