第十場
(男爵夫人、男爵、バクルス。)

バクルス
(傍白)
権威者は行ってしまった。やれやれ。大事な要件は未だ不透明なままだというのに。

男爵夫人
(傍白)
あの人のまなざしは私を貫きそうだわ。

男爵
(行こうとして戻り、独白。)
このかわいい人からどうしても離れられない。(ふつうの声で)お嬢さん、心からお悔やみ申し上げるよ。

男爵夫人
まあ、なぜ?

男爵
素知らぬ顔をするんだね。きみの目を見れば、いらいらして救いを求めていることはすぐにわかるのに。

男爵夫人
おっしゃる意味が理解しかねますわ。

男爵
はっきり言って、きみはこの男とは幸せになれないよ。まず無理だろうね。

男爵夫人
運命を受け入れるしかありませんわ。

バクルス
(傍白)
餌に食らいついてきたな。へヘヘ、実態を知ったら、おどろき桃の木!


第十一場
(前場の人々。パンクラティウスが食堂から出てくる。)

パンクラティウス
馬屋番殿、夕食にいらしてください。伯爵夫妻がお待ちかねです。

男爵
僕はいらないよ。気分が悪いんだ。

バクルス
私を招いてくださらんとは残念だ。こっちの夕食は粗末なのに。

パンクラティウス
ますますけっこう。伯爵はおっしゃってたぜ、きみを復職させてやるって。もし、僕についてきて、感じよくしてさえいれば・・・

バクルス
いいね!それ以上言うには及ばないよ。
(行こうとする。)

男爵夫人
私を置いて行く気?

バクルス
なに、あそこの紳士がいてくださるよ。

男爵夫人
(そっと)
だから、残っていてほしいのよ。

バクルス
もったいぶるな。私は腹が減ってるんだ。それに伯爵が気を利かせてくださったら・・・

男爵
いいから行きたまえ。あなたの花嫁は大切にお世話するから。


バクルス
花嫁?あ、そうか。寄宿舎を思い出してしまって。

男爵
何を言ってるんだ。

パンクラティウス
何のことかわからないね。

男爵夫人
いいから行ってらっしゃい。でも、あまり待たせないでよ。

バクルス
じゃ、馬屋番殿、よろしく頼むよ。あまり遠慮しなくていいからね。私はぜんぜん嫉妬なんかしないんだから。へへへ!


(男爵と男爵夫人は奥でおしゃべりを始める。)


パンクラティウス
(小声で)
で、首尾は?

バクルス
(小声で)
まあ・・・

パンクラティウス
いいのか?

バクルス
まあまあだね。

パンクラティウス
じゃ、見込みがあるんだね?

バクルス
そうと言えるかな。へへへ!

パンクラティウス
よかったねえ。ハハハ!

(二人は笑いながら退場。)


第十二場
(男爵夫人と男爵。)

男爵
(彼女を導きながら)
やれやれ、ずいぶん邪魔されたね、グレートヒェン。僕はやもめだけど、財産はじゅうぶんあるんだ。僕はかつて慎重に妻を選び、結婚したんだが、不幸な結果に終わった。彼女が亡くなった時、もう二度と結婚すまいと心に誓ったんだ。何か月もの間どんなにみじめだったことか。苦しみに耐えられず、自殺しようとさえしたんだ。
ー結局しなかったけどね。

男爵夫人
そのようですわね。

男爵
でも自殺願望はまだ残っているんだよ。

男爵夫人
神がお守りくださいますわ。

男爵
つまり、最初はよく考えたにもかかわらず失敗したから、僕は決心したんだ。次に妻を選ぶ時はあれこれ考えないようにしようってね。つまりね、グレートヒェン。きみを初めて見た時、まるで古くから知っているような気がしたんだ。苦痛は和らぎ、僕の心ははっきり気がついた。この人こそ僕の妻だ、と!




Nr. 10 - 二重唱

男爵夫人
あなたの妻に?

男爵
そうだ、僕の大切な妻になってほしい!

男爵夫人
あなたの妻だなんて、
身分が違いすぎますわ。それにモラル違反です。
この村では一夫一婦制であって、
一婦多夫なんて白い目で見られますわ。

男爵
まだきみは自由じゃないか。

男爵夫人
いいえ、婚約しています。

男爵
(気が高ぶって)
破棄してください。

男爵夫人
それでは浮気者になってしまいますもの。

男爵
もしバクルス氏が僕に権利を譲ったとしたら?
それでも反対するの?

男爵夫人
ご身分をお忘れにならないで!

男爵
どうか優しくなって。心を開いて。
僕だって富はあるし、身分も・・・

男爵夫人
「僕だって」?

男爵
もしかするとね。
僕の愛だけでは満足しない、
と言うなら・・・

男爵夫人
ああ、そういうことですのね。

男爵
終わりまで言わせて。
僕はあふれんばかりの愛情をもって
訴えているんだよ。
きみがよそよそしく、冷たくするなら
またもやあらゆる苦しみが
僕の中を駆け巡るだろう。
もう僕は耐えられないよ。すべてをなくして、
再び絶望のどん底に叩きつけられるなんて。
毒薬かピストルか、何でもいい。
毒でもピストルでも同じことだ。
この苦しみを終わらせるために
死ねればいいんだから。

男爵夫人
ああ、それはいけませんわ。
まだそんなにお若いのに。
同情はいたしますけれど、
心配はいりませんわ。
今日に至るまで、愛のために
自殺する人なんていなかったんですもの。

二人
(独白)
わたし/僕をからかうつもりなのかしら/だろうか。
ほんとうに彼/彼女は愛してくれるのかしら/だろうか。
ああ、何て心地よく響くんでしょう/だろう。
たしかにこれほど感嘆したのは初めてだわ/だ。
聖なる炎がこの心を
暖める。
とにかくやるだけやってみよう。
よく慎重に行動しなければ。
もしかしたら幸せになれるかもしれないのだから。

男爵
僕のこと、信じないの?

男爵夫人
お願いだから行かせてくださいな。

男爵
はっきり言ってほしいんだ。僕のこと、好き?

男爵夫人
今は言いたくありませんわ。

男爵
嫌いなの?

男爵夫人
まさか!

男爵
ほんとうは嫌いなんだね?

男爵夫人
ずいぶん大真面目ですのね。

男爵
僕は苦しいんだ。
ほかにどう振る舞え、って言うんだい?

男爵夫人
いくら何でも必死すぎますわ。

男爵
苦しいんだ。
僕は苦しみでできているようなものなんだ、
心を奪われてからというものは。
僕の生活にふたたび喜びをもたらしてくれそうなもの、
僕にはわかっている、それが何かも、自分の恋も。

男爵夫人
あなたの恋するお方が私だなんて、信じられませんわ。
かわいそうに、そんなに苦しまれて。

男爵
きみは僕を死なせたいの?

男爵夫人
ああ、もう、どうしていいかわからない。

男爵
もういいよ。死んで苦しみを終わらせよう。
(戸口まで行き、振り返る。)
さようなら。

男爵夫人
ああ、生きてくださいな。

男爵
生きることなんて話せない。

男爵夫人
(笑って)
じゃ、死ぬ話でもいたしましょうか?

男爵
僕が死ぬのがうれしいのかい?

男爵夫人
(いらいらして)
そんな悪い冗談はよしてくださいな!

男爵
冗談だって?
いいさ!じゃ、ここに残ろう。

男爵夫人
まだそんなにお若いのに・・・ usw.

二人
(独白)
わたし/僕をからかうつもりなのかしら/だろうか・・・ usw.


第十三場
(前場の人々、バクルス)

バクルス
やれやれ、この天気ときたら!洪水みたいじゃないか。さてと、どうやって家に帰るかな。

男爵
まったくだね。ところで校長先生、きみに話したいことがあるんだが・・・誰か来た?


第十四場
(前場の人々、伯爵。)

伯爵
いったいどういうことだね?せっかく馬屋番殿を待っていたのに、彼はぜんぜん違う人と食事をとったらしいな。


バクルス
(傍白)
へヘヘ!蓼食う虫も好き好き!

男爵
僕が伯爵夫人よりもっと楽しい話し相手を選んだことがばれたら、どうなると思う?

伯爵
農家の娘さんのことか?そりゃ、私の妻の自尊心に関わるよ。


男爵
(小声で伯爵に)
兄さん、あの子はほんとうに魅惑的だよ!

伯爵
(同じく小声で)
それはまったく同意見だね。

男爵
もしきみが知っているなら・・・

伯爵
何がだね?

男爵
いや、あとで二人きりになってから話そう。
(バクルスを手招きし、いっしょに後方へ行く。)

伯爵
(独白)
やれやれ、こいつときたらみんなからちやほやされて!だが、けっこうなことだ。こっちにとっては都合がいいよ。
(大きな声で)
おい、バクルス!

バクルス
(あわてて戻ってきて)
伯爵さま!

伯爵
妻がおまえのことを一生懸命取り成していたぞ。それでだな、もう少し穏便な処置をとることも検討し始めている。


バクルス
(独白)
おお、ソフォクレスさまさまだ!

伯爵
えっ?

バクルス
何とお恵み深い、とつぶやいたのです。

伯爵
待て!まだ決定ではないのだからな。今日はもう遅いし、猟番のトーマスがいないからおまえも今夜は家に帰ってよろしい。明日、この事件に関してもっとよく調査してみよう。


バクルス
もしよろしければ、辻馬車を手配していただけませんでしょうか?ご覧のように外はたいへんな土砂降りですので。


伯爵
何と厚かましい物言いだ!四頭立ての馬車でちゃんと家まで送らせるつもりだったのだ!

バクルス
でも、この雨では・・・

伯爵
じゃ、ここに泊まっていけばよい。

バクルス
だったら私の花嫁は?

伯爵
彼女ももちろん泊まる。当たり前だ!

バクルス
私の花嫁が?あ、そうか。彼女のことね。

伯爵
何だ、ほかにもいるとでも言うつもりか?

バクルス
いや、私はただ・・・

男爵夫人
(男爵と今まで話していたが)
Geb Er sich doch mit dem Denken lieber gar nicht ab.

伯爵
Sie kann - bei der Kammerjungfer schlafen, wenn sie will.

バクルス
Bei der Kammerjungfer? Hähähä! I nu, meinethalben, wenn die Kammerjungfer es zufrieden ist.

男爵夫人
Ach, wenn's der gnäd'ge Herr vergönnte, so bliebe ich gern hier im Saale.

伯爵
beiseite
Desto besser. Laut. Wie es dir gefällt, mein Kind. So kann Er beim Verwalter schlafen.

男爵夫人
Wie, ich soll allein hierbleiben?

バクルス
Na, Seine Unschuld wird doch hier nicht in Gefahr kommen.

伯爵
Wessen Unschuld?

バクルス
Ich meine den Verwalter, wenn ich -

男爵夫人
leise zu Baculus
Entweder Er bleibt hier, oder ich verrate alles.

バクルス
Nun, meinetwegen, wenn Er gar so zimperlich tut -

男爵
vortretend
Ich dächte auch, es wäre dem Anstande gemäss -

伯爵
Ach, der Herr Stallmeister auch noch da? Zu Baculus. Wohlan, so setz Er sich in jenen Lehnstuhl. Für sich. Hoffentlich schläft er bald ein.

男爵夫人
aus ihrem Körbchen ein Strickzeug nehmend
Ich setze mich hierher und stricke - oh, ich will mir schon die Zeit vertreiben!
Setzt sich rechts

バクルス
beiseite
Der wird einen guten Stiefel stricken.
Setzt sich links

伯爵
Herr Stallmeister, ich wünsche wohl zu schlafen.

男爵
Ich habe noch keinen Schlaf.

伯爵
Mir geht es ebenso.

男爵
Da bleibt weiter nichts übrig, als uns gegenseitig zu amüsieren.

伯爵
Ich bin dabei. Vielleicht noch eine Partie gefällig?

男爵
Ich stehe zu Dienst.
Für sich
Wüsst' ich ihn nur zu entfernen!

伯爵
ebenso
Der Satan weicht nicht von der Stelle.

Beide bereiten sich zum Spiel, setzen die Bälle usw

男爵夫人
beiseite
Die Nacht scheint amüsant zu werden.

バクルス
ein Gesangbuch aus der Tasche ziehen
Ich will den Choral für morgen noch einmal durchnehmen.

Nr. 11 - Quintett

男爵
Ich habe Numro eins.

伯爵
Sie setzen aus.

男爵
Doch sind Sie mir weit überlegen.

伯爵
So geb' ich Ihnen vor.

男爵
Wieviel?

伯爵
Wohlan, ich geb' vierundzwanzig.

男爵
Meinetwegen.

Er stösst

男爵夫人
für sich
Ich glaube gar, man spielt um mich!

Graf stösst

男爵夫人
Oh, wie will ich morgen lachen,
Denn die beiden Herren machen
Sich gewaltig lächerlich.

伯爵、男爵
für sich
Aus dem Zimmer ihn zu treiben
Und allein bei ihr zu bleiben,
Sei mein Streben, ist mein Plan.

バクルス
singt mit lauter Stimme aus dem Gesangbuch
»Wach auf, mein Herz, und singe!«

男爵夫人、伯爵、男爵
zu Baculus
Welch Gebrülle! Seid Ihr toll?
Sagt, was das bedeuten soll?

バクルス
Ich glaubt', es sollte mir gelingen,
Mich in sanften Schlaf zu singen.

伯爵、男爵
Schlaft, doch brüllet uns nichts vor.

バクルス
Gut, so leg' ich mich aufs Ohr.

Bereitet sich zum Schlafen

伯爵
Wie steht das Spiel?

男爵
A point.

伯爵
A point! Wohlan!

Sie stellen sich wieder zum Spiel, der Graf will stossen. Es wird hinter der Szene geklingelt

伯爵
妻がベルを鳴らしている。
こんな夜遅くどうしたんだろう?

男爵
auf den Grafen deutend
Da würd' es doch wohl schicklich sein,
Dass jemand zu ihr geht.

男爵夫人
schnell
Gleich will ich hin zu ihr.

伯爵
schnell
Nein, bleibe, liebes Kind.
Für sich
Sie blieb am End' bei ihr.
Laut
Ich geh' zu ihr geschwind.
Rüttelt Baculus
He, Alter, schickt es sich, zu schlafen
In Gegenwart des Herrn Grafen?

男爵
(独白)
意地が悪いな!

伯爵
Hübsch die Augen klar!

男爵夫人
für sich
Zum Wächter stellt er ihn wohl gar.

伯爵
triumphierend, für sich
Nun sind sie mindstens nicht allein,
Da darf er auch nicht zärtlich sein.
ab

男爵
wirft das Queue aufs Billard und stürzt leidenschaftlich vor
Lass mich nicht in Zweifel schweben,
Denn du weisst, es gilt mein Leben,
Dass du willst dein Herz mir weihn,
Mein fürs ganze Leben sein.

伯爵
(戻ってくる。)
やあ、もどったよ。

男爵
もう!

伯爵
妻はどうやら自分が使う馬について
訊きたいらしい。

男爵
明日の朝早く行くようにします。

伯爵
(急いで)
いや、いますぐ知りたいと言っていた。

男爵夫人
für sich
Aus dem Zimmer ihn zu treiben,
Ist sein Streben nur allein.

男爵
So geh' ich, doch nicht lange
Lass' ich beide hier allein.

伯爵
Aus dem Zimmer ihn zu treiben,
Ist mein Streben nur allein.

バクルス
うるさいな!あのお二人に
はっきり言ってやりたいよ。

伯爵
Wie steht das Spiel?

男爵
mit Bezug auf die Baronin
A point!

男爵夫人
schelmisch
A point!
Meine Liebe zu erringen,
Dürfte endlich ihm gelingen;
Mich, die Spröde, zu bezwingen,
Ist sein Streben nur allein!
Schmeichelhaft, ich muss gestehen,
Ist, sich so geliebt zu sehen,
Und ich glaube, dass sein Flehen
Nicht vergebens werde sein.

伯爵、男爵
Ihre Gunst mir zu erringen,
Wird mir sicher noch gelingen;
Diese Spröde zu bezwingen,
Streb' ich nur allein!
Noch will sie mich nicht verstehen,
Doch Geduld, wir werden sehen,
Und ich hoffe, dass mein Flehen
Nicht vergebens werde sein.

バクルス
「目覚めよ、わが心。そして歌え!」
ああ、もう、まったく、
この紳士方はいつになったら寝に行かれるのだろう。
Denn bevor das nicht geschehen,
Wird kein Schlummer mich erfreun.

(彼は眠り込む。男爵は急いで退場。)

伯爵
Holdes Kind, willst du nicht sehen
Mich vor Liebe gleich vergehen,
Reiche, denn ich schmachte sehr,
Mir zum Kuss dein Mündchen her.

男爵夫人
ihm entschlüpfend und zu Baculus laufend
Ach, der Herr will mich nur necken!

伯爵
おい、いったい何をするんだ?

男爵夫人
彼を起こしますわ。

伯爵
いやいや、寝かせておきなさい。

男爵夫人
Ei was, es schickt sich nicht zu schlafen
In Gegenwart des Herren Grafen.

伯爵
sie verfolgend
冗談はやめなさい!

男爵夫人
叫ぶわよ!

伯爵
キスだけ。

男爵夫人
いや、いや、いや!

男爵
(急いで入ってくる。)
戻りましたよ。

伯爵
もう!

男爵
まったく嘘をつかないでくださいよ。
今日はエイプリルフールじゃないんですから。

伯爵
おや、だが、しかし彼女は・・・

男爵
勘違いのようですよ。

伯爵
ああ、それは申しわけなかった。
私は聞き違えたようだな。

男爵
どこまでやりましたっけ?

伯爵
(口をぬぐって)
一点取ったところだ!

男爵
一点でしたね!

男爵夫人
(ふざけて)
一点ね。

男爵夫人、伯爵、男爵
Einer führt den andern an!

バクルス
erwachend
Weil ich doch nicht schlafen kann,
Fange ich zu singen an:
»Wach auf, mein Herz, und singe!« usw.

男爵夫人
Meine Liebe zu erringen, usw.

伯爵、男爵
Ihre Gunst mir zu erringen, usw.

男爵
Doch nun dächt' ich, wir beendeten
Das Spiel. Was meinen Sie?

伯爵
Gern.

男爵
für sich
Ich geh' nicht von der Stelle.

伯爵
für sich
Ich bleib' hier bis morgen früh.

Beide fangen wieder zu spielen an

男爵夫人
beiseite
In der Tat, ich bin begierig,
Wie sich end'gen wird die Szene.

バクルス
また始めた!ああ、うるさいな!
こっちは眠くてたまらんのに。

男爵
(玉を突く)
このキューは使いにくい。

伯爵
きみはぜんぜんセンスがないな。

男爵
センスがない?失礼な!

伯爵
このキューは申し分がないほど使いやすいのだぞ。

男爵
これは僕のじゃないからね。

伯爵
おい、人のものをけなす気か?

男爵
ゲームをしましょうよ。
喧嘩なんか売らないでください!

男爵
そっちがしかけたんじゃないか!

伯爵
いや、そっちだ!

男爵
ちがう!

伯爵
ちがう!

二人
そっちが悪い!

Durch das Demonstrieren mit den Queues berühren sie die Lampe, der Schieber fällt herab, und die Bühne wird dunkel

四人全員
Das ist das Ende von dem Streit,
Nun sitzen wir in Dunkelheit.

伯爵
für sich
Das ist mir lieb!

男爵
Fataler Streich!

男爵夫人
Das geht zu weit!

バクルス
Welch tolles Zeug!

伯爵
Zu mir, mein Kind, ich suche dich!

男爵
Zu mir, mein Kind, ich schütze dich!

男爵夫人
Gefährlich wird es nun für mich!

バクルス
Nun haschen sie im Dunkeln sich!

Mit den Worten »Das ist mir lieb« schlüpft der Graf zur Baronin; diese entwischt ihm und läuft bei Baculus vorbei, um das Billard herum, der Graf ihr nach, hinter ihm der Baron; nachdem sich alle drei einigemal herumgejagt, jedoch ohne sich zu fassen, tritt die Gräfin im Negligé aus ihrem Zimmer und gerade zwischen den Grafen und die Baronin. Ersterer umarmt die Gräfin, in der Meinung, die Baronin erwischt zu haben; der Baron schiesst vorbei und packt den sich eben vom Stuhl erhebenden Baculus, ihn festhaltend. Zu gleicher Zeit tritt durch die Haupttür Pancratius mit Licht ein, die Gruppe beleuchtend.


FÜNFZEHNTER AUFTRITT
Die Vorigen. Gräfin. Pancratius

Graf und Baron, ihren Irrtum erkennend, stehen beschämt

パンクラティウス
(せりふで)
やれやれ、とんだ大騒ぎですな。

伯爵夫人
(歌で)
何てやかましいこと!
おかげで目が覚めてしまいましたわ。

男爵
(おどおどしながら)
ゲームをしていたんです。

伯爵
(同じように)
そうそう、ゲームをしていた。

伯爵夫人
あら、そう。

伯爵
そのうちけんかになったのだ。

男爵夫人
(進み出て)
私は編み物をしていました。

バクルス
私は舟をこいでいて・・・。

伯爵夫人
あら、そう。

伯爵
Das gab Karambolage.

伯爵夫人
Das leuchtet mir schon ein.
Nur glaub' ich, dass Ihr Spiel
Der holden Jungfrau viel
Von ihrem Schlummer raubt;
Drum sei es ihr vergönnt,
Der sichern Ruh' zu pflegen
Bei mir, auf meinem Zimmer.
Sie haben nichts dagegen?

Baronin küsst der Gräfin die Hand und tritt auf ihre Seite

バクルス
Ei, ein gewagter Schritt!
Jetzt nimmt sich die Frau Gräfin
Gar den Studenten mit.

伯爵夫人、男爵夫人
Wie ein Schlag aus heitern Höhen
Traf mein / ihr Wort, und beide stehen
Sie beschämet da vor mir / ihr.
Darum müssen ohne Säumen
Sie den Unmut nun verträumen,
Heut bezähmen die Begier.
Gute Nacht! Gute Nacht! Gute Nacht!

伯爵と男爵
Wie ein Schlag aus heitern Höhen
Traf ihr Wort, und beide stehen
Wir beschämet da vor ihr.
Darum wollen ohne Säumen
Wir den Unmut nun verträumen,
Heute bezähmen die Begier.
Gute Nacht! Gute Nacht!
Ärgerlich mit dem Fusse stampfend.
Gute Nacht!

バクルス
Wie ein Schlag aus heitern Höhen
Traf ihr Wort, und beide stehen
Sie beschämet da vor ihr.
Beide wachten ohne Säumen
Auf aus ihren Liebesträumen,
Wüssten sie Bescheid gleich mir.
Gute Nacht! Gute Nacht! Gute Nacht!

Graf begleitet die Gräfin bis an die Tür ihres Zimmers; sie geht mit der Baronin hinein; der Graf zur Haupttür ab. Pancratius folgt ihm


SECHZEHNTER AUFTRITT
Baron. Baculus

男爵
tut, als ob er folge und kehrt dann um; für sich
Wahrhaftig, lebten wir noch in finstern Zeiten, so würde ich glauben, das Mädchen habe mir einen Liebestrank gegeben. Laut. He, Schulmeister!

バクルス
Noch keine Ruhe! Was beliebt?

男爵
Ich habe Euch einen Vorschlag zu machen. Wenn ihr einwilligt, so geb' ich Euch mein Wort, dass Ihr nicht allein Euer Amt behalten, sondern noch tausend Taler obendrein verdienen sollt.

バクルス
Ei der Tausend! Wie denn das?

男爵
Wollt Ihr mir Eure Braut abtreten?

バクルス
Meine Braut? Ei beileibe! Was will der Herr denn mit meiner Braut anfangen?

男爵
Ich will sie heiraten. Das holde Wesen machte gleich, als ich sie in Eurem Dorfe sah, einen tiefen Eindruck auf mich.

バクルス
Das glaub' ich wohl, aber ich habe meine Braut lieb.

男爵
Sind Euch tausend Taler nicht noch lieber?

バクルス
überlegend
Tausend Taler? Nein, Herr Stallmeister, tausend Taler sind mir nicht lieber.

男爵
Aber zweitausend?

バクルス
Zweitausend? Für sich. Potz Adam Riese und Pestalozzi! Laut. Nein, auch zweitausend Taler sind mir nicht lieber.

男爵
Aber fünftausend?

バクルス
Fünftausend! - Alle Wetter, Herr Stallmeister, wenn das Ihr Ernst ist und meine Braut nichts dawider hat -

男爵
Ihr müsst sie zu überreden suchen.

バクルス
Das wird schwerhalten, sie liebt mich unmenschlich, in acht Tagen sollte ja unsre Hochzeit sein. Wie wär' es denn, wenn ich sie erst auf ein Jahr heiratete, und wir machten hernach das Geschäft ab?

男爵
Wo denkt Ihr hin! Morgen oder nie! Morgen mit dem frühesten.

バクルス
In Gottes Namen denn, ich will's versuchen. Aber geben Sie acht, sie wird nicht wollen.

男爵
Sie wird wollen - wir sind schon halb und halb einig.

バクルス
So? Das wär' der Teufel!

男爵
Überlegt es wohl! Mit fünftausend Talern könnt Ihr Euch ein schönes Gütchen kaufen, und Bräute gibt's ja noch genug in der Welt. Morgen mit dem frühesten erwarte ich Euren Entschluss.

Geht ab


SIEBZEHNTER AUFTRITT
Baculus allein

Nr. 12 - Arie

バクルス
Fünftausend Taler! Fünftausend Taler!
Träum' oder wach' ich? Zittre und zag' ich?
Wein' oder lach' ich? Götter, was mach' ich?
Wahr bleibt es ewig doch, das Glück ist kugelrund,
Vor kurzem war ich noch ein rechter Lumpenhund;
Nicht sehr viel mehr als Mensch und Christ,
Und nun auf einmal - Kapitalist!
Dir dank' ich, ew'ges Fatum,
Jetzt meines Glückes Statum!
überlegend
Doch wenn Gretchen, tränenvoll,
Mich um Gottes willen bittet,
Dass ich sie behalten soll?
Wenn sie schmeichelt und mich streichelt,
Was bis jetzt noch nie geschah;
Wenn sie jammert, mich umklammert?
Lieber Gott, was mach' ich da?
zum Publikum
Tun Sie mir den einz'gen Gefallen und sagen Sie mir; was mach' ich da?
nach kurzem Bedenken
Kann alles nicht helfen, ich schlage sie los,
Denn fünftausend Taler sind gar zu viel Moos.
Doch nun heisst es überlegen,
Was fang' ich mit Gottes Segen,
Mit dem Kapitale an?
Soll ich ein Gelehrter bleiben
Oder 's Merkantilsche treiben?
Baue ich mir ein Palais
Oder werde Kneipier?
Kaufe ich mir Staatspapiere
Oder schenk' ich bayr'sche Biere?
Treibe ich Ökonomie, baue ich ein Tivoli?

Doch warum die Zeit jetzt töten
Und mit Plänen martern mich?
Habe ich erst die Moneten,
Findet schon das Weitre sich.
Fünftausend Taler! Das ist ein Wort,
So voluminös, so numerös,
So pekuniös und so famös!
Beschlossen ist's im Weltenplan,
Ich werd' ein hochberühmter Mann!
Es sauset und brauset, es sumset und brumset,
Es schimmert und flimmert, es krabbelt und zappelt
Im Körper, vor Augen und Ohren mir.
Beschlossen ist's im Weltenplan,
Ich werd' ein hochberühmter Mann!

Geht rasch und aufgeblasen ab
ZEHNTER AUFTRITT
Baronin. Baron. Baculus

BACULUS
beiseite
Die Herrschaften gehn, und ich bin wegen meiner Angelegenheit immer noch nicht im klaren.

BARONIN
beiseite
Der Mann durchbohrt mich fast mit seinen Blicken.

BARON
der folgen wollte, kehrt um, für sich
Ich kann mich von dem holden Geschöpf nicht trennen. Laut. Schönes Kind, ich bedauere dich von Herzen!

BARONIN
Ei, warum denn das?

BARON
Stell dich so einfältig, wie du willst; dein Auge sprüht Geist und klagt nur deine Erziehung an.

BARONIN
Ich verstehe den Herrn nicht.

BARON
Bekenn es nur, du wirst nicht glücklich mit diesem Manne, du kannst nicht glücklich mit ihm werden.

BARONIN
Man muss sich in sein Schicksal finden.

BACULUS
beiseite
Der beisst an; hähähä! Der wird sich wundern!



ELFTER AUFTRITT
Die Vorigen. Pancratius, aus dem Speisesaal

PANCRATIUS
Der Herr Stallmeister möchten zu der Abendtafel kommen. Die Herrschaften warten, wie närr'sch.

BARON
Ich habe keinen Appetit, ich bin unwohl.

BACULUS
Schade, dass die Einladung nicht an mich gerichtet ist, mein Appetit ist grenzenlos.

PANCRATIUS
Desto besser. Der Herr Graf haben befohlen, Ihn zu restaurieren; wenn es also gefällig ist, mir zu folgen -


BACULUS
Edler Mann! So was lässt man sich nicht zweimal sagen.
Will gehen

BARONIN
Er will mich allein lassen?

BACULUS
I was, der Herr bleibt ja.

BARONIN
leise
Eben deswegen soll Er dableiben.

BACULUS
Zier Er sich doch nicht. Ich habe Hunger, und da der Herr Graf so zuvorkommend ist -

BARON
Versteht sich, drum geh Er getrost; Seine Braut ist in den besten Händen.

BACULUS
Meine Braut? Ja so. Mir fiel eben sein Stubenbursche ein.

BARON
Was schwatzt Er da?

PANCRATIUS
Wer fiel Euch ein?

BARONIN
So geh Er, aber lass Er mich nicht lange warten!

BACULUS
Nun, Herr Stallmeister, gute Unterhaltung; meinetwegen braucht Er sich keinen Zwang anzutun; ich bin nicht eifersüchtig, hähähä!

Baron und Baronin gehen im Gespräch in den Hintergrund

PANCRATIUS
leise
Wie steht's denn?

BACULUS
leise
Je nun -

PANCRATIUS
Gut?

BACULUS
Passabel.

PANCRATIUS
Also Hoffnung?

BACULUS
Wie närr'sch! Hähähä!

PANCRATIUS
Freut mich - wie närr'sch - hahaha!

Beide lachend ab


ZWÖLFTER AUFTRITT
Baronin. Baron

BARON
sie vorführend
Nun höre mich an, Gretchen; wir wurden vorhin gestört. Ich bin Witwer, wohlhabend. Mit vieler Überlegung wählte ich mir eine Frau und war unglücklich. Als sie starb, wollte ich nie wieder heiraten. Ich führte monatelang ein qualvolles Leben, der Weltschmerz erfasste mich, und ich wollte mich bereits erschiessen - ich habe mich nicht erschossen.

BARONIN
Das seh' ich.

BARON
Oh, es kann noch dahin kommen!

BARONIN
Das verhüte Gott!

BARON
Da nun das erstemal Überlegung und Rücksicht mich so bitter getäuscht, so beschloss ich, bei der zweiten Wahl ganz ohne alle Rücksichten zu verfahren. Kurz, Gretchen, als ich dich erblickte, da war mir's, wenngleich meine Augen dich zum ersten Male sahen, als hätte dich mein Herz schon längst gekannt; mein Schmerz wurde milder, und plötzlich stand es fest vor meiner Seele: diese wird mein Weib!

Nr. 10 - Duett

BARONIN
Ihr Weib?

BARON
Mein teures Weib!

BARONIN
Das wäre viel Ehre
Für mich, doch gehet das nicht an;
In unserm Dorf hat jede Frau
Nicht mehr als einen Mann.

BARON
Noch bist du frei.

BARONIN
Nicht frei, ich bin versprochen.

BARON
erregt
Entsage jenem Band.

BARONIN
Das wäre Treu' gebrochen.

BARON
Gesetzt, dein Bräutigam tritt dich
Mir ab, wärst du dagegen?

BARONIN
Der Herr ist viel zu vornehm mir.

BARON
Lass, Holde, dich bewegen!
Reich bin ich auch und vornehm -

BARONIN
Auch?

BARON
Vielleicht;
Doch soll dich das nicht blenden
Von meiner Lieb' allein -

BARONIN
Ach so -

BARON
Lass mich vollenden.
Von meiner heissen Lieb' allein
Red' ich zu deinem Herzen.
Wirst du noch ferner grausam sein,
Erwachen alle Schmerzen
Aufs neu in mir!
Nicht trag' ich mehr dies Leben; preisgegeben
Fühl' ich mich der Verzweiflung wieder;
Ein tötend Gift oder Blei, einerlei,
Gift oder Blei, was es auch sei,
Soll mir willkommen sein,
Zu enden meine Pein.

BARONIN
Ach Gott, das wär' doch schade
Um ein so junges Leben.
Mich jammert Ihre Lage,
Doch hat es keine Not,
Vor Liebe heutzutage
Schiesst keiner sich mehr tot.

BEIDE
für sich
Ist sein / ihr Plan, mich zu necken, abzuschrecken?
Fühlt sein / ihr Herz wirklich Liebe, wahre Triebe?
Ei, das schmeichelte mir sehr, ja wahrhaftig!
Zwar gelobt ich hoch und teuer,
Mich an Hymens heil'gem Feuer
Zu erwärmen nimmermehr;
Doch man müsste es probieren
Und noch einmal es riskieren,
Vielleicht wird ein dauernd Glück erreicht. -

BARON
So zweifelst du an meinem Wort?

BARONIN
Ich bitte, lassen Sie mich fort.

BARON
Sei offen, Kind, missfall' ich dir?

BARONIN
Davon ist keine Rede hier.

BARON
Bin ich so hässlich?

BARONIN
Nein!

BARON
Dir ganz zuwider?

BARONIN
Sie sind so ernst.

BARON
Das macht der Schmerz;
Soll mein Benehmen anders sein?

BARONIN
's ist etwas wild.

BARON
Das macht der Schmerz.
Ich bin ein Mensch voll lauter Schmerz,
Bis ich erzwungen hab' ein Herz,
Das mich dem Dasein wiedergibt,
Das mich versteht, das mich liebt.

BARONIN
Ich zweifle fast, dass ich es kann,
Sie armer, schmerzensreicher Mann.

BARON
Wohlan, du willst nicht, dass ich lebe?

BARONIN
Ach Gott, es fällt mir gar nicht ein.

BARON
Wohlan, der Tod, er ende meine Pein!
Geht bis zur Tür und wendet sich.
Ich gehe.

BARONIN
Wunsche wohl zu leben.

BARON
Von leben kann nicht Rede sein.

BARONIN
lachend
So wünsch' ich wohl zu sterben.

BARON
Es würde wohl mein Tod dich gar erfreun?

BARONIN
ärgerlich
So argen Scherz zu treiben!

BARON
Ein Scherz? Ein Scherz?
Wohlan! Nun lass' ich's bleiben.

BARONIN
Es wär' auch wirklich schade, usw.

BEIDE
für sich
Ist sein / ihr Plan, mich zu necken, abzuschrecken? usw.


DREIZEHNTER AUFTRITT
Die Vorigen. Baculus

BACULUS
Das ist ein Wetterchen draussen, wie bei der Sintflut. Wie sollen wir denn nun nach Hause kommen?

BARON
Eben recht. Ich habe mit Ihm zu reden, Herr Schulmeister. - Wer kommt?


VIERZEHNTER AUFTRITT
Die Vorigen. Graf

GRAF
Was soll das heissen? Wir warten auf den Herrn Stallmeister bei Tische, aber wie es scheint, neigte sich sein Appetit nach etwas anderem.

BACULUS
beiseite
Hähähä! Die Geschmäcker sind verschieden!

BARON
Und wenn ich in der Tat Ihrer interessanten Unterhaltung eine noch interessantere vorgezogen hätte?

GRAF
Mit einem Bauernmädchen? Sehr schmeichelhaft für meine Frau.

BARON
leise zum Grafen
Herr Bruder, das Mädchen ist bezaubernd!

GRAF
ebenso
Der Meinung bin ich auch.

BARON
Wenn du wüsstest -

GRAF
Was denn?

BARON
Nun später, wenn wir allein. -
Winkt Baculus und geht mit ihm in den Hintergrund

GRAF
für sich
Ich glaube, der will hier Hahn im Korbe sein? Ja prosit, du kommst mir gerade recht!
laut
He, Baculus!

BACULUS
schnell vorkommend
Gräfliche Gnaden!

GRAF
Meine Gemahlin hat ein gutes Wort für Ihn eingelegt, und werde ich rücksichtlich dessen milder gegen Ihn verfahren.

BACULUS
für sich
Dank, o Sophokles!

GRAF
Was sagt Er?

BACULUS
Ich sage, allzu gnädig!

GRAF
Halt! Die Sache ist damit noch nicht abgetan; doch da es spät und der Jäger Thomas nicht anwesend ist, so mag Er für heute nach Hause gehen; morgen wollen wir den Fall näher untersuchen.

BACULUS
Wollen der Herr Graf nicht huldreichst eine Droschke kommandieren; draussen befindet sich eine überaus feuchte Atmosphäre.

GRAF
Unverschämtheit ohnegleichen! Am Ende soll ich Ihn noch mit vier Pferden nach Hause fahren lassen!

BACULUS
Aber dieser enorme Regen -

GRAF
So mag Er im Schlosse bleiben.

BACULUS
Ja, aber meine Braut?

GRAF
Auch die, das versteht sich.

BACULUS
Meine Braut? Ja so, die da!

GRAF
Die da? Hat Er mehr als eine?

BACULUS
Behüte, ich dachte nur -

BARONIN
mit welcher der Baron bisher gesprochen
Geb Er sich doch mit dem Denken lieber gar nicht ab.

GRAF
Sie kann - bei der Kammerjungfer schlafen, wenn sie will.

BACULUS
Bei der Kammerjungfer? Hähähä! I nu, meinethalben, wenn die Kammerjungfer es zufrieden ist.

BARONIN
Ach, wenn's der gnäd'ge Herr vergönnte, so bliebe ich gern hier im Saale.

GRAF
beiseite
Desto besser. Laut. Wie es dir gefällt, mein Kind. So kann Er beim Verwalter schlafen.

BARONIN
Wie, ich soll allein hierbleiben?

BACULUS
Na, Seine Unschuld wird doch hier nicht in Gefahr kommen.

GRAF
Wessen Unschuld?

BACULUS
Ich meine den Verwalter, wenn ich -

BARONIN
leise zu Baculus
Entweder Er bleibt hier, oder ich verrate alles.

BACULUS
Nun, meinetwegen, wenn Er gar so zimperlich tut -

BARON
vortretend
Ich dächte auch, es wäre dem Anstande gemäss -

GRAF
Ach, der Herr Stallmeister auch noch da? Zu Baculus. Wohlan, so setz Er sich in jenen Lehnstuhl. Für sich. Hoffentlich schläft er bald ein.

BARONIN
aus ihrem Körbchen ein Strickzeug nehmend
Ich setze mich hierher und stricke - oh, ich will mir schon die Zeit vertreiben!
Setzt sich rechts

BACULUS
beiseite
Der wird einen guten Stiefel stricken.
Setzt sich links

GRAF
Herr Stallmeister, ich wünsche wohl zu schlafen.

BARON
Ich habe noch keinen Schlaf.

GRAF
Mir geht es ebenso.

BARON
Da bleibt weiter nichts übrig, als uns gegenseitig zu amüsieren.

GRAF
Ich bin dabei. Vielleicht noch eine Partie gefällig?

BARON
Ich stehe zu Dienst.
Für sich
Wüsst' ich ihn nur zu entfernen!

GRAF
ebenso
Der Satan weicht nicht von der Stelle.

Beide bereiten sich zum Spiel, setzen die Bälle usw

BARONIN
beiseite
Die Nacht scheint amüsant zu werden.

BACULUS
ein Gesangbuch aus der Tasche ziehen
Ich will den Choral für morgen noch einmal durchnehmen.

Nr. 11 - Quintett

BARON
Ich habe Numro eins.

GRAF
Sie setzen aus.

BARON
Doch sind Sie mir weit überlegen.

GRAF
So geb' ich Ihnen vor.

BARON
Wieviel?

GRAF
Wohlan, ich geb' vierundzwanzig.

BARON
Meinetwegen.

Er stösst

BARONIN
für sich
Ich glaube gar, man spielt um mich!

Graf stösst

BARONIN
Oh, wie will ich morgen lachen,
Denn die beiden Herren machen
Sich gewaltig lächerlich.

GRAF, BARON
für sich
Aus dem Zimmer ihn zu treiben
Und allein bei ihr zu bleiben,
Sei mein Streben, ist mein Plan.

BACULUS
singt mit lauter Stimme aus dem Gesangbuch
»Wach auf, mein Herz, und singe!«

BARONIN, GRAF, BARON
zu Baculus
Welch Gebrülle! Seid Ihr toll?
Sagt, was das bedeuten soll?

BACULUS
Ich glaubt', es sollte mir gelingen,
Mich in sanften Schlaf zu singen.

GRAF, BARON
Schlaft, doch brüllet uns nichts vor.

BACULUS
Gut, so leg' ich mich aufs Ohr.

Bereitet sich zum Schlafen

GRAF
Wie steht das Spiel?

BARON
A point.

GRAF
A point! Wohlan!

Sie stellen sich wieder zum Spiel, der Graf will stossen. Es wird hinter der Szene geklingelt

GRAF
Die Gräfin klingelt.
Was will sie noch so spät?

BARON
auf den Grafen deutend
Da würd' es doch wohl schicklich sein,
Dass jemand zu ihr geht.

BARONIN
schnell
Gleich will ich hin zu ihr.

GRAF
schnell
Nein, bleibe, liebes Kind.
Für sich
Sie blieb am End' bei ihr.
Laut
Ich geh' zu ihr geschwind.
Rüttelt Baculus
He, Alter, schickt es sich, zu schlafen
In Gegenwart des Herrn Grafen?

BARON
für sich
Wie boshaft!

GRAF
Hübsch die Augen klar!

BARONIN
für sich
Zum Wächter stellt er ihn wohl gar.

GRAF
triumphierend, für sich
Nun sind sie mindstens nicht allein,
Da darf er auch nicht zärtlich sein.
ab

BARON
wirft das Queue aufs Billard und stürzt leidenschaftlich vor
Lass mich nicht in Zweifel schweben,
Denn du weisst, es gilt mein Leben,
Dass du willst dein Herz mir weihn,
Mein fürs ganze Leben sein.

GRAF
tritt wieder ein
Da bin ich wieder.

BARON
Verwünscht!

GRAF
Die Frau Gräfin möchte wissen,
Ob ihr Reitpferd wieder wohl.

BARON
Werde ihr zu Diensten stehn morgen früh.

GRAF
schnell
Nein, gleich, im Augenblick.

BARONIN
für sich
Aus dem Zimmer ihn zu treiben,
Ist sein Streben nur allein.

BARON
So geh' ich, doch nicht lange
Lass' ich beide hier allein.

GRAF
Aus dem Zimmer ihn zu treiben,
Ist mein Streben nur allein.

BACULUS
Keine Ruhe! Wohl, so will ich
In die Ohren ihnen schrein.

GRAF
Wie steht das Spiel?

BARON
mit Bezug auf die Baronin
A point!

BARONIN
schelmisch
A point!
Meine Liebe zu erringen,
Dürfte endlich ihm gelingen;
Mich, die Spröde, zu bezwingen,
Ist sein Streben nur allein!
Schmeichelhaft, ich muss gestehen,
Ist, sich so geliebt zu sehen,
Und ich glaube, dass sein Flehen
Nicht vergebens werde sein.

GRAF, BARON
Ihre Gunst mir zu erringen,
Wird mir sicher noch gelingen;
Diese Spröde zu bezwingen,
Streb' ich nur allein!
Noch will sie mich nicht verstehen,
Doch Geduld, wir werden sehen,
Und ich hoffe, dass mein Flehen
Nicht vergebens werde sein.

BACULUS
»Wach auf, mein Herz, und singe!«
Ach, wann werd' ich endlich sehen,
Dass die Herren schlafen gehen?
Denn bevor das nicht geschehen,
Wird kein Schlummer mich erfreun.

Schläft ein. Baron schnell ab

GRAF
Holdes Kind, willst du nicht sehen
Mich vor Liebe gleich vergehen,
Reiche, denn ich schmachte sehr,
Mir zum Kuss dein Mündchen her.

BARONIN
ihm entschlüpfend und zu Baculus laufend
Ach, der Herr will mich nur necken!

GRAF
Halt, mein Kind, was willst du tun?

BARONIN
Meinen Bräut'gam will ich wecken.

GRAF
Nicht doch, lass den Alten ruhn.

BARONIN
Ei was, es schickt sich nicht zu schlafen
In Gegenwart des Herren Grafen.

GRAF
sie verfolgend
Lass die Possen!

BARONIN
Soll ich schrein?

GRAF
Nur ein Küsschen.

BARONIN
Nein, nein, nein!

BARON
eilig eintretend
Da bin ich wieder.

GRAF
Verwünscht!

BARON
Dem Herrn Grafen hat's gefallen,
In April zu schicken mich.

GRAF
Ei, es sagte doch die Gräfin -

BARON
Nein, mein Herr, Sie irrten sich.

GRAF
Ei, da bitt' ich um Verzeihung,
Sicher hatt' ich mich verhört.

BARON
Wie steht das Spiel?

GRAF
mit Bezug, sich den Mund wischend
A point!

BARON
A point!

BARONIN
schelmisch
A point!

BARONIN, GRAF, BARON
Einer führt den andern an!

BACULUS
erwachend
Weil ich doch nicht schlafen kann,
Fange ich zu singen an:
»Wach auf, mein Herz, und singe!« usw.

BARONIN
Meine Liebe zu erringen, usw.

GRAF, BARON
Ihre Gunst mir zu erringen, usw.

BARON
Doch nun dächt' ich, wir beendeten
Das Spiel. Was meinen Sie?

GRAF
Gern.

BARON
für sich
Ich geh' nicht von der Stelle.

GRAF
für sich
Ich bleib' hier bis morgen früh.

Beide fangen wieder zu spielen an

BARONIN
beiseite
In der Tat, ich bin begierig,
Wie sich end'gen wird die Szene.

BACULUS
Sie fangen wieder an! Noch keine Ruh!
Mir fallen wahrlich vor Schlaf die Augen zu.

BARON
stösst
Wenn nur ein Ballen mir geläng'!

GRAF
Sie spielen ohne all Dessein.

BARON
Ohne Dessein? Da muss ich lachen.

GRAF
Dieser Ballen war zu machen.

BARON
Der gehört ja gar nicht mein.

GRAF
Herr, was reden Sie für Sachen?

BARON
Lassen wir das Spielen sein.
Sie sind Streiter!

BARON
Oder Sie!

GRAF
Sie!

BARON
Sie!

GRAF
Sie!

BEIDE
Sie!

Durch das Demonstrieren mit den Queues berühren sie die Lampe, der Schieber fällt herab, und die Bühne wird dunkel

ALLE VIER
Das ist das Ende von dem Streit,
Nun sitzen wir in Dunkelheit.

GRAF
für sich
Das ist mir lieb!

BARON
Fataler Streich!

BARONIN
Das geht zu weit!

BACULUS
Welch tolles Zeug!

GRAF
Zu mir, mein Kind, ich suche dich!

BARON
Zu mir, mein Kind, ich schütze dich!

BARONIN
Gefährlich wird es nun für mich!

BACULUS
Nun haschen sie im Dunkeln sich!

Mit den Worten »Das ist mir lieb« schlüpft der Graf zur Baronin; diese entwischt ihm und läuft bei Baculus vorbei, um das Billard herum, der Graf ihr nach, hinter ihm der Baron; nachdem sich alle drei einigemal herumgejagt, jedoch ohne sich zu fassen, tritt die Gräfin im Negligé aus ihrem Zimmer und gerade zwischen den Grafen und die Baronin. Ersterer umarmt die Gräfin, in der Meinung, die Baronin erwischt zu haben; der Baron schiesst vorbei und packt den sich eben vom Stuhl erhebenden Baculus, ihn festhaltend. Zu gleicher Zeit tritt durch die Haupttür Pancratius mit Licht ein, die Gruppe beleuchtend.


FÜNFZEHNTER AUFTRITT
Die Vorigen. Gräfin. Pancratius

Graf und Baron, ihren Irrtum erkennend, stehen beschämt

PANCRATIUS
spricht
Hier ist ja ein Geschrei wie närr'sch!

GRÄFIN
singt
Welch unruhvolles Treiben!
Wer störte meinen Schlummer?

BARON
verlegen
Wir spielten.

GRAF
ebenso
Wir spielten.

GRÄFIN
Aha!

GRAF
Und kamen sehr in Rage.

BARONIN
vortretend
Ich strickte!

BACULUS
Ich nickte!

GRÄFIN
Aha!

GRAF
Das gab Karambolage.

GRÄFIN
Das leuchtet mir schon ein.
Nur glaub' ich, dass Ihr Spiel
Der holden Jungfrau viel
Von ihrem Schlummer raubt;
Drum sei es ihr vergönnt,
Der sichern Ruh' zu pflegen
Bei mir, auf meinem Zimmer.
Sie haben nichts dagegen?

Baronin küsst der Gräfin die Hand und tritt auf ihre Seite

BACULUS
Ei, ein gewagter Schritt!
Jetzt nimmt sich die Frau Gräfin
Gar den Studenten mit.

GRÄFIN, BARONIN
Wie ein Schlag aus heitern Höhen
Traf mein / ihr Wort, und beide stehen
Sie beschämet da vor mir / ihr.
Darum müssen ohne Säumen
Sie den Unmut nun verträumen,
Heut bezähmen die Begier.
Gute Nacht! Gute Nacht! Gute Nacht!

GRAF UND BARON
Wie ein Schlag aus heitern Höhen
Traf ihr Wort, und beide stehen
Wir beschämet da vor ihr.
Darum wollen ohne Säumen
Wir den Unmut nun verträumen,
Heute bezähmen die Begier.
Gute Nacht! Gute Nacht!
Ärgerlich mit dem Fusse stampfend.
Gute Nacht!

BACULUS
Wie ein Schlag aus heitern Höhen
Traf ihr Wort, und beide stehen
Sie beschämet da vor ihr.
Beide wachten ohne Säumen
Auf aus ihren Liebesträumen,
Wüssten sie Bescheid gleich mir.
Gute Nacht! Gute Nacht! Gute Nacht!

Graf begleitet die Gräfin bis an die Tür ihres Zimmers; sie geht mit der Baronin hinein; der Graf zur Haupttür ab. Pancratius folgt ihm


SECHZEHNTER AUFTRITT
Baron. Baculus

BARON
tut, als ob er folge und kehrt dann um; für sich
Wahrhaftig, lebten wir noch in finstern Zeiten, so würde ich glauben, das Mädchen habe mir einen Liebestrank gegeben. Laut. He, Schulmeister!

BACULUS
Noch keine Ruhe! Was beliebt?

BARON
Ich habe Euch einen Vorschlag zu machen. Wenn ihr einwilligt, so geb' ich Euch mein Wort, dass Ihr nicht allein Euer Amt behalten, sondern noch tausend Taler obendrein verdienen sollt.

BACULUS
Ei der Tausend! Wie denn das?

BARON
Wollt Ihr mir Eure Braut abtreten?

BACULUS
Meine Braut? Ei beileibe! Was will der Herr denn mit meiner Braut anfangen?

BARON
Ich will sie heiraten. Das holde Wesen machte gleich, als ich sie in Eurem Dorfe sah, einen tiefen Eindruck auf mich.

BACULUS
Das glaub' ich wohl, aber ich habe meine Braut lieb.

BARON
Sind Euch tausend Taler nicht noch lieber?

BACULUS
überlegend
Tausend Taler? Nein, Herr Stallmeister, tausend Taler sind mir nicht lieber.

BARON
Aber zweitausend?

BACULUS
Zweitausend? Für sich. Potz Adam Riese und Pestalozzi! Laut. Nein, auch zweitausend Taler sind mir nicht lieber.

BARON
Aber fünftausend?

BACULUS
Fünftausend! - Alle Wetter, Herr Stallmeister, wenn das Ihr Ernst ist und meine Braut nichts dawider hat -

BARON
Ihr müsst sie zu überreden suchen.

BACULUS
Das wird schwerhalten, sie liebt mich unmenschlich, in acht Tagen sollte ja unsre Hochzeit sein. Wie wär' es denn, wenn ich sie erst auf ein Jahr heiratete, und wir machten hernach das Geschäft ab?

BARON
Wo denkt Ihr hin! Morgen oder nie! Morgen mit dem frühesten.

BACULUS
In Gottes Namen denn, ich will's versuchen. Aber geben Sie acht, sie wird nicht wollen.

BARON
Sie wird wollen - wir sind schon halb und halb einig.

BACULUS
So? Das wär' der Teufel!

BARON
Überlegt es wohl! Mit fünftausend Talern könnt Ihr Euch ein schönes Gütchen kaufen, und Bräute gibt's ja noch genug in der Welt. Morgen mit dem frühesten erwarte ich Euren Entschluss.

Geht ab


SIEBZEHNTER AUFTRITT
Baculus allein

Nr. 12 - Arie

BACULUS
Fünftausend Taler! Fünftausend Taler!
Träum' oder wach' ich? Zittre und zag' ich?
Wein' oder lach' ich? Götter, was mach' ich?
Wahr bleibt es ewig doch, das Glück ist kugelrund,
Vor kurzem war ich noch ein rechter Lumpenhund;
Nicht sehr viel mehr als Mensch und Christ,
Und nun auf einmal - Kapitalist!
Dir dank' ich, ew'ges Fatum,
Jetzt meines Glückes Statum!
überlegend
Doch wenn Gretchen, tränenvoll,
Mich um Gottes willen bittet,
Dass ich sie behalten soll?
Wenn sie schmeichelt und mich streichelt,
Was bis jetzt noch nie geschah;
Wenn sie jammert, mich umklammert?
Lieber Gott, was mach' ich da?
zum Publikum
Tun Sie mir den einz'gen Gefallen und sagen Sie mir; was mach' ich da?
nach kurzem Bedenken
Kann alles nicht helfen, ich schlage sie los,
Denn fünftausend Taler sind gar zu viel Moos.
Doch nun heisst es überlegen,
Was fang' ich mit Gottes Segen,
Mit dem Kapitale an?
Soll ich ein Gelehrter bleiben
Oder 's Merkantilsche treiben?
Baue ich mir ein Palais
Oder werde Kneipier?
Kaufe ich mir Staatspapiere
Oder schenk' ich bayr'sche Biere?
Treibe ich Ökonomie, baue ich ein Tivoli?

Doch warum die Zeit jetzt töten
Und mit Plänen martern mich?
Habe ich erst die Moneten,
Findet schon das Weitre sich.
Fünftausend Taler! Das ist ein Wort,
So voluminös, so numerös,
So pekuniös und so famös!
Beschlossen ist's im Weltenplan,
Ich werd' ein hochberühmter Mann!
Es sauset und brauset, es sumset und brumset,
Es schimmert und flimmert, es krabbelt und zappelt
Im Körper, vor Augen und Ohren mir.
Beschlossen ist's im Weltenplan,
Ich werd' ein hochberühmter Mann!

Geht rasch und aufgeblasen ab


最終更新:2018年09月18日 14:19